JPH0351341Y2 - - Google Patents

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JPH0351341Y2
JPH0351341Y2 JP4522086U JP4522086U JPH0351341Y2 JP H0351341 Y2 JPH0351341 Y2 JP H0351341Y2 JP 4522086 U JP4522086 U JP 4522086U JP 4522086 U JP4522086 U JP 4522086U JP H0351341 Y2 JPH0351341 Y2 JP H0351341Y2
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heald
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案はばね作用を利用した消極開口装置にお
ける開口運動の異常検出装置に関するものであ
る。
(従来の技術) ばね作用を利用した消極開口装置における前記
ばね作用の伝達方式としては、機構の簡素性、保
守性、コスト等の点で優れたロープ伝達方式が一
般的に採用されているが、ロープの伸びに起因す
る開口運動の異常という問題を避けて通ることは
できない。ロープの伸びという問題に対する一対
応策が実開昭56−28083号公報に開示されている。
この公報における装置はヘルドフレームに連結さ
れるロープの長さが左右において異なることに起
因する伸びの不均一を解消しようとするものであ
り、前記ばね作用の伝達経路の一部をロープに代
えて剛性ロツドに置き換え、左右のロープの伸び
を均一化しようとするものである。これにより左
右のロープの伸びは均一化され、ヘルドフレーム
の左右の開口運動アンバランスは解消される。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、ばね作用の伝達経路の一部を剛
性ロツドに置き換える構成は機構の簡素化、保守
性、コストの点で不利となるのみならず、風綿堆
積に起因して前記剛性ロツドの摺動抵抗が増大
し、正常な開口運動を阻害するという問題があ
る。しかも、前記公報における従来装置ではロー
プの伸びに起因する開口位置のずれという根本問
題に何等対応できないという欠陥がある。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) そこで本考案では機構の簡素化、保守性、コス
トの点で優れるロープのみによる前記ばね作用伝
達方式を対象とし、前記ばね作用側に最大到達す
るヘルドフレームの高さ位置を越えるヘルドフレ
ームの高さ位置異常を検出する位置を設定し、同
異常検出位置にてヘルドフレーム高さ位置異常の
有無を検出する高さ位置異常検出器とヘルドフレ
ームとの間に前記最大到達高さ位置を越えるヘル
ドフレームにより前記異常検出位置へ移動到達あ
るいは異常検出位置から離間する被検出部材を介
在した。
(作用) すなわち、ロープの伸びによりヘルドフレーム
が前記ばね作用側への最大到達位置を越えた場
合、同ヘルドフレームに対応する前記被検出部材
が前記異常検出位置へ到達あるいは異常検出位置
から離間し、同被検出部材の到達あるいは離間と
いう動作が前記高さ位置異常検出器により検出さ
れる。これによりロープの異常な伸びが検出さ
れ、機台停止、異常表示等が可能となる。
(実施例) 以下、本考案を具体化した一実施例を第1〜3
図に基づいて説明する。
本実施例の消極開口装置はばね1,2に抗して
ヘルドフレーム3,4,5,6を引き下げる方式
であり、ヘルドフレーム3〜6はばね1,2によ
り回動付勢されるジヤツクレバー7,8から吊下
される引き上げロープ9,10により掛止連結部
材11,12を介して吊下されている。掛止連結
部材11を掛止めるヘルドフレーム3〜6の一方
のサイドステイ13,14,15,16の下端に
は引き下げロープ17が掛止連結部材60を介し
て連結されているとともに、掛止連結部材12を
掛止める他方のサイドステイ18,19,20,
21の下端には引き下げロープ22が掛止連結部
材23を介して連結されている。左右引き下げロ
ープ17,22はガイドローラ24,25を介し
てカムレバー26に連結されており、カムレバー
26が機台に同期して回転するカム27のカム面
上にばね1,2の作用により押接されるようにな
つている。従つて、カム27の回転及びばね1,
2の作用によりヘルドフレーム3〜6が上下に往
復動され、開口形成運動を行なう。
ヘルドフレーム3〜6の一方のサイドステイ1
3〜16の上端部外側には取付アーム13a,1
4a,15a,16aが突設されており、各アー
ム13a〜16aには線状の被検出部材28,2
9,30,31がねじ32,33,34,35に
より締付固定されている。又、他方のサイドステ
イ18〜21の上端部外側にも取付アーム18
a,19a,20a,21aが突設されており、
各アーム18a〜16aには線状の被検出部材3
6,37,38,39がねじ40,41,42,
43により締付固定されている。各被検出部材2
9〜31、36〜39の上端部はいずれも外方へ
折曲して延出されている。
ヘルドフレーム3〜6の上下動経路の上部外側
方には支持ブラケツト44,45が織機の前後方
向に配設されており、各支持ブラケツト44,4
5の対向する両端部には投光部46A,46B及
び受光器47A,47Bが対向配設されている。
そして、ヘルドフレーム3〜6が本来の最上動位
置、すなわちばね1,2の作用側への最大到達位
置へ到達した状態では上部折曲片28a,29
a,30a,31a,36a,37a,38a,
39aが第2図に示す投受光系からなるヘルドフ
レーム高さ異常検出器の異常検出ラインLにわず
かに到達しない平行位置L1(第1図に示す)に
一致するように、各被検出部材28〜31,36
〜39が取付設定されている。
このような構成の実施例において、例えばヘル
ドフレーム5に対応する引き下げロープ22が伸
びた場合、ヘルドフレーム5が本来の最上動位置
を越えて上動し、第3図に鎖線で示すように被検
出部材30,38の折曲片30a,38aが位置
L1を越えて異常検出ラインLに到達する。これ
により投受光系の高さ位置異常検出器からヘルド
フレームの高さ位置異常有りの検出信号が発せら
れ、機台停止、ヘルドフレーム高さ位置異常警報
等の対応が行われる。従つて、異常な開口運動が
未然に防止され、開口運動の異常に伴う緯入れ不
良等が回避される。もちろん、ヘルドフレームの
高さ位置異常検出は引き下げロープ17,22の
伸びのみならずヘルドフレーム3〜6よりも下方
のばね作用到達経路中の他の部材の摩耗、損傷を
も反映するものであり、ヘルドフレームの高さ位
置異常検出により前記部材の摩耗、損傷を見つけ
出すことができる。
又、ヘルドフレーム3〜6の左右の高さ位置異
常検出器を設置した本実施例では開口不良の一原
因となる左右引き下げロープ17,22の伸びの
アンバランスも検出可能である。
なお、ヘルドフレームの高さ位置が変更される
場合には、ねじ32〜35,40〜43の締緩に
より被検出部材28〜31,36〜39の取付高
さ位置を調整すればよい。
本考案はもちろん前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば前記実施例において投受光
系方式の高さ位置異常検出器に代えて、圧電素子
あるいは歪計からなる接触式異常検出器、リミツ
トスイツチ等を採用したり、あるいは第4〜6図
に示す実施例も可能である。
第4図の実施例ではヘルドフレーム3〜6の左
右中央部上方に支持ブラケツト48が織機の前後
方向に配設されており、各ヘルドフレーム3〜6
に対応して支持ブラケツト48に被検出ピン4
9,50,51,52が上下動可能かつ押圧ばね
53,54,55,56により下方へ押圧付勢さ
れるように装着されている。そして、被検出ピン
49〜52の上端が投受光系の検出ラインLより
わずかに下側に、かつ下端がヘルドフレーム3〜
6の本来の最上動位置よりもわずかに上側に位置
するように設定されている。従つて、例えばヘル
ドフレーム3が何等かの理由により本来の最上動
位置を越えて第4図に示す鎖線位置へ上動した場
合には、被検出ピン49が押圧ばね53に抗して
押し上げられ、同ピン49の上端が異常検出ライ
ンLに達する。
第5図の実施例では被検出ピン49〜52の下
端部に下端位置調整用ナツト57,58がそれぞ
れ締付固定されており、これらのナツト57,5
8の螺着位置調整によりヘルドフレーム3〜6の
高さ位置変更に対応することができる。
第6図の実施例では支持ブラケツト48に装着
された被検出ピン49〜52の下端に圧電素子を
止着した接触式検出器が用いられており、被検出
ピン49〜52の取付高さ位置は被検出ピン49
〜52に螺着されたナツト59により位置規制さ
れている。
なお、第6図の実施例においてナツト59を介
して支持ブラケツト48と被検出ピン49〜52
とを電気的に接続してヘルドフレーム高さ位置異
常検出器を構成することができる。この構成では
支持ブラケツト48の上面が異常検出ラインLと
なり、被検出部材としてのナツト59が同検出ラ
インLを離間することによりヘルドフレーム高さ
位置異常が検出される。なお、この実施例の場
合、被検出ピン49〜52に接するリミツトスイ
ツチを設けるようにしてもよい。
又、本考案はばね作用に抗してヘルドフレーム
を引き上げる方式の消極開口装置に適用可能であ
る。
考案の効果 以上詳述したように、本考案の開口運動の異常
検出装置によれば開口運動異常の原因となるロー
プの伸び、ばね作用伝達経路中の他の部材の損
傷、摩耗等を敏速に検出し、緯入れ不良等につな
がる開口運動異常を防止し得るという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案を具体化した一実施例を示
し、第1図は消極開口装置の正面図、第2図は閉
口状態を示す要部斜視図、第3図は最大開口状態
を示す要部斜視図、第4〜6図はいずれも本考案
の別例を示す要部側断面図である。 ヘルドフレーム……3,4,5,6、引き上げ
ロープ……9,10、引き下げロープ……17,
22、被検出部材……28,29,30,31,
36,37,38,39、高さ位置異常検出器…
…46A,46B,47A,47B、異常検出位
置……L。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ばね作用をロープにより伝達する消極開口装
    置において、前記ばね作用側に最大到達するヘ
    ルドフレームの高さ位置を越えるヘルドフレー
    ムの高さ位置異常を検出する位置を設定し、同
    異常検出位置にてヘルドフレーム高さ位置異常
    の有無を検出する高さ位置異常検出器とヘルド
    フレームとの間に前記最大到達高さ位置を越え
    るヘルドフレームにより前記異常検出位置へ移
    動到達あるいは異常検出位置から離間する被検
    出部材を介在した織機における開口運動の異常
    検出装置。 2 前記各ヘルドフレームに対応する異常検出位
    置は同一ライン上に設定されており、前記各被
    検出部材は前記ラインから若干離間した平行ラ
    イン上に位置調整可能に前記各ヘルドフレーム
    にそれぞれ取付けられている実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の織機における開口運動の
    異常検出装置。
JP4522086U 1986-03-27 1986-03-27 Expired JPH0351341Y2 (ja)

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JP4522086U JPH0351341Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

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JP4522086U JPH0351341Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

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JPS62157985U JPS62157985U (ja) 1987-10-07
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