JPH03501727A - 三本の溝付き錠剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 トリスコア付き錠剤 発明の分野 本発明はトリスコア付き（ｔｒｉ−ｓｃｏｒｅｄ）錠剤、さらに詳しくは、その 幅よりも大きい長さ、および錠剤を４個の同等部分に分割するのを容易とする構 造を有するトリスコア付き錠剤に関する。

発明の背景 スコア付き（ｓｃｏｒｅｄ）錠剤は長年知られており、患者が錠剤を２個または それ以上の部分に分割でき、患者が摂取すべき医薬の分割投与が可能なように工 夫されている（英国特許第９９３２９１号参照）。従来、錠剤に含有された活性 な薬理剤を結合するのに利用する結合剤の強度が原因で、患者が錠剤を適当な構 成部分に容易に分割するには問題があった。関節炎に罹った患者は、前記した強 度特性が原因で、錠剤をその構成部分に分割できかねる。いくつかの例では、錠 剤をその構成部分に等しく分割するのに、ナイフのごとき鋭いエツジの道具が必 要である。さらに、より重要なことには、分割された錠剤構成部分では、各分割 部分に活性薬理剤の対応画分が、必要な±１５％の範囲内で含有されていること を要する。

本発明の目的は、容易に４つの部分に分割できるトリスコア付き錠剤を提供する ことにある。

さらに、本発明の目的は、親指と人差し指との間に錠剤を保持し、所要の圧縮破 壊力を与えるだけで、その構成部分に分割できる前記トリスコア付き錠剤を提供 することにある。

さらに、本発明の目的は、錠剤を別々ではあるが同等の構成部分に分割するのを 容易とするために、その幅よりも大きい長さ、およびその対向する長手方向端部 および長手方向中央部の適当な構造、ならびに長手方向中央部分および各三笠分 物の中央部に弱帯部を形成する構造を有する前記トリスコア付き錠剤を提供する ことにある。

さらに、本発明の目的は、製造、容器への挿入の間に、または容器を末端消費者 へ送る間に錠剤が前もって割れるのを防止するために所要の強度特性を有する前 記トリスコア付き錠剤を提供することにある。

さらに、本発明の目的は、製造するのが容易であって、末端使用者の患者が飲み 込むのを容易とするのに十分ではあるが最小のサイズの前記トリスコア付き錠剤 を提供することにある。

発明の要約 前記したことを包含する本発明の最も広い態様の目的は、その幅よりも大きい長 さをもつ細長い錠剤本体を有するトリスコア付き錠剤を提供することによって達 成される。また、該錠剤本体は、それに設けられた一対の凹部をもつ底部表面を 有する。整列した破砕溝が頂部および底部表面に形成される。底部表面の破砕溝 は両凹部ならびに長手方向中央部に設けられ、各凹部の頂端部および長手方向中 央部において錠剤幅を横方向に横切って伸びる。かくして、使用者が名手の人差 し指および親指の間で錠剤の両端を握るに際し、力をかけると長手方向中央部の 破砕溝に沿って錠剤が破砕され、錠剤は２個の三笠分物に分割され、その後、使 用者は、２個の凹部が相互に向い合わせとなり、三笠分物の長手方向末端の最大 厚み部がかみ合うように該２個の三笠分物を積み重ね、その後、使用者は、積み 重ねた三笠分物の中央点に圧縮力をかけ、凹部の頂端部の破砕溝に沿って各三笠 分物が破砕され各三笠分物は２個の四等分物に分割図面に示される具体例を参照 して本発明目的物をさらに詳しく説明する。

第１図は、本発明を具体化したトリスコア付き錠剤の左頂部斜視図であり； 第２図は該錠剤の左底部斜視図であり；第３図はその頂面図であり； 第４図はその底面図であり； 第５図はその側面図であり： 第６図はその端面図であり； 第７図は第３図の■−■線に沿った断面図であり；第８図は第３図の■−■線に 沿った断面図であり；第９図は第５図と同様であるが２個の三笠分物に分割され た錠剤に関する側面図であり； 第１０図は支持表面上に載せた三笠分物の側面図であり；第１１図は、一方を他 方上の積み重ねた、２個の三笠分物の側面図であり； 第１２図は各三笠分物を２個の四等分物に同時に分割する力をかけた後の積み重 ねた三笠分物の側面図であり：第１３図は三笠分物の対向する端部が線に沿って かみ合うようにアーチ状端部を有する三笠分物を示し；第１４図は三笠分物の対 向する端部が対向する平坦表面に沿って、あるいはそこでかみ合うように平坦な 端部表面を有する三笠分物を示し； 第１５図は三笠分物の対向する端部が対向するパッドでかみ合うように平坦表面 をもつ一対の横方向に間隔を置いた該パッドを有する三笠分物を示す。

トリスコア付き錠剤１０は第１図および第２図の斜視図で示される。第１図はそ の頂部かつ左端部からの錠剤を示す。第２図はその底部かつ左端部からの錠剤を 示す。錠剤１０はその幅よりも大きい長さをもつ細長い錠剤本体１１を有する。

該錠剤本体は、有限かつ均一な厚みであって、錠剤の幾何学的中心を通って伸び 、第５図の切断線■−■に平行な理論線１４（第３図）に平行に伸びる外方向に 向き、平滑かつ連続した周表面１３を有する細長い中央本体部１２を包含する。

該理論線のさらなる特徴は以下でより詳細に説明する。

第３図および第４図に示すごとく、中央本体部１２は、一般に、光陽をもつ長楕 円形、はとんど長方形である。さらに、該中央本体部１２は、平坦な頂部表面１ ６および平坦な底部表面１７を有する。

該中央本体部１２の該頂部表面１６は、その長さ方向に沿って設けられた均一な 厚みの物質の層１８を有する。該層１８の上方周囲エツジは１９の箇所が丸くな っている。３本の横に伸びるスコア（ｓｃｏｒｅ）または破砕溝２１が錠剤の長 さに沿って等距離間隔で層１８に設けられて、該層１８を４個の同等部分に分け る。該層１８の上方表面は平坦で、表面１６に平行である。スコアまたは破砕溝 ２１は層１８の厚みのほぼ１／４ないし１／２、好ましくは１／３の深さを有す る。さらに、破砕溝は該破砕溝の両端にて丸い周エツジに適合するアーチ状輪郭 を有する。破砕溝２１の側壁間の開先角θは７０°ないし１１０°の範囲、好ま しくは９０’である。

中央本体部１２の底部表面はその長さに沿って設けられた材料の層２２を有する 。該層２２の底部対句表面の中へ、一対のアーチ状輪郭の凹部２３および２４が 設けられる。層２２の底部分対向表面にアーチ状輪郭凹部２３および２４を設け ることにより、各凹部の対向する長手方向端部に３つの隆起した表面部分２６． ２７および２８が形成される。各アーチ状輪郭凹部２３および２４の下方を向く 表面は、凹部２３の破砕溝２９および凹部２４の破砕溝３１が設けられているこ とを除き、隆起表面２６．２７、および２７．２８間で滑らかである。各破砕溝 ２９および３１は錠剤１０の長手方同軸に垂直の方向に錠剤の横方向に伸びる。

さらに、破砕溝２９および３１は共にアーチ状輪郭の凹部２３および２４の頂端 部に位置し、谷溝の深さは第５図に示すごとく中央本体１２の底部表面１７を越 えては伸びない。

また、底部対向表面の中央領域の隆起表面部分２７は破砕溝２９および３１に平 行に錠剤の横方向に伸びる破砕溝３２を有する。破砕溝３２は隆起表面部分２７ を等しい割合で２つの隆起部分３３および３４に分ける。第５図に示すごとく、 破砕溝３２は、Ｖ状底の頂端が中央本体部１２の底部表面１７からほぼ０．００ ５インチの距離となるような深さを有する。破砕溝２９および３１の側壁間の開 先角φ（第９図）は、７０°ないし１１０°の範囲、好ましくは９００である。

破砕溝３２の側壁間の開先角α（第５図）は６０゜ないし１００°の範囲、好ま しくは８０°である。

３つの破砕溝２９．３１および３２の各々は、錠剤の長手方向軸に垂直であって 、破砕溝２１．２９；２１．３２；および２１．３１の各整列対を通過して伸び る垂直切断面が錠剤を４つの同等な部分３６．３７．３８および３９に分けるよ うに３つの破砕溝２１の各−と整列させる。

隆起表面部分２６および２８が平坦表面４１（第５図）上に載るよつｌ、Ｊｔ剤 １０を置く場合、ギャップまたはスペースＸが隆起部分３３および３４と平坦表 面４１との間に存在する。しかしながら、このスペースまたはギャップは、中央 破砕溝２１の箇所て層１８の上方表面に力をかける場合に整列破砕溝２１．３２ に沿って錠剤を破砕するのを容易とするには不十分である。

各破砕溝２１の底と破砕溝２９．３１および３２のうち１つの整列溝の底との間 のスペースは一般に参照番号４２．４３および４４によって参照される弱帯部の 輪郭を形成する。弱帯部４２および４３の断面を第７図および第８図に示す。か くして、使用者は番手の親指および人差し指で錠剤を握り、力をかけ、弱帯部４ ３に沿って、すなわち整列破砕溝２１および３２によって輪郭が形成される面に 沿って錠剤を破砕することができる。これを第９図に模式的に示す。錠剤１０を ２個の三笠分物４６および４７に分割した後、第１０図における三笠分物４６の ごとき三笠分物の１つを、隆起表面２６および３３が支持表面４１に載るように 位置させることができる。換言すれば、凹部２３を支持表面４１と向かい合わせ とする。

次いで、使用者の鉛筆状物または指を用い、矢印Ｐから整列破砕溝２１および２ ９の方向に力をかけて、該三笠分物を２個の口答分物４８および４９に分割する ことができる。

別法として、異なる方法を用い、三笠分物４６および４７を同時に口答分物に分 割することができる。例えば、第１１図を参照し、隆起表面２６および３３が各 々隆起表面２８および３４にかみ合うように三笠分物４６および４７を位置させ る。換言すれば、凹部２３および２４を相互に向かい合わせとする。加えて、三 笠分物４６上の破砕溝２１および２９の整列組を三笠分物４６上の破砕溝２１お よび３１の整列組と向かい合わせにする。使用者の手の親指と人差し指間で積み 上げたこの配置により、圧縮力または締付力を矢印ＦおよびＴの方向にかけて、 三笠分物４６および４７を口答分物４８．４９．５１および５２に同時に分割す ることができる。

各前記分割の間に、錠剤１０を三笠分物４６および４７へ分割した結果、各半分 に所要の活性薬理剤を±１５％の所要範囲内で有する錠剤が得られる。同様に、 三笠分物４６および４７を口答分物へ分割した結果、所要の活性薬理剤を所定の ±１５％限界内で有する各口答分物が得られる。

第１３図ないし第１５図は、三笠分物４６のごとき三笠分物を示す。これらの図 に示した各三笠分物間を区別するために、参照番号４６を利用して第１３図の三 笠分物の同一性を確認してきたが、第１４図および第１５図においては添字ｒＡ ＪおよびｒＢＪを参照番号４６に付す。第１３図に示した具体例において、一対 の線５３および５４が示され、これは、第１１図に示すごとく、積み重ねた配置 の場合に、三笠分物４６のかみ合いが、平坦表面４１または他の三笠分物４７い ずれかとで起こる線を表わす。従って、両二等分物は第１４図に示す線５３およ び５４に適合する線にてかみ合う。

第１４図の具体例において、三笠分物４６Ａは一対の平坦表面域５６および５７ を有する。かくして、三笠分物を第１１図に示したごとく積み上げた配置に位置 させた場合に、三笠分物４６Ａを、平坦表面５６および５７が平坦表面４１また は他の三笠分物の対応する平坦表面上に載るような向きとすることができる。

第１５図の具体例においては、４つの表面バッド５８．５９．６０および６１を 隆起表面部分２６および２７に設ける。表面バンド５８は隆起表面部分２６およ び２７の最高の高さを越えて隆起した平坦表面である。かくして、該表面バッド ５８．５９．６０および６１は、三等分物を第１０図に示すごとくに位置させた 場合、平坦表面に載る。同様に、前記表面パッドは、第１１図に示すごとき配置 に三等分物を積み重ねた場合、他の三等分物の対応する表面パッドに載るであろ う。

本発明の特に好ましい具体例を例示の目的で開示してきたが、開示した錠剤の変 形または修飾も本発明の範囲内にあることが理解されるであろう。

Ｆ％Ｇ、１３ 国際調査報告 国際調査報告　ＩＪｓ　ａａ０４３６７

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．頂部および底部表面を有し、その幅よりも大きい長さを有する細長い錠剤本 体； 各凹部が同サイズであって、平行な主軸および従軸、さらに該本体の対向する長 手方向端部と錠剤の長手方向中央部との間に伸びる平滑かつ連続したアーチ状表 面を有する、該底部表面における一対の凹部；および 両該凹部における該頂部表面および底部表面に、および該長手方向中央部におけ る該凹部間に形成された整列破砕溝よりなり、該頂部表面は平坦であり、 該本体の対向する長手方向端部および該長手方向中央部は各該凹部の頂端で測定 した核本体の厚みより厚い寸法であり、使用者が各手の人差し指および親指間で 錠剤の両端を握るに際し、力をかけて、該長手方向中央部の該溝に沿って該錠剤 を破砕して該錠剤を２個の二等分物に分割し、該使用者がその後議２つの凹部が 相互に向かい合わせとなり、該二等分物の長手方向端部における該より厚い寸法 の部分がかみ合うように該２個の二等分物を積み重ねた配置に置き、該使用者が その後該積み重ねた二等分物の中央点に圧縮力をかけて、該凹部の該頂端の該破 砕溝に沿って各該二等分物を同時に破砕して各該二等分物を２個の四等分物に分 割できるように、各該破砕溝が該凹部の各頂端および該長手方向中央部で錠剤の 幅を横方向に横切って伸びることを特徴とするトリスコア付き錠剤。
2. ２．該錠剤本体が、有限かつ均一な厚みであって、かつ該頂部表面に垂直であっ て錠剤の幾何学的中心を通過して伸びる理論線に平行に伸びる、外方に向き、平 滑かつ連続した周表面を有する細長い中央本体部を包含し、その間に該凹部が設 けられている直立表面部によって該中央本体部の各二等分物の該底部表面の各端 部における各該より厚い寸法の部分が形成され、各該凹部の深さは該表面部分の 最高高さ寸法未満であり、 該凹部における、および該底部表面の該長手方向中央部における該破砕溝が各該 凹部の該頂端から該中央本体部の底部表面まで伸びる深さを有し、 該頂部表面における各該破砕溝が該頂部表面と該中央本体部の頂部表面との間の 距離のほぼ１／４ないし１／２だけ伸びる深さを有する請求の範囲第１項記載の トリスコア付き錠剤。
3. ３．該頂部表面中の該破砕溝が該頂部表面と該中央本体部の該頂部表面との間の 距離の１／３だけ伸びる請求の範囲第２項記載のトリスコア付き錠剤。