JPH03503274A - 調節可能なボビンホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 調節可能なボビンホルダ一 本発明は、主にウィーブ織機やその他の織物工場で使用されるヤーンボビンのた めのボビンホルダーに関する。

このボビンホルダーはホルダーシャフトを含んでいて、組み合わされるボビンホ ルダ一手段は、該ボビンホルダーが様々な内径で様々な形状、即ち円筒形や円錐 形、のボビンチューブをそれぞれ受は止めることができるようにするために、調 節できるようになされている。

ウィーブ織機やメリヤス織物業に於いては、ヤーンボビンが使用されている。こ のヤーンボビンはコアーチューブの上に巻き上げられており、コアーチューブは 円筒形か円錐形の何れかとされている。ボビンおよびボビンホルダーが多数使用 されている特にウィーブ織機に於いては、例えばカーペット生産工場に於いては 、ヤーン工場で生産されたままの異なる種類のボビンを大きな修正や変更を行わ ずに受は止めることができるようにボビンホルダーを使用できることが実際的で ある。

本発明によれば、ボビンホルダーに対してただ挿入することだけで如何なる調節 も行わずに円筒形ボビンおよび円錐形ボビンの両方を受は止めて保持することの できるボビンホルダーが提供される。米国特許明細書第３゜５５５５号によれば 、ボビンホルダーが円筒形や円錐形の異なるボビンチューブに対してそれぞれ適 応するように調節や操作できるようになされることは知られている。

しかしそのような適応は、一方のボビン形式から他方のボビン形式への変更の度 に一般にシフトすることでボビンホルダーを修正するための手作業を必要として いる。

本発明では、様々な形式のボビンをボビンホルダーに取付けるために、行うべき ことは何もなくボビンをボビンホルダー上に単に挿着するだけであるように決定 されている。即ちボビンホルダーは、勿論のことながら成る程度の制限はあるが その範囲内でボビン寸法形状に拘わらずにボビンの容易な挿着を可能にし、ボビ ンコアーチューブのようなボビンホルダー上でのボビンの適当な芯出し保持の達 成を可能にしているのであり、ボビンが空になったときに即座にホルダーから引 き出されることができるようになされているのである。

本発明によるボビンホルダーは、ホルダーシャフトと、該ホルダーシャフトの前 端および後端にそれぞれ隣接配備されている２列の円周方向に配列された弾性フ ィンガ一部材とを含んで構成されている。これらの部材は外方且つ後方へ向けて 突出し、ホルダー上に挿着されたボビンの内径部と保持係合されるようになされ る。この２列のフィンガ一部材はそれぞれ単独に作動されて円筒形および円錐形 のボビンチューブの何れにも適用することができるようになされている。円錐形 のボビンチューブに対しては、ボビンチューブをホルダー上に挿着する際に最前 のフィンガ一部材が次第に内方へ向けて押されるようになされる。

本発明の好ましい実施例に於いては、最前のフィンガ一部材はボビンチューブと の保合に係わる外側部分から更に後方且つ内方へ向けて突出して、それらの端部 に隣接しているホルダーシャフトと係合するようになされる。フィンガ一部材は それらの端部の一方にてシャフトに固定されると共に、それらの他方の端部にて 共通のスライドリング部材に取付けられていて、フィンガ一部材が一定して変形 して跳ね上げられるようになされているので、ボビンをホルダーシャフトに対し て積極的に芯出しすることができるのである。このような芯出しは、ボビンホル ダーがヤーンの横方向の巻き戻しを行うように回転可能に配置されている場合に 特に重要となる。

好ましくは、シャフトの前端付近でシャフトに固定されるのはフィンガ一部材の 前端部とされる。一方、スライドリングはシャフトのほぼ中央に配置される。こ れにより、ホルダーの前端部の全体的な厚さは可能な限り薄くされることができ るのである。このことは、多くの標準的な円錐形のボビンチューブが前端部で非 常に細くされているので、望ましいのである。シャフト中央にはより一層自由な 空間が形成され、この空間はスライドリングを配備するのに利用できる。

このスライドリングは後部の円形列のフィンガ一部材のだめのベースとして都合 良く使用することができる。

以下に本発明は図面を参照し、て更に詳細に説明される。

図面に於いて、 第１図は、本発明によるボビンホルダーの斜視図、第２図は、ボビンホルダーの 縦断面図、第３図は、円筒形ボビンを保持するホルダーの側面図、そして 第４図は、円錐形ボビンを保持するホルダーの同様な側面図。

第１図および第２図に示したホルダーは、中央シャフトロッド２を含んでいる。

この中央シャフトロッド２は後方延長部４を有していて、キャリヤ部材８の保持 ソケット６内に剛性的に取付けぐきるようになっている。

この接方延長部４は、多数のボビンホルダーのための幾つかのソケッ１〜６を備 えた固定ビームとされることができる。シャフトロッド２，４はクランプスクリ ュー１０によってソケット６内に固定できるようになっている。

管状シャフト１２が前部ブツシュ１４および後部プツシＺＬ　１６を介在させて シャフトロッド２に取付けられている。これによりシャフト１２はロッド２上で 自由回転できるようになされている。シャフト１２の後端にはスリーブ部材１８ が取付けられている。このスリーブ部材１８はシャフト１２と一緒に回転できる ようになされており、後部カラ一部分２ｏを備えている。半径方向のクランプス クリュー２２がスリー１１８を通り、シャフト１２のねじ孔を通して取付けられ て、後部ブツシュ１６の外面上に当付Ｇフられるようになされている。これによ り接部ブツシュ１６はシャフトロッド２の表面に対して僅かながら変形されて圧 着され、シャフト１２の回転を調節可能に摩擦制動できるようになしている。ブ ツシュ１６はこのような調節を容易とするために軸線方向に溝を形成されること ができる。

ホルダーの前端には前部キャップ２４が取付けられている。この前部キャップ２ ４は多数のフィンガ一部材２８の前端部２６をカバーして、シャフト１２の前端 部に対して固定する働きをしている。これらのフィンガ一部材の各々は、前端部 ２６から後方且つ外方へと最外係合部分３２に向かって突出された最前の傾斜部 分３０と、後部傾斜部分３４とを有してなる。この後部傾斜部分３４は係合部分 ３２から後方且つ内方ｌ＼とリング部材３６に向かって突出されている。このリ ング部材３６はシャフト１２の上にスライド可能に保持されている。フィンガ一 部材２８はリング部材３６に対して（の凹部４０の中に後端部３８を受は入れさ せて固定されている。

フィンガ一部材２８はダイキャスト鋳造されたプラスチック部材とされ、それら は一体内に形成されたヒンジ部分４２．４４および４６をそれぞれの主部分２６ ．３０．３４および３８の間に備えた形状とされている。これにより、部分３０ および３４は、リング部材３６の関連された軸線方向の移動に応じて、内方およ び外方へ向かって折り畳むことができるようになされている。

リング部材３６の後面とスリーブ部材１８の前端との間には圧縮ばね４８が介装 されている。この圧縮ばね４８は、フィンガ一部材２８による反対方向に向かう 押圧力に抗して、リング部材３６を左側へ向けて押圧する。

フィンガ一部材の押圧カシよ弱いが、ホルダーが何れのボビンをも担持していな いときには、リング部材３６を定められた位置に保持する状態を得るには」−分 な大きさとされている。

フィンガ一部材の前端部２６は内方へ向いた突出部分５０を備えている。この突 出部分５０は管状シャフト１２の前端部に形成されている半径方向孔の中にそれ ぞれ受は入れられており、又、キャップカバー２４はこれらの前端部２６の外径 面の回りに密着して嵌め付けられ、この保持保合を安定させている。キャップ２ ４は、前端部２６の外径面に形成された協働するクロス溝の中に受は入れられて いる内ｆｉｌ１ｍＩ状リブ５２にすプて、ぞの位置に固定されるのである。

リング部材３６はプラスチックで作られ、又、後方且つ外方へ向けて突出してい る円周方向に配列されたフィンガ一部材５４の円周列を一体状態に備えている。

これらのフィンガ一部材５４はばセロラドとして作用するのであり、内方へ向か って弾性的に曲げられることができる。

第３図に示したように円筒形のボビン５６がホルダー上に挿着されるとき、ボビ ンのチューブコアー５８の内径面がフィンガ一部材に於ける最前の傾斜部分３０ に当たってそれらをヒンジ部分４２の回りで内方へ向けて窄めるようになし、こ れによりボビンチコーブがフィンガ一部材２８の最外係合部分３２の上をスライ ド移動できるようになされる。これによってフィンガ一部材３４もまた内方へ窄 められ、その結果としてリング部材３ｅは圧縮ばね４８の作用に抗して、後方へ 向けて移動される。即ち、この圧縮ばね４８はリング部材３６を更に一層強い力 で左方へ向けて強制即ち押圧し、これによって、フィンガ一部材２８が外方へ向 かうように折り曲げられて係合部分３２とボビンコアーチューブ５８の内径面と の間にかなり強い保持力を発生させるような傾向を示すようになされるのである 。ボビンを更に挿入することによって、ボビンの先行端部は後部フィンガ一部材 ５４の上に押し付けられるようになされる。後部フィンガ一部材５４は内方へ向 けて従動され、ボビンのその後端部を保持するのである。

外側のヒンジ部分４４は肉厚を薄くすることによって形成されており、フィンガ 一部材の部分３０８よび３４の外面による鋭角な角部を形成している。これらの 角部はボビン（対する保持効果を高めることができる。しかし、勿論のことなが らそれらがホルダーに対するボビンの素早い挿＠および取外しを阻害することは ないのである。

このホルダーは第４図に示すようにえすれボビンも簡単に受は止めることができ るのである。２組のフィンガ一部材２８および５４はそれぞれ独立して作動され るので、円錐形がホルダーの作動状態を変更することはない。

フィンガ一部材２８の両端部がシャフト１２およびリング部材３６に対してそれ ぞれ取付けられているので、これらの部材は内方および外方へ折り畳まれるに際 して一定して即ち対称的に跳ね上げられるように振る舞う。

即ち、これらのフィンガ一部材は各フィンガ一部材の弾性が完全に均一でない場 合であってもボビンの芯出しを行うのである。

ばね４８は、フィンガ一部材２８がこれを外方へ向けて折り畳もうとする固有の 弾発性を有して作られるならば、省略され得る。この場合、左方向へ向かうブツ シュ３６の移動に対してス１−ツバ−を備えねばならない。

フィンガ一部材２８μｍつの鋳造製品として製造されるのが好ましい。即ち、中 央ブツシュ６０からから半径方向に突出されて製造されるのが好ましい。フィン ガ一部材は、それらの取付けに先立つで前方へ向けＣブッシコの上に折り畳まれ 、しかる後に侵端部３８がプツシコロ０と一緒にリング部材３６の凹部４０内に 挿入される。この挿入は半径方向のスクリューおよび／又はリング部材３６の内 面と模端部３８の外面との間のリブおよび溝の係合構３ｉ！１６２によって固定 することができる。

手続補正書山発ン 平成２年　９月Ｉシ日 ＰＣＴ／ＤＫ８９１０００２６ ２、発明の名称 調節可能なボビンホルダー ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 名　称　　　　インターナショナル　テキスタイルイクイップメント　アイティ ーイー ニービーニス ４、代理人 居　所　　〒１００東京都千代田区大手町二丁目２番１号新大手町ビルヂング３ ３１ ５、補正の対象 明細書及び請求の範囲翻訳文 国際調査報告 ｌＩＩｌ−ａ−Ｍｌ　＾ｅｅｓｃｅ＋ｍｌ１ｖ　　ＰＣＴ／ＤＫ８９１０００２ ６

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．自由な前端部および後端の支持部を有しているホルダーシャフトを含み、該 ホルダーシャフトは様々な内径および形状の、即ち円筒形および円錐形の、ポビ ンホルダーをそれぞれ受け止めることができるように調節可能とされたホルダー 手段を備えていて、このホルダー手段は、シャフト表面とポビンチューブの内径 面に係合するそれぞれの外側部分との間でそれぞれの半径方向の面内を引き伸ば されて上述のチューブをホルダーシャフトに対して芯出しして受け止めるように 作動されるようになされているポビンホルダーであって、前記シャフトの最前部 および最後部にそれぞれ隣接して少なくとも２列の円周方向に配列された柔軟な リブ部材が、外方へ向けて押圧されたばね部材を構成するように配置されており 、各列に係わるこれらのばね部材が他方の列のばね部材から独立して内方へ向け て押し付けられることができるようになされていることを特徴とするポビンホル ダー。
2. ２．請求項１に記載されたポビンホルダーであって、シャフトの最前部分に隣接 した列に於けるばね部材がリブ部材であって、各リブ部材はシャフトの前端部分 から後方且つ外方へと係合部分に向かって突出され、又、その位置から更に後方 で且つ今度は内方へとシャフトへ向かい、更にそれらのリブ部材の後端部の全て を保持する保持部材に向かって突出されており、リブ部材は前記係合部分を半径 方向に押し下げる力に抗するように押圧されており、又、リブ端部の最前端或い は好まじくは後端部の何れかが前記係合部分の弾性的且つ半径方向の押し下げに 応じて自由にスライド運動できるようになされていることを特徴とするポビンホ ルダー。
3. ３．請求項２に記載されたポビンホルダーであって、リブ部材の前端部がシャフ トに固定され、又、後端部の保持手段はリング部材とされていて、リブ部材が弾 性的に内方および外方へ向けて折り畳まれるときに前記リング部材がシャフト上 を軸線方向にスライドできるように配置されていることを特徴とするポビンホル ダー。
4. ４．請求項３に記載されたポビンホルダーであって、リブ部材が概ね低い弾発性 を有しており、前記リング部材はシャフトの長手方向に沿って作用する別のばね 手段によって前方へ偏向押圧されていることを特徴とするポビンホルダー。
5. ５．請求項３に記載されたポビンホルダーであって、シャフトの後部に隣接した 別の保持リブ部材が前記リング部材から後方且つ外方へ向けて突出した弾発性フ ィンガー部材で構成されていることを特徴とするポビンホルダー。
6. ６．請求項４に記載されたポビンホルダーであって、ばね手段がリング部材と後 部ブッシュとの間に配置された圧縮ばねであって、後部ブッシュはシャフトとと もに中央担持ピンの回りを回転できるように配置されており、前記ブッシュの局 所的な内壁部分が担持ピンの表面に対して密着されてシャフトと担持ピンとの間 の摩擦係合を調節できるようになしていることを特徴とするポビンホルダー。
7. ７．請求項３に記載されたポビンホルダーであって、最前のリブ部材の前端部は シャフトの前端部に対してそれら両部材の間の半径方向のピン・孔連結構造によ って係止されており、更に又、前記前端部がカップ部材によってカバーされてお り、このカップ部材はシャフトの前端部の上に挿着されてリブ端部を前記ピン・ 孔連結構造による半径方向の引っ張りに抗して引き止めるようになしていること を特徴とするポビンホルダー。
8. ８．請求項１に記載されたポビンホルダーであって、最前のリブ部材が外側係合 部分に於いて外方へ向かう鋭い縁部を形成されていることを特徴とするポビンホ ルダー。