JPH0351578Y2 - - Google Patents
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- JPH0351578Y2 JPH0351578Y2 JP1986132600U JP13260086U JPH0351578Y2 JP H0351578 Y2 JPH0351578 Y2 JP H0351578Y2 JP 1986132600 U JP1986132600 U JP 1986132600U JP 13260086 U JP13260086 U JP 13260086U JP H0351578 Y2 JPH0351578 Y2 JP H0351578Y2
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- JP
- Japan
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- valve body
- valve
- water
- temperature
- hot water
- Prior art date
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 129
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 4
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 6
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- 239000008188 pellet Substances 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K11/00—Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、感温部の機能によつて湯と水との混
合水を設定温度で供給するサーモスタツトミキシ
ングバルブに関する。
合水を設定温度で供給するサーモスタツトミキシ
ングバルブに関する。
従来から、吐水開始時及び流量変化に対応して
弁要素を自動的に設定可能なサーモスタツトミキ
シングバルブが利用されている。
弁要素を自動的に設定可能なサーモスタツトミキ
シングバルブが利用されている。
このサーモスタツトミキシングバルブは、一般
家族の浴室等に設ける汎用機種のほか、特開昭59
−222685号公報に記載されているような流量が比
較的大きな配管系に用いるもの等がある。これら
の汎用機種及び大流量用のいずれの場合も、吐出
する混合水の温度を設定値に維持する感温部を流
路内に配置した構造を備えている。そして、この
感温部の機能によつて湯弁と水弁を一軸上に配置
した弁体を温度及び流量変化に基づき移動させ、
湯側及び水側の弁開度を変えることにより、混合
水温度の自動的な調整を可能としている。
家族の浴室等に設ける汎用機種のほか、特開昭59
−222685号公報に記載されているような流量が比
較的大きな配管系に用いるもの等がある。これら
の汎用機種及び大流量用のいずれの場合も、吐出
する混合水の温度を設定値に維持する感温部を流
路内に配置した構造を備えている。そして、この
感温部の機能によつて湯弁と水弁を一軸上に配置
した弁体を温度及び流量変化に基づき移動させ、
湯側及び水側の弁開度を変えることにより、混合
水温度の自動的な調整を可能としている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、公衆浴場やスポーツ施設等では、ボ
イラー室から予め給湯温度を設定して浴室やシヤ
ワー室等に供給するシステムを採用し、この給油
温度の設定を前記の特開昭59−222685号公報に記
載されたサーモスタツトミキシングバルブにより
行つている。この場合、供給する混合水の流量を
かなり大きくする必要があるため、バルブ本体内
の流路面積を広くしなければならない。
イラー室から予め給湯温度を設定して浴室やシヤ
ワー室等に供給するシステムを採用し、この給油
温度の設定を前記の特開昭59−222685号公報に記
載されたサーモスタツトミキシングバルブにより
行つている。この場合、供給する混合水の流量を
かなり大きくする必要があるため、バルブ本体内
の流路面積を広くしなければならない。
しかしながら、感温部と混合水の熱交換によつ
て感温部が機能するので、流路断面積が余りに大
きいと感温部を通過する混合水の温度が正確に感
温部に熱伝達されないことが起きる。すなわち、
バルブ本体の内壁部分を通過する混合水はバルブ
本体の壁面との熱伝達の影響を受け、流路中心部
分を通過する混合水温度よりも低くなる傾向にあ
り、流路内の混合水温度は感温部の半径方向に一
様ではない。したがつて、流路面積が感温部との
熱伝達に影響を与える程大きくなると、設定され
た温度の混合水を得られなくなる。
て感温部が機能するので、流路断面積が余りに大
きいと感温部を通過する混合水の温度が正確に感
温部に熱伝達されないことが起きる。すなわち、
バルブ本体の内壁部分を通過する混合水はバルブ
本体の壁面との熱伝達の影響を受け、流路中心部
分を通過する混合水温度よりも低くなる傾向にあ
り、流路内の混合水温度は感温部の半径方向に一
様ではない。したがつて、流路面積が感温部との
熱伝達に影響を与える程大きくなると、設定され
た温度の混合水を得られなくなる。
このような問題に対し、流路面積の拡大による
影響を受けないように感温部を複数個配置するこ
とが考えられるが、この感温部は温度設定用のハ
ンドルに連係するため、構造が複雑となる。たと
えば、汎用機種に採用されている感温部とハンド
ルをそのまま利用しようとすると、バルブ本体の
外部に2個のハンドルが付属することになり、装
置容量が大きくなつてしまう。また、温度設定に
際しても、流れる湯と水の流量及び温度等の条件
に対して2個の感温部の設定を独立して行うため
に、操作性の面でも煩雑さがある。
影響を受けないように感温部を複数個配置するこ
とが考えられるが、この感温部は温度設定用のハ
ンドルに連係するため、構造が複雑となる。たと
えば、汎用機種に採用されている感温部とハンド
ルをそのまま利用しようとすると、バルブ本体の
外部に2個のハンドルが付属することになり、装
置容量が大きくなつてしまう。また、温度設定に
際しても、流れる湯と水の流量及び温度等の条件
に対して2個の感温部の設定を独立して行うため
に、操作性の面でも煩雑さがある。
そこで、本考案は、バルブ本体内に複雑の感温
部を備える場合であつても、一つのハンドルで各
感温体に連動する弁要素の設定を可能とすること
を目的とする。
部を備える場合であつても、一つのハンドルで各
感温体に連動する弁要素の設定を可能とすること
を目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、水
室、湯室及びこれら両室に連通する混合室を本体
内に設け、前記水室及び湯室と混合室との間に、
それぞれ独立した少なくとも2個の連通路を設
け、これらの連通路のそれぞれに、前記水室側及
び湯室側のそれぞれに形成した水弁座及び湯弁座
に一軸上で接離する弁体をその軸線方向に移動可
能に組み込み、前記弁体の移動方向と同軸であつ
て前記湯弁座側に該弁体を付勢し且つ内部を前記
混合室への連通流路とした弁体作動筒を設け、前
記弁体作動筒の内部に、前記混合室へ流れ去る混
合室の温度に感応して伸縮動作し該弁体作動筒を
その軸線方向に移動させる感温体を設け、前記弁
体作動筒のそれぞれを、前記本体の外部に設けた
温度調節及び設定のためのハンドルの操作によつ
て前記弁体作動筒と同軸上に移動可能なフツクを
介して連接したことを特徴とする。
室、湯室及びこれら両室に連通する混合室を本体
内に設け、前記水室及び湯室と混合室との間に、
それぞれ独立した少なくとも2個の連通路を設
け、これらの連通路のそれぞれに、前記水室側及
び湯室側のそれぞれに形成した水弁座及び湯弁座
に一軸上で接離する弁体をその軸線方向に移動可
能に組み込み、前記弁体の移動方向と同軸であつ
て前記湯弁座側に該弁体を付勢し且つ内部を前記
混合室への連通流路とした弁体作動筒を設け、前
記弁体作動筒の内部に、前記混合室へ流れ去る混
合室の温度に感応して伸縮動作し該弁体作動筒を
その軸線方向に移動させる感温体を設け、前記弁
体作動筒のそれぞれを、前記本体の外部に設けた
温度調節及び設定のためのハンドルの操作によつ
て前記弁体作動筒と同軸上に移動可能なフツクを
介して連接したことを特徴とする。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図は本考案に係るサーモスタツトミキシン
グバルブの正面断面図、第2図は同第1図の−
線矢視による断面図、第3図は同−線矢視
による断面図である。
グバルブの正面断面図、第2図は同第1図の−
線矢視による断面図、第3図は同−線矢視
による断面図である。
図において、サーモスタツトミキシングバルブ
の本体1の背部には給水用及び給湯用脚管2,3
を連結すると共に、上部には混合水供給管4を配
管している。なお、混合水供給管4には壁面内に
設けた配管系によつて、複雑のシヤワー器具等に
同時に混合水を供給するための大流量型として使
用する。
の本体1の背部には給水用及び給湯用脚管2,3
を連結すると共に、上部には混合水供給管4を配
管している。なお、混合水供給管4には壁面内に
設けた配管系によつて、複雑のシヤワー器具等に
同時に混合水を供給するための大流量型として使
用する。
本体1内は、水室5、湯室6及び混合室7に分
割され、水室5と湯室6を画成する隔壁8を挿通
して円筒状の弁体9を摺動自在に2列配置し、水
室5と混合室7間の隔壁10にはこれを挿通する
弁体作動筒11を軸線方向に2列移動可能に取付
けている。これらの弁体9及び弁体作動筒11の
各列に対応して、本体1の左端にはブツシユ12
を固定してこのブツシユ12内に湯弁座体13を
弁体9と同軸上で摺動自在に配置している。この
湯弁座体13と弁体9間にはスプリング14を介
装し、端面を弁体9の左端が接離する湯弁座15
として利用する。
割され、水室5と湯室6を画成する隔壁8を挿通
して円筒状の弁体9を摺動自在に2列配置し、水
室5と混合室7間の隔壁10にはこれを挿通する
弁体作動筒11を軸線方向に2列移動可能に取付
けている。これらの弁体9及び弁体作動筒11の
各列に対応して、本体1の左端にはブツシユ12
を固定してこのブツシユ12内に湯弁座体13を
弁体9と同軸上で摺動自在に配置している。この
湯弁座体13と弁体9間にはスプリング14を介
装し、端面を弁体9の左端が接離する湯弁座15
として利用する。
弁体9は湯流入口16を中途の隔壁部分に開設
した円筒状で、左端面が湯弁座15に接離し且つ
右端面が隔壁10の壁面を利用した水弁座17に
接離することによつて、水及び湯の流路面積を一
軸上で可変とし、混合水温度の設定を行うことが
できる。
した円筒状で、左端面が湯弁座15に接離し且つ
右端面が隔壁10の壁面を利用した水弁座17に
接離することによつて、水及び湯の流路面積を一
軸上で可変とし、混合水温度の設定を行うことが
できる。
更に、弁体9を押動して湯弁及び水弁の弁開度
を変えるための弁体作動筒11は、左端が弁体9
に当接すると共に水室5内に位置する部分に水流
入口18を開設し、混合室7に位置する部分には
混合水流出口19を設けている。また、弁体作動
筒11の右端部分には感温体20を固定し、混合
水の温度に応じた弁体9の湯弁座15側又は水弁
座17方向への移動によつて温度調整を行う。こ
の感温体20は内部にワツクスペレツト等の熱収
縮、膨張特性を持つ物質を封入したもので、右端
にはワツクスペレツトの膨張及び収縮によつて出
没するピン21を設けている。
を変えるための弁体作動筒11は、左端が弁体9
に当接すると共に水室5内に位置する部分に水流
入口18を開設し、混合室7に位置する部分には
混合水流出口19を設けている。また、弁体作動
筒11の右端部分には感温体20を固定し、混合
水の温度に応じた弁体9の湯弁座15側又は水弁
座17方向への移動によつて温度調整を行う。こ
の感温体20は内部にワツクスペレツト等の熱収
縮、膨張特性を持つ物質を封入したもので、右端
にはワツクスペレツトの膨張及び収縮によつて出
没するピン21を設けている。
この感温体20の作動のために、本体1には感
温体20を摺動自在に支持するブツシユ22を固
定すると共に、このブツシユ22内には中空円筒
状のシリンダスピンドル23を軸線周りに回転自
在に配置している。そして、シリンダスピンドル
23内にはピン21を受ける受け具24をスプリ
ング25により弁体9方向に付勢して取付けてい
る。
温体20を摺動自在に支持するブツシユ22を固
定すると共に、このブツシユ22内には中空円筒
状のシリンダスピンドル23を軸線周りに回転自
在に配置している。そして、シリンダスピンドル
23内にはピン21を受ける受け具24をスプリ
ング25により弁体9方向に付勢して取付けてい
る。
更に、温度調整及び温度設定を行うためのハン
ドル26を本体1の右端に配置し、このハンドル
26のスピンドル27が挿通するスリーブ28を
本体1に固定している。スピンドル27には、雌
螺子・雄螺子29によつてフツク30を螺子連結
し、このフツク30をシリンダスピンドル23に
接続することによつて、ハンドル26を弁機構側
に連結する。フツク30の周面は、スプライン3
1係合によつてスリーブ28に支持され、ハンド
ル26を回動操作するとスピンドル27の回転に
よつて、フツク30はスリーブ28とのスプライ
ン31係合により軸線方向に進退する。
ドル26を本体1の右端に配置し、このハンドル
26のスピンドル27が挿通するスリーブ28を
本体1に固定している。スピンドル27には、雌
螺子・雄螺子29によつてフツク30を螺子連結
し、このフツク30をシリンダスピンドル23に
接続することによつて、ハンドル26を弁機構側
に連結する。フツク30の周面は、スプライン3
1係合によつてスリーブ28に支持され、ハンド
ル26を回動操作するとスピンドル27の回転に
よつて、フツク30はスリーブ28とのスプライ
ン31係合により軸線方向に進退する。
上記構成において、ハンドル26を回動操作す
れば、スピンドル27が回動すると同時にこのス
ピンドル27の回動量に基づきフツク30がスプ
ライン31係合によつて軸線方向に回転を伴うこ
となく進退する。そして、フツク30に接続した
シリンダスピンドル23が進退移動し、感温体2
0の軸線方向の位置を変えることができる。これ
により、感温体20に一体連結した弁体作動筒1
1もその軸線方向へ移動して弁体9との相対位置
を変え、スプリング14の弾性力と釣り合う位置
に弁体9を設定できる。このように、弁体作動筒
11の位置を決定すれば、弁体9の湯側及び水側
のそれぞれの弁開度を設定でき、必要とする混合
水の温度に調整できる。
れば、スピンドル27が回動すると同時にこのス
ピンドル27の回動量に基づきフツク30がスプ
ライン31係合によつて軸線方向に回転を伴うこ
となく進退する。そして、フツク30に接続した
シリンダスピンドル23が進退移動し、感温体2
0の軸線方向の位置を変えることができる。これ
により、感温体20に一体連結した弁体作動筒1
1もその軸線方向へ移動して弁体9との相対位置
を変え、スプリング14の弾性力と釣り合う位置
に弁体9を設定できる。このように、弁体作動筒
11の位置を決定すれば、弁体9の湯側及び水側
のそれぞれの弁開度を設定でき、必要とする混合
水の温度に調整できる。
以上のように、弁体9等の弁機構及びこれに連
動する感温体20を2列配置した場合でも、一つ
のハンドル26の操作によつて混合水温度の設定
を行うことができる。
動する感温体20を2列配置した場合でも、一つ
のハンドル26の操作によつて混合水温度の設定
を行うことができる。
なお、水、湯及び混合水の流れは以下のとうり
である。
である。
まず、水室5及び湯室6内の水と湯は、それぞ
れ水弁座17及び湯弁座15と弁体9の端面の間
隙から流入し、湯は弁体9の湯流入口16から及
び水は水流入口18からそれぞれ弁体作動筒体1
1内に流入する。この水と湯の混合水は、弁体作
動筒11内の感温体20周りを流れ、混合水流出
口19から混合室7内に供給される。そして、混
合室7から混合水供給管4方向へ流下し、設定さ
れた温度の混合水を供給することができる。
れ水弁座17及び湯弁座15と弁体9の端面の間
隙から流入し、湯は弁体9の湯流入口16から及
び水は水流入口18からそれぞれ弁体作動筒体1
1内に流入する。この水と湯の混合水は、弁体作
動筒11内の感温体20周りを流れ、混合水流出
口19から混合室7内に供給される。そして、混
合室7から混合水供給管4方向へ流下し、設定さ
れた温度の混合水を供給することができる。
ここで、給水及び給湯源側の給水圧及び給湯圧
の変動や温度変化によつて、混合水温度に変動が
生じた場合には感温体20の機能によつてこれら
を補償し、混合水温度を設定温度に維持する温度
調節を行う。すなわち、混合水温度が低下する
と、感温体20内のワツクスペレツトが収縮し、
ピン21は感温体20内に没するようになり、こ
れによつてスプリング14により付勢された弁体
9が水弁座17方向に移動し、湯側の弁開度を大
きくかつ水側の弁開度を小さくする。この動作に
よつて、湯及び水側の弁開度がそれぞれ変更さ
れ、混合水温度が設定された値となるように自動
温度調節される。これとは逆に、混合水温度が上
昇すると、ワツクスペレツトの膨張により、ピン
21が感温体20から突き出るように移動し、こ
のピン21の移動に伴つて弁体9を湯弁座15側
に押動し、湯側の弁開度を小さく且つ水側の弁開
度を大きくする。この動作により、水の流入量が
増加すると共に湯量が減少し、混合水温度を設定
値に復帰させる。
の変動や温度変化によつて、混合水温度に変動が
生じた場合には感温体20の機能によつてこれら
を補償し、混合水温度を設定温度に維持する温度
調節を行う。すなわち、混合水温度が低下する
と、感温体20内のワツクスペレツトが収縮し、
ピン21は感温体20内に没するようになり、こ
れによつてスプリング14により付勢された弁体
9が水弁座17方向に移動し、湯側の弁開度を大
きくかつ水側の弁開度を小さくする。この動作に
よつて、湯及び水側の弁開度がそれぞれ変更さ
れ、混合水温度が設定された値となるように自動
温度調節される。これとは逆に、混合水温度が上
昇すると、ワツクスペレツトの膨張により、ピン
21が感温体20から突き出るように移動し、こ
のピン21の移動に伴つて弁体9を湯弁座15側
に押動し、湯側の弁開度を小さく且つ水側の弁開
度を大きくする。この動作により、水の流入量が
増加すると共に湯量が減少し、混合水温度を設定
値に復帰させる。
このように、感温体20を配置したことによ
り、給水及び給湯に関する流量や温度の条件が変
化しても、混合水温度を設定値に自動的に温度調
節することができる。
り、給水及び給湯に関する流量や温度の条件が変
化しても、混合水温度を設定値に自動的に温度調
節することができる。
更に、温度調節に際しては、通過流量の半分毎
を各弁機構によつて行うので、感温体20に対す
る混合水からの熱伝達条件は、従来例のものと同
様である。したがつて、流量を増量するために流
路断面積を大きくしているにも拘わらず、混合水
が弁体作動筒11内を流動するときの感温体20
への熱伝達が良好に行われる。その結果、流量の
増量を図れ、しかも温度調節を確実に行うことが
でき、大流量を必要とする設備に有効に設置でき
る。
を各弁機構によつて行うので、感温体20に対す
る混合水からの熱伝達条件は、従来例のものと同
様である。したがつて、流量を増量するために流
路断面積を大きくしているにも拘わらず、混合水
が弁体作動筒11内を流動するときの感温体20
への熱伝達が良好に行われる。その結果、流量の
増量を図れ、しかも温度調節を確実に行うことが
でき、大流量を必要とする設備に有効に設置でき
る。
また、感温体20は小流量用に湯水混合栓とし
て利用されているものを採用できるので、感温体
20を新たに設計製作する必要がない。したがつ
て、生産性の向上が図れると共に、製品管理も行
いやすくなる。
て利用されているものを採用できるので、感温体
20を新たに設計製作する必要がない。したがつ
て、生産性の向上が図れると共に、製品管理も行
いやすくなる。
なお、図に示した例では、感温体20及びこれ
に連動する弁機構は2列配置としたが、これ以上
の配列数としてもスピンドル27に連係するフツ
ク30を設けることにより単一のハンドル26に
よつて温度設定を行うことができる。
に連動する弁機構は2列配置としたが、これ以上
の配列数としてもスピンドル27に連係するフツ
ク30を設けることにより単一のハンドル26に
よつて温度設定を行うことができる。
本考案では、温度調節及び設定用のハンドルに
よつて複数の弁体の開度を同時に変えることがで
き、複数の連通路から混合水を送り込むので、大
きな混合水の流量が必要な設備等であつても、流
量不足を生じることなく使える。
よつて複数の弁体の開度を同時に変えることがで
き、複数の連通路から混合水を送り込むので、大
きな混合水の流量が必要な設備等であつても、流
量不足を生じることなく使える。
また、弁体を温度調整のために移動させる弁体
作動筒のそれぞれに混合水の温度に感応する感温
体を設けているので、流量を増やすために流路断
面を大きくしてこの中に単一の感温体を組み込む
場合に比べると、混合水の温度に対応した弁体の
敏感な動きが可能となる。このため、流量が大き
くても、各弁体が混合水温度を設定値に維持する
ように動くので、温度変動も抑えることができ、
使い勝手上の問題もなくなる。
作動筒のそれぞれに混合水の温度に感応する感温
体を設けているので、流量を増やすために流路断
面を大きくしてこの中に単一の感温体を組み込む
場合に比べると、混合水の温度に対応した弁体の
敏感な動きが可能となる。このため、流量が大き
くても、各弁体が混合水温度を設定値に維持する
ように動くので、温度変動も抑えることができ、
使い勝手上の問題もなくなる。
第1図は本考案に係るサーモスタツトミキシン
グバルブの正面断面図、第2図は同第1図の−
線矢視による断面図、第3図は同−線矢視
による断面図である。 1:本体、2:給水用脚管、3:給湯用脚管、
4:混合水供給管、5:水室、6:湯室、7:混
合室、8:隔壁、9:弁体、10:隔壁、11:
弁体作動筒、12:ブツシユ、13:湯弁座体、
14:スプリング、15:湯弁座、16:湯流入
口、17:水弁座、18:水流入口、19:混合
水流出口、20:感温体、21:ピン、22:ブ
ツシユ、23:シリンダスピンドル、24:受け
具、25:スプリング、26:ハンドル、27ス
ピンドル、28:スリーブ、29:雌螺子・雄螺
子、30:フツク、31:スプライン。
グバルブの正面断面図、第2図は同第1図の−
線矢視による断面図、第3図は同−線矢視
による断面図である。 1:本体、2:給水用脚管、3:給湯用脚管、
4:混合水供給管、5:水室、6:湯室、7:混
合室、8:隔壁、9:弁体、10:隔壁、11:
弁体作動筒、12:ブツシユ、13:湯弁座体、
14:スプリング、15:湯弁座、16:湯流入
口、17:水弁座、18:水流入口、19:混合
水流出口、20:感温体、21:ピン、22:ブ
ツシユ、23:シリンダスピンドル、24:受け
具、25:スプリング、26:ハンドル、27ス
ピンドル、28:スリーブ、29:雌螺子・雄螺
子、30:フツク、31:スプライン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 水室、湯室及びこれら両室に連通する混合室を
本体内に設け、 前記水室及び湯室と混合室との間に、それぞれ
独立した少なくとも2個の連通路を設け、 これらの連通路のそれぞれに、前記水室側及び
湯室側のそれぞれに形成した水弁座及び湯弁座に
一軸上で接離する弁体をその軸線方向に移動可能
に組み込み、 前記弁体の移動方向と同軸であつて前記湯弁座
側に該弁体を付勢し且つ内部を前記混合室への連
通流路とした弁体作動筒を設け、 前記弁体作動筒の内部に、前記混合室へ流れ去
る混合室の温度に感応して伸縮動作し該弁体作動
筒をその軸線方向に移動させる感温体を設け、 前記弁体作動筒のそれぞれを、前記本体の外部
に設けた温度調節及び設定のためのハンドルの操
作によつて前記弁体作動筒と同軸上に移動可能な
フツクを介して連接したことを特徴とするサーモ
スタツトミキシングバルブ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986132600U JPH0351578Y2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 | |
KR1019870009409A KR920007974B1 (ko) | 1986-08-28 | 1987-08-27 | 온도조절식 혼합밸브 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986132600U JPH0351578Y2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6337880U JPS6337880U (ja) | 1988-03-11 |
JPH0351578Y2 true JPH0351578Y2 (ja) | 1991-11-06 |
Family
ID=15085126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986132600U Expired JPH0351578Y2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0351578Y2 (ja) |
KR (1) | KR920007974B1 (ja) |
-
1986
- 1986-08-28 JP JP1986132600U patent/JPH0351578Y2/ja not_active Expired
-
1987
- 1987-08-27 KR KR1019870009409A patent/KR920007974B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR920007974B1 (ko) | 1992-09-19 |
JPS6337880U (ja) | 1988-03-11 |
KR880003131A (ko) | 1988-05-14 |
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