JPH03504725A - 金属ポルフィリン誘導体、その製造方法、治療法への適用及びハイブリッド分子製造での使用 - Google Patents
金属ポルフィリン誘導体、その製造方法、治療法への適用及びハイブリッド分子製造での使用Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
金属ポルフィリン誘導体、その製造方法、治療法への適用及びハイブリッド分子
製造での使用
本発明は金属ポルフィリン(metal 1oporphyrines)の新規
誘導体、該誘導体の製造方法、誘導体の治療法への適用、並びに治療に使用され
るハイブリッド分子の製造における該誘導体の使用に係わる。
光線療法による癌の治療で成る種のヘマトポルフィリン誘導体を使用することは
、例えばJ、No1n(Photobiol、Photo−chem、43,6
81(1986))によって記述されている。これらの分子は腫瘍部分に蓄積さ
れるという特性を有し、そのため生物学的マーカー又は治療剤として使用するこ
とができる。
しかじかながらこれらの誘導体は、必ずしも明確に定義されない多様な組成の物
質の混合物として製造されることが多い。そこで、完全な合成によって得られ、
且つ光線療法による癌の治療でヘマトポルフィリンの代わりに使用できるような
ポルフィリン誘導体の開発が提案されることになった。
一方、最近の研究で、合成ポルフィリン金属誘導体は酸化プロセスに従いin
vitroで核酸(DNA)を切断する能力と有することが判明した(EP−^
−118913;E、Fouquet、(+、Prat−viel 、J 、B
ernadou及びB、Meunier、J、Chem、Soe、 、Chem
、Commun。
1169(1987))。水溶性金属ポルフィリンのこのヌクレアーゼ活性は、
ブレオマイシン(鉄イオン、分子状酸素及び還元剤の存在下で大きなヌクレアー
ゼ活性を示す抗腫瘍抗生物質)の濃度を下回る極めて低い試薬濃度(約10−6
〜10−’M)で観察されるだけに、より一層注目される。抗癌化学療法で主に
使用されている前記薬剤の分子薬理学的特性に関してここ数年の間に実施された
多くの研究によれば、この薬剤の細胞毒性的且つ抗腫瘍的活性は、腫瘍細胞のD
NAを破壊するという該薬剤の能力に起因し得る。
また、EP−^−0186962によれば、腫瘍の治療及び部位検定に有用なテ
トラ(フェニル置換)ポルフィリンが提案されている。
本発明では、下記の2つの特性をもつ金属ポルフィリンの合成と行った(この金
属ポルフィリンは、鉄イオン又はマンガンイオンの周りの配位球(sphere
de coordination)がプレオマイシンのペプチドリガンドの構
造に従う)。ニー in vitroでDN屓二対するヌクレアーゼ活性を示
す。
−細胞全体に対して細胞毒性的活性を示す。
本発明者が知る限り、これらの特性は金属ポルフィリンについてはまだ開示され
ていない、そこで本発明は、前記2つの特性を有する新規の金属ポルフィリン誘
導体を提供する0本発明では更に、核酸に対して親和性を示す物質にポルフィリ
ン骨格が結合した時に前記2つの特性がハイブリッド分子中に保持され、且つこ
れらの細胞毒性金属ポルフィリン(ポリアミン、ポリリシン、オリゴヌクレオチ
ド等)の生物学的活性を変化させることができるという事実も明らかにする。
本発明の新規の金属ポルフィリン誘導体は下記の一般式:
前記式中、A及びBは各々が
を表し、
2゛はN”−R,又はC−N″R,R,R,を表し、但しR1はC3〜C1oの
直鎖もしくは分枝脂肪族基であり、R2及びR5は各々が水素原子もしくはC3
〜C7゜の直鎖もしくは分校脂肪族基を表し、RはN)12基、OH基、C00
II基もしくは−N(R1)3基か又はハロゲン原子を表し、
nはO又は1〜10の整数であり、対応するアルキレン基は直鎖もしくは分校状
であり得、
Mは遷移金属を表し、
X−は医薬的に許容し得るカルボン酸の陰イオンを表し、mは1〜5の整数であ
り、
Yは結合か又は残基−0−1−CO−もしくは−CON)I−を表す。
好ましくは、R1がアルキル基、特にメチル又はエチルを表し、R2及びR1が
各々水素原子もしくはメチルを表し、Mが特にCr、Mn、 Fe、 Co、
Ni、 Cu、 Zn又はRu、好ましくはMn又はFeを表す。
X−は主に、薬品類に広く使用されている可溶性カルボン酸、特に酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、アスコルビン酸、安息香酸、桂皮酸、クエン酸、フマル酸、グリ
コール酸、マロン酸、酒石酸、リンゴ酸、マレイン酸及びマンデル酸の陰イオン
から選択する。
また、zoは基N’4+を表すのが好ましい。
式Iの化合物は下記の方法で製造し得る:(a)下記の式
[式中、n及びYは式■の場合と同じ意味を表し、Roは任意に保護した式Iの
基Rであるコ
で示されるフェニル−カルボキシアルデヒドと、下記の式
[式中、ZoはN又は;c−NR,R,を表し、R2及びR5は式Iの場合と同
じ意味を有するコ
で示されるアルデヒドとを、酸性媒質中のビロールの存在下で縮合させて、4つ
の部位5.10.15.20で置換された下記の一般式
[式中、Ro、n、Y及びZoは夫々式II及びIIIの場合と同じ意味を表し
、nl及びR2は1〜3の整数であり、但しnt+n1=4である]
で示されるポルフィリン(PP)を形成し、b)場合によっては前記化合物IV
を基R′の脱保護にかけて、4つの部位5.10.15.20で置換された下記
の一般式[式中、2′は式IIIの場合と同じ意味を表し、PP、n、及びn。
は式IVの場合と同じ意味を表し、n、R及びYは式Iの場台と同じ意味を表す
〕
で示されるボルフイドリンを得、
C)基Rを任意に保護した後で弐Vの化合物をハロゲン化物R+ −h a l
[式中81は式Iの場合と同じ意味を表し、halは臭素又はヨウ素を表す]
を用いてアルキル化し、それによって4つの部位5.10.15.20で置換さ
れた下記の一般式で示されるポルフィリンを形成し、且つd)塩MXp[式中、
M及びXは式Iの場合と同じ意味を表し、pは金属Mの原子価に対応するコを用
いて前記化合物を金属化する。
ステップa)は酸性媒質、特に還流下のプロピオン酸中で、無水酢酸を存在させ
て行う。
基Rの意味によっては保護が必要なこともある0例えば、R= N H2の場合
はRとしてNO□を選択し、従ってステップb)は特に強aiJx質中の塩化第
一スズによりNO,をNO2に還元することからなる。R=COOFlの場合は
対応するアルキルエステル牽R゛として選択し、ステップb)はこのエステルを
加水分解することからなる。
アルキル化ステップC)は一般的な方法を用いて、還流下のジメチルホルムアミ
ド(DMF)のような中性極性溶媒中で行う。
金属化(+6tal 1ation)ステップd)も還流DMF中で、特に2.
4.6−コリジンの存在下で実施し得る。
−変形例として、ステップC)及びd)を逆にすることもできる。
本発明は、治療に使用されるハイブリッド分子を製造する場合の化合物(1)の
使用にも係わる。このハイブリッド分子は、例えば9−メトキシ−エリブチシン
のような挿入物(インサート(intercalant))に結合した金属ポル
フィリン(I)を含む。このようにすれば、前記2つの成分の生物学的活性を両
方共有する分子が得られる。
以下に実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。
核磁気共鳴スペクトルはBruker 250 MM FTと称する装置を用い
て測定した。質量スペクトルの測定では、DCI(NH3)スペクトルには装置
Ribermag R1010を使用し、FABスペクトルには磁場脱離Var
ian Mat 311^又はZABを使用し、可視−UVスペクトルにはVa
rian−Cary 2300を使用した。
X1ル−
5−(4−アミノフェニル)−10,15,20−トリス(N−メチル−4−ピ
リジル)−マンガン(rII)ポルフィリンペンタアセテート及び同族誘導体
a ) 5−(4−ニトロ−フェニル)−10,15,20−トリス(4−ピリ
ジル)−ポルフィリン
プロピオン酸158m1に3g(0,020モル、1.75eq、)のニトロ−
4−フェニルカルボキシアルデヒドと81の無水酢酸とを混入した混合物を撹拌
下で110℃に加熱する。この溶液に、3.2+al (0,034モル、3e
q 、 )のピリジン−4−カルボキシアルデヒドと3.1*I(0,045モ
ル、4eq 、 )のビロールとを順次ゆっくり加え、この混合物を1時間30
分還流にかける。室温に戻ったら前記混合物を蒸発乾固させ、アンモニア水溶液
で中和する。yA後、沈澱物とジクロロメタンで数回洗浄する。
次いで有機相を濃縮し、乾燥シリカカラムで精製する(溶離液ニジクロロメタン
、次いで9515のジクロロメタン/エタノール)、単離生成物=0.526g
;収率=7.1%。
CCM : Rf=0.51(溶離液: CHzC1z/EtOH9515)。
可視UV(CHCI3)λ<e: ) : 640(1,1x 10コ) ;
586(2,0x 103) ;546(2,8x 10コ) ; 512(6
,7x 10’) ; 418(1,6x 10’)(ソーレー帯)。
NMR’H(CDCl2> :δ:9.06(d、6H,J:5.9 Hz、プ
ロトン2,6−ピリジン) : 8.87(+、6H,β−ビロール) ; 8
.81(d、2B、J:4.9 Hz。
β−ピロール) ; 8.66(d、2B、J:8.60 Hz、プロトン2.
6−ニトロ−4−フェニル) ; 8.38(d、2H,J:8.60 Hz、
プロトン3.5−二トロー4−フェニル) ; 8.15(d、8H,に5.9
Hz、プロトン3.5−ピリジン) ; 2.89(s、28.NHビロール
)。
分析:(計算では、溶媒和水分子が1つ存在することを考慮した)C41Hza
H*’:h 、R20−CHN
計算値% 72.34 4.15 16.46測定値% 72.87
4.06 16.93b ) 5−(4−アミノ−フェニル)−10,
15,20−1−リス(4−ピリジル)−ポルフィリン
6N塩酸18m1に0.252g(0,381ol)のポルフィリン(a>を溶
解し、これに0 、672g (3mmo I、8eq 、 )の塩化第一スズ
ニ水和物を加え、この混合物を室温で15時間撹拌する0次いでこの混合物をI
Nソーダ水で中和し、その後ジクロロメタンで抽出する。有機相を水で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を蒸発乾固させる。残留物をジクロロメタン
中にとり、ヘキサンを加えて沈澱させ(CH,C1□/ヘキサン=1 /10)
、その後濾過し且つ真空乾燥する。
単離生成物= 0.21g :収率=87%。
CCM : Rf= 0.23(溶離液: CH2CIz/Et0119515
)可視UV(CHC13)λ(ε) : 852(3,0x 10コ) ; 5
90(3,2x 10コ);554(4,5x 10’) ; 516(7,8
x 10’) ; 420(8,8x 10’)(ソーレー帯)。
質量(DCI) : M”= 633、(FD) : M”−H=632゜NM
R’H(303にのDMSOd6)δ:9.15(d、61.に5.50 Hz
、p−2,6−ピリジン) ; 8.98(s、8H,β−ビロール) ; 8
.36(d、611.J=5.50.Hz。
p−3,5−ピリジン) ; 7.99(d、2)1.に8.20 Hz、p−
2,6−アミノ−4−フェニル) ; 7.14(d、2)i、J=8.20
Hz、p−3,5−アミノ−4−フェニル) ; 5.87(s、2H,NFI
2) ;−2,80(s、21.NHビロール)。
c ) 5−(4−ベンゾイル−アミノ−フェニル)−10,15,20−トリ
ス(4−ピリジル)−ポルフィリン
水浴中に維持した無水ピリジン3+ilに0.030g(0,047輪−ol)
のポルフィリン(b)を溶解した溶液に、0.010+*I(0,086mmo
l、 1.8eq、)の塩化ベンゾイルを滴下する。この混合物を0℃で1時間
撹拌する。その後溶媒を蒸発乾固させ、残留物をジクロロメタン中にとる。この
溶液を蒸留水と5%ソーダと蒸留水とで順次洗浄する。有機相を硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、次いで蒸発乾固させる。残留物を真空乾燥する。単離生成物= 0
.025g;収率=71%。
NMR’ H(297にのDMSOd、)δ:10.72(s、LH,NFI)
; 8.96(d、6H,J=5.3 Hz、プロトン2.6−ピリジン)
; 8.93(d、2H,J=4.7 Hz、β−ビロール) ; 8.83(
s、4H,β−ビロール) ; 8.82(d、28.J=4.7Hz、β−ビ
ロール) ; 8.22(m、IOH,プロトン3,5−ピリジン及びフェニル
) ; 8.11(d、2B、J=8.0 Hz、プロトン2.6−アミノ−4
−フェニル) ; 7.65(m、3B、プロトン−3,5−アミノ−4−フェ
ニル及びフェニル−パラ) ;−2,85(s、2H,NHピロール)。
d ) 5−(4−アミノ−フェニル)−10,15,20−)リス(N−メチ
ル−4−ピリジル)−ポルフィワンマンガン(III)ペンタアセテート
DMF3mlに0.030g(0,05m+*ol)のポルフィリン(C)を溶
解し、これに0.062m1 (0,047mmol、10eq、)の2.4.
6−コリジンと0.047gmol(10eq、)のマンガン塩、鉄塩、亜鉛塩
もしくはニッケル塩とを順次加える。この混合物を3時間還流にかけ、次いで室
温で15時間撹拌する。溶媒を蒸発乾固させ、残留物を水で洗浄し、中和アルミ
ナ乾燥カラムで精製する(溶離液ニジクロロメタン、次いでジクロロメタン/エ
タノール)、このようにして得た金属ポルフィリンを3slのDMFに導入し、
これにヨウ化メチル(10eq、)を加え、得られた混合物を室温で15時間撹
拌する。次いでこの混合物を蒸発乾固させる。9Mアンモニア溶液を加えてアミ
ン基の脱保護を行う。この混合物を70℃で3時間撹拌し、更に室温で15時間
撹拌する。その後、前記混合物を蒸発乾固させ、6M塩酸で処理し、蒸発乾固さ
せた後メタノール中にとる。
前記溶液にAmberlite IRN 78タイプの脱水したイオン交換樹脂
を酢酸塩の形態で加え(4eq、)、その後室温で3時間撹拌し、濾過し且つ溶
媒を蒸発させると、標題の酢酸塩が得られる。この生成物をエーテルで粉砕する
ことにより精製する。
この生成物の展開式(N=Mn、X=CH1C00)を添付図面に示す。
酢酸マンガン(Mn(CH*C00) 2.4H20)を夫々FeCIz、48
20 ;Zn(CH*C00)z 、2H20又はNiC1,,6HzO(いず
れも10eq、)に代えて同様の方法で、対応する鉄誘導体、亜鉛誘導体及びニ
ッケル誘導体を製造した。収率は60〜70%である。
マンガン誘導体:可視tlV(7,73x 10−’MのH2O)λ(ε)59
6(3,9x 10’) ; 554(8,6x 103) : 464(7,
5x 10”)。
亜鉛誘導体:可視LIV(23,9x 10− ’MのH2O)λ(e )60
6(2,5xlOコ) ; 562(5,Ox 10コ) ; 43
2(5,8x 10’)。
ニッケル誘導体:可視UV(14,3x 10−@阿のH2O)λ(ε)568
(4,9x 10コ)+ 530(1,0x 10’); 417(1,
1x 10’)。
e)ポルフィリン(a)のメチル化とそれに次ぐニトロ基の還元とによる5−4
−(アミノ−フェニル)−10,15,20−)リス(N−メチル−4−ピリジ
ル)−ポルフィリントリアセテートの製造変形例
DMF20m lに0.016g(0,024mmol)のポルフィリン(a)
を溶解したものに、かなり過剰な量のヨウ化メチル(1+ml)を加える。この
混合物を40℃で2時間撹拌し、次いで溶媒を蒸発乾固させる。残留物を3−1
の6N塩酸中にとる。塩化第一スズニ水和物を加えた後、室温で15時間撹拌す
る。溶媒を蒸発乾固させる。残留物をメタノール中にとる。
この溶液にAmberlite IRN 78タイプの脱水したイオン交換樹脂
を酢酸塩形態で加え(4eq 、 )、次いで室温で3時間撹拌し、濾過し且つ
溶媒を蒸発乾固させると、対応する酢酸塩が得られる。残留物を水中にとり、L
H20カラムに通すと該ポルフィリンが精製される。収率=83%。
NMR’1l(CD、C00D)δ:9.51(m、6H,プロトン−2,6−
ピリジン);9.04(鵬拡大、14Fl、β−ビロール及びプロトン−3,5
−ピリジン) ; 8.35(輪、2H,プロトン2.6−アミノ−4−フェニ
ル) ; 7.80b、2B、プロトン−3,5〜アミノ−4−フェニル) ;
4.92(+、9H,N−メチルー4−ピリジル)。
f ) 5−(4−トリメチル−アミノ−フェニル)−10,15,20−)リ
ス(N−メチル−4−ピリジル)ポルフィリンヨウ化物DMF4mlに0.01
4g(0,02mmol)のポルフィリン(b)を入れたものに0.014m1
(0,2−一01.10eq、)のヨウ化メチルを滴下し、この混合物を3時間
還流させる。この溶液を室温で15時間撹拌し、次いで溶媒を蒸発乾固させる。
残留物をジクロロメタン、メタノール及びアセトンで順次粉砕する。
r通接に生成物を真空乾燥する。単離生成物= O,019g ;収率=83%
。
可視UV (MeOH/^eOH99/1)λ(e ) : 655(1,3x
10’) ; 590(4xlOコ); 560(4x LOコ); 5
15<1.3x 10″); 421(7,Ox 10’ン(ソーレー帯)。
質量(FD) : m/e=660゜
NNR’ I((303にの[1M5O−d6)δ:9.60(d、6[(、に
5.9 Hz、p−2,6−ピリジン) ; 9.27(m、8B、β−ビロー
ル) ; 9.13(d、6H,J=5.9 Hz、p−3,5−ピリジン)
; 8.18(d、2)!、J:8.6 Hz、p−2,6−アミノ−4−フェ
ニル) ; 7.34(cl、2Fl、、b8.6 Hz、p−3,5−アミノ
−4−7z−ル);4.86(s拡大、9H,N−メチル−4−ピリジル) ;
3.46(s拡大、9H1N(CL)3) ;−2,73(s、NHピロール
)。
g ) 5−(4−トリメチル−アミノ−フェニル)−10,15,20−)リ
ス(N−メチル−4−ピリジル)−ポルフィリンマンガン(III)ペンタアセ
テート
DMF4m lに0.053g(0,05mmol)のヨウ化ポルフィリン(c
)を溶解し、これに0.062m1(0,047a+mol、10eq、)の2
.4.6−コリジンと0 、047mmo I (10eq 、 )の酢酸マン
ガンMn(CHsCOO)z、4H20とを順次加える。この混合物を3時間還
流にかけ、次いで室温で15時間撹拌する。溶媒を蒸発乾固させ、残留物を水で
洗浄し、次いでメタノール中にとる。前記溶液に^mber−1ite IRN
78タイプの脱水したイオン交換樹脂を酢酸塩の形態で加え(4ec+ 、
)、その後室温で3時間撹拌し、濾過し且つ溶媒を蒸発させると、標題の酢酸塩
が得られる。この生成物をメタノール/アセトン混合物中で沈澱させて精製する
。収率=80%、融点は240℃以上である。
この化合物の展開式を本明細書本文の最後のページに示した。
h)前記ステップf)及びg)を逆にした製造変形例DMF3m lに0.03
0g(0,05mmol)の脱保護ポルフィリン(c)を溶解し、これに0.0
62m1(0,047mmol、1oeq、)の2.4.8−コリジンと0.0
47+smol(10eq、)のマンガン塩Mn(CHsCOO)2,4H20
、鉄塩又は亜鉛塩とを順次加える。この混合物を3時間還流にかけ、次いで室温
で15時間撹拌する。溶媒を蒸発乾固させ、残留物を水で洗浄し、中和アルミナ
乾燥カラムで精製する(溶離液ニジクロロメタン、次いでジクロロメタン/エタ
ノール)。このようにして得た金属ポルフィリンを3mlのDMF中に導入し、
これにヨウ化メチル(10eq、)を加え、該混合物を4時間還流させ、その後
室温で15時間撹拌する。
この混合物を蒸発乾固させ、次いでメタノール中にとる。
前記溶液に^−berlite IRN 78タイプの脱水したイオン交換樹脂
を酢酸塩の形態で加え(4eq、)、その後室温で3時間撹拌し、濾過し且つ溶
媒を蒸発させると、標題の酢酸塩が得られる。この生成物をメタノール/アセト
ン混合物中で沈澱させて精製する。収率=82%。この化合物の展開式(M・M
n、 X=CH5COO)を添付図面に示す、酢酸マンガンを夫々FeCl2,
4H20又はZn(CHsCOO)z 、2820<各々10eq、)に代えて
同様の方法で対応する鉄誘導体及び亜鉛誘導体を製造した。
K1燵エ
ポルフィリンのヒドロキシフェニル誘導体i ) 5−(4−ヒドロキシフェニ
ル)40,15.20− )リス(4−ピリジル)−ポルフィリン
プロピオン酸2051中3.19g(0,026モル、1.75eq、)のヒド
ロキシ−4−フェニルカルボキシアルデヒドと101の無水酢酸との混合物を撹
拌下で110℃に加熱する。この溶液に、4.27m1(0,045モル、3e
q、)のピリジン−4−カルボキシアルデヒド
り加え、この混合物を1時間30分還流にかける.室温に戻ったら前記混合物を
蒸発乾固させ、アンモニア水溶液で中和する.7濾過後、沈澱物をジクロロメタ
ンで数回洗浄する。
有機相を濃縮し、その後乾燥シリカカラムで精製する(溶離液: 9515のジ
クロロメタン/エタノール9515) 、単離生成物= 0.52g ;収率=
5、5%. CCM : Rf=0.14(溶離液:C12CI2/エタノール
9515) 。
可視υV(7.2x 10−’MのCHCI,)λ(e ) + 642(3.
2x 103) ;587(7.9x 10コ) ; 545(9.4x
10コ) ; 511(2.8x 10’) ; 416(5.
P
xlO’>(ソーレー帯)。
NMR I H (294HのCDC1.)δ:9.04(d.6H,J・5.
2 Hz.プロトン−2。
6−ピリジン) ; 8.95(d,2B,J:4.8 Hz,β−ビロール)
; 8.88(曽。
6H,β−ビロール) ; 8.20(d、28.J=8.3Hz、プロトン−
2,6−フエツキシー4);8.16(d、6B、に5.5 Hz、プロトン−
3,5−とリジン);7.52(cl、2LJ4.3 Hz、70トン−3,5
−フェノキシ−4) ; 2.80(q、2H,J=7.5 Hz、CI’12
CHa) ; 2.50(m、2H,Of+) ; 1.42(t、3fl、J
=7.5flz、C11,CHz) ; −2,89(s、 2H,Nilピロ
ール)。
分析=(計算では、溶媒和のエタノール分子1つも考慮した)c41H2tNt
O,EtOII。
CHN
計算値% 75.96 4.97 14.43測定値% 76.08
4.77 13.09j)シス−5,10−ビス(4−ヒドロキシ−フ
ェニル)−15,20−ビス(4−ピリジル)−ポルフィリン
前記反応性混合物を乾燥シリカカラムで精製すると、シス−5,10−ビス(4
−ヒドロキシ−フェニル)−15,20−ビス(4−ピリジル)−ポルフィリン
も得られる(溶離液: CHtCI2/Et011゜97.5/2.5) :単
離生成物= 0.74. 、収率=7.7%; CCM:Rf=0.21(溶離
液:CH2Cl2/EtOH,9515)。
可視UV(7,2x 10−’MのCHCl3中)λ(e ) : 842(2
,1x 10コ);586(4,4x 10コ); 54B(5,8x 1
03); 512(1,5x 10’); 415(3x10’)(ソーレ
ー帯)。
NMR’tl(CDCI2)δ:9.03(d、4H,J=5.8 Hz、プロ
トン−2,6−ピリジン) ; 8.94(d、21(、J:4.9 Hz、β
−ビロール) ; 8.91(s、2H。
β−ビロール) : 8.84(s、2H,β−ビロール); 8.81(d、
2+1.J=4.9 Hz、β−ビロール) : 8.20((1,4H,J=
8.582.プロトン−2゜6−フエツキシー4) ; 8.17(d、4H,
J=5.8 Hz、プロトン−3,5−ピリジン) ; 7.51(d、40.
J:8.5 Hz、プロトン−3,5−フェノキシ−4):2.80(cl、2
H,に7.5 Hz、CLCH,) ; 1.42(t、31.J=7.5 H
z。
CH2Cl2) : −2,88(s、 2B、Nuピロール)。
分析二計算では、1.75の溶媒和エタノール分子が存在することを考慮した。
C<J2sNsOz、1.75EtOR。
CHN
計算値% 74.95 5.28 11.53測定値% 74.33
4.99 11.23k ) 5−(4−ピリジル)−10,15,2
0−トリス(4−ヒドロキシ−フェニル)−ポルフィリン
前記と同じ方法で5−(4−ピリジル)−10,15,20−トリス(4−ヒド
ロキシ−フェニル)−ポルフィリンを製造する(溶離液ニジクロロメタン)、単
離生成物= 0.62g ;収率=6,3%;CCM:Rf=0.31(溶離液
: CLCL/EtO)19515)。
可視UV(1,2x 10−’HのCFIC+、中)λ(ε) : 642(2
,6x 10コ);58フ(4,4xlOり); 548(5,5x 10コ
); 512(1,3x 10’); 416(3,3xlO’)(ソーレ
ー帯)。
NMRIH(CDC1ff)δ:9.02(d、2B、J=5.9 Hz、プロ
トン−2,6−ピリジン) ; 8.91(d、2H,J:4.9 Hz、β−
ビロール) ; 8.89(s、4B。
β−ビロール) ; 8.79(d、2tl、J=4.9 Hz、β−ビロール
) 、 8.20(cl、68.J4.4 Ez、プロトン−2,6−フエツキ
シー4) ; 8.16(d、211゜J=5.9 Hz、プロトン−3,5−
ピリジン) ; 7.51(d、6fl、J =8.4 Hz。
プロトン−3,5−フェノキシ−4) : 2.79(a、2Fl、Jニア、5
fiz。
CH2Cl−) ; 1.58(m、6tl、0)l) : 1.42(t、3
H,J=7.5 tlz、C)I*CH2);−2,86(s、 2B、NHビ
ロール)。
分析:計算では、2つの溶媒和エタノール分子が存在することを考慮した。 C
4)Hz*N5Os、2ELOH。
CHN
計算値% 74.67 5.47 9.27測定値% 74.49
5.06 8.451 ) 5−<4−h トC7キシ7 x ニル)−
10,15,20−トリス(4−ビリジル)−ポルフィリンマンガンアセテート
実施例1のポルフィリン<g)について説明した操作手順で金属化反応を行う。
質量(FAB’) : m/e687(M”)。
m ) 5−(4−ヒドロキシフェニル)−10,15,20−)リス(トメチ
ル−4−ピリジル)−ポルフィリントリアセテートDMF中でのヨウ化メチルに
よる実施例(i)のポルフィリンのメチル化と、それに続く酢酸塩へのヨウ化物
イオン交換反応とを、実施例(f)と同じ方法で行う(収率=88%)。
NMR’H(CD3C00[1)δ:9.46(w、6H,プロトン−2,6−
ピリジン);9.35(−,28,β−ビロール) ; 9.14(論、4H9
β−ピロール);8.99(論、6H,プロトン−3,5−ピリジン) : 8
.71(m、2B、β−ビロール) ; 8.15(d、2H,J=7.6 H
z、プロトン−2,6〜フェノキシ−4) ; 7.56(d、2B、J□7.
6 Hz、プロトン3.5−フェノキシ−4);4.91(s拡大、9H,N−
Me)。
n > 5−(4−ヒドロキシ7 x ニル)−10,15,20−ト!J ス
(N−メチル−4−ピリジル)−ポルフィリンマンガンテトラアセテート
酢酸マンガンによるポルフィリン(i)の金属化とその後のヨウ化メチルによる
メチル化反応とを実施例(h)と同じ条件で行い、イオン交換樹脂で酢酸塩への
ヨウ化物対イオン交換を行うと所期の物質が得られる。
単離生成物= 0.018g :収率=76%。
可視UV(6,1x 10−’N)HzO中>A (ε) : 600(2,9
x 10’) ;560(6,6x 10コ) ; 464(7,3x 10’
>(ソーレー帯)。
実施例3
ポルフィリンのアミノ−プロピルオキシフェニル誘導体o ) 5−74−(3
−アミノ−プロピルオキシ)−フェニル/−10゜15.20−トリス(4−ピ
リジル)−ポルフィリン実施例(i)のポルフィリン0.0514(0,8mm
ol)を3−1のDMFに溶解した溶液に、室温で、0.65g(16,4+e
mol ;20.5eq、ンの粉砕ソーダを加える。溶液の色が紫から緑に変化
したら、この混合物を15分間撹拌する。この溶液に0.017g(0,88m
+sol ;1.1eq、)のブロモ−3−プロピルアミン臭素水相物を加え、
3時間撹拌する。この反応の進行状態をCCMで観察する(シリカプレート;P
Jjli液:CH2Cl2/EtOH50150)、前記3時間の撹拌後、0.
017gのブロモ−3−プロピルアミン臭素水和物を再度加え、この混合物を更
に2時間撹拌する。その後、該反応混合物に2mlのメタノールと51#1の蒸
留水と含加える。得られた溶液をジクロロメタンで抽出する。有機相を蒸留水で
(2回)洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発乾固させる。得られた生成物を
塩基性アルミナ乾燥カラムでのクロマトグラフィーによって精製する(溶離液:
メタノール/酢@ 80/20) 、単離生成物= 0.095g ;収率−8
5%。
CCM : Rf= 0.29(溶離液:1%のNH40)1を含むC)12C
1□/EtOH80/20)。
可視LIV(1,33x 10−5MのHeOH中)λ(ε) : 642(1
,6x 10コ):583(3,1x 10’); 544(3,8x 10
’); 510(9,8x 10’); 412(1,8−x 10’)(
ソーレー帯)。
NHR’ H(294にのMeOHd、)δ:8.98(d、6B、J=5.5
tlz、プロトン−2,6−ビリジ:/) : 8.97(m、8fl、β−
ビロール) ; 8.25(d、6H,J=5.5 Hz、プロトン−3,5−
ピリジン) ; 8.18(d、28.J:8.5 Hz、プロトン−2,6−
フエツキシー4) ; 7.47(d、2H,J・8.5 Hz、プロト7−3
.5−7 x J ’r シー4) ; 5.0(m、2H,Ntlz) ;
4.53(t、2fl、J=5.6[2,0CH2) ; 3.4(−,211
,CB、N) ; 2.45(五重項、2H,J=5.5 Hz。
CD2)。
質量(DCI/NFIs) : m/e= 692CM”+41);フラグメン
ト:634(M”−(CH2)3NH2)。
p)シス−5,10−ビス/4−(3−アミノ−プロピルオキシ)−フェニル/
−15,20−ビス(4−ピリジル)−ポルフィリン実施例(o)と同じ操作方
法で、但しポルフィリン(j)を出発材料として、シス位に2つのリンクをもつ
ポルフィリンジピリジルを製造する。
単離生成物= 0.066、 、収率=79%、 CCM:Rf=O(溶離液:
C)!2CI□/EtO1l 80/20>。
可視UV(9,2x 10−’M)MeOH/CHCl3,9515中)A (
ε) : 644(2,2xlOコ) ; 58B(3,3x 10コ)
; 548(4,9x 10’) ; 512(9,2x10’)
; 414(1,8x 10’)(ソーレー帯)。
NMR’ H(CDCI 3 )δ:9.01(d、4H,に5.8142.プ
ロトン−2,6−ピリジン) : 8.92(d、2H,Jz4.9 Hz、β
−ビロール) ; 8.89(s、2B。
β−ビロール) ; 8.81(s、2B、β〜ルビロール) ; 8.77(
d、2B、J=4.9 Hz、β−ビロール) ; 8.14(d、41.に5
.8 Hz、プロトン−3,5−ピリジン) ; 8.08(d、4tl、に8
.4 Hz、プロトン−2,6−フエツキシー4)ニア、27(d、4H,J:
8.4 !lz、プロトンー3.5−フェノキシ−4);4.32(t、4H,
、C5,9B2,0CH2) : 3.08(t、4B、J=6.0 I(z、
Cl2N) ;2.32(m、 4B、CH2) ; −2,84(s、28.
80ピロール)。
質量(DCI) : m/e 765(N”+2) ; 707及び849のフ
ラグメント分析:計算では、3つの溶媒相エタノール分子が存在することを考慮
した。 C45HnJsO□、2.5EtOH。
CHN
計算値% 72.48 8.55 12.76測定値% 72.00
6.67 12.44q > 5−/4−(N−トリメチル−3−アミ
ノプロピルオキシ)フェニル/−10,15,20−)リス(N−メチル−4−
ピリジル)−ポルフィリンテトラアセテート
実施例(1f〉で説明した方法によるポルフィリン<i>のメチル化とその後の
酢酸塩へのヨウ化物対イオン交換とを行って、対応する物質3得る。収率=85
%。
可視UV(4,4x 10−’M〕120中)λ(ε) : 640(1,8x
10’) ;580(6,4x 10’) ; 556(6,8x 10”)
: 518(1,3x 10’) : 422(1,9x 10’)(ソーレ
ー帯)。
NMR’)I(CD、C00D)δ:9.48(d、6B、J=5.8 Hz、
プロトン−2,6−ピリジン);9.LNs拡大、6H1β〜ビロール) ;
9.08(d、2H,J=4.8Hz、β−ビロール) ; 9.00(d、6
H,J:5.8 Hz、プロトン−3,5−ピリジン) ; 8.27(d、2
0.J=8.3 Hz、プロトン−2,6−7z−1ニル); 7.51(d、
28.J□8.3 Hz、プロトン−3,5−フェニル) ; 4.91(s拡
大、9B、N−Me−4−t’ リジル):4.53<m、2H,0CHz>:
3.87(@、2H。
NCH2);3.41(s、9H,−NMe+); 2.63(II、 2
H,−CB2−)。
r)シス−5,10−ビス/4−トトリメチルー3−アミノプロピルオキシ)フ
ェニル/−15,20−ビス(N−メチル−4−ピリジル)−ポルフィリンマン
ガン(Hl)ペンタアセテート化合物(j>を出発材料として実施例(1h)と
同じ操作方法に従い、マンガンで金属化され、ピリジン核でメチル化され且つフ
ェニル核のパラ位に2つの3−トリメチル−アミノプロピルオキシ−リンクを有
するポルフィリンを製造する。
単離生成物= 0.015. 、収率−65%。
可視UV(9,3x 10−’H)H,O中凧(e ) : 600(6,9x
103) :564(1,1x 10’) ; 467(8,7,x 10’
)(’/−レー帯)。
K1m
ポルフィリンのくアミノ−ブチリル)アミノフェニル誘導体s ) 5−/4−
(N−Boc−アミノブチリル)アミノフェニル/−10,15,20−)リス
−(4−ピリジル)−ポルフィリンこの誘導体を合成するためには、下記の方法
でN−Boc−(CHz)n−COOHタイプのアミノ酸を製造する。nはこの
場合3である。
N−Boc−4−アミノ酪酸:
0.4g(0,004モル)の4−アミノ−酪酸と、0.155g(0,004
モル、leq、)の酸化マグネシウムと、4−1のINソーダとをジオキサン/
水(6/1)混合物中に懸濁させたものに、0.96g(0,0044モル、1
.1eq、)のジカルボン酸ジーtert−ブチルをゆっくり加える。この混合
物を室温で20分間撹拌する。濾過後、残留物を水で洗浄する。P液を濃縮し、
次いで水を加える。エーテルで洗浄した後、水相を10%酢酸でpH2〜3にな
るまで酸性化し、次いで酢酸エチルで抽出する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥
し、且つ蒸発乾固させる。得られた橙色の油状物質をヘキサンで粉砕し、その後
60℃で真空乾燥する。
そ結果、白色固体状の物質が得られる。
単離生成物=0.716.;収率=90%。
IR(KBrペレット)v(cm−’ )3343(NH及びC00H) ;
1689(拡大;coon及びC00tBu)。
質量(DCI) : m/e=204(M”+1);221(M’+18)。
NNR’H(CDCI”)δ:f1.34(m、II、CooH) ; 3.1
4(t、二重、2H,J=6.75 H2,CH2N) ; 2.3B(t、2
H,JJ、81(Z、C[12CO) ; 1.79(五重項、2H,J4.8
flz、−CL−) ; L、41(s、9H,tBu)。
この誘導体を用いて、下記の方法によりポルフィリン(s)を製造することがで
きる。
水浴中に保持した無水ジクロロメタン6+el中0.063g(0,314eq
、)のトリエチルアミンと0.029s+l(0,3mmol、 3.3eq、
)のクロロギ酸エチルとを順次加え、この混合物を0℃で30分間撹拌する。次
いで、この混合物を蒸発乾固させ、6−1の乾燥ジクロロメタン中にとり、水浴
で冷却する。0.050曽1(0,36mmo1)のトリエチルアミンと0.0
66g(0,1mmol)の実施例(Ib)のポルフィリンとを順次加える。
この混合物を0℃で1時間撹拌し、更に室温で2時間撹拌する0次いで溶媒を蒸
発乾固させ、残留物を蒸留水で十分に洗浄する。
この残留物をジクロロメタン中にとる。この溶液を5%重炭酸ナトリウムで(2
回)洗浄し、更に蒸留水で(3回)洗浄する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し
、次いで蒸発乾固させる。得られる生成物はほぼ純粋であるが、アルミナ乾燥カ
ラムで精製すると極めて純度の高い物質が得られる(溶離液: Cll2CI□
/EtO1(99,510,5)、単離生成物= 0.066[1;収率=77
%。
質量(FAB”) : n/e=8.19(M”1) ;フラグメント、763
(M−tBu) ;719(N−COOtBu) ;633(N−C(CH2)
JHCOOtBu)。
可視UV(2,04x 10−’HのClCl、中)λ(ε) : 642(2
,9x 10’);586(5,2x 10’) : 548(6,8x 10
’) ; 512(1,6x IOJ ; 418(1,6x l0J(ソーレ
ー帯)。
IR(KBrペレット)v(am−’) : 3319(Nu) ; 1689
(C;0) ; 1593(^r)。
NMRI H(CDCI 2 )δ:9.04((6H,プロトン−2,6−ピ
リジン);8.97(d、2H,J=4.9 Hz、β−ビロール) : 8.
84(s、4H,β−ビロール) + 8.81(d、2H,14,9Hz、β
−ビロール) ; 8.16(d、68.J=5.9 Hz、プロトン−3,5
−ピリジン) ; 8.08(曽、4B、プロトン−フェノキシ−4) ; 4
.27(m、2H,C)I、N) : 2.57(t、211.J=6.5 H
z。
C8,C=0); 2.02(m、2H,−CH2−); 1.53(s、
9H,tBu): −2,90(s。
2)1.NHビロール)。
t ) 5−/4−(N−Boc−アミノブチリル)アミノフェニル/−。
10.15.20− )リス−(4−ピリジル)−ポルフィリンマンガン(II
I)アセテート
DMF中での酢酸マンガンによる実施例(S)のポルフィリンの金属化を実施例
(1g)の方法で行うと、所期のマンガンポルフィリンが得られる。
単離生成物: m = 0.024g、収率=70%。
可視UV(2,15x 10−’MのCHCl s中)λ(e )613(6,
7x 10’) ;578(7,4x 10’) ; 475(8,9x 10
’)(ソーレー帯)。
u ) 5−74−(アミノブチリル)アミノフェニル/−10,15゜20−
トリス(4−ピリジル)−ポルフィリンジクロロメタン中25%のトリフルオロ
酢酸溶液I4@1にポルフィリン(s)を0.027g(0,03mmol)溶
解した溶液を室温で1時間撹拌する1次いで、溶媒を蒸発乾固させる。残留物に
かなり過剰な量の無水エーテルを加え、沈澱物が大量に形成されるまで強く撹拌
し続ける。濾過後、沈澱物を水に溶解し、次いで5%重炭酸ナトリウムで中和す
る。得られた水相をジクロロメタンで(3回)抽出する。有機相をまとめて硫酸
マグネシウムで乾燥し、その後蒸発乾固させる。
ジクロロメタン/ヘキサン混合物によって沈澱させることにより生成物を精製す
る。
単離生成物=0.020..収率=84%。
可視UV(3,62x 10−’HのC1(C1,中)λ(ε)645(1,1
x 10’) ;588(1,7x 10’) ; 548(2,2x 10’
) ; 513(3,3x 10’) ; 419(6,5xlO’)(ソーレ
ー帯)。
IR(CaFz板)n(em−’ )3200(NO拡大) ; 1629(C
=O拡大)。
質量(FAB”) : m/e719(N+1)”。
NMR’ H(CDCl s )δ:9.3(d、6H,に5.1 Hz、プロ
トン−2,6−ビ1ノジン) ; 8.83(m、80.β−ビロール) ;
8.15(d、6H,に5.1 Hz、プロ)73,5−ピリジン) ; 7.
97(d、211.J:8.I Hz、プロトン2.6−アミノ+フェニル)
; 7.08(d、2Lに8.1 Hz、プロトン3.5−アミノ+フェニル)
: 3.24(m、2B、CH2N) ; 2.03(m、4H。
CLC=0及び−CL) ; −2,90(m、2H,8Hビロール)。
v ) 5−/4−()リスチルアミノブチリル)アミノフェニル/−10,1
5,20−)リス〈N−メチル士ピリジル)−ポルフィリンマンガン(III)
ペンタアセテートDMF中での酢酸マンガンによるポルフィ1ノン(U)の金属
化とそれに次ぐDMF中でのヨウ化メチ11番こよるメチJし化とを実施例(1
h)の方法で行うと、酢酸塩形態ヨウ化物対イオン交換の後で、対応する金属ポ
ルフィリンカイ9尋られる。
単離生成物: 0.021g ;収率=87%。
可視UV(3,76x 1O−5Hの820中)λ<e )59B(1,3x
10コ) 、 560(2,8x 10コ) ; 462(2,8x 10’)
(ソーレー帯)。
質量(FAB”) : s/e 844゜寒m
金属ポルフィリン−インサートのパイ11月ンド分子の調製(11)N’−(4
−エトキシカルボニル−ブチル)−9−メトキシーエリブチシニウムブロミド
2xlの無水DMF中の9−メトキシ−エリブチシン庫(0,102g。
0.37mmol)と5−ブロモーエチルバレラート<0.058z1;0.3
7Iol;1当量)とを攪拌下に120℃で4時間加熱する。室温で1晩攪拌を
維持し、次いで混合物にエーテルを添加する。
r通接に得られたオレンジ色粉末をエーテルで洗浄し、次いで減圧乾燥する。単
離生成物0.156g、収率87%。
UVI視(CHCj!s)λ (ε ):406(3,9X 10’);390
(4,15x 10コ);348(3,4X 10コ);332(6,5X
10’)。
NMRIH(DMSO−c16,303K)δ:10,11(s、11.H+)
;8.57(d、LH,J=7.1Hz 、H3) ;8.43(d、 IH、
J= 7.1Hz 、H4) ;7.82(d、 ll’l 、J= 1.9H
z 。
L e) ;7,62(d 、 IH、J = 8.8Hz 、L)ニア、33
(dd、 ill 、J= 2.2Hz 、8.71h 、)Is):4.83
(t 、2H、J = 7.1Hz 、(CH2)+ z);4.16(q 、
21(、J= 7.1Hz 、 (CH2L t) :4.02(s 、6H、
CLO) +3.44(s 、3H,(CL)+ + ) :2.84(s、3
H、(CF+3)S);2.53(t 、2H、J= 7.3Hz 、(CHt
)+ s);2.16(m 、2H。
(CH2) 1.)+1.73(+a、2)1 、 (CH2) + 4) +
1.28(t 、3H、J = 7.11(z 。
(Ca13)、、)、 9−メトキシ−エリブチシンの窒素2を出発点としてア
ームの炭素原子に12から18までの番号を付けた(エステル部分のメチルは番
号18である。
車この化合物及びその活性は特にJ、 Le Men他、Rev、 Europ
。
Etud、 Cl1n、 & Biol、 1970. Xv、 534〜53
8に記載されている。
(b)N2−(4−カルボキシブチル)−9−メトキシ−エリブチジニウムクロ
リド
14M1のIN塩酸に0.148y(0,3anol)のエステル(a)を攪拌
下に3時間還流して加熱する。室温で攪拌を1晩維持する。
次に混合物を蒸発乾固する。残渣をメタノールに入れ、エーテルによってオレン
ジ色粉末の形態の生成物を沈殿させる。濾過後に得られた生成物を減圧乾燥する
。単離生成物o、iz5g、収率=99%、硝酸銀試験によって塩素イオンの存
在を確認した。
UV−可視(CHCl−/MeOtl)λ(e ) :452(1,29X10
コ):386(2,5× 103);321(1,8X io’)。
質量(DCI) = M” = 377゜分解点210℃。
NMR’H(DMSO−d@、303K)δ:12.19(IH,s、C00H
) :10.22(1)1.s。
Hl) ;8.65(d、 Ill、J= 7.2Hz 、L);8.59(d
、 IH,J = 7.2Hz 、H,);8.05(d、IH,J= 2.3
Hz 、H,o) ;7.73(d、IR,J = 8.71(z、H7) ;
7.44(dd 、IH、+8.7Hz 、J = 2.3Hz 、Ha) :
4.84(t 、28 、J = 7.0Hz 。
(C)+2>、z) ;4.06 (s 、3)! 、 CHzO) ;3.4
B(s、 3H、(CH3)+ + ) :3.43(s B
LH、N)l) +2.97(s 、38 、 (CH2)S) ;2.45(
t 、2H、J = 7.4Hz 、 (CH2)ls ;2.16(m、21
(、(CL)、3):1.70(+a、2L(CH2)z)−得られた塩化物を
メタノールに溶解する。^mber/l1teIRN 78タイプの酢酸塩の形
態の脱水イオン交換樹脂(4当量)をこの溶液に添加し、次いで室温で3時間攪
拌し、溶媒を?過し蒸発させると、対応する酢酸塩が得られる。次にメタノール
/エーテル混合物中で沈殿させることによって生成物を精製する。
IR(NaC1層) : 7 CO= 1656cm−’。
UV−可M (CH30H) A (ε) :385(5,7x 10’) ;
318(5,7X 10’ )。
同じ合成方法を使用し、N2−(2−エトキシカルボニル−エチル)−9−メト
キシーエリブチシニウムブロミド及びN2−(5−エトキシカルボニル−ペンチ
ル)−9−メトキシーエリブチシニウムブロミド並びに酸官能基を保有するこれ
らの同族体を調製した。
(c)N2−(2−カルボキシエチル)−9−メトキシ−エリブチジニウムクロ
リド
単離生成物0.09h、収率98%。
UV−可視(2,2x 10−5MのMeOH中)λ<e ):410(5,3
x 10コ);380(8,Ox 10’ ) ;305(6,2x 10’
) ;295(6,5x 10’ ) ;274 (5,9x10’)。
NMR’H(MeO)1−dn)δ:9.76(s、IH,L);8.38(d
、IH,J= 7.0Hz。
L);8.31 (d、 IH,J= 7.0Hz 、H−)ニア、78(d、
1)1 j = 2.0)1z 、Ht o) ;7.54(d 、 18 、
J −8,8Hz 、+17);7.28(d 、 1)1.J= 8.8Hz
、J = 2.0Hz 。
Bs) +4.98(m、 1B 、 (CH2)l 2) ;4.02(S
、31(、MeO) :3.25(s、3H、Net 1)@;
2.84(m、2H,(CI(2)13>:2.79(s、3H,Hes>。
(d)N2−<5−カルボキシペンチル)−9−メトキシーエリアチシニウムク
ロリド
単離生成物0.170g。収率99%。
UV−可視(3,3x 10−5MのMeOH中)λ<e ):440(2,4
x 10’);382(6,I X 10コ);3.13(5,5x 10’
)。
質量(DCり:M”=391゜
NMR’H(DMSO−di 、294K) δ:2.24(s、 It(、C
00)l) :10.20(s 、 LH。
L ) ;8.62(d、 to 、J= 7.O1’lz 、+3) :8.
56(d、 1)1 、J= 7.0Hz 、H4);8.02(d 、 LH
,J= 2.2flz 、L o)ニア、72(d、 it(、J= 8.8)
1z 、L) ;7.42(dcl、 IH,J= 8.8Hz 、J = 2
.2Hz 、)Ia);4.81 (t 、2H、J= 7.2Hz 。
(CL)+ 2);4.05(S 、3H、Men) ;3.44(s 、38
、 Me、 + ) ;2.95(s 、3H。
He5);2.36(t、2)I、J=7.0)1z、(C)12)、b);2
.13(m、2tl、(CHz)13);1.70(m、2H,(CH2)1s
):1.47(m、2H,(CH2)+4>。
(e)5−/4−15− (9−メトキシN2−エリブチジニウム)ブチリル−
アミノ/−フェニル/−10,15,20−トリス−(4−ピリジル)ポルフィ
リン
2x1の無水ジクロロメタン中の0.054y(0,13mn+ol、5.4当
量)の化合物(b)に0.023tl(0,18m+mol、667当量)のト
リエチルアミンと0.021i1(0,22mmole、9,1当量)のエチル
りロロポーメートと順次添加し、混合物を攪拌下に室温で30分間維持する。次
いで混合物を蒸発乾固し、2z(lの無水ジクロロメタンに入れる。0.023
*n(0,16m+*ol)のトリエチルアミン及び0.015g(0,024
mmol)の実施例1(b)のポルフィリンを順次添加し、混合物を還流下に4
時間維持する0反応の進行をCCHによって追跡する6次いで混合物を室温に戻
し、溶媒を蒸発乾固する。ジクロロメタンに入れた残渣を光を遮断してシリカプ
レートで精製する(溶離剤EtO)1/CH2CN2:20/80)。生成物を
メタノール及び酢酸に入れる。r液を蒸発乾固し、蒸留水で洗い、次いで減圧乾
燥する。
単離生成物0.011FI、収率45%。
質量(FD) :M’−H= 991
11L可視(CH30H/Ac0)l :99/ 1) A (e ) :31
8 (7、6X 10’ ) ;414(5,2x 10’);508(3,7
x 10’)。
NMR’H(DMSO−H6,303K)δ:1.0.32(s、11.Ht)
;9.16(d、6H,J=5.3Hz、p−2,6−ピリジン);9.OHm
、8)1.β−ピロール);8.73(+*。
IH山);8.67(鮪、II(、H,):8.38(d、6H,J= 5.3
Hz、p−3,5−ピリジン);8.21(m、4H,アミ八4−フェニル)、
8.09(拡大s、11(、Lo)ニア、76(d、IH,J=8.7Hz、H
t)ニア、44<拡大d、IH,J=8.7Hz、Hm):4.96(m 、2
H(CH2)12) ;4.10 (m 、 1)1 、NH) ;4.02(
s 、3H,C8−0) :3.53(s 、3B 、Me、 、 ) ;3.
01 (s 、3H、Mes) ;2.34(m 、2H、(CF12L s)
;2.10(m、4H,(C)12)I s及び、ン;−2,90(s、2H
,NHビロール)。
f)5− +4−75− (9−メトキシN2−エリブチジニウム)ブチリルア
ミノ/フェニル)−10,15,20−トリス直N−メチル士ピリジル)ポルフ
ィリンテトラアセテート
NjUtlit(e)ノ’Fl渣ヲ3*1ノ1diDNF4:入し、0.021
if(0,34mmol、10当jL)のヨウ化メチルを添加し、次いで混合物
を3時間還流する。混合物を攪拌下に室温で15時閉維持する。
次いで溶媒を蒸発乾固し、残渣を数回水洗する。濾過後に得られた沈殿物をアセ
トンで滴定し、次いで濾過して減圧乾燥する。
単離生成物0.0414゜収率76%。
UV−可視(MeOH)λ<ε):655(2,19x 103);592(3
,4X 10’);555(5,Ox 10’);519(8,4X 10コ)
;425(1,OOX 105)(ソーレー帯);318(5,9X 1.0’
)。
^mberlite IRN 78タイプの酢酸塩の形態の脱水イオン交換樹脂
にこの生成物のメタノール溶液を添加すると酢酸塩中でヨウ素イオン交換が優れ
た効率で得られる。室温で2〜3時間攪拌後に混合物を濾過し、溶媒を蒸発乾固
する。
残渣をアセトンで滴定し、濾過して減圧乾燥する。
収率80%。
UV−可視(MeOH)λ(e ):652(1,7x 10コ):590(1
,5x 10コ);545(2,3x 103);512(5,3X 10’)
;415(7,7x 10’)(ソーレー帯);318(2,7x 10’)。
質量<HCN中のFABゞ)、109]。
NMR’ )I (DMSO−c16 、296K)δ:10.32(s、1!
I、L);9.16(d、6ft、J=5.1)1z、p−2,6−ピリジン)
;9.00(m、8H,β−ピロール);8.73(+m。
1、H、L);8.61 (m、LH,Hs) :8.37(d、6)1 、J
= 5.1Hz 、p−3,5−ピリジン);8.24(s、4H,アミノ−
4−フェニル);8.03(s、IH,H,、);7.73(d 、 IH、J
= 8.70H2、H7) ;7.42(dd 、 LH、J = 8.70
Hz 、J= 2.4Hz 。
Is) ;4.98(m 、28 、 (CH2) + 2) ;4.01 (
s 、3H,0CL) ;3.70(s 、311 。
Me、1) ;3.48(s 、9H、CL) ;2.98(s 、3H、Me
s):2.33(s 、2H,(CF12L s :2.13(m、48.(C
1(2)t*及び+4):2.03(s、3H,CLCOO−): 2.91
(s。
2H,NHビロール)。
この分子を対応するポルフィリンと同様に実施例(1g)に従って金属付加して
もよい。しかしながら、この実施例の段階(e)と(f)とを組み合わせた以下
の方法を使用するのが好ましい。
(g)9−メトキシ−エリブチシンから成るインサート分子に結合した水溶性金
属ポルフィリンの一般的合成方法3z1の無水ジクロロメタン中の0.070g
(0,17mfiol、4.8当量)の化合物(b)(これは(c)及び(d)
にも適用できる)に、0.037i1’(0,26mmol 、7.6当量)の
トリエチルアミン及び0 、035z1(0,37mmol、10.6当量)の
エチルクロロホーメートを順次添加し、混合物を攪拌下に室温で30分間維持す
る0次に混合物を蒸発乾固し、次いで3xlの乾燥ジクロロメタンに入れる。0
.037vf(0,26m麟o1)のトリエチルアミン、0.022g(0,3
5++*ol)の実施例1(b)のポルフィリンを順次添加し、混合物を4時間
還流させる1、次に混合物を蒸発乾固し、3xlの無水DMFに入れ、この溶液
に、0.050ij!(0,381ol、11当量)の2.4.6−コリジン、
0.39mmol(11当量)のマンガン塩、鉄塩、または亜鉛塩(Mn(CH
,C00)2.4”d20:FeCl2,4H20;Zn(C)IzCOO)z
。
2)120)を順次添加する。混合物を140℃で3時間加熱し、室温に戻して
15時間攪拌する0次いで溶媒を蒸発乾固する。
残渣を蒸留水で洗い、次いで乾燥した中性アルミナカラムで精製する(溶離剤と
してCH2Cl2及びCHzCb/MeOHを順次用いる)。
このように得られた金属ポルフィリンを3xlの無水DMFに入れる。溶液にヨ
ウ化メチル(10当量)を添加する。混合物を3時間還流し、次いで室温で15
時間攪拌する。溶媒を蒸発乾固し、残渣をメタノールに入れる。酢酸塩の形態の
Δnberlite IRN 78タイプの脱水イオン交換樹脂(4当I)を添
加し、室温で3時間攪拌すると、溶媒の濾過及び蒸発後に対応する酢酸塩が得ら
れる1次に残渣をジクロロメタンで洗浄し、メタノール/アセトンの混合物中で
再結晶させる。種々のハイブリッド分子の収率及び物理化学的データを以下に記
載する。
実施例(1b)のポルフィリンと実施例(5b)のエリブチジニウムとの結合に
よって得られたインサート−金属ポルフィリンのハイブリッド分子(2つの成分
を結合するアームの長さは7リンク)。
収率60〜80%。
3つの金属付加ハイブリッド化合物即ち誘導体のUv−可視(H2O)λ(ε)
は夫々:
(Hn):565(4,8X 10コ);465(3,7x 10’)(ソーレ
ー帯):316(4,7× 10噌);
(Fe) :430(2,7X 10’)(ソーレー帯);315(2,4x
10’):(Zn):615(5,01X 10’);570(9,9x 10
’);442(9,5x 10’)(ソーレー帯);3.15(6,iX 10
’)質Jl(FAB”):(Mn)では1182及び(Fe)では1183゜金
属ポルフィリンMn及びFeは常磁性なのでNMRI F[スペクトルは(Zn
)化合物のものだけしが観測できない。
NMR’■DMSO−da 、303K)δ:10.24(s、IH,Hl);
9.54(d、6H,J=5.2Flz、p−2,6−ピリジン);9.10(
s、4H,アミノ−4−フェニル);9.00(m、8H,β−ビロール);8
,62(m、2H,Hi及びし);8.20(s、6H。
p−3,5−ピリジン):8.09(拡大s、IH,H1o);7.77(d、
IFl、J= 8.7Hz 、L);7.45(d 、 IH、J= 8.71
1z 、Hi);5.02(m、2H、(CH2)、2 ;4.83(拡大s、
9H,N−Me) :4.04(s、3H,0CHzン:3.55(s、3H,
Mel、):3.03(s 、3H、Mes) :2.34(m 、2B 、
(CI’12 ) 1s) :2.12(m 、4H、(CLL 3及びl−)
;2.02(s、3H,CHzCOO−)。
実施例1(b)のポルフィリンと実施例5(d)のエリブチジニウムとの結合に
よって得られたインサート−金属ボルフィリンのハイブリッド分子(2つの成分
を結合するアームの長さは8リンク)。
5− +4−/6− (9−メトキシN2−エリブチジニウム)ペンタノイル/
アミノ−フェニル)−10,15,20−)リス−(N−メチル−4−ピリジル
)ポルフィリンマンガン(I[[)のペンタアセテート収率79%。
Uv4視(1,86X 10−5M)If20中)λ(ε):600(4,3X
10’);564(7,4x 10コ);464(1,6x 10’)(ソー
レー帯);314(5,6x 10’)。
5− (4−/6− (9−メトキシN2−エリブチジニウム)ペンタノイル/
アミノ−フェニル)アミノ−フェニル)−10,15,20−)リス−(4−ピ
リジル)ポルフィリン亜鉛(II)のテトラアセテート収率79%。
Uv−可視(3,Ox 10−’MのMeOH中)λ<e ):594(5,3
x 10’);554(1,6x 10’):420(4,22X 105)(
ソーレー帯):314(6,3x10’)。
NNRに関しては、優れた888分解能を有するピリジニウムの非第四誘導体の
NMRを観測する。
NMR’)I(DMSO−cl、 、303K)δ:10.30(s、LH,H
+);9.12(d、6H,J=5 、0OHz 、プロトン2.6−ピリジン
);8.94(+、81.β−ビロール);8.72(d 、 1)1 、J
= 7.10Hz 、Is) ;8.62(d 、 1B 、J= 6.85H
z 、 H,) ;8.R2
(d、6B、J=5.0f(z、プロトン3.5−ピリジン);8.17(+、
4H,プロトンアミノー4−フェニル);8.07(cl、18.J= 2.1
0Hz、tl+o)ニア、70(d、in、J=8.70Hz、H?);7.3
9(d、IH,J=8.70Flz、J=2.2011z、L):4.93(+
、2H,(CB2)+2);3.98(s、3)1.Men);3.52(s、
3H,Me+1);2.97(s、3H,Ne5);2.29(m、2B、(C
B2)+ s);1.95(m、4B、(CHz)+ 3及び+s);1.6s
(醜、21.(C112)、、)。
実施例(3o)のポルフィリンと実施例(5b)のエリブチジニウムとの結合に
よって得られたインサート−金属ポルフィリンのハイブリッド分子(2つの成分
を結合するアームの長さは11リンク)。
一対応するマンガン(Iff) の金属ポルフィ リン(
N−メ+ル−今−ビリシ゛ル)収率65%。
UV−可視(1,1x 10−58のB20)λ(e ):596(1,9X
10コ) 、564(3,6x 10コ);464(3,5x 10’>(ソー
レー帯);314(2,3X 10’)。
NMRに関しては、優れた888分解能を有するピリジニウムの非第四亜鉛誘導
体Zn(PP)(py)sニーPh−0−CO2”−C)12”−CH2’フー
Nu(Co)−CB、”−CH2”−CH2Iff−CH2”−N”−Elli
pのNMRを観測する。
収率60%。
UV−可視(1,6X 10−’MのMeOH中)λ(E ):596(6,3
X 10’);554(2,2x 10’);420(5X 10’);(ソー
レー帯);314(7,5x 10’)。
質量(FAB”>:m/ell14(M”)。
NMR’H(DMSO−d、、303K)δ:10.26(s、IH,H,);
9.11(d、6H,J=4.65Hz、プロトン2.6−ピリジン);8.9
3(a+、8H,β−ビロール);8.66(d 、 11 、J =6.75
、L) ;8.58(d 、 IB 、J = 6.75Hz 、H4) ;
8.32(d。
6H,J、= 4.65Hz、プロトン3.5−ピリジン):8.15(d、2
11.J= 8.45Hz、プロトン2,6−フエツキシー4) :8.01(
拡大s、1B、Fl+。);7.65(d、IH,J= 8.60)1z、B2
);7.43(d、28.J= 8.45Hz、プロトン3.5−フェノキシ−
4);7.35(d、Iff、J= 8.8Flz、H−);4.88(m、2
H。
(CB2)12) ;4.39(m 、21’l 、 (CH2)、*) ;4
.00(s 、3H、Neo) ;3.45(s 、3H。
Me+ □);2.91 (s、3B 、Mes);2.39(m、2H,(C
H2)l s);2.17(m、48゜(CH2)1−及び、□);1.76(
論、4H,(CLL<及び、〕)。
実施例(4u)のポルフィリンと実施例(5b)のエリブチジニウムとの結合に
よって得られたハイブリッド分子(2つの成分を結合するアームの長さは12リ
ンク)。
一対応するマンガン(I[I)(N−メチル−4−ピリジル)の金属ポルフィリ
ン
収率47%。
UV−可視(1,1x 10−’MのMeOtI中)λ(ε):598(3,6
X 10コ);556(1,3X 10’);421(2,8x 10’);3
15(5,7x 10’)。
NMRに間しては、優れた888分解能を有するピリジニウムの非第四亜鉛誘導
体Zn(PP) (pF)3 ニー0−Nu(CO)−CH,’ ”−CH2”
−CH2’フーN11(CO)−CH215−CF12I4−CF12’コー
CH212−N”−EllipのNMRを観測する。
NMRlll(DMSO−dG、303K)δ:10.21(s、IH,■、)
、9.10(d、611.J=5.60Hz、プロトン2.6−ピリジン);8
.9B(d、6tl、J= 4.7Hz、β−とロール);8.93(s、4B
、β−ビロール);8.89(d、2H,J= 4.7Hz。
β−ビロール);8.63(cl、18.J= 7.10Hz、L);8.52
(d、IH,J=7.10Hz、H−);8.31(d、6H,J= 5.60
Hz、プロトン3,5−ピリジン);8.19(拡大s、41.プロトン−アミ
ノ−4−フェニル);7.96(d、ill。
J= 2.10Flz、H,o) ;7.68(d 、IH,J= 8.7Hz
、Hy);8.38(d、1B 、J=8.78Hz 、J= 2.2Hz
、Is) ;4.87(t 、2H、J = 6.80Hz 、 (CH2)I
2) ;3.99(s 、31(、Men) ;3.39(s 、3H、Me
、 + );2.90(s 、3H,Mes) ;2.39(t 。
2H,J=6.90)1z、(CHz)+s):2.18(1,48,(CI’
12)+s及び、、)、1.99(t、2H,J=6.90Hz、(CHa)+
s>:1.76(s、4FI、(CL)、−及び、フ)。
実施例(3o)のポルフィリンと実施例(5d)のエリブチジニウムとの結合に
よって得られたハイブリッド分子(2つの成分を結合するアームの長さは12リ
ンク)。
一対応するマンガン(Iff)(N−メチル−4−ピリジル)の金属ポルフィリ
ン
収率44%。
uv−可視(5,3x 10−’M) A (ε):620(5,2x 10’
、) ;674(8,5x 10コ)、466(7,4X 10’)(ソーレー
帯):315(7,5x 10’)。
−亜鉛(4−ピリジル)の金属ポルフィリン収率41%。
UV−可視(8,7x 10− ’MのHe011)λ(ε):600(3,7
X 103);558(1,2X10鴫);422(2,4x 105);31
6(7,6X 10’)。
NMRに関しては、優れた8μH分解能を有するピリジニウムの非第四亜鉛誘導
体Zn(PP)(pF)*ニーPh−0−CH2”°−CH,’1−C1(21
”−NH(CO)−C)12 ”−CH2”−CH2”−CHa ”−CH2”
−N’−EI I ipのNMRを観測する。
8μH’H(DMSO−da、303K)δ:10.09(拡大s、IH,t(
、);9.10(d、6tl。
J=4.30Hz、プロトン2.6−ピリジン):8.97(d、2)!、J=
4.70Hz。
β−ビロール);8.9Hs、4H,β−ビロール);8.89(d、2B、J
=4.70)1z、β−ビロール):8.56(d、18.J= 6.10Hz
、Hp);8.43(d。
18、J= 6.10Hz、)!−);8.31(d、6H,J= 4.30H
z、プロトン3,5−ピリジン);8.19(d、2H,J=8.40Hz、プ
ロトン2.6−フエツキシー4)、7.89(拡大s、18.H,o);7.6
7(d、IH,J= 8.50Hz、Ht);7.42(d。
2B、J=8.40Hz、プロトン3.5−フェノキシ−4)ニア、37(d、
IH,J= −8,50Hz、L):4.79(m、2H,(CH2)+2)
;4.34(+11,2B、(CLL o);3.98(s 、3H、MeO;
3.27(s 、3B 、Me、 l);3.01 (s 、311 、Mes
);2.31 (t 。
211、J=6.80Hz、(CH2)+6):2.13(m、41.(CH2
)+s及び+s):1.78(験、4H,(CL)+s及び+a);1.50(
m、211.(CH2)+−)。
これらの各化合物で融点240℃以下は全く観察されなかった。
本発明の水溶性金属ポルフィリンの生物活性。
文献に記載されている方法(C,Pioletti、 S、 Cros他。
CheLBio、 Interact、、 25.45(1979))を用い、
L1210型のマウス白血病細胞に対する細胞障害性を測定しな、細胞増殖に対
する効果を細胞増殖を50%阻害する薬用量(ID、。)で示す。生物学的見地
から有意であると考えられるのは、ID、。の値が2μH未満のものだけである
。
細胞障害性の結果を表1にまとめる。高い酸化度に到達し得る中心金属を有する
かまたは酸素もしくは酸素の還元誘導体の存在下に金属オキソ化合物を形成し得
るポルフィリン化合物だけがかなりの細胞障害性を示す、亜鉛金属と結合した化
合物は有意な障害性を示さない(表1)、鉄金属と結合した化合物の障害性はマ
ンガン金属と結合した同族化合物の障害性よりも弱い。
この系列の最も注目すべき本発明の化合物は実施例に記載のマンガンの水溶性誘
導体である。この誘導体は、1〜3個のピリジニウム基及び1〜3個のフェニル
基を有しアミンまたはアルコール官能基を含み、従ってこの分子は、核酸に親和
性をもつ別の物質(「ベクター」)にアームを介して結合し得る。これらの金属
ポルフィリン誘導体は、生物標的(腫瘍細胞、ウィルスなど)に適したベクター
(インサート、オリゴヌクレオチド、オリゴペプチド、タンパク質またはタンパ
ク質フラグメント)と共に細胞障害性ハイブリッド分子を合成し得る。これらの
例(インサート)は実施例5に記載した。
更に、これらの細胞障害性分子はin vitroでDNAに対してヌクレアー
ゼ活性を有する。この活性は、バクテリオファージφX174のDNAのスーパ
ーコイル状形n(I形)に対する切断作用を研究することによって証明された(
表2参照)。
3つのピリジニウム基を有する化合物(1h)による切断作用は極めて副署であ
る。実際、250nHの金属ポルフィリンと5μHの水素化過硫酸カリウムKH
SO5との存在下に2分間維持したときI形の鎖は13%しか残っていない、■
形(開環状2本鎖DN^)は■形(直鎖状2本鎖DN^)になる前に蓄積される
ので、この化合物の作用は鎖を1本ずつ切断することである。実験条件及び分析
方法の詳細は参考文献として挙げたFouquet他の著作に記載されている(
1頁参照)。
ハイブリッド分子の生物活性
ベクターであるピリド−カルバゾール系のインサート、即ち9−メトキシ−エリ
ブチシンに結合した金属ポルフィリン(I)をハイブリッド分子として選択した
。
最も細胞障害性のハイブリッド分子は、中心金属がマンガンからなる分子である
(化合物(5f)のID、。は0.58μN、表1参照)、類似の鉄化合物は細
胞障害性を維持しているが(10,。は3.2μH)、金属が亜鉛から成る化合
物の細胞障害性は顕著に低下している。このことは、ポルフィリン部分の金属が
これらのハイブリッド分子の障害性の発現に重要な役割を果たすことを証明する
。このような中心金属の作用はベクターに結合していない金属ポルフィリンでも
lI!!察された。
実施例5の分子が、実施例1(h)よりは弱いが、まだかなりのヌクレアーゼ活
性を維持していることに注目されたい。
4μ−の濃度の化合物(5f)はI形から■形へのほぼ完全な転換を生起させる
。
本発明のハイブリッド分子は、金属塩の存在下にDNAを酸化的に分解する抗腫
瘍薬であるプレオマイシンの最初の生物活性モデルである(Sausville
他、 Biochemistry、 17゜2740(1978)) 。
結論として、本発明のベクター結合用官能基を有する水溶性金属ポルフィリンは
、腫瘍細胞に対する細胞障害活性とin vitro核酸切断能との双方を有す
る。
これらの2つの生物活性は、核酸に対する細胞障害性分子の親和性または相互作
用を調節し得るベクターにアームを介してこれらの金属ポルフィリンを結合させ
た場合にも維持されている(上記の場合ではインサートであるベクターは、オリ
ゴヌクレオチド、オリゴまたはポリペプチドまたはポリアミンなどである)。
これは核酸を標的とする新規な系列の細胞障害性分子である。これら3種々のベ
クターと結合させ、腫瘍細胞、ウィルスなどの多様な細胞に対して細胞障害性を
発揮させることが可能である。
従って本発明の化合物は、治療、特に抗腫瘍薬、抗白血病薬及び抗ウィルス薬と
して有用である6本発明はまた、本発明化合物を医薬的に許容されるベクターま
たは賦形剤と共に含有する医薬組成物を提供する。
友L
L1210 に る 4 のin vitr。
火nΦ」2叙〕−唄比値1
1h)(Mn) 0.541h)(Fe) 2.1
1h)(Zn) 10.9
2n)(Mn) 0.685b) > 23
5f)(Mn) 0.585g) (Mn) 0.8
45f)(Fe) 3.2
5f)(Zn) > 7.5宍じし
ロース ルー パ によるエンド フレアーゼ の 7、化合物 金属ポルフ
ィリン1μH
Kl(S055μH
条件 ブレインキュベーション時間
(DN^+金属ポルフィリン):(a)20分(b)1分インキュベーション時
闇
(wi化剤の存在下):2分
国際調査報告
国際調査報告
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SA 29384
Claims (11)
- 1.一般式I ▲数式、化学式、表等があります▼I 〔式中、A及びBは夫々 ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼Z+ はN+−R1またはC−N+R1R2R3でR1はC1〜C10の直鎖状または 分枝状脂肪族基、R2及びR3の各々は水素原子またはC1〜C10の直鎖状ま たは分枝状脂肪族基、Rは基NH2、OH、COOHもしくは−N(R1)3ま たはハロゲン原子、nは0または1〜10の整数であり、対応するアルキレン基 は直鎖状または分枝状であり得、 Mは遷移金属、 X−は医薬として許容されるカルボン酸のアニオン、mは1〜5の整数、 Yは結合または基−O−、−CO−または−CONH−を示す〕を有する金属ボ ルフィリン誘導体。
- 2.R1がメチル基またはエチル基を示すことを特徴とする請求項1に記載の化 合物。
- 3.R2及びR3の各々が水素原子を示すことを特徴とする請求項1に記載の化 合物。
- 4.MがMnまたはFeであることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
- 5.Zが基N+R1を示すことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の化 合物。
- 6.5−(4−アミノフェニル)−10,15,20−トリス(N−メチル−4 −ビリジル)ボルフィリマンガン(III)ペンタアセテート。
- 7.(a)式II ▲数式、化学式、表等があります▼II〔式中、n及びYは式Iと同義、R′は 任意に保護された式IのR〕のフェニル−カルボキシアルデヒドと、式III ▲数式、化学式、表等があります▼III〔式中、Z′はNまたは,▲数式、化 学式、表等があります▼でR2及びR3は式Iと同義〕のアルデヒドとを酸溶媒 中でビロールの存在下に縮合させることによって、5,10,15,20位が置 換された一般式IV▲数式、化学式、表等があります▼IV〔式中、R′、n、 Y及びZ′は式II及び式IIIと同義であり、n1及びn2はn1+n2=4 を満たす1〜3の整数〕のテトラ置換ボルフィリン(PP)を生成し、 (b)任意に、化合物IVの基R′を脱保護することによって、5,10,15 ,20位が置換された一般式V▲数式、化学式、表等があります▼V 〔式中、Z′は式IIIと同義、PP、n1及びn2は式IVと同義、n、Y及 びRは式Iと同義〕のテトラ置換ボルフィリンを生成し、(c)式Vの化合物の 官能基Rを任意に保護した後で式Vの化合物をハロゲン化物R1−hal〔R1 は式Iと同義、halは臭素またはヨウ素〕によってアルキル化することによっ て、5,10,15,20位が置換された一般式VI ▲数式、化学式、表等があります▼VIのテトラ置換ボルフィリンを生成し、 (d)得られた化合物を塩MXp〔M及びXは式Iと同義、pは金属Mの原子価 に対応する〕によって金属化する段階を含む請求項1に記載の化合物(I)の製 造方法。
- 8.段階(c)と(d)とを入れ換えることを特徴とする請求項7に記載の方法 。
- 9.請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物と医薬として許容されるベヒ クルまたは賦形剤とを含有することを特徴とする医薬組成物。
- 10.治療に有用なハイブリッド分子を製造するための請求項1から6のいずれ か一項に記載の化合物の使用。
- 11.9−メトキシ−エリプチシンとのハイブリッド分子が得られことを特徴と する請求項10に記載の使用。
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