JPH0350371Y2 - - Google Patents

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JPH0350371Y2
JPH0350371Y2 JP1986000813U JP81386U JPH0350371Y2 JP H0350371 Y2 JPH0350371 Y2 JP H0350371Y2 JP 1986000813 U JP1986000813 U JP 1986000813U JP 81386 U JP81386 U JP 81386U JP H0350371 Y2 JPH0350371 Y2 JP H0350371Y2
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JP
Japan
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regenerator
helium gas
stage
specific heat
type refrigerator
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JP1986000813U
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JPS62115058U (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は高圧ヘリウムガスを冷却媒体として使
用する蓄冷器式冷凍機に係り、特に蓄冷器の改良
に関するものである。
[従来の技術] 従来からの冷凍機の1つとして、高圧ヘリウム
ガス等を冷却媒体として使用する蓄冷器式冷凍機
が多く採用されてきている。
第3図は、この種のギフオード・マクマホン式
の蓄冷器式冷凍機の概略構成例を断面図にて示し
たものである。第3図において、1は冷却媒体と
しての高圧ヘリウムガスを供給する圧縮機、2は
高圧ヘリウムガス配管、3は低圧ヘリウムガス配
管、4,5はそれぞれ高圧ヘリウムガス配管2、
低圧ヘリウムガス配管3とのコネクタ、6はモー
タハウジング、7はモータ、8はモータ軸、9は
ヘリウムガスを制御する制御バルブ、10はモー
タハウジング6を支持する支持台、11はヘリウ
ムガスの流れを制御バルブ9と組合わせて制御す
る制御ブロツク、12,13はヘリウムガスの通
路、14はシール、15はデイスプレーサの往復
動を制御するサブピストン、16はシール、17
はヘリウムガスの通路、18は第一段デイスプレ
ーサ、19は第一段蓄冷器であり通常銅製の金網
を重ねたもの等が使用される。また、20は第一
段シリンダ、21はヘリウムガスの通路、22は
第一段寒冷発生区間、23は被冷却物を取付ける
第一段ヒートステーシヨン、24はシール、25
は第二段シリンダ、26は第二段蓄冷器であり通
常直径1ミリ以下の鉛球等の充填されている。さ
らに、27は第二段デイスプレーサ、28はヘリ
ウムガスの通路、29は被冷却物を取付ける第二
段ヒートステーシヨン、30は第二段寒冷発生区
間、31はサブピストン15を駆動するためのヘ
リウムガス空間である。
かかる構成の蓄冷器式冷凍機において、圧縮機
1で高圧化された常温のヘリウムガスは、高圧ヘ
リウムガス配管2、コネクタ4を通つてモータハ
ウジング6内部に入る。一方、モータ7の回転に
伴いロータリ式の制御バルブ7と制御ブロツク1
1とによつて高圧ヘリウムガスの通路が、および
サブピストン15によつてデイスプレーサの動き
が夫々制御される。また、上記高圧ヘリウムガス
はヘリウムガスの通路13,17を通つて第一段
蓄冷器19で冷却され、ヘリウムガスの通路21
を通つて一部は第一段寒冷発生区間22に貯えら
れる。さらに、残りの高圧ヘリウムガスは第二段
蓄冷器26を通つて更に冷却され、ヘリウムガス
の通路28を通つて第二段寒冷発生区間30に貯
えられる。
第3図はデイスプレーサ18,27が最上部に
位置する場合であり、第一段寒冷発生区間22と
第二段寒冷発生区間30には、高圧で極低温のヘ
リウムガスが貯えられた状態である。ここで、モ
ータ7の回転によつて制御バルブ9が回転し、
夫々の寒冷発生区間22,30は圧縮機1の低圧
ヘリウムガス配管3と連なる。その結果、夫々の
寒冷発生区間22,30のヘリウムガスは断熱膨
張を行ない、さらに低温となつて寒冷を発生す
る。その後、夫々の寒冷発生区間22,30にあ
る低圧ヘリウムガスの寒冷を第一段蓄冷器19、
第二段蓄冷器26で回収するために、第一段デイ
スプレーサ18、第二段デイスプレーサ27はサ
ブピストン15の働きによつて下降する。さら
に、高圧のヘリウムガスを第一段寒冷発生区間2
2、第二段寒冷発生区間30に導入するために、
第一段デイスプレーサ18、第二段デイスプレー
サ27は上昇して第3図の状態に戻る。以上のよ
うなサイクルを繰返すことによつて、冷凍機は間
欠的に低温を発生することができる。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、前述したような蓄冷器式冷凍機にお
いて、第二段蓄冷器26にはその蓄冷材として第
4図に示すような鉛等でできた球状の蓄冷材32
が使用されているが、この第4図のような鉛製の
蓄冷材は第5図に示すように、20K以下の極低温
になると熱容量すなわち比熱が小さくなつて蓄冷
器26の性能が低下し、結果的に蓄冷器式冷凍機
の性能が低下することになる。特に10K以下にお
いては、ほとんど蓄冷器として役割を果たさなく
なる。従つて、20K以下の極低温を蓄冷器式冷凍
機で実現させる場合には、蓄冷器の性能低下防止
のために蓄冷器を大きくする、換言すれば蓄冷材
を多く使用するようにすればよいが、このように
すると蓄冷器26の容積および重量が増加するば
かりでなくコストも高くなり、結果的に蓄冷器式
冷凍機の容積および重量が増加しコストも高いも
のになるという問題がある。また、10K以下の極
低温を蓄冷器式冷凍機で実現させることは非常に
困難であり、冷凍機の効率(性能)も悪くなると
いう問題がある。
そこで、本考案は上記のような問題点を解決す
るために成されたもので、その目的は蓄冷器の容
積および重量を低減すると共にコストを低下させ
つつ蓄冷器の性能を向上させ、もつて冷凍機の性
能を向上させつつその容積、重量ならびにコスト
の低減を図ることが可能な信頼性の高い蓄冷器式
冷凍機を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するため本考案では、高圧ヘ
リウムガスを冷却媒体として使用する蓄冷器式冷
凍機において、蓄冷器に使用される球状の蓄冷材
を外皮と内実の二層構造とし、この二層構造蓄冷
材の内実に常温から20K付近で比熱の大きい材料
(鉛等の材料)を使用し、また外皮に20K以下で比
熱の大きい材料(ヨーロピウム・サルフアイド
(EuS),ガドリニウム・ロジウム(GdRh)等の
材料)を使用するようにしたことを特徴とする。
[作用] 上述した構成の蓄冷器式冷凍機においては、二
層構造蓄冷材の内実に常温から20K付近で比熱の
大きい材料を使用し、また外皮に20K以下で比熱
の大きい材料を使用するようにしていることか
ら、常温から20K付近までは従来使用されている
鉛等が蓄冷材として役割を果たし、20K以下にお
いてはEuS,GdRh等が蓄冷材としての役割を果
たすので、蓄冷器の20K以下での性能低下を防止
することができることになる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図および第2図は本考案による一実施例を
示すもので、第1図は本考案による球状の蓄冷材
が密に充填された状態を示すものであり、また第
2図は本考案による二層に構成した球状蓄冷材の
断面図を示すものである。
第1図および第2図において、40は常温から
20K付近で比熱の大きい鉛等の材料でできた内実
であり、また41は20K以下で比熱の大きいヨー
ロピウム・サルフアイド(EuS)、ガドリニウ
ム・ロジウム(GdRh)等の材料でできた外皮で
ある。
すなわち本実施例による蓄冷器式冷凍機は、前
述した第3図における第二段蓄冷器26に使用さ
れる球状の蓄冷材を、第2図に示すように外皮4
1と内実40の二層構造とし、この二層構造蓄冷
材の内実40に常温から20K付近で比熱の大きい
鉛等の材料を使用し、また外皮41に20K以下で
比熱の大きいヨーロピウムサルフアイド(EuS)、
ガドリニウム・ロジウム(GdRh)等の材料を使
用し、かかる球状の蓄冷材を第1図に示すように
密状態で第二段蓄冷器26に充填する構成とした
ものである。
かかる構成の蓄冷器式冷凍機において、鉛等で
構成された蓄冷材の内実部分40は常温から20K
付近までは比熱が比較的大きく、したがつて蓄冷
材としての役割を果たすことになる。次に、冷凍
機の冷凍が進んで20K以下になると、今度はヨー
ロピウム・サルフアイド(EuS)、ガドリニウ
ム・ロジウム(GdRh)等の材料で構成された蓄
冷材の外皮部分41の比熱が内実部分40の比熱
よりも大きくなるので、この部分が蓄冷材として
の役割を果たすことになる。従つて、常温から
10K以下までの広い温度領域において蓄冷器の性
能を充分に発揮することができることになる。
上述したように本実施例による蓄冷器式冷凍機
においては、次のような作用効果が得られるもの
である。
(a) 常温から10K以下の広範囲の温度領域におい
て蓄冷器の性能を向上することができる。
(b) 蓄冷器の性能向上(使用する蓄冷材が少量で
済む)により、蓄冷器の容積および重量を低減
すると共にコストを低下させることができる。
(c) 上記a,bにより冷凍機としての性能を向上
させつつその容積、重量ならびにコストの低減
を図ることができる。
尚、本考案は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、次のようにしても同様に実施すること
ができるものである。
上述した第1図の実施例では、本考案を蓄冷器
式冷凍機に適用した場合を述べたが、これに限ら
れることなく例えば蓄冷器を使用した極低温機器
についても本考案を同様に適用することができる
ものである。
また、上述した第1図の実施例では二層構造蓄
冷材の内実に常温から20K付近で比熱の大きい材
料として鉛等を使用し、また外皮に20K以下で比
熱の大きい材料としてヨーロピウム・サルフアイ
ド(EuS)、ガドリニウム・ロジウム(GdRh)等
を夫々使用した場合を述べたが、これに限られる
ことなくその他の材料を使用するようにしても良
いことは言うまでもない。
その他、本考案はその要旨を変更しない範囲
で、種々に変形して実施することができるもので
ある。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、高圧ヘリ
ウムガスを冷却媒体として使用する蓄冷器式冷凍
機において、蓄冷器に使用される球状の蓄冷材を
外皮と内実の二層構造とし、この二層構造蓄冷材
の内実に常温から20K付近で比熱の大きい材料
(鉛等の材料)を使用し、また外皮に20K以下で比
熱の大きい材料(ヨーロピウムサルフアイド
(EuS)、ガドリニウム・ロジウム(GdRh)等の
材料)を使用するようにしたので、蓄冷器の容積
および重量を低減すると共にコストを低下させつ
つ蓄冷器の性能を向上させ、もつて冷凍機の性能
を向上させつつその容積、重量ならびにコストの
低減を図ることが可能な極めて信頼性の高い蓄冷
器式冷凍機が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による蓄冷材の充填
状況を示す図、第2図は本考案に適用する蓄冷材
を示す断面構成図、第3図は従来の蓄冷器式冷凍
機を示す断面構成図、第4図は従来の蓄冷材(鉛
球)の充填状況を示す図、第5図は鉛とヨーロピ
ウムサルフアイド(EuS)の比熱の比較図であ
る。 1……圧縮機、2……高圧ヘリウムガス配管、
3……低圧ヘリウムガス配管、4,5……高圧ヘ
リウムガス配管2,低圧ヘリウムガス配管3との
コネクタ、6……モータハウジング、7……モー
タ、8モータ軸、9……制御バルブ、10……支
持台、11……制御ブロツク、12,13……ヘ
リウムガスの通路、14……シール、15……サ
ブピストン、16……シール、17……ヘリウム
ガスの通路、18……第一段デイスプレーサ、1
9……第一段蓄冷器、20……第一段シリンダ、
21……ヘリウムガスの通路、22……第一段寒
冷発生区間、23……第一段ヒートステーシヨ
ン、24……シール、25……第二段シリンダ、
26……第二段蓄冷器、27……第二デイスプレ
ーサ、28……ヘリウムガスの通路、29……第
二段ヒートステーシヨン、30……第二段寒冷発
生区間、31……ヘリウムガス空間、32……球
状蓄冷材、40……内実部分、41……外皮部
分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧ヘリウムガスを冷却媒体として使用する蓄
    冷器式冷凍機において、蓄冷器に使用される球状
    の蓄冷材を外皮と内実の二層構造とし、この二層
    構造蓄冷材の内実に常温から20K付近で比熱の大
    きい材料を使用し、また外皮に20K以下で比熱の
    大きい材料を使用するようにしたことを特徴とす
    る蓄冷器式冷凍機。
JP1986000813U 1986-01-08 1986-01-08 Expired JPH0350371Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986000813U JPH0350371Y2 (ja) 1986-01-08 1986-01-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986000813U JPH0350371Y2 (ja) 1986-01-08 1986-01-08

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Publication Number Publication Date
JPS62115058U JPS62115058U (ja) 1987-07-22
JPH0350371Y2 true JPH0350371Y2 (ja) 1991-10-28

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