JPH0349873A - ブラシロール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はブラシロール用研摩メンバー、特に、研摩材を
樹脂バインダーで固めた棒状の研摩チップ、該研摩チッ
プの基端部を先端側に結合したスリーブ、及び該スリー
ブの基端側に先端部を結合したかつ繊維の紐を樹脂加工
した弾性ロッドを包含するブラシロール用研摩メンバー
、及び該メンバーを取付けた研摩ジスクセグメントに関
する。

本明細書において、本発明に関し「研摩メンバー」とは
、例えば冷間圧延工程における鋼板やステンレススチー
ル板その他の金属ストリップ或いは類似物についての研
摩を研摩チップでするものだけでなく、研摩チップを研
削、研掃、クリーニング等々の処理のブラッシングに当
て得るものを指す。このことは特許請求の範囲の項の記
載にっいても同じである。

研摩材を樹脂バインダーで固めた棒状の研摩チップは、
樹脂バインダーに対する研摩材の混入台、つまり研摩性
能を研摩材入り合成繊維によるブリッスルのそれより大
きくできる点で好ましい。繊維の紐を樹脂加工した弾性
ロッドは、このような研摩チップの研摩機能を旨く発揮
させるのに好適なフレキシブルのものである。また当該
研摩チップ及び弾性ロンドは量産に適している。研摩チ
ップと弾性ロッドを結合するには、金属スリーブによる
のが簡潔さ、確実さの点でよい。

従来の技術 冒頭に述べたタイプのブラシロール用研摩メンバーは、
本発明者の既提案に係る欧州特許公開第３１２３２７号
に記載されている。この既提案の発明では、研摩チップ
を弾性ロッドに結合するスリーブにつき、電線接続スリ
ーブのような一般的な接続スリーブを開示しているにと
どまる。

その後、本発明者はこのようなタイプの研摩メンバーを
実際工業上、容易な加工で具現化することにつき着手し
たが、その過程で次の問題に遭遇した。

一般的な接続スリーブは、金属の圧縮接続型のものが典
型的である。加工の容易さを満足する、研摩メンバーの
ための金属圧縮接続スリーブの肉厚は、約０．２〜０．
　３１１ＩＩｎ程度である。この程度の肉厚の金属スリ
ーブは、当該スリーブ付きの研摩メンバーを所要の分布
密度で備えたブラシロールを実用したところ、そのブラ
ッシングに伴う研摩メンバーの弾性ロッドの振れで、ブ
ラシロールの長さの方向に並ぶ金属スリーブが衝突して
簡単に摩耗し、研摩メンバーが機能を失ってしまう。

必要とする耐久性を金属の接続スリーブに付与するには
、汎用材質のスリーブではその肉厚を相当部厚くしなく
てはならず、加工性の面で問題がある。耐久性の優れた
材質のスリーブもまた加工性面に問題がある。

本発明の目的は、薄い肉厚の金属スリーブを上記の問題
を伴うことなく適用でき、従って冒頭に述べたタイプの
ブラシロール用研摩メンバーを実際工業上、容易な加工
で得ることを可能にするにある。

問題点を解決するための手段 本発明の上記目的は、次の構成のブラシロール用研摩メ
ンバーによって達成される。

研摩材を樹脂バインダーで固めた棒状の研摩チップ、該
研摩チップの基端部を先端側に結合した金属スリーブ、
及び該スリーブの基端側に先端部を結合したかつ繊維の
紐を樹脂加工した弾性ロッドを包含するブラシロール用
研摩メンバーであって、前記スリーブに蔽掩体を固着し
たことを特徴とするブラシロール用研摩メンバー 上記蔽掩体はプラスチック、例えばナイロンの成形体を
有利に適用できる。

作　　　　用 本発明の研摩メンバーを備えたブラシロールで金属スト
リップ或いは類似物をブラッシングした際、該ブラシロ
ール上の隣り合う研摩メンバーの金属スリーブは、該ス
リーブに固着した蔽掩体により衝突による摩耗から防護
される。このため金属スリーブは加工性のよいまた肉厚
の薄いものを支障なく使用できる。

発明の効果 上記のように本発明によれば、研摩チップと弾性ロッド
を結合する金属スリーブに肉厚の薄いものを支障なく適
用できるので、冒頭に述べたタイプのブラシロール用研
摩メンバーを実際工業上、容易な加工で得ることができ
る。

実施例 次に本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。

図で参照符号（１）はブラシロール用研摩メンバーを示
し、該研摩メンバー（１）は、砥粒等の研摩材を樹脂バ
インダーで固めた棒状の研摩チップ（１１）、該研摩チ
ップ（１１）の基端部を先端側に結合した金属スリーブ
（１２）、及び該スリーブ（１２）の基端側に先端部を
結合したがっ繊維の紐を樹脂加工した弾性ロッド（１３
）を包含している（第１図参照）。金属スリーブ（１２
）は、その一端側に研摩チップ（１１）基端部を、他端
側に弾性ロンド（１３）の先端部をそれぞれ挿入し、プ
レス加工により圧縮して、研摩チップ（１１）及び弾性
ロッド（１３）の結合を行えばよい。

金属スリーブ（１２）には、蔽掩体（１４）を固着する
。該蔽掩体（１４）はその主体部（１４ａ）の平面視形
状が第４図に示すような外形のものを有利に適用できる
。蔽掩体（１４）にはナイロン等のプラスチックの成形
体を充当することができる。プラスチック成形体を金属
スリーブ（１２）に固着するには、成形金型に研摩メン
バー（１）をインサートし、該金型で当該成形体をプラ
スチック成形材料からインサート成形することにより行
えばよい。

研摩メンバー（１）は、実質的に扇形をしたボード（２
）の外周面に多数、並べて取付けてなるブラシロール用
研摩ジスクセグメント（Ａ）〔第２図参照〕の形をとる
ことができる。該ジスクセグメント（Ａ）におけるボー
ド（２）には、プラスチック成形品を適用すればよい。

プラスチック成形品によるボードの外周面に研摩メンバ
ー（１）を取付けるには、研摩メンバー（１）を成形金
型にインサートし、プラスチック成形材料からボードを
該金型でインサート成形することにより、行えばよい。

ジスクセグメント（Ａ）は、ブラシロール（Ｂ）の構成
要素である。ジスクセグメント（Ａ）は、シャフト（３
）の軸線の周りに円形に並び、かっシャフト（３）長さ
方向に密集して並ぶ態様下に、該シャフト（３）に装着
される。

ボード（２）はジスクセグメト（Ａ）をシャフト（３）
に装着するための逆Ｔ形をした実質的にダブテール形の
キー（４）を有する。シャフト（３）はその外周面定位
置に、シャフト（３）の長さ方向に延びる、キー（４）
のための逆Ｔ形をした実質的にダブテール形のキー溝（
５）を有する。キー（４）及びキー溝（５）は相互に引
っ掛かり得る段部（４０）及び（５０）を有する。

上記キー（４）は、同じジスクセグメント（Ａ）の適用
の下、シャフト（３）長さ方向について、研摩メンバー
（１）の十分な並列密度が得られるよう、ボード（２）
上の研摩メンバー（１）の並列体及び該ボード（２）の
共通する縦中心線（Ｑｌ）に対しキー（４）の縦中心線
（Ｑ２）が研摩メンバー（１）の並列ピッチの１／２相
当分、側方へ偏倚して形成されている。当該キー（４）
付きのジスクセグメント（Ａ）は、シャフト（３）の長
さ方向に並ぶものを一つおきに表裏逆向きにしてシャフ
ト（３）に、キー（４）及びキー溝（５）の掛合の下に
装着することにより、研摩メンバー（１）が全体として
、第４図に示すようなジグザグ配置となる。即ち、シャ
フト（３）長さ方向についての研摩メンバー（１）の十
分な並列密度が、同じジスクセグメント（Ａ）を適用し
て得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のブラシロール用研摩メンバーの一実施
例を示す縦縦断面図、第２図は第１図の研摩メンバーを
備えたブラシロール用研摩ジスクセグメントの一例を示
す部分縦断正面図、第３図は第２図の■〜■線断面図、
第４図は第２図の■〜■線断面図、第５図は第２図の研
摩ジスクセグメントをブラシロールシャフトに取付ける
構造を示す断面図、第６図は第１図の研摩メンバーにお
ける蔽掩体の正面図、第７図はブラシロールの正面図で
ある。 （Ａ）・・・ブラシロール用研摩ジスクセグメント、（
Ｂ）・・・ブラシロール、 （１）・・・ブラシロール用研摩メンバー（２）・・・
研摩ジスクセグメントのボード、（３）・・・ブラシロ
ールのシャフト、（４）・・・キー （５）・・・キー溝、 （１１）・・・研摩チップ、 （１２）・・・金属スリーブ、 （１３）・・・弾性ロッド、 （１４）・・・蔽掩体。 （以　上） 第 ５ 図 第 図 第 図 ４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）研摩材を樹脂バインダーで固めた棒状の研摩チッ
   プ、該研摩チップの基端部を先端側に結合した金属スリ
   ーブ、及び該スリーブの基端側に先端部を結合したかつ
   繊維の紐を樹脂加工した弾性ロッドを包含するブラシロ
   ール用研摩メンバーであって、前記スリーブに蔽掩体を
   固着したことを特徴とするブラシロール用研摩メンバー
   。 （２）蔽掩体がプラスチック成形体である請求項１記載
   のブラシロール用研摩メンバー。（３）請求項（１）記
   載のブラシロール用研摩メンバーを外周縁に取付けた実
   質的に扇形のボードをしたブラシロール用研摩ジスクセ
   グメント。 （４）請求項（２）記載のブラシロール用研摩メンバー
   を外周縁に取付けた実質的に扇形のボードをしたブラシ
   ロール用研摩ジスクセグメント。