JPS6319751A

JPS6319751A - 低圧放電ランプ及び低圧放電ランプ装置

Info

Publication number: JPS6319751A
Application number: JP16382786A
Authority: JP
Inventors: Akihiro Inoue; 昭浩井上
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-07-14
Filing date: 1986-07-14
Publication date: 1988-01-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分計）本発明はＷ字形など同一平面に沿って蛇行した管形バル
ブを有する低圧放電ランプ及び低圧放電ランプ装置の改
良に関する。

（従来の技術）従来、蛍光ランプ、ナトリウムランプあるいは紫外線ラ
ンプなどの低圧放電ランプにおいて、主照射方向に対す
る発光面を大きくして明るくシかも影の少ない照明を得
るため、管形バルブを同一平面に沿って蛇行させたもの
が知られている。

このような低圧放電ランプはバルブの両端部を電極と排
気管を有するステムで閉塞してあり、この排気管から排
気したのち水銀と始動ガスを封入し、排気管の残痕は口
金で被覆しである。

（発明が解決しようとする問題点）このような従来の低圧放電ランプは排気管が蛇行したバ
ルブの端部に位置しており、排気に際し、排気管を支持
して吊下げた状態で加熱しながら排気する。この場合、
ランプの重心が排気管の側方に位置するので、排気管を
折り曲げる方向にモーメントを生じ、このため排気中に
排気管が折損することがある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）本発明は蛇行形低圧放電ランプにおいて排気中に排気管
が折損するおそれをなくすためになされたもので、同一
平面上において奇数回折曲した蛇行する管形バルブの中
央又は中央側でかつバルブ端部と同方向を向いた折曲部
に排気管を突設したことにより、排気管を支持して排気
するときランプの重心が排気管の下方に来るようにして
排気管に曲げモーメントが加わらないようにしたもので
ある。

又、本発明は併せてこのようなランプに適する口金構造
を有する放電ランプ装置を提供するものであり、上記放
電ランプのバルブ端部及び排気管を収容するとともに放
電ランプを支持する口金を放電ランプに装着してなり、
上記口金は排気管を収容する部分がバルブの両端を収容
する部分よりモ突出してソケットとの嵌合部を構成して
いることにより、口金を小さくできるようにしたもので
ある。

（作　用）たとえば、Ｗ字形のように奇数回折曲して蛇行させた管
形バルブにおいては中央の折曲部がバルブの中央部にな
る。そうして、中央の折曲部を支持すればバルブはほぼ
水平になり、その重心は支持点のほぼ直下に来る。そこ
で、中央の折曲部においてバルブのなす面に沿って排気
管を突設すれば、排気管の突出方向とこれを支持したと
きの重力の方向とはほぼ一致し、曲げモーメントがほと
んど生じない。

また口金の突出している嵌合部はソケットとの嵌合の機
能を有するだけでなく、排気管を収容する保護容器の機
能をも有している。従って排気管がバルブ端部に存在し
ている場合に１口金に排気管を収容する部分を設け、こ
の部分よりもさらに突出する嵌合部を口金中央に設ける
必要があるのに比べて口金を小さくすることができる。

（実施例）本発明の詳細を第１図に示す実施例蛍光ランプによって
説明する。（１）は同一平面上において３回折曲して蛇
行する管形ガラスバルブ、（２）はこのバルブ（１）の
内面に形成された蛍光膜、（３）、（３）はバルブ（１
）の両端面を閉塞するステム、　（４）、（４）。

（４）　、　（４）はこれらステム（３）　、　（３）
を貫通する２対のリード線、（５）、（５）はこれらリ
ード線（４）　、　（４）　、　（４）　。

（４）間に接続されたフィラメント電極、（６ａ）　、
　（６ａ）はバルブ（１）の中央の折曲された排気管、
（７）は−方の排気管（６ａ）内に封装された主たるア
マルガム。

（８）はフィラメント電極（５）の近傍に配設されだ補
助のアマルガムである。

上記バルブ（１）は図に示すように２個のＵ字形素体（
１１）、（１１）を同一平面上に併置し、中央側の脚（
１２）　、　（１２）の先端部間を放電が連通できる内
径を有する連結部（１３）で連結しである。そうして中
央側の両脚（１２）、（１２）の端面ば閉塞体（１４）
　、　（１４）で閉塞してこれにそれぞれ排気管（６）
　、　（６）を脚（１２）。

（１２）の軸方向に突設し、外側の脚（１５）　、　（
１５）の端面を上述のステム（３）、（３）で閉塞しで
ある。

このようなバルブ（１）を得るには、たとえば、２個の
Ｕ字管形素体（１１）、（１２）の中央側になるべき脚
（１２）　、　（１２）の端面を排気管（６ａ）　、　
（６ｂ）を有する閉塞体（１４）　、　（１４）でそれ
ぞれ気密閉塞する。ついで、外側脚（１５）　、　（１
５）の端面をゴム栓などで仮閉塞する。そうして、連結
予定部をバーナで局部加熱して軟化させ排気管（６）　
、　（６）から空気を吹き込んで連結予定部を膨出させ
てその先端を破裂させ、ガラスが固化する前に膨出部を
付合わせて溶着させ、適当に局部加熱して整形したのち
焼鈍すればよい。

そうして、このようにして得られたバルブ（１）内面に
蛍光膜（２）を形成したのち外側の脚（１５）。

（１５）をフィラメント電極（５）をマウントし、補助
のアマルガム（８）を取付けたステム（３）　、　（３
）で閉塞する。そうして、一方の排気管（６ａ）に主た
るアマルガム（７）を充填して封止する。そうして、他
方の排気管（６ｂ）を下向き排気口に装着し、バルブ全
体を加熱しながら排気し、電極（５）　、　（５）を活
性化し、充分に排気してアルゴンなどの始動力を充填し
て排気管（６ａ）を封切する。

この排気工程において、他方の排気管（６ｂ）は中央側
の脚（１２）の端面にその軸方向に突設されているので
、この排気管（６ｂ）を排気口に吊持すると、ランプの
重心は排気管（６ｂ）のほぼ直下に来て、排気管（６ｂ
）の突出方向と重力方向とほぼ一致する。

したがって、排気中に排気管（６ｂ）に負荷される曲げ
モーメントは極めて小さく、排気管（６ｂ）が折損する
おそれがない、そうして、排気が終ったらバルブ（１）
を支持しながら排気管（６ｂ）を封切するので、このと
きも排気管（６ｂ）を折損するおそれがなり１゜この蛍光ランプはそのまままたは口金を装着して用いる
ことができる。たとえば、第２図に示す口金（９）は総
ての脚（１２）　、　（１２）　、　（１５）　、　（
１５）の端部を覆う台座（９１）の中央部外面にソケッ
ト（図示しない。）に嵌着する嵌合部（９２）を突設し
て、この嵌合部（９２）の端面に４本の端子ビン（９３
）　、　（９３）・・・を突設したもので、リード線（
４）、（４）・・・を端子ピン（９３）　、　（９３）
・・・に接続したのち脚（１２）　、　（１２）　、　
（１５）　。

（１５）に装着するものである。本実施例蛍光ランプは
排気管（６ａ）　、　（６ｂ）が中央側の脚（１２）　
、　（１２）に設けられているので、この排気管（６ａ
）　、　（６ｂ）が、口金嵌合部（９２）内に収容され
、口金（９）を浅く、小さく形成できる効果もある。た
とえば排気管が従来のごとくバルブ端部に存在している
場合には、口金の両側に排気管を収容するために台座を
深くし、さらにその台座よりも突出する嵌合部を口金中
央に設けなければならない場合に比べて口金の小形化が
達成できる。

また、本実施例蛍光ランプはフィラメント電極（５）の
近傍に補助のアマルガム（８）が設けられているので、
始動に際し、フィラメント電極（５）が予熱され、その
熱によって補助のアマルガム（８）が加熱されて小量の
水銀を放出するので、始動電圧を引下げ、容易に始動で
きる。

上記実施例は２個のＵ字形管状素体（１１）、　（１１
）の中央側の脚（１２）　、　（１２）の端部を連結し
て蛇行する管形バルブに形成したが、本発明はこれに限
らず、たとえば第３図に示すように、１本の長いガラス
管（１６）　３回折曲して蛇行させ、中央の折曲部（１
７）に１個の排気管（６）を突設し、外側の脚（１５）
。

（１５）内にフィラメント電極（５）　、　（５）を封
装してもよい。この場合も、排気管（６）を排気口に装
着して吊持すれば、ランプの重心が排気管（６）のほぼ
直下に来て、排気管（６）には曲げモーメントがほとん
ど負荷されないので、排気に際して排気管（６）を折損
するおそれがない。

なお、前述の両実施例はいずれもバルブをＷ字形に形成
したが本発明はこれに限らず、同一平面上において奇数
回折曲して蛇行するばよく、この場合、ランプの重心は
排気管の下側に来る。ただし、折曲回数が例えば５回の
ような場合には、端部と同方向を向く、中央折曲部は存
在しないが、このような場合には、バルブ端部と同方向
を向く中央側の２つの折曲部に代用させ、これに排気管
をつければ良い。

また、第１図に示すランプにおいて、主たるアマルガム
をバルブのどれかの折曲部内に配置し。

排気管を２本とも排気に用いてもよい。そうして、本発
明は蛍光ランプのほか紫外線ランプや低圧ナトリウムラ
ンプにも適用して同様な効果がある。

〔発明の効果〕

このように、本発明の低圧放電ランプは同一平面上にお
いて奇数回折曲して蛇行する管形バルブの両端部に電極
を封装するとともに、バルブの中央の折曲部に排気管を
突設したので、排気管を排気口に装着して吊持して排気
したときランプの重心が排気管のほぼ直下に来て、排気
管には曲げモーメントがほとんど負荷されず、したがっ
て排気工程における排気管の折損不良発生がほとんどな
くなった。

また本発明の低圧放電ランプ装置は口金の突出している
嵌合部がソケットとの嵌合の機能を有するだけでなく、
排気管を収容する保護容器の機能をも有している。従っ
て排気管がバルブ端部に存在している場合に口金排気管
を収容する部分を設けこの部分よりもさらに突出する嵌
合部を口金中央に設ける必要があるのに比べて口金を小
さくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の低圧放電ランプの一実施例の断面図、
第２図は同じく低圧放電ランプ装置の一実施例の正面図
、第３図は上記低圧放電ランプの他の実施例の正面図で
ある。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）同一平面上において奇数回折曲して蛇行する管形
ガラスバルブと、このバルブの両端部に封装された電極
と、上記バルブの中央又は中央側でかつバルブ端部と同
方向を向いた折曲部に突設した排気管とを具備したこと
を特徴とする低圧放電ランプ。
（２）バルブは複数個のＵ字形素体を並置しそれらの脚
端部側面を互いに接続しかつこの接続した脚の端面に排
気管を突設したことを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載の低圧放電ランプ。
（３）電極近傍にアマルガムの少なくとも一部を封入し
たことを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項
記載の低圧放電ランプ。
（４）同一平面上において奇数回折曲して蛇行する管形
ガラスバルブと、このバルブの両端部に封装された電極
と、上記バルブの中央又は中央側でかつ端部と同方向を
向いた折曲部に突設した排気管とを有する低圧放電ラン
プと、上記端部及び排気管を収容するとともに低圧放電
ランプを支持する口金とからなり、上記口金は排気管を
収容する部分がバルブの両端を収容する部分よりも突出
してソケット側との嵌合部を構成していることを特徴と
する低圧放電ランプ装置。