JPH035082Y2 - - Google Patents

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JPH035082Y2
JPH035082Y2 JP16532483U JP16532483U JPH035082Y2 JP H035082 Y2 JPH035082 Y2 JP H035082Y2 JP 16532483 U JP16532483 U JP 16532483U JP 16532483 U JP16532483 U JP 16532483U JP H035082 Y2 JPH035082 Y2 JP H035082Y2
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JP
Japan
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lamp
sodium
arc tube
leakage
tube
Prior art date
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JP16532483U
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JPS6073167U (ja
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、両端に電極を封着した透光性セラミ
ツク管の内部に少なくともナトリウムを封入して
なる発光管を外管の内部に収納した高圧ナトリウ
ムランプの改良に関し、特に発光管のリークを早
期に発見できるようにした高圧ナトリウムランプ
に関する。
(考案の技術的背景とその問題点) 両端に電極を封着した透光性セラミツク管の内
部にナトリウム、水銀及び希ガスを封入してなる
発光管を具備する高圧ナトリウムランプにおいて
は、往々にしてバツクアーク現象に起因する発光
管のリークが発生し発光管内のナトリウムが外部
に漏出する。バツクアーク現象は、ランプの起動
時に電極温度がまだ十分に上昇しない段階におい
てアークスポツトが電極の根本付近に発生し移動
点滅する現象で、これにより発光管のシール部に
急激な熱衝撃が加わり、甚しい場合はシール部に
亀裂が生じてリークし、この部分からナトリウム
が漏出するのである。
ところが、このバツクアーク現象によるリーク
の大きさは、通例10-7torr/秒前後でかなり小さ
い。このため、ナトリウムの漏出によつて起るラ
ンプ電圧の上昇も1000時間で5V程度と緩慢で、
ランプ働程中、リークが発生してから数千時間後
にリークであると気付く場合が多い。これによ
り、ランプ特性の試験をやり直す場合やランプの
改良設計に長時間を要するという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記のような問題点に鑑みて考案され
たもので、簡易な手段で発光管からのナトリウム
の漏出を早期にかつ確実に検出できるようにした
高圧ナトリウムランプを提供することを目的とす
る。
(考案の概要) 本考案は、ナトリウムを封入してなる発光管を
外管の内部に収納した高圧ナトリウムランプにお
いて、外管の内部であつて発光管の点灯中に200
℃以上となる場所に、発光管からのナトリウム漏
出を検知するための鉛入り軟質ガラスを設置した
ことを特徴とする。
(考案の実施例) 本考案は次のような実験に基づいてなされたも
のである。
すなわち、考案者等は、発光管からのナトリウ
ムの漏出が顕著になると発光管を収納した外管が
着色する点に着目して第1図に示すような実験用
のランプを用意した。これはランプの寿命試験で
リークを生じた発光管を取り出し、その発光管1
を別の外管2に収納するとともに、外管2の内部
であつて発光管1の点灯中に温度の異る適所、例
えば発光管1の下端部A、上端部B、及びステム
直下部C(何れもベースアツプ点灯の場合)に位
置する発光管支柱に、鉛入り軟質ガラス3、硬質
ガラス4、及び石英ガラス5をそれぞれ取り付け
た構造のランプである。ランプは、現在実用化さ
れている高圧ナトリウムランプの中で点灯中にお
ける動作温度が最も低い50Wのランプを使用し
た。かかる容量のランプを定格入力で点灯する
と、一般に外管2の内部のA部は約200℃、B部
は約235℃、C部は140℃となるのが普通である。
しかして、上記のような実験用ランプを点灯し
たところ、約100時間ほどで、A部及びB部に設
置した鉛入り軟質ガラス3のみが着色した。ま
た、A部とB部に設置した鉛入り軟質ガラスの着
色の度合は、温度の高いB部の方が濃く着色し
た。さらに長時間にわたつてランプを点灯する
と、C部に設置した鉛入り軟質ガラス及びB部、
A部、C部に設置した硬質ガラス、石英ガラスの
順に次第に着色するが、ここまでリークが進むと
外管全体もうすく着色し外管内に設置したガラス
によらなくともナトリウムの漏出を確認できるよ
うになる。つまり、外管等の着色を待つまでもな
く、早期に発光管からのナトリウムの漏出を検出
するためには、外管の内部であつて、発光管の点
灯中に200℃以上になる場所に鉛入り軟質ガラス
を設置しておき、その着色の度合を見ればよい。
第2図は本考案を実施した高圧ナトリウムラン
プであつて、点灯中に外管内の鉛入り軟質ガラス
が着色したものの点灯時間とランプ電圧の変化の
関係を示したものである。図中イのランプは初期
ランプ電圧50Vであつたが、250時間経過後ラン
プ電圧は53Vに上昇しこの時点で外管内の鉛入り
軟質ガラスに着色が見られ、600時間経過時で立
ち消えを起した。またロのランプは初期ランプ電
圧47Vで、この値は2000時間経過後においても変
らなかつたが約1500時間経過した時点で外管内の
鉛入り軟質ガラスに着色が見られた。そして2000
時間を過ぎたあたりからランプ電圧は急激に上昇
しはじめ5000時間経過時で立ち消えを起した。つ
まり、このランプは当初正常であつたが、1500時
間経過前に発光管がリークしたため外管内の鉛入
り軟質ガラスが着色し、2000時間経過したあたり
からナトリウム漏出によるランプ電圧上昇が顕著
となり遂に立ち消えに至つたものと考えられる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば外管内の200℃以上となる場所に鉛入り軟質ガ
ラスを設置するという簡易な手段により、発光管
のリークに基づくナトリウムの漏出を早期にかつ
確実に検出することができる。したがつて、実際
にランプの立消え等の事故が生ずる前にランプを
交換することができる。また、ランプの特性試験
のやり直しや改良設計などを短時間で行うことも
できるようになる。さらにナトリウムの漏出をラ
ンプを破壊することなく早期に検知できるという
点も大きなメリツトである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実験に用いた実験用のランプ
の側面図、第2図は本考案を実施した高圧ナトリ
ウムランプの点灯時間とランプ電圧の関係図であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端に電極を封着した透光性セラミツク管の内
    部に少なくともナトリウムを封入してなる発光管
    の外管の内部に収納した高圧ナトリウムランプに
    おいて、前記外管の内部であつて発光管の点灯中
    に200℃以上となる場所に、発光管からのナトリ
    ウム漏出を検知するための鉛入り軟質ガラスを設
    置したことを特徴とする高圧ナトリウムランプ。
JP16532483U 1983-10-27 1983-10-27 高圧ナトリウムランプ Granted JPS6073167U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16532483U JPS6073167U (ja) 1983-10-27 1983-10-27 高圧ナトリウムランプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP16532483U JPS6073167U (ja) 1983-10-27 1983-10-27 高圧ナトリウムランプ

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Publication Number Publication Date
JPS6073167U JPS6073167U (ja) 1985-05-23
JPH035082Y2 true JPH035082Y2 (ja) 1991-02-08

Family

ID=30362232

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JP16532483U Granted JPS6073167U (ja) 1983-10-27 1983-10-27 高圧ナトリウムランプ

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JPS6073167U (ja) 1985-05-23

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