JPH0350707Y2 - - Google Patents

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JPH0350707Y2
JPH0350707Y2 JP1984113487U JP11348784U JPH0350707Y2 JP H0350707 Y2 JPH0350707 Y2 JP H0350707Y2 JP 1984113487 U JP1984113487 U JP 1984113487U JP 11348784 U JP11348784 U JP 11348784U JP H0350707 Y2 JPH0350707 Y2 JP H0350707Y2
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JP
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raw material
blade
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supply port
blades
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JP1984113487U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水産練製品や一部の食肉加工品の製
造工程において主副原料を連続的に混合、擂潰す
る魚獣肉の連続混練装置に関する。
〔従来技術と問題点〕
蒲鉾、竹輪、ソーセージ、すり身などの練り肉
は、魚獣肉に副原料を加え十分に練り上げて製造
するものであるが、従来は、主副原料の混合、擂
潰を擂潰機、サイレントカツター、ミキサなどに
より行なつていた。しかしながら、これらの擂潰
機、サイレントカツター、ミキサなどによる混練
作業はいづれもバツチ式であるため、各バツチご
とに機械の非稼働時間が発生したり、また、練り
上つた肉をいちいち取出して他の容器に移しかえ
る必要があるなど、非能率な点が多くあるし、さ
らには混練時間が長く掛るため魚獣肉が温度上昇
して製品の品質劣化をきたすおそれがあつた。
このようなものにおける欠点を除去するものと
して、魚獣肉を連続的に混練する連続混練装置が
従来から知られている。この連続混練装置は、原
料が供給される原料供給口と、混練された原料が
排出される原料排出口とを備えたケーシング内に
前記原料供給口から原料排出口にかけて回転軸を
配設し、この回転軸に破断螺旋を描くように多数
の刃を連設してなる刃列を形成したものであり、
原料供給口からケーシング内に供給した魚獣肉お
よび副原料を回転軸の回転により刃列で原料排出
口側へ搬送するとともに、刃列を構成する各刃に
より練り上げて原料排出口から排出するようにな
つている。
しかしながら、このような従来の連続混練装置
においては、前述した刃列の破断螺旋の方向が、
回転軸の回転方向に対し原料を原料供給口側から
原料排出口側へ前進させる方向とされているの
で、原料供給口からケーシング内に供給された原
料が急速に原料排出口方向に搬送され、ケーシン
グ内の原料排出口側に原料が密に存在することに
なり、原料の温度が上昇して肉質が変化するおそ
れがあるし、回転軸に対する負荷が軸方向でアン
バランスになり振動が生じることになる。さらに
は回転軸を回転する駆動力が大きくなければなら
ないなどの欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案は、前述した従来のものにおける欠点を
除去し、ケーシング内における原料の搬送を比較
的低速で行なつて原料排出口側に原料が密に存在
する状態をなくして原料の温度上昇を防止するよ
うにした連続混練装置を提供することを目的とす
る。
〔考案の概要〕
本考案は、一対の各回転軸の回転方向に対し刃
列の各刃を、原料が原料供給口側から原料排出口
側に前進するように捻つて形成するとともに、刃
列の破断螺旋の方向を、原料が原料排出口側から
原料供給口側に後退する方向に形成したことを特
徴としている。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例により説明す
る。
本考案の混練装置のケーシング1は、第1図に
示すように、水平方向に延在しており、このケー
シング1の断面形状は、第2図に示すように、2
つの円筒2,2をそれぞれの軸方向に沿つて一部
が重なり合うように接合し相互に重なり合う部分
を切り欠き、両円筒2,2が同一水平位置を取る
ようにした形状とされている。このケーシング1
には、図示しない原料供給装置と接続されている
供給口3と反対側の端の下部に排出口4が形成さ
れており、この排出口4から混練された原料が排
出されるようになつている。なお、前記ケーシン
グ1は、第2図に示すように、上下方向に半割り
されて上半部1Aおよび下半部1Bからなり、上
半部1Aは下半部1Bに対し開閉自在とされてい
る。
前記ケーシング1のそれぞれの円筒2,2の中
心位置には、ケーシング1の両端から突出するよ
うに一対の回転軸5,5が水平に配設されてお
り、両回転軸5,5はそれぞれ軸受6,6により
回転自在に支持されている。また、一方の回転軸
5の端部にはプーリ7,7…が嵌着されており、
このプーリ7は図示しないモータとVベルトによ
り接続されている。
前記排出口4側の両回転軸5,5の端部には、
相互に噛合する同径の歯車8(一方のみ図示)が
嵌着されており、この歯車8を介して両回転軸
5,5が相互に逆方向に回転するようになつてい
る。また、前記歯車8の周囲は、外部から隔離さ
れたギヤボツクス9とされており、このギヤボツ
クス9内には潤滑油が満されるようになつてい
る。そして、この潤滑油はポンプ10によりオイ
ルクーラ11との間を循環されるようになつてい
る。
前記の各回転軸5,5には、それぞれの軸方向
に沿つて相互に同一のピツチで多数の刃ユニツト
12,12…が取付具13,13…により取付け
られている。各刃ユニツト12は、第2図に示す
ように、直径方向に間隔を隔てた2枚の刃14,
14により構成されており、各刃14は回転方向
後方へ弯曲する縁部15を備えており、この縁部
15に沿つて刃部が形成されている。また、各刃
14は、原料を供給口3側から排出口4側へ搬送
し得るように捻つて形成されている。
第4図は、両回転軸5,5における各刃14の
円周方向の位置を示したものであり、数字は刃ユ
ニツト12の軸方向における位置を示している。
なお、1が排出口4側端の刃ユニツト12を示
し、20が供給口3側端の刃ユニツト12を示し
ている。また、a,b,c,…およびa′,b′,c′,
…は各刃ユニツト12における一対の刃14,1
4を示している。そして、a,b,c,…および
a′,b′,c′,…を結ぶ刃列は第4図に実線および
点線で示すように螺旋を形成しており、両回転軸
5,5の回転によりこの螺旋は矢印Cで示す排出
口4側から供給口3側に後退する方向となつてい
る。
この第4図より明らかなように、各刃ユニツト
12における刃14は、各刃14により構成され
る刃列が両回転軸5,5において相互に逆方向の
破断螺旋を描くように36°ずつ角度をずらして回
転軸5,5に取付けられており、しかも前記破断
螺旋の方向は、回転軸5,5の回転に伴ない原料
が排出口4側から供給口3側へ戻る方向とされて
いる。
なお、刃14のうちの一部を、原料を前進させ
ないで単に混練するだけのために平坦とした形状
か、あるいは原料を排出口4側から供給口3側へ
戻すように逆方向に捻つて形成することにより原
料の流れスピード、混練の具合をさらに良好に調
節することができる。
つぎに、前述した実施例の作用について説明す
る。
図示しない原料供給装置から原料供給口3を介
してケーシング1内に主原料たる脱水肉と副原料
たる砂糖、ソルビツト、燐酸塩などが供給される
と、これらの脱水肉および副原料は、両回転軸
5,5に突設された多数の刃14により均一に混
合されながら排出口4方向へ搬送される。ところ
で、この搬送は、各刃14の面により行なわれる
が、刃14の配列が原料を排出口4側から供給口
3側へ戻すように円周方向の向きを順次ずらして
破断螺旋を描くように突設されているため、供給
口3から排出口4まで搬送される時間は約30〜40
秒と長からず短かからずとなり、十分に混練さ
れ、しかも肉質を変化させるような温度上昇もな
い。
このように各刃14により構成された刃列は、
原料を排出口4側から供給口3側へ戻すような破
断螺旋の方向に形成されているが、各刃14は第
4図及び第5図に示すように原料が供給口3側か
ら排出口4側へ送るように捻つて形成されている
ので、第5図に矢印Aに示す回転軸5の回転方向
に対し原料の送り方向は矢印Bで示す方向とな
る。したがつて、刃14aの右側にある原料は回
転軸5の回転により刃14aの面に沿つて左側へ
送られ刃14aの右側には次位の刃14bにより
つぎの原料が送り込まれ、また、刃14bの右側
には同様にして次位の刃14cによりつぎの原料
が送り込まれるとともに、原料の一部は刃14a
から14b,刃14bから刃14cへと戻され
る。すなわち、原料は各刃14の破断螺旋の配列
により第4図及び第5図に示す矢印Cの方向へも
どされつつ、捻つて形成された各刃14によつ
て、矢印Bの方向へ送られ排出口4へ送られるの
で、原料が早く排出口4側へ送られたり、排出口
4側で密に存在することがなく、したがつて原料
の温度上昇が避けられ、肉質は変化することな
く、良好な品質を保持することができる。また、
回転軸5に対する負荷のアンバランスが少ないた
め振動が少ないし、回転軸5を駆動する馬力を少
なくてすむ。
さらになお、前述した30〜40秒という混練時間
は、バツチ式の混練装置における3〜5分という
混練時間に比較して極めて短かく、したがつて、
作業性がよい。また、原料が露出する部分がなく
なり衛生的であるし、人手による作業がないため
省力化できる。
さらに、前述した第1図ないし第4図の実施例
においては各刃ユニツト12に一対の刃14,1
4が突設されているが、1枚刃としてもよいし、
3枚刃、4枚刃としてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る連続混練装
置は、一対の各回転軸の回転方向に対し刃列の各
刃を、原料が原料供給口側から原料排出口側に前
進するように捻つて形成するとともに、前記刃列
の破断螺旋の方向を、原料が原料排出口側から原
料供給口側に後退する方向に形成したので、原料
排出口に原料が密に存在する状態をなくして原料
の温度上昇を防止することがてきるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る連続混練装置の実施例を
示す縦断面正面図、第2図は第1図の内部を透過
した側面図、第3図は第1図の平面図、第4図は
第1図の刃の配列を示す説明図、第5図は刃の配
列を示す斜視図である。 1……ケーシング、3……原料供給口、4……
原料排出口、5……回転軸、12……刃ユニツ
ト、14……刃。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原料が供給される原料供給口と、混練された原
    料が排出される原料排出口とを備えたケーシング
    内に前記原料供給口から原料排出口にかけて一対
    の回転軸を平行に配設し、これらの回転軸のそれ
    ぞれに多数の刃を連設してなる刃列を形成した連
    続混練装置において、前記各回転軸の回転方向に
    対し前記刃列の各刃を、原料が原料供給口側から
    原料排出口側に前進するように捻つて形成すると
    ともに、前記刃列の破断螺旋の方向を、原料が原
    料排出口側から原料供給口側に後退する方向に形
    成したことを特徴とする連続混練装置。
JP1984113487U 1984-07-27 1984-07-27 連続混練装置 Granted JPS6128388U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984113487U JPS6128388U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 連続混練装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984113487U JPS6128388U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 連続混練装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6128388U JPS6128388U (ja) 1986-02-20
JPH0350707Y2 true JPH0350707Y2 (ja) 1991-10-29

Family

ID=30672516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984113487U Granted JPS6128388U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 連続混練装置

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JP (1) JPS6128388U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521982A (en) * 1975-06-24 1977-01-08 Hitachi Ltd Lighting device of a discharge lamp

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521982A (en) * 1975-06-24 1977-01-08 Hitachi Ltd Lighting device of a discharge lamp

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Publication number Publication date
JPS6128388U (ja) 1986-02-20

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