JPH035093Y2 - - Google Patents

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JPH035093Y2
JPH035093Y2 JP1985069171U JP6917185U JPH035093Y2 JP H035093 Y2 JPH035093 Y2 JP H035093Y2 JP 1985069171 U JP1985069171 U JP 1985069171U JP 6917185 U JP6917185 U JP 6917185U JP H035093 Y2 JPH035093 Y2 JP H035093Y2
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JP
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hole
solder
piece
contact
female contact
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はプリント基板に搭載され、ハンダデイ
ピングにて接続を得るようにしたコネクタに関す
る。
従来技術とその問題点 コネクタをハンダデイピングによりプリント基
板のスルーホールに接続する場合、フラツクスが
雌コンタクトを保有するコネクタ基盤の孔内に浸
入し接触不良の原因となり、その解決が課題とな
つている。
このフラツクス防止対策の一つとして、従来上
記雌コンタクトからコンタクト保有孔外へ突出さ
れたプリント基板挿入用脚片の周囲の間隙をでき
るだけ密閉する手段を講じコンタクト保有孔内へ
のフラツクス浸入を抑止する方法が種々考えられ
ているが、密閉を完全にすることは困難で、フラ
ツクスの浸入を回避し難い現状にある。そればか
りか却つて爾後のフラツクス洗滌における洗滌が
入り憎くなり孔内にこもつたフラツクスの洗滌に
支障を来す結果となつている。又間隙よりコンタ
クト保有孔内へ浸入してしまつたフラツクスは内
部にこもりがちであり、より有害となる。
而して最近では上記の実情から逆に雌コンタク
トを保有する孔を開放状態にし通気性、放熱性を
良好にしてフラツクスの放出を促進する構成とす
ると共、洗滌液の通りを良好にしフラツクス洗滌
効果を向上させる構成が採られている。又この構
成はコンタクト保有孔の開放口から雌コンタクト
を容易に植込むことができ、密閉手段を付加しな
いから安価でもある等の利点を有するが、時とし
てハンダがコンタクト保有孔内へ流入し孔中央部
に高く盛上がることがあり、このために雌コンタ
クトを孔他端から挿入する過程でこのハンダに突
当つてしまいそれ以上の挿入を困難にする不具合
を来すことがある。
考案の目的 而して本考案は上記コンタクト保有孔を開放状
態にしてハンダデイピングする機構を損なうこと
なく極めて簡単な手段の付加により上記ハンダの
過度の盛上りを確実に防止することを可能とした
ものであつて、よつて上記コンタクト保有孔を開
放状態にしてハンダデイピングする場合の上記長
所を有効に活用せんとするものある。
考案の構成 本考案は上記の如くコンタクト保有孔を一端及
び他端において開放する透孔にしてフラツクス放
散及び洗滌液の通液を良好にしたコネクタにおい
て、上記透孔内壁にその一端が該透孔の脚片突出
口を達するハンダ流入溝を設け、該ハンダ流入溝
を配した透孔内壁に上記脚片が連なる部位の雌コ
ンタクト基部の支持片背後に該支持片によつて側
面を覆われ両端で開放された管路を形成する構成
とすることによりコンタクト保有孔内壁面にハン
ダ逃げ機能を具備させ、孔中央部への過度のハン
ダ盛上りを防止するようにしたことを特徴とする
ものである。
考案の実施例 以下本考案の実施例を第1図乃至第5図に基い
て詳述する。
図において、1はコネクタ基盤、10はプリン
ト基板を示す。コネクタ基盤1には多数のコンタ
クト保有孔たる透孔2が穿けられている(図面は
単一の孔を摘示している)。
該透孔2はその一端がコネクタ基盤の上面にお
いて開口3′し、他端が同下面において開口3し、
孔内に雌コンタクト4を保有している。該雌コン
タクト4は雄コンタクト12を挟持すべく対向配
置された一対の接片5を具備して透孔2の一端開
口3′から挿入された雄コンタクト12と接続す
ると共に、透孔2の他端開口3から透孔外へ延出
せる脚片8を具備し、該脚片8をプリント基板1
0のスルーホール11に挿入しハンダデイピング
に供する。
上記雌コンタクト2を形成する両接片5はその
各基部支持片12aの一側縁が連結片12bで一
体に連結され、該基部支持片12aと連結片12
bとで略コ形となし開口3から透孔2内へ圧入し
内壁に固装する。上記プリント基板接続用の脚片
9は上記一方の接片5の基部支持片12aから延
出されている。
而して、上記の如くなされた透孔内壁にハンダ
流入溝6を設ける。該ハンダ流入溝6は上記雌コ
ンタクト4を構成する接片基部の支持片12a背
後に沿い延在し、その一端が透孔2の開口部3に
達し脚片8の背後において開口すると共に、他端
が支持片12aを超え接片5の背後において透孔
2内に開口する。
即ち、ハンダ流入溝6が延在する透孔内壁に上
記雌コンタクト基部の支持片12aが密着され、
同溝側面と同支持片12aで覆うと共に、その一
端が脚片8の背後においてスルーホール11と対
向し開口され、他端が透孔2内に開口して透孔開
口部3′と連通せる管路を形成する。
よつてハンダデイピング時、脚片8が挿通され
たスルーホール11から過度に流出せるハンダの
一部を同脚片8の案内にて上記管路内へ流入さ
せ、同管路内に保留する。即ち透孔内壁部に透孔
開口部3から透孔中央部へ流入せんとするハンダ
の逃げ機能を具備させる。これによつて仮にスル
ーホール11よりハンダが溢れることがあつても
雄コンタクト12と干渉する高さまでの過度の盛
上りは防止される。
第1図乃至第5図はハンダ流入溝7を上記ハン
ダ流入溝6と対向する透孔内壁に対称に配置した
実施例を示す。該ハンダ流入溝7は一方の支持片
12aと対向する他方の支持片12aの背後に延
在する。雌コンタクト4が図示の状態から180゜回
転して植込まれた場合、上記ハンダ流入溝7は脚
片8を有する側の一方の支持片12aの背後に延
在することとなる。
第1図、第2図は一実施例として上記ハンダ流
入溝6,7を支持片12aを超えた直後において
透孔内に開口させた場合を示し、第3図、第4図
は他例として上記ハンダ流入溝6,7を接片5の
上端に達する位置(透孔開口部において形成され
た小径の雄コンタクトガイド孔下端の段部に達す
る位置)まで延在させた場合を示す。同様にして
第5図に示す如くハンダ流入溝15を連結片12
bの背後に形成することができる。
更に実施に応じ接片5に据込形成した補強リブ
13を第1図乃至第5図に示すようにハンダ流入
溝6,7が延在する領域まで到達させ、該ハンダ
流入溝6,7と補強リブ13の背面の長溝とを対
向させる。同様に第3図、第4図に示すように脚
片8に据込形成した補強リブ9をハンダ流入溝6
が延在する領域まで到達させ、該ハンダ流入溝6
と補強リブ9背面の長溝とを対向させる。
又第4図に示すよう補強リブ9と13を連結
し、一連の補強リブ14にしても良い。上記補強
リブの配置によつてハンダ流入溝6と対向する同
リブ背面の溝部分にもハンダを保留できる。
考案の効果 而して本考案は以上詳述したように、コンタク
ト保有孔を両端において開放せる透孔にしてフラ
ツクス放出及び洗滌液の通液性を良好にしたコネ
クタにおいて、上記透孔内壁に一端が透孔突出口
を達するハンダ流入溝を設け、該ハンダ流入溝が
脚片が連なる雌コンタクト基部の支持片で覆つて
管路を形成し、該管路一端を上記脚片背後におい
て開口させ、他端を透孔内に開口させる構成とし
たので、ハンダデイピング時、仮に脚片8が挿通
されたプリント基板10のスルーホール11から
ハンダが流出することがあつても、該流出ハンダ
の一部若しくは殆どは脚片8の背面に沿い上記ハ
ンダ流入溝6内へと流入され、同溝内に保留され
る。既述の如く該ハンダ流入溝6が支持片12a
と協働して管路を形成し、その毛管現象にて透孔
開口部3より透孔中央部へ流入するハンダの一部
を積極的に同管路内へ誘引し貯留する。所謂ハン
ダ逃げ効果を発揮する。これによつて仮にプリン
ト基板のスルーホールから余剰のハンダが流出し
透孔内へ流入せんとする事態が生じても透孔中央
部へのハンダの過度の盛上りを効果的に防止で
き、透孔内ハンダが高く盛上つて雄コンタクトの
挿入に支障を来す事態を確実に解消できるもので
ある。
又本考案はコンタクト保有孔を開放状態にして
ハンダデイピングする場合の長所(フラツクス放
出効果、洗滌効果)も有効に活用できる等、構造
簡素にしてその実用上の効用が大きい特徴があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る搭載コネクタの実施例を
示す雌コンタクト部を正面視する拡大縦断面図、
第2図は同側面視する拡大縦断面図、第3図は同
他例を示し第1図と同様正面視する拡大縦断面
図、第4図は同他例を第2図と同様側面視する拡
大縦断面図、第5図は上記各実施例における雌コ
ンタクト部基部の横断面図である。 1……コネクタ基盤、2……透孔、3,3′…
…透孔開口部、4……雌コンタクト、5……接
片、6,7,15……ハンダ流入溝、8……脚
片、9,13,14……補強リブ、10……プリ
ント基板、11……スルーホール、12a……支
持片、12b……連結片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コネクタ基盤に貫設した透孔に雌コンタクトを
    保有させ、該雌コンタクトの基部に透孔内壁に圧
    入して雌コンタクトを支持する基部支持片を有
    し、該基部支持片から上記透孔の一端開口部外へ
    延出せる脚片を具備させ、該脚片をプリント基板
    のスルーホールに挿入しハンダデイピングする構
    成とすると共に、上記透孔の他端開口部から雌コ
    ンタクトを挿入し上記雌コンタクトとの接続を得
    る構成としたコネクタにおいて、上記透孔内壁に
    一端が該透孔の上記一端開口部へ達するハンダ流
    入溝を設け、該ハンダ流入溝の側面を上記脚片に
    連なる基板保持片で覆い。該基部支持片とハンダ
    流入溝とで一端が脚片背後にスルーホールと対向
    して開口し、同他端が透孔内に開口する管路を形
    成したことを特徴とするプリント基板搭載コネク
    タ。
JP1985069171U 1985-05-09 1985-05-09 Expired JPH035093Y2 (ja)

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JP1985069171U JPH035093Y2 (ja) 1985-05-09 1985-05-09

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JP1985069171U JPH035093Y2 (ja) 1985-05-09 1985-05-09

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