JPH03500977A - コンタクトレンズ用保存兼検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 コンタクトレンズ用保存兼検査装置 本発明は、請求の範囲１の上位概念に定義された装置に関する。

利用者または着用者は、夜にせよ、または例えば自分の活動（水泳、サーフィン 、帆走、格闘的なスポーツ）の種類により必要とされるような外部の状態による にせよまたは着用者の快適さの減少によるにせよまたはコンタクトレンズ表面上 の微生物のような堆積物またはこの面の損傷に因る光学的特性の低下によるにせ よまたは浄化時間の間にせよ、必然的に自分のコンタクトレンズを安全な場所に 保存するように勧められる。周知の保存ケースは平らな、不透明な部片からなり 、その部片にはコンタクトレンズのための凹所が設けられ、この凹所はねじ蓋で 閉鎖される。親水性のコンタクトレンズでもガス透過性のコンタクトレンズでも 湿気の中に保存しなければならない、乾燥すると、親水性のコンタクトレンズが 破壊されることがあり、かつガス透過性のコンタクトレンズはその形状を変える 。湿気のある保存によれば、保存媒体中の殺菌性の付加物によってレンズの無菌 状態が可能になる。

本発明は、同時にコンタクトレンズの保存および保存容器内でのコンタクトレン ズの検査を可能とする課題を有する。コンタクトレンズの監視または検査は、落 ちる光でまたは焦点照明で実施することができる。

周知のように、コンタクトレンズは、一定の期間で、その着用の快適さやその光 学的特性に不都合に影響を与えかつ眼の併発症に到ることがある。堆積物、微生 物、菌類、機械的損傷および経年変化を検査しなければならない。

この検査は、眼医者または眼鏡商により行われる。

そのようなコンタクトレンズの規則的な検査の重要性を次に簡潔に述べる。

コンタクトレンズの表面には、周知のようにその使用期間中に有機質のおよび無 機質の堆積物が形成されかつ微生物ならびに菌類が固着する。有機質の堆積物の 場合、涙液の成分（プロティン、ムチン、脂質）が問題である。無機質の堆積物 （金属、鉄、錆）は、作業条件の状況（空気汚染、道路の塵埃、金属砕片など） に起因する。無機質の堆積物に加えて、硬水堆積物としても呼ばれるカルシウム 塩の堆積物も入る。それらは、コンタクトレンズを水道の水ですすぎ洗うことに よりまたは涙液（薬剤、生理的な影響）のｐ）Ｉ値の変化により生ずる。微生物 （バクテリア、ウィルス）および菌類は、結膜、結膜嚢および涙を運び去る通路 の通常の微小な生理的寄生菌に所属する。これは、微小な寄生菌のバランスが壊 れるや否や変化するが、このことは、手による病原菌の伝達、不適格な洗浄およ び消毒、レンズの着用者の病気または物質代謝障害（Ｉ！尿痔病患者またはコン タクトレンズと環境との接触により起こる。

さらに、コンタクトレンズはその使用中にその材料の変化、損傷および老化を受 けることが知られている。材料の変化（例え変色）は、環境の影響（タバコの煙 、塗料蒸気、化粧品、保存容器の退色）、老化および通常の洗浄方法に依る。損 傷（かすかなひび、すり傷、かき傷、緑の割れ目）は、レンズの不適当な取扱、 乾燥および洗浄に依る。コンタクトレンズのこの変化により、利用者または着用 者に対し一連の併発症が生ずる。

該当する眼に対する不利な結果をもつ重大な併発症はすでに述べた。それ故、コ ンタクトレンズの各着用者は、規則的な間隔をおいて眼とコンタクトレンズを検 査するように指示される。これに加えて、コンタクトレンズの着用は、一定の時 間後角膜の知宜力の感度にしばしば障害を与えることになる。そのために、コン タクトレンズの着用者はしばしば併発症をかなり遅くなって感知し、眼科医に行 くまでに貴重な時間が過ぎてしまう、それ故、各着用者にとってそのコンタクト レンズを簡単な仕方で検査できる装置により、多くの場合に併発症を防ぐことが できよう。

いくつかの洗浄可能性が用いられるが、本発明の対象ではないのでここには枚挙 しない。そのコンタクトレンズの検査は、取り扱いが容易でかつ合理的な価格の 装置を自由に使用できる場合に、着用者自身により行うことができよう。この自 己検査は、コンタクトレンズの専門家による検査を代用しない。

本発明は、コンタクトレンズの使用者に改良された保存ケースおよび簡単な検査 装置であって、その際両方の装置が一部片に一体化されている装置を供給する課 題を有する。従って、着用者は、自分のコンタクトレンズを保存中検査できる状 態にある。これにより、コンタクトレンズの破壊に到る乾燥が避けられる。高い 湿気に依り、コンタクトレンズを検査するときに、汚染、反射および人工産物が 生じえない利点が得られる。

コンタクトレンズの保存と検査のこのような本発明による組み合わせは、請求の 範囲の特徴部分に定義されている。

本発明の実施例を図面により詳細に説明する。図面において、 第１図はコンタクトレンズの保存と検査をするための装置の横断面を示し、第２ 図は同じ装置の平面図を示す。

第１図に示した装置は、光学的に透明な材料からなる本体１を有し、この本体に は二つの中空室２が中空室毎に一つのコンタクトレンズを保存するために設けら れている。各中空室は、透明な材料製の蓋３により水密に閉鎖される。特に、蓋 が中空室にねじこまれるように中空室と蓋にねじが設けられている。例えばバヨ ネット結合または差し込み結合のような他の弛めることができる結合も直ちに用 いることができる。中空室２の底２１は、放物線または他の円錐形の仕方に従っ て形成されている。これによって、コンタクトレンズがその凸面で当接するので 、コンタク（・レンズと底部との間に線接触しか存在しない、蓋３は、コンタク トレンズと強制的に接触せず、しかもその運動の自由度を狭めないような深ざに しか中空室２にねじこむことができない、それによって、かつ中空室内の線形の 支持で、縁も含むコンタクトレンズの全ての部分を隙間なくのぞき見ることがで きる。

コンタクトレンズに必要な湿気を中空室２に維持するために、溜または容器４． ６が設けられている。

一方の容器４は本体ｌの縁領域に取りつけられかつ水溶液のための大きな容積を 有する。このような溶液は、コンタクトレンズのための保存媒体として知られて いる。容器４は、コンタクトレンズが固定される小さい室の直接の周囲に存在す る。この実施例では、容器４は円形である０本体がこの形状を有する場合に、容 器４は楕円形であることもできる。蓋３と底２１の間には充分な液体を循環させ ることができるほぼ０．５から１納閣までの隙間が存在していて、ケースを閉じ たときにレンズが損傷しないように防止され、る。蓋３により液密に閉鎖されか つコンタクトレンズを含む中空室２は、同様に液体で一杯にされる。これが始め に当てはまらない場合には、本体１を軽く振り動かせば充分である。容器４の代 わりに、他の容器６を本体１の中間領域に配置することができるが、これは点線 で示されている。取り囲んでいる容器４．６は、連通ずる通路７を介して中空室 ２と接続でき、かつコンタクトレンズに液体が充分に供給されるように配慮され る。中空室にねじこまれたまたは差し込まれた蓋３はその側に溝または凹部を有 するので、蓋が上方の通路５または７の出口に影響を与えるときにも液体容器４ または６が通路５または７を介して中空室２と楽に連通ずることができる。第１ 図には、蓋３の下部に円錐形の研磨面が示されている。

第２図の平面図は第１図の同一のものを示し、かつ液体容器４．６および連通す る通路５．７の空間的な配置を再びいっそう良く与える。図示された本体１の縁 領域は円形である。しかしながら、縁領域は楕円形またはほぼ四角形であること もできる。また、容器４．６への相応する通路を有する四つの中空室２を設ける こともできる０通路は、第２図に示されたように別の仕方で配置することもでき る。

第１図と第２図には、中空室２内のコンタクトレンズに液体を充分に供給するこ とができる液体容器４．６が示されている。新しい液体を容器に入れるには、中 空室にそして通路５．７を介してまたは特別な注入開口部８に直接容器の中へ導 入すればよい。

同じようにして、古い液体を新しい液体によって交換することも行われる。保存 液体の交換は、一般に無菌性の理由から毎日実施される。

第１図と第２図に示した装置で、中空室２に貯蔵されたコンタクトレンズを検査 または監視することができる。これは、監視者がＭ３を光源に向かって保持して 本体１の下側９を観察するようにして行われる。蓋の表面は、これに反して本体 ｌの下側９が滑らかでかつ透明である場合に艶消しにされる。本体１、蓋３およ び中空室２内の液体の光学的に透明な材料の屈折率は、光線の望ましくない屈折 が起こり得ないように狭い範囲になければならないことに注意しなければならな い。−面を艶消しに仕上げることにより、均一に照らされる背景が可能となり、 その前でコンタクトレンズを観察することができる。

艶消しにされた背景に対して観察されるコンタクトレンズの像は拡大光学系、例 えば集光レンズＩＯにより拡大することができ、この集光レンズは相応する表面 ９に、底部２１の近くにある位置で粘着される。単純にするために、集光レンズ １０は一つしか示されてない、集光レンズは、コンタクトレンズの全表面を検査 できるために、観察すべきコンタクトレンズよりいっそう大きい直径を有する。

全表面９に唯一の大きな拡大光学系または集光レンズ１０を粘着させることがで きる可能性もある。中空室２に貯蔵されるコンタクトレンズは集光レンズ１０に 対し一定の距離を有するようにのみ配慮しなければならない、レンズの焦点距離 よりいっそう小さい距離の場合、コンタクトレンズの仮想の拡大像が生ずる。距 離が単一と二倍のレンズ焦点距離の間に存在する場合、コンタクトレンズの実際 の拡大された像が生ずる。

他の実施例では、拡大光学系または集光レンズが蓋３内にまたはその上に配置さ れる。この場合には、蓋３が滑らかでありかつ本体１の下側９が艶消しにされる 。

今まで、コンタクトレンズを検査するために、伝導先方法を述べて来た。コンタ クトレンズは、いわゆる焦点照明でも、すなわちスリットランプを用いて観察す ることもできる。

組み合わされた本発明では、コンタクトレンズを保存でき、かつ同時に検査でき る０本装置は、製造上費用がかからずかつ取扱が簡単である。

ＦＩＧ、２ Ｘ際調査報告 国際調査報告

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．閉鎖しうる中空室を有するコンタクトレンズ用保存兼検査装置において、一 つまたは複数の中空室（２）が透明な材料製の本体（１）に設けられ、そのうち 各中空室は開口および少なくとも部分的にくぼんで成形された底部（２１）を有 し、その際光学的に透明な材料からなる閉鎖部材（３）が底部（２１）に対して 決められた間隔を維持しながら中空室に挿入されることにより、その保存位置に 保持されたコンタクトレンズが外から監視可能であることを特徴とする装置。
2. ２．中空室（２）の底部（２１）がコンタクトレンズの位置を安定化するために 特別な形状を有することを特徴とする、請求の範囲１による装置。
3. ３．本体（１）に少なくとも一つの液体容器（４，６）が設けられ、この液体容 器は、コンタクトレンズに保存液を供給するために連通する通路（５，７）を介 して中空室（２）と連結されていることを特徴とする、請求の範囲１に記載の装 置。
4. ４．液体容器（４）が本体（１）の縁領域に配置されることを特徴とする、請求 の範囲３による装置。
5. ５．液体容器（６）が本体（１）の中心領域に配置されることを特徴とする、請 求の範囲３による装置。
6. ６．中空室（２）に貯蔵されたコンタクトレンズを支持するために、蓋（３）は 艶消しされた表面を有しかつ本体（１）の基礎面（９）が滑らかでかつ透明であ ることを特徴とする、請求の範囲１による装置。
7. ７．蓋（３）は艶消しされた表面を有し、本体（１）の基礎面（９）が滑らかで ありかつ少なくとも一つの拡大光学系（１０）を含むことを特徴とする、請求の 範囲６による装置。
8. ８．本体（１）の基礎面（９）は滑らかでありかつ集光レンズ（１０）を受け入 れるための位置に相応して形成され、その位置は中空室（２）の底部に最も近く に存在することを特徴とする、請求の範囲７による装置。