JPH03504732A - アルキル芳香族炭化水素の製造方法 - Google Patents

アルキル芳香族炭化水素の製造方法

Info

Publication number
JPH03504732A
JPH03504732A JP2505846A JP50584690A JPH03504732A JP H03504732 A JPH03504732 A JP H03504732A JP 2505846 A JP2505846 A JP 2505846A JP 50584690 A JP50584690 A JP 50584690A JP H03504732 A JPH03504732 A JP H03504732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
reactor
riser
gas
aromatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2505846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2866195B2 (ja
Inventor
ハランディ、モーセン・ナディミ
クシュネリック、ジョン・ダグラス
オウエン、ハートレイ
Original Assignee
モービル・オイル・コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by モービル・オイル・コーポレイション filed Critical モービル・オイル・コーポレイション
Publication of JPH03504732A publication Critical patent/JPH03504732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2866195B2 publication Critical patent/JP2866195B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
    • C07C2/54Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition of unsaturated hydrocarbons to saturated hydrocarbons or to hydrocarbons containing a six-membered aromatic ring with no unsaturation outside the aromatic ring
    • C07C2/64Addition to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C2/66Catalytic processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2529/00Catalysts comprising molecular sieves
    • C07C2529/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites, pillared clays
    • C07C2529/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
    • C07C2529/40Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of the pentasil type, e.g. types ZSM-5, ZSM-8 or ZSM-11
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/584Recycling of catalysts

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガソリン配合ストックとして適当なアルキル芳香族炭化水素の製造方 法に関する。
最近の製油工業における炭化水素の流動接触分解では、ガソリン生成物価値を本 質的に有さない軽質オレフィンを含む大量のC4−燃料ガスが生成する。更に、 炭化水素の接触改質により、大量のC6−〇、芳香族炭化水素が生成するが、こ れは、ガソリン配合ストックとしての価値を有するが、過剰量生成する。本発明 は、C4−燃料ガスに含まれる軽質オレフィンにより改質ガソリンに含まれるC 3−C1芳香族化合物をアルキル化してガソリン配合ストックとして有用なアル キル芳香族炭化水素を生成するための接触反応方法を提供する。
チェノ(Chen)のアメリカ合衆国特許第3.729.409号では、水素の 存在下、改質ガソリンをゼオライト触媒と接触させることにより改質ガソリンの 得られるオクタン価を改善する方法が開示されている。ガーウッド(G arv ood)らのアメリカ合衆国特許第4゜150.062号では、C,−C,オレ フィンをガソリンに転化する方法が開示され、該方法は、ゼオライト触媒の存在 下、オレフィンを水と接触させることを含んで成る。アメリカ合衆国特許第4, 016.218号および第3,751.506号では、ZSM−5を使用するオ レフィンによるベンゼンのアルキル化方法が開示されている。アメリカ合衆国特 許第4.209.383号では、改質ガソリン中のベンゼンをC,−C,オレフ ィンにより接触アルキル化してガソリンを生成することが開示されている。
本発明は、とりわけガソリン配合ストックとして有用であるアルキル芳香族生成 物を生成する方法に存し、該方法は、複数のオレフィン原料供給点を有するライ ザー反応器内で、流動化ゼオライト触媒の存在下、C4−オレフィンをC,−C ,芳香族炭化水素を含んで成る原料ストームと少なくとも5:1の芳香族化合物 のオレフィンに対する重量比で接触させてC,−C,芳香族化合物をオレフィン によりアルキード化して必要なアルキル芳香族生成物を生成する工程を含んで成 る。
本発明の方法では、ライザー反応器内で複数オレフィン供給点を使用するため、 反応の間、芳香族化合物のオレフィンに対する重量比を高く維持し、軽質オレフ ィンおよび芳香族化合物のアルキル芳香族化合物への最大限の転化率を達成する 。また、芳香族化合物の軽質オレフィンに対する高い重量比によりオレフィンの オリゴマー化反応が最小限になり、コークス生成が減少する。
本発明により、蒸留(分離)、水素化処理、接触改質および流動接触分解を含む 常套の石油精製工程を、ライザー反応器を使用する新規ゼオライト触媒プロセス と組み合わせることができ、燃料ガスおよび改質ガソリンプロセスストリームを 改質できる。それにより、流動接触分解工程からの燃料ガスストリームおよび接 触改質工程からの改質ガソリンストリームからガソリン沸点範囲のアルキル芳香 族炭化水素生成物が生成する。
典型的には、本発明の方法を通常の油精製において採用、する場合、原油原料を 最初に蒸留分離に付して軽質ガス、ガソリン沸点範囲の軽質留出油ナフサ、中間 留分、減圧軽油および缶出または常圧蒸留残渣油ストリームを含む幾つかの炭化 水素ストリームに分離する。
ナフサストリームを水素化処理して硫黄および窒素化合物を除去し、次に、接触 リホーミング領域に供給し、そこで、ナフサストリームのオクタン価を増やし、 芳香族炭化水素の濃度が増加して副生物として水素が生成する。
また、中間留分ち水素化処理されてケロシンおよびジェット燃料のような生成物 を生成する。
減圧軽油は流動接触分解(FCC)領域に送られ、そこで軽質ガソリン沸点範囲 留分、C,−Cヮオレフィンおよびパラフィンを含む燃料ガスならびに重質留分 が生成する。FCC装置は、流動床モレキュラーシーブ接触分解器および触媒再 生器を含む。モレキュラーシーブ触媒は、空気再生ガスにより燃焼することによ り触媒からコークス付着物を酸化的に除去することにより再生器で連続的に再生 される。
常圧蒸留残渣油を大気圧より小さい圧力または減圧蒸留塔に供給してよい。また 、常圧蒸留残渣油をプロパン脱アスフアルト化および水素化分解のような処理工 程に付してよい。
本発明では、C,−C,芳香族炭化水素を含む接触改質ガソリンおよびC,−C ,オレフィンおよびパラフィンを含むFCC燃料ガスストリームをライザー反応 器の流動化ゼオライト触媒反応領域に供給する。ゼオライト触媒を含むライザー 反応器は、芳香族化合物のオレフィンに対する重量比が少なくとも5:1、好ま しくは10:1〜15.1となるような条件下で操作され、それにより、燃料ガ ス原料ストリームのエテノおよびプロペンのようなC4−オレフィンが、改質ガ ソリン原料ストリーム中のC,−C,芳香族炭化水素、特にベンゼンをアルキル 化して、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルエチルベンゼン、ジエチ ルベンゼン、プロピルベンゼンおよびメチルプロピルベンゼンのようなC7−C ,、アルキル芳香族炭化水素が生成する。
ライザー反応器の触媒は連続的または間欠的に取り出されて触媒再生領域で再生 される。触媒は、水素含有再生ガスまたは酸素含有再生ガスと接触することによ り再生され得る。再生工程を実施する前に、ストリッピング領域において窒素ま たは水蒸気のような不活性ストリッピングガスと触媒を接触させて触媒上に吸着 された炭化水素を除去できる。
ライザー反応器からの流出炭化水素ストリームは分離器に送られ、そこで軽質炭 化水素オーバーへラドストリーム、例えばC4−炭化水素が取り出されて吸収器 に供給され、そこでC5十炭化水素の大部分が吸収除去される。残留するC2− 炭化水素は頂部で取り出され、ゼオライト触媒反応領域にリサイクルしてよい。
分離器からのボトムストリームはC,−C,、アルキル芳香族炭化水素を含むC 1十炭化水素を含み、脱ブタン器に送られ、そこからオーバーヘッド04−ガス ストリームが除去される。脱ブタンされたガソリン生成物はボトム生成物として 取り出され、ガソリン生成物プールに供給される。
ライザー反応器で使用されるゼオライトアル牛ル化触媒は、好ましくは、少なく とも12のシリカのアルミナに対する割合、1〜12の拘束指数(Constr aint  1 ndex)および1〜200の酸分解活性を有する中間孔形状 選択性結晶アルミノシリケートゼオライトである。運転中の反応器では、コーク ス付着触媒は、必要な程度の反応苛酷度を達成するプロセス条件下、1〜80の 見掛は活性(アルファ値)を有してよい。好ましいゼオライトの代表的なものは 、ZSM−5、ZSM−11、ZSM−12、ZSM−22、ZSM−23およ びZSM−35である。ZSM−5が最も好ましいゼオライトであり、アメリカ 合衆国特許第3.702.886号およびアメリカ合衆国再発行特許第29.9 48号に記載されている。他の適当なゼオライトは、アメリカ合衆国特許第3. 709.979号、第3,832.449号、第4,076.979号、第4, 076.842号、第4,016,245号および第4,046,839号、第 4゜414.423号、4,417,086号、4,517,396号ならヒ4 4.542.251号に記載されている。シリカのアルミナに対するモル比が2 0:1〜200:1またはそれ以上の適当なゼオライトを使用できるが、シリカ のアルミナに対するモル比が25:1〜70:lのZSM−5を使用するのが有 利である。
実用的には、ゼオライトを5〜95%の適当な無機酸化物結合剤により結合する のが通常である。好ましい触媒は、シリカ−アルミナマトリックス結合剤内に含 まれている25〜65%の823M−5触媒を含んで成る。典型的には、必要な 流動化条件で触媒を保持できるようにするために、結合触媒は1〜150ミクロ ンの粒子寸法を有し、平均粒子寸法は20〜100ミクロン、より好ましくは4 0〜80ミクロンである。
好ましい軽質ガス原料は、C,−C,アルケン(モノオレフィン)を含み、全C ,−C,アルケンは10〜40重量%の範囲にある。非有害成分、例えばメタン 、C,−C,パラフィンおよび不活性ガスが存在してよい。パラフィンのあるも のは、採用する反応条件および触媒に応じてC4+炭化水素に転化される。特に 有用な原料は、FCCガスオイル(軽油)分解装置の軽質ガス副生物であり、1 0〜40モル%のC,−C,オレフィンおよび5〜35モル%のHlならびにC ,−C,パラフィンおよびN、のような不活性ガスの変化量を含んでよい。原料 は主としてエテノ、プロペンおよび/またはブテンを含んでよい。
軽質オレフィン原料ガスを以下の第1表に詳細に示す。
Hl          0−10    1−10      1−4エテン        1−90    8−50      8−35プロペン       0−99    3−50      3−40エテン/プロペン  1 −99   .5−80      5−60接触改質ガソリン原料は、C,− C,芳香族炭化水素およびc、−08パラフイン炭化水素を含む。C,−C,芳 香族炭化水素には、ベンゼン、トルエン、キシレンおよびエチルベンゼンカ含マ レる。改質ガソリンを軽質オレフィンと反応させる前に、C,−c、パラフィン 炭化水素の全部または一部分を改質ガソリンストリームから除去してよい。
接触改質ガソリン原料を以下の第2表に詳細に示す。
第2表 比重      0.72−0.88   0.76−0.88   0.76 −0.83沸騰範囲、’F    60−400     80−400     120−320’C16−20427−20449−160重量%       広い範囲   中間の範囲  好ましい範囲ベンゼン     1.0−99       2−60     10−40トルエン     2.0−60      10−40     1O−35C3芳香族(1)     0−60       0−50     0JC,−C,芳香族   5−100      10−95     35−75(1)キシレンおよびエチルベンゼン成分 軽質オレフィン原料中のエテノおよびプロペンは、オレフィン原料の80〜10 0重量%、好ましくは90〜100重量%、より好ましくは95〜100重量% の量でアルキル芳香族化合物に転化される。ベンゼン、トルエンおよびC8芳香 族化合物を含む接触改質ガソリン原料中のC,−C,芳香族化合物は、原料の5 〜80重量%、好ましくは20〜50重量%の量でアルキル芳香族化合物に転化 される。未反応芳香族原料は、ライザー反応器にリサイクルしてよい。
先に説明したように、本発明の方法は、反応器のライザー領域に複数のオレフィ ン原料供給点を有するライザー反応器を使用して実施される。芳香族炭化水素と 軽質オレフィンとの反応は、主として反応器のライザー領域で起こるが、いくら かの転化は反応器の上方流動床領域で起こり得る。
反応器のライザー領域の反応温度は350〜900’F (177〜482°C )、好ましくは500〜800’F (260〜427°C)、より好ましくは 600〜750°F(315〜399℃)である。
反応器のライザー領域における反応圧力は、20〜650psig (240〜 4580kPa) 、好ましくは120〜420psig (930〜3000 kPa)、より好ましくは150〜250psig (1140〜1830kP a)である。
触媒の改質ガソリン原料に対する重量比は0.5:l〜50:1、好ましくは1 :1〜10.1、より好ましくは3:1〜7:1である。芳香族炭化水素のオレ フィン炭化水素に対する重量比は反応を通じて少なくとも5:1、典型的には7 :1〜20:1、好ましくは10:1〜20:1、より好ましくは12:1〜1 5:1である。
反応器のライザー輸送領域における輸送ガス速度は、典型的には5〜100フイ 一ト/秒(1,5〜30m/5ec) 、好ましくは5〜30フイ一ト/秒(1 ,5〜9.1m/5ee) 、より好ましくはlO〜20フィート/秒(3〜6  、1 IIl/ 5ec)である。
上方流動床の使用は本発明の別の態様である。ライザー反応器を上方流動床無し で使用してよい。
上方流動床を使用する場合、反応器の上方流動床領域の流動化ガス速度は、0. 3〜4フイ一ト/秒(0,1〜1 、2 ra/ 5ec) 、好ましくは1〜 3フイ一ト/秒(0,3〜0 、9 m/ 5ec) 、より好ましくは1〜1 .5フイ一ト/秒(0,3〜0.5m/5ec)である。反応器の上方流動床領 域は、乱流支配流動床として操作するのが好ましい。
反応器のライザー領域における炭化水素原料と触媒との接触時間は、典型的には 1〜20秒、好ましくは3〜10秒である。
反応器のライザー領域は10〜100フイート(3〜30m)、典型的には20 〜60フイート(6〜18m)の高さであってよい。
ライザー領域の直径は0.1〜1フイート(0,03〜0.3m)、典型的には 0.1〜0.5フイート(0,03〜0.15m)である。
ライザー反応器の高さに沿って2〜8個、例えば2〜6個、典型的には2〜4個 のオレフィン原料供給点が存在してよい。原料供給点のこの数は、ライザー反応 器の底部の原料供給点を含んでいる。
複数の原料供給点は、反応器の高さに沿って、好ましくはライザー領域の高さに 沿って5〜25フイート(1,5〜7.6m)、典型的には5〜15フイート( 1,5〜4.6m)IlIれており、最初の供給点は反応器の底部にある。
しかしながら、オレフィン原料供給点を反応器の上方流動触媒床領域に設けてよ く、上述のように数えたオレフィン原料供給点に含めてよい。複数のオレフィン 原料供給は、反応の間の反応領域における所望の高い芳香族化合物のオレフィン に対する比を維持する。
ライザー反応器において反応器のライザー領域および/または上方流動触媒床領 域における芳香族化合物のオレフィンに対する重量比を7=1〜20:1、好ま しくは10:1〜15.1に維持するために、複数の原料供給点を経由してオレ フィン原料を実質的に均一に分配できる。
ライザー反応器の流動床領域は、使用する場合であれば、5〜30フイート(1 ,5〜9.1m) 、典型的には5〜20フイート(1゜5〜6+n)の高さで あってよい。流動床の直径は1〜30フイート(0,3〜9.1m) 、典型的 には2〜6フイート(0,6〜1.8+n)てあってよい。
1つまたはそれ以上の内部気−固分離サイクロンまたは外部焼結金属フィルター において反応領域の頂部希薄相の炭化水素ガス生成物から触媒粒子が分離される 。分離された触媒の全部または少なくとも一部分はライザー反応器にリサイクル される。
アルキル芳香族炭化水素生成物ガスは400〜800’F (204〜427° C)、好ましくは600〜750°F(315〜399°C)、より好ましくは 650〜750°F(343〜399°C)で反応器の頂部から除去され、更に 処理される。
本発明におけるゼオライト触媒上での軽質オレフィンガス原料の接触改質ガソリ ン原料との接触により以下の生成物が生成する。
軽質オレフィンガス原料のエテノおよびプロペン成分は、接触改質ガソリン原料 のC,−C,芳香族化合物と反応してこれらをアルキル化し、主としてC,−C ,、アルキル芳香族炭化水素を生成し、これらは自体ゼオライト触媒により転移 およびトランスアルキル化することがある。
得られるC、−C,、アルキル芳香族炭化水素生成物にはC,−C。
低級アルキル置換芳香族炭化水素、例えばメチル、エチル、プロピルおよびブチ ルベンゼン化合物が含まれる。C,−C,、アルキル芳香族炭化水素生成物は、 上述の低級アルキル置換基の1つまたはそれ以上を含むことがあるが、それは置 換基の炭素原子の総数は5を越えることはないことを前提とする。典型的なC, −C,、芳香族炭化水素、即ち、アルキル芳香族炭化水素には、トルエン、エチ ルベンゼン、キシレン、メチルエチルベンゼン、プロピルベンセン、トリメチル ベンゼン、メチルプロピルベンゼン、ブチルベンゼン、テトラメチルベンゼン、 メチルブチルベンゼンおよびジエチルベンゼンが含まれる。
C,−C,、アルキル芳香族炭化水素は、出発物質より高いオクタン価を有し、 ガソリン配合ストックの総括的なオクタン品質を良好にする。
アルキル化反応は、主としてオレフィンのオリゴマー化反応により少量の軽質オ レフィン原料を望ましくないコークス副生物に転化する。このコークスは触媒に 付着し、コークスが形成されると、触媒が部分的に失活する。付着コークスおよ び吸収した炭化水素を含む部分的に失活した触媒は、触媒再生領域において触媒 を水素含有ガスまたは酸素含有ガスと接触させることにより再生できる。
触媒を再生して触媒の孔および空隙に含まれている吸収した炭化水素生成物回収 するために、付着コークスおよび吸収炭化水素生成物を含む部分的に失活した触 媒の一部分をライザー反応器の上方部分からもしくは(使用する場合)流動床か ら連続的または間欠的に取り出して触媒再生領域に送る。
接触的な(触媒反応による)コークス生成は典型的にはオレフィン原料の0.0 05〜1重量%、例えば0.005〜0,3重量%、より典型的には0.005 〜0.1重量%である。本発明の態様では、コークス生成はオレフィン原料基準 でo、ooi〜0.025重量%、例えば0.001〜0.02重量%である。
水素再生を実施するために、触媒再生器において部分的に失活した触媒を接触改 質器からの水素ガスと接触させる。ライザー反応器の触媒インヘントリー(1n ventory)の4〜800%/hr、好ましくは10〜200%/hr、よ り好ましくは12〜170%/hrを再生のために取り出す。水素ガスは、触媒 を流動床として保持するのに十分な割合で再生器の底部に供給する。触媒再生領 域の温度は、450〜1400’F (232〜760°C)、好ましくは70 0〜12000F (371〜649°C)、より好ましくは700〜1000 ’F (371〜538℃)で保持する。触媒再生領域の圧力は、一般的にはラ イザー反応器とほぼ同じ操作圧力で保持する。しかしながら、再生器は、より低 い圧力、例えばほぼ大気圧と同じ圧力で操作してよい。再生器における触媒の滞 留時間は、0.1〜1時間、典型的には0.5〜1時間である。
酸素再生を実施するために、触媒孔に吸収炭化水素生成物を含む部分的に失活し た触媒の一部分をライザー反応器の上方流動部分、例えば使用するなら、流動床 から連続的または間欠的に取り出し、ストリッピング領域に送り、そこで不活性 ガスにより吸収炭化水素を除去する。次に、ストリップされた触媒を触媒再生領 域に送り、そこで空気のような酸素含有ガスを使用するコークスの燃焼により付 着コークスを酸化的に除去する。典型的にはライザー反応器の触媒インベントリ −の1〜400%/hr、好ましくは5〜200%/hr、より好ましくは10 〜150%/hrをストリッピングおよび再生のために取り出す。
部分的に失活した触媒はストリッパーベッセルに送られ、ライザー反応器の温度 より10〜200°F (5〜110°C)低い温度で流動床としてストリッパ ーベッセルで保持される。ストリッパーベッセルは、再生器の圧力のほぼ±20 psi (140kPa)以内の圧力で維持される。触媒は、床を流動化するの に十分な割合で窒素または水蒸気のような不活性ストリッピングガスを供給する ことにより流動床として保持される。
ストリッピング領域において部分的に失活した触媒から実質的に全部のアルキル 芳香族生成物を除去してこれらを回収し、実質的に付着コークスだけが触媒に残 ることになる。
ストリッピングされた触媒をストリッピング領域から取り出して触媒再生領域に 送り、そこで触媒を流動床で保持する。流動床において部分的に失活した触媒は 、空気のような酸素含有再生ガスと接触し、触媒に付着したコークスが燃焼して 触媒からコークスが除去されて触媒が再生される。好ましい再生ガスは、容易に 入手でき、かつ、低コストであるので約21%の酸素を含む空気である。空気再 生ガスを容易に入手できる製油所の源は、FCC触媒再生装置への空気再生装置 からのものである。
再生領域への分配プレートを介して十分に過剰量の酸素含有再生ガスを再生器の 底部に供給し、700〜1000°F(371〜538°C)、好ましくは70 0〜950°F(371〜510°C)、より好ましくは800〜900’F  (427〜482°C)の再生領域の温度を維持し、流動化条件で触媒を保持す るのに十分な流動化ガスを供給する。再生器で冷却コイルを使用して再生温度の フントロールを助長してよい。再生領域は、ライザー反応器より高いまたは低い 圧力で操作してよい。再生器の圧力は、30〜450psig (310〜32 00pKa) 、例えば30〜200psig (310〜1480pKa)、 典型的にはライザー反応器とほぼ同じ圧力で維持する。
触媒粒子は、1つまたはそれ以上の気−固分離サイクロンにより再生領域の頂部 希薄相でコークスおよび酸化ガスの燃焼生成物を含む流動化ガスから分離され、 分離された触媒は、再生器に戻される。
再生ガス中の過剰の酸素ならびに二酸化炭素および水を含む燃焼生成物は、流出 ガスとして再生器から除去される。流出ガスは、FCC触媒再生装置に供給し、 そこで過剰の酸素を燃焼させるのが好都合である。
再生触媒は、触媒の重量基準で僅かに0.001〜O12重量%、好ましくは0 .01〜0.1重量%、より好ましくは0.01〜0.05重量%の量で残留炭 素を含み、再生領域から取り出されて反応領域に供給され、新しい芳香族化合物 およびオレフィン原料と接触する。
本発明を添付図面を参照して更に説明する。
第1図は、本発明のアルキル化方法を組み合わせた油精製の一部分のフローダイ ヤグラムである。
第2図は、本発明の1つの例のアルキル化方法を実施するための装置の模式図を 示す。
第3図は、本発明の別の例のアルキル化方法を実施するための装置の模式図を示 す。
第1図を参照すると、図示した精製工程の場合、原油原料はライン1を経由して 原油蒸留装置2に供給され、異なる沸点範囲を有するフラクションに分離される 。C,−C,軽質炭化水素および原料中に溶解していたガスはライン3を経由し てオーバーヘッドから除去され、ガス回収領域(図示せず)に送られる。軽質の 通常は液体の炭化水素は、軽質留分ナフサストリームとしてライン5を経由して 取り出され、中間留分ストリームはライン6を経由して取り出され、また、減圧 軽油(ガスオイル)ストリームはライン7を経由して取り出される。残留する常 圧蒸留残渣油はライン8を経由して取り出され、更に処理される。
ナフサフラクションおよび中間留分フラクションは、それぞれ水素化処理領域9 および10に送られる。中間留分水素化ストリームはライン11に取り出される が、ケロシン沸点範囲の炭化水素である。水素化ナフサストリームはライン12 を経由して改質器13に送られ、そこで接触改質されてC,−C,芳香族炭化水 素およびC6十パラフイン炭化水素ならびに水素を含む改質ガソリンを生成する 。
水素はオーバーヘッドでライン14に副生物として除去される。接触改質ガソリ ンはライン15を経由して分離(蒸留)塔またはスプリッター16に送られ、そ こでC11+パラフイン炭化水素の一部分はライン23を経由して除去され、ガ ソリン生成物プールに供給してよい。C,−C,芳香族炭化水素、特にベンゼン 、残留する未分離C8+パラフイン性炭化水素および存在し得るC6−パラフィ ン性炭化水素を含む残りの改質ガソリンは、分離塔16からライン17を経由し てライザー反応器29に供給される。従って、分離塔16は、反応器29に供給 されるC、−C,軽質芳香族炭化水素ストリームの量および組成をコントロール するように機能する。
別法では、特に軽質の改質ガソリンストリームの場合、分離工程を省略して、改 質ガソリン流出物ストリーム全体をライザー反応器29に直接供給してよい。
ライン7を経由して取り出される減圧軽油は、分離塔19を含む流動床接触分解 領域18に送られる。分離塔19のオーバーヘッド気相ストリームは、ライン2 0に取り出され、圧縮機20aで圧縮され、凝縮器21で凝縮され、その後、レ シーバ−(受容器)22に送られる。レシーバ−22に集められた凝縮物はライ ン24を経由して第1吸収器25に送られる。C4−オレフィンを含むレシーバ −22の未凝縮ガスはオーバーヘッドでライン26を経由して第1吸収器25に 供給される。別法では、C4−オレフィンを含むしシーパー22の未凝縮ガスを ライン26.26aおよび28を経由して直接ライザー反応器29に供給してよ い。流動接触分解器の分離塔19から液体ストリームがライン27を経由して取 り出され、熱交換器27aで冷却され、第1吸収器25の頂部に供給される。
C4−オレフィンを含むオーバーヘッドガスストリームが吸収器25からライン 28に取り出され、ライン28aおよび28bを経由してゼオライト触媒ライザ ー反応器29に供給され、そこでライン17を経由して供給されるC、−C,芳 香族化合物を含む接触改質ガソリンと接触する。
C5+ガソリン生成物を含む第1吸収器25からのボトムライン3oは、図示し ない手段により脱ブタンされて処理され、ガソリン生成物プールに供給される。
ライン28.28aおよび28bのC4−原料中のエテノおよびプロペンは、ラ イザー反応器29でC,−C,芳香族化合物と接触して、芳香族化合物をアルキ ル化してアルキル芳香族炭化水素ガソリン生成物を生成する。ライザー反応器2 9の生成物は、ライン31を経由して反応領域から取り出され、分離器32に送 るれる。分離器32からのオーバーヘッド気体生成物はライン38を経由して吸 収器33に供給され、ライン34を経由して供給される適当な吸収オイルと接触 し、C8+炭化水素および吸収オイルがライン35を経由して取り出される。吸 収器33からのオーバーヘッドライン36はC3−炭化水素を含む。ライン35 の吸収オイルおよびC3+炭化水素は処理されてC3+炭化水素が分離され、吸 収オイルがり化水素およびCヮーCI+アルキル化芳香族炭化水素ガソリン生成 物含んで成るが、ライン37を経由して取り出され、脱ブタン器40に送られ、 そこからオーバーへラドC4ガスストリームがライン41を経由して除去される 。脱ブタンされたアルキル化芳香族炭化水素ガソリン生成物はライン42を経由 して取り出され、ガソリン生成物プールに送られる。
第2図を参照すると、1つの好ましい例において、C,−C,芳香族改質ガソリ ンフラクションは、スプリッター16からライン17、ボン7’lO1および熱 交換器102を経由して取り出され、ライザー反応器29の底部の分配プレート 1o5に供給される。熱交換器102は、C6−C,改質ガソリンをライザー反 応器に供給する前にこれを予熱する。C,パラフィンストリームをライン103 およびバルブ手段104を経由して取り出して、ガソリンプールに送ってよい。
C,パラフィンの残りをライン104aを経由してスプリ。
ター16にリサイクルしてよい。
ライン28のC4−軽質オレフィン燃料ガス(fuel gas)をライン28 a、ライン28bおよびライン28Cとして3つの部分に分離する。燃料ガスの 20〜50%をライン28aを経由して供給し、ライン17のC,−C,改質ガ ソリン原料と混合し、ライザー反応器の底部にある分配プレート105に供給す る。燃料ガス原料の20〜40%を反応器のライザー領域の高さの中間点にてラ イン28bを経由して供給し、燃料ガス原料の残っている20〜40%を反応器 のライザー領域の高ざの上方点にてライン28cおよび上方流動触媒床領域のラ イン28clを経由して供給する。C4−燃料ガス原料は、反応の間、反応器の ライザー領域ならびに上方流動触媒床類オレフィンの重量比が12:1〜15: 1に保持されるような方法で、ライン28a、ライン28b、ライン28Cおよ びライン28dを経由して分配される。
C,−C,芳香族化合物およびC4−燃料ガスは、触媒戻りライン106および 流量コントロール手段107を経由してライザー反応器29の底部に供給される 再生されたZSM−5触媒および触媒リサイクルライン112を経由して供給さ れるリサイクル触媒と接触する。再生されたおよびリサイクルされる触媒は、反 応器のライザー領域108で上方流動触媒床領域109に持ち上げられる。C6 −C,芳香族化合物、04−燃料ガスおよびアルキル芳香族生成物は、反応器の ライザー領域における触媒のリフトガスとして作用する。
アルキル化反応は、600〜700°F(315〜371°C)の温度および1 50〜250psig(1135〜1825kPa)の圧力で主としてライザー 領域において実施される。
反応熱は、冷たいまたは部分的にのみ予熱された改質ガソリンおよび冷たいまた は部分的にのみ予熱されたC4−燃料ガス原料を使用することにより、反応領域 から部分的または完全に除去できる。
反応器のライザー領域における輸送ガス速度は10〜20フイ一ト/秒(3〜6 m/5ec)である。希薄固体ガス相は反応器の頂部から取り出され、焼結金属 フィルターを有する気−固分離領域111に送られ、そこで固体触媒粒子は炭化 水素ガスから分離される。分離された触媒粒子の全部または少なくとも一部分は 、触媒リサイクルライン112を経由してライザー反応器の底部に戻され、触媒 戻りライン106を経由して供給される再生触媒と混合される。分離された炭化 水素生成物はライン113を経由して取り出され、分離ベッセル114に供給さ れる。アルキル芳香族生成物を含むC6+ガソリン炭化水素ストリームはライン 115を経由して取り出される。C4−炭化水素を含むオーバーヘッドストリー ムは、ライン116を経由して取り出され、FCCスポンジ(sponge)吸 収器に供給される。
改質ガソリン原料および燃料ガス原料のライザー反応器における滞留時間は3〜 7秒である。
この例では、部分的に失活した触媒の再生は水素により行われる。
従って、触媒インベントリ−の12〜170%/hrが反応器の上方流動床領域 から連続的に取り出され、触媒出口手段117によりバルブコントロール手段1 18を経由して触媒再生器119に送られる。ライン117の部分的に失活した 触媒は、改質器13からライン120を経由して供給される水素再生ガスに同伴 され、ライザー121を経由して再生器ベッセル119の上方部分に輸送される 。
水素再生ガスの主要部はライン122および分配器プレート123を経由して再 生器119に供給され、流動床124で触媒の流動化が行われる。十分量の水素 再生ガスが再生器に供給され、触媒が流動床として維持される。
再生器は、700〜1200°F(371〜649°C)の温度およびライザー 反応器とほぼ同じ圧力で維持される。
ストリップされた炭化水素および水素化されたコークス化炭化水素はライン12 5を経由して再生器119から除去され、分離および追加の処理のために取り出 される。別法では、取り出された炭化水素の全部または一部分をライン126を 経由してライザー反応器に戻してよい。再生器の希薄相127の触媒粒子は、サ イクロン分離器28で流動化ガスから分離され、ジップレッグ129を経由して 再生領域に戻される。
再生器からの流出ガスを処理して、水素再生ガスを炭化水素生成物から分離して よく、分離された水素を再生器にリサイクルするか、あるいは回収してよい。
わずかに少量の残留炭素を含む再生された触媒は、触媒取り出しライン106お よびバルブコントロール手段107を経由して再生器から取り出され、ライザー 反応器29の底部に供給され、新しい改質ガソリンおよび燃料ガス原料と接触す る。
第3図において、本発明の別の例のライザー反応器の構成および操作は第2図の 例の場合と同様である。しかしながら、第3図の例では、部分的に失活した触媒 の再生は酸素により行われる。従って、触媒インベントリ−の5〜150%/h rが反応器の上方流動床領域から連続的に取り出され、バルブコントロール手段 131を経由して触媒出口手段130により触媒ストリッパーベッセル132に 送られる。
部分的に失活した触媒は、再生器の圧力の約±20psi内の圧力でストリッパ ー領域133において流動床として維持され、窒素のような不活性ストリッピン グガスと接触する。窒素ストリッピングガスは、ストリッピング領域133で流 動床を維持するのに十分な割合でライン134および分配プレート135を経由 してストリッピング領域の底部に供給される。ストリッピング領域において、部 分的に失活した触媒から、実質的に全部の炭化水素生成物が除去され、実質的に 付着コークスだけが触媒上に残る。ストリップされた炭化水素生成物は、炭化水 素の回収のために出口ライン136および137を経由して反応器に戻される。
付着コークスを含むストリップされた触媒は、ストリップ触媒出口ライン138 およびバルブコントロール手段139を経由してスドリッピング領域から取り出 される。ストリップされた触媒は、ライン140を経由して供給される空気再生 ガスに同伴され、ライザー141を経由して再生器ベッセル142の上方部分に 送られる。
再生ガスの大部分は、ライン143および分配器プレート144を経由して再生 器142に供給され、再生領域の流動床145でストリップされた触媒が流動化 される。
ストリップされた部分的に失活した触媒は、再生器142の流動床で空気のよう な酸素含有ガスと接触し、コークスが燃焼し、触媒からコークスが除去されて触 媒が再生される。十分量の酸素含有再生ガスがライン143および分配プレート 144を経由して再生領域に供給され、触媒が流動床として維持される。流動床 の温度は、再生領域に供給される酸素含有ガスの量をコントロールすることによ り800〜900°F(427〜482°C)に維持される。再生器の圧力は、 ライザー反応器の圧力とほぼ同じである。再生ガスは、FCC触媒再生器への空 気再生ガス原料から供給してよい。
触媒粒子は、サイクロン分離器147において再生器の頂部希薄相146のコー クスおよび酸化ガスの燃焼生成物を含む流動化ガスから分離される。分離された 触媒は、ジノプレ、グ148を経由して再生領域に戻される。再生燃焼ガスおよ び過剰の酸素を含む流出ガスは出口ライン149を経由して再生器から取り出さ れ、FCC触媒再生器に供給し、そこで過剰の酸素を燃焼させるのが好都合であ る。
酸素再生領域にお(ブる触媒の滞留時間は20〜180分である。
僅かに少量の残留炭素、典型的には触媒の重量基準で0.05重量%以下、例え ば約0101〜0.05重量%を含む再生触媒を触媒取り出しライン106およ びバルブコントロール手段107を経由して取り出し、ライザー反応器29の底 部に供給し、新しい改質ガソリンおよび燃料ガス原料と接触させる。
ストリップされた炭化水素をライザー反応器29に供給する前に、ライン136 のストリップされた炭化水素を処理して分離し、窒素をストリッピング領域にリ サイクルしてよい。別法では、ストリップされた炭化水素を別に処理して窒素お よび炭化水素を回収してよ本発明の以下の実施例により更に説明する。
大奥ヨ 本発明の第2図の態様の装置および方法を使用して流動床ライザー反応器におい てプロセスを実施する。平均定常状態アルファ値が510のH−23M5を使用 する。反応器のライザー領域の温度は約850°F(454°C)であり、圧力 は約150psig (1135kPa)である。オレフィン原料を、ライザー 反応器の高さに沿って間隔をあけた3つの供給点を経由して供給する。オレフィ ン原料は、反応器のライザー領域における芳香族化合物のオレフィンに対する重 量比を7.1に維持するように3つの供給点を経由して分配する。
オレフィンおよび改質ガソリン原料ストリームの組成を以下の第3表に示す。
第3表 原料ストリーム組成 C8芳香族化合物     18 比較のため、オレフィン原料の全部をライザー反応器の底部に供給し、改質ガソ リン原料と混合した以外は、この方法を繰り返した。
オレフィン原料の単一供給点の結果、反応器のライザー領域における芳香族化合 物のオレフィンに対する重量比は3.5川である。
各ケースにおける流出炭化水素ガスストリームを分析し、得られた結果を以下の 第4表に示す。
第4表 芳香族/  芳香族のア  オレフィン原料  オレフィンオレフィ  ルキル 芳香  のアルキル芳香  基準のコークン重量比  族への転化  族への転 化率、   ス2重量%率1重量%  重量% 本発明 7:1    30      90      0.007比較例3 .5 : 1    26      85      0.030上記テータ は、ライザー反応器において複数オレフィン原料供給を採用して芳香族化合物の オレフィン原料に対する重量比を大きく維持することによる、芳香族炭化水素の 転化率の増加およびオレフイークス生成の実質的な減少を示す。
国際調査報告 ”””’−Ml’m”−=−”1’CT/US90101478

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.複数のC4−オレフィン原料供給点を有するライザー反応器において流動化 ゼオライト触媒の存在下、少なくとも5:1のC6−C8芳香族炭化水素のC4 −オレフィンに対する重重比にてC4−オレフィンを含んで成る原料ストリーム をC8−C8芳香族炭化水素を含んで成る原料ストリームと接触させて、C8− C8芳香族炭化水素をC4−オレフィンによりアルキル化して必要なアルキル芳 香族炭化水素生成物を生成することを含んで成る、アルキル芳香族生成物の製造 方法。
  2. 2.ライザー反応器は下方ライザー領域および上方流動化触媒床領域を有して成 り、複数のオレフィン原料供給点は反応器のライザー領域の高さに沿って、ある いはライザー領域および上方流動化触媒床領域の高さに沿って離れている請求の 範囲第1項記載の方法。
  3. 3.C4−オレフィン性原料ストリームおよびC8−C8芳香族炭化水素原料ス トリームの接触を350〜900℃(177〜482℃)の温度および20〜6 50psig(240〜4580kPa)の圧力で実施する請求の範囲第1項記 載の方法。
  4. 4.接触を500〜800°F(260〜427℃)の温度および120〜42 0psig(930〜3000kPa)の圧力で実施する請求の範囲第3項記載 の方法。
  5. 5.ゼオライト触媒は、少なくとも12のシリカのアルミナに対するモル比およ び1〜12の拘束指数を有するゼオライトを含んで成る請求の範囲第1項記載の 方法。
  6. 6.ゼオライト触媒はZSM−5を含んで成る請求の範囲第1項記載の方法。
  7. 7.C4−炭化水素原料ストリームは、8〜50重量%のエテンおよび3〜50 重量%のプロペンを含んで成り、芳香族原料ストリームは10〜95重量%のC 8−C8芳香族化合物を含んで成る請求の範囲第1項記載の方法。
  8. 8.ライザー反応器から触媒の一部分を取り出し、700〜1200°F(37 1〜649℃)の温度において再生領域で水素と取り出した触媒を接触させて、 吸収した炭化水素生成物をストリップし、触媒からコークスを除去し、また、触 媒を再生し、その後、再生した触媒をライザー反応器に戻すことを更に含んで成 る請求の範囲第1項記載の方法。
  9. 9.ライザー反応器から触媒の一部分を取り出し、触媒ストリッピング領域にお いて取り出した触媒を不活性ストリッピングガスと接触させて触媒から吸収した 炭化水素生成物をストリップし、次に、触媒を再生領域に送り、そこで700〜 950°F(371〜510℃)の温度で触媒を酸素含有ガスと接触させて触媒 からコークスを除去して触媒を再生し、再生した触媒をライザー反応器に戻すこ とを更に含んで成る請求の範囲第1項記載の方法。
  10. 10.芳香族炭化水素のオレフィンに対する重量比が10:1〜15:1である 請求の範囲第1項記載の方法。
JP2505846A 1989-03-20 1990-03-19 アルキル芳香族炭化水素の製造方法 Expired - Lifetime JP2866195B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/325,736 US4992607A (en) 1989-03-20 1989-03-20 Petroleum refinery process and apparatus for the production of alkyl aromatic hydrocarbons from fuel gas and catalytic reformate
US325,736 1989-03-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03504732A true JPH03504732A (ja) 1991-10-17
JP2866195B2 JP2866195B2 (ja) 1999-03-08

Family

ID=23269213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2505846A Expired - Lifetime JP2866195B2 (ja) 1989-03-20 1990-03-19 アルキル芳香族炭化水素の製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4992607A (ja)
EP (1) EP0418370B1 (ja)
JP (1) JP2866195B2 (ja)
CA (1) CA2027573A1 (ja)
DE (1) DE69014510T2 (ja)
WO (1) WO1990011266A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002526513A (ja) * 1998-10-05 2002-08-20 モービル・オイル・コーポレイション 流動床芳香族物質アルキル化
US6849590B1 (en) 1998-12-28 2005-02-01 Kao Corporation Process for producing granules for supporting surfactant

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5545788A (en) * 1991-06-19 1996-08-13 Mobil Oil Corporation Process for the alkylation of benzene-rich reformate using MCM-49
DE69423881T2 (de) * 1993-03-08 2000-12-07 Mobil Oil Corp., Fairfax Benzolreduktion in benzin durch alkylierung mit höheren olefinen
US5482617A (en) * 1993-03-08 1996-01-09 Mobil Oil Corporation Desulfurization of hydrocarbon streams
US5401391A (en) * 1993-03-08 1995-03-28 Mobil Oil Corporation Desulfurization of hydrocarbon streams
US5414172A (en) * 1993-03-08 1995-05-09 Mobil Oil Corporation Naphtha upgrading
US5336820A (en) * 1993-08-11 1994-08-09 Mobil Oil Corporation Process for the alkylation of benzene-rich gasoline
CN1043036C (zh) * 1994-05-24 1999-04-21 中国石油化工总公司 芳烃烷基化方法及其所用液固循环流化床设备
US5865987A (en) * 1995-07-07 1999-02-02 Mobil Oil Benzene conversion in an improved gasoline upgrading process
US5955642A (en) * 1996-10-30 1999-09-21 Fina Technology, Inc. Gas phase alkylation-liquid transalkylation process
CA2355679A1 (en) * 1998-12-29 2000-07-06 Nick Allen Collins Cetane upgrading via aromatic alkylation
US6525234B1 (en) * 2000-11-21 2003-02-25 Exxonmobil Oil Corporation Process for liquid phase aromatics alkylation comprising in-situ catalyst reactivation with polar compounds
FI118517B (fi) * 2003-03-14 2007-12-14 Neste Oil Oyj Menetelmä katalyyttien regeneroimiseksi
US20050000855A1 (en) * 2003-07-03 2005-01-06 Farrell John T. Hydrocarbon fuel with improved laminar burning velocity and method of making
FR2860002B1 (fr) * 2003-09-19 2007-10-12 Inst Francais Du Petrole Methode de formulation de gazoles synthetiques ou d'additifs pour gazole
GB2411851A (en) * 2004-03-10 2005-09-14 Uop Llc Process for upgrading FCC product with additional reactor
US7423191B2 (en) * 2004-12-16 2008-09-09 Uop Llc Method and system for catalytically converting oxygenates and regenerating and stripping catalyst
US7790943B2 (en) * 2006-06-27 2010-09-07 Amt International, Inc. Integrated process for removing benzene from gasoline and producing cyclohexane
US7692052B2 (en) * 2006-12-29 2010-04-06 Uop Llc Multi-zone process for the production of xylene compounds
US8395006B2 (en) * 2009-03-13 2013-03-12 Exxonmobil Research And Engineering Company Process for making high octane gasoline with reduced benzene content by benzene alkylation at high benzene conversion
CN102295954B (zh) * 2010-06-25 2013-11-06 中国石油化工股份有限公司 一种逆流移动床重整工艺装置及其催化剂输送方法
EP2471895B1 (en) 2011-01-04 2016-03-09 Phillips 66 Company Process to partially upgrade slurry oil
WO2017105869A1 (en) 2015-12-16 2017-06-22 Exxonmobil Research And Engineering Company Methods for upgrading olefin-containing feeds
WO2017116584A1 (en) 2015-12-30 2017-07-06 Uop Llc Improved olefin and btx production using aliphatic cracking reactor
WO2017127288A1 (en) 2016-01-19 2017-07-27 Exxonmobil Research And Engineering Company Naphtha production from refinery fuel gas
WO2018111540A1 (en) 2016-12-15 2018-06-21 Exxonmobil Research And Engineering Company Efficient process for upgrading paraffins to gasoline
US10646862B2 (en) * 2016-12-15 2020-05-12 Exxonmobil Research And Engineering Company Upgrading fuel gas using stoichiometric air for catalyst regeneration
WO2018111541A1 (en) 2016-12-15 2018-06-21 Exxonmobil Research And Engineering Company Process for improving gasoline quality from cracked naphtha
US10626338B2 (en) 2016-12-15 2020-04-21 Exxonmobil Research And Engineering Company Efficient process for converting heavy oil to gasoline
US20180169602A1 (en) * 2016-12-15 2018-06-21 Exxonmobil Research And Engineering Company Upgrading hydrocarbons using stoichiometric or below stoichiometric air for catalyst regeneration
US20180170823A1 (en) 2016-12-15 2018-06-21 Exxonmobil Research And Engineering Company Efficient process for converting methanol to gasoline
US10407631B2 (en) 2017-11-14 2019-09-10 Exxonmobil Research And Engineering Company Gasification with enriched oxygen for production of synthesis gas
US10400177B2 (en) 2017-11-14 2019-09-03 Exxonmobil Research And Engineering Company Fluidized coking with increased production of liquids
WO2021019327A1 (en) * 2019-07-31 2021-02-04 Sabic Global Technologies B.V. High-density fluidized bed systems heat balance
US11591527B2 (en) 2019-10-22 2023-02-28 ExxonMobil Technology and Engineering Company Processes for producing high octane reformate having high C5+ yield
US11078133B2 (en) * 2019-12-06 2021-08-03 Uop Llc Aromatic alkylation process
EP4063468A1 (en) * 2021-03-25 2022-09-28 Indian Oil Corporation Limited A process for enhancement of ron of fcc gasoline with simultaneous reduction in benzene
BR102021007444A2 (pt) * 2021-04-19 2022-10-25 Petróleo Brasileiro S.A. - Petrobras Processo para a obtenção de alquil-naftênicos

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1273252A (en) * 1968-07-09 1972-05-03 Shell Int Research Alkylation of aromatic compounds
US3729409A (en) * 1970-12-24 1973-04-24 Mobil Oil Corp Hydrocarbon conversion
US3755483A (en) * 1972-04-28 1973-08-28 Mobil Oil Vapor phase alkylation in presence of crystalline aluminosilicate catalyst
US3751506A (en) * 1972-05-12 1973-08-07 Mobil Oil Corp Vapor-phase alkylation in presence of crystalline aluminosilicate catalyst
US3827968A (en) * 1973-01-11 1974-08-06 Mobil Oil Corp Aromatization process
US3907663A (en) * 1973-10-01 1975-09-23 Mobil Oil Corp Conversion of hydrocarbons
US4016218A (en) * 1975-05-29 1977-04-05 Mobil Oil Corporation Alkylation in presence of thermally modified crystalline aluminosilicate catalyst
US4150062A (en) * 1976-12-20 1979-04-17 Mobil Oil Corporation Light olefin processing
US4107224A (en) * 1977-02-11 1978-08-15 Mobil Oil Corporation Manufacture of ethyl benzene
US4140622A (en) * 1977-11-03 1979-02-20 Uop Inc. Process to reduce the benzene content of gasoline
US4209383A (en) * 1977-11-03 1980-06-24 Uop Inc. Low benzene content gasoline producing process
US4393262A (en) * 1978-12-14 1983-07-12 Mobil Oil Corporation Production of isopropylbenzene
US4542251A (en) * 1984-02-27 1985-09-17 Chevron Research Company Oligomerization of liquid olefin over a nickel-containing silicaceous crystalline molecular sieve
US4497968A (en) * 1984-04-11 1985-02-05 Mobil Oil Corporation Multistage process for converting olefins or oxygenates to heavier hydrocarbons
US4827069A (en) * 1988-02-19 1989-05-02 Mobil Oil Corporation Upgrading light olefin fuel gas and catalytic reformate in a turbulent fluidized bed catalyst reactor
AU3346689A (en) * 1988-02-19 1989-09-06 Mobil Oil Corporation Process for the production of gasoline from fuel gas and catalytic reformate
US4851602A (en) * 1988-04-11 1989-07-25 Mobil Oil Corporation Alkanes and alkenes conversion to high octane gasoline

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002526513A (ja) * 1998-10-05 2002-08-20 モービル・オイル・コーポレイション 流動床芳香族物質アルキル化
US6849590B1 (en) 1998-12-28 2005-02-01 Kao Corporation Process for producing granules for supporting surfactant

Also Published As

Publication number Publication date
US4992607A (en) 1991-02-12
DE69014510T2 (de) 1995-04-13
EP0418370A4 (en) 1991-09-11
DE69014510D1 (de) 1995-01-12
JP2866195B2 (ja) 1999-03-08
EP0418370B1 (en) 1994-11-30
EP0418370A1 (en) 1991-03-27
WO1990011266A1 (en) 1990-10-04
CA2027573A1 (en) 1990-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03504732A (ja) アルキル芳香族炭化水素の製造方法
JP3580518B2 (ja) 重質油の流動接触分解法
JP7490363B2 (ja) 炭化水素供給原料の蒸気接触ダウナー熱分解による軽質オレフィン収率の向上
US6222087B1 (en) Catalytic production of light olefins rich in propylene
JP5180218B2 (ja) 軽質オレフィン系炭化水素処理における隔壁分離
US4966680A (en) Integrated catalytic cracking process with light olefin upgrading
JP2965344B2 (ja) 流動床触媒反応器で計質オレフィン燃料ガスの品質を改良する方法および触媒の再生方法
JP2003504500A (ja) ナフサ供給物からの軽質オレフィンの触媒による製造
JP5607082B2 (ja) 金属触媒によるコークス化を防止する方法
JPH01279993A (ja) 炭化水素の改質方法
KR20050115873A (ko) 프로필렌을 생성하기 위한 유체 접촉 분해 유니트에서c6의 재순환
US20080078692A1 (en) Absorption recovery processing of FCC-produced light olefins
US7737317B1 (en) Fractionation recovery processing of FCC-produced light olefins
US8007661B1 (en) Modified absorption recovery processing of FCC-produced light olefins
JP3724934B2 (ja) 油の流動接触分解方法
JP3724932B2 (ja) 油の流動接触分解方法
CN115678603B (zh) 一种使用双流化床反应器生产三烯、btx和二甲基萘的方法
CN115895710A (zh) 一种生产低碳烯烃的催化转化方法及装置
JPH03504989A (ja) 触媒混合物を使用するマルチライザー流動接触分解操作におけるナフサの改質

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071218

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081218

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091218

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091218

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101218

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101218

Year of fee payment: 12