JPH03501566A - 新規なグルコースイソメラーゼ酵素とその使用 - Google Patents
新規なグルコースイソメラーゼ酵素とその使用Info
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- JPH03501566A JPH03501566A JP1508281A JP50828189A JPH03501566A JP H03501566 A JPH03501566 A JP H03501566A JP 1508281 A JP1508281 A JP 1508281A JP 50828189 A JP50828189 A JP 50828189A JP H03501566 A JPH03501566 A JP H03501566A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
本発明の一つの目的は、新規な変異型のグルコースイソメラーゼを提供し、少な
くとも1つのアミノ酸が対応する野生型のグルコースイソメラーゼと異なってい
るアミノ酸配列を有し、改良された性質を有する酵素をコードした遺伝子を発現
することによりこの酵素を得ることである。
本発明の他の目的は、このような新規な変異型のグルコースイソメラーゼでかつ
、対応する野生型の酵素の分子間及び分子内相互作用の変更に基づく、変異型の
グルコースイソメラーゼの生産方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、工業的使用の際に改良された性質を有する変異型の
酵素を選択する方法を提供することである。
〔図面の簡単な説明〕
皿1. 50mM MOP 5SpH?、 2.25℃でのEcoAmi (D
S M)の無金属グルコースイソメラーゼの熱失活反応速度論。
金属添加無。
皿上、50mM MOP S、 pH7,2,25℃でのEcoAmi(DSM
)の熱失活の温度依存性のアーレニウスプロット。
皿上、添加金属無、72℃の無金属EcoA■i(DSM)GlO熱失活のpi
(依存性。
CHES−Z−(シクロヘキシルアミノ)エタンスルホン酸
の熱失活の反応速度論へのイオン強度の影響、金属添加無。
凹ユ、50mM MOP S、 pH1,6,72℃テノ無金属EcoAmi(
DSM)の熱失活反応速度論へのイオン強度の影響、金属添加無。
Jlll、7M尿素、25℃でのEcoAmi (D S M)の長期のインキ
ュベーシツン後のEcoAmi (DSM> CIの5EC−HPLC。
■主人、尿素無、25℃でシアネートで前処理したEcoAmi (DSM)の
5EC−HPLC0溶出緩衝液は50+*M Tris/HC1、pH8,0,
150mM NaC1,0,02%NaN5であった。
l旦、尿素無、25℃でシアネートで処理したEcoAmi(D S M)G!
のネイティブ(Native) P A G E *皿皿人、5M尿素の存在下
、25℃でシアネートで前処理したEcoAmii (D S M) G Iの
5EC−HPLC。
l旦、5M尿素の存在下、25℃でシアネートで処理したEcoAmi (D
S M)のネイティブPAGE。
皿上上、50m?IMOP S、 pH7,7,60℃テ(7)EcoAmi
(D SM)グリケーシッン(glycation)白丸ニゲルコース添加無;
黒丸:+2505Mグルコース;三角:可逆性の試験のために、グルコース(2
50mM)でインキュベートした後に長期間透析した。
図12. EcoAmi (DSM) G 1−変異型に253Qの熱失活反応
速度論。
皿上3. EcoAmi (DSM) CI変異型に253Rの5M尿素、25
℃での四量体−二量体解離の反応速度論。
lj−,60℃、12.5mMリン酸カリウム、pH7,7でのEcoAmi(
DSM)Gl変異型に253Rのグリケーシッン誘導された失活の反応速度論。
皿星人、pMa/c5−8の構造
pMa型ベクターにおいては、ヌクレオチド3409はAからGに変化しており
、一方p M c型ベクターにおいては、ヌクレオチド2238はGからCに変
化しており、それぞれクロラムフェニコールアセチル転移酵素遺伝子とβ−ラク
タマーゼ遺伝子のアンバー停止コドンを作り、前記遺伝子を失活する(P、スタ
ンセンら(1987) 、”Oligonucleotide−directe
d Con5truction of mutations by the g
apped duplexD N A method using the p
Ma/c phasmid Vectors″、マックスブランク生化学研究所
で保有している、EMBO実習コースで使用されるマニュアル” Direct
ed Mutagenesis andProtein Engineerin
g ” s Martinsrieds July 4−18.1987)。
図に示されている配列はpMa5−8のものである。
m、発現ベクターpMa/ c 5 P *に存在するラムダP、プロモーター
配列(ヌクレオチド3754がpMa/c5−8の3769に置き換わっている
。)
m旦0発現ベクターpMa/c 5Tに存在すTacプロモーター配列(ヌクレ
オチド3754がpMa/c S−8の3769に置き換わっている。)
m、野生型アクチノプラネス ミソーリエンシス(紅旦二且肚■−1ssour
iensis)グルコースイソメラーゼの全遺伝子配列と誘導されるアミノ酸配
列。
皿上上、pMa/c−1上のグルコースイソメラーゼ(CI)発現ユニットの物
理的地図、関連ある制限サイト%Plプロモーター及びタンパク質をコードして
いる領域の位置が示されている。星印は、特定部位の突然変異誘発によって導入
された制限サイトを示す。
皿上工、様々なp)Iでのグルコースイソメラーゼ変異型の性質。
Am1WTニブラスミドpMa−1から生産された野生聖人、lヱニュエヱ之五
グルコースイソメラーゼAwliK253R:突然変異したプラスミドpMa−
1,に253Rから生産された変異型に253Rグルコースイソメラーゼ
A−iWTC口)とAm1K253R(○)について各々測定したにdをプロッ
トした。Am1K253Rは、広いpH範囲に渡って改良されたKd値を有する
ことが見られる。
れるアミノ酸配列。
皿1皇、 pMa/ c −G I s@ul上のグルコースイソメラーゼ(C
HI)発現ユニットの物理的地図、関連ある制限サイト、Tacブロモ−クー及
びタンパク質をコードしている領域の位置を示している。
ス主上、出所が異なるグルコースイソメラーゼのアミノ酸配列の並び、アクチノ
プラネス ミソーリエンシスグルコースイソメラーゼの全配列が示されているが
、他の出所からのグルコースイソメラーゼについては、アクチノプラネス ミソ
ーリエンシスグルコースイソメラーゼと異なるアミノ酸残基のみが示されている
。ヱムズ孟ユ王土(むb月11蛙順)グルコースイソメラーゼのアミノ酸配列は
、公表されている配列(サージ、J、 Bacteriol、+169 (19
B?)612)のものと−残基異なる:公表されている配列のプロリン177が
アルギニンであることがわかった。ストレプトマイセス 皇ルモプルカリス(旦
■旦憇匹憇 旦肛懸と江肛is) 配列ハ、アミノ酸346までが鋪シしされて
いるだけである;未決定残基は、ブロック(・)で示しである。
ダッシュ(−)は、他のすべての配列と比較して、この位置にアミノ酸残基がメ
11(いことを示している。
異なる種は以下のような記号で示す。
八a+i: アクチノプラネス ミソーリエンシスDSM4643^mp: ア
ムブラリエラ種A、TCC31351ArL: アルスロバクタ−(^rthr
obactcr)種Smu : ストレプトマイセス ムリヌスDSM4009
1SLh: スト1ノブトマイセス セルモブルガリスll5M 40444〔
発明の詳細な説明〕
本発明に従って、変異型グルコースイソメラーゼ酵素は、野生型のグルコースイ
ソメラーゼの構造の慎重な検討と使用条件下での、元のグルコースイソメラーゼ
の失活に至る工程の慎重な生化学的研究を組み合せ、さらに野生型遺伝子配列の
理論的修飾を行うことにより、段組できる。工業的使用条件下での設計された変
異体の広範な研究により、改良された性質を有する変異体が同定されてきた。
本発明のグルコースイソメラーゼ酵素と一緒に本明細書で用いられる1改良され
た性質”は、より高い転化性能及び/又は対応する野生型酵素と比較して、改良
された安定性、特に熱安定性を意味するものである。さらに、それ自体又は強化
された熱安定性と組合わせて、異なるpHで安定性が増加することも、“改良さ
れた性質”のJlll1語に該当すると考える。
本発明は、ある種の酵素の活性が、多量体に1体、三量体、四量体等)の時に最
大となること及び、この活性はサブユニット間の相互作用が喪失すると減少しう
るという発見に基づくものである。例えば、ヱえ土1工立主ス ミソーリエンシ
スグルコースイソメラーゼの酵素活性は、四量体構造に特有のものである。この
活性は、元来の四量体構造から二量体に解離すると実質的に喪失する。
それ故、本発明はサブユニット(−量体、二量体等)間の相互作用が強化されて
、酵素が特に使用条件で改良された性質を有するようになる、新規な変異型のグ
ルコースイソメラーゼを提供する。さらに本発明は、グルコースイソメラーゼサ
ブユニット間の相互作用を強化する方法を提供する。
好ましい実施態様に従うて、グルコースイソメラーゼの四量体構造は、四量体中
の二量体間の相互作用を強化するとによって安定化される。
四量体構造の安定性を改良するのに適切な方法は、例えば、イオン橋(toni
c bridges )を導入することである。静電気的効果が、酵素機能と構
造に基本的な役割を果たすことは周知である(J、 A、マシューら+l CR
CCr1t、1eal Reviews in Biochmiatry。
ユ(1985)91−197参照のこと、)彼らは、例えば、酵素触媒の98依
存性について説明している。というのは、あるタンパク質の最適p)lは、活性
サイトの周囲のイオン化基の存在によって決まるからである。静電気的相互作用
としては、水素結合やイオン(塩)橋が含まれ、これらは、全タンパク質構造の
安定化の際に重要である(A、 J、ラッセルとA、 R,フェルシェI・(F
ersht)、Natur@36 (1987)496−500参照のこと)。
グルコースイソメラーゼ四量体が二量体に解離すると、酵素変性の主たる原因と
なることを推察すると、この過程は、界面に補促の塩橋のような追加の安定化相
互作用を導入することにより妨げられる。
あるタンパク質に新しい塩橋を導入するためには、一つの可能性としては、2つ
の隣接する残基を逆掻性に帯電するアミノ酸、例えば、アスパラギン酸とアルギ
ニンのようなアミノ酸で置換し、次に、例えば、エネルギー地図計算により、イ
オン相互作用が形成できるか調べることである。新しい塩橋をこのように導入す
るには、2箇所の点変異が必要である。さらに、局在する(isolat−ed
)帯電アミノ酸に近い残基を置換することにより、−回の点突然変異でイオン対
を形成することにより、塩橋を形成することもできる。
四量体構造の安定性を改良するもう一つの適切な方法は、ジスルフィド橋を導入
することである。ジスルフィド結合は、多くの細胞外タンパク質の一般的特徴で
ある。これらの架橋の役割は、主として、タンパク質を安定化することであり、
この効果は最もよ(理解されているものの一つである。これは、一般に、変性状
態のエントロピーの減少により説明されているが、このような単純な記述では説
明できないいくつかの事実が残されている。 T、 E。
クレイトン、バイオエッセイズ第8巻(1988年)第57〜第63頁(T、
E、 Creighton 、 Bioessays 8 (198B ) 5
7−63)には、生状態に導入された摂動も考慮に入れなければならないと記さ
れている。
ジスルフィド橋を工学的に作り出す多くの試みがなされ、成功していると、文献
に報告されている。バントリアーノら、、バイオケミストリー第261(198
7年)第2077〜第2082頁(Pantoliano et旦、、 Bio
chemistry 26 (1987) 2077−2082)では、遺伝子
中に点変異により、2個のシスティン残基をズブチリシンに導入し、融点の3℃
の上昇が見られている。
J、 E、ビラフラン力ら、、バイオケミストリー第21(1987年)第21
82〜第2189(J、E、ν1llafranca et al−+Bioc
hemistry26 (1987)2182〜2189)は、点変異によりシ
スティン残基をジハイドロホレート還元酵素に導入し、ジスルフィド橋を形成す
るために野生型酵素中の遊離システィンの存在を利用していた。しかしながら、
このジスルフィド結合は予期しない効果を有する。というのは、変異型酵素は熱
変性に対する耐性が増加しないが、グアニジン塩酸塩変性に対する耐性が増すか
らである。これらの2つの場合、変異した酵素は予期する程安定ではない。
これらの2つの一般的な方法は、上述したように、2点又は1点変異のどちらを
起こすにも適している。対称軸によって関係づけられている単量体ユニットを有
する多量体タンパク質(酵素)については、3つの可能性が存在しうる:遊離の
システィンを要しないで、一点変異によりジスルフィド橋を生成するゆこの方法
は、ザウアーら0、バイオケミストリー第25S(1986年)第5992〜第
5998頁(Saver旦al−+ Biochemistry25(1986
)5992−5998)により、ラムダブレンサーに用いられて成功している:
融点の10℃上昇、尿素変性に対する耐性の増加が得られ、さらに会合定数が改
良した。
後者の方法に対する前提条件としては、少なくとも2つの単量体間に対称軸が必
要である。対称軸は回転軸でもあるのだが、これらの軸の特性の一つはある点と
この軸の間の距離が回転の際に維持されることである。それ故、多量体構造の対
称軸の近くニ導入された点変異は、この点の近くで再生されるであろう、この方
法は、一点変異により、単量体間にジスルフィド橋を導入するのに有利である。
本発明のもう一つの好ましい実施M様に従って、グルコースイソメラーゼの四量
体構造の安定性は、二量体構造を安定化することにより強化される。これは、酵
素の変性が少なくとも四量体から二量体への部分的、可逆的な反応で、かつ続い
て二量体が各々2個の単量体に解離することであると思われる。二量体構造を安
定化することにより、二量体の変性の進行が遅くなり、その結果四量体の再結合
が改良されうる。単量体及び/又は二量体構造の感受性を減じる、化学修飾のた
めの置換によっても安定性効果ををする可能性がある。というのは、タンパク質
が不可逆的に変性するからである。
本発明のさらに好ましい実施JLJにおいて、この四量体構造は、特別な突然変
異によりグルコースイソメラーゼの二量体構造又は単量体構造を安定化すること
により、間接的に安定化する。単量体及び/又は二量体構造の重なり(pack
ing)を変えることにより、四量体構造の各部分のコンホメーシッンの自由度
は減少し、これにより、四量体に安定化効果がもたらされる。
酵素サブユニット間の相互作用を安定化する突然変異が、単量体タンパク質内の
(折りたたみ)ドメイン間の相互作用を安定化できる可能性があることも明らか
である。サブユニット及びドメインなる用語のさらに詳細な説明は、1989年
7月17日に出願された同時継続出願を参照のこと。
グルコースイソメラーゼの安定性を減少させようと思うなら、上述した安定化力
を同様の方法を用いて弱めることができることは、当業者にとって明白なことで
ある。このような性質を有する変異体及びこのような変異体を得る方法もまた、
本発明の一部である。
本明細書では、アミノ酸に対する3文字及び1文字のコードを両方とも用いる。
このコードは以下の表1に説明する。
表 1
アルギニン ArgRjリジン Lys Kアスパラギン AsnNjメチオニ
ン Met Mグルタミン GIyGj)リプトファン Trp W本発明はま
た、グルコースイソメラーゼサブユニット間の相互作用を改良する方法も提供す
るが、これは分子の3次元じ3D”)構造を洞察することを基礎とする。酵素(
又は酵素複合体)の3D構造に関する情報は、導入しろる突然変異を予測するた
めには非常に重要である。
全体的な構造データが、ストレプトマイセス ルビギノスス(Stre tow
cse rubi 1nosus )のグルコースイソメラーゼについて(カ
レルら、、J、 Biol、 Chem、259 (1984) 3230〜3
236)、ストレプトマイセス オリボクロモゲネス(旦皿口叩り憇 劇↓靭c
hrぜμ通v工)のグルコースイソメラーゼについて(ファーバーら、、Pro
tein Eng、1 (19B ?) 459−466)、アルスロバクタ−
について(ヘンリンクラ、+ProteinEng、工(1987)467−4
75)報告されている。
アミノ酸配列データはこれらの酵素について入手されていないが、ヱ久土ムエi
主λ ミソ−1エンシスグルコースイソメラーゼとの3D構造のホモロジーがあ
てはまる(F、レイら、 、 Proteins4 (1988)165−17
2参照のこと)0本明細書に開示されている方法の一般的な適応性を示すために
、様々の種起源のグルコースイソメラーゼの遺伝子がクローン化され、配列決定
されセルモブルガリスの遺伝子に由来するグルコースイソメラーゼのアミノ酸配
列は、対応していることが示されている。アムプラリx5種(Saari %同
書)及びストレプトマイセス ビオラセオリN−(Nucl、^cids Re
s、上6 (1988)9337)のグルコースイソメラーゼのアミノ酸配列は
公表されており、各々の遺伝子のヌクレオチド配列から由来しているが、アクチ
ノプラネス lソーリエンシスグルコースイソメラーゼと非常に類似している。
ビギノススグルコースイソメラーゼのアミノ酸配列がアムブラリ旦種グルコース
イソメラーゼに対応していることを開示している。
多くのグルコースイソメラーゼの3D構造データが存在しないにも拘わらず、ア
クチノマイセタレスからのすべてのグルコースイソメラーゼは類似の四量体組織
ををするという結論が得られる。
本発明の観点に従って、イオン橋は以下のようにグルコースイソメラーゼに導入
できる。カルボン酸エステル部位が正に帯電しうる原子(LysとArgの末端
の窒素)から少なくとも8人離れている負に帯電した残基(AspとGlu 、
問題となる使用条件で用いられるpHでイオン化される)を探して、グルコース
イソメラーゼ四量体がスクリーニングされている。この基準を満足する14残基
が見出されている。これらの候補の中で、残基は界面に存在し、さらにタンパク
質の内部に位置するように選ばれている。この後者の束縛は、タンパク質表面で
塩橋が形成する可能性を排除するためであり、これにより、全体的な安定性にわ
ずかな影響を与えることが予想される(露出した帯電残基は実際水分子と水素結
合を有し、対イオンと相互作用する可能性がある)、従って、残基が埋め込まれ
ている新しい塩橋を生成すると、2つの安定化の寄・与が組み合わさる:第一に
、埋め込まれている局在電荷の(好ましくない)存在がなくなること、第二に、
基質や溶媒の影響から保護するイオン対が生成されることである。
アクチノプラネス ミソ−1エンシスグルコースイソメラーゼの14の負に帯電
し、局在した残基の中で、3個が界面に位置する:Asp 146、Glu 2
21及びAsp 264である。これらはすべて、比較的埋め込まれている(四
量体中で各々近づきうる表面は、46.9及び42人2である)0本発明の好ま
しい実施態様において、上記した方法を用いて、これらの残基を有する新しい塩
橋が生成される。同様の突然変異は、他のグルコースイソメラーゼ(例えば上述
した起源から得られるが)に導入することができる。
上記した技術あるいは、当業者に公知の他の技術を用いて、四量体グルコースイ
ソメラーゼ構造の安定性を強化するために、さらに数多い点変異を行なうことが
できる。(アクチノブラネスミソーリエンシスグルコースイソメラーゼの構造デ
ータについては、F、レイら、、1bid、参照のこと)、これらの中で、次の
ような突然変異は1個の単量体サブユニットの安定化に関与する:−変性状態の
エントロピーを減少させる目的で、G1y残基を他の残基(α−へリンクスB)
に置換する。
−疎水性の露出表面を減少するために、可撓性ループ(flexibleloo
p) (α−へリンクスGとβ−ストランド8間)を切断する。
−β−ストランドEの初まりにPro残基を導入する(変性状態のエントロピー
を減少させる)。
一タンパク質構造の安定化にさらに寄与する芳香族クラスターを形成するために
Phe (α−ヘリックスG)に突然変異を起こさせる。
本発明のさらに好ましい実施B様において、リジンがらアルギニンへの置換をグ
ルコースイソメラーゼ分子中のサイトで予備形成し、この安定性が増加すること
がめられる0両残基とも、タンパク質の3D−構造において立体的に可能でなけ
ればならない。
タンパク質中では、リジン残基は化学修飾されやすいが、アルギニンはそうでな
い、それ故、リジンのε−アミノ基は、アルデヒドやケトンと反応して、シップ
塩基付加物、さらに修飾された生成物を生じることが知られており、遂には、生
物学的活性が喪失する結果となる(例えば、P、ヒギンズとH,パン、 J、
Biol。
Ches、256 (1981) 5204−5208参照のこと)、特に、高
濃度のグルコースとフルクトースが高温で存在するようなグルコースイソメラー
ゼの使用において、このような化学修飾は酵素の不活性化に重要な要因である。
リジン残基がドメイン及び/又はサブユニット間の界面内に存在すると、このサ
イトでの化学修飾はドメイン又はサブユニット解離を促進し及び/又はサブユニ
ット及び/又はドメインの正しい再結合を妨げ、その結果、MMした状態に不可
逆的にトランプされるようになる傾向がある。
このようなサイトで、リジン残基がアルギニン残基に突然変異すると、リジンの
ε−アミノ基を有する化学修飾は排除できる。この点については1989年7月
17日に出願した我々の同時係属特許出願を参照のこと。
グルコースイソメラーゼ中で特定のりジン残基をアルギニン残基で置換すると、
化学修飾の範囲、酵素活性及び/又は安定性へのその影響は減少する。結果とし
て、リジン残基をアルギニンに変えると、使用に際してグルコースイソメラーゼ
の安定性は改良される。
同様に、リジンからアルギニンへの突然変異が立体的に可能であるサイトでは、
リジン残基をアルギニン残基で置換すると、タンパク質の安定性は増加する結果
となる。アルギニンの側鎖の可撓性は、グアニジニウム基の存在により、リジン
より小さいので、リジンがアルギニンに突然変異することは、エントロピー的立
場からも好ましい、さらに、グアニジニウム基は、タンパク質中で隣接する残基
とより多くの水素結合を形成して、また安定性を改良することができる。
本発明のさらにもう一つの好ましい実施態様において、特にグルコースイソメラ
ーゼの熱安定性が強化することをめられている場合には、最初に生じており、特
に後に明らかにされるタイプの位置にある少なくとも1個のりジン残基をアルギ
ニンに変える。
リジンをアルギニンに置換すると、置換アルギニン残基がその後関与する静電気
的相互作用、特にサブユニット及び/又はドメイン間の界面内の相互作用が改良
される。この実81!iLi様において、置換されるレジン残基は、折りたたま
れた生のタンパク質コンホメーシッンに関して、以下の要求に答えることが好ま
しい。
1、置換される残基が、静電気的相互作用に、好ましくはサブユニット及び/又
はドメイン間の界面で直接的に関与すべきであ2、突然変異は、導入されるアミ
ノ酸残基を立体的に可能にするサイトで起こるべきである。
3、残基は、溶媒が近づきにくいサイト存在するべきで、好ましくは、サブユニ
ット及び/又はドメイン間の界面の一部であるべきである。
好ましくは、(11と(2)の基準を満し、タンパク質中に近づきうる表面領域
じASA”)が小さく、同時にASAが与えられた残基について測定された平均
値よりも小さい値であるようなアミノ酸残基をグルコースイソメラー・ゼ中に探
すべきである。これらの必要条件を満足するサイトにおいて、アルギニンは、リ
ジンに比べて、側鎖のグアニジニウム基の物理化学的性質により改良された静電
気的相互作用を提供する(例えば、D、ウィグレイら7゜Biochem Bi
ophys、 Res、 Come、土工9 (1987)927−929参照
のこと)。
本発明が教示するように修飾された、変異型のグルコースイソメラーゼの酵素活
性の実質的な量を保持することが一般に望まれる。このように酵素活性を保持す
るためには、置き換えられるアミノ酸残基は、好ましくは、触媒残基又は実質的
に補因子と結合するとわかっているものであるべきではない。
本発明に従って、特定のアミノ酸で置換すると、上述した影響、例えば、静電気
的相互作用の強度を変えること、隣接する残基との水素結合の数を変えること、
酵素のフンホメーシッンのエントロピーを変えること、又は化学修飾の範囲に影
響を及ぼすことを組み合わせて、グルコースイソメラーゼの安定性を変えること
ができる。
本発明に記載の変異型グルコースイソメラーゼは、以下のような一般的手順で生
産することができる。第一に、特定の変性条件下でグルコースイソメラーゼを失
活する機構を注意深く分析する。
この分析から得られた知識を用いて、特定のリジン又はアルギニン残基を?IF
換の候補として同定できる。これは、結晶学(11,ウィコンフら、+ (19
85) 1lDiffraction !1ethods for Biolo
gicallIlacromolecules ” 、 Meth、 Enzy
+eo1. Vols、 114−115、Acad。
Press ) 、NMR分析CK、 Wuthrich 、(1986) ’
″NMRof Proteins and Nucleic Ac1ds ”中
、J、 Wiley & 5ons )のような方法で測定するか、又は、1次
構造の分析に基づいて構造を予測しく文献としては、、 Ip)、 Taylo
r+ Protein Engineering Z−(1988)77を参照
のこと)、又は同種のタンパク質から得られる3D構造を基に構造を引き出して
(例えば、T、 Blundellら、、Nature 326 (1987)
347を参照のこと)、酵素の3D酵素を慎重に偶べることにより行われる。
最後に、好ま1−いサイトに位置するアミノ酸残基の置換を常用の方法、特に、
例えばベクターとスタンセンス(Stanssens )ら(同書)に記載され
ている手順、及びゼル(Zell)とフリフッ(Fritz )(EMBOJ、
6 (1987)1809)が記載しているバクテリア株を用いて、グルコース
イソメラーゼをコードしたDNA配列の特定部位の突然変異誘発により行な・う
ことができる。
上述した突然変異は、本発明で例証した方法により行われただけであり、本発明
の範囲を制限する意図はない。本発明はさらに、以下の非制限的な実施例によっ
て例証される。
実施例で別に特定しない限り、再結合DNAを生産及び操作するすべての方法は
、マニアチス(Maniatis)ら(1982)が記載した標準化した手順に
より行なった。
以下のプラスミド、ベクター及びバクテリア株は、実施例で使用されたり、用意
されたりしているが、ブタベスト条約の規定の下に、ドイツ微生物寄託機関(D
eutsche Sasnlung fffr Mikro−organism
en)ゲッチンゲン、西ドイツ、又はオランダ微生物寄託機関 (Centra
al Bureau Voor Schimmelcultures (CBS
) ) 、 ツイーン、オランダに寄託しである。
pMc 5−8 DSM4566
pMa 5−8 DSM4567
pEcOR251DSM4711
E、coliK527 CB5471.88
1JuL上
アクチノプラネス ミグ−1エンシス(DSM43046)か゛のグルコースイ
ソメー−ゼ゛ −の とクローニングによるD−グルコースイソメー−ゼの
D−グルコースイソメラーゼ(Gl)をD−キシロースとD−キシルロースに変
換する酵素であるD−キシロースイソメラーゼ(D−キシロース)ケト−ルーイ
ソメラーゼ、EC5,3,1゜5)と同様に使用した。工学的に作られた大腸菌
株から生産した(DSM)Glと呼ぶ。Glをコードしたアクチノプラネス 亙
ソーリエンシスの遺伝子を類億の大ll!N粒上人遺伝子と区別するため、前者
を立上と呼ぶ。
?’l/7=主22 亙ヱニュエl之入DSM43046の全DNAを部分的に
5au3Aで切断した。切片をシ!lI!勾配で分画し、2〜7キロベース(K
b)の間の長さを有するフラグメントをプラスミドpEcOR251の特別なり
g/11サイトに結合した。
キシロースイソメラーゼ欠損、大腸菌株AB1886−ハワードーフレンダーら
(Genetics53 (1966) l 119)に記載され、大腸菌株A
B1157 (DSM1563)由来のものである−を結合混合物で形質転換し
、続いて最小寒天プレー) (11i11er(1972) ”Experim
ents in Mo1ecular Genetics ”中、ColdSp
ring Harbor LaboratorySCold Spring H
arbor、 N、 Y、 )に100■/Eのアンピシリンと0.2%(W/
V)キシロース(MMX)を加えて培養した。37クローンが再生しくpAMl
l−137と呼ぶ)、100■/1アンピシリンを含有するLB培地で培養した
。再結合プラスミドDNAを単離し、制限切断で分析した。プラスミドの2グル
ープが確認されたが、1つ(例えばpAMI7)は2.8Xb挿入され、他の1
つ(例えば、pAMI25)は4.OKb挿入されていた。広範な制限分析によ
れば、両タイプの挿入とも、約2.OKbの共通な領域を有することを示してい
た。この領域の配列決定を化学的分解法(It、 ?1axa園と−、 G11
bert。
Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 U S A 7土(1977
)560)で行なったところ、読み取り枠は1182の長さのヌクレオチドを有
しており、G1をコードしている領域であることを確認した。立上のヌクレオチ
ド配列を、これに由来するアミノ酸配列とともに図15に示す、以下、アミノ酸
の番号付は図15を参照のこと。
立上の非常に高い発現は、以下のように、遺伝子をλバクテリオファージの右へ
向かうプロモーター(P、)の転写条件下に置くことにより、大腸菌中で行なう
ことができた。
プラスミドpL K 94 (J、BottermanとM、Zabeau、
D N A 6(1987)583)をまず、β−ラクタマーゼ遺伝子のPst
lサイトを除去して変化させた。これは、β−ラクタマーゼ遺伝子のN末端部を
含有するpLK70−70pの880bpECoRI/Pstlフラグメント(
BottermaaとZabeau、同書)と、β−ラククマーゼ遺伝子のC末
端部を含有するpLK94の1700塩基対(bp) ECoRI / Pst
Tフラグメントを複製元と同様、単離することによって行なった。続いてこれ
らのフラグメントを結合してρLK94pを得た。
pAMI7をPstlで切断し、約1800bpの長さの2つの精製したフラグ
メント(そのうちの1つは立上遺伝子を含有する)の混合物をpLK94pのP
stlサイトに結合した。この結合混合物を用いて大腸菌株AB1886を形質
転換した。MMX上で培養したところ、アンピシリン耐性でGl”の形質転換細
胞が得られた。
プラスミドDNAをいくつかの選択した形質転換細胞から単離し、制限分析で同
定した。立上を含有するPstlフラグメントを有するプラスミドpLK94p
をpLK94GIと呼ぶことにした。立上の定位(orientation )
は、独特のBamHIサイトがGTG開始コドンから約470bP上流に位置す
るものである。
pLK70−70pをPstlで切断し、DNAポリメラーゼI(フレノウフラ
グメント)でプラントエンドを作り、続いてXbalで切断した。
pLK94CIをBamHIで線状にし、エキソヌクレアーゼBa131で切断
した。サンプルは様々な時間で採取し−この反応はエチレンジアミン四酢酸二ナ
トリウムで停止した一Xbalで切断し、ゲル電気泳動で分析して組換えBam
HI −Xba Xフラグメントの平均サイズを測定した。1350〜1450
bpに渡るサイズのフラグメントをゲルから抽出した。このフラグメントをpl
J70−70pに結合した。大腸菌K 514 (C,Co15on ら、。
Genetics52 (1965) 1043)をこの結合混合物で形質転換
し、アンピシリン耐性の形質転換細胞を37℃で選択した。プラスミドDNAを
いくつかの形質転換細胞から単離して、制限分析で同定した。完全な立上を有す
るプラスミドを含有する24クローンを保持し、EcoAmi (D SM)
G Iの生産試験を行なった。
培養を1晩37℃で行ない、その後全細胞抽出物を12.5%ドデシル硫酸ナト
リウム(SDS)存在下、ポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAGE)で分画
した(U、 Lae+u+li、 Nature227(1970)680)、
形質転換していないに514対照培養と比較すると、クローンの一つは、分子量
42キロドルトン(Xd)の新しいタンパク質を高いレベルで合成することが見
出され、これは、精製した??+/7’−主2エ ミソーリエンシスGlに対し
て産生したポリクローナル血清を用いてウェスタンブロンドにより、EcoAm
j (DSM) CIと同定された。大腸菌に514にEcoAmi (D S
M) CIの高い生産をもたらすプラスミドをpLK70CIと呼ぶことにした
。
PR−G1転写ユニットはEcoRI −Xba Iフラグメントとして切断で
き、この配列は図16に示した。アガロースゲルから抽出した後、このフラグメ
ントをEcoRIとXbalで切断したpMc5−8とpMc5−8の両方に結
合し、各々pMa5−GlとpMc5−Glを得た。これらのベクターは、Ec
oAmi (DSM)Glと等価で効率的な合成に関与することが見出されたが
、発現レベルはpLK70GIで得られるものとそれ程異ならなかった。
立上の発現はGIG開始コドンをATC; )リプレントに変えることによりさ
らに増加できた。これは、以下のオリゴヌクレオチドプライマーを用いて、実施
例4に記載するように特定部位の突然変異誘発により行なった:
5 ’ −GGACAGACATGGTTACC−3’野生型と変異型Gl酵素
を、1%トリプトファン、1%NaC1,0,5%酵母エキス、及びpMAタイ
プのベクターにはアンピシリン(100■/l)又は9MCタイプのベクターに
はクロラムフェニコール(25■/l)を有する培地中で培養した大!!菌株に
514で生産した。細胞を1晩37℃で培養し、遠心分離にかけた* EcoA
mi (D S M) CI酵素を以下のように精製した。セルペレット(ce
ll pellet )を0.05 M +−リス(ヒドロキシメチル)アミノ
メタン(Tris/Hi) 、O,IIIM COC/! 、10mM MgC
l、。
0.2MKCl、5%グリセロール、及び5mM EDTASpH8,0の最小
容量で再懸濁し、ライソザイムを加えて最終濃度を1.0■/111にした。2
0分間O℃に静置した後、細胞をフレンチプレスを用いて破壊し、遠心分離しく
30分、23,000g)、上澄液を同じ容量の5%ストレプトマイシンスルフ
ェートで希釈した。
インキュベーションを3時間4℃に維持し、続いて遠心分離した(30分、23
,000g)。得られた上澄液を、30分間で70℃まで加熱しく但し、50℃
までしか加熱しない変異株に253QとK100Rは除り)、再び遠心分離にか
けた。可溶性の上相は80%硫酸アルミニウムからなる。はとんどの酵素活性を
有する沈殿物を遠心分離で回収し、それから、0.02 M Tris/ IC
1,5+sMEDTA、、0.85M硫酸アンモニウムに溶解した。続いて、フ
ェニル−スーパーロース(Phenyl−3uperose) 、セファクリル
S−200HR,及び最後にモノ−QHR10/10のクロマトグラフィーの工
程をとった。重要なのは、5tMEDTAをクロマトグラフィー用の全緩衝液に
添加することが、金属イオンを除去するために必要であることである。使用する
前に、得られた酵素を、10mMEDTA (最終pHは約5.2である)を含
有する101トリエタノール−アミン、PH7,2の200容量で3回、再度、
5mM(2N−モルホリノ)エタンスルホン酸(MES) 、pH6,0の20
0容量で、緩衝液を3回変えて透析した。最終酵素標本の含金属をパリアンスベ
クトルAA30/40 (〜’arian 5pec?、r AA30/40)
の原子吸光分光分析法により測定し、EcoAmi (DSカ)G1が無金属で
あることがわかった;例としては、コバ用l−イオンは、高い親和力で酵素に結
合しているのだが、l molのEcoAmi(DSM)Glモノマー当たりわ
ずか±I K40”’モルの割合を占めている(EDTAがクロマトグラフィー
用緩衝液中にないと、後者の値は、1 molの酵素単量体当たり0.5mol
のコバルト量まで上昇した) 、 EcoAmi (D SM) CIの純度は
、5DS−PAGEと銀染色法で、またバイダンク(Vydac ) C4カラ
ムを用いる逆相高速液体クロマトグラフィー(HP L C’)で評価した。
グルコースイソメラーゼの酵素活性を以下に記述するようにアッセイした(酵素
活性1ユニツトは、1分間当たり、1N節。lのD−キシロース又はD−フルク
トース生産物を生産し、比活性=Spa−はl■のCI酵素当たりのユニットで
表現される)。
トリフェニルテトラゾリウムクロリド(TTC)アッセイは以前にディスク電気
泳動上のD−キシロースイソメラーゼの映像として記載した(K、 Yaman
aka −、Buli、 Yamaguchi Med、 5choolI&
<1971)1)、この染色法は、室温で糟がテトラゾリウム塩と反応してホル
マザンを形成することに基づくものである;この反応は、室温でケトースに特有
のものであり、アルドースは100℃でしか反応しない。ゲル上で、活性キシロ
ースイソメラーゼは、それ故、ピンク−赤バンドで同定できる。わずかに変更し
て、この活性試験は、薬学のファストシステム(Phast、 System)
の使用に応用されている。簡単に言うと、以下の電気泳動、ネイティブ−PAG
Eゲルをファストシステム染色チェンバーに変え、15分間、50℃で、20
mW Tris/ HC1、pH7,2に50mMキシロース、10mM Mg
CJz % 0.1mM Co1Jtを加えてインキュベートした;脱イオン水
で0.5分4℃で洗浄した後、ゲルを3分間20℃でl N NaOH中で新た
に調製した0、1%トリフェニル−テトラゾリウム−クロリド中に浸漬した;ゲ
ルを22N)ICf中で15分間20℃でインキュベートすることにより反応を
止めた;最後の洗浄を水中(0,5分4℃)で行なった。
Gl活性は、35℃でグルコースイソメラーゼによるキシロースの異性化により
生じるキシロースの278nmでの吸収の増加を測定することにより、mアッセ
イすることもできる。このアッセイは、0.1Mキシロースの存在下、l Om
M Mg5O*を含有する50d)リエタノールアミン緩衝液、p)17.5で
行なった。このアッセイにおけるグルコースイソメラーゼの最終濃度は、±0.
01■/sitで、酵素アッセイ混合物に希釈する前に、1.0■/−!の酵素
溶液に対し278n−での1゜08の減衰係数を用いて吸収スペクトルにより正
確に測定した。
D−ソルビトール −ヒドロ° −ゼカップルドアーセイにおいて、D−キシロ
ースの酵素測定を、インキュベーション緩衝液が1mMエチレンビス(オキシエ
チレン−ニトリロ)四酢酸(EGTA)も含有する他は、以前に記載されている
ように(にetsters−Bilderson ら+I Enzyme Mi
crob、Tecbnol、9 (1987) 1 4 5)±2 X 1 (
1”MD−ソルビトールデヒドロゲナーゼ(L−イジトール; NADオキサイ
ド−還元酵素、EC1,1,14)の存在下で、50mM)リエタノールアミン
、pH7゜5.10−けMg5O*、及び0.1 Mキシロース中で35℃で行
なった。このアッセイにおけるグルコースイソメラーゼの最終濃度は±2.5X
10−3■乙iで、上述したように正確に測定した。
基質としてグルコースを用いて、Gl活性をアッセイすることもでき、この場合
、システィン−カルバゾール法(CCM) を用いて異性化反応中に生産される
D−フルクトースを測定して行われるが、この方法は、酸の中でケトlがカルバ
ゾールと反応して、紫色の生成物を生じることに基づくものである(Disch
eとBorenfreunds 1951 ) m1児烈I
EcoAwi (D S M) G I の魅パ東 論熱失活速度論の実験を、
!金員グルコースイソメラーゼに各々特定の場合に記載されている添加物を加え
て行なった。簡単に言うと、精製した酵素を望ましい緩衝液中で平衡にし、この
溶液を指示された温度にセントした循環する水浴(ラウダ、RMε)に連結した
ガラスマントル中に予め挿入しておいた、テフロン針付きハミルトンガスータイ
トストリンジ(l(asilton gas−tight。
stringe )中に吸引した。予備実験は、この酵素溶液の25から80℃
への温度平衡が、1分以内に行なわれたことを示した。適当な時間に、アリコー
トを工ンペンドルフ管に入れ、サンプルを0℃まで冷却することにより熱変性工
程を消失した・また・大サンプルをリヤクチ−バイアル(Reacti−Via
ls) (ヒース)中の個々のアリコートとしてインキュベートした。
1、:び
50mM (3−(N−モルホリノ)−プロパンスルホン酸)(MOPS> 、
25℃でp!17.2(25℃でpKa −7,3,5; dl(/℃−−0.
001)におけるEcoAwii (D SM) G IO熱失活の速度論を温
度の関数として、図1 (金属添加熱)、図2(+10mMMg5O4)・及び
図3 (+ 10 CoC1t)に示す、すべてのデータの点は、使用温度及び
金属イオンの存在又は性質に拘らず、−次反応に相当する理論的な減衰曲線に見
事に一敗している。
このデータは、また、マグネシウムの安定化効果、及び、コバルトイオンについ
てはそれ以上の効果を示している。熱による酵素の失活は不可逆的であることが
見出された;従って、加熱によりタンパク質の凝集を引き起こすことが示された
。汽g″2の存在下では、酵素活性の喪失は、タンパク質の沈殿の程度とかなり
良い相関があると説明できる。
図4は図1.2、及び3のデータをまとめており、この温度間隔においては、金
属の有無に拘わらず、アーレニウスプロットは直線であることを示している。
この結果は、EcoAmi (D SM) G IO熱変性は、試験したすべて
の条件下で1つの事から生じていることを示している;金属の有無により同じ制
限工程が優勢か否がはわがらないが、アーレニウスプロットの直線性は、この工
程がある特定の実験条件下で特別なものである主張を支持する。
2、pU びイオン
Glを安定化する金属の親和力はpl!依存性が大きい;特に、PH6以下では
かなり減少する。従って、EcoAmi (D S M) G Iの熱安定性へ
のpHの影響は、添加金属無で無金属酵素を用いて研究した。
4、7〜8.3のPH範囲においては、EcoAmi (D SM) G Iの
72℃での失活は、常に1次反応速度論に従った0図5は、失活速度定数に、が
、pH5,5〜6.7の間で実質的に変化せず、しかしこのPH範囲のどちらの
側でも増加していた。
図6は、添加金属無の酵素の熱失活の速度論がイオン強度の関数として増加した
ことを説明している。これは、pH依存性のデータとともに、極性残基がEco
Ami (DSM) CIの熱安定性に必要なことを強力に示している。
この条件は、図7のデータによってさらに支持されており、図7は、pHが徐々
に増加するとく即ち、72℃でPH6,7からp)17.6に)、塩化ナトリウ
ムの不安定化効果がかなり増幅することを示している。
3、とシアネートのづ
Glは、4個の同じサブユニットからなる四量体である(F。
Reyら、、同書)。
尿素とシアネートの影響は、加熱の結果として酵素活性が喪失する、即ちサブユ
ニットの解離及び/又は変性を説明しうる構造の変化を同定する試みにおいて主
張された。
酵素のオリゴマー化状態をスーパロース−12を用いたゲル濾過高速液体クロマ
トグラフィー(S E C−HP L C)により室温で分析したが、この際に
、50mM Tris/HCJ 25℃でpFI8.o及び150■MNaC1
から成る溶g!緩衝液を用いた。続いて、7M尿素中室温で、酵素を長時間イン
キュベートした。
生Glは、5EC−HPLC上で四量体として溶離することを示す。
図8は、尿素中の長時間インキュベーションは、生EcoA■i(DSM)Gl
−四量体の二量体への解離を引き起こすのに必要であることを示している。
シアネートは溶液中に静置するだけで尿素から発生することが知られており、シ
アネートによる酵素の化学的修飾は観察されるサブユニットの解離に関係がある
かもしれないと考えられている。
この仮説を試すために、酵素を16〜24時間、室温で、0.2Mボロネートp
)18.5と0〜200mM1度のシアネートを含有する1 50g+?l N
aCJとこれに新たに調製した5、 0 Mの−>7$二)E1旦星と尿素(ミ
リーQ水(Milli−Q jlater )中で、新たに調整した10M尿素
の原液を製造の要請に従ってAG501−X8(D)樹脂のカラム(バイオ−ラ
ンド)に通した;この処理により、シアネート化するイオン性不純物を除去した
)の存在の有無で、インキュベートした。
以下のことが観察された:
1、 シアネート単独で処理すると、5EC−HPLC上のEcoA+si(D
SM)CIの溶離プロフィールは変わり得なかった。ネイティブPEGEは、負
の電荷が増加しても(図9B、上パネル)のゲルのTTC−染色に示されるよう
に酵素活性の見かけの喪失がなければ(図9B、下パネル)酵素の化学修飾の投
与量依存性の根鉢はなかった。
2.5.0Mのシアネートを有しない尿素中でEcoAmi (DSM) Gl
を16日間インキュベートした後、二量体の形成は5EC−HPLCでは見られ
なかった(図1OA)、Lかし、ある二量体−二量体解離は、ネイティブPEG
Eの後に観察されており(図10B、上パネル、OmM NaCN0) 、これ
は用いられる尿素濃度(5モル)において、発生したシアネートがわずかに化学
修飾を引き起こすが、これは四量体の解離には直接的に至らず、二量体−二量体
会合を弱めて、PAC;Eの際に印加される電場の影響下で、解離が生じうるよ
うになることを示唆している。
さらに、尿素と電場の影響が重なって四量体から二量体への解離が引き起こされ
るという考えも提唱できる。
3.5.0M尿素中のEcoAmi (DSM) CIにシアネートを同時に添
加すると、濃度に依存して四量体がら二量体への解離が容易に引き起こされた。
これは5EC−HPLCデータc図10A)によってもネイティブPAGE (
図10B、上パネル)によっても示された。インキュベーション後、高いシアネ
ート濃度での二量体のPAGEにおける減速は、この条件下で酵素の変性が増加
した結果であるようだ、ネイティブPAGE上で、二律はTTC染色後、GI−
活性を示さなかった(図10B。
パネル)、この発見は、酵素活性は、Gl−四量体が二量体解離すること及び/
又は化学修飾により喪失することを示唆する。
結論として、シアネートと尿素の両方の存在により、EcoAmi(DSM)四
量体から二量体へ解離が観察されるようになる。シアネート単独では効果がない
ので、化学修飾されたアミノ基、これは酵素の四量体構造の安定化に必要である
が、尿素が存在しなければ溶媒が接近できない、尿素はおそらく、二量体/二量
体相互作用を不安定化させ、これにより、二量体/二量体界面内に埋め込まれて
いるアミノ酸が露出する。従って、これらの残基は、α−及び/又はε−アミノ
基を有するが、シアネートによりカルバミル化が可能になる0次に、シアネート
のサブユニット間に接触する残基への共有結合は、酵素の二量体形成を安定化す
る。それ故、EcoAsi (D S M) G I四量体の二量体への解離は
、おそらく熱変性の初期に起こっている現象の一つと提唱できる。この仮説を支
持して、タンパク質濃度が高いと、熱による変性に対して酵素を安定化すること
が観察され得た(データは示していない)。
4、グリケージコン
タンパク質は、グリケージコン、即ち、α−及びC−アミノ基がグルコースや数
多(の他の糖により非酵素的に修飾されることがわかっている。使用条件下にお
いて(高いグルコース濃度、pH7,5、及び長時間の利用) 、EcoAmi
(D S M) CIのグリケージコンは、起こり得る;特に、EcoAii
i (D S M) G I四量体が高い温度で二量体に解離するならば、尿素
の存在下でシアネートと反応する同じアミノ酸残基が、四量体−二量体解離とお
そらく触媒活性の喪失を伴ってグリケーシヲンすると予測した。
無金属Ecol1wi (D S M) G Iは、マグネシウムの で60℃
で50+m1つMOPS、60℃でpH7,7中にD−グルコース(250wM
)無又は有でインキュベートした。適当な時間に、アルコートを取り、25℃ま
で冷却して、278n−での直接キシロース吸光アッセイで残留酵素活性を試験
した。
図11.パネルAは、グルコースの存在により、60℃での酵素の熱失活速度が
、かなり増加したことを示している。この効果は、可逆ではない、というのは、
50!IM MES、 pH6,0,4℃に対する広範な緩衝液の変更により、
EcoAmi (DSM) CI (図11、パネルAの三角)の触媒効率は回
復できなかつたからである。さらに、5EP−HPLCで反応生成物を分析する
と、予測されるように、グリケーシッンは、時間に依存して、四量体から二量体
に解離することによって完了したこと(図11、パネルB及びC)、四量体の解
離が高温で生じるという主張を支持する発見が明瞭に説明された。解離した二量
体は、二量体間の接触の中に存在するであろう反応性アミノ基のグルコースによ
る共有的な修飾によりトラップされる。
図11.パネルDは、加熱により、約16量体の大きさのEcoAmi (DS
M) G 1 (±700キロドルトン、即ち、4GI四量装置子)を有するタ
ンパク質凝集を形成し;この凝集はグルコースの存在により大変強化されたこと
を示している。しかしながら、凝集の形成は、Glの二量体への解離と独立に、
あるいは単に続いて起こるだけなのかはわかっていない。
非常に類似する結果が、異なる緩衝液系、即ち12.5mMリン酸カリウム、6
0℃でpH7,7で再現し得た。
シアネート化して、安定なGl二量体を生成するには尿素の血止が必要で、一方
、グルコースは尿素の存在無で高温で同じ性質を示すことは興味深い、それ故、
我々は、尿素も加熱もEcoAmi(DSM)Gl
量体間界面に位置するアミノ酸残基を露出する;これらのうち、以前は接近でき
なかったアミノ基がシアネート又はグルコースと反応できるようになり、二量体
状態に酵素をトラップすると結論することができる。
裏施班主
アクチノプラネス ミソーリエンシスのグルコースイソメラーゼのサブユニット
のリジン の6
Glは、2つの二量体(ABとCD)のアフセンブトと見られる4個の等価のサ
ブユニット(ASBSC及びD)から成る四量体である。それ故、サブユニット
界面は2つのカテゴリーに区別することができ、1つは1個の二量体内の単量体
間の界面(二量体内界面)であり、他の1つは、2個の二量体間の界面(二量体
間界面)である。
解離したサブユニット中で計算した接近できる表面領域(SAS)CB、リーと
F。リチャード、J、 Mo1. Biol、55 (1971) 379)が
オリゴマー中で測定したものと異なっているなら、残基はサブユニット界面の接
触に関与しているといえる0表2に、解離した単量体中及びGl四四棒体中両方
の20サブユニツトリジン残基に対するASAまとめた。
i 132 147.4 147.4 0.O1i309 93.2 93.2
0.0 ;これらの残基のうち11個のものが、サブユニット界面に関与して
いるように思われる。LYS−100とLYS−253のみがサブユニット界面
内の広い領域(各々149人3と110人寞)に埋まっており、はぼ完全に四量
体中に埋まっている。換言すれば、これらの残基の双方とも、四 でのr ′
は い。
また、どちらの残基とも、EcoAmt (D S M) CIの触媒活性を有
しない、さらに、LYS−100とLYS−253はサブユニット界面の 0・
を する、S−サブユニット<A−LYS−100)中のLSY−100は、
B−サブユニット中の373部位の近(の小へリンクスの最後の曲がりを水素結
合により安定化している。一方、A−サブユニット(A −L Y S −25
2)のLYS−253はC−サブユニットのASP−190とイオン性二量体間
の相互作用を有する。モデル構築法<model buildingtechn
iques) 、(P、デルヘイズら、、J、 Mo1. Groph、 3
(1984)116に記載されている)を用いると、LYS−100の環境はA
RGへの置換を可能にしそうではなく、一方、LYS−253からARGへの突
然変異は、悪影響をもたらす物理的接触が存在せず、ASP−190とのイオン
性相互作用が好ましい状態で保持されているので、:生り堡亙亘であることが認
められた。
もう1つのりジン残基であるに294は、二量体−二量体界面に位置するが、部
分的に四量体中に埋まっているに過ぎない(接近可能な表面領域22.8人3)
。この残基は、すべてのアクチノマイセートグルコースイソメラーゼ中でしっか
りと保存されている(実施例10及び図21参照のこと);シかしながら、N2
94はまたN247及びD257と相互作用し、両者とも金属結合を有する。従
ってに294は異なる機構でグルコースイソメラーゼの安定性に影響する。
大U土
アクチノプラネス ミソーリエンシスのグルコ−Z ! ’/ −L々::、。
ゼ の のリジン のアミノ
本発明に従えば、LYS−253をアルギニンで置換すると・二量体−二量体界
面間の静電気的相互作用を安定化し、これによリ、熱失活に対するEcoAmi
(D S M )の安定性は増加する。さらに、この置換により、253位の
(グルコース又はシアネートによる)化学修飾も妨げられる。
EcoAmi (D S M) CIの熱安定性における、A−LYS−253
/C−ASP−190イオン対の静電気的相互作用の重要性を主張するためには
、LYS−253をグルタミンに変異して、リジン側鎖のイオン性を排除したが
、この突然変異はさもなければ保存される理屈はない。
特定部位の突然変異誘発は、pMa5−8及びpMa5−8のようなプラスミド
ベクターを用いて、切断された二重DNA(gdDNA)法に従って行なった(
P、スタンセン立、同書)。
突然変異誘発の計画には、突然変異すべき領域の上流及び下流の特定の制限サイ
トを使用する必要カミあるので、コードされたアミノ酸配列を変えることなく、
Glコード配列中に2つの切断□サイトをさらに導入した。Kpmlサイトを以
下のオリゴヌクレオチドプライマーを用いて177部位のGのヌクレオチド塩基
を変更することにより生成した:
5 ’ −CGAAGGGTACCAGG−3’Xholサイトを以下のオリゴ
ヌクレオチドプライマーを用いて825部位のGをCに置換して生成した:5
’ −GCCGTTCTCGAGGAGGTCG−3’GTGからATGコドン
への転換(実施例1参照)及びKpnlサイトの生成は1回の突然変異誘発実験
で完了し、これにより、関連ある酵素によりリン酸化されたオリゴヌクレオチド
は、一本i1 pMa5− G IとpMa5−GlのBamHI −Aatl
l大フラグメントに由来するgdDNAにアニールされた。
Xholサイトは、別の実験で導入した;用いられる。dDNAは、一本11(
pMa5−GlとpMa5−Glの5acl 5eal大フラグメントから構成
されたものであった。3つの突然変異は二重変異体とXhol変異体の適当なフ
ラグメントを結合することにより、−末鎖遺伝子中に集めたものであった。この
結果生じた三重変異体をpMa−1と呼んだ、捕捉的なpMa5−1は、pMa
5−1のEcoRI −Xba I小フラグメントの挿入により構成されたもの
で、pMa5−8のEcoRlとXbalサイトの間にPI −G±ハイブリッ
ド遺伝子を含有した。
pMa5 1とpMa5 1は、野生型と変異型Glの両方の生産のために使用
される基本的なベクターである。すべての特定部位の突然変異誘発試験において
、後述するように、−末鎖型のpMa5−1とpMa5−1の適当なフラグメン
トから作製されたgdDNAを使用した。
1、+ジンー253→グル ミン
gdDNAの構成に、pMa5−1のSac I −Xho I大フラグメント
と以下のオリゴヌクレオチドプライマーを用いた:5 ’ −CCTGGTCG
AACTGCGGGCCG−3’変異型酵素はよく発現した;キシロースを基質
として用いた比活性は、野生型EcoAmi (D SM) CIの96%であ
った(表3)。
72℃、50mMM0 P S、 72℃でpH7,4、金属熱における熱失活
は、−次反応速度論に従い、この突然変異は野生型の1.4×10−”win−
’からに253Qの0.!Jsin−’に変性速度定数の60倍増加を引き起こ
したことを示した(図12、パネルA)、105MMg5O4(D存在下、85
℃、50+5MM0 P S、 85℃テpH6,5ニおいて(図12、パネル
B)、−次崩壊速度定数は、K253Qに対して1.2m1n−1の値を存し、
野生型酵素(Kn −3,4Xl0−”■i〔りの約350倍大きかった。
ゲル濾過クロマトグラフィーで、K253Q酵素のオリゴマー構造を分析したと
ころ、四量体そのままであった。しかしながら、0.2Mボレート、pH8,5
,0,15M NaC1中の5モルのシアネートを有しない尿素中で長時間イン
キュベートすると、図13、パネルAに示すように、K253Q変異体は容品に
二量体に解離した;図13、パネルBで、野生型及び変異型酵素の二量体形成の
生成曲線を示すデータをまとめた;このデータは、変異型酵素の四量体から二量
体への解離を示しているが、野生型酵素のは示していない。
上述した実験は、EcoAmi(DSM)G1分子の安定化の構造的基盤を証明
する。残基に253のグルタミンへの特定の変化は、温度及び尿素感受性の突然
変異を引き起こし、結果として、本質的な相互作用の位置を同定した。明らかな
相互関係が変異体の熱失活の感受性と室温で尿素によって促進される四量体から
二量体への解離の程度の間にある。
2.1ジン−253−アルギニン
gdDNAの構成に、pMa5−1のSac I −Xho I大フラグメント
と以下のオリゴヌクレオチドプライマーを使用した:5 ’ −CCTGGTC
GAACCGCGGGCCG−3’Eco^−i (DSM)変異型に253R
は、よく発現し、キシロースを基質とする酵素活性は、野生型の120%を示し
た(表3)。
この変異型の熱安定性を、50mM(N−2−ヒドロキシエチルビヘラジンーN
’−2−:L夕7ス)Lt*7rll”) (EPPS)、pH7,5,5si
M Mg5Oa中で、82〜92℃の温度範囲で試験した0表4に、K253R
と野生型酵素の半減期を時間で挙げた;この結果は、この温度範囲に渡って、K
253Rが野生型酵素より定常的に安定であることを示している。
高温でのグルコースによる失活に関して変異型に253Hの安定性を主張するた
めに、両方の酵素を250@MD−グルコースの存在下、60℃で、12.5m
Mリン酸カリウム緩衝液、p)17.7中でインキュベートした0図14に、約
70時間のインキュベーションの時間、経過を示した;このデータは明確に、K
253R変異体中で行なわれた失活する一不可逆的な一化学修飾に対する防御が
、半減期として、野生型と比較して5倍増加したことを示している。
負の対照実験として、LYS−100をアルギニンに突然変異したが、この場合
、前述したように、新しい残基の立体的調節がうまくいかず、酵素活性に影響を
与えることなく、安定性が減少することが予測された。
3、リジン−100→アルギニン
gdDNAの構成に、pMa5−1のKpml −AatII大フラグメントと
以下のオリゴヌクレオチドプライマーを用いた:5 ’ −CCGCCGTCC
CGGAACACCGG−3’K100RCIの比活性は、キシロースを基質と
して用いると22ユニツト/■であった。従って、野生型EcoAmi (D
S M) Glの活性に匹敵する( 24.5ユニツト/■)、シかしながら、
この変異型酵素の熱失活は、50mMEPPS、84℃でp)17.5.5mM
Mg5Oaにおいて、100倍速く、Km −0,3sin−’で進行した。
4.1ジン−294→アルギニン
gdDNAの構成に、pMa5−1のXho I −Sea I大フラグメント
と以下のオリゴヌクレオチドプライマーを用いた:5 ’ −GGGACGGC
CGGTAGTCGAAG−3’EcoAmi (DSM) CI変異型に29
4Rはよく発現し、キシロースを基質とする酵素活性は、野生型の85%であっ
た(表3)・この変異体の熱安定性を50−M(N−2−ヒドロキシエチルビベ
ラシアーN’−2−xタンス/L/ホン酸) (EPPS) 、pH7,5,5
+sM Mg5O,中で、82〜92℃の温度範囲に渡って試験した。
K294Rの半減期を時間単位で、表4に挙げた;この結果はこの温度範囲に渡
って、K294Rは、野生型酵素とほぼ同じ安定性を有することを示している。
D−キシロース’=UJ・ ゛ ) はD−グルコースる (WT)とF Ec
oAmi (DSM) CIの バーメーSpam1分(ユニット)あたり、酵
素1■あたりの生成物(D−キシロース又はD−フルクトース)のμsolで表
わした比活性
V waxは、酵素1■あたりのユニットで表現する。
KNは、ミカエリス定数で1で表わす。
N、−測定なし
キシロース グルコース
Spa Vmax にm V+sax Km縁r−G4 24.5 24.2
4゜8 34.8 290に253R30,024,65,327,2177に
253Q 23 15.1 4.4 29.2 210K100R22,2ND
ND Nl) NDK294R20,513,84,525,8187G70
S;A73S:G74T 2B 24.9 5,3 39.2 23550mM
EPPS、84℃でB7.5.5−門MSO6にお番ると工 に ′ れた・
グルコースイソメー−ゼの半減期は、全酵素活性が50%まで減少するのに要す
る時間である。
賀T−Gl 11.85 3.80 1.07 0.25 0.080 0.0
32に253R1?、65 4.1? 1.11 0.32 0.094 0.
037に294R9,391,570,430,140,056八DG70S;
A73S;G7JT 22.8B 4.83 1.21 0.31 0.093
0゜032叉立五l
の′hr・ によるグルコースイソメー−ゼの単量体サブユニットの安定性を改
良する突然変異は、実施例2に関しては、グルコースイソメラーゼの四量体の安
定化に影響しないようであるが、この方法でいくつかの突然変異を行なった。
α−へワンリスを安定させ、間接的に単量体を安定化する目的で、グルコースイ
ソメラーゼ単量体の8末鎖のβ−バレル(β−barrel)のへリフリスBか
らの3個の残基を突然変異させた。グリシン70をセリンに、アラニン73をセ
リンに、グリシン74をトレオニンに変異した。
gdDNAの構成に、pMc5−1のKpn I −Aatn大フラグメントと
以下のオリゴヌクレオチドプライマーを用いた。
5 ’ −GCCTTCTTGAAGGTCGAGATGATGGAGTCGC
GG−3’EcoA*i (DSM) CI変異型、G70S:A73SjG7
4Tはよく発現し、この比活性はキシロースを基質として28ユニツト/■(野
生株の115%)であつた(表3)。
この変異体の熱安定性を50閣M(N−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N′
−2−エタンスルホンIIり(EPPS) 、pH7,5,5mM MgSO4
中、82〜92℃の温度範囲で試験した。G70S;A73SHG74Tの半減
期を時間単位で表4に挙げる;この結果は、この温度範囲にわたって、使用され
る条件下において、G70S;A73S;C;74Tは野生型酵素より安定で、
さらに変異型K 253 Rより安定であることを示している。
亥笠且立
に る と・ 声のA、ミソーリエンシスグルコースイソメー−ゼの と
大腸菌における^、1ヱニュ玉ヱ之玉グルコースイソメラーゼの生産に、pMa
型ベクター上の発現ユニットを専ら使用した。
野生型タンパク質又は望ましい変異型タンパク質をコードしているA、ミソーリ
エンシスグルコースイソメラーゼ遺伝子を有する、グルコースイソメラーゼ欠損
大腸菌株に527の形質転換細胞(皿上ロユ臣己、加」3肛+ ElJ、 rm
−11+−)を以下の組成を有する培地中で培養した:酵母エキス(20g/x
)、バタトトリブトン(Bacto tryptone) (40g / j!
) 、カザミノH(Casamino acids) (4g/ff1) 、
、 NaC1(10ElJ) 、及びアンピシリン(100■、#)16時間3
7℃、遠心分離した後1.ニーcvmnを、20mM)!Jス、10mMEDT
A、50mMグルコース、pH8,0からなる最小容量の緩衝液中で再懸濁した
。リゾチームをその後添加して、最終濃度1゜5g/zにした。37℃で30分
間インキュベートした後、このサスベンジリンを30分かけて70℃まで加熱し
た0次にこのサスベンジランを室温まで冷却し、Mg1J’zとデオキシリボヌ
クレアーゼlを添加して、最終濃度を各々20 mM& 1.5 z/ Jにし
、さらに30分間37℃でインキュベートした。細胞破片を遠心分離で沈殿させ
、上澄み液を一晩50wM)リス(pH7,5)で透析した。
スnu
と′ グルコースイソメー−ゼm
酵素溶液は、イオン交換樹脂に固定化できるゆ各々の実験の前に、イオン交換樹
脂を、0.5 NaOH溶液(>10ベッド体積)、水(pH<8まで)、10
%Na0)I溶i’l! (> 10ベッド体積)、及び水(〉20ベッド体積
)で樹脂を処理することにより再生する。レジンズレワチフトMP500A(バ
イヤー)とアンバーライトIRA904(レーン&ホーズ)をグルコースイソメ
ラーゼの固定化のために選択した。これらの陰イオン交換樹脂上への酵素の吸着
は高い効率で起こる。吸着される酵素量と使用カラムの活性の間には直線関係が
ある。
Logの陰イオン交換樹脂(C1−型)を5Omlの緩衝液(50mM)リス塩
酸、pH7,5)中に置く、精製したグルコースイソメラーゼを加え、1晩4℃
でSOmM)リス塩酸緩衝液(pH7,5)を有する全容量100m1中で結合
させた。
1旅五l
と゛ 声グルコースイソメーーゼの
固定化したグルコースイソメラーゼとその変異体の初期活性と安定性をR,フォ
ンテルベルグに従って、時間の関数として45%転化におけるポンプ速度(pu
mp rate >を測定することにより決定した(論文;工業的でん粉転化技
術における生物的触媒の工学的見地、デルフト大学ペルス1983)。これによ
りKoとKdが計算できる。Ko、擬−次反応速度定数は酵素活性の基準である
。Kd。
−次崩壊定数は、酵素の安定性の基準である。Kd計算は、ゼラチン固定化した
グルコースイソメラーゼのみに記述してきたが(R。
フォンテルベルグ、同書)、同じ計算は樹脂固定化したグルコースイソメラーゼ
にも用いることができる。実験条件は:温度70℃;反応器:ダウンフローパフ
クトベッド(downflow packedbed) ;基t: 3Mグルコ
ース、3 mM Mg5Oa、3 mM Na*SOs i転化率:45%77
m、クトーx ;pH7,5(35℃で測定) ;Ca: <3ppmであった
。 Kdの結果は表5に示す。
l−立
なる1 に れた と・ グルコースイソメラー野生型 2.7 2.4
K 253 R1,00,7
K 294 R2,82,9
K 253 Q n、d、 3.7
(G70S;A73S;G74T) 2.0 2.1注:野生型も変異型酵素と
も生産し、精製し、実施例6及び7の記載に従って固定した。
表5から変異型に253RとG70S;A73S;G74Tの両方とも70℃使
用試験においてかなり改良された安定性ををすると推測できる。これらの結果は
、かなりの正確さをもって、もし試験が工業的に用いられる温度で行なわれるな
らば、得られるであろう結果に翻訳することができる(R,フォンテルベルグ、
同書)。
変異型に253Qの性能が低いことは、実施例4で記述した跋mの実験から既に
推測されているように、253部位の塩基性残基の重要性を示している。グルタ
ミン変異体はおそらく、水素結合を全く形成せず、これにより二量体−二量体接
触を不安定化させる。
同様に、K294R変異体は、広肱宣nの実験から得られる結果に従えば、野生
型酵素より活性が幾分低い。
上述の結果は、グルコースイソメラーゼの二量体−二量体界面接触を改良すれば
、工業的使用において優れた作用を有する酵素が得られることを示している。界
面接触を有する他の残基もまた、当業者は選択できる。化学修飾に感受性のある
残基又は、最適な水素結合を示さない残基を、本明細書の訓示に従って、他のア
ミノ酸に置換することもできる。
変異型、G70S;A73S;G74Tで観察されたKd値によって証明された
ように、単量体サブユニットを安定化させる目的の突然変異もまた、驚くべきこ
とに、四量体の安定化に正の効果を示す。
これらの結果を合理的に説明する試みにおいて、α−ヘリフクス中のグリシン残
基の置換は、タンパク質の変性状態のエントロピーを減少させ、その結果タンパ
ク質は可逆的な変性に対して耐性を増すことを心に留めるべきである(Prot
eins、 1 (1986)43−46)、そうすると、グルコースイソメラ
ーゼの(部分的)変性タンパク質の化学修飾(及びその結果生じる不可逆的変性
)に対する感受性は、かなり低くなり、その結果酵素の熱安定性は増すであろう
、さらに、変異型G10S;A73S:G74Tに挿入された突然変異はすべて
より親水性で、従ってヘリックスBの露出した表面上に接近しそうである。これ
により、単量体の可逆的変性に対する安定性は強化する。以前に述べたように、
これにより、四量体タンパク質の不可逆的変性に対する感受性が低下する。
本実施例で例証された突然変異は、グルコースイソメラーゼの全α−へリックス
において同様の方法で起こすことができる。ムlヱニュ玉ヱ>Xグルコースイソ
メラーゼの3D構造から決定されたヘリックス領域(F、レイら、、同書、)は
、α1 35−47、α2 64−80、α3 108−128、α4 150
−173、α5 195−206、α6 227−239、α7264−276
、α8 300−328の部位である。グリシン残基の置換、疎水性残基の導入
及びα−ヘリフクスのアミノ末端のプロリン残基の導入を考案できる。
工学的に作り出された変異型に253Rと0703;A73S;G74Tの両方
とも、野生型グルコースイソメラーゼと比較して熱安定性が改良される。しかし
ながら、変異型に253Rは、実施例4に記述した跋mの実験の結果とは逆に使
用試験において、変異型G70S;A73S:G74Tより安定であるようであ
る。これは、実験室条件下で得られた結果により、使用条件下における酵素の性
能をある程度予測できるだけであるという事実の反映であるように思われる。多
分、使用条件下で用いられる高いグルコース濃度及びグルコース濃度に依存する
グリケーション工程がこの現象に関与する。
叉立五l
なるHでの゛ グルコースイソメー−ゼの変g型に253R及びWT人、ミソー
リエンシスグルコースイソメラーゼを使用して異なったpnでの比較試験を行っ
た。に253R及びWTの酵素標本を実施例7に記載の様にレワチフト(Lew
atit)上に固定し、実施例8に記載した様に異性化試験を行、うた0条件と
しては、種々のpHのグルコースシロップを使用し、R。フォンテルベルグ(同
書)の記載の通りとした0図18に両酵素のKd値をpHの関数として示す。変
異型に253RはpH値7.5からPH5,8で改良されたKdを示している。
測定は少なくとも2回実施した。前述の様に、変異型に253Rは高温(高転化
速度)でばかりではなくより低いpH(生産されたフルクトースの安定性が増す
)での工業的使用に優れた作用を示す。
実施■上皇
のバクテ1ア か゛のグルコースイソメラーゼ゛ 云 のクローニングと配 ゛
異なるバクテリアのグルコースイソメラーゼのアミノ酸配列の情報を得るため1
、グルコ−反イソメラーゼをコードした遺伝子を大腸菌中での分子クローニング
によってそれぞれのバクテリアの染色体から単離した。
次のバクテリアを前記の目的のために選択したが、それらのいくつかのものは工
業的に使用されている酵素である。
−アルスロバクタ一種
一ストレブトマイセス 立上i皇土土二/Xに LMG7183−ストレプトマ
イセス セルモブルガリス DSM40444−ストレプトマイセス ムリヌス
03M40091−1請1≧LLL孟種 ATCC31351前述した全ての
種の染色体DNAをホンプウッド(Eopwood)(同書)に記載の様に単離
及び精製した。
1」り(二と!シム:、5−」辷(i皇オ」ニー竺二及びIJ12し九五立につ
いては、制限エンドヌクレアーゼ5au3AIで部分的に切断し・実施例1のA
、ミソー!エンシスにつし1て記載したと同様に大腸菌中で得られたフラグメン
トを正確にクローニングした・盈B及びS7セルモブルガiスの染色体DNA4
よ、実施例1に記載した様にPstlで完全に切断した後、pEcOR251中
に結合させた。
望まれるグルコースイソメラーゼ遺伝子を含有するコロニーを、A、ミソ−1エ
ンシスグルコースイソメラーゼ遺伝子の712 bpMlu I制限フラグメン
トまたは−≦工t?t−t:lb−二べニーグルコースイソメラーゼ遺伝子中に
組み込んだ853bpSacll制限フラグメントを使用してコロニーハイブリ
ッド法により検出した。
異なったバクテリアのグルコースイソメラーゼ遺伝子を含む再結合プラスミドを
さらに、A、ミソ−1エンシスグルコースイソメラーゼ遺伝子について記載した
様に制限地図によって同定した。
タンパク質コード領域のヌクレオチド配列分析をマクサム−ギルバート(同書)
が考案した化学的方法を使用して行った。
S、サルモブルガリスグルコースイソメラーゼ遺伝子を含有するクローンは、不
完全なものであることが判明した。アミノ酸346までのコード配列(A、ミソ
−1エンシスグルコースイソメラーゼの351部位と同等)がそれ故に確立され
た。
ヱ互1立ユニ立sp、グルコースイソメラーゼのアミノ酸配列は、公表されてい
る配列とは異なっていた。すなわち公表されていた配列のプロリン177はアル
ギニンであった。
本実施例の結果を図21にまとめるが、アミノ酸配列は、確立されたヌクレオチ
ド配列から導出されたものであって、相互の頻億性を最大限に示す様に配列した
ものである。
叉五■土工
アムプ゛iエラS、グルコースイソメー−ゼの と’l然・大腸菌中で”7罠、
7’−’ :L−sp、グルコースイソメラーゼを発現するために、A、ミソ−
1エンシスグルコースイソメラーゼに対してすでに入手されている有効な発現単
位を使用した。実際にはA、ミソーリエンシス発現ベクターは、全ヌクレオチド
とこれにより生じる2つの遺伝子のコード領域のアミノ酸配列の違いを保存して
いる、アムブラリエラ種グルコースイソメラーゼ遺伝子の制限フラグメントを用
いて、然変異させたHpMa−1の一本鎖DNA及びpMc−1の4107 b
p BstE I I/Ncolフラグメント、124 bp BstEII/
ApaL 1フラグメント、及び1059bp ApaL I/Bs5H11フ
ラグメントからなる切断された二重分子が形成され、このうち後者2つのフラグ
メントはアムプラリ旦種グルコースイソメラーゼ遺伝子から得られたものである
。
前述の方法を望ましくない変化を検査するためにヌクレオチド配列の決定を更新
しながら実施例1の記載のように継続した。前述の様にして、正しいプラスミド
が見出され、これをpMc−Clamplと命名した。
アミノ酸配列の比較によって、二ム1立ユニ立グルコースイソメラーゼはA、ミ
ソ−1エンシスグルコースイソメラーゼと同様に等傷部位253にリジン残基を
含有していることが示された。
したがってヱムフ立ユニ立種の変異型グルコースイソメラーゼの部位253のリ
ジン(K)をアルギニン(R)で置換したものが、一本[pMc−G1a+*p
l DNAをBamHI / Hind m切断されたpMa −G I am
p 1及びリン酸化した突然変異誘発性オリゴヌクレオチドでアニールすること
で形成される切断された二重分子を用いて製造した。
5 ’ −AGGTCCTGGTCGAACCGCGGGCCGTGCTGG−
3’アニーリングの次の処置、すなわち得られた変異体の選択及び分析を実施例
1に記載したと同様にして行なった。
スl医上主
ストレプトマイセス ムiヌスグルコースイソメー−ゼのと の′然 ・
ストレプトマイセス gグルコースイソメラーゼ遺伝子の発現を、前記の遺伝子
をプラスミドpMaT5のTieプロモーターの下流に置くことで行なった。p
MaT5はプラスミドpMa5Pmから誘導されるが、前記のラムダPaプロモ
ーターが調整可能なTacプロモーターで置換される。(H,デボーア、Pro
c、 Natl、 Acad、 Sci、 U、S、A、60 (1983)
21)本発現ベクターの構造を図152/Cに示す、完全なストレプトマイセス
ムリヌスグルコースイソメラーゼ遺伝子を含有する1280bp BstX
I/Mlul制限フラグメントをDNAポリメラーゼI(フレノウフラグメント
)で処理し、フラグメントの末端をブランドエンドに変換し、続いてpUc19
に結合した0次いで前記の遺伝子をBamHI及びHindll+を使用して再
び切断し、Ba*H1/H3ndnl切断したpMc5Tに挿入した。得られた
プラスミドをpMc −G I s−u 1と命名した。前記のヌクレオチド及
びストレプトマイセス ムリヌスグルコースイソメラーゼのアミノ酸配列及び発
現ユニットの構造を図19及び20にそれぞれ示す。
また、呈、止ユXXグルコースイソメラーゼはりジン残基をタンパク質配列の部
位253に有しており、これは人、lヱニュエヱ之五〇に253と等価である。
ストレプトマイセス l入グルコースイソメラーゼ中のりジン253(K)をア
ルギニン(R)に置換することで得られる突然変異を、−重鎖pMc−GIsm
ulDNA% BamHI/Hind m切断したpMa5T、及びリン酸化変
異誘発性オリゴヌクレオチド5 ’ −CGTCCTGGTCGTACCGG^
↑GCCGGACTGG−3’からなる切断された2重分子を使用して導入した
。アニール工程の次の処置、すなわち得られた変異体の選択と分析を実施例1に
記載と同様に行なった。
本発明は前述に示唆及び例示した突然変異に制限されるものではない。
これまで記載した本発明は理解を明瞭にする目的のため、例示及び実施例として
詳細に記載したものであって、多少の変更及び修正は添付する請求の範囲の含ま
れるものである。
浄lF(内容jこ変更なし)
時間(分)
浄書(内容に変更なし)
Figure 2
50mM MOPS、25℃で pH7,2、+10m)l 51g におけλ
EeoAmi(DSM) GI の熱失活速度論時間(分)
浄書(15;ン二こjにになし)
piguraコ
50mM MOPS、25°Cで pH7,2、+10mM Co におけるE
coAmi(DSM) GIの熱失活速度論□−一■
時間(分)
浄書(丙g;こ変更なL′
Figure 4
1次失活速度定数
醇
浄−ft、;′:に:こ、五史’−;t=)Figure 5
72℃、金属添加無におけるEcoAmi(DSM)グルコースーイソメラーゼ
O熱失活のpH依存性
Pi 留 活 性 (χ)
#雷(古ギi;こニクミなしン
Figxπ@7
残 留 活 性 [X)
浄書(内容に変更なし)
Figura 8
吸 光 度 (A2B0)
Figure 9A
T
浄書(内容に変更なし)
Figure 10A
aCNO
浄書(内容に変更・シし)
Figure IOB
辻 ¥モモモモ 4
21 ゛ ・φ 峨−―、−
浄!(内容に変更なし)
FigLlr@il
OSo 20 30 40 50 60 70呻 関 (時間)
浄W(内容に変更なし)
Figure 12
0X’R異1lK253Qの熱失活速度論時 間 (分)
浄書(F″イSユニ2)Σζ≧・しン
Figura lコA
Superose−12の5EC−HPLC浄書(Fミ昼−こ変jミなし)
Figure lコB
Gに量体(イ)
浄督(F′5台、こ哀史なし)
Figure 14
残 留 活 性 (Xl
Figura 15A
Figure 15A (continuad、 1)Figura 15人
(continued、2)Figure 15人 (continued、3
)αχ江σひAC)込0χコマ込α 0フflス C331033203330
3:140 3350 3:360Figure 15B
1o 20 30 40 50 60
C’1MTl丁SA!
70 80 90 100 110 1、!0Oaaズフd込入
T〕ズχマユ℃C
Figure 15C
QνncAcAGGAAAo03℃m
Figure工6
′ αχ2 2℃℃G
MSVQATREDKFSFGLWTvGW90 uO
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QARDAF’GDATRTALDPVEAV、 150 11110
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LWGGR8C【工χll−3
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RFA 工Figure :L6 (continued、 1)αズ工λOズ
刀℃AoxχコTh入 OスズエエmcGHGDLLNAFSLVDLLENG
PDCG八αχ込Oズエロパフ、crrcエン1tm α工込αマCGAPAY
DGPRHFDYKPSRTEDTACC八 〇ご■χゴGC’lNコWYDG
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RSAFEDYDADAVGAKGFGFVANχ=℃入NズフC(
KLNQLA 工 E HL L G A R淳1シb)i=?+こ2足なしン
使用負性下のpHプロフィール
5.0 5,5 6,0 6,5 7,0 7,58,0 8,5Figure
19
M5FQPTPEDRFTFGLWTVGWQGRDPF(:DATRPALD
PVETVQRLAELGAYGVTFHDDDL 工 PF G S S D
T E P、E S HX K RF RQ A L DFigure 19
(continued、 1)ASAAGCMRNYL 工 LKDRAAA
FRADPEVQEALRAARLDQLAQPTAADGLDALLADRA
AFEDFDVDAAAARGMAFEHLDQLAMFigura 21
n弓シ(I−古、こニ[更シーし)
Figure 21 (continued、 1)OQ ロー 00
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平成 年 月 日
Claims (13)
- 1.変異型のグルコースイソメラーゼ酵素であって、野生型のグルコースイソメ ラーゼ酵素と少なくとも1アミノ酸が異なるアミノ酸配列を有するグルコースイ ソメラーゼ酵素をコードした遺伝子を発現することによって得られ、かつ、使用 条件下で改良された性能を示すことを特徴とする変異型のグルコースイソメラー ゼ酵素。
- 2.自然に存在しているグルコースイソメラーゼ又は同じ本質的な生物学的活性 を有するその変異型と以下の点で区別できること、すなわち、自然に存在してい るグルコースイソメラーゼが有する生物学的性質を実質的に変えることなく、自 然に存在するグルコースイソメラーゼの、又はその変異型の場合にはリジン残基 のアルギニン残基への置換又は逆にアルギニン残基のリジン残基への置換を可能 にするようなサイトにおいて、少なくとも1個のアミノ酸残基(置換アミノ酸残 基)が、自然に存在するグルコースイソメラーゼ又はその変異型におけるリジン の代わりにアルギニン、又は自然に存在するグルコースイソメラーゼ又はその変 異型におけるアルギニンの代わりにリジンであるという点で区別できることを特 徴とす、請求の範囲1に記載の変異型グルコースイソメラーゼ酵素。
- 3.(1)少なくとも2個のドメインを有する単量体酵素又は、その一部又は全 部が任意にドメインを含むサブユニットを少なくとも2個有するオリゴマー酵素 であり、(2)前記ドメイン又は、適当な場合には、サブユニットが溶媒の接近 性が低いサイトを有し、 (3)前記サイトのいくつかが、他のサイトの他のアミノ酸残基と静電気的な相 互作用を有するアミノ酸残基を有し、前記置換アミノ酸残基を含有する前記サイ トが、溶媒の接近性が近い前記サイトの1つと一致することを特徴とする、請求 の範囲1又は2に記載に変異型のグルコースイソメラーゼ酵素。
- 4.アクチノプラネスミソーリエンシスに由来する請求の範囲1から3のうち1 つに記載の変異型のグルコースイソメラーゼ酵素。
- 5.前記グルコースイソメラーゼのアミノ酸配列が、野生型のアクチノプラスミ ソーリエンシス株由来のグルコースイソメラーゼのアミノ酸配列と少なくとも6 5%の類似性を示す、請求の範囲1から4のうちの1つに記載の変異型のグルコ ースイソメラーゼ酵素。
- 6.Lys253がArg253で、及び/又はGly70がSerで、及び/ 又はAla73がSerで、及び/又はGly74がThrで置換した、アクチ ノプラネス ミソーリエンシス由来の、請求の範囲1から5のうちの1つに記載 の変異型のグルコースイソメラーゼ酵素。
- 7.少なくともLys253がArg253で置換した、請求の範囲6に記載の 変異型のグルコースイソメラーゼ酵素。
- 8.少なくともGly70、Ala73及びGly74が各々Ser、Ser及 びThrで置換した、請求の範囲6に記載の変異型のグルコースイソメラーゼ酵 素。
- 9.対応する野生型の酵素と比較して、標準的使用条件下において、改良された 熱安定性を示す、請求の範囲1から8のうち1つに記載されている変異型のグル コースイソメラーゼ酵素。
- 10.対応する野生型の酵素と比較して、様々のpH値で改良された安定性を示 す、請求の範囲1から9のうちの1つに記載の変異型のグルコースイソメラーゼ 酵素。
- 11.請求の範囲1から10のうち1つに記載の変異型グルコースイソメラーゼ 酵素を有する固定化されたグルコースイソメラーゼ酵素。
- 12.フルクトースシロップの生産において、請求の範囲1から11のうち1つ に記載の変異型のグルコースイソメラーゼを使用すること。
- 13.出発グルコースイソメラーゼと比較して、安定性についての付随する変異 の効果と本質的に同じ種類の生物学的活性を有する、出発グルコースイソメラー ゼ由来の変異型のグルコースイソメラーゼ酵素の生産方法であって、出発グルコ ースイソメラーゼが、出発グルコースイソメラーゼの生物学的活性を実質的に変 化させることなく、リジン残基のアルギニンヘの置換又はその逆を立体的に可能 とするサイトに位置するリジン残基又はアルギニン残基を初期に有するものから 選ばれ;前記初期リジンをアルギニン残基に又は逆に前記初期アルギニン残基を リジン残基に置換することを含む方法。
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