JPH0352427Y2 - - Google Patents

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JPH0352427Y2
JPH0352427Y2 JP1987135227U JP13522787U JPH0352427Y2 JP H0352427 Y2 JPH0352427 Y2 JP H0352427Y2 JP 1987135227 U JP1987135227 U JP 1987135227U JP 13522787 U JP13522787 U JP 13522787U JP H0352427 Y2 JPH0352427 Y2 JP H0352427Y2
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JP
Japan
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shoe
partition plate
hot air
vertical partition
air generator
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JP1987135227U
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JPS6439040U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内部に温風発生機を設置してなる乾燥
機能付下駄箱に関するものである。
(従来の技術) 従来から、下駄箱内には湿気や臭気が溜り易
く、雨等で濡れた靴をそのまま下駄箱内に収納す
ると下駄箱内が湿気をおびて結露や黴が発生し、
履物を短期間でいためてしまう虞れがあると共に
黴や異臭が内部に充満して開扉した際に外気に発
散し、環境を悪化させるという問題点があつた。
このような湿気等による問題点をなくするため
に、下駄箱内に温風を発生させる乾燥器を設置し
て下駄箱内の靴等の履物を乾燥させるように構成
したものが種々提案されており、例えば、実公昭
60−24198号公報に記載されているように、履物
を載置する棚板の内部を送風ダクトに形成して該
ダクトに連通する吹出し口を棚板下面に設け、こ
の吹出し口から下方の履物の開口端に向かつて温
風を吹きつけるように構成したものが広く採用さ
れている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構造の下駄箱によれ
ば、次に列記するような問題点がある。
(a) 棚板の中空内部に温風を供給するので、棚板
が強制的に加熱されることになり、該棚板が木
質板で形成している場合には、その上面板部が
履物から水分により湿気を含んだ状態にあるの
に対して下面板部が乾燥状態となるので、棚板
に反りが生じて変形する虞れがあり、又、靴を
収納していない部分は過乾燥となる。
(b) 各棚板に送風用ダクトを形成してこれらの送
風ダクトを送風機の送風口に連結しているため
に、送風経路が複雑になり、組立てが困難とな
つて熟練を要すると共に、棚板の位置変更が困
難である。
(c) 棚板の内部に空気通路を形成しているため
に、棚板全体が厚くなり、それだけ収納空間が
狭くなる。
(d) 棚板下面より温風を靴に向かつて吹き付ける
ために、棚板が空気の流れを阻害し、靴からの
臭いが湿気と共に棚板に吸着して臭いが残る。
(e) 本皮靴は急速に乾燥させると皮革が硬くなり
且つ形崩れが生じ易い一方、スノーブーツや運
動靴は早く乾燥させたいという要望があるが、
上記した従来手段ではこれに対応することがで
きない。
本考案はこのような問題点を解消した下駄箱野
提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の下駄箱は
実施例に対応する図面に示すように、下駄箱本体
1内を中空の縦仕切板2によつて温風発生機3を
上部空間に取付けた温風発生機設置室4と靴収納
室5とに分割し、この縦仕切板2の靴収納室5側
の側面板2aに靴収納室5に向かつて上下方向に
分散して連通した複数個の空気吹出し口9を設け
ると共に温風発生機3の送風口に可撓性を有する
送風パイプ11を連結して該送風パイプ11を上
記縦仕切板2の中空内部8と温風発生機設置室4
内とに切り換え自在に連通させるように構成した
ことを特徴とするものである。
(作用) 温風発生機3の送風パイプ11を縦仕切板2の
中空内部8に連結させた状態にして温風発生機3
を作動させると、該温風発生機3からの温風は送
風パイプ11を通して縦仕切板2の中空内部8に
供給されたのち、縦仕切板2の側面板2aに設け
た空気吹出し口9から靴収納室5の棚板間に水平
方向に流出し、靴収納室5の内部温度を全体的に
緩やかに上昇させて内部の履物を徐々に乾燥させ
る。
又、送風パイプ11を縦仕切板2の中空内部8
に対して取外し、温風発生機設置室4側に垂下さ
せてその先端を該設置室4内に載置した履物の開
口端に臨ませると、履物を一足宛、急速に乾燥さ
せることができる。
(実施例) 本考案の実施例を図面について説明すると、1
は下駄箱本体で、左右両側板2a,2bの外周縁
間を枠材で連結してなる中空パネル形状の縦仕切
板2によつてその内部を左右の室に2分割してあ
り、一方の室を温風発生機3の設置室4に形成し
ていると共に他方の室を温風発生機設置室4より
も広い靴収納室5に形成してある。
靴収納室5内には複数段の棚板6,6……6を
その前後両端が下駄箱本体1の開閉扉(図示せ
ず)と背面板に対して適宜の隙間を存した状態で
配設していると共に、上記温風発生機3は設置室
4内の上端部において下駄箱本体1の天板下面に
取付けられており、該温風発生機3から下方の設
置室4の空間部には、高さ調整可能な棚板7を配
設してある。
又、縦仕切板2は前述のように内部8を中空に
形成されていると共に、靴収納室5側に面する側
面板2aに中空内部8から棚板6の各段空間部に
連通する複数個の空気吹出し口9を各段毎に横一
列に穿設してある。なお、この吹出し口9には、
吹出し部を選択できるように閉鎖板を開閉自在に
取付けておいてもよい。
さらに、温風発生機設置室4側に面する縦仕切
板2の他側面板2bの上端部には、中空内部8と
設置室4とを連通させる二個の開口部10,10
を穿設してある。
11,11は温風発生機3の送風口3aにその
上端開口部を接続した可撓性を有する適宜長さの
一対の送風パイプで、その先端開口部を前記縦仕
切板2の開口部10に脱着可能に連結してある。
このように構成したので、送風パイプ11,1
1を縦仕切板2の開口部10,10に夫々連結し
た状態で温風発生機3を作動させて送風パイプ1
1を通じ、縦仕切板2の中空内部8に温風を吹き
込むと、該温風は中空内部8において加圧されて
空気吹出し口9から靴収納室5の各棚板6上に水
平に吹き出し、靴収納室5内を全体的に緩やかに
温度上昇させて棚板6に載置された靴等の履物表
面を徐々に均一に乾燥させると共にこの温風は各
棚板の前後の隙間や下駄箱本体1の扉等の隙間を
通して外部に排出される。
なお、縦仕切板2の上端部に靴収納室5と温風
発生機3の吸引口とを連通させる開口部を設けて
おけば、温風を靴収納室5内で循環させながら該
開口部から温風発生機3へと還流させることがで
きる。
又、送風パイプ11,11を縦仕切板2の開口
部10,10から取外して温風発生機設置室5内
の棚板7上に載置したブーツ等の履物の開口端に
挿入すると、温風発生機3から送風パイプ11,
11を通して履物内に集中的に温風が供給され、
履物が急速に乾燥するものである。
(考案の効果) 以上のように本考案の乾燥機能付下駄箱によれ
ば、下駄箱本体1内を中空の縦仕切板2によつて
温風発生機3を上部空間に取付けた温風発生機設
置室4と靴収納室5とに分割し、この縦仕切板2
の靴収納室5側の側面板2aに靴収納室5に向か
つて上下方向に分散して連通した複数個の空気吹
出し口9を設けると共に温風発生機3の送風口に
可撓性を有する送風パイプ11を連結して該送風
パイプ11を上記縦仕切板2の中空内部8と温風
発生機設置室4内とに切り換え自在に連通させる
ように構成しているので、送風パイプ11を縦仕
切板2の中空内部8に連結、連通させて該中空内
部8を通じて靴収納室5内に温風を供給すれば、
空気吹出し口から棚板間に水平方向に流出し、靴
収納室5内の空気を全体に緩やかに均一に温度上
昇させて本革靴のように徐々に乾燥させる必要が
ある履物に対し、収納状態のまま均一に温風を作
用させて効果的な乾燥を行うことができ又、送風
パイプ11を縦仕切板2から取外して温風発生機
設置部4内に垂下させ、その開口端を設置部内に
収納した履物の開口部に臨ませることによつて早
く乾燥したい履物の急速乾燥を可能にするもので
あり、このように、通常は靴収納室5内を全体的
に均一に乾燥して湿気が発生するのを防止しなが
ら乾燥状態に保持すると共に履物を至急に乾燥し
たい場合には送風パイプ11を履物に直接挿入す
るか吹きつけるという、一台の温風発生機3で2
通りの乾燥方法を実施することができるものであ
る。
さらに、温風発生機設置室4と靴収納室5とは
縦仕切板2によつて仕切られているので、急速乾
燥を行う時に発生する湿気は靴収納室5内に流入
することがなく、従つて、靴収納室5内の履物に
湿気による影響を与えることがない。
また、温風発生機3を上部空間に取付けてある
ので、送風パイプ11を靴の中に挿入させる場合
には、上方から引き伸ばすだけで靴の中に容易に
届かせることができて、使い勝手がよく、かつ、
送風パイプ11を屈曲並びに伸縮自在に形成する
ことによつて、長靴、短靴に応じた急速乾燥を行
うことができる。
さらに本考案によれば、仕切板2を中空に形成
してこの中空内部に温風発生機3の送風パイプ1
1を連通させると共に縦仕切板2に設けた空気吹
出し口9を靴収納室5側に開口させているので、
この縦仕切板2によつて送風路を形成できるか
ら、靴収納室5内に対する棚板の配置や増減を自
由に行うことができると共に棚板を薄く形成して
履物収納スペースを広くとることができる。
又、温風発生機3からの送風循環路は、縦仕切
板2に対してのみ送風機3の連結を行うだけで形
成できるので、何等の熟練を要することなく極め
て容易に組立てができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
靴乾燥室側に温風を供給している状態の簡略縦断
正面図、第2図は温風発生機設置室側に温風を供
給している状態の簡略縦断正面図である。 1……下駄箱本体、2……縦仕切板、2a……
側面板、3……温風発生機、4……設置室、5…
…靴収納室、6,7……棚板、8……中空内部、
9……空気吹出し口、10……開口部、11……
送風パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に温風発生機3を設置してなる乾燥機能付
    下駄箱において、下駄箱本体1内を中空の縦仕切
    板2によつて温風発生機3を上部空間に取付けた
    温風発生機設置室4と靴収納室5とに分割し、こ
    の縦仕切板2の靴収納室5側の側面板2aに靴収
    納室5に向かつて上下方向に分散して連通した複
    数個の空気吹出し口9を設けると共に温風発生機
    3の送風口に可撓性を有する送風パイプ11を連
    結して該送風パイプ11を上記縦仕切板2の中空
    内部8と温風発生機能設置室4内とに切替え自在
    に連通させるように構成したことを特徴とする乾
    燥機能付下駄箱。
JP1987135227U 1987-09-04 1987-09-04 Expired JPH0352427Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987135227U JPH0352427Y2 (ja) 1987-09-04 1987-09-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987135227U JPH0352427Y2 (ja) 1987-09-04 1987-09-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6439040U JPS6439040U (ja) 1989-03-08
JPH0352427Y2 true JPH0352427Y2 (ja) 1991-11-13

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ID=31394669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987135227U Expired JPH0352427Y2 (ja) 1987-09-04 1987-09-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54164024U (ja) * 1978-05-09 1979-11-16
JPS60189228U (ja) * 1984-05-26 1985-12-14 小泉産業株式会社 乾燥機付き下駄箱

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Publication number Publication date
JPS6439040U (ja) 1989-03-08

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