JPH03501693A - 改良された帯具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 改良された帯具 〔発明の背景〕 この発明は帯具および帯具材料に関する。より詳細には、この発明は粘着性、空 気透過性および水不浸透性の帯具に関する。

一般に、創傷包帯または帯具は裏打ちシート、吸収材および接着剤からなる。裏 打ちシートは、外傷や疾患などによって好ましくない影響を被る皮膚の創傷領域 またはその他の領域の機械的および外来粒子の刺激を防ぐ保護バリヤーとして役 立つ。さらにこの裏打ちシートは吸収材の機械的な支持体として役立つ。最後に 、理想的な裏打ちシートは、創傷へのそして創傷からの通気阻止による治癒を阻 害しない。その部位からの空気の進入および排出は、局所的に不衛生な条件をも たらすであろう特定のよどんだ癒合雰囲気を排斥する。十分な機械的支持性と保 護被覆性を維持するために、従来技術の装置は空気の透過を妨げるように構築さ れているので、この最後の機能は記載された最初の２つの機能としばしば相争う 。また、通気は保護機能と機械的支持性に損害を与えることが強調されている。

これは、裏打ち材料が通気を達成するために穿孔されているにもかかわらずほん の限定された流体力学抵抗性が提供されているにすぎない周知の従来技術にも見 られる。

従来技術の帯具における吸収材料は創傷分泌物を吸収するのに役立つ。固定手段 は、一般に接着剤であり、それは適用部位または創傷に帯具を保持するのに役立 つ。それにもかかわらず、吸収材料は帯具材料の適用に不要であることに特に言 及する。例えば、創傷の視覚検査が重要であり、体液が吸収ガーゼを必要とする 範囲を越えて分泌されない状況下では、ガス透過性の特徴を有し、さらに創傷部 位の適切な保護を果す透明膜が好ましい。

〔発明の要約〕

この発明の帯具は、引用することで本明細書の記載内容となる米国特許出願第０ ００．３８９号に記載されるようなフィブリル化ポリテトラフルオロエチレンお よび架橋ポリオルガノシロキサンの相互（半）透性ポリマー綱状構造物からなる 裏打ちシートを利用する。このポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦＥ）材料と ポリオルガノシロキサンは多孔質膜を形成する。裏打ちシートのこの構造物の細 孔はコロイド寸法範囲にあり、そしてそれらの表面張力が裏打ち材料が疎水性を もたらすので、前記構造物のシートが適切な蒸気透過性と十分な水不浸透性を提 供する。さらに、この裏打ちシートは透明もしくは半透明で約２００ｐｓｉ未満 の圧力で防水性であるが、殆どの用途では裏打ち材料を横断して測定する場合に は約１０ｐｓｉより大きくない各種水圧への抵抗性が要求されるであろう。

この裏打ち材が感圧接着剤のような固定化手段によって−の側面に塗布され、ガ ーゼのような吸収材料が固定材料に固定される場合であっても、得られる帯具は 防水性で、かつ創傷部位の治癒に十分適する通気性の製品を提供する。感圧接着 剤は、裏打ち材の通気特性を実質的に損わないように選ばれたタイプが好ましい 。また、織スクリムまたは不織スクリムのような強化もしくは補強手段を帯具の 強化のために裏打ちシートの一表面に適用することもできる。これが大きな引張 り強さが望まれる使用に適する帯具を提供し、しかもガス透過性で水不浸透性の 帯具を提供する。

帯具に独得の構造を付与することがこの発明の目的である。

この発明のさらなる目的は、ガス透過性と吸収材料に対する機械的な支持性との 間に新規な調和を達成する裏打ちシートを有する帯具を完成することにある。

さらに、帯具材料に相互（半）透性ポリマー綱状構造物を利用することにもこの 発明の目的はある。

〔図面の簡単な説明〕

第１図はこの発明の帯具の平面図である。

第２図は第１図の線■−■に沿って切断された一般的な断面図である。

第３図はこの発明の別の態様の平面図である。

第４図は第３図の線ｒＶ−ＴＶに沿って切断された一般的な断面図である。

第５図はこの発明のさらに別の態様の断面図である。

〔好ましい態様の詳細な記述〕

この発明に従う帯具１０は、第１図の平面図で一般的に示される。この帯具１０ は、上面１７（第２図に示される）と底面１９を有し、かつ相互（半）透性ポリ マー綱状構造物から作製されている裏打ちシート１５、底面１９に適用される感 圧接着剤層２５ならびに裏打ちシート１５の底面１９を部分的に覆うガーゼ区分 ２０を包含する。底面１９は、帯具が特定部位に施こされるような適用部位（示 していない）に面するであろう。上面１７は適用部位から離れた面となるであろ う。

第２図は、第１図の線■−■に沿って普通に切断された断面を図解で説明する。

帯具１０は、上面１７と底面１９を有する裏打ちシート１５を有する。感圧接着 剤層２５は、帯具１０の底面１９を覆う。

第３図は、この発明に従う別の態様の帯具１０′を図解で説明する。帯具１０′ は、第一および第二の裏打ちシー１−３０Ａと３０Ｂで被覆されたガーゼ２０′ （擬似模型で示す）を包含する。

第４図は、より詳細に帯具１０′を示す。第二の裏打ちシート３０Ｂは、その第 二の裏打ちシー）３０Ｂの把手縁３１Ｂで帯具からその縁３１Ｂを引き剥すこと によって容易に分離可能にするような態様で第一の裏打ちシー）３０Ａに重なる 。次に、裏打ちシート３０Ａは、把手縁３１Ａで帯具から裏打ちシー）３０Ａ。

を引き剥すことによって同、様に除去することができる。次に、帯具１０′は覆 うべき特定領域または目的の領域にガーゼ２０′を重ねて使用することができる 。さらに、帯具１０′　は上面１７と底面１９を有する裏打ち材１５を包含する 。感圧接着剤層２５は帯具１０′の面１９に被覆する。

第５図では、この発明のもう一つの態様の帯具１ｏ″の断面図を示す。感圧接着 剤２５が裏打ち材１５の縁に沿って適用されており、吸収機能が望まれずまたは 必要とされない場合にはこれが帯具１０″をラップまたは支持体として利用する ことを可能にする。

この発明に従う帯具は次のように作製された：医療グレードのポリオルガノシロ キサン、５ｉｌａｓｔｉｃ　（ｆｌｏｗＣｏｒｎｉｎｇ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏ ｎの商標）　ＭＤＸ４−４２１０の部は、製造業者に指示されるように基材成分 と触媒成分を１０：１の割合で配合することによって製造された。次に、このオ ルガノポリシロキサンは、ポリオルガノシロキサンとケロシン（ＦｉｓｈｅｒＳ ｃｉｅｎｔｉ、ｆｉｃ　Ｃｏｍｐａｎｙ）の比率が１：３になるような割合でケ ロシンと混合された。次に、この混合物は噴霧装置によって発泡ＰＴＦＥフィル ム支持体（ＦｅａｓｔｅｒｖｉｌｌｅのＴｅｔｒａｔｅｃ　Ｃｏｒｐｏｒａ−ｔ ｉｏｎ製）に適用され、こうして米国特許出願第０００．３８９号に記載される ような熱硬化によってＩＰＮを作製する。このＩＰＮは、ＡＳＴＭ法Ｅ　９６− ８６６Ｂにより６２８ｇ／ｍ”／日の水蒸気透過度を有し、そしてＦｅｄ、　Ｓ ｔｄ、１９１法５５１２による測定で流体力学抵抗７０ｐｓｉを有することが決 定された。

次に、Ｆｌｅｘｃｏｎ　Ｃｏｍｐａｎｙ、　Ｉｎｃ、　（ＭＡ、　５ｐｅｎｃｅ ｒ）によって供給されＨ−５２１として知られている市販のアクリルを含まない フィルム移行性感圧接着剤がＩＰＮ膜の２．７５”　Ｘ　１　”片の一表面に適 用された。吸収ガーゼ５ＴＥＲＩ−ＰＡＤ（Ｊｏｈｎｓｏｎ　＆　Ｊｏｈｎｓｏ ｎＣｏｍｐａｎｙの商標＞　１”　Ｘ　３／４”片が、次に前記膜の同一表面の 中央に固定された。次に、露出された接着剤は、アクリルを含まないフィルム移 行性感圧接着剤が予め除去された保護解除裏打ち材で覆われた。

場合により、この帯具は使用まで包装されそして滅菌されていてよい。

前述の構造物は、透明で防水性で、しかも通気性の帯具を構成する。接着剤、吸 収ガーゼ材料および他の帯具の形状を有する他の構成が、このような帯具のタイ プの用途にとって満足すべきものであるかも知れない。この発明の好ましい態様 は、単に具体的な説明の目的であって限定する目的でなく本明細書に記載されそ して具体的に説明されているので、各種の変更や別の形状を当業者に示唆するか も知れず、これらのすべては添付する請求の範囲で特定されるようなこの発明の 精神および範囲内のものであることが意図されている。

国際調査報告

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. １．実質的に相互（半）透性ポリマー網状構造物からなるガス透過性で水不浸透 性膜から構成された裏打ちシートおよびこの裏打ちシートを患部領域に固定する 固定化手段を含んでなる帯具。
2. ２．前記相互（半）透性ポリマー網状構造物が、フィブリル化ポリテトラフルオ ロエチレンと架橋されたポリオルガノシロキサンからなる請求項１記載の帯具。
3. ３．前記固定化手段が、感圧接着剤からなる請求項１記載の帯具。
4. ４．前記裏打ちシートが、２００ｐｓｉ未満の防水性を有する請求項１記載の帯 具。
5. ５．前記裏打ちシートが、１０ｐｓｉにおいて防水性を有する請求項４記載の帯 具。
6. ６．前記裏打ちシートが、透明である請求項１記載の帯具。
7. ７．前記裏打ちシートが、半透明である請求項１記載の帯具。
8. ８．実質的に相互（半）透性ポリマー網状構造物からなるガス透過性で水不浸透 性膜から構成された裏打ちシート、この裏打ちシートを患部領域に固定するため の固定化手段、ならびに 前記患部領域由来の分泌物を吸収するための吸収手段を、含んでなる帯具。
9. ９．前記相互（半）透性ポリマー網状構造物が、フィブリル化ポリテトラフルオ ロエチレンと架橋ポリオルガノシロキサンからなる請求項８記載の帯具。
10. １０．前記吸収手段が、ガーゼからなる請求項８記載の帯具。
11. １１．前記固定化手段が、感圧接着剤からなる請求項８記載の帯具。
12. １２．前記裏打ちシートが、２００ｐｓｉ未溝の防水性を有する請求項８記載の 帯具。
13. １３．前記裏打ちシートが、１０ｐｓｉにおいて防水性を有する請求項１２記載 の帯具。
14. １４．前記裏打ちシートが、透明である請求項８記載の帯具。
15. １５．前記裏打ちシートが、半透明である請求項８記載の帯具。