JPH0352184A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク装置に関し、特に、清浄空気循環
型の磁気ディスク装置に関する。 〔従来の技術Ｊ 第２図に従来技術の磁気ディスク装置を示す。 図において、ｌは磁気ディスク装置の本体を構或するハ
ウジングを示し、該ハウジングｌは浅底のケース状に形
或されたハウジング本体２と、該ハウジング本体２を上
側から旋蓋した蓋体（図示せず）とからなり、該ハウジ
ング本体２、蓋体間で内部を密閉する構造になっている
．３はハウジングｌ内に設けられた磁気ディスクを示し
、該磁気ディスク３はスピンドルモータ（図示せず）の
回転軸４にディスククランプ５等を介して固着され、回
転軸４により矢示Ａ方向に高速回転されるようになって
いる。なお、回転軸４には１枚または複数枚の磁気ディ
スク３が固着される。 ６はハウジング本体２の底部２Ａ上に設けられたスウィ
ングアーム式の磁気ヘッド移動機構を示し、該磁気ヘッ
ド移動機構６は、底部２Ａ上にビボット軸７を介して揺
動可能に設けられたアームアッシイ８と、底部２Ａ上に
設けられ、該アームアッシイ８を矢示Ｂ方向に揺動させ
るボイスコイルモータ９とから大略構成されている。ｌ
Ｏはアームアッシイ８の先端に取付けられた磁気ヘッド
を示し゜、該磁気ヘッド１０はアームアッシイ８と共に
磁気ディスク３の半径方向（矢示Ｂ方向）に揺動され、
磁気ディスク３の任意のトラックに情報の書込み、読出
しを行うようになっている。 １１は磁気ディスク３の近傍に位置してハウジング本体
２の底部２Ａ上に設けられた除塵フィルタを示し、該除
塵フィルタ１１は磁気ディスク３の回転によって発生す
る矢示Ｃ方向の空気流の途中に配設され、この空気流中
の塵埃を除去することによってハウジング１内の空気を
清浄化するようになっている。ここで、該除塵フィルタ
１１は、ハウジング本体２の底部２Ａ上に固定されたフ
ィルタケースＩＩＡと、該フィルタケース１１Ａ内に設
けられたフィルタエレメントＩＩＢとからなり、該フィ
ルタエレメントＩＩＢはそのメッシュ径が小さく、ハウ
ジングｌ内の比較的小さい塵埃も除去できるようになっ
ている．このように構成される磁気ディスク装置では、
スピンドルモータの回転軸４によって磁気ディスク３を
矢示Ａ方向に高速回転させつつ、磁気ヘッド移動機構６
によって磁気ヘッド１０を矢示Ｂ方向にシークさせ、磁
気ディスク３の任意のトラック上に情報の書込み、読出
しを行う。この場合、磁気ヘッド１０は磁気ディスク３
の高速回転によって発生する空気流により磁気ディスク
３のディスク面から僅かに浮上し、ディスク面に対して
非接触状態で情報の書込み、読出しを行う．一方、磁気
ディスク３の高速回転によって発生する空気流はハウジ
ング１内を矢示Ｃ方向に循環し、除塵フィルタ１１を通
過するときに空気流中の塵埃が除去される．即ち、ハウ
ジングｌ内に浮遊する塵埃は高速回転する磁気ディスク
３のディスク面と磁気ヘッド１０との間に侵入し、ディ
スク面を損傷するばかりでなく、磁気ヘッド１０のヘッ
ドクラッシュ等の事故につながることがある。そこで、
ハウジング１内の塵埃を除塵フィルタ１１で除去するこ
とによって、ハウジング１内の空気を清浄化し、清浄度
クラス１００以上に保つようにしている。

【発明が解決しようとする課題】

ところで、上述した従来技術では、除塵フィルタ１１の
フィルタケースＩＩＡ内にメッシュ径の小さいフィルタ
エレメントＩＩＢを配設し、ハウジング１内の比較的小
さな塵埃をも捕集、除去する構成としているから、塵埃
の捕集効率は高いものの、フィルタエレメントＩＩＢの
目が非常に細かいために目詰り等が発生し易くなる上に
、圧力損失が大きくなって空気の透過率が悪く、ハウジ
ング１内の全ての空気が除塵フィルタ１１を通過するの
に比較的長い時間を必要とし、磁気ディスク装置の起動
初期にヘッドクラッシュ等の事故を起こし易いという問
題がある。 本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので
、本発明はハウジング内の塵埃を比較的短時間で除去す
ることができ、ヘッドクラッシュ等の事故が発生するの
を効果的に防止できるようにした磁気ディスク装置を提
供するものである。

【課題を解決するための手段〕

上述した課題を解決するために本発明が採用する構成の
特徴は、ハウジング内に、磁気ディスクの回転によって
発生する空気流の途中に位置し、この空気流中の塵埃を
除去する少なくとも２個以上の除塵フィルタを設け、該
各除塵フィルタをそれぞれメッシュ径の異なるフィルタ
エレメントによって構成したことにある． 【作用】 上記構成により、ハウジング内を循環する空気の大部分
はメッシュ径の大きいフィルタエレメントをスムーズに
通過して、比較的大きな塵埃を迅速に除去でき、比較的
小さな塵埃はメッシュ径の大きいフィルタエレメントを
通過したとしても、メッシュ径の小さいフィルタエレメ
ントによって除去することができる。

【実施例】

以下、本発明の実施例を第１図に基づいて説明する。な
お、実施例では前述した第２図に示す従来技術と同一の
構或要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。 図中、２１．２２はハウジング本体２の底部２Ａ上に設
けられた除塵フィルタを示し、該除塵フィルタ２１．２
２は磁気ディスク３の高速回転によって発生する矢示Ｃ
方向の空気流の途中に位置し、磁気ディスク３の外周と
ハウジング本体２の側壁との間に空気流に対して並列と
なるように配設されている。ここで、該除塵フィルタ２
１．２２はそれぞれ、ハウジング本体２の底部２Ａに固
定されたフィルタケース２１Ａ．２２Ａと、該フィルタ
ケース２１Ａ，２２Ａ内に設けられたフィルタエレメン
ト２１Ｂ，２２Ｂとからなり、フィルタエレメント２１
Ｂは従来技術で述べた除塵フィルタ１１のフィルタエレ
メントＩＩＢと同様にメッシュ径の小さいものが選定さ
れている．また、除塵フィルタ２２のフィルタエレメン
ト２２Ｂはフィルタエレメント２１Ｂよりもメッシュ径
が大きく、空気流中の比較的大きな塵埃を除去し、微小
な塵埃は通過させるようになっている。そして、メッシ
ュ径の小さい除塵フィルタ２１のフィルタエレメント２
１Ｂは空気流中の比較的小さな塵埃を除去し、フィルタ
エレメント２２Ｂに比較して塵埃の捕集効率は高いもの
の、メッシュ径が小さいために空気流の圧力損失が大き
くなり、ハウジングｌ内を矢示Ｃ方向に循環する空気流
の大部分は除塵フィルタ２２のフィルタエレメント２２
Ｂを通過するようになる。 本実施例による磁気ディスク装置は上述の如き構成を有
するもので、その基本的作動については従来技術による
ものと格別差異はない．然るに本実施例では、磁気ディ
スク３の外周とハウジング本体２の側壁との間に位置し
て、ハウジング１内を矢示Ｃ方向に循環する空気流の途
中に除塵フィルタ２１．２２を並列に設け、該除塵フィ
ルタ２１．２２をメッシュ径の小さいフィルタエレメン
ト２１Ｂ，メッシュ径の大きいフィルタエレメント２２
Ｂで構成したから、当該磁気ディスク装置の起動時に磁
気ディスク３の回転によって発生する矢示Ｃ方向の空気
流はその大部分がメッシュ径の大きい除塵フィルタ２２
を比較的スムーズに通過し、ハウジングｌ内の全ての空
気を比較的短時間で除塵フィルタ２１．２２を介して矢
示Ｃ方向に流通させることができる．そして、この空気
中の塵埃は空気流が除塵フィルタ２１．２２を通過する
ときに、フィルタエレメント２１Ｂ，２２Ｂによって即
座に除去でき、微小な塵埃がフィルタエレメント２２Ｂ
を通過したとしても、この場合の塵埃は微小な粒子であ
るから、即座にヘッドクラッシュ等の事故を発生させる
ことはなく、空気流の再循環時に除塵フィルタ２１側で
順次除去でき、当該磁気ディスク装置の起動時にハウジ
ング１内の空気を比較的短時間で清浄化することができ
る。 従って、本実施例によれば、当該磁気ディスク装置の起
動時にハウジング１内の塵埃を除塵フィルタ２１．２２
によって短時間で除去でき、ヘッドクラッシュ等の事故
が発生するのを効果的に防止でき、装置の信頼性や寿命
を向上できる等種々の効果を奏する。 なお、前記実施例では、除塵フィルタ２１．２２をハウ
ジング本体２の底部２Ａに設けるものとして述べたが、
これに替えて、除塵フィルタ２１．２２をハウジング１
の蓋体側に設けるようにしてもよく、除塵フィルタ２１
．２２を互いに離間させて設けてもよい．また、ハウジ
ング１内には３個以上の除塵フィルタを設け、それぞれ
のメッシュ径を変えるようにしてもよい。 さらに、前記実施例ではメッシュ径の小さい除塵フィル
タ２１を磁気ディスク３側に近接させて設けるものとし
て述べたが、これに替えて、メッシュ径の大きい除塵フ
ィルタ２２を磁気ディスク３側に近接させて設けるよう
にしてもよい。また、除塵フィルタ２１．２２のフィル
タケース２１Ａ，２２Ａは必ずしも別部材である必要は
なく、共通のフィルタケース内にフィルタエレメント２
１Ｂ，２２Ｂを、例えば並列に設けてもよいことは勿論
である． また、前記実施例では、除塵フィルタ２１．２２を横方
向に並べて配設した場合を例に挙げて説明したが、これ
に替えて、除塵フィルタ２１．２２を上，下に重ねて設
けるようにしてもよく，この場合でもフィルタケース２
１Ａ，２２Ａは別体に形成してもよく、一体に形成して
もい。 さらに、前記実施例ではスウィングアーム式の磁気ヘッ
ド移動機構６を設けた場合を例にあげて説明したが、本
発明はこれに限らず、例えばリニア型の磁気ヘッド移動
機構を設けたものにも適用できる。 〔発明の効果〕 以上詳述した通り本発明によれば、ハウジング内に少な
くとも２個以上の除塵フィルタを設け、これらをメッシ
ュ径の異なるフィルタエレメントによって構成したから
、ハウジング内の大部分の空気はメッシュ径の大きい除
塵フィルタをスムーズに通過して，ハウジング内の全て
の空気が各除塵フィルタを通過する時間を短縮でき、ハ
ウジング内の空気を短時間で清浄化することができる上
に、ヘッドクラッシュ等の問題を解消でき、信頼性を向
上できる等、種々の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す蓋体を取外した状態の磁
気ディスク装置の平面図、第２図は従来技術を示す第１
図と同様の平面図である。 １・・・ハウジング、２・・・ハウジング本体、３・・
・磁気ディスク、４・・・回転軸、１０・・・磁気ヘッ
ド、２１．２２・・・除塵フィルタ、２１Ｂ，２２Ｂ・
・・フィルタエレメント。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内部が密閉構造になったハウジングと、該ハウジング内
   に回転可能に設けられた磁気ディスクと、前記ハウジン
   グ内に設けられ、該磁気ディスクに対し情報の書込み、
   読出しを行う磁気ヘッドとからなる磁気ディスク装置に
   おいて、前記ハウジング内には、前記磁気ディスクの回
   転によって発生する空気流の途中に位置し、この空気流
   中の塵埃を除去する少なくとも２個以上の除塵フィルタ
   を設け、該各除塵フィルタはそれぞれメッシュ径の異な
   るフィルタエレメントによって構成したことを特徴とす
   る磁気ディスク装置。