JPH03504564A - 棚装置 - Google Patents

棚装置

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JPH03504564A
JPH03504564A JP1506434A JP50643489A JPH03504564A JP H03504564 A JPH03504564 A JP H03504564A JP 1506434 A JP1506434 A JP 1506434A JP 50643489 A JP50643489 A JP 50643489A JP H03504564 A JPH03504564 A JP H03504564A
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ケーニッヒ、ヨーヒェン
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ベアトリーセ ケーニッヒ‐ハウク
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、請求の範囲第1項の公知構成要件記載部に記載の棚装置に関する。
使用者が、棚板、支柱及び組付は装置を購入し、それらを利用して支柱に棚板ユ ニットを段階状に固定し、組み立てるべき棚装置を自己のニーズに適合させ得る ようにした棚装置は多数知られている。
このことは、一方で、設置場所に対する適合性が必要であることを意味し、他方 で、空間的及び趣味的観点から求められる諸条件への適合性も必要であることを 意味する。使用者が、例えば、壁が屋根の傾斜に沿って延びている部屋に棚装置 を適合させようとすると、かかる適合性のある棚装置を構成するのは極めて難し く、特に、上方に向かって順次短くなったり、位置の変わる棚板を正しく支持す るには、余分な数の支柱を使用しなければならないのが常である。
棚装置を趣味的条件に合致させる点について言えば、従来の棚装置を使用するか ぎり、垂直な支柱を使用する他ないのである。
請求の範囲第1項の公知構成要件記載部に記載の棚装置は、ドイツ実用新案下D E−1985709号により公知である。この公知の装置においては、数枚の棚 板が、その隅角近傍で支柱に枢支されており、1対の支柱が支持機能を営み、他 の1対の支柱は架杆で前者の支柱に連結され、棚板は調節変形可能な平行四辺形 案内枠に保持される。
又、支持機能を営む支柱を垂直にしたまま棚板を水平面に対して傾斜させ、例え ば書籍を斜めに陳列することもできる。更に、この装置では、支持機能を営む支 柱を棚板の縁辺に直角方向に前倒しし、奥行きが互いに食い違い状になるように して棚板を支持させることもできる。
ドイツ実用新案下DE−3884722号は、垂直な支柱に取り付けられ、棚板 を同様に傾斜させてその上に載置された物体を陳列するための角度変更可能の支 持装置を開示しているが、この装置を用いても、棚装置を設置場所の支配的条件 に適合させることはできない。
本発明は、上述した型式の棚装置を改良し、設置スペース上及び意匠上の諸条件 への適合性を高めることを可能とするという課題に基づくものである。
上記の課題は、請求の範囲第1項の特徴的構成要件記載部に記載した特徴によっ て解決できる。
本発明の一実施例においては、支柱は複数対の棒体で構成され、各支柱組付は機 構は、同じく対をなし、棚板の長手方向に離れて設置されたクランプ装置を有す る。これらのクランプ装置は、支柱を構成する各棒体を棚板に固定するのに用い られる。かかる固定構造の捩じれ荷重に対する安定性は、棚板が2本の棒体に対 して傾くと、これらの棒体間の間隔は変化せざるを得ないという原理に基づいて 確保されるものである。これらの棒体相互間の間隔を不変に保てば、棚装置の剛 性は自動的に保たれるのである。
上述した本発明思想の他の実施例においては、各支柱が単一の棒体より成り、各 関節結合部が、棚板に直交方向に延び且つ支柱にクランプされる軸状部と、中間 の棒体及び棚板に取り付けられる回動規制クランプ機構とを存する装置が設けら れている。
このように構成した棚装置は、アーチ状の支柱も簡単に使用できるようにした関 係で、前述した棚装置よりは変形させ易い。特に意匠的観点からは、このものは 使用者に最大限の自由度を与え得る。
上記回動規制クランプ装置は、好ましくは、一端を、上記軸状体から所定の間隔 を隔てて棚板の第−取り付は点に、一端を、同じく上記軸状体から所定の間隔を 隔てて支柱の取り付は点に、それぞれ取付けた連結部材を備えている。この機構 は、三角応力図に合致する補強機構と実質的に同じである。棚板と支柱間の角度 を調節するために、三角形の各辺を(単独で又は併せて)、好ましくは規制なし に変位し得る部材を用いて変化させることが可能である一方、段階的で粗い調節 なら、必要に応じて何時でもなし得る。
回動規制クランプ機構の他の実施例においては、枢動ジヨイントが補強されてい る。その最も簡単な形態として、この着想は、摩擦係合により(必要とあれば、 更に形態を固定する連結部材を付加して)具体化できる。
上記クランプ装置の各支柱への取り付けは、支柱にスロット又はスリット状部を 支柱の長手方向に形成し、その中に連結部材をロックすると、特に簡単である。
この装置は、支柱組付は機構を、支柱に吊持可能で且つ簡単な手段で棚板に取り 付は得る極めてコンパクトなユニットの形態とすると、組付は状態における操作 が特に簡単である。この構成においては、棚板ユニットに、支柱組付は機構を所 要の強度で取り付けるための枠体、特に金属製の枠体を設けると好都合である。
パネルはこの枠体に表装されるが、その素材(木、ガラス、金属等)使用者の選 択に委ねられ、いずれの素材のパネル特表千3−504564 (3) を用いても、構造の変更や特定の取り付は具は不要である。
本発明に必須の構成の具体的詳細は、請求の範囲の複数の従属請求項から明ら− かである。以下に、本発明のい(っかの好ましい実施例が記述されているが、そ れらは添付図面を参照しつつ詳細に説明されている。
図中、 第1図は、第一実施例たる組み立てられた棚装置の斜視図である。
第2図は、同第二実施例の斜視図である。
第3図は、支柱組付は装置の斜視図である。
第4a図乃至第4c図は、第3図に示す支柱組付は装置による種々の支柱組付は 態様を示す。
第5a図乃至第50図は、第3図に示す支柱組付は装置の各構成部材を詳細に示 す一群の相関図である。
第6a図乃至第12c図は、第2図に示す支柱組付は装置の異なる7つの好まし い実施例を示す。
第13a図乃至第13f図は、支柱組付は装置と支柱間の取り付は関係の好まし い複数の実施態様を示す。
第14a図乃至第14f図は、第2図に示す支柱の好ましい実施例をいくつか示 す。
第15a図乃至第15d図は、支柱組付は装置と支柱間の取り付は関係の他の好 ましい実施態様を示す。
第16a及び第16blZは、第1図と第2図に示す棚板ユニットの好ましい実 施例を示す。
第17図乃至第20e図は、棚板ユニットを全ての実施例における支柱組付は装 置に固定するための締め付は装置の異なる4つの実施例を示す。
以下の好ましい実施例の説明においては、同−若しくは同効の部材を示すのに同 じ参照番号が企図共通的に使用され、これらの部材についての説明は一回にとど められている。
第1図は第一実施例を示し、この実施例においては、各支柱IOは2本の棒体1 1.12から成る。棚板ユニットlは、パネル2及び該パネルを受止する枠体3 から成り、支柱組付は装置20により支柱10に固定される。その固定位置は、 棚板ユニット1が多段状をなすように選択されるが、その詳細については後述す る。
本発明に係る支柱組付は装置の特殊な構造により、支柱10を垂直にも斜めにも 立てることが可能であり、従って、設置場所における設置条件のみならず、使用 者の趣味的要求をも完全に満たすことができる。
第2図に示された他の実施例においては、各支柱10は、1本の棒体(勿論、数 本の棒状材を一体化して1本の棒体としたものでもよい)より成る。各支柱組付 は装置20は、棚板ユニットlと支柱10の間に成る程度の自由動を許容するた めのジヨイントたる軸体を有し、この軸体は、回転を防止するクランプ装置によ って固定される。
次に、第3図乃至第50図を参照しつつ、第1図に示された支柱組付は装置20 の好ましい実施例について説明する。
この実施例においては、各支柱組付は装置20は、これを棚板ユニットlの枠体 3に固定するのに使用するパネルかまち22を有する。
クランプ装置21.21’ は、パネルかまち22と押圧案内板30の間に設け られ、棒体11.12をそれぞれ包囲して締めつけるように取り付けられている 。
クランプ装置21.21°を取り付けるには、第3図に示されているキャップナ ツト38及びこれに螺合するボルトより成る螺締手段によって、棒体11.12 の軸線と直交方向の押圧力をクランプ装置21.21゜に加えて、押圧案内板3 0をパネルかまち22に向けて締めつける。この方式におけるクランプ装置21 .21’ は、受は孔28.28°、28°、28°°° に挿着され、キャッ プナツト38を締めつけない限り、棚板ユニットlの表面と平行に延びる軸線回 りを回転できる。尚、第3図においては、上記受は孔のうち2個28.28”の みが見えており、他の受は孔28°、28°パは、図中のクランプ装置21.2 1°で塞がれているため見えない。又、上記と同様の受は孔は、パネルかまち2 2及び押圧案内板30の双方にも穿設されている。
複数個の受は孔28.28°、28°、28”’ が上記の如く設けられている ので、第4a図乃至第4c図に略示されているように、棒体11. +2を異な る間隔で取り付けることができる。このことは、使用者の好みに対する適合幅を 広げ得ることを意味するだけでなく、設置に不可欠な安定性の基準をも満たし得 るものである。
次に、第1図、第3及び第4a図乃至第4C図に示された特に好ましい実施例の 支柱組付は装置20について、第5a図乃至第50図を参照しつつ説明する。
第5a図は、それ自体は特許請求の対象外である枠体3に組付けた状態の支柱組 付は装置の断面図であり、クランプ装置21.21゛ は作図に都合のよい位置 にある状態で描かれている。
第5a図乃至第50図は、支柱組付は装置20が、複数個の受は孔25.25’  、25” 、25”’ を有するパネルかまち22を備えていることを示して いる(第5b図乃至%5e図参照)。更に、受は孔25.25′、25”、25 °°゛の各間には、螺軸を育するステーボルト26が、設けられており、これら のステーボルト26は、パネルかまち22の頂板24から棚板ユニット1の面と 平行で且つ棚板ユニットの長手方向とは直交する方向に突出している。尚、パネ ルかまち22は、横断面がU字型を呈するように、その頂板24に側板23.2 3°が連成されている。
クランプ装置2L 21°は、1組のクランプシェル33.33°を有し、これ らクランプシェル33.33°は、第5a図乃至第50図に示す実施例において は、内部に支柱挿着孔たる横断面円形の空域を形成している。この断面形状は、 使用者の好みに応じて他の形状に変えてもよいのは勿論である。
各クランプシェル33.33°には、受は孔25.25’ 、25’ 、25” ’及び28.28°、28’ 、28°°゛にそれぞれごく僅かなりリアランス を有して挿入可能な寸法の回動軸部34が突成されている。クランプシェル33 .33°の各回動軸部34の反対側には、支柱挿着孔37が形成されており、そ の横断面形状は、クランプされる棒体11.12の横断面形状に適合したもの、 即ち、棒体が丸棒であれば円形に、六角棒であれば6角形に、四角棒であれば4 角形とする。この実施例では、支柱挿着孔37の中心軸は、前記回動軸部34の 中心軸と直交する。
クランプ装置21.21°の安定性を高めるには、クランプシェル33.33″ にそれぞれビン孔35.35°を穿設し、これらに位置ずれ防止ビン36の両端 を挿入することにより、1組のクランプシェル33.33゛)S表子3−504 564 (4) の相対位置がずれないように両者を結合するとよい。この実施例においては、ビ ン孔35.35゛ は相当深く穿設されているので、1組のクランプシェル33 .33°は接近方向に十分な距離を移動でき、棒体11、12をしっかり締め付 けるべく支柱挿着孔を縮径することかできる。
上部に(即ち、棚板ユニット1から離れた側に)位置するクランプシェル33° の回動軸部34は、パネルかまち22の反対側において抑えかまち27の受は孔 28.28°、28” 、281”に軸支されている。
抑えかまち27には、上記受は孔28.28’ 、28′、281’ に加えて 、透孔29.29°、292が穿設されており、これらの透孔29.29’ 、 29”にはステーボルト26が通挿される。
押圧案内板30は、図示の実施例においては、横断面U字状を呈し、その両側に 少な(とも前記抑えかまち27の側縁の厚みを超えて延出する1対の側板を備え 、前記1組のクランプシェル33.33′ を押圧するのに用いられる。そして 、これらの側板は、支持かまち27をしっかりと把持すると共に、クランプシェ ル33.33°が捩じれないように保つ作用をする。
第5f図乃至第5h図に示す実施例では、押圧案内板30に前述した受は孔25 .25°、25′、25”” がなく、ステーボルト26の螺軸端を挿通するた めの透孔31.31’ 、23”、31”’ が穿設されているのみである。こ の実施例においては、ステーボルト26の長さは、棒体11゜12の挿着時に、 押圧案内板30によってクランプシェル33.33°が互いに協働してしっかり とクランプ作用を営み得る程度にキャップナツト38と十分螺合するように設定 されている。
クランプすると、棒体11又は12とクランプシェル33.33°間並びにクラ ンプシェル33.33° とパネルかまち22間に、それぞれ摩擦係合関係が生 じる。後者の摩擦係合関係は、回動規制クランプ機構を構成するものであるが、 第1図、第3図及び第4a図乃至第4c図の実施例においては、棒体11と棒体 12間の間隔が構成部材によって一定に保たれるかぎり、かかる回動規制クラン プ機構は必ずしも必要でない。いずれの場合も組み立てられた棚装置の強度は十 分である。
次に、第2図に示す一体構成の支柱を備えた別の実施例たる棚装置に使用され且 つ多くの実施例に併用可能な支柱組付は装置20の種々の実施例について詳述す る。
第2図に示す好ましい実施例においても、棚板ユニットの枠体3に支柱組付は装 置を取り付けるのにパネルかまち22が用いられている。このパネルかまち22 には、支柱支持片13が枢支ビン39によって軸支されている(両者間に間隙な しに)。支柱10は、支柱支持片13に止めねじ14.14’ により取り付け られる。
支柱支持片13とパネルかまち22間には、連結部材41が、その一端が前者に 、他端が後者に取り付くように配設されている。図示の好ましい第一実施例では 、連結部材41は螺軸部を有し、この螺軸部の一端側はにはサイドピン部44が 、螺軸部の軸線に対して直角をなすように曲成されている。このサイドピン部4 4は、パネルかまち22c=取り付けられた係留環45に挿着され、連結部材4 1が、棚板ユニットの長手方向に延びるパネル2の面に直角をなす面上を傾動す るように構成されている。
連結部材4】の螺軸部上には、セットナツト47が螺合しており、このナツト4 7の係留環45を向く側には、外周にも螺条を刻設した螺筒部52が突成されて いる。セットナツト47は、ホルダー51に挿入されており、このホルダー51 は、連結部材41の軸線と直交する軸回りを回動し得るように、連結ねじ49( 又はリベット)で支柱支持片13に取り付けられている。
セットナツト47をホルダー51内に、連結部材41と同軸状に固定するには、 螺筒部52にナツト53を螺合させる。このように連結して組み立てると、引張 荷重及び圧縮荷重を吸収するのに好適である。又、このように連結構成したこと により、第6e図乃至第6g図に例示したように、広範囲にわたる調節が可能で ある。この構成の基本的原理は、枢支ビン39の枢軸の対向側にある部材の位置 は変化するが、他側の2個の部材の位置は変化しない点にある。
第7a図乃至第7e図に示す他の実施例も同じ作動原理に基づいているが、連結 部材41はロープ若しくはチェーンで作成されている。連結部材41の両端は、 係留環45.45゛ によりパネルかまち22に取り付けられており、これらの 係留環45.45°は枢支ビン39から等距離にある。連結部材41は、複数の ガイドビン間を上方の押さえビン方向に移動可能なりランプ作動体に作用するク ランプねじを有するクランプ装置61によって、支柱支持片13に取り付けても よい。この実施例におけるクランプねじの位置は、このねじが連結部材41の長 さを調節する作用をも営み得るように選択される。このことは、選択された角度 に位置させる機能として必要である。
第8a図乃至第8f図に示す第三の実施例においては、回動規制クランプ装置4 0は連接杆42を有し、この連接杆の一端にはサイドピン部44を同じく直角に 曲成してあり、パネルかまち22の係留環45に挿入し得るようにしである。又 、連接杆42の他端には、ボス部43か形成されている。このボス部43は、連 接杆42をスライドピース48に連結するのに用いられるもので、スライドピー ス48から突出する連結ねじ49をボス部43に挿入してキャップナツトで止め るのである。
スライドピース48には螺孔を穿設してあり、この螺孔にセットねじ47が婢入 されて、1対の側板46.46′ 間に回動可能に取り付けられる。側板46. 46°は、支柱支持片】3から棚板ユニット方向に延出し、セットねじ47が、 支柱(図示略)の軸線と直交方向に位置するようにこれを保持する。
セットねじ47を回動させるとスライドピース48が移動し、パネルと支柱間の 角度を設定できる。この設定範囲は、第8C図乃至第8d図及び第8e図乃至第 8f図にそれぞれ示すように、長さの異なる一群の連接杆42を選択使用するこ とにより拡大できる。連接杆42の長さが一定であるとすると、変位するのは枢 支ピン39側の部材の位置ではなく、セットねじ47により枢支ビン39に対し て規制なく設定された連接杆の先端の位置である。
第9a図乃至第9f図に示す第四実施例においても、第8a図乃至第8f図の実 施例におけると同様に枢支ビン39に対する連結部材の先端の相対位置を段階的 に変化させる機能を付加することにより、第6a1g乃至第6g図に示す実施例 と同様、連結部材4】の長さを規制なく変更することができる。この実施例にお いては、連結部材41の長さは、公知のステーボルトの場合と同様に、一端内周 に左ねじを、他端内周に右ねじを刻設したセットナツト47を用い、この引張部 材たるセットナツト47の螺軸部に上記ねじと婢合するねじを刻設することによ り変えることができる。支柱支持片13には、これを連結部材41に取り付ける 終端を設定すための螺孔50.50’ 、50’ 、50”’ を穿設しである 。
次に、第10a図乃至第10c図にもとすいて、連結部材の他の実施例、即ち、 支柱10の少なくとも成る部位にスロット15を設け、制限なく変位させて使用 したいという要求を満たす実施例について詳細に説明する。
この実施例においては、支柱支持片は2個の部分に分割されており、その一方1 3は、枢支ビン39により、パネルかまち22に回動規制を受けるようにして取 り付けられ、他方13°は、単に連接杆42の一端に(そのボス部43に)取り 付けられる。
上記支柱支持片の一方13と他方13’ 間の距離Sを適正に調節することによ り、支柱と棚板ユニット間の角度を設定することができ、従って、この場合、枢 支ビン39から下方の支柱支持片の実位的長さが変わる。この実施例は、特に構 成が簡単である。
第10d図に示す実施例においては、スロット15を、2本の棒体1O1lO° 間に連結体16を用いて間隙を設けることにより形成している。
この実施例における連結体16は、透孔を有する単なる平らな板片であるが、支 柱10、lOoは、両端内周に螺条を刻設し、スタッドボルト(第106図に破 線で示す)で連接され複数本の管体から成る。連結体16の透孔は、スタッドボ ルトの螺軸の外径に対応し、各連結体16は、2列の互いにねじで連接された支 柱構成管の間に介在する。
第10e図に示すように、この実施例は、横断面の輪郭線が三角形若しくは多線 形を呈する支柱をより安定的に組付けることを可能とする。更に、この実施例は 、予め標準使用のアーチ形支柱を用意しておき、それを基板に取り付けることを 可能とする(第10d図参照)。
第10a図乃至第10c図に示す実施例と比較すると、第10d図に示す実施例 においては、支柱支持片13は、枢支ビン39でもある1本の止めねじ14によ って取り付けられる。この実施例のものは、その他の全ての点では、第10a図 乃至第10c図に示す実施例と実質的に同じである。
第11a図乃至第11m図には、連結部材41の他の好適な実施例が示されてい る。この実施例の棚装置は、不定形に変形するというよりは段階的に調節可能と いうべきものであり、そのため、支柱支持片13とパネルかまち22の連結を、 連結部材41の一側を蟻溝55と突筒54.54′ による蟻溝結合によってパ ネルかまち22に取付けると共に、他側を支柱支持片13に取付けて行い、枢支 ビン39回りに生じる両方向のトルクを吸収できるように構成されている。即ち 、この実施例においては、−側の突筒54は直接パネルかまち22に形成され、 連結部材41側の突筒54° と嵌合する蟻溝は、支柱支持片13の面から直角 に延出する脚板58にねじ止めされる天板59によって覆われ且つ固定される溝 付アンカー60に形成される。
かくの如く構成された係留機構59は、連結部材41が滑脱するのを防止する。
複数段の角度位置を設定するには、第11f図乃至第11m図に示すように、対 応数の連結部材41を用いる。このように設定することにより、パネルかまち2 2側にある突筒54を係留部材45側にある連結部材41の突筒54゛ より狭 くすれば、支柱と棚板ユニット間の角度を鋭角にすることができる。この場合、 当然のことながら、連結部材41の蟻溝55は突筒54°の内部に突入する(第 111図乃至第11m図参照)。
第12a図乃至第12c図には、連結部材の更に別の実施例が示しである。この 実施例においては、棚装置は、間にスロット15を形成するように離間させた複 数対の支柱要素1O110° (図示例では丸棒)より成る支柱に基づくもので ある。本発明のこの実施例においては、枢支ビン39は、支柱支持片13の孔を 貫通して支柱10又は前記スロット15の方に突出するねじによって構成されて いる。
枢支ビン39の螺軸端部は、当て板64の孔を貫通し、締めつけナツト63を締 めると、この当て板64が支柱支持片13の方に締め込まれ、その結果、支柱要 素1O1lO°が支柱支持片13に強く押圧されて摩擦係合を生じる一方、パネ ルかまち22の背面が支柱支持片13の外向面に強く押圧されてそこに同じく摩 擦係合を生じる。この摩擦係合関係のねじれ荷重に対する安定性を増すには、好 ましくはパネルかまち22と支柱支持片13間の当接面に、第12a図に破線で 示すようにノツチ62を設ける。かくして、この実施例では、1個のキャップナ ツト63を締めるのみで、支柱支持片13を支柱10に取付は得るのみならず、 同時に支柱支持片13とパネルかまち22間に相対回動を防止する結合関係が生 じる。
支柱にスロット15を設けず、且つ支柱支持片13を取付けるための螺孔群を省 略する場合は、第13a図乃至第13f IIに示すようなりランプ装置が適切 である。この実施例では、クランプ部材65.65°が用いられており、これら のクランプ部材65.65°は支柱支持片13の側部から立ち上がり、当て板6 4と協働して方形枠を形成する。当て板64は、ナツト63により支柱支持片1 3方向に締めつけられる。
支柱lOの少なくとも複数箇所に、既に第12a図乃至第12c図に示したよう にスロット15を形成すると、支柱支持片13の支柱10への取付け(実質的に 不定変形可能)は、特に簡単である。好ましい実施例としては、支柱を2本の同 形の支柱要素1O1lO°を連結して構成し、その間にスロット15を形成する のがよい。この支柱の実施例のもう一つの利点は、特にその剛性にすぐれ、しか も材料費としての過度の出費を招(ことがないことにある。
第6a図乃至第11m図に基づいて説明したいくつかの好ましい実施例において は、支柱がスロットを育しているかぎり、連結部材は、第15a図乃至第15d 図に示された(基本的)機構によって取付けられる。この実施例における支柱支 持片13の支柱10への取付は方は、第12a図乃至第12c図のそれに対応す るが、枢支ビン39が分離しており、その代わりに当て板64を締めつけるのに 止めねじ14が用いられている点で相違する。
第16a図及び第16b図は、それぞれ、棚板ユニットの斜視図と断面図である 。これらの図から明らかなように、枠体3は、好ましくは金属等の剛性材より成 り、枠体内方に延入する基板4を備えた長方形の断面を有している。パネルかま ち22を枠体3に(従って、棚板ユニットlに)取付けるには種々の方法が選択 でき、これらの方法にはそれぞれ特定の利点がある。以下、これにつき詳述する 。
ねじ66で止めるための孔が穿設されている。係留部材67は、枠体3とパネル 2間にスペーサで維持される隙間に延入している。パネル2が、例えば前側のね じや接着剤等で枠体3に結合されると、枠体3は断面り字形を呈する。このよう に構成すると、第一に、枠体3を支柱に向けてパネルかまち22にしっかりと取 付けることができ、第二に枠体3をパネルかまち22から浮き上がらないように 固定できる。
第18a図及び第18b図に示す実施例においては、パネルがまち22は、枠体 3をパネルかまち22の上下の側板間に挟持し得るように、断面U字形を呈して いる。枠体3がU字形パネルかまち22から滑脱するのを防止するには、枠体3 に孔5(長穴も可)を穿設し、ねじ66等の螺締手段により止め付ける。ねじ6 6を、長穴7内に取付けた部材72の螺孔に螺締すことにより、パネルかまち2 2は回動を規制されつつ長大の長手方向に移動できる。尚、上記長穴7は、その 長軸が棚板ユニットと平行をなすようにパネルかまち22に穿設される。
第19a図及び第18d図に示す実施例においては、2方向クランクレバー66 がpけられており、そのハンドル68は、中間部70を介して突端部69に連成 されている。中間部70は、断面り字形のパネルかまち22に穿設された長穴7 並びに枠体3に穿設された他の長大を貫通している。この実施例において、パネ ルかまち22を枠体3に取付けようとするには、先ず、レバー66をその突端部 69の軸線が長大フの長軸と平行をなすように設置し、しかる後この突端部69 を枠体3に挿入する。次いで、ハンドル68を操作して、ハンドル68が(図示 しない)支柱から遠ざかって長穴7の長軸と直交するようにレバー66を一方向 に回動させると、枠体3はパネルかまち22に係入する。次いで、固定杆71  (第19b図乃至第19d図)をノ1ンドル68上に重ね、このハンドル68が 棚板ユニット1方向に押し下げられ、パネルかまち22に押圧されるようにする 。このようにすれば、枠体3がパネルかまち22から浮き上がるのを阻止して固 定できる。
第20a図乃至第20e図に示す実施例は、第19a図乃至第19d図に示した ものとよく似たものであり、ハンドル68の固定は、前記突端部69と同方向( 即ち、ハンドル68の長手方向)に支柱組付は機構20から突出する第二突端部 72によって行われる。このように構成することにより、ハンドル操作が特に簡 単になる。この実施例においても(第17図乃至第19d図のそれと同様に)、 パネルかまち22は、美観上好ましいので、断面り字形としである。
FIG、13Q    FIG、13b     Fl[3,13cFI6.1 ムb                   Fl13.1ムeFIG、15a      FIG、15b     Fl[3,15c五際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 棚板ユニット(1)と、支柱(10)と、棚板ユニット(1)を前記支柱 に水平に支持させる支柱組付け機構(20)とを備え、支柱組付け機構(20) が或る程度の自由度を許容するクランプ手段を有する棚装置であって、前記支柱 組付け機構(20)が、前記棚板ユニット(1)の縁辺に取付けてクランプされ 、且つ端棚板ユニット(1)が、これと交差して延びる少なくとも2木の支柱( 10)に対して水平な位置に固定され、傾動しないように構成されていることを 特徴とする棚装置。 2.  各支柱(10)が少なくとも2本の棒体(11、12)を含み、各支柱 組付け機構(20)が、棚板ユニット(1)の長手方向に互いに離れて配置され た適数個のクランプ装置(21、21′)を備え、このクランプ装置によって各 棒体(11、12)がその長手方向に延びるように棚板ユニット(1)に固定さ れることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の棚装置。 3. 各クランプ装置(21、21′)が、棚板ユニット(1)と棒体(11、 12)間に、回動しないように取付けられたことを特徴とする請求の範囲第2項 に記載の棚装置。 4. 前記クランプ装置(21、21′)が、クランプ装置保持機構(23、2 6、30、38)によって保持されることを特徴とする請求の範囲第2項又は第 3項に記載の棚装置。 5. 前記クランプ装置(21、21′)の各々が、1組のクランプシェル(3 3、33′)を備え、その間に棒体(11、12)を挟持し得るように相対向し て締めつけられるようにしたことを特徴とする請求の範囲第2項乃至第4項のい ずれかに記載の棚装置。 6. 前記支柱組付け機構(20)の各々に、2個以上の受け孔(25、25′ 、25′′、25′′′)を互いに所定間隔を隔てて穿設し、クランプ装置(2 1、21′)の受け孔群(28)のうち適宜のものと選択的に協働させるように したことを特徴とする請求の範囲第2項乃至第5項のいずれかに記載の棚装置。 7. 各支柱(10)が1木の棒体を含み、各クランプ手段が、前記棚板ユニッ ト(1)に直交方向に延出する枢支ピン(39)並びに前記支柱(10)と前記 棚板ユニット(1)間に取付けられる少なくとも1個の回動規制クランプ機構( 40)を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の棚装置。 8. 前記回動規制クランプ機構(40)が、連結部材(41)を有し、該連結 部材の一端は、前記枢支ピン(39)から離れた位置において前記棚板ユニット (1)の第一取付け点に取付けられ、他端は同じく前記枢支ピン(39)から離 れた位置において前記支柱(10)の1点に取付けられていることを特徴とする 請求の範囲第8項に記載の棚装置。 9.  前記連結部材(41)の長さが、設定手段(47)(第6a〜7e図及 び第9a〜9f図)により、前記取付け点間で調節できることを特徴とする請求 の範囲第8項に記載の棚装置。 10.前記取付け点の1つと前記枢支ピン(39)間の距離が、設定手段(47 )(第8a〜10e図)により調節できることを特徴とする請求の範囲第8項又 は第9項に記載の棚装置。 11.前記設定手段(47)が螺締機構を含むことを特徴とする請求の範囲第9 項又は第10項に記載の棚装置。 12.前記連結部材(41)が、索状、鎖状等(第7a〜7e図)の可撓性牽引 条体の形態であることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の棚装置。 13.前記回動規制クランプ機構(40)が、寸法の異なる1群の装着体を有し 、これらの装着体は、連結手段(54、55)(第11a〜11m図)により棚 板ユニット(1)と支柱(10)の双方に同時に取付けられることを特徴とする 請求の範囲第7項に記載の棚装置。 14. 前記回動規制クランプ機構(40)が、前記枢支ピン(39)(第14 a〜14f図)を摩擦係合によってクランプするための螺締部材(63)の形態 をなすことを特徴とする請求の範囲第1項乃至第13項のいずれかに記載の棚装 置。 15.前記支柱組付け機構(20)が、該機構を前記棚板ユニット(1)(第1 7a〜20e図)に取付けられるパネルかまち(22)を含むことを特徴とする 請求の範囲第1項乃至第14項のいずれかに記載の棚装置。 16. 前記支柱組付け機構(20)が、前記支柱(10)(第10a〜10e 図)に取付けられる支柱支持片(13、13′)を含むことを特徴とする請求の 範囲第7項乃至第15項のいずれかに記載の棚装置。 17. 前記支柱支持片(13)が、前記枢支ピン(39)により、前記パネル かまち(22)に回動可能に(第10a〜10e図)取付けられることを特徴と する請求の範囲第15項又は第16項に記載の棚装置。 18. 前記支柱(10)の特定部位にスロット(15)を該支柱の長手方向に 形成し、該スロット内に前記支柱支持片(13、13′)を当て板(64)(第 10a〜10e図、第12a〜12c図、第14a〜14f図)によって固定し 得るようにしたことを特徴とする請求の範囲第16項又は第17項に記載の棚装 置。
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