JPH03505027A - 磁界転送装置および方法 - Google Patents

磁界転送装置および方法

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JPH03505027A JP2503137A JP50313790A JPH03505027A JP H03505027 A JPH03505027 A JP H03505027A JP 2503137 A JP2503137 A JP 2503137A JP 50313790 A JP50313790 A JP 50313790A JP H03505027 A JPH03505027 A JP H03505027A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 磁界転送装置および方法 発明の分野 本発明は、一般に磁界を形成する方法および装置に関し、とくに磁界をボリュー ム間で転送する手法に関する。
発明の背景 磁界を異なるボリューム間で転送するために種々の方法および装置が使用されて きた。磁界転送装置は、誘導エネルギ貯蔵シスデムや磁気冷凍装置に利用するこ とができる。可逆的でかつほぼ損失がないような方法で磁束を一つのボリューム から他のボリュームに転送するために、幾つかの基本的な原理を考慮しなければ ならない。第一に、どのような過渡的な工程ででも閉回路内の磁束が変化しない ようにしなければならない。第二に、最小作用の原理から、動的工程の継続中に 生じる二つの補完的エネルギ形態間の差を最小にしなければならない。一つのエ ネルギが磁気であれば他は運動エネルギまたは位置エネルギ、電気機械的エネル ギなとである。電気力学においては、磁気エネルギと静電気エネルギは互いに補 完的である。第三に、転送工程が可逆的であるようにするためには、実質的にエ ントロピー生成があってはならない。
コイル間で誘導転送を行う場合、磁気コイルに並列にコンデンサを接続して転送 要素として用いる手法がしばしば採用される。
しかし、最小作用の原理によれば、このような転送要素は、一般に第一コイルの 当初エネルギの約半分を転送中に補完的な形態で保持することを要求されるもの である。当初エネルギはコイルの磁界内に蓄えられ、補完的なエネルギはコンデ ンサの電界内に蓄えられる。コンデンサは蓄え得るエネルギ量がきわめて限られ ており、したがって多くの用途では転送要素として使用するには適当でない。
ニューヨーク州 ニューヨーク市所在のブレナム パブリッシング カムバニー が1976年に発行した[エネルギの貯蔵、圧縮および転換」という本の第46 9ページないし475ページの[インダクタンス間の可逆的エネルギ転送」にお いて、S、 L、ウイグラが磁界を転送する種々の方法について議論している。
この論文において説明されたシステムの一つは、磁気動液圧的(MIIO)媒体 が磁界および電流に対して直角に流れるようにした液体金属単極転送要素を有す るものである。転送中に失われる磁気エネルギは液体金属の運動エネルギに変換 される。したがって、転送中に、磁気エネルギの差を補完的な形態で蓄えるため に、運動エネルギが採用される。この装置は、したがってコンデンサと同様に作 用する。これは、媒体の密度および1/B2に比例する有効容量を有する。説明 された第二のシステムは、短絡された誘導コイルの回転により磁界の転送を行う ものであり、この誘導コイルは、他のコイルを少なくとも一つ有する負荷回路の 一部を構成する結合コイルに磁気的に結合される。可動の短絡されたコイルは、 最初の最大結合の状態から回転させられて結合が減少させられる。結合の減少は 一つのコイルから負荷回路の他のコイルへのエネルギの転送を生じ、回転するコ イルに加速トルクを与える。結合がゼロのときは回転コイルの運動エネルギは最 大であり、さらに回転が行われると結合が負の方向に増加して回転コイルが減速 される。
反対の方向で結合が再び最大になったとき、転送は完了し、コイルは休止状態に なる。
運動エネルギを使用するこれらの転送装置は、コンデンサの静電気エネルギの場 合に比べて、対等の容量で、はるかにコンパクトになる。しかし、機械的な力、 きくに加速力および減速力を有することが、通常でない設計上の問題を生じるこ とになる。
特殊な例として、すべてのインダクタンスで蓄えられる磁気エネルギの合計を転 送中に一定にするように、回転誘導転送要素を形成することが可能である。転送 中に運動エネルギを蓄え得るようにする必要性がなくなる。このような装置は、 1967年の第2回磁石技術国際会議経過の第589ページないし第593ペー ジのP、 F、スミスによる「超伝導エネルギ貯蔵を用いるシンクロトロンパワ ー供給」に説明されている。欠点は、転送要素が、磁界転送を行うべきインダク タンスの2倍に相当するエネルギを誘導的に蓄えることができねばならない、と いうことである。スミスは、さらに他の装置として、エネルギ貯蔵コイル磁石お よびシンクロトロンコイル磁石に接続された機械連結のモーターおよびダイナモ と同等な装置を説明している。
発明の要約 本発明は、任意の時間間隔で近接するインダクタンス間において磁界が転送する ことを可能とする。本発明に従う磁界転送装置は、電気的に接続した同一平面内 の等しい2つのループから成り、一方のループの回りを成る方向で流れる電流が 他方のループの回りを逆の方向に流れる一対の内側コイル、及び内側コイルより 外方に位置された外側ループから成り、この外側ループは内側ループと同一面と なる180°離れた2つの位置の間を2つの内側ループに関して回転可能である 。内側及び外側コイルを超伝導体とするこきができる。2つの内側ループは電流 を逆方向に流すので、内側ループを内在し、内側ループの両方に等しい磁界が結 合される外部磁界によっては内側ループに電流が殆ど誘導されない。外側ループ が第1の同一面位置から第2の同一面位置へ180°回転される時、一方のルー プ内に位置する磁界が他方の内部ループに転送され、且つ180°向きを変えら れる。
本発明の第2の磁界転送装置は、逆方向に巻かれた一対の内ru11ソレノイド コイル、及びこれら2つの内側コイルから外方に位置し、内側コイルに対して回 転可能な外側ソレノイドコイルを含む。
各内側コイルは内側コイル軸の回りに超伝導巻線を含むことが好ましい。二つの 内側コイル軸は平衡であり、互いに横方向に間隔を開けられ、内側コイルが仰ん で位置される。各内側コイルは、D形状断面を有し、内側コイル軸に垂直な内側 円筒軸を有する内側円筒を形成してもよい。ここで使用される様に、コイルの軸 はコイルの磁界の中心にあってこの磁界と平行な真っ直ぐな線である。各内側コ イルの巻線は、内側円筒軸と平行で逆の2つの方向で実質的に巻かれている。各 内側円筒は、内側円筒軸と平行な第1方向電流が流れる巻線から形成される真っ 直ぐな中心壁き、内側円筒軸と平行で逆の方向に電流が流される湾曲した外側壁 を含む。中心壁の巻線と各内側円筒の外壁は各内側円筒の端部で結合され、各内 側円筒を形成する巻線が連続されている。二つの内側円筒の真っ直ぐな内側壁は 互いに隣接しており、円形外側表面が内側円筒の2つの湾曲した外側壁によって 形成される。
外側ソレノイドコイルは、外側コイル軸の回りの超伝導巻線を含み、外側コイル 軸に垂直な外側円筒軸を有する外側円筒を形成するのが好ましい。外側コイルは 、内側及び外側コイル軸に略垂直な回転軸の回りを2つの内側コイルに関して回 転可能である。
外側円筒は2つの略半円筒の壁を有する。電流は第1半円筒壁を外側円筒軸に平 行な第1方向で流れ、第2半円柱壁を外側円筒軸と平行で反対の方向で流れる。
2つの半円筒壁の巻線は外側円筒の端部で結合して、外側円筒を形成する巻線が 連続される。外側コイル軸が内側コイル軸と平行な場合、外側コイルの磁界は内 側コイルの一方の磁界を増大し、他方を減少する。一方の磁界の強度が2倍され 、他方の強度が零とされるのが好ましい。外側コイルが180°回転された時、 増大された磁界は一方のコイルから他方のコイルへ転送され、且つ180°向き が変えられる。本発明の第3の磁界転送装置は、第2の装置と似ているが、内側 コイルの各々がD形状断面の代わりに円形の断面を有する内側円筒を形成してい る点が異なる。
磁界転送装置は互いに極めて近接する体積間で磁界を転送することができる。こ れらの装置を用いると、磁界転送は無視しうるエネルギー損失で、可逆的に達成 することができる。一般的に、操作中コイル内の逆起電力<MFE>が実質的に 零になり、外側コイルを回転するのに必要とされる仕事量が;■視できる。磁界 が含む体積が実質的にいかなる形状にもきることができ、コイルはいかなる方向 の磁界を供給するようにすることができる。
本発明の別の目的、特yi反び利点は添付図面を参照とする以下の詳細な説明か ら明らかになるであろう。
図面の簡単な説明 添付図において、 第1図は本発明の第1の磁界転送装置を示す。
′fJ2図は第1の磁界転送装置の2つの内部ループと単一の外部ループとを組 合わせる仕方を示す。
第3図は、第2図の位置から外部ループを180度回軸回転磁界を左の内部ルー プから右の内部ループへ移して180度に向は直した後の第1の磁界転送装置を 示している。
第4図は、内部コイルと外部コイルのコイル軸に沿って装置の中心で切断した、 本発明の第2の磁界転送装置の横断面を斜視図で示す。
第5図は、第4図の装置の内部コイルの機能原理を示すために平面電流シートと 中空のチューブとを互いに重ねて示す説明図である。
第6図は第2の磁界転送装置の2つの内部コイルの適例きしての構成を示す横断 面図である。
第7図は第2の磁界転送装置の好ましい実施例の横断面図である。
第8図は、内部シリンダの軸と外部シリンダの軸との間の角度αが零となるよう に外部コイルの軸を内部シリンダの真っ直ぐな中心壁に揃えた、第2磁界転送装 置の横断面図を示す。
第9図は、αが45度となるように外部コイルを回転させた、第2の磁界転送装 置の横断面図である。
第1O図は、αが90度となるように外部コイルを回転させた、v2の磁界転送 装置の横断面図である。
il1図は、αが135度となるように外部コイルを回転させた、第2の磁界転 送装置の横断面図である。
第12図は、αが180度となるように外部コイルを回転させた、第2の磁界転 送装置の横断面図である。
第13図は、第2の磁界転送装置の左の内部コイルと右の内部コイル内の磁界の 強さを角度αの関数として示しているグラフである。
第15図は、第14図の切断線15−15に沿う第3の磁界転送装置の横断面図 である。
第16図は本発明の第4の磁界転送装置の斜視図である。
好ましい実施例の説明 第1ないし3図を参照する。第1の磁界転送装置10の構造は簡単であり、一方 の空間から他方の空間へ磁界を転送するのに使用できる。この装置のループ内の 磁界は一様ではないけれども、この簡単な実施例は本発明の詳細な説明するのに 有用である。図に示すように、第1の装置1oは同じ大きさの2つの矩形の、同 じ面内にある内部ループ11.12.ll!−、これら2つの内部ループ11. 12を包囲するに足る大きさの外部ループ】3を含んでいる。各内部ループ11 もしくは12は、内部コイル軸14もしくは15の周りの一つの(例えば超伝導 )巻線(もしくはコンパクトな一群の巻線)の内部ソレノイドコイルとして働く 。ループIfと12の2つの軸14とI5とは相互に平行で、そして相互から離 されていて、ループ11.!:12は隣合っている。第1ないし3図に示すよう に、内部ループ11と12の一方の周りを動く電流が他方の内部ループの周りを 反対の回転方向に動くように内部ループ11と12とを電気的に接続する。2つ の内部ループ11と12はそれらの軸14と15の周りに反対に巻がれている。
外部ループ13は、外部コイル軸16の周りで一つの超伝導巻線(もしくはコン パクトな一群の巻線)の外部ソレノイドコイルとして働く。外部ループ13は内 部ループ11♂12から外へ位置しており、そして外部ループI3は、180度 離軸方いる2つの位置の間で2つの、同じ面内にある内部ループ11と12に対 して回転できる(これらの2つの位置では外部ループ13は2つの内部ループ1 1,12と同じ面内にある)。外部ループ13をそれの回転軸18(これは内部 ループ亭1目4、I5に垂直である)の周りに回転させるとき、内部コイル11 と12を実質的に包囲する仮想面ができる。
2つの反対に巻回されたループ11と12が電流ゼロを有する場合には、2重ル ープ11及び12にリンクした磁束はない。内側ループ11と12とが共に一様 な外部磁界中に配置されても、内側ループ11と12には電流が誘導されない。
従って、内側ループ11と12は磁気勾配R1・であって、これは、磁界のR化 が両ループ11と12で等しい限り、該磁界の変化には反応しない。
これらの2つのループ11と12は協働して、外部磁界が一様であるときだけで なく、その外部磁界による磁束が各ループ11.12で等しいときにも、−磁気 勾配計として作用する。従って、以下の条件式が満足される限り、ループ11と 12には電流が誘導上記式中、raJ及び「b」はそれぞれループ11と12に よって囲まれる面積である。
ループItと12を通る磁束が違うと、ループ11と12の中の電流が変化する 。これは、普通の場合には生じない。
第2図に図示のように、電流■が2つの内側ループ11と12にある場合には、 ループ11と12を通る磁界(Bl)はループ11と12を通って反対向きにな る。第2図は、左側の内側ループllでは図面の裏に向かう磁界B、を示し、右 側の内側ループ【2では図面の表に向かう磁界B、を示している。これらの反対 向きの磁界の各々によって、個々の内側ループttaび12毎にリンクした磁束 がΦ、になる。すなわち、2つの内側ループでリンクした磁束は以下の式で表さ れる。
外部磁界は、第2図に図示のように、外側ループだけを流れる電流■によって作 ることができる。再び、磁界強度はB1であるものとし、且つ、外側ループ13 が作る面11’lが内側ループ11またはt2の1個の面積のほぼ2倍であるの で外側ループ13でリンクされた磁束がほぼ2Φ富であるものとする。第2図に 図示のように、2つの内側ループ11と12が1つの外側ループ13とが重畳さ れると、外側ループI3の磁界は左側の内側ループ11ではその磁界強度を2倍 にし、右側の内側ループ12ではその磁界強度をほぼゼロに消滅させる。
外側ループ13によって作られた外部磁界を2つの内側ループ11及び12上に 重畳すなわち加えても内側ループ11と12の電流1は変化しない。内側の2重 ループ(2つの内側ループ11と12)と外側のループ13とをリンクした磁束 は変化しないで2Φ富のままである。第3図に図示のように、外側ループ13が 回転軸18の回りに180度回転すると、左側の内側ループ11の磁界がゼロに なり、右側の内側ループ12の磁界は2 B +になり、その磁界は第3図の図 面の表側に突き出す向きになる。従って、外側ループ13を180度回転させる と、増大した磁界が、左側の内側ループ11から右側の内側ループ12へ転送さ れるこきになる。加えて、この増大した磁界は180度向きを変えている。第2 図に図示のように、当初、増大した磁界は左側の内側ループ11では紙面を表側 から貫通し、右側の内側ループ12の磁界は相殺されている。従って、外側ルー プ13が180度回転させられると、増大した磁界は左側の内側ループ11から 右側の内側ループI2へ転送され、逆の転送は更に180度回転させることによ って行える。対称な別の軸回り、例えば第3図のX−X軸に直交するy−y軸の 回りに回転させても同じ効果を得る。矩形の外側コイルの場合には、その対角線 を回転軸にできる。
磁界転送装置10は、仕事を殆ど必要としないで、磁界を1つの容積すなわち位 置から別の位置へあるいはその逆に移動させる本発明の原理を実現するのに有効 な、簡単な装置である。この転送処理は、可逆的であり、また、ループ中での逆 起電力と局部的渦電流が最少に保持されているのでエネルギー損失も小さい。更 に、この第1装置1oは、処理中の容積が相互に非常に近くできることを示して いる。磁界の向きが特定の向きにあることと、その容積の形状とは重要なことで はない。
第2磁界転送装置20が、概略的に第4図に示されている。
該第2磁界転送装置20は、磁気的冷凍装置と共に使用することができる好まし い実施例であって、磁界を反転しである容積から他の容積に転送する。第4図に 示すように第2磁界転送装置20は2つの反対方向に巻回された内部ソレノイド コイル22及び23を包み円形断面の外部ソレノイドコイル21を有する。各内 部ソレノイドコイル22及び23は、D状の断面を有する。外部ソレノイドコイ ル21は、好ましくは、通常半径「。からrの外部コイル軸26の回りの超伝導 巻線24 (個々の巻線は明確には示されていない)を有するダイポールコイル である。いろいろな超伝導体をその巻線に使用することができる。その超伝導体 の1つのものは、はぼ18K”のゼロ界臨界温度有する3すず化ニオブである。
超伝導装置は、周知のジュワー(Dewars)及び冷凍装置を絶縁することが 必要であると理解されている。外部コイル21は、外部コイル軸26に垂直に延 びる外部シリンダ軸28を有する外部シリンダを形成するようにラップされてい る。該巻線24は、実質的に外部シリンダ軸28に平行な2つの反対方向に延び るように巻回されており、第4図に示すように2つのほぼ半円筒形の壁29を形 成する。このため、外部コイル21の巻線24は左の半円筒形壁29では、電流 が外部シリンダ軸28に平行な第1の方向に流れ、一方、右の半円筒形壁29で は外部シリンダ軸28に平行な、反対方向に流れる。二つの半円筒形壁29の巻 線24は外部シリンダの両端で結合され、外部コイル21を形成する巻線は連続 している。電流が、j 、cosθ(θは第4図に示す原点からの角度)に比例 する電流分布を有して、両方の方向に外部シリンダ軸28に平行な外部コイル2 1を介して、流れると、外部コイル21は、均一で、垂直な磁界、B=(μ。/ 2)io  (r。−「)を生じる。
外部コイル21の内部には、二つの内部コイル22及び23が配置される。各内 部コイル22または23は、内部コイル軸31または、32の回りる巻回される 半径rlからrの超伝導巻線25を有する。該2つの内器、コイル22及び23 は、仙んで配置される。各内部コイル22または23は内部コイル軸31または 32に直交する内部シリンダ軸34または35を有する内部シリンダを形成する ように巻回される。各内部シリンダは内部シリンダ軸34または35に平行な第 1の方向に延びる巻線25から形成される真っ直ぐな中央壁37または38と、 内部シリンダ軸34または35に平行で、反対方向に延びる巻線25をから形成 される湾曲外部壁42または、43を有する。したがって、内部コイル22及び 23の巻線25を介して流れる電流は、前記直線中央壁37及び38を介して、 内部シリンダ軸34及び35に平行な方向と、湾曲外部壁42及び43を介して これと反対方向に流れる。外部コイル21と同様に、中央壁37または、38の 巻線と、各内部コイル22及び23の外部壁42または43は、内部シリンダ2 2及び23の両端で公知の手段で電気的に結合されており各内部シリンダ22ま たは23を形成する巻線25は、連続しいる。第4図で概略的に示すように、2 つの内部シリンダ22及び23の直線中央壁37及び38は、隣合っており、円 形状の外部表面44が、2つの湾曲外部壁42及び43によって形成される。
第4図に示すように、二つの内部コイル22及び23で形成される磁界は、それ ぞれB、及びBbであり、外部コイル21によって形成される磁界はB、、であ る。外部コイル磁界Beは、第4図に示すように、左の内部コイル磁界B、から 偏角しており、外部コイル2Iが最初の位置にあるとき、右の内部コイル磁界B 、。
を打ぢ消す。したがって左の内部コイル22では、磁界B=2Bc=B、 、で あって、一方布の内部コイル23では、磁界B=0である。
外部シリンダ軸28は、外部コイル21の回転軸を形成する。
外部コイル22が、内部コイル22及び23の回りを回転すると、内部コイル2 2及び23を実質的に包む仮想表面が形成される。
外部コイル21が第4図に示す位置から180°回転すると、偏角磁界は、左の 内部コイル22の中から移動して右の内部コイル23の中に移る。180°回転 した後では、左の内部コイル22の内部の磁界はB=0であり、一方、右の内部 コイル23では、磁界はB=−2Bc=−B、、したがって、外部コイル21は 、内部コイル22及び23から僅かに外側に離れており、該内部コイル22及び 23に対し、その回転軸の回りに、外部コイル軸28がほぼ内部コイル軸31及 び32に平行であり、かつ磁界がその内部コイル軸31または32に平行な内部 コイル22または23に形成される第1の位置と、該磁界が他の内部コイル22 または23に転送される、再び180°に方向付けされる第2の位置との間で回 転可能になっている。
2つのD型内部コイル22及び23の構造及び働きを、第5図を用いて説明する 。厚さ2d、電流密度j0の平面電流シート45が第5図の左上部に示されてい る。シート45の後方(頁の内部)に進む電流は、シート45の両側に、一様な 平1テ磁界B=μoJadを作る。第5図の左上部に示されているように、上方 (ページの外部)に流出する電流を有する内部半径r、のホローチューブは、ホ ロ−チューブ46内部にゼロ磁界を作る。第5図の下部には、平面電流シート4 5及びホローチューブ46が示されている。それらは互いに重ね合わされ、2つ のD型容積を形成する。それら2つのD型容積は、等しく対照的である一様な領 域を有する。ホローチューブ46は、平面シート45の部分のリターン電流を運 び、よってホローチューブ46の厚さが調整される。
勿論、平面シート45が上方、下方に111(限に延びることは出来ない。平面 シート45は、ホローチューブ46の外部半径において、好きなように切断され 、それ全体を外部コイル21中に配置できる。平面シート45の切断による磁界 歪み効果(field disLorLingelect)は、第6図の48に 図示したように、それらの端を厚くすることによって緩和することが出来る。第 6図に示すように平面シート45は現実には2つの直線中央壁37.38となる 。理論的には、正確な巻線横断面が形成される。しかしながら端48の厚さは、 磁界一様からの偏り許容レベルと、所望のコイル構成の容易さとの折衷によって 定められる。
第7図には、第2磁界転送装置20のフルサイズの巻線横断面が示されている。
特定の大きさを有する所望の形態を描くため、D型内部コイル22及び23は、 外部半径r = 78 on、長さおよそL=20CI11となっており、個々 の内部コイル22及び23の内部磁界容積47は、およそ0.0014m’とい う容積になっている。
臨界電流密度(critical current density) j e  s、 c、= 2 X I O’A / m’を有する超伝導体を使用して、 増大された磁界B0=6テスラ(1゛)が得られた場合、直線中央壁37及び3 8各々の厚さはd=0.I:icxであり、外部コイル2Jの最も厚い部分の1 7さはro−r=1.2cmである。巻線内全体の電流密度はjo−λJcs− c。
=4X10’Δ/m″であり、ここでλ=0.2とは、超伝導体物質の横断面と 、銅、絶縁、他の構造物、及び冷却スペースを含む巻線25の全体構造との間の 比である。このようなデバイス20は、20kJの蓄積エネルギー(14,32 MJ/m’)を有する。第7図に示すように、外部コイル半円筒壁29は各々、 外部コイル軸26に近づくにつれて細くなっている。これによって電流は、前に 述べたように、外部コイル21を通じてcosθに比例して分配される。角度θ は、外部円筒軸28について、半円筒壁29上のいづれかの点と半円筒壁29の 中点50との間で形成された角度のことである。
回転中の外側コイル21のトルクはほぼ0である。2つの仮定コイルI及びHか らなるコイル系のエネルギはW+、 、=(%)L+ I +’+(′A)L+ + 1 ++’十M+、++ I + 1 ++である。但ししは自己インダク タンスであり、Mは相互インダクタンスである。もしコイルIを外側コイル21 とし、コイル■を逆向きに直列接続された2つの内側コイル22及び23とすれ ば、Wlllは外側コイル21と2つの内側コイル22.23とがなす位置角( α)には111(関係となることが分かる。第8図乃至第12図に示すように角 aは、コイル22及び2302つの直線壁37及び38の間を外側シリンダ軸2 8に垂直に走る線52と、外側コイル軸26とがなす角である。外側コイル21 と内側コイル22.23との間の相互インダクタンスは次式によって与えられる 。
M、++=M、c−M、C+M、、−Mcb=2M、c−2M、c内側コイル2 2及び23は互いに逆向きであるために項の半分は負号である。内側コイル22 及び23は外側コイル21に対して常に対称位置にある。それ故M a c ”  M b cであり、またM++++=0である。M、、、、=0であるために 、もし超電導コイルが全て接続モードにあれば、電流11及びI ++は互いに 無関係であり、また両者は一定である。従ってトルクτではτ=δW1.11/ δα−0 となる。但しこれは、L及びMが磁界に無関係である場合に限って正しい。若干 の応用においては、これが正しくないこともあり得る。
これらの場合にはインダクタンスは純粋にジオメトリの関数ではなく、磁界の関 数でもある。即ら、内部コイル22及び23はやはり外側コイル21に対して常 に対称位置にあるけれども、それらは異なる磁界の中にもあるのである。それ故 インダクタンスに僅かな差があっても、外側コイル21を回転させる時に仕事を 必要とするトルクを生じさせる。
他の電磁石におけるのと同様に、各コイル21.22及び23の構造には静的な 力が作用する。直線状の中心壁37及び38、及び湾曲した外壁42及び43を 形成している巻線構造は、これらの力に耐えるだけの充分な強さでなければなら ない。コイル21.22及び23の間に何等かの不平衡があると、それは回転外 側コイル21を支えている普通の回転軸受によって伝導されることになる。
第8図乃至第12図は、左側の内側コイル22内の磁界(全体を番号54で示す )、右側の内側コイル23内の磁界(全体を番号55で示す)、及び直線状中心 壁37及び38、湾曲した外壁42及び43及び外側コイル21の半円筒形壁2 9に作用する静的な力を示している。第13図は、前述の寸法例を有する第7図 の構造における左側の内側コイル22内の磁界54(B、)及び右側の内側コイ ル23内の磁界55(Bb)の磁界の強さを単位をステラ(T)で示しである。
図示のように、左側の内側コイル22内の磁界はBa =13oCosα/2で あり、右側の内側コイル23内の磁界はBb =Bo sinα/2に等しい。
第9図に示すように、左側の内側コイル22内の磁力線54は角α/2傾斜して いる。
6ステラにおける磁気圧は14.3メガパスカル(MPa)である。
従って、第8図及び第12図にあける直線状中心壁37及び38に作用する力5 7は、第7図の例示装置においては約500キロニユートン(kN)である。も し可能ならば、各内側コイル22または23の直線状中心壁37または38と、 湾曲した外側壁42または43との間に引っ張り及び圧縮部材を設けることによ ってこれらの力57を処理することができる。第8図に示すように、外側コイル 21と2つの内側コイル22.23との間には一定の磁界が存在する。これは3 Tに等しく、3.6MPaの磁気圧に対応する。またはこれらのコイル21.2 2及び23間の約143kNの合91力58に対応する。この力58には、鉄製 磁束戻り路のような外側コイル21を取巻く外側構造によって容易に対抗するこ とができる。α=90°の場合、3Tの外側コイル21の磁界の中で直線状中心 壁37及び38に合計0.9 M Aの電流を流すと、約520kNの変形力5 9を生ずる。内側コイル22及び23の構造を設=1する場合にはこのような侮 りかたい力59を受入れるために特別な注意を払う必要がある。幸にも、M−〇 であるために外側コイル21を保持する回転軸受に働く平衡力はほぼ0である。
然し乍ら、磁束戻し構造(鉄)は外側コイル21と2つの内側コイル22.23 との間の間隙内の磁界に影背を与えて不平衡力を発生させる。一般に、このよう にして発生する磁界はIT以下であり、従って約10kN以上の軸受力にはなら ない。
第2の磁界転送装置20を動作させると、外側コイル21の回転に伴う逆起電力 もトルクも実質的に発生することなく、可逆的なプロセスで一方の内側コイルの 内部から他方の内側コイルの内部へ磁界が転送される。左側の内側コイル22か ら右側の内側コイル23への磁界の転送を第8図乃至第12図に示ず。初期充電 中にはコイル21.22及び23は電流源に接続され、電流は図示のようにコイ ルを通って流れる。所要電流を充電した後、超電導コイルは接続モードに置く  (即ら巻線の始めと終りを互いに超電導的に接続する)ことができる。多くの実 際的な応用においては、必要電流はコイル22または23内の最小磁界をOにす るような値である。電流は、直線状中心壁37及び38を逆方向に流れ、湾曲し た外壁42及び43を順方向に流れる。2つの内側コイル22及び23は、それ らの電流が逆向きに流れるように互いに電気的に接続するべきである。外側コイ ル21においては、電流は右側の半円筒形壁29を逆方向に流れ、左側の半円筒 形壁29を順方向に流れる。外側コイル21が回転すると、第13図に示すよう に、左側磁界54はBa =Bo cosα/2に等しく、また右側磁界はBb  =B++ sinα/2に等しくなる。
外側コイル21は、第8図に示された位置から回転されるので、左の内側コイル 22内の磁界54は弱くなり始め、外側コイル21の2の角速度で、回転する。
したがって、外側コイル21が、角度αだけ回転すると、左の内側コイル22内 の磁界54は、第9図に示されるように、角度α/2だけ回転する。α−90° のときには、2つの磁界54.55は等しく、真直ぐな中央壁37.38に対し て、45°の角度をなしている。α=I80°のときには、左の磁界54は弱く なって、0になり、右の磁界55は、最大強度にまで、強くなる。かくして、外 側コイル21を回転するのに要求される仕事が実質的に必要なく、磁界の位置の 転送が実現される。しかしながら、新たな右の磁界55は、第8図において、左 の磁界54が配向される方向から、18o°配向されている。磁界を左の内側コ イル22に復帰させるためには、外側コイル21を、第8図に示されるもとの位 置に復帰するように、単に、前後に、回転するのみでよい。
本発明に係る第三の磁界転送袋vR70は、第14図および第15図に示されて いる。この装置70は、その内側コイル71.72が、D聖断面ではなく、円形 断面を有している点を除き、第二の磁界転送装置20と同様である。さらに、内 側コイル71.72は、ともに、その断面が円形であるので、単一の円形外表面 を形成はしない。したがって、やはり、その断面が円形の外側コイル73は、2 つの内側コイル7172の外形にしたがってはいない。その代わりに、外側コイ ル73は、2つの内側コイル71.72に対して、異なった距離をもって、それ らの外側に、間隔をおいて、配置されている。各内側コイル71.72内には、 超伝導性巻線86.87が、内側コイル軸75.76のまわりに巻かれ、円筒軸 78.79を有する内側円筒7I、72を形成している。同様にして、外側コイ ル73は、外側コイル軸81のまわりに巻かれ、外側円筒軸82を有する外側円 筒73を形成する超伝導性巻線85を備えており、外側円筒73は、外側円筒軸 82のまわりに回転するようになっている。外側コイル73および左の内側コイ ル71の磁界が、第15図に示されるように、整列されたとき、左の内側コイル 7I内には、強い磁界84が形成されるが、右の内側コイル72内の磁界は、キ ャンセルされる。
特表平3−505027 (7) 外側コイル73が、18o°回転されたとき、強い磁界は、右の内側コイル72 に転送され、180’再配向される。したがって、この装置70は、第二の装置 2oと同様に動作する。
装置70と多分に類似した構造を有する第四の磁界転送装置は、第16図に、9 0で示されている。この装置9oは、装置7oの外側コイル73と同様にして形 成し得る外側フィル9Iおよび2ツノ内側コイル92.93を備え、2つの内側 コイル92.93は、同心で、外側円筒コイル9Iと近接して配置された円筒に より形成されている。内側コイル92.93は、外側Dイル91と同様な方法に より、等しい半径を有し、外側円筒内に、長手方向に隣接するように、形成して もよい。これらの内側コイルは、第1図の装置における2つの内側コイル11. 12と同様に、導体電流に接続されている。外側コイル91が、その円筒軸95 まわりに、180°回転(あるいは、その反対に、内側コイルが、同一の軸95 まわりに、180°回転)すると、第3図に示される軸y−yまわりに、外11 11Jコイル13が回転したとき、磁束が、装置lOの2つの内側コイル11, 12の間を転送されるのと、類似の態様で、磁束は、コイル92および93の一 方の中のボリュームから、他方に転送される。
磁界転送装置10,20.70および90によれば、互いに非常に接近した2つ の体積間において、可逆的で且つ実質的に損失のないプロセスにて、磁界を転送 することができる。このプロセスは、最少の仕事量にて行なうことができる。何 故ならば、外側コイルの回転に対して反対向きのトルクを非常に小さくすること ができるからである。第1の装置IOの内側コイル11および12の形状は矩形 であるが、第2の装置20の内側コイル22および23は、D形断面を有する筒 形形状であり、第3の装置70の内側コイル71および72および装置90の内 側コイル92および93は、円形断面の筒形形状である。相互間において磁界が 転送される体積の特定の形状は、重要ではない。さらに、内側コイルおよび外側 コイルは、はとんど任意の方向の磁界を転送するような形状とすることができる 。外側コイル13.21i6よび73の回転軸18.28および82は、内側コ イルの間に位置し且つ実質的にそれと平行とされているのであるが、それらの回 転軸は、それらが内側コイル軸14.15.31.32.75および76に対し て直角となるようにその他の位置に置くこともできる。
当然のことながら、本発明は、本明細書において例示し説明したような特定の実 施例に限定されるものでなく、次の請求の範囲内の入るような変形態様を包含す るものである。
浄書(内容に変更なし) 平成  年  月  日 特許庁長官 深 沢   亘 殿 2、発明の名称   磁界転送装置および方法3、補正をする者 事件との関係  出願人 5、補正命令の日付  平成3年7月30日国際調査報告

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.磁界転送装置において、 (a)互いに反対向きに巻かれた1組の内側コイルを備えており、該内側コイル の各々は、内側コイル軸のまわりに少なくとも1つの巻線を含み、2つの内側コ イル軸は、前記内側コイルが並置関係に配置されるように、互いに対して実質的 に平行で且つ互いに横方向に離されており、さらに、(b)外側コイルを備えて おり、該外側コイルは、外側コイル軸のまわりに少なくとも1つの巻線を含み、 そして、前記外側コイルは、前記内側コイルから外方に配置されていて且つ前記 内側コイルを実質的に包囲する仮想的表面を作り出すように前記内側コイル軸に 対して実質的に直角な回転軸のまわりに前記内側コイルに対して回転できるもの であり、それにより、前記外側コイル軸が前記内側コイル軸に対して実質的に平 行で且つ一方の内側コイル内にその内側コイル軸と平行な磁界が形成されうるよ うな第1の位置と、前記磁界が他方の内側コイル内へ転送されて180°再配向 されるような第2の位置との間で移動するようになっている、ことを特徴とする 磁界転送装置。
  2. 2.内側および外側コイルの巻線は、半導体で形成されている請求の範囲第1項 記載の磁界転送装置。
  3. 3.各内側コイルは、その内側コイル軸に対して直角な内側筒軸を有する内側筒 体を形成しており、前記内側コイルの巻線は、前記内側筒軸と平行な2つの互い に反対の方向に実質的に延びるように巻かれている請求の範囲第1項記載の磁界 転送装置。
  4. 4.内側筒体の各々は、前記内側筒軸と平行な第1の方向に延びる巻線で構成さ れる直線状中央壁と、前記内側筒軸と平行な反対の方向に延びる巻線で構成され る湾曲外側壁とを含み、各内側筒体の断面がD形となるようにされており、各内 側筒体の中央壁および外側壁の巻線は、各内側筒体を構成する巻線が連続的なも のとなるように、各内側筒体の端部にて接合されている請求の範囲第3項記載の 磁界転送装置。
  5. 5.前記2つの内側筒体の直線状内側壁は、前記2つの湾曲外側壁によって円形 外側表面が形成されるように、互いに隣接している請求の範囲第4項記載の磁界 転送装置。
  6. 6.前記外側コイルは、外側コイル軸と直角な外側筒軸を有する外側筒体を構成 しており、前記巻線は、前記外側筒軸と平行な2つの互いに反対方向に実質的に 延びるように巻かれている請求の範囲第1項記載の磁界転送装置。
  7. 7.前記外側筒体は、2つの実質的に半円筒の壁を含んでおり、一方の半円筒壁 は、その外側筒体軸と平行な題意1の方向に延びる巻線で形成され、他方の半円 筒壁は、その外側筒軸と平行な反対方向に延びる巻線で形成される請求の範囲第 6項記載の磁界転送装置。
  8. 8.前記外側筒軸は、内側筒軸と平行であり、前記外側コイルは、前記2つの内 側コイルの外側表面にほとんど隣接してそれに面している内側表面を含んでおり 、回転軸は、前記外側筒軸と実質的に一致している請求の範囲第7項記載の磁界 転送装置。
  9. 9.前記半円筒壁は、COSθに比例した厚みを有しており、ここで、θは、一 方の半円筒壁上のある点と、前記外側筒軸に関してその半円筒壁の中間点との間 の角度である請求の範囲第8項記載の磁界転送装置。
  10. 10.前記内側筒体は、断面円形状でありい、前記内側筒軸と実質的に平行な2 つの互いに反対方向に延びる巻線を有している請求の範囲第3項記載の磁界転送 装置。
  11. 11.前記一組の内側コイルは、互いに電気的に接続された2つの等しい共面に ある内側ループを備えていて、一方の内側ループのまわりの回転方向に動く電流 があるとしても、その電流は他方の内側ループのまわりの反対の回転方向に動き 、したがって、前記内側コイルが存在している外部磁界が両方の内側ループと鎖 交する等しい磁束を有するときには、前記内側コイイルに実質的になんら電流が 誘起されないようになっている請求の範囲第1項記載の磁界転送装置。
  12. 12.前記外側コイルは、外側ループであり、該外側ループは、前記2つの共面 内側ループに対して、その外側ループが前記内側ループと共面にある2つの18 0°離れた位置の間で回転しうるものである請求の範囲第11項記載の磁界転送 装置。
  13. 13.前記2つの内側コイルは、互いに長手方向に隣接して延在し且つ前記外側 コイル筒軸と同じ筒軸を有する内側筒体を構成している請求の範囲第6項記載の 磁界転送装置。
  14. 14.磁界を転送する方法において、 (a)一組の互いに反対の向きに巻かれた内側コイルであって、各内側コイルの 各々がその内側コイル軸のまわりに少なくとも1つの巻線を含んでおり、その2 つの内側コイル軸が互いに実質的に平行で且つ互いに横方向に離間されるように 並置関係に配置されるような内側コイルを準備し、(b)外側コイルであって、 外側コイル軸のまわりに少なくとも1つの巻線を含んでおり、その外側コイルの 寸法が回転されるときに前記2つの内側コイルを包囲するに十分なものとされて いるような外側コイルを準備し、 (c)前記1組の内側コイルおよび前記外側コイルが前記内側コイル軸と実質的 に直角な回転軸にそって互いに対して回転されるときに、前記1組の内側コイル が前記外側コイル内に実質的に閉じ込められるように、前記1組の内側コイルお よび前記外側コイルを互いに対して配置し、(d)前記内側コイル軸のまわりで 互いに反対の回転方向にて前記内側コイルのまわりに動く電流を前記1組の内側 コイルに与え、 (e)前記外側コイル軸が前記内側コイル軸と平行であるときに前記内側コイル のうちの一方にて動く電流と同じ回転方向にて外側コイルのまわりに動く電流を 、前記一方の内側コイルに形成される磁界が前記外側コイルによって形成される 磁界によって増大され、他方の内側コイルに形成される磁界が前記外側コイルに よって形成される磁界によって減少させられるように、前記外側コイルに与え、 (f)前記外側コイルによって形成される磁界が前記他方の内側コイル内に形成 される磁界を増大させ且つ前記一方の内側コイルの磁界を減少させるように、前 記1組の内側コイルおよび前記外側コイルを互いに対して180°回転軸のまわ りに回転させる、 ことを特徴とする磁界転送方法。
  15. 15.前記外側コイル軸は、前記内側コイル軸と平行であり、一方の内側コイル の磁界は、2倍に増大され、他方の内側コイルの磁界は、実質的に零まで減少さ せられ、したがって、前記1組の内側コイルおよび前記外側コイルが互いに対し て180°回転してそれらのコイル軸が再び平行となるようにするとき、前記一 方の内側コイルの磁界が実質的に零まで減少させられ且つ前記他方の内側コイル の磁界が2倍に増大され、こうして、前記一方の内側コイルから前記他方の内側 コイルヘと増大された磁界が転送されるようにした請求の範囲第14項記載の磁 界転送方法。
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