JPH03504340A - カニューレ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 カニユーレ装置 本発明は、採血に好適な保護されたカニユーレに関するものである。

採血および治療溶液注入に使用されるカニユーレおよびこれに対応する器具は、 使い捨てタイプ、即ち使用後に廃棄される場合が多い。これを取り扱うスタッフ が、その鋭い針により傷害を被る可能性があるため、使用済みあるいは汚染され たカニユーレを処理するときに問題になってくる。具体的には、カニユーレに少 量残った血液によりＨＩＶあるいは肝炎ビールスなどの感染性ビールスが、治療 を受けている感染患者から治療スタッフに伝染されるという感染ビールスからの 危険があるということである。

本発明は、前記の如き欠点を解決しようとするものであり、添付の請求の範囲に 挙げた特徴を有するものである。

本発明は、取計カニユーレを備えたホルダ一部材上で長手方向に変位可能な保護 スリーブであって、対応する血液チューブホルダーに設けられた適当な対応フィ ットメントに嵌合するよう配されたアダプターの役割を果たす保護スリーブに関 するものである。

第１図は、その各種部材を有する採血用の保護されたカニユーレを示す。

第２図は、対応する血液チューブホルダーを示す。

第３図は、使用前の移送位置にある保護されたカニユーレを示す。

第４図は、装着された位置にある保護されたカニューす。

第６図は、使用後のロックされた位置にある保護されたカニユーレを示す。

第７図は、血液チューブホルダーから一旦取り出された使用後の保護されたカニ ユーレを示す。

第１図は採血用の保護されたカニユーレを示す。保護されたカニユーレは、ホル ダ一部材（２）に配されたカニユーレ（１）を有する。ホルダ一部材（２）は、 その何れかの一端部に溝状のロック部（３）及び（４）、あるいはこれに類する 装置が設けられている。さらに、ホルダ一部材（２）は、その端部（３）および （６）の何れかに、移送位置においてそれぞれ対応する保護スリーブのための摩 擦ロック装置の役割を果たすロック装置を備えている。ホルダ一部材（２）は、 大径部（７）および小径部（８）を有し、これは前記保護スリーブを相互に摺動 可能にする。ホルダ一部材（２）には、それぞれの端部に保護スリーブ（９）お よび（１０）が設けられている。各保護スリーブは、ロックフランジ（１１，１ ２）あるいはホルダ一部材（３）および（４）の永久ロック装置に相当する同様 な装置などの永久ロック装置を備え、かつ、それぞれ対応する差し込みソケット （１９）および（１８）の形態の血液ホルダーに設けられたそれぞれの対応する フィットメントに嵌合するよう配されたフィットメント、好ましくは差し込みソ ケット（１３）および（１４）が設けられている。各保護スリーブは、摺りを提 供するように溝切り（１５）あるいは同様な方法で模様付けされている。各保護 スリーブには、カラー（１５’）が設けられている。

第２図は、採血用の保護されたカニユーレに適応する血液チューブホルダー（１ ６）を示す。血液チューブホルダー（１６）は、血液チューブ（１７）を収容す るように配されている。血液チューブホルダー（１６）には、それぞれの保護ス リーブ（１３）および（１４）の差し込み部などの対応するフィットメントを受 は入れるように配された差し込みソケットあるいは同様の手段としてのフィット メント（１８）および（１９）が設けらている。血液チューブホルダーのフィッ トメント（１８）および（１９）には、対応するスリット（２ｏ）および（２１ ）が設けられ、その結果フィットメントに弾性を与えている。この構成により、 保護スリーブが血液チューブホルダーのそれぞれのフィットメントに大きな抵抗 なく嵌合出来る。

第３図は、その移送位置、即ち使用に先立つ位置にある採血用の保護されたカニ ユーレを示すものである。それぞれ対応する保護スリーブ（９）および（１０） のフランジ（１１）および（１２）は、摩擦によってこの状態に保持され、ホル ダ一部（５）および（６）の保護スリーブ（９）および（１０）は摩擦的に対応 する摩擦ロックに固定されるため、一時的ロック状態に置かれる結果となる。次 いで、前記移送位置にある保護スリーブ（９）および（１０）は、摩擦のみによ りホルダ一部材のそれぞれの端部に固定される。

第４図は、保護スリーブのフィットメント（１３）が血液チューブホルダーの対 応するフィットメント（１９）に嵌合している限り、その後部保護スリーブ（９ ）が血液チューブホルダー（１６）に嵌合している保護されたカニユーレを示す 。前記後部保護スリーブ（９）を嵌合させることにより、保護されたカニユーレ が血液チューブホルタ−（１６）上に保持される。

第５図は、その前部保護スリーブ（１０）が、フィットメント（１４）により血 液チューブホルダー（１６）の対応するフィットメント（１６）に嵌合されてい る保護されたカニユーレを示す。保護スリーブ（９）および（１０）を、それぞ れの差し込みソケット（１３）および（１４）によって血液チューブホルダーに 設けられた対応する差し込みソケット（１９）および（２０）に装着することに より、ホルダ一部材（２）は、そのカニユーレの両生端部が露出される位置に保 持される。

第６図は、使用後の保護されたカニユーレを示す。前部保護スリーブ（１０）は 、両保護スリーブがホルダ一部材（２）の対応端部の位置に対してロックされる まで引き出され、これによって、使用されるカニユーレは、引き出された保護ス リーブによりその画先端部が保護されることになる。従って、この位置は、カニ ユーレの両生端部の再使用及び露出を不可能とする。

第７図は、前部保護スリーブ（１０）が血液チューブホルダー（１６）から解放 されて、両保護スリーブがホルダ一部材における対応する端部にロックされる場 合を示している。カニユーレが保護されたこの位置において、カニユーレは血液 チューブホルダー（１６）から取り除かれ、従って、血液チューブホルダーの再 使用を可能にする。

本発明は、図示され、また特定的に説明した実施例に限定されるものでなく、添 付の請求の範囲から明らかなような本発明の概念の範囲内で多くの修正および変 更が可能なことは言うまでもない。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の７第１項）ＦＩＧ、　５ 平成２年１１月２２日

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．双針カニューレを備えたホルダー部材（２）上を長手方向に変位可能な保護 スリーブ（９，１０）を含むカニューレ装置であって、前記保護スリーブ（９， １０）のそれぞれが、血液チューブホルダー（１６）に配された差し込み部材（ １８，１９）あるいは同様な装置などの適宜の対応フィットメントに嵌合するよ うに配された差し込みソケット（１３，１４）あるいは同様な装置を備えること を特徴とするカニューレ装置。
2. ２．各保護スリーブの差し込み部材（１３，１４）あるいは同様な装置が血液チ ューブホルダーの適宜な対応差し込み部材（１８，１９）あるいは同様な装置に 嵌合され、それによってカニューレの両尖端部が露出される位置にソケット部材 が保持されることを特徴とする請求項１に記載のカニューレ装置。
3. ３．各保護スリーブ（９，１０）が、カニューレホルダー部材（２）のそれぞれ 端部に対してロック可能であることを特徴とする請求項１および２に記載のカニ ューレ装置。
4. ４．保護スリーブが摩擦によりホルダー部材（２）に固定される移送位置に各保 護スリーブ（９，１０）が配されていることを特徴とする請求項１乃至３に記載 のカニューレ装置。
5. ５．ホルダー部材（′２）に太径部（７）および小径部（８）が設けられ、その 各端部に対応する保護スリーブ（９，１０）が設けられ、また、その解放位置に おいて、一方の保護スリーブ（１０）が他方の保護スリーブ（９）を包み込むこ とを特徴とする請求項１乃至４に記載のカニューレ装置。
6. ６．血液チューブホルダー（１６）が対応するフィットメント（１８，１９）お よび適宜のスリット（２０，２１）から構成され、前記スリットにより保護スリ ーブのそれぞれのフィットメント（１３，１４）を、スリット方向に上向柔軟力 を発揮させ、対応するフィットメント（１８，１９）に容易かつ抵抗なしに嵌合 出来るようにされていることを特徴とする請求項１乃至５に記載のカニューレ装 置。
7. ７．カニューレの後部尖端部にゴムシール（２３）を設けたことを特徴とする請 求項１乃至６に記載のカニューレ装置。