JPH0349571Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案は、グラス置き台としてとして使用され
ているコースタに関するもので、詳細にはコース
タ内にLEDなど発光源を組込むことでより高い
表示効果も併せて得ようとするものである。

〓従来の技術〓 従来、この種のコースタにはグラスの受面に印
刷、彫刻などで図案、文字などを形成したもので
あり、例えば宣伝広告の目的などで使用されるこ
ともある。

〓考案が解決しようとする問題点〓 しかしながら、従来のコースタは使用者が見慣
れていることもあり、図案などに如何に工夫を凝
らしても十分な訴求効果を発揮するものとは言え
ず、目的を充分に達することが出来ないと云う問
題点を生ずるものであつた。

〓問題点を解決するための手段〓 本考案は前記した従来の問題点を解決するため
の具体的手段として、略上皿付円筒状で表面に図
形が印刷など適宜な手段で形成されたコースタ本
体と、このコースタ本体内部に設けられLEDな
ど発光素子と該発光素子を点灯させるための電
池、スイツチなどの電気部品とが配設された基板
と、前記基板の前記LEDが配設された位置に対
応するガイド孔が設けられた透明部材によるライ
トガイドとがあり、前記コースタ本体と前記基板
とで前記ライトガイドを挾着した構造としたこと
を特徴とするLEDコースタを提供することで、
訴求効果を飛躍的に高くして前記従来の問題点を
解決するものである。

〓実施例〓 つぎに、本考案を第１図、第２図に示す一実施
例に基づいて詳細に説明する。

図中に符号１で示すものは樹脂などで形成され
たコースタ本体であり、このコースタ本体１には
グラスなどを置くための上皿部１ａと中空な円筒
状部１ｂとで形成され、前記上皿部１ａには適宜
の図形、文字などが例えば印刷或いは金型に施さ
れた彫刻による同時成型などの手段を用いて形成
されている。前記コースタ本体１は透明、不透明
のいずれの部材で形成されても良いが、透明部材
としたときには前記印刷などの図形、文字を形成
する手段を背面からも行うことができ、更には前
記図形、文字を半透明のものとして透過光で照明
するように構成したり、不透明な印刷でマスクし
部分的な開口部から照明が行なわれるようにする
など選択の範囲が広くでき、求める訴求効果が発
揮し易く好ましい。

前記コースタ本体１の円筒状部１ｂの中空部に
はプリント回路基板を用いて形成され、LED発
光素子２ａと該発光素子２ａを発光させるための
電気部品である抵抗器２ｂ、スイツチ２ｃ、電池
２ｄなどが適宜な面に配設された基板２が樹脂な
どの透明部材を用いて形成されたライトガイド３
を前記コースタ本体１の上皿部１ａの背面とで挾
持するように裏蓋４で取付けられる。このとき前
記ライトガイド３には少なくとも前記基板２面上
に配設された前記発光素子２ａに対応する位置に
はガイド孔３ａが設けられ前記発光素子２ａが前
記ライトガイド３内に突出するようにされ、前記
基板２の背面側に配設されたスイツチ２ｃは例え
ばグラスを載せたときにその重さで投入されるよ
うな圧力に応動するリミツトスイツチとされてい
る。尚、前記電池２ｄには電池蓋５などが設けら
れ交換可能とされていることは云うまでもない。

この様に本考案のコースタは、ライトガイド３
内に発光素子２ａをガイド孔３ａで突出させたこ
とでライトガイド３内に光を均一に拡散させ、例
えば前記コースタ本体１の上皿部１ａに半透明に
印刷などで形成された図形、文字をムラなく背面
から照明できるものとする。また、この照明は前
記スイツチ２ｃにより例えばグラスを載せたとき
のみに行なわれるようにして表示に点灯時と消灯
時との変化を与える。

〓考案の効果〓 以上に説明したように本考案によりコースタを
LEDなど発光素子と該発光素子を点灯させるた
めの電池、スイツチなどの電気部品とが配設され
た基板と、前記基板の前記LEDが配設された位
置に対応するガイド孔が設けられた透明部材によ
るライトガイドとがあり、コースタ本体と前記基
板とで前記ライトガイドを挾着した構造とし、更
にはスイツチを所定以上の重量の前記コースタ本
体への搭載でオンするリミツトスイツチとするこ
とで、グラスを載せていないときには印刷などで
図形、文字などが表示され、載せたときには前記
発光素子による照明で表示が行なわれるように表
示が変化し注目度が高くなり、宣伝効果など目的
とする訴求効果を十二分に発揮すると云う優れた
効果を奏するものである。更にグラスに氷塊を入
れた飲料等を載せたときはグラス底部を透して氷
塊が照明され美麗に輝き飲食の享楽効果を高める
ことが出来る。また、上記のように点滅させるこ
とで注目度を高める効果と併せて電池の消耗を低
減し使用期間を延長すると云う効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るLEDコースタの一実施
例を分解して示す斜視図、第２図は同じ実施例の
断面図である。 １……コースタ本体、１ａ……上皿部、１ｂ…
…円筒状部、２……基板、２ａ……発光素子、２
ｂ……抵抗器、２ｃ……スイツチ、２ｄ……電
池、３……ライトガイド、３ａ……ガイド孔、４
……裏蓋、５……電池蓋。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 略上皿付円筒状で表面に図形が印刷など適宜
   な手段で形成されたコースタ本体と、このコー
   スタ本体内部に設けられLEDなど発光素子と
   該発光素子を点灯させるための電池、スイツチ
   などの電気部品とが配設された基板と、前記基
   板の前記LEDが配設された位置に対応するガ
   イド孔が設けられた透明部材によるライトガイ
   ドとがあり、前記コースタ本体と前記基板とで
   前記ライトガイドを挾着した構造としたことを
   特徴とするLEDコースタ。 (2) 前記基板に設けられる前記スイツチは常時は
   オフであり、所定以上の重量の前記コースタ本
   体への搭載でオンするリミツトスイツチである
   ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲１項
   記載のLEDコースタ。