JPH0351149B2 - - Google Patents
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- JPH0351149B2 JPH0351149B2 JP56192676A JP19267681A JPH0351149B2 JP H0351149 B2 JPH0351149 B2 JP H0351149B2 JP 56192676 A JP56192676 A JP 56192676A JP 19267681 A JP19267681 A JP 19267681A JP H0351149 B2 JPH0351149 B2 JP H0351149B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M3/00—Automatic or semi-automatic exchanges
- H04M3/42—Systems providing special services or facilities to subscribers
- H04M3/56—Arrangements for connecting several subscribers to a common circuit, i.e. affording conference facilities
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M3/00—Automatic or semi-automatic exchanges
- H04M3/42—Systems providing special services or facilities to subscribers
- H04M3/56—Arrangements for connecting several subscribers to a common circuit, i.e. affording conference facilities
- H04M3/568—Arrangements for connecting several subscribers to a common circuit, i.e. affording conference facilities audio processing specific to telephonic conferencing, e.g. spatial distribution, mixing of participants
- H04M3/569—Arrangements for connecting several subscribers to a common circuit, i.e. affording conference facilities audio processing specific to telephonic conferencing, e.g. spatial distribution, mixing of participants using the instant speaker's algorithm
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
本発明は会義に関する情報信号用の会義電話用
回路と、該回路に情報交換する各参加者を接続す
る接続回路とを具え、複数の参加者間にて情報を
同時に交換する会義電話方式であつて、各接続回
路が参加者からの情報を前記会義電話用回路に伝
送するための出力回路と、前記参加者に対する情
報を会義電話用回路から受信する入力回路とを有
しており、前記会義電話用回路が、前記各接続回
路の出力回路からの入力情報信号を受信すると共
に出力情報信号を各接続回路の入力回路に供給す
べく配置され、1つの接続回路における入力回路
に供給される少なくとも1つの出力情報信号が、
他の各接続回路からの入力情報信号の代数和に予
定の比例係数αを乗じた信号を含むようにした会
義電話方式に関するものである。 斯種の会義電話方式については1977年の国際通
信学会の会報第2.5−29〜2.5−36頁に発表された
R.J.d′ortenzio著による論文“Conferencing
fundamentals for digital PABX equipments”
に記載されている。 実際上、時分割多重(TDM)形式および空間
分割多重(SDM)形式の何れの形式の電子交換
機もすべて四線式のものである。交換機の入出力
端子に設ける接続回路(通常はハイブリツドポー
ト回路またはハイブリツド回路網である)は二
線/四線変換およびその逆の変換をする。従来方
式では会義参加者(の電話機)をハイブリツド回
路の二線側に接続している。各ハイブリツド回路
に対する四線入力信号は他の会義参加者すべての
四線出力信号の代数和となつている。この場合、
各参加者個人の信号をその参加者個人の入力端子
には戻さないような手段を採つている。これは例
えば、参加者個人の四線出力信号を加算信号から
除いた後にすべての四線出力信号を加算すること
によつて行なうことができる。これは前記会報の
R.J.d′ortenzioの論文第2.5−31頁第8〜12行に記
載されているように回路の安定度を高めるために
行なわれている。例えば、各参加者をハイブリツ
ドの二線側に接続する回路に関連し得るソースイ
ンピーダンスZは一般に各参加者毎に相違する。
(これらソースインピーダンスの差は特に、電話
機、ケーブル径、ケーブル長およびケーブルの形
式によつて生ずる)。この結果、ハイブリツドが
平衡しなくなり、従つてハイブリツド回路がオー
バーフローするため、自然発生の信号が形成され
る。斯る電話会義用回路を絶対安定にすべき場合
には(絶対安定とは如何なる複素的で、受動的な
ソースインピーダンスでも安定であると云うこと
を意味する。)、さらに減衰させる必要があること
を確めた。その減衰度は会義電話方式に接続し得
る参加者の最大数(k+1)に依存し、その減衰
度は20log(k)にも達する。 本発明の目的は絶対安定を維持すると共に、低
減衰度を呈する前述した形式の会義電話方式を提
供することにある。 本発明によれば、冒頭にて述べた会義電話方式
において、前記少なくとも1つの出力情報信号
が、この出力情報信号を供給する接続回路から到
来する入力情報信号に予定の比例係数βを乗じた
信号も含み、前記比例係数βを0に等しくせず、
β≠0として、(α,β)の座標系の原点のまわ
りに位置する領域内で、値αおよびβが直線αk
+β−1=0,αk+β+1=0,α−β+1=
0およびα−β−1=0によつて画成される個所
に含まれる領域にて会義電話方式が絶対安定とな
り、ここに(k+1)を会義電話方式に参加させ
ることのできる参加者の最大数としたことを特徴
とする。 本発明による会義電話方式によれば、会義参加
者が3人の場合には減衰度が3.5dB以上にはなら
ず(従来装置の場合には減衰度が6dBになる)、
また参加者が8人の場合の減衰度は12.0dBであ
るのに対し、従来の場合には16.9dBも減衰する。 米国特許第4119807号明細書から明らかなよう
に会義参加者各人の情報を減衰させて、それぞれ
各参加者に戻すようにすることは既知である。し
かし上記米国特許に記載されている会義電話方式
はデイジタル式のPCM−TDM交換装置を具えた
ものであり、この交換装置には二線/四線変換回
路および接続回路がなく、これらの回路によつて
導入される上述した構成上の問題については何等
検討されていない。 図面につき本発明を説明する。 第1図は本発明による四線式会義電話方式の一
例を示すブロツク線図であり、ここにCNは端末
n0,n1……nkに接続し得る多数の会義参加者間に
て情報を同時に変換するための会義電話方式の一
部を成す会義電話用回路である。参加者(の電話
機)は二線式の全二重モードで上記端末n0,n1,
……nkに接続する。第1図では会義参加者の各信
号分担部をソースインピーダンスZiに直列の電圧
源Eiとして図示してあり、ここにi=o,l,…
…kである。特に、ケーブルの長さ、ケーブルの
直径、ケーブルの形式および加入者電話機の相違
により、ソースインピーダンスZiは一般に各参加
者の設備ごとに相違する。会義電話方式にはさら
に、端末niに接続される参加者(の電話機)を会
義電話用回路網CNに接続するための接続回路
CSi(ここにi=o,l,……k)も含まれる。こ
の接続回路は参加者からの情報を導線(対)SWi
を経て会義電話用回路CNに伝送する出力回路
(図示せず)と、会義電話用回路CNからの情報
を導線(対)RWiを経て受信する入力回路(図示
せず)とを具えている。実際上、接続回路CSiは
通常ハイブリツドポート回路またはハイブリツド
回路網形態のものとし、これによつて二線式の全
二重電話会義参加者回線を四線式の回線に変換し
て、他の会義参加者への情報信号の伝送および他
の参加者からの情報信号の受信を別々に行い得る
ようにする。斯様のハイブリツドポート回路は既
知であり、これは平衡インピーダンスRを具えて
おり、このインピーダンスRは二線側の回線に接
続される参加者電話のソースインピーダンスZの
公称値に最大限に整合させる。ハイブリツドポー
ト回路の特性は、Z=Rの場合に、四線側での信
号の送−受信を最大限に分離させることにある。
理想的な場合には、ハイブリツドポート回路と、
伝送用導線SWpと、会議電話用回路網CNと、受
信用導線RWpとによつて形成されると考えられ
るループが遮断されるため、再生現象が起らなく
なる。しかし前述したように、会義参加者の設備
の電気的パラメータに差があるため、完全な平衡
をとることは実際上不可能である。 会義電話用回路網CNは多数の加算増幅器SAi
(i=o,l,……k)を具えている。各加算増
幅器は(k+1)個の入力端子と1個の出力端子
とを有している。例えば加算増幅器SAp(p=o,
l,……k)の(k+l)個の入力端子の内のk
個の入力端子には伝送用導線SWi(i=0,1,
2,k,i≠p)を介して接続回路CSi(i=0,
1,2,k,i≠p)を接続して、各接続回路
CSiからの情報入力信号をフアクタαだけ増幅さ
せる。加算増幅器SAp(p=0,1,…k)の1
個の入力端子は伝送用導線SWpを介して接続回路
CSp(p=0,1,2,……k)に接続して、こ
の接続回路CSpからの情報入力信号をフアクタβ
(β≠o)だけ増幅させる。これら2つの増幅し
た信号の加算信号を各増幅器SAiの出力端子から
取出して、これを受信用導線RWiを介して接続回
路CSiに供給する。この結果、各接続回路CSiは会
義に参加する他のすべての参加者の情報信号をフ
アクタαだけ増幅した信号とフアクタβだけ増幅
した各自の入力情報信号とを導線RWiを介して受
信する。ソースインピーダンスZi(i=0,1,
……k)の値がランダム値を有し、これらのイン
ピーダンスが複素的で、しかも受動的なものであ
る場合、αおよびβに対して第2図の陰影を付し
た領域内にある値を選定すれば、絶対安定の会義
電話方式が得られることを24kHzPAM構内交換
機(TBXと称されている)での実際の測定とコ
ンピユータシユミレーシヨンとにより確めた。第
2図ではαを原点が0の座標系にβの関数として
示してある。Zi=Z(ここにi=0,1,……k)
の場合の会義電話方式の減衰度は、α=2/(k
+1)で、β=(1−k)/(1+k)の場合、
またはα=−2/(k+1)で、β=(k−1)/(k
+ 1)の場合に最小となり、その減衰度は20log10
(k+1/2)に相当する。1977年の国際通信学会の 会報に発表されたR.J.d′ortenzio著による論文
“Conference fundamentals for digital PABX
equipment”に記載されているケースの場合に
は、接続回路CSiの情報入力信号が加算増幅器
SAiを介して戻されず、従つてβ=0であるの
で、この場合の減衰度は第2図に示すように
20log10kである。下記の表Iは会義参加者数(k
+1)に対する本発明による会義電話方式(β≠
o)の場合の減衰度と従来の会義電話方式(β=
0)の場合の減衰度とを示したものである。
回路と、該回路に情報交換する各参加者を接続す
る接続回路とを具え、複数の参加者間にて情報を
同時に交換する会義電話方式であつて、各接続回
路が参加者からの情報を前記会義電話用回路に伝
送するための出力回路と、前記参加者に対する情
報を会義電話用回路から受信する入力回路とを有
しており、前記会義電話用回路が、前記各接続回
路の出力回路からの入力情報信号を受信すると共
に出力情報信号を各接続回路の入力回路に供給す
べく配置され、1つの接続回路における入力回路
に供給される少なくとも1つの出力情報信号が、
他の各接続回路からの入力情報信号の代数和に予
定の比例係数αを乗じた信号を含むようにした会
義電話方式に関するものである。 斯種の会義電話方式については1977年の国際通
信学会の会報第2.5−29〜2.5−36頁に発表された
R.J.d′ortenzio著による論文“Conferencing
fundamentals for digital PABX equipments”
に記載されている。 実際上、時分割多重(TDM)形式および空間
分割多重(SDM)形式の何れの形式の電子交換
機もすべて四線式のものである。交換機の入出力
端子に設ける接続回路(通常はハイブリツドポー
ト回路またはハイブリツド回路網である)は二
線/四線変換およびその逆の変換をする。従来方
式では会義参加者(の電話機)をハイブリツド回
路の二線側に接続している。各ハイブリツド回路
に対する四線入力信号は他の会義参加者すべての
四線出力信号の代数和となつている。この場合、
各参加者個人の信号をその参加者個人の入力端子
には戻さないような手段を採つている。これは例
えば、参加者個人の四線出力信号を加算信号から
除いた後にすべての四線出力信号を加算すること
によつて行なうことができる。これは前記会報の
R.J.d′ortenzioの論文第2.5−31頁第8〜12行に記
載されているように回路の安定度を高めるために
行なわれている。例えば、各参加者をハイブリツ
ドの二線側に接続する回路に関連し得るソースイ
ンピーダンスZは一般に各参加者毎に相違する。
(これらソースインピーダンスの差は特に、電話
機、ケーブル径、ケーブル長およびケーブルの形
式によつて生ずる)。この結果、ハイブリツドが
平衡しなくなり、従つてハイブリツド回路がオー
バーフローするため、自然発生の信号が形成され
る。斯る電話会義用回路を絶対安定にすべき場合
には(絶対安定とは如何なる複素的で、受動的な
ソースインピーダンスでも安定であると云うこと
を意味する。)、さらに減衰させる必要があること
を確めた。その減衰度は会義電話方式に接続し得
る参加者の最大数(k+1)に依存し、その減衰
度は20log(k)にも達する。 本発明の目的は絶対安定を維持すると共に、低
減衰度を呈する前述した形式の会義電話方式を提
供することにある。 本発明によれば、冒頭にて述べた会義電話方式
において、前記少なくとも1つの出力情報信号
が、この出力情報信号を供給する接続回路から到
来する入力情報信号に予定の比例係数βを乗じた
信号も含み、前記比例係数βを0に等しくせず、
β≠0として、(α,β)の座標系の原点のまわ
りに位置する領域内で、値αおよびβが直線αk
+β−1=0,αk+β+1=0,α−β+1=
0およびα−β−1=0によつて画成される個所
に含まれる領域にて会義電話方式が絶対安定とな
り、ここに(k+1)を会義電話方式に参加させ
ることのできる参加者の最大数としたことを特徴
とする。 本発明による会義電話方式によれば、会義参加
者が3人の場合には減衰度が3.5dB以上にはなら
ず(従来装置の場合には減衰度が6dBになる)、
また参加者が8人の場合の減衰度は12.0dBであ
るのに対し、従来の場合には16.9dBも減衰する。 米国特許第4119807号明細書から明らかなよう
に会義参加者各人の情報を減衰させて、それぞれ
各参加者に戻すようにすることは既知である。し
かし上記米国特許に記載されている会義電話方式
はデイジタル式のPCM−TDM交換装置を具えた
ものであり、この交換装置には二線/四線変換回
路および接続回路がなく、これらの回路によつて
導入される上述した構成上の問題については何等
検討されていない。 図面につき本発明を説明する。 第1図は本発明による四線式会義電話方式の一
例を示すブロツク線図であり、ここにCNは端末
n0,n1……nkに接続し得る多数の会義参加者間に
て情報を同時に変換するための会義電話方式の一
部を成す会義電話用回路である。参加者(の電話
機)は二線式の全二重モードで上記端末n0,n1,
……nkに接続する。第1図では会義参加者の各信
号分担部をソースインピーダンスZiに直列の電圧
源Eiとして図示してあり、ここにi=o,l,…
…kである。特に、ケーブルの長さ、ケーブルの
直径、ケーブルの形式および加入者電話機の相違
により、ソースインピーダンスZiは一般に各参加
者の設備ごとに相違する。会義電話方式にはさら
に、端末niに接続される参加者(の電話機)を会
義電話用回路網CNに接続するための接続回路
CSi(ここにi=o,l,……k)も含まれる。こ
の接続回路は参加者からの情報を導線(対)SWi
を経て会義電話用回路CNに伝送する出力回路
(図示せず)と、会義電話用回路CNからの情報
を導線(対)RWiを経て受信する入力回路(図示
せず)とを具えている。実際上、接続回路CSiは
通常ハイブリツドポート回路またはハイブリツド
回路網形態のものとし、これによつて二線式の全
二重電話会義参加者回線を四線式の回線に変換し
て、他の会義参加者への情報信号の伝送および他
の参加者からの情報信号の受信を別々に行い得る
ようにする。斯様のハイブリツドポート回路は既
知であり、これは平衡インピーダンスRを具えて
おり、このインピーダンスRは二線側の回線に接
続される参加者電話のソースインピーダンスZの
公称値に最大限に整合させる。ハイブリツドポー
ト回路の特性は、Z=Rの場合に、四線側での信
号の送−受信を最大限に分離させることにある。
理想的な場合には、ハイブリツドポート回路と、
伝送用導線SWpと、会議電話用回路網CNと、受
信用導線RWpとによつて形成されると考えられ
るループが遮断されるため、再生現象が起らなく
なる。しかし前述したように、会義参加者の設備
の電気的パラメータに差があるため、完全な平衡
をとることは実際上不可能である。 会義電話用回路網CNは多数の加算増幅器SAi
(i=o,l,……k)を具えている。各加算増
幅器は(k+1)個の入力端子と1個の出力端子
とを有している。例えば加算増幅器SAp(p=o,
l,……k)の(k+l)個の入力端子の内のk
個の入力端子には伝送用導線SWi(i=0,1,
2,k,i≠p)を介して接続回路CSi(i=0,
1,2,k,i≠p)を接続して、各接続回路
CSiからの情報入力信号をフアクタαだけ増幅さ
せる。加算増幅器SAp(p=0,1,…k)の1
個の入力端子は伝送用導線SWpを介して接続回路
CSp(p=0,1,2,……k)に接続して、こ
の接続回路CSpからの情報入力信号をフアクタβ
(β≠o)だけ増幅させる。これら2つの増幅し
た信号の加算信号を各増幅器SAiの出力端子から
取出して、これを受信用導線RWiを介して接続回
路CSiに供給する。この結果、各接続回路CSiは会
義に参加する他のすべての参加者の情報信号をフ
アクタαだけ増幅した信号とフアクタβだけ増幅
した各自の入力情報信号とを導線RWiを介して受
信する。ソースインピーダンスZi(i=0,1,
……k)の値がランダム値を有し、これらのイン
ピーダンスが複素的で、しかも受動的なものであ
る場合、αおよびβに対して第2図の陰影を付し
た領域内にある値を選定すれば、絶対安定の会義
電話方式が得られることを24kHzPAM構内交換
機(TBXと称されている)での実際の測定とコ
ンピユータシユミレーシヨンとにより確めた。第
2図ではαを原点が0の座標系にβの関数として
示してある。Zi=Z(ここにi=0,1,……k)
の場合の会義電話方式の減衰度は、α=2/(k
+1)で、β=(1−k)/(1+k)の場合、
またはα=−2/(k+1)で、β=(k−1)/(k
+ 1)の場合に最小となり、その減衰度は20log10
(k+1/2)に相当する。1977年の国際通信学会の 会報に発表されたR.J.d′ortenzio著による論文
“Conference fundamentals for digital PABX
equipment”に記載されているケースの場合に
は、接続回路CSiの情報入力信号が加算増幅器
SAiを介して戻されず、従つてβ=0であるの
で、この場合の減衰度は第2図に示すように
20log10kである。下記の表Iは会義参加者数(k
+1)に対する本発明による会義電話方式(β≠
o)の場合の減衰度と従来の会義電話方式(β=
0)の場合の減衰度とを示したものである。
【表】
表から明らかなように、β≠0の本発明によ
る会義電話方式の場合の減衰度はβ=0の従来の
電話方式の場合の減衰度よりもずつと低いが絶対
安定要件は同程度に満足される。kの値が極めて
高くなれば、上記表からも明らかなように、減衰
度の差は6dB以上にもなる。 第2図の陰影を付した領域はつぎの4つの直線
内に位置する領域として表わすこともできる。即
ち、 αk+β−1=0; αk+β+1=0; α−β+1=0; α−β−1=0. 極端に高かつたり、極端に低いソースインピー
ダンスが生じないものとすれば、絶対安定要件は
左程厳しくなく、予期すべきインピーダンス範囲
内での安定度は十分に適えられる。その場合には
会義電話方式(本発明の場合も、従来の場合も)
の減衰度を絶対安定要件での上述した値以下にす
ることができる。しかしこの場合でも両方式間で
の減衰度の差は維持される。絶対安定度を考慮し
なければ、αおよびβの値を第2図の陰影を付し
た領域外の値とすることにより減衰度を一層低く
することができる。 第1図に示す例では各接続回路CSiの出力情報
信号を別の参加者の加算増幅器SAp(p=0,1,
……k,p≠i)に供給し、その参加者の所で参
加者個人の情報信号もフアクタβだけ増幅して加
えるようにする。しかし、すべての接続回路から
到来する出力情報信号を加算して、各加算増幅器
の加算信号に、その加算信号にフアクタ(−α+
β)を乗じたものに対する個々の参加者の情報信
号を加えるようにすることもできる。 第1図に示す実施例のハードウエアにて作製さ
れる会義電話用回路網CNの機能はソフトウエア
にて果すこともできることは明らかである。 実際上、ハイブリツドポート回路は決して理想
的なものではない。このハイブリツドポート回路
は端末niから伝送用導線SWiへの信号の伝送中に
所定の減衰度を呈する。しかしこのことは決して
打ち勝ち難い問題ではない。その理由は他のハイ
ブリツドポート回路が同じ減衰度を呈するものと
すれば、加算増幅器SAiの利得率α,βをこの状
態に適合さすることができるからである。すべて
のハイブリツドポート回路により1/2の減衰度が
与えられる場合には、すべての利得率を2αおよ
び2βに選定する必要がある。例えば幾人かの参
加者は同一局部交換機に接続され、しかも1人以
上の他の参加者は1つ(または同数個の)高次の
交換機を介して会義電話用回路に接続されること
からして、会義参加者の出力レベルは不等とする
こともできる。その場合、幾人かの参加者の利得
率は、必ずしも加算増幅器ASiに供給される信号
がすべてα(β)だけ増幅されるのではなくて、
予定した参加者から到来する信号がα(β)だけ
大きく、または小さく増幅されるようにする必要
がある。
る会義電話方式の場合の減衰度はβ=0の従来の
電話方式の場合の減衰度よりもずつと低いが絶対
安定要件は同程度に満足される。kの値が極めて
高くなれば、上記表からも明らかなように、減衰
度の差は6dB以上にもなる。 第2図の陰影を付した領域はつぎの4つの直線
内に位置する領域として表わすこともできる。即
ち、 αk+β−1=0; αk+β+1=0; α−β+1=0; α−β−1=0. 極端に高かつたり、極端に低いソースインピー
ダンスが生じないものとすれば、絶対安定要件は
左程厳しくなく、予期すべきインピーダンス範囲
内での安定度は十分に適えられる。その場合には
会義電話方式(本発明の場合も、従来の場合も)
の減衰度を絶対安定要件での上述した値以下にす
ることができる。しかしこの場合でも両方式間で
の減衰度の差は維持される。絶対安定度を考慮し
なければ、αおよびβの値を第2図の陰影を付し
た領域外の値とすることにより減衰度を一層低く
することができる。 第1図に示す例では各接続回路CSiの出力情報
信号を別の参加者の加算増幅器SAp(p=0,1,
……k,p≠i)に供給し、その参加者の所で参
加者個人の情報信号もフアクタβだけ増幅して加
えるようにする。しかし、すべての接続回路から
到来する出力情報信号を加算して、各加算増幅器
の加算信号に、その加算信号にフアクタ(−α+
β)を乗じたものに対する個々の参加者の情報信
号を加えるようにすることもできる。 第1図に示す実施例のハードウエアにて作製さ
れる会義電話用回路網CNの機能はソフトウエア
にて果すこともできることは明らかである。 実際上、ハイブリツドポート回路は決して理想
的なものではない。このハイブリツドポート回路
は端末niから伝送用導線SWiへの信号の伝送中に
所定の減衰度を呈する。しかしこのことは決して
打ち勝ち難い問題ではない。その理由は他のハイ
ブリツドポート回路が同じ減衰度を呈するものと
すれば、加算増幅器SAiの利得率α,βをこの状
態に適合さすることができるからである。すべて
のハイブリツドポート回路により1/2の減衰度が
与えられる場合には、すべての利得率を2αおよ
び2βに選定する必要がある。例えば幾人かの参
加者は同一局部交換機に接続され、しかも1人以
上の他の参加者は1つ(または同数個の)高次の
交換機を介して会義電話用回路に接続されること
からして、会義参加者の出力レベルは不等とする
こともできる。その場合、幾人かの参加者の利得
率は、必ずしも加算増幅器ASiに供給される信号
がすべてα(β)だけ増幅されるのではなくて、
予定した参加者から到来する信号がα(β)だけ
大きく、または小さく増幅されるようにする必要
がある。
第1図は本発明による四線式会義電話方式の一
例を示すブロツク線図、第2図は本発明による会
義電話方式が絶対安定を呈する(α,β)座標系
の領域を示す説明図である。 CN……会義電話用回路網、n0,n1,……nk…
…端末、Zi……ソースインピーダンス、Ei……電
圧源、CSi……接続回路、SAi……加算増幅器、
SWi……伝送用導線、RWi……受信用導線。
例を示すブロツク線図、第2図は本発明による会
義電話方式が絶対安定を呈する(α,β)座標系
の領域を示す説明図である。 CN……会義電話用回路網、n0,n1,……nk…
…端末、Zi……ソースインピーダンス、Ei……電
圧源、CSi……接続回路、SAi……加算増幅器、
SWi……伝送用導線、RWi……受信用導線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 会義に関する情報信号用の会義電話用回路
と、該回路に情報交換する各参加者を接続する接
続回路とを具え、複数の参加者間にて情報を同時
に交換する会義電話方式であつて、各接続回路が
参加者からの情報を前記会義電話用回路に伝送す
るための出力回路と、前記参加者に対する情報を
会義電話用回路から受信する入力回路とを有して
おり、前記会義電話用回路が、前記各接続回路の
出力回路からの入力情報信号を受信すると共に出
力情報信号を各接続回路の入力回路に供給すべく
配置され、1つの接続回路における入力回路に供
給される少なくとも1つの出力情報信号が、他の
接続回路からの入力情報信号の代数和に予定の比
例係数αを乗じた信号を含むようにした会義電話
方式において、前記少なくとも1つの出力情報信
号が、この出力情報信号を供給する接続回路から
到来する入力情報信号に予定の比例係数βを乗じ
た信号も含み、前記比例係数βを0に等しくせ
ず、β≠0として、(α,β)の座標系の原点の
まわりに位置する領域内で、値αおよびβが直線
αk+β−1=0,αk+β+1=0,α−β+1
=0およびα−β−1=0によつて画成される個
所に含まれる領域にて会義電話方式が絶対安定と
なり、ここに(k+1)を会義電話方式に参加さ
せることのできる参加者の最大数としたことを特
徴とする会義電話方式。 2 前記比例係数αを2/(k+1)にほぼ等し
くし、且つ前記比例係数βを(1−k)/(1+
k)にほぼ等しくし、ここに(k+1)を会義電
話方式に参加させることのできる参加者の最大数
(k2)としたことを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載の会義電話方式。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL8006519A NL8006519A (nl) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | Conferentiestelsel voor telefonie. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57119549A JPS57119549A (en) | 1982-07-26 |
JPH0351149B2 true JPH0351149B2 (ja) | 1991-08-05 |
Family
ID=19836264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56192676A Granted JPS57119549A (en) | 1980-12-01 | 1981-11-30 | Conference telephone system |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JPS57119549A (ja) |
DE (1) | DE3146865A1 (ja) |
FR (1) | FR2495416A1 (ja) |
GB (1) | GB2088673B (ja) |
NL (1) | NL8006519A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8006518A (nl) * | 1980-12-01 | 1982-07-01 | Philips Nv | Conferentiestelsel voor telefonie. |
NL8201058A (nl) * | 1982-03-15 | 1983-10-03 | Philips Nv | Werkwijze en inrichting voor het tot stand brengen van een conferentieverbinding in een tdm communicatiestelsel. |
NL8202667A (nl) * | 1982-07-02 | 1984-02-01 | Philips Nv | Vierdraadsversterkte lijn en conferentieschakeling bevattende dergelijke vierdraadsversterkte lijnen. |
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FR2592541B1 (fr) * | 1985-12-31 | 1991-10-11 | Leroy Alain | Terminal telephonique de teleconference. |
JPH0783409B2 (ja) * | 1986-01-22 | 1995-09-06 | 岩崎通信機株式会社 | 割込通話方式 |
JP2538400Y2 (ja) * | 1991-09-18 | 1997-06-11 | 株式会社ニート | 製品の収容容器 |
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DE2861171D1 (en) | 1977-12-05 | 1981-12-24 | Post Office | A control unit for establishing a four-wire link via a pair of telephone lines |
US4289932A (en) | 1979-10-15 | 1981-09-15 | Reed Roger R | Conferencing communications system |
US4360910A (en) | 1980-07-23 | 1982-11-23 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force | Digital voice conferencing apparatus in time division multiplex systems |
-
1980
- 1980-12-01 NL NL8006519A patent/NL8006519A/nl not_active Application Discontinuation
-
1981
- 1981-11-20 US US06/323,622 patent/US4425478A/en not_active Expired - Fee Related
- 1981-11-25 FR FR8122045A patent/FR2495416A1/fr active Granted
- 1981-11-26 DE DE19813146865 patent/DE3146865A1/de not_active Ceased
- 1981-11-27 GB GB8135935A patent/GB2088673B/en not_active Expired
- 1981-11-30 JP JP56192676A patent/JPS57119549A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50128905A (ja) * | 1974-03-22 | 1975-10-11 | ||
JPS5331910A (en) * | 1976-09-06 | 1978-03-25 | Mitsubishi Electric Corp | Conference telephone unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4425478A (en) | 1984-01-10 |
DE3146865A1 (de) | 1982-07-01 |
GB2088673B (en) | 1985-05-15 |
NL8006519A (nl) | 1982-07-01 |
FR2495416A1 (fr) | 1982-06-04 |
FR2495416B1 (ja) | 1984-12-14 |
GB2088673A (en) | 1982-06-09 |
JPS57119549A (en) | 1982-07-26 |
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