JPH0352045Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0352045Y2
JPH0352045Y2 JP17400186U JP17400186U JPH0352045Y2 JP H0352045 Y2 JPH0352045 Y2 JP H0352045Y2 JP 17400186 U JP17400186 U JP 17400186U JP 17400186 U JP17400186 U JP 17400186U JP H0352045 Y2 JPH0352045 Y2 JP H0352045Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emphasis
input terminal
resistor
capacitor
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17400186U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6381425U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17400186U priority Critical patent/JPH0352045Y2/ja
Publication of JPS6381425U publication Critical patent/JPS6381425U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0352045Y2 publication Critical patent/JPH0352045Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はFM伝送に使用されるエンフアシス回
路のうち送信側で用いられるプリエンフアシス回
路に関する。
〔従来の技術〕
エンフアシス回路はFM伝送における信号対雑
音比の改善のために使用される。一般にエンフア
シス回路の特性はTマイクロセカンドという表し
方で規定される。また、通信衛星を使用した国際
間通信においては、CCITT勧告(J.17)で規定
されたエンフアシス回路が使用されている。近
年、衛星通信は国際間通信のみならず、地域通信
(国内通信)にも使用されてきており、そのため
に種々のエンフアシス特性に簡単に変更できるこ
とが望まれる。
従来のこの種の回路例を第2図および第3図に
示す。ここでは3種類のプリエンフアシス特性の
うちの1つを選択して設定することができるもの
を示している。
なお、本明細書では、抵抗やコンデンサの符号
はそのまま抵抗値及び静電容量値を示すものとす
る。
第2図の回路について説明する。
この回路は演算増幅器10に対して3対の端子
12と13,14と15,16と17を設け、各
端子には抵抗R1,R3,R5及びR7とコンデンサ
C1,C2,C3を接続している。図においてR2は抵
抗、1は入力端子、2は出力端子である。
この回路では、端子12,13間を接続した時
はT1マイクロセカンド、端子14,15間の時
はT2マイクロセカンド、端子16,17間の時
はCCITT勧告(J.17)のプリエンフアシス特性
が得られる。
それぞれのプリエンフアシス回路について、第
4図,第5図により説明する。
第4図の回路は演算増幅器10、2個の抵抗
R1,R2、およびコンデンサCで構成されたTマ
イクロセカンドのプリエンフアシス回路である。
この回路の利得は下式で表される。
G=−R2/R1×(1+jωCR1) |G|=R2/R1×√1+()2 (T=CR1) クロスオーバー周波数(x)にて|G|=1で
あるから R1/R2=√1+(x2 (ωx=2πfx) ∴R1=R2√1+(x2 第5図の回路は演算増幅器10、3個の抵抗
R2,R5,R7、コンデンサCで構成されたCCITT
勧告(J.17)により規定された特性を有するプリ
エンフアシス回路である。この回路の利得は下式
で表される。
G=−R/R×1+jωC(R5+R7)/1+jωCR7 一方、CCITT勧告(J.17)により規定される
プリエンフアシス特性は次式のとおりである。ク
ロスオーバー周波数は1.42KHKzである。
したがつて、 C(R5+R7)=1/3000 (R5+R7)R7=75 R2(R5+R7)/R5R7=2.9174 上の3式より、 R5=2.948×10-4/C R2=9.932×10-5/C R7=3.849×10-5/C 以上の計算式を第2図に適用すると、各定数は
1つの定数を適当に定めると順次算出できる。例
えば、コンデンサC3の静電容量を決めると、各
定数は以下の式で求めることができる。
R2=9.932×10-5/C3 R5=2.948×10-4/C3 R7=3.849×10-5/C3 R1=R2√1+(x1 12 C1=T1/R1 R3=R2√1+(x2 22 C1=T1/R3 これらの式から、各プリエンフアシス回路のク
ロスオーバー周波数における利得を1に揃えるに
は各抵抗の抵抗値はもちろん、各コンデンサの静
電容量もそれぞれ異なつた値に設定する必要があ
る。送信側の変調信号を受信側で忠実に復元させ
るために、プリエンフアシス特性は精度の高いも
のが要求される。必然的にプリエンフアシス回路
を構成する抵抗、コンデンサは高精度のものが要
求される。しかも、各コンデンサの静電容量は互
いに関連するので、それぞれ複数のコンデンサが
必要となる。
次に第3図の例について説明する。このプリエ
ンフアシス回路は、演算増幅器10及び信号入力
端子1、信号出力端子2間に夫々接続した抵抗
R1〜R7とコンデンサCとを切替スイツチ3で切
替て選択的に接続可能に構成したものである。
このプリエンフアシス回路では、基本となる第
4図並びに第5図のプリエンフアシス回路のコン
デンサの静電容量は一定値に固定し、各抵抗R1
〜R7の抵抗値を切替スイツチ3により変化させ
て、各種のプリエンフアシス特性を得ている。各
抵抗の抵抗値は、コンデンサCの静電容量を適当
に決めれば以下の式で表される。
R1=T1/C R3=T2/C R5=2.948×10-4/C R6=9.932×10-5/C R7=3.849×10-5/C このプリエンフアシス回路は、1個のコンデン
サで実現でき、かつ静電容量を任意に決められ
る。しかしながら、プリエンフアシス特性を変更
するために多連の切替スイツチが必要であり、構
成が複雑である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来のプリエンフアシス回路は、各種
のプリエンフアシス回路を構成するコンデンサの
静電容量が互いに関連するので高価な精度の高い
コンデンサを多数必要としたり、あるいはコンデ
ンサ1個で各種のプリエンフアシス特性を実現す
るために各プリエンフアシス回路を構成する各抵
抗の抵抗値を変化しなけらばならないため切替が
複雑になるという問題がある。
本考案は容易にプリエンフアシス特性を変更で
き、しかも高価な精度の高いコンデンサの使用数
を減らして安価に構成できるプリエンフアシス回
路を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のプリエンフアシス回路は、反転入力端
子を有する演算増幅器と、この反転入力端子と信
号入力端子との間に直列接続した抵抗及びコンデ
ンサと、前記信号入力端子と演算増幅器の出力端
子との間に並列接続したn個の抵抗列と、このn
個の抵抗列の各中間接続点に設けたn個の端子
と、前記演算増幅器の反転入力端子或いは前記抵
抗とコンデンサの接続点に設けたn個の端子とを
備え、これらの対をなす各n個の端子を選択的に
相互接続可能に構成している。
〔実施例〕
次に、本考案を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例であり、ここでは3
種類のプリエンフアシス特性のうちの1つを選択
して設定することができる例を示している。
反転入力端子を有する演算増幅器10には、こ
の反転入力端子と信号入力端子1との間に抵抗
R7とコンデンサCを直列状態に接続している。
また、前記信号入力端子1と前記演算増幅器10
の出力端子2との間には、夫々直列接続した抵抗
R1とR2,R3とR4,R5とR6からなる抵抗列を並列
状態に接続している。そして、これら抵抗列R1
とR2,R3とR4,R5とR6の各中間接続点には夫々
端子12,14,16を接続している。また、前
記演算増幅器10の反転入力端子及び前記抵抗
R7とコンデンサCとの接続点に夫々端子17及
び13,15を接続した構成としている。なお、
端子12と13,14と15,16と17は夫々
対をなしている。
この回路によれば、プリエンフアシス特性は前
記各対をなす端子12〜17の選択的な相互接続
位置により決定される。
即ち、端子12,13間を接続した場合、この
回路は抵抗R1,R2,R7とコンデンサCと演算増
幅器10とで構成される反転増幅器として動作す
る。反転増幅器の利得G1は次式で表される。す
なわちT1マイクロセカンドのプリエンフアシス
特性を示す。
G1=−R2/R1×(1+jωCR1) =−R2/R1×(1+jωT1) |G|=R2/R1×√1+(12 (T1=CR1) クロスオーバー周波数(x1)の時|G1|=1
であるから 端子14,15間を接続した時、この回路は抵
抗R3,R4,R7とコンデンサCと演算増幅器10
とで構成される反転増幅器として動作する。この
増幅器の利得G2は、次式で表される。
G2=−R4/R3(1+jωCR3) |G2|=R4/R3√1+(22 (T2=CR3) すなわち、T2マイクロセカンドのプリエンフ
アシス特性を示す。クロスオーバー周波数(x2
の時|G2|=1であるから ∴R4=R3/√1+(ωT22 同様にして端子16,17間を接続した時の反
転増幅器の利得G3は次式で表される。
G3=−R6/R5×1+jωC(R5+R7)/1+jωCR7 一方、CCITT勧告(J.17)にて規定されるプ
リエンフアシス特性の理論式は下式のとおりであ
る。
∴C(R5+R7)=1/3000 (R5+R7)/R7=√75 R6(R5+R7)/R5R7=2.9174 上の3式より、 R5=2.948×10-4/C R6=9.932×10-5/C R7=3.849×10-5/C 抵抗R5,R6,R7の抵抗値を上式のように設定
すればCCITT勧告(J.17)にて規定されるプリ
エンフアシス特性を実現できる。
ここで前記実施例は本考案の一実施例に過ぎ
ず、接続する抵抗列の個数をn個とすることによ
りプリエンフアシス特性をn種類に切替ることが
できるのは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、反転増幅器とし
て動作する演算増幅器と、その反転入力端子と信
号入力端子との間に直列接続した抵抗及びコンデ
ンサと、信号入力端子と演算増幅器の出力端子と
の間に接続した複数個の抵抗列とを備え、これら
に設けた端子を選択して接続するように構成して
いるので、これらの端子間接続位置を変更するだ
けで容易にプリエンフアシス特性を変更でき、し
かも高価な精度の高いコンデンサの使用数も1個
ですみ、安価に構成できる効果がある。また、コ
ンデンサの静電容量も任意の値を選ぶことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の回路図、第2図お
よび第3図は夫々従来の異なる例の回路図、第4
図及び第5図は夫々プリエンフアシス回路の基本
回路図の一例である。 1……入力端子、2……出力端子、10……演
算増幅器、12〜17……端子、R1〜R7……抵
抗、C,C1〜C3……コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 反転入力端子を有する演算増幅器と、この反転
    入力端子と信号入力端子との間に直列接続した抵
    抗及びコンデンサと、前記信号入力端子と演算増
    幅器の出力端子との間に並列接続したn個の抵抗
    列と、このn個の抵抗列の夫々の中間接続点に設
    けたn個の端子と、前記演算増幅器の反転入力端
    子或いは前記抵抗とコンデンサの接続点に設けた
    n個の端子とを備え、これら各n個の端子を選択
    的に相互接続可能に構成したことを特徴とするプ
    リエンフアシス回路。
JP17400186U 1986-11-14 1986-11-14 Expired JPH0352045Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17400186U JPH0352045Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17400186U JPH0352045Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6381425U JPS6381425U (ja) 1988-05-28
JPH0352045Y2 true JPH0352045Y2 (ja) 1991-11-11

Family

ID=31111991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17400186U Expired JPH0352045Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0352045Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6381425U (ja) 1988-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
IE810195L (en) Electronic hybrid circuit
US4453143A (en) Switched-capacitor variable equalizer
GB1585097A (en) Active filter
US4122417A (en) Variable equalizer
JPH0352045Y2 (ja)
JPS5811124B2 (ja) 周波数特性調整回路
US4498018A (en) Balancing impedance included in a fork
US4920325A (en) Integrated active electronic switched capacitor filter having extremely low sensitivity to variations of the components
JPH0633703Y2 (ja) ディエンファシス回路
JPH0513049Y2 (ja)
US4223272A (en) Four-terminal network of adjustable transfer function
US3996539A (en) Single amplifier network for simulating a super-inductor circuit
JPS5834813Y2 (ja) 多周波「ろ」波器
JP2666860B2 (ja) 負性インピーダンス回路
JPH0141230Y2 (ja)
CA1204177A (en) Symmetrical polyphase networks
JPS6123862Y2 (ja)
SU995277A1 (ru) Активное фазовое звено третьего пор дка
JPS5824220A (ja) 可変等化器
JPS646586Y2 (ja)
JPS6342884B2 (ja)
JPS6336800Y2 (ja)
JPS6017943Y2 (ja) 振幅等化器
JPS6056327B2 (ja) ト−ンコントロ−ル回路
JPS6123860Y2 (ja)