JPH0351147Y2 - - Google Patents

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JPH0351147Y2
JPH0351147Y2 JP11975685U JP11975685U JPH0351147Y2 JP H0351147 Y2 JPH0351147 Y2 JP H0351147Y2 JP 11975685 U JP11975685 U JP 11975685U JP 11975685 U JP11975685 U JP 11975685U JP H0351147 Y2 JPH0351147 Y2 JP H0351147Y2
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JP
Japan
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ceramic
holes
porous
ceramic plate
molded body
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JP11975685U
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JPS6228528U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、セラミツク多孔質成形体に関するも
のである。
〔従来の技術〕
セラミツク多孔質成形体は、ろ過材、触媒担
体、輻射熱変換体、熱交換蓄熱体等に用いられて
いる。従来、比種セラミツク多孔質成形体として
ハニカム状成形体、セラミツクフオーム、線条多
孔体が挙げられる。
ハニカム状成形体は、一定の寸法形状のセル膜
を集合させてハニカム形状を形成し、更に線条多
孔体は、多数本の線条押出物を連続する螺旋状に
成形ダイスに充填し、後にこの塊を乾燥、焼成し
て形成し、セラミツクフオームは、連続気孔の三
次元骨格構造に形成してある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記ハニカム状成形体は、空隙を流
れる流体が層流になり、各セル間で混合が行われ
ず、ろ過効率、触媒反応効率、輻射熱変換効率、
熱交換率が根本的に悪い。セラミツクフオーム
は、ろ過効率等の効率を所望に設定するに際し
て、空隙率が異なる種々のポリウレタンフオーム
の骨格を用意しなければならず、再現するのが面
倒である。線条多孔体は、原料の粘性、水分率の
バラ付きで成形ダイスに充填される螺旋状の線条
押出物が重みによつて不均一な空隙率になり易
く、所望の効率の再現達成が不可能である。
本考案は、上記従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、ろ過、触媒反応、輻射
熱変換、熱交換の各所望効率を偶然性に頼ること
なく簡単に再現できるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために講じた技術的手段
は、セラミツク板を複数枚積層して形成されるセ
ラミツク多孔質成形体であつて、各セラミツク板
は、該板に直交するY線に対してある角度をもつ
て同方向に傾斜する多数の孔を開孔したラス網形
状に形成してなり、該セラミツク板複数枚を、水
平方向に所望角度旋回して積層したことを要旨と
する。
〔作用〕
上記技術的手段によれば、積層された各セラミ
ツク板の孔通過時各毎に方向変換して蛇行状に流
体を流下させてその流体を良好に混合する。セラ
ミツク板の旋回角度でその流体の混合率を自由に
変えられる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上のように構成したので下記の利
点がある。
(1) 所望な混合率の設定が構成部材であるセラミ
ツク板の旋回角度の調整で簡単に行え、且つそ
の旋回角度の再設定でその混合率を再現でき
る。
(2) しかも、各セラミツク板如の孔の大きさや傾
斜角度を可変することで混合率を更に微小な範
囲まで調整でき、用途範囲が拡張する。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
セラミツク板aは、使用目的に応じて選定した
コージエライト、炭化珪素、アルミナ等のセラミ
ツク材料を用いて所望厚で且つ所望面積に形成し
てなり、多数の孔1を有するラス網形状に形成さ
れている。
孔1は、流体(ろ過用源液、排ガス等)の流孔
であり、各セラミツク板aごとに、該板に直交す
るY線6に対して孔芯を所望角度傾斜させ且つ同
一方向を向いて開孔してある。
この各セラミツク板a…は、グリーンシート時
に、水平方向に所望角度旋回させた状態で積層
後、焼成して本実施例のセラミツク多孔質成形体
Aを形成している。
尚、旋回角度は、目的とする流体の混合効率を
前提として選定されるが、本実施例では、下位の
セラミツク板aに対して上位のセラミツク板aを
90度旋回したセラミツク多孔質成形体Aを図示し
ている。
ちなみに、多数の孔1が同一方向に傾斜するセ
ラミツク板a…はグリーンシート時に第4図、第
5図に示す成形装置Bを用いて成形する。この成
形装置Bはグリーンシート段階のセラミツク板a
…を送り出する上下一対の転送ローラ5,5と、
そのセラミツク板a…にスリツト4…を千鳥状に
入れる上下一対のスリツターロール3,3′と、
その上位のスリツターロール3に取着したカツタ
ー2…とで構成してある。
上記上位のスリツターロール3は第5図に示す
ように下位のスリツターロール3′と平行関係で
回転可能に軸支してなり、長さ方向全長に渡つて
千鳥状に散在するカツター2…を、軸芯に対して
得ようとするスリツト4の傾斜角度と同一角度で
もつて取着してある。
カツター2…は上記スリツターロール3の全長
に渡る全てのものを同一長さとし前記転送ローラ
5,5で送り出されるセラミツク板a…を貫通し
て下位のスリツターロール3′の外周面に先端部
が当接もしくは喰い込むようにしてなり、セラミ
ツク板a…に自動的に順次喰い込みながら回転し
て所望傾斜角度のスリツト4…を順次千鳥状に穿
設(カツト)する。
スリツト4…は上記カツター2…の先端のカツ
ト実行部が前記スリツターロール3の軸芯を中心
として鉛直上に円状の軌跡を描き、穿設力以外に
セラミツク板a…を変形させるような応力を生じ
させない為、所定通りにカツトされる。
また、多数のスリツト4…を千鳥状に入れた
後、所望長さにカツトし、しかる後に該シートを
幅方向に延伸することで成形され、この時、該シ
ートに直交するY線6に対して孔芯が傾斜する平
面視略ひし形の孔1を、多数開孔する。
この孔1は、第3図に示すように、延伸方向の
孔1中央部分の傾斜がスリツト4…のカツト面角
度になり、若干の捻れを伴いながら孔1左右端に
行くに従つてその傾斜が漸減し左右端で皆無にな
る実体形状になる。また、孔1の開孔手段は、ス
リツターロール3,3′に限らず、その他の装置
を用いても任意である。
従つて、孔1の傾斜角度及び幅は、カツター2
…の、軸芯(上位のスリツターロール3の軸芯)
に対する傾斜角度及び幅、延伸時の引き延ばし倍
率によつて決定できる。
尚、図面に示す積層構造に限らず、各セラミツ
ク板a…個々間の四隅等、所望箇所にスペーサー
を介在してもかまわない。そのスペーサーは、一
緒に焼成できるセラミツクのグリーンシートや焼
成後に介入できる耐熱性の接着材を使用する。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案セラミツク多孔質成形体の実施
例を示し、第1図は、平面図で一部省略する、第
2図は、2−2線断面図、第3図は、セラミツク
板の部分拡大斜視図、第4図は、セラミツク板の
成形状態を示す斜視図、第5図はスリツターロー
ルで傾斜状のスリツトを穿設した状態を示す概略
図である。 尚図中、a:セラミツク板、1:孔、A:セラ
ミツク多孔質成形体、6:Y線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セラミツク板を複数枚積層して形成されるセラ
    ミツク多孔質成形体であつて、各セラミツク板
    は、該板に直交するY線に対してある角度をもつ
    て同方向に傾斜する多数の孔を開孔したラス網形
    状に形成してなり、該セラミツク板複数枚を、水
    平方向に所望角度旋回して積層したことを特徴と
    するセラミツク多孔質成形体。
JP11975685U 1985-08-02 1985-08-02 Expired JPH0351147Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11975685U JPH0351147Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02

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JP11975685U JPH0351147Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02

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Publication Number Publication Date
JPS6228528U JPS6228528U (ja) 1987-02-20
JPH0351147Y2 true JPH0351147Y2 (ja) 1991-10-31

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JP11975685U Expired JPH0351147Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02

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