JPH03516Y2 - - Google Patents

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JPH03516Y2
JPH03516Y2 JP10384084U JP10384084U JPH03516Y2 JP H03516 Y2 JPH03516 Y2 JP H03516Y2 JP 10384084 U JP10384084 U JP 10384084U JP 10384084 U JP10384084 U JP 10384084U JP H03516 Y2 JPH03516 Y2 JP H03516Y2
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end cam
rollers
plunger
cam plate
fuel injection
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JP10384084U
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、分配型燃料噴射ポンプのプランジヤ
のための端面カム駆動装置であつて、回転駆動さ
れる円形の端面カム板を有し、該端面カム板のリ
ング状のカム軌道が複数のローラと力接続的に協
働するようになつていて、これらのローラが、リ
ング状の保持体に支承されていて端面カム板の中
心軸線に向かつて半径方向に方向付けられたピン
に支承されており、さらに、保持体を回動させる
ための半径方向に延びた操作部材と、保持体の外
周部から延びている切欠きとを有し、該切欠きに
遠心調速機の少なくとも一部が突入している形式
のものに関する。
従来の技術 例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第
2158689号明細書に基づいて公知の分配型燃料噴
射ポンプではこのような形式の端面カム駆動装置
が使用されている。この公知の分配型燃料噴射ポ
ンプは今まで2シリンダ、3シリンダ、4シリン
ダ及び6シリンダ内燃機関に燃料を供給するため
に用いられている。この場合2シリンダ、3シリ
ンダ及び4シリンダ用の端面カム駆動装置では、
そのために設けられた2つもしくは3つ又は4つ
のローラが互いに等しい角度間隔をおいて保持体
に配置され、さらに付加的にこの保持体を回動さ
せるための操作部材と遠心調速機のための切欠き
とが設けられている。この公知の端面カム駆動装
置では端面カム板は均等にかつ対称的に負荷さ
れ、またローラは許容誤差によつて生じる差異が
あつても最適に等しい強さで負荷される。6つの
シリンダに燃料を供給する燃料噴射ポンプを実現
する場合でもロバート・ボツシユ社の印刷物によ
つて公表されている公知の端面カム駆動装置(識
別番号VDT−D5/1De7.79)では同様に4つの
ローラが、6つのカムを有する端面カム板を支持
するために保持体に設けられている。この場合4
つのローラはそれぞれ60゜、120゜、60゜、120゜の角
度間隔をおいて配置されている。2つある120゜の
角度間隔をおいた範囲のうちの一方には保持体を
回動させるための操作部材が枢着されていて、他
方の範囲には遠心調速機のための切欠きが設けら
れている。この公知の端面カム駆動装置において
も端面カム板は対称的に負荷され、従つて4つの
ローラも均等に負荷されるのでこれらのローラは
最大軸方向力を受容することができる。
6シリンダ内燃機関用の燃料噴射ポンプにおい
て可能な別のローラ配置形式では、3つのローラ
がそれぞれ120゜の角度間隔をおいて配設されてい
る。
考案が解決しようとする問題点 5シリンダ内燃機関用の燃料噴射ポンプのため
に今日必要な5シリンダ用の端面カム駆動装置の
保持体にもそれぞれ72゜、144゜、144゜の角度間隔を
おいて3つのローラが配設されている。これらの
ローラは、2つある144゜の角度間隔の範囲にそれ
ぞれ保持体における操作部材の枢着部と切欠きと
が設けられるように配置されている。しかしなが
ら高回転数時及び5つのカムを有する端面カム板
では個々のローラに加えられる負荷は著しく増大
する。また出力の増大を計るにはローラにかかる
極めて大きな面圧を減じるために構造寸法を変え
なくてはならず、このような燃料噴射ポンプは個
数が比較的少ないことに基づいてその製作費は著
しく増大してしまう。
ゆえに本考案の課題は、4シリンダ又は6シリ
ンダ用の燃料噴射ポンプに用いられる端面カム駆
動装置のための保持体における構造寸法及び構造
形状を維持することができる。5シリンダ用の端
面カム駆動装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 この課題を解決するために本考案の構成では、
端面カム板の1回転毎に5回のプランジヤ行程を
生ぜしめるために端面カム板が5つのカムを有し
ており、保持体が4つのローラを有し、そのうち
の2つのローラが、その他の等しい大きさのロー
ラ間隔の2倍の間隔をおいて配置されており、こ
の2倍の間隔の範囲に切欠きが配置されている。
実施例 燃料噴射ポンプのケーシング1内では円筒孔2
のなかをプランジヤ3が作動し、このプランジヤ
3は端面カム駆動装置4によつて往復運動と同時
に回転運動せしめられる。プランジヤ3は円筒孔
2内においてポンプ作業室5を形成し、このポン
プ作業室5には、プランジヤ3の外周面に配置さ
れていて常にポンプ作業室5に接続されている複
数の縦方向溝6と、ケーシング1内を延びている
燃料供給装置7とを介してプランジヤ3の吸込み
行程中に吸込み室8から燃料が供給される。この
吸込み室8は、圧力制御弁11が配属されている
燃料フイードポンプ10によつて、有利には回転
数に関連した圧力下にある燃料によつて常に満た
されている。プランジヤ3の圧縮行程中に、予め
ポンプ作業室5にもたらされている燃料はプラン
ジヤ3内を延びている縦方向通路12に圧送さ
れ、この縦方向通路12から燃料は半径方向孔1
4を介してプランジヤ3に設けられた縦方向分配
溝15に達し、そこからプランジヤ3の回動位置
に応じて、ケーシング1内を延びていて円筒孔2
から分岐している複数の吐出導管16のうちの1
つに圧送される。このような吐出導管16は燃料
を供給される機関シリンダの数に応じて円筒孔2
の全周にわたつて配置されており、その都度プラ
ンジヤ3の吐出行程の間中縦方向分配溝15を介
して制御される。内燃機関の図示されていない燃
料噴射弁に通じている吐出導管16にはそれぞ
れ、例えば定容量放圧弁又は定圧弁の形の逆止弁
17が設けられている。
プランジヤ3には該プランジヤに沿つて摺動可
能なリングスライド弁19が配置されており、こ
のリングスライド弁19は縦方向通路12と接続
されている半径方向孔20をプランジヤ3の圧縮
行程経過中に開放制御してポンプ作業室5と吸込
み室8との間の直接的な接続を生ぜしめ、これに
よつてこの開放制御時期以降はプランジヤ3によ
つて圧送される残りの燃料はもはや吐出導管16
に供給されない。従つてリングスライド弁19の
位置に応じてポンプ吸込み室8への接続部が早く
又は遅く開放されて燃料吐出は中断される。リン
グスライド弁19がプランジヤ3の上死点に向か
つてシフトされればされるほど、プランジヤ3か
ら噴射ノズルに圧送される燃料量は増大する。
リングスライド弁19は、軸22を中心として
旋回可能な2腕状の調整レバー21の一方のアー
ムによつて移動せしめられる。調整レバー21の
他方のアームの端部には、調節レバー24によつ
て恣意に調節可能な調整ばね23が引つ掛けられ
ている。さらに調整ばね23の力に抗して調整レ
バー21のこの他方のアームには遠心調速機26
のスリーブ25が作用する。この遠心調速機26
によつて調整レバー21は、調整ばね23におい
て調節された力もしくは回転数の到達時に旋回せ
しめられ、リングスライド弁19は燃料噴射量を
減少させる方向に移動せしめられる。
遠心調速機26は周知のように遠心おもり27
を有し、この遠心おもり27は回転する鉢形体2
8において旋回点を中心にして偏位可能であり、
この際に突起29によつて、軸30に支承された
スリーブ25を移動させるようになつている。遠
心調速機26の回転する鉢形体28は、著しく大
きな直径を有する駆動歯車32と噛合つている歯
車31によつて駆動される。駆動歯車32は燃料
噴射ポンプの駆動軸34と結合されており、この
駆動軸34は同時に端面カム駆動装置4を駆動す
るためにも働く。
端面カム駆動装置4は円形の端面カム板35か
ら成つており、この端面カム板35の上側にはプ
ランジヤ3が載設されていて、端面カム板35と
力接続的に結合されて保持されている。この力接
続は、燃料噴射ポンプのケーシング1とプランジ
ヤ3の局部36に支持されたばね受37との間に
緊縮されている2つのばね(図示せず)によつて
生ぜしめられる。プランジヤ3は回転方向に端面
カム板35の形状接続的な接触部を有している。
端面カム板35の下側の端面はカム軌道38とし
て構成されていて、このカム軌道38は、第1図
にはそのうちの1つだけが示されている全部で4
つのローラ40に載つている。第2図からわかる
ようにローラ40は、保持体42に支承されたピ
ン41に設けられている。保持体42は、端面側
に環状溝43を備えたほぼリング形状を有してお
り、環状溝43は外側リング44と内側リング4
5とによつて制限されている。ピン41の端部
は、外側リング44及び内側リング45の端面に
設けられた適当なトラフ46に位置していて、ピ
ン41はプランジヤ3もしくは端面カム板35の
中心軸線に向かつて半径方向に方向付けられてい
る。ローラ40は切欠き43に進入していて、半
径方向においては外側リング44と内側リング4
5とによつて案内されている。4つのローラは
72゜、72゜、72゜、144゜の角度間隔をおいて分配され
ている。保持体42は144゜の角度間隔範囲に切欠
き47を有し、この切欠き47は隣接した2つの
ローラ40に対して対称的に位置し、回転する鉢
形体28の重なりと噴射開始時期調節を目的とし
た保持体42の回動とを可能にしている。直径方
向で切欠き47に対向して、外側リング44の半
径方向孔48と内側リング45の半径方向孔49
とを貫いて操作部材である50が延びており、こ
のピン50は噴射調節ピストン51と連結されて
いる。これによつて周知のように回転数の増大に
つれて保持体42は噴射開始時期を早める方向に
回動せしめられる。
端面カム板35の駆動は圧駆動軸34を介して
行われる。この駆動軸35は駆動歯車32のプラ
ンジヤ側端面に2つの爪52を有し、両爪52は
連結板53に設けられた直径方向の切欠き54に
係合している。端面カム板35も同様に2つの爪
55を有し、両爪55は連結板53の適当にずら
された直径方向の切欠き56に係合している。
考案の効果 本考案のように構成された5シリンダ用の端面
カム駆動装置には公知のものに比べて、保持体の
構造寸法及び構造形状を、4シリンダ又は6シリ
ンダ用燃料噴射ポンプに用いられる端面カム駆動
装置における保持体と同じに保つことができ、ひ
いては製作費を安くすることができるという利点
がある。この場合4シリンダ又は6シリンダ用の
ものと異なつている点は単にローラの支承箇所の
配置形式だけである。また本考案による端面カム
駆動装置では端面カム板がもはや均等に負荷され
ていないにもかかわらず、最も強く負荷されるロ
ーラの負荷は著しく減じられている。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の1実施例を示すものであつて、
第1図は端面カム駆動装置を備えた分配型燃料噴
射ポンプの部分的な断面図、第2図は第1図に示
された端面カム駆動装置のローラ用保持体を示す
平面図である。 1……ケーシング、2……円筒孔、3……プラ
ンジヤ、4……端面カム駆動装置、5……ポンプ
作業室、6……縦方向溝、7……燃料供給通路、
8……吸込み室、10…燃料フイードポンプ、1
1……圧力制御弁、12……縦方向通路、14…
…半径方向孔、15……縦方向分配溝、16……
吐出導管、17……逆止弁、19……リングスラ
イド弁、20……半径方向孔、21……調整レバ
ー、22……軸、23……調整ばね、24……調
節レバー、25……スリーブ、26……遠心調速
機、27……遠心おもり、28……鉢形体、29
……突起、30……軸、31……歯車、32……
駆動歯車、34……駆動軸、35………端面カム
面、36……肩部、37……ばね受、38……カ
ム軌道、40……ローラ、41……ピン、42…
…保持体、43……環状溝、44……外側リン
グ、45……内側リング、46……トラフ、47
……切欠き、48,49……半径方向孔、50…
…操作部材としてのピン、51……噴射調節ピス
トン、52……爪、53……連結爪、54……切
欠き、55……爪、56……切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 分配型燃料噴射ポンプのプランジヤ3のための
    端面カム駆動装置であつて、回転駆動される円形
    の端面カム板35を有し、該端面カム板のリング
    状のカム軌道38が複数のローラ40と力接続的
    に協働するようになつていて、これらのローラ
    が、リング状の保持体42に支承されていて端面
    カム板35の中心軸線に向かつて半径方向に方向
    付けられたピン41に支承されており、さらに、
    保持体42を回動させるための半径方向に延びた
    操作部材50と、保持体42の外周部から延びて
    いる切欠き47とを有し、該切欠きに遠心調速機
    26の少なくとも一部が突入している形式のもの
    において、端面カム板35の1回転毎に5回のプ
    ランジヤ行程を生ぜしめるために端面カム板35
    が5つのカムを有しており、保持体42が4つの
    ローラ40を有し、そのうちの2つのローラが、
    その他の等しい大きさのローラ間隔の2倍の間隔
    をおいて配置されており、この2倍の間隔の範囲
    に切欠き47が配置されていることを特徴とす
    る、分配型燃料噴射ポンプのプランジヤのための
    端面カム駆動装置。
JP10384084U 1983-07-11 1984-07-11 分配型燃料噴射ポンプのプランジヤのための端面カム駆動装置 Granted JPS6038163U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE8319906.3 1983-07-11
DE19838319906 DE8319906U1 (de) 1983-07-11 1983-07-11 Stirnnockenantrieb fuer den pumpenkolben einer verteilerkraftstoffeinspritzpumpe

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6038163U JPS6038163U (ja) 1985-03-16
JPH03516Y2 true JPH03516Y2 (ja) 1991-01-10

Family

ID=6755039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10384084U Granted JPS6038163U (ja) 1983-07-11 1984-07-11 分配型燃料噴射ポンプのプランジヤのための端面カム駆動装置

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JP (1) JPS6038163U (ja)
DE (1) DE8319906U1 (ja)

Also Published As

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DE8319906U1 (de) 1984-12-20
JPS6038163U (ja) 1985-03-16

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