JPH03502282A - 発現ベクター類 - Google Patents

発現ベクター類

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JPH03502282A
JPH03502282A JP89502474A JP50247489A JPH03502282A JP H03502282 A JPH03502282 A JP H03502282A JP 89502474 A JP89502474 A JP 89502474A JP 50247489 A JP50247489 A JP 50247489A JP H03502282 A JPH03502282 A JP H03502282A
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オルソン,エリック・アール
ワトソン,エドワード・ビイ,ザ・サード
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ジ・アップジョン・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発現ベクター類 本発明は改良された発現ベクターに関する。本発明の発現ベクターは、部位特異 的突然変異の結果として、挿入された異種遺伝子の発現の増加によって特徴付け られる。
発明の背景 異種遺伝子で形質転換した宿主における当該遺伝子の発現を最大化しようとする 多数のアプローチが採られてきた。用いられたアプローチは注目する異なる遺伝 子の発現について種々あり得るが、一般に、それらは、異種遺伝子の発現を調節 する発現制御配列、異種遺伝子自体のDNA配列、発現ベクター、および宿主を 操作することを含む。関与する発現制御配列は転写(プロモーター、オペレータ ーおよびターミネータ−)ならびに翻訳開始および停止領域を共に包含する。ク ローン化異種遺伝子における変化は、コドン使用法を最適化し、a+RNAの安 定性を促進し、効果的な翻訳に干渉する可能性のある二次構造を破壊し、および 蛋白産物の安定性または活性を促進するためのコーディング配列の変更を包含す る(例えば、小さな不安定蛋白は、しばしば、産物安定性の難点を軽減するため にタンデムリピートとしてクローン化される)。通常、発現ベクターの操作は小 さな安定したプラスミドを構築することを目的とし、プラスミドコピー数の増加 によって異種遺伝子量を増加させることを含む。例えば、宿主における変化は、 該宿主によって産生される細胞質プロテアーゼ類の量を減少させる突然変異を含 む。
情報の開示 その小さなサイズ、遺伝的安定性および比較的高いコピー数(細胞当たり約10 〜15)のため、イー・コリ(E、 coli)における外来遺伝子の発現には Co1El−タイプのプラスミドに関係する発現ベクターが広く用いられてきた 。1のかかるプラスミドpB R322は最も広く使用されているイー・コリ・ ベクター類の1つである。
pB R322はCo1E1プラスミド類縁のpMBlから得られたCo1E1 −タイプの複製系を有する(ポリバー・エフら(Bolivar、 F、。
et alXl 977)ジーン(Gene)、  2. 75〜93 ;ポリ バー・エフら(Bolivar、 F、、 et alXl 977)ジーン( Gene)、  2. 95〜Co1El−タイプの複製系の制御についてのモ デルが存在する(総説ニラいては、ダビソン・ジュニア(Davison、 J 、 X 1984 )ジーン(Gene)、  28 、 1〜15およびレズ ニフフ・ダブりニーおよびゴールド・エル(Reznikoff、 W、 an d Gold、 L、8編)におけるポリスキー・ビイ(Polisky、 B 、 )J遺伝子発現の最大化(Maxi@izing GeneExpress ion)J(1986)、バターワース(Buttervorth)出版社、ス トネハム(Stoneham)、マサチューセッツ州、143〜170を参照) 。
要約すれば、(「プライマー」またはrRNA  IIJと呼ばれる)RNAブ ライマー転写体がRNAポリメラーゼによってCo1E1−タイプのプラスミド の複製開始点から約555塩基対上流で開始される。
転写が開始点に向けて進行するにつれて、このRNAは、該開始点に隣接しそれ から下流に伸びる対向DNA鎖と71イブリツドを形成する。首尾よい複製開始 には、次いで、該ハイブリッド化ブライマーをリボヌクレアーゼHによって該開 始点で切断しなければならない。次いで、このプロセッシング化−RNAI[転 写体はプラスミドの複製用ブライマーとして働く。複製に導くブライマーの相互 作用は2種のプラスミドでコード付けした分子類によってin trans制御 されているようである。これらの分子の1種であるRNA  1はRNA  n の初期物(beginning)として同−DNAから転写されるが、反対の向 きにある108ないし110塩基対のRNA分子である。かくして、RNA   IはRNA  I[の5′末端に対して相補的である。一連の塩基対形成相互作 用を通じて、RNA  Iは該ブライマーにハイブリダイズでき、その結果、R NA5eHによってプロセッシングされず、かくしてもはや複製用のブライマー として働かないRNA  nが生じる。RNA  Iと該ブライマー間の相互作 用は複製を抑制し、Co1E1−タイプのプラスミド類で観察されるコピー数制 御および不適合挙動の原因らしい。このプロセスに関与する他のプラスミドがコ ード付けする分子はアミノ酸63個の蛋白である。該蛋白をコード付けする遺伝 子は、複製開始点より500塩基対下流にある。ropまたはrootと呼ばれ るこの蛋白はRNA  Iおよびブライマーの相互作用を容易とし、さらに複製 の抑制に寄与することがin vitroにて示されている。
Co1E1−タイプの複製系制御の知識および制御領域における特異的突然変異 の使用により多数の高コピー数の(ある場合は調節可能な)発現ベクターの構築 が可能となった(ボロス・アイ(Boros、 !、1et al)(1984 )ジーン(Gene)、 30. 257〜260 :ガイシm−アール・ビイ ら(GaylelI[、R,B、、 et alXl 986)ジーン(Gen e)。
41.281〜288;EIiA  O013830;英国特許出願21368 14A号;pc’r出願PCT/US82100246号;EPA  O096 586号、PCT/GB85100110号)。
構成的高コピー数突然変異体(優性および劣性)が単離され、RNATおよびR NA  n構造遺伝子において特異的塩基変化にマツプされている(ムエシング ・エムら(Muesing、 M、、 et al)(1981)。
セル(Cell)、24,235〜242)。これらの突然変異体はRNAIお よびブライマーの構造的相互作用に影響し、かくして、複製制御に干渉する。
rop構造遺伝子における点突然変異は報告されていないが、rop遺伝子を除 去するかまたは不活性化し、それによりコピー数増加をもたらす欠失および挿入 突然変異体が得られている(ライラグ・エイ・ジェイおよびシェラート・ディー (Tvigg、 A、 J、 and 5cherratt。
D、Xl 980)ネイチ+−(Nature)、  283. 218〜21 8 ;セサレニイ・シイら(CesarenL G、、 et al)(198 2)プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズ (Proc。
?1at1. Acad、 Sci、) USA、 79. 6313−631 7 ;ツム・ティーおよびトミザワ・ジェイ(Sow、 T、 and Tom izawa、 J、)プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカデミ−・オ プ・サイエンシズ(Proc、 Natl、Acad、 Sci、)80. 3 232〜3236 ;ルブス牛−・ジェイ・アールら(Lupski、 J、  R,、et alol 986)プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカ デミ−・オブ・サイエンシズ(Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 ) USA、 83.7381〜7385 ;ヌジェント・エム・イーら(Nu gent、 t E、、at alXl 986)、ジャーナル・オブ・ジェネ ラル・マイクロバイオロジー(J、 Gen、 Microbiol、)。
132.1021−1026)。
成熟ウシ成長ホルモン(bG H;ウシ・ソマトトロピンbstも本明細書中に て時々用いる)についてコード付けするcDNAは、典型的なpBR322由来 のプラスミドにては、イー・コリで発現は乏しい。かかる系におけるbGHの発 現は種々の方法によって促進された。シーブルグら(Seeburg、 et  al)、 (1983)、  テ゛イ・エヌ・エイ(DNA)、2.37〜45 、およびジコージら(George、 et al)は。
(1985)ディ・エヌ・エイ(DNA)、4,273〜281、bGHの最初 の24アミノ酸に対応する天然コーディング配列を置き換えることによってかか る系においてbGHの発現を増加させている。これらの変化のうちいくつかは、 イー・コリ・コドン使用方法偏りを反映させるためになされ、一方、他のものは RNAに形成される可能性がある二次構造を破壊するためになされた。
もう1つのアプローチにおいて、遺伝子の「2−シストロン」構築がなされた( シコーナー・ビイ・イーら(Schoner+ B、 E、、 et al)( 1984)プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエ ンシズ(Proc、 Nat、 Acad、Sci、) USA、 81 、  5403〜5407;ショーナー・ビイ・イーら(Schoner、 B、 E 、、 et al)(1986)プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカ デミ−・オブ・サイエンシズ(Proc、 Nat、  Acad、Sci、) USA、 as、  8506〜8510)。この場合、最初の31塩基対長の シストロンはATGスタートコドン、続いての2つのクローニング部位を含有す る短いA−T豊富領域、シャイン−ダルガノ配列、もう1つの小さなA−T豊富 スペーサー、TAA停止コドン、およびbGHcDNAに連結したもう1つのA TGスタートコドンよりなる。この構築により、熱誘導可能なランナウェイレブ リフンをもつプラスミドからの高いbGH発現が生じた。シ1−ナーら(Sch oner、 at al)は、発現の増加は、mRNAの5°末端近くの二次構 造問題を克服したことによる翻訳の増大に帰せられるとした(EPA11181 4号も参照)。
本発明は、bGHおよびCo1E1−タイプ複製系を有する発現ベクターからの 他の異種cDNAのイー・コリおよび他の類縁宿主における乏しい発現の問題を 扱う。これらの問題を解決するために、本発明者らは、天然bGHcDNAによ ってコード付けされ、作動可能に連結した1のアミノ酸変化を含有するbGHc DNAの上流に良好なイー・コリ・プロモーターおよび翻訳開始領域を含むpB R322由来のプラスミドにおいてランダム点突然変異を創出した。
本発明者らは、bGHcDNA構築体を含有する発現ベクターからの精製した閉 環プラスミドDNAおよびbGH発現増加用のこのDNAで形質転換しスクリー ニングしたイー・コリを化学的に突然変異させた。また、これらのベクターは他 のソマトトロピン(例えば、ブタおよびウシ)ならびに他の異種ポリペプチド( 例えば、インターロイキン−1)を発現するのに有用である。
本発明は、イー・コリおよび他の類縁宿主における異種ポリペプチドの発現用新 規発現ベクターを提供するものである。高発現は生理学的温度にて実質的にコピ ー数を増大させることなく(例えば、3倍未満の増加)速成される。発現の増加 は、複製の制御に影響することが知られている領域におけるベクターのpB R 322−特異的部分の新規突然変異による。本発明者らがpMbst30と命名 した特異的発現ベクターにおける点突然変異は、RNA  Iのプロモータ一部 位領域にあり、従って、カウンター転写体(countertranscrip t)、RNA  II、複製のブライマーについての構造遺伝子にある。RNA   Iプロモーターにおける報告された唯一の先行の公知突然変異(ウォング・ イーーxムら(long、 E、 M、、 et al。
(1982)、プロシーディングズ・オプ・ナシェナル・アカデミ−・オブ・サ イエンシズ(Proc、 Natl、 Acad、 Sci、) USAs 7 9+  3’570〜3574)により、RNAI[構造における変化に帰せら れた温度感受性コピー数表現形が得られた。本発明者らのpMbst31発現ベ クターにおける点突然変異はrop遺伝子のシャイン−ダルガノ領域にある。こ の突然変異は新規で独特であり:現在のところまで、rop遺伝子またはその調 節配列における点突然変異は報告されていない。また、本発明者らは、これらの 両突然変異よりなる第3の発現ベクターpMbs t Iを作成した。
発明の要約 本発明は、RNAn遺伝子、またはrop遺伝子の翻訳開始領域、あるいは双方 における突然変異ならびに制限部位よりなり、異種ポリペプチドをコード付けす るDNA配列がベクターに挿入され得、かつ発現制御配列に作動可能に連結し、 該突然変異は実質的に発現ベクターのコピー数を増加させないことを特徴とする Co1E1−タイプ複製系を有する発現ベクターに関する。
より特別には、該ベクターはpBR322由来ベクターである。
より特別には、該異種ポリペプチドはbGHである。
なおさらに特別には、該発現ベクターはpMbS t 30 、pMbS t3 1、pMbS t 1 、およびその誘導体から選択される。
また、該ベクターで形質転換した宿主および該形質転換宿主を培養することを特 徴とする異種ポリペプチドを発現する方法も提供される。
発明の詳細な説明 に連結した場合に、該遺伝子の発現を制御および調節するヌクレオチドの配列を いう。それは、プロモーター、翻訳開始領域(例えば、リポソーム結合部位)お よびそれらの発現制御配列に作動可能に連結した遺伝子の発現に有用な他の配列 も包含する。「作動可能に連結」なる語は、所望の産物をコード付けする遺伝子 の前方に適当なスタートシグナルを有すること、および正しいリーディングフレ ームを維持して発現制御配列の制御下で挿入遺伝子の発現およびその遺伝子によ ってコード付けされる所望の産物の合成を可能とすることを包含する。「翻訳開 始領域」は、所望の産物をフード付けする遺伝子の上流に位置し、翻訳開始の効 率に影響するDNA分子の部分であり、例えば、シャイン−ダルガノ配列を包含 する。
ソマトトロピン(成長ホルモン)は当業者によく知られており、ブタ、ヒツジお よびウシ・ソマトトロピンを包含する。天然に生じるソマトトロピンのいくつか の同族体も知られている。PCT特許出願PCT/US88100328号はこ れらの同族体の多くを記載しており、ここに参照のために挙げる(シーブルグら (Seeburg、 etal)、前掲、およびジ目−ジら(George、  et al)、前掲、も参照)。他の異種ポリペプチドは宿主生物によって天然 では発現されないものを含む。
いずれの大多数の入手可能なおよびよく知られた宿主細胞も本発明の宿主−発現 ベクター組み合わせで用いることができる。具体的な宿主の選択は、当該分野で 認識された多数の因子に依存する。これらは、例えば、選択された発現ベクター に関する適合性、ハイブリッドプラスミドによってコード付けされる蛋白の毒性 、所望の蛋白の回収の容易さ、発現の特徴、生物安全性およびコストを包含する 。これらの因子のバランスは、すべての宿主が本発明の発現ベクターおよび方法 において特別のDNA配列の発現に同等に効果的ではないと理解して注意しなけ ればならない。
これらの一般的な指針において、有用な宿主は、その中でベクターが複製できる イー・コリ、サルモネラの株のごとき細菌および他の宿主を包含し得る。
野性型イー・コリ株に12は好ましい細菌宿主株であり、アメリカン・タイプ・ カルチャー・コレクションから購入した。
プラスミドは以下のごとくに構築した:bGHについてのクローン化cDNAを 含有するプラスミドpLG23をフリツク・ロッタマン(Fritz Rott man)(ケイス・ウェスタン・リハ゛−ス(Case WesternRev erse)大学)より得た。このプラスミドは1981年5月12日にイリノイ 州、ベオリア、(Peoria)、ノーザン・リージョナル・リサーチ・ラボラ トリ−に寄託され、受託番号NRRL  B12436が与えられている。プラ スミドの構築は1982年12月15日に公開された欧州特許出願67026号 に詳細に記載されている。
trpプロモーター領域を含有する発現ベクターpSK4は以前に記載されてい る(カイテス・ビイ・ニスら(Kaytes、 P、 S、、 et alXl  986)ジャーナル・オブ・バイオテクノロジー(J、 Biotech、) + 4+205〜218)。プラスミドpsK+06(チャートA参照)は、( 重複するTAA停止コドン、ヌクレオチド偏り最大化「スペーサー」領域、およ びCalf部位を生成させるためのヌクレオチドと共にATGスタートコドンを 含有する)合成リンカ−を、pLG23からのbGHcDNAを含有するクレノ ー処理したHaeI[/Bgl II断片と一緒にpSK4のClal部位にク ローン化することによって構築した。該合成リンカ−はbGHcDNAにおける 最初のアミノ酸についてala(G CC)コドンの代わりにphe(T T  C)を生じさせる。同様のCo1E1−タイプ複製系を有する他のものを用いる ことができるごと(、他のpBR322由来のプラスミドを用いることもできる 。
(例えば、p15A、チャン・エイ・シイ・ワイおよびコーヘン・ニスーエヌ( Chang、 A、 C,Y、 and Cohen、 S、 N、 (197 8)、ジャーナル・オブ・バクテリオロジ−(J、 of Bacteriol ogy)、  134+1141〜1156;ゼルザー・シイら(Selzer 、 G、、 et alXl 983)セル(Cell)、32,119〜12 9)。
形質転換体をampプレート(50μg/mQアンピシリンを含有する抗生物質 培地#2(ディフコ(Dirco))上で選択した。LB(ルリアーバータニ( Luria−Bertani))培地およびM9培地は記載されている(マニア ティス・ティーら(Iianiatis、 T、、 et al)(1982) +分子クローニング:実験室的マニュアル(Molecular Clonin g: A Labo−ratory Manual)、コールド・スプリング・ ハーバ−・ラボラトリ−(Cold  Spring Harbor Labo ratory)、コールド1スブリイグ0ハーバ−(Cold Spring  Harbor)、二ニーヨーク;ディビス・アール・ダブリ1−ら(Davis 、 R,L、 et al)(1980)先端細菌遺伝学(Ad−vanced   Bacterial Genetics)、コールド・スプリング・バーバ ー−ラボラトリ−(Cold Spring Harbor Laborato ry)、コールド・スプリング・ハーバ−(Cold Spring Harb or)、二ニーヨーク)。trp欠乏プレートは0.2%グルコース、1Hg/ m(lチアミンおよび50μg/IIQアンピシリンを補足したM9培地を含有 していた。trp誘導培地は0.2%グルコース、1−μg/1a(lチアミン 、0.05%カザミノ酸(酸加水分解物:ディフコ(Dirco))、および5 0μg/IIIQアンピシリンを含有する液体M9であった。
C,and Doly、 J、)(1979)ヌクレイツク・アシッド・リサー チ(Nucleic Ac1d Res、)、  7. 1513〜1523、 の方法によってプラスミドDNA ミニプレプを調製した。形質転換はモリソン ・ディ・エイ(Morrison、 D、 A、)(1977)ジャーナル・オ ブφバクテリオロジ−(J、 Bacteriol、)、  132. 349 −351に従うか、あるいは製造業者の指示に従って行った。C5(J!グラジ ェントでのプラスミドDNAの精製、制限エンドヌクレアーゼ消化、アガロース ゲル電気泳動、断片の精製および溶出、および他のDNA組換技術はマニアティ スら(Maniatis et al)、前掲、に従って行った。
制限エンドヌクレアーゼ、HindI[IラムダDNAマーカー、T4DNAリ ガーゼおよびクレノー断片はニー−イングランド・バイオラブズ(New En gland Biolabs)から入手し、その推奨法に従って用いた。子ウシ 腸アルカリホiファターゼ(触媒番号713023)はベーリンガーーマンハイ ム(Boehringer−Mannheim)から購入した。鳥骨髄芽球症( AMV)逆転写酵素はセイカガク・アメリカン・インコーポレーシロン(Sei kagaku American、 Inc、)から入手した。蛋白分子量マー カー、超純粋(酵素グレード)尿素、ニックトランスレージ1ン試薬、ならびに デオキシ−およびジデオキシヌクレオチドはベセスダ・リサーチ・ラボラトリー ズ(Bethesda Re5earch Labs)からのものであった。塩 化セシウム、アクリルアミド、N、N’−シアツルタルタルジイミド、および抗 体スクリーニング試薬(7veen20、およびHRP発色試薬)はバイオラド (BioRad)から購入した。
亜硝酸ナトリウムはマリンフロート(Mal 1inkrodt)から入手した 。
BSA(ウシ血清アルブミン)、ゼラチン、アガロース、プロテイナーゼに1リ ボヌクレアーゼA1およびリゾチウムはシグマ、(Sigma)から購入した。
(ウシ膵臓からの)デオキシリボヌクレアーゼ■はファルマシア(Pharma cia)からのものであった。αおよびγ5ap−デオキシシチジントリホスフ ェートおよび5’、−5H−チミジンはアメルスハム(Amersha+a)か らのもめであった。ss3  L−メチオニンはNENリサーチ・プロダクツ( Research Products)(デュポン)から入手した。精製したb GHおよび抗−bGH多クローン・ウサギ・抗体はよく知られた方法によってア ップ・212社で作成した。
bGH発現についての免疫学的スクリーニングはBRLフを一カス(Focus ) (6巻、1号、1〜5頁、1984)およびパイオーラド(Bio−Rad )免疫プロット・ヤギ抗−ウサギ(GAR)またはヤギ抗−マウス(CAM)ホ ースラディツシュペルオキシダーゼ(HRP)の修正した組合せに従って行った 。同様の手法はワンプ・ニス・ゼットおよびエセンexイ(fang、 S、  Z、 and Esen、 A、Xl 985)、  ジーン(Gene)、   37. 267〜269によって発表されている。コンピテント細胞を突然変 異誘発プラスミドDNA(実施例1)で形質転換し、100+amプレート当た り数百ないし数十個の形質転換体コロニーが得られる濃度にてampmp−レー ト上板培養した。37℃における一晩のインキ1ベーシゴンの後、アンピシリン 耐性形質転換体コロニーをニトロセルロース・フィルター(ミリホア(Mill ipore)、タイプHA)に乗せ、37℃にて6時間から一晩trp欠乏平板 に移してtrpプロモーターからの発現を誘導した。該フィルターを平板から取 り出し、クロロホルム約1.1開上の小さな結合クランプを用いてピペットから ヒユームフード中の密閉容器に1時間ないし一晩注意深く吊して細胞を殺し溶解 させた。次いで、フィルターを、新たに調製した50aM)リス−HC12、p H7,5,150mM Na(J’。
5sM MgOム、3%BSA、1μg/励Qデオキシリボヌクレアーゼ11お よび40μg/ rnQリゾチウムを含有する溶解洗液および遮断(block ing)溶液数百mffに移し、室温で1時間ないし一晩振盪しながらインキュ ベートした。遮断溶液を捨て、該フィルターを、20mMトリス−HCQ、pH 7,5,500mM NaCQ、0.05%(Tveen)20よりなるT T  B S (Tveen−Tris緩衝生理食塩水)数百IIIQ中、室温にて 、振盪しながら5分間2回洗浄した。洗浄したフィルターを、抗bGH抗体(イ ー・フリ株に37抽出物をあらかじめ吸着させた抗−bGHの1%ゼラチンを含 有するTTBSで11500希釈)数百mQと共に、室温にて、振盪しながら4 時間ないし一晩インキユベートした。該抗体溶液を取り出し、フィルターを前記 したごと<TTBSで5分間2回洗浄した。次いで、該フィルターをバイオ−ラ ド(Bio−Rad)蛋白A−ホースラディツシュ・ペルオキシダーゼ複合体の 1%ゼラチンを含有するTTBSでの1/10000希釈物数百11112と共 に、室温にて、振盪しながら1時間インキュベートした。次に、該フィルターを 前記したごと(にTTBS中で2回洗浄し、次いで、TBS(20IIIMトリ スーHCQ、pH7,5,500mM  NaCQ)中で1回洗浄した。この最 後の洗浄溶液を該フィルターから十分に切った。パイオーラド(Bio−Rad )HRP発色試薬180mgを水冷無水メタノール60mρに溶解することによ って、発色溶液を氷上で新たに調製した。過酸化水素180μgを300m(! の室温のTBSに添加し、混合した。最初の溶液を第二の溶液に素早く添加し、 混合し、合した溶液を該フィルターに添加し、十分に発色するまで室温でインキ ュベートした(30〜45分)。紫色の強度は特定のクローンのbGH発現のレ ベルを示すものであった。
ポリアクリルアミドゲル電気泳動およびウェスタンプロットは以下のごと(に行 った一一晩の培養物を(株を含有するプラスミド用の50μg/m(lアンピシ リンを含有する)LB中、37℃にて、振盪じながら増殖させ、液体trp誘導 培地(20m12)中で1/200希釈してtrpプロモーターからのbGHの 発現を誘導した。培養物を中期ないし後期対数相(A、6゜=0.6〜1.0) まで増殖させ、次いで、高bG′H生産制御株中で封入体がはっきりと見えるよ うになると収穫した(封入体形成は細胞中における高レベルのbGH発現と蓄積 を示す)。遠心によって細胞を収穫し、得られたペレットをTE緩衝液(10m M)リス−HC12、pH8,0,1mM  Na*EDTA)1m12当たり 25.oのA6.。まで懸濁し、TE緩衝液および5X蛋白ゲル試料緩衝液(レ ムリイ(Laemml i)、英国(1970)、ネイチャー(Na−ture )、  227. 680〜685)中で希釈して20tt(l当たり0.2の A、8゜を得た。試料を3分間煮沸し、5DS−ホペリアクリルアミドゲルに乗 せた。ポリアクリロアミドゲル(5%スタック層、17%分離層)の調製は、実 質的に、従前に記載されているごとくに(モース、エルーxスら(Morse、 L、S、 et al)(1978)ジャーナル・オブ・パイロロジ−(J、− Virol、)、  26. 389〜410)行った。BPB染色マーカーが 底から約2cm+となるまで30II+Aの一定電流をかけてゲル中で泳動を行 った。すべての試料について2連のゲルで行った。そのうちの1つをコーマジー ブリリアントブルーR−250染色の標準法に付し、走査型デンシトメトリーに よってbGH発現をモニターし、合計蛋白のパーセントとして定量した。
該2連のゲルをウェスタンプロット(トウビン・エイチら(Towbin。
H,et al)、(1978)、プロシーディングズ・オブ・ナショナル・ア カデミ−・オブ・サイエンシズ(Proc、 Natl、 Acad、 Sci 、) USA、76.4350〜4354)および前記したごとき抗−bGH抗 体免疫スクリーニングに付した。
D N A 配列決定は、マキサムおよびギルバートの化学分解法(マキサム・ エイ・エムおよびギルバート・ダブりニー(Maxam、 A、 M、 and Gilbertj)、 (1977)、プロシーディングズ・オブ・ナショナル ・アカデミ−・オブ・サイエンシズ(Proc、 Natl、Acad、 Sc i、) USA174.560〜564;マキサム・エイ・エムおよびギルバー ト・ダブりニー(1980)、 メレソズ・イン・エンザイモロジー(Meth −ods Enzymol、)、  65. 499〜560)および二重鎖プ ラスミドDNAおよびAMV逆転写酵素を用いるザグルフスキー、アール・エル ら(Zagursky、 R,L、Xl 985)、  ジーン・アナリシス・ テクニックス(Gene Anal、 Tech、)、  2+  89〜94 によって修正されたサンガーらのジデオキシ鎖停止法(サンガー・エフら(Sa nger、F、 et al)。
(1977)、プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サ イエンシズ(Proc、 Natl、 Acad、 Sci、) USA% 7 41 5463〜5467:サンガー・エフおよびコルソン・エイ・アール(S anger。
F、 and Coulson+A、 R,)+  (1978)エフ・イー・ ビイ・ニス・レターズ(FEBS Letters)、  87.  l O7 〜110)によって行った。
マキサムおよびギルバート配列決定反応産物をスリブトン・ジェイ・エルら(S lightomj、L、 et al)(1987)、ジャーナル・オブ・バイ オロジカル・ケミストリー(J、 Biol、 CheIll、)、  262 . 7472〜7483、によって記載されている尿素−ポリアクリルアミドゲ ル系変性法によって分析した。
プラスミド・コピー数は2種の方法によって決定した。lの方法は、以前報告さ れている手法(ラッセル、ディ・アールら(Russell。
D、R,、et al)、  (1984)、  ジーン(Gene)、  3 2. 337〜348 ;ニジ・ティおよびイト−・ニス(Nishi、T、  and Itoh、S)、 (1986)、ジーン(Gene)、44.29〜 63;ルプスキー・ジェイ・アールら(Lupski、J、R,、et al) 、 (1986)+ ブロシーディングズ・オプ・ナショナル・アカデミ−・オ ブ・サイエンシズ(Proc、 Natl。
Acad、 Sci、) USA、 83. 7381〜7385;リンーチア オーzスおよびブレマー・エイチ(Lin−Chao、S、 and Brew er、H,)、(1986)+モレキユラー・アンド・ジェネラル・ジェネティ ックス(Mo1. Gen。
Genet、)、203,143〜149;スチューバー・ディおよびブヤード ーxイチ(Steuber、 D、 and、 Bujard、+H,)、 ( 1982)、イー・エム・ビー・オー・ジャーナル(EMBOJournal) 、  1 、 1399〜1404)に類似した方法にて、アガロースゲル上で 行ったDNA調製物の走査型デンシトメトリー法を含む。培養物を前記したごと くに液体trp誘導培地で増殖させ、収穫の直前に、pBR322を含有するイ ー・コリに12の等容量でスパイク(spike) した。これをDNA回収の 標準化についての内部対照として供した。プラスミドDNAミニブレラは前記し たごとくに調製した。一部をRNA5e(DNAseフリー)およびEcoRI で消化して(直線化し)、希釈物の組を1%アガロースゲルでの電気泳動に付し た。EtBr染色し、紫外線を照射したゲルをポラロイド型55ポジ/ネガフイ ルムで写真にとり、ネガを島津二波長クロマトグラムスキャナー(モデルCS− 930)で走査した。各レーンにおけるプラスミドピーク値を内部pBR322 対照プラスミドに対して標準化し、突然変異体プラスミドの相対的モル比を非突 然変異誘発プラスミドのそれで除することによってコピー数比を決定した。
プラスミドコピー数決定の他の方法は、色素を浮かせた密度勾配遠心法(ストガ ード・ビイおよびモリン・ニス(Stouggrd、 P、 and   。
Mo1in、 S、)、 (1981)、アナリティカル・バイオケミストリー (Anal、 Biochem、)118. 191 193 ;ウォンブル・ ディ・ディ、ティラー・ディ・ビイおよびロウンド・アール・エイチ(foib le。
D、 D、 、Taylor、D、 P、 and Rownd+ R,H,)  (1977)ジャーナル・オブ・バクテリオロジ−(J、 Bacterio l、) 130. 148 153;カロ、エルら(Caro、 L、 et  al) (1984)メト・ミクロパイオル(Meth、 Microbiol )、  17. 97−122)による溶解物からのDNAの定量であった。( DNAの標識を容易とするための;カロら(Caro、 et al)前掲)0 .02%酸加水分解カザミノ酸および50μg/m12ウリジン、100μg/ mI2アンピシリン、および20μCi/mQ’H−チミジンを含有するtrp 培地の培養物10.0m(2を前記した25m12プロング・フラスコ中で増殖 させた。細胞増殖および封入体形成をモニターするために、標識無しの培養を平 行して行った。後期対数期に遠心によって細胞を収穫し、細胞ペレットを直ちに ドライアイス上で冷凍し、−80℃で一晩貯蔵した。冷凍した細胞ペレットを氷 上でゆっ(りと解凍し、各々を1.0m12 10mMトリス−HCl2、pH 8,0,50mM  Na。
EDTAに懸濁し、溶解物を以下のごとくに調製した。dH,o中の5mg/m (lリゾチーム100μQを各々に添加し、37℃で10分間セットした。20 %SD”812.5μQを添加し、穏やかに混合し、20mg/m2プロテイナ ーゼK100μQを添加し、37℃で10分間、次いで65℃で30分間インキ ュベーションを行った。
試験管を室温に移行させ、各溶液を1.0m12プラスチツク製ピペツト中で2 0回吸い上げたり下げたりすることによって染色体DNAに剪断力をかけた。( TCA沈澱およびシンチレーション計数によって測定して2. OO0,000 ないし3.OOO,OOOcpmがDNAに取り込まれた)各溶解物0.5mQ を用いてベックマンのクイック−シール(quick−seal)超遠心試験管 中にEtBr−C5CQグラジェント5.5mQを調製した。試料をVTi55 0−ター中、48000rpmで20時間遠心した。オーツ7− (Hoeff er)密度勾配管分別機(FSIOI)を用いて遠心管の底からグラジェント画 分を収集した。全グラジェントが分別されるまで(グラジェント当たり約120 ないし150の試料)連続した画分をワットマン3MMフィルター・スクウェア ーズ上に収集した。該フィルターを10%TCAで3回、100%EtOHで1 回洗浄し、加熱ランプ下で乾燥し、各々を6m12ナクアゾル(Aquasol ) (Dupont/NEN)中、トリチウムについて計数した。該計数値をプ ロットし、プラスミドDNAおよび染色体DNAピークにおける全計数を決定し た(バックグランドについて補正;負荷した計数100%を各グラジェントで回 収した)。これらの計数に基づき、染色体当たりの相対コピー数を決定した(プ ラスミドDNAビークcpm/染色体DNAビークcpII+)。次いで、lの 染色体の分子量に対する1のプラスミドの分子量の比でこれらの値を除すること によって染色体当たりのコピー数を計算した(本ケースでは、3.336x 1 0”/2.5x 10”=0.00135)。次いで、相対モル比を前記したご とくに計算した。
in vitro転写−翻訳実験については、DNA発現系(原核生物、in  vitro; NEKO38)をデュポン(Dupont)社より購入し、製造 業者の指示に従って用いた。各反応物(合計20μg容量)は、2のC5CQ− EtBr系の色素を浮かした密度勾配遠心で精製した3sS−メチオニン40μ C13SS−メチオニンおよびプラスミドDNA0.5μgを含有していた。試 料をドライアイス上で凍結することによって反応を停止した。5X蛋白ゲル試料 緩衝液(レムリイ(Laeau++Ii)、前掲) 5.0μffを各々に添加 し、試料を3分間沸騰させた。各画分からの試料2.0μQを5DS−ポリアク リルアミドゲル電気泳動に付し、反応生成物を染色したゲルのオートラジオグラ フィーによって可視化した。
本発明の詳細な記載で引用したすべての文献をここに参照のために挙げる。
実施例I C5CQ精製した閉環状プラスミドpsK106DNAの亜硝酸でのin vi tro突然変異誘発は、従前に公表された手法(フリート・エム(Fried、  M、) (1965) 、パイロロジー(Virology)+  25 + 669−671 ;バオッーフリーゼ・イーおよびフリーダ・イー(Bautz −Freese、 E、 and Freese、 E、 ) (1961)バ イooジー(Vi−rology)、 13. 19 30:ウィリアムズ・ジ ェイ・エフら(Yilliams。
J、 F、、at al) (1971)ジャーナル・オブ・ジェネティヵル・ バイooジー(J、 Gen、 Virol、)11. 95 101 ;ボー トシ二タイン・ディおよびショトル・ディ(Botstein、 D、 and  5hortle、D、)(1985)サイエンス(Science)、  2 29. 1193−1201)の変法によって行った。亜硝酸(亜硝酸ナトリウ ム)の新鮮な1.0Mストック溶液を水冷2回蒸留水中にて調製し、氷上にセッ トした。終濃度0.5Mの酢酸ナトリウム緩衝液、pH4,6、ないし100μ gC5CQ精製プラスミドDNAおよび新鮮な1.0M亜硝酸ストック溶液(最 濃度0.2M)0.2m+4ならびに水を含有する1、0m12の反応試験管を 氷上に調製した。突然変異誘発反応は該試験管を37°Cの水浴に移すことによ って開始した。
30分後、1.0MX)ス−HC(1、pH8,0(7)2.5倍容jI(2, 5md)を添加して亜硝酸を中和することによって突然変異誘発反応を停止した 。次いで、該物質を、2回取り替えたTEN緩衝液(10mMトリス−HCf2 、pH8,0,100mM NaCl2.1 mM N a tE D T A )2−0リツトルに対し4℃で一晩透析した。
エタノール沈澱によって各反応からのDNAを回収し、乾燥し、許容量10μ( lのlQmMトリス−HC(1、pH8,0に溶解した。
通常、得られた突然変異誘発DNAl0μQを用い、アンピシリン耐性について 37℃における選択にて、コンピテントなイー・コリ細胞200μQを形質転換 させる。
本発明者らは、チャートAに示したプラスミド特異的突然変異体を単離した。前 記したごとき対bGH抗体を用いる高いbGH発現を示スコロニーからのプラス ミドにおける突然変異を、制限断片を未突然変異誘発プラスミドに逆に継代クロ ーニングすることによってマツプした。pMbstlと命名した1の高bGH発 現突然変異体プラスミドは本分析によると2の突然変異を有しており、共にbG H遺伝子領域の外側にマツプされた。各々がpMbStからの突然変異の1つを 有する、pMbSt3QおよびpMbS、t31と命名した2種の新しいプラス ミドは継代クローニングによって得られた。これらの2の突然変異の正確な位置 はジデオキシ配列決定法およびマサキムおよびギルバートの配列決定法の組合せ によって決定した。塩基の変化および位置はチャートBに示す。プラスミドpM bst30およびpMbS t 31における突然変異は、各々、psK106 bGH構築体と比較してbGHを増加させることが判明した。これらの2の突然 変異が同一のbGH発現プラスミド(すなわちpMbS t 1)中に一緒に含 有されている場合、bGHは高いレベルで発現された。本発明者らは、psK1 06についての約1%と比較して、誘導後に、20%までの合計細胞蛋白のpM b Stlを有するイー・コリに12株におけるbGH発現レベルを観察した。
プラスミドコピー数決定の2種の方法により、生理学的温度にて発現が誘導され た細胞におけるプラスミドpMbS t 1のコピー数は3倍未満の増加である ことが明らかとなった(相対的コピー数、pMbSt 1/pSK106、はミ ニブレブゲル走査によると2.10、C3C(2グラジエントの計数によると1 .15であった)。
また、in vitro転写−翻訳アッセイにおいてプラスミド突然変異体から のbGH発現の増加が観察された。さらに、これらのアッセイは、該プラスミド 突然変異体からのbGH発現の増加はプラスミドコピー数には依存しないことを 示唆する。
叉皇洒2 本実施例では、前記実施例1のプラスミドにおけるランダムな突然変異および選 択によって産生された塩基変化の部位特異的産生について記載する。
公表された手法に従い、以下のごとくにプラスミドpMbSt30を構築する。
ショルドら(Schold、 et al)、  (1984)ディ・エイ・エ ヌ(DNA)、3,469−477の手法に従い、合成オリゴヌクレオチド(オ リゴ1.5°GGCTACACTAAAAGGACAGTATTT3’ ”)を psK106にハイブリダイズさせる。ハイブリダイゼーション工程に続き、逆 転写酵素、遺伝子32蛋白、dNTPおよび前記した適当な緩衝液を含有する反 応混合物中で該オリゴヌクレオチドを伸ばす。得られた反応混合物を用いてコン ピテント・イー・コリ細胞(ストラタジーン(Stratagene)からのJ  M 101 )を形質転換し、アンピシリンを含有するLBプレート上で平板 培養する。得られた形質転換コロニーをニトロ毛ルロースに乗せ、前記したごと くにハイブリダイゼーション用に調製する(グルンステイン・エムおよびホグネ ス・ディーxス(Grunstein、M、 and Hogness、D、  S、) (1975)プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカデミ−・オ ブ・サイエンシズ(Proc、 Nat、 Acad、 Sci、)、  72 .3961−3985)。オリゴ1は前記したごと<”P−ATAで5′末端を 標識する(マニアティスら(Maniatis、 et al)、前掲)。次い で、ゲデル・ディ・ブイら(Goeddel、 D、 V、、 et al)  (1981) 、ネイチャー(Nature)、  290. 20 26によ って記載されているごと(に、ニトロセルロースフィルターをオリゴヌクレオチ ドプローブとハイブリダイズさせる。ハイブリダイゼーシヨンの後、溶液を含有 する該プローブを取り出し、次いで、該オリゴヌクレオチドがpSKSタルを0 .1%SDS、5xSSC中で洗浄する(ワレス・アール・ビイら(lalla ce、 R,B、、et al)、  (1981) + ヌクレイツク・アシ ッズ・リサーチ(Nucl、 Ac1ds Re++、) 、 9.879 8 94)。最強にハイブリダイズするコロニーからのプラスミドDNAを調製し、 配列決定して、ヌクレオチド番号3708ないし3720における変化した配列 (5°CACTAAAAGGACA:(’ ”)を確認する。
オリゴ2 (5’CCCCTACACGGAAGCATCAAG3°)を突然変 異誘発およびハイブリダイゼーション工程で用い、前記したのと同様の技術によ りプラスミドpMbst31を構築することができる。
プラスミドpMbstlは、pMbst30からのbla遺伝子を含有する20 64bpEcoRI−Nde I断片を精製し、それを、pMbst31からの bst遺伝子およびrop遺伝子を含有する精製した3035bpEcoRr− Nde I断片に結ぶことによって構築することができる。得られた組換体プラ スミドを配列決定して突然変異の存在を確認することができる。
尖嵐剥1 本実施例では、pMbstl(実施例1)におけるbGH同族体の発現を記載す る。
プラスミドI)Tri)−BStm4は従前に記載されているbGH発現ベクタ ーである(米国特許出願016,294号)。それは、第4番目のアミノ酸(ア ラニン)についてのコドンがGCCからGCTに変化させたbGHc  DNA 遺伝子の同族体を含有する。発現制御要素および遺伝子の5°−コーディング領 域を含有するpTrp−BStm4の小さなEcoRI−MstlI断片を用い てpMbStlの類似断片を置き換えた(両突然変異をもつプラスミド突然変異 体)。得られたプラスミドで形質転換したイー・コリ細胞は同族遺伝子からのb GH発現において5ないし10倍の増加(0,1%未満から0.5%を超えるま で)を示した。
実施例4 また、本明細書中に記載するプラスミド突然変異体は他の遺伝子およびその同族 体の発現にも有用である。カーター・ディ・ビイら(Carter+ D、 B 、、 et al)、(1988)、[蛋白;構造、機能および遺伝学(Pro teins;5tructure、 Function and Geneti cII)Jによって記載されているごとくに、ヒトIL−1βについてのcDN Aを含有するDNA断片をヒト肝癌細胞系5K−hep−1のRNAから単離し 、成熟IL−1βコーディング領域を含有するHg 1AI−Pstl断片を発 現プラスミドpTrp−conSD (米国特許出願016,294号)のAs p718部位にインフレーム・クローンした。この構築の結果、成熟IL−1β 蛋白のアミノ末端における3個の付加アミノ酸についてコード付けする成熟IL −1βcDNA遺伝子の同族体が得られる(カーター・ディビイ(Carter 、 D。
B、、 et al)、前掲)。この遺伝子同族体をIL−1β+と命名する。
得られたプラスミド、pTrp−conSD−ILLを含有するイー・コリ細胞 におけるIL−1β十蛋白の発現は合計細胞蛋白の1%よりかなり小さかった。
IL−1β十遺伝子を含有する小さなEcoRI−3a I I断片をpTrp −conSD−I Llから単離し、それを用いて、pMbstlの(修飾され たbGH遺伝子を含有する)同族断片を置き換えた。得られたプラスミドで形質 転換したイー・コリ細胞はpTrp−conSD−ILIを含有する細胞の5な いし10倍高いレベルでIL−1β十蛋白を発現した。
チャー)A  プラスミドpsK106および新規突然変異の位置EcoiI             pKbst3L      plG+5e30     EcoRI星印(*)は、単一線が環状二本鎖DNA分子を表すことを示す。
遺伝子、制限部位、制御要素、および突然変異の相対的位置のみを示す。
チイートB プラスミドpMbst30およびpMbS t 31を産生するた めのpsK106における特異的塩基変化の位置pMblt31           A社徨1 各場合において、垂直矢印は、pMbS t 31およびpMbSt30におい て点突然変異を生じた単一の塩基対変化の位置を示す。
ヌクレオチド番号はジェイ・シイ・ストクリフェ(J、 G、 5utclif fe)、コールド・スプリング・ハーバ−・シンポジウム・ファント・パイオル (Cold Spring Harbor Symp、 Quant、 Bio l、)、43頁、77−90 (1979)による。
請求の範囲 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成2年6月19日

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.RNAII遺伝子またはrop遺伝子の翻訳開始領域、あるいは双方におけ る突然変異、および制限部位よりなり、異種ポリペプチドをコード付けするDN A配列がベクターに挿入されかつ発現制御配列に作動可能に連結し、該突然変異 が発現ベクターのコピー数を実質的に増加させないことを特徴とするColE1 −タイプ複製系を有する発現ベクター。
  2. 2.該異種ポリペプチドがソマトトロピンである請求の範囲第1項記載のベクタ ー。
  3. 3.該ソマトトロピンがプタ、ヒツジおよびウシのソマトトロピンよりなる群か ら選択される請求の範囲第2項記載のベクター。
  4. 4.該ソマトトロピンがウシのものである請求の範囲第3項記載のベクター。
  5. 5.コピー数における増加が3倍以下である請求の範囲第1項記載のベクター。
  6. 6.RNAII遺伝子における突然変異がRNAIプロモーターにおける突然変 異でもある請求の範囲第1項記載のベクター。
  7. 7.翻訳開始領域における突然変異がシャイン−ダルガノ配列に存在する請求の 範囲第1項記載のベクター。
  8. 8.該ベクターがpMB1由来のベクターである請求の範囲第1項記載のベクタ ー。
  9. 9.該ベクターがpBR322由来のベクターである請求の範囲第8項記載のベ クター。
  10. 10.該ベクターがpSK106由来のベクターである請求の範囲第9項記載の ベクター。
  11. 11.該異種ポリペプチドがプタ、ヒツジおよびウシのソマトトロピンよりなる 群から選択される請求の範囲第10項記載のベクター。
  12. 12.該ソマトトロピンがウシのものである請求の範囲第11項記載のベクター 。
  13. 13.pMbSt30、pMBSt31、pMbSt1およびその誘導体より選 択される請求の範囲第10項記載のベクター。
  14. 14.請求の範囲第1項記載の発現ベクターで形質転換した宿主を培養すること よりなる異種ポリペプチドの発現方法。
  15. 15.請求の範囲第1項記載の発現ベクターで形質転換した宿主。
  16. 16.エシェリヒア・コリおよびサルモネラよりなる群から選択される請求の範 囲第15項記載の宿主。
  17. 17.エシェリヒア・コリである請求の範囲第16項記載の宿主。
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