JPH0349508B2 - - Google Patents

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JPH0349508B2
JPH0349508B2 JP1079734A JP7973489A JPH0349508B2 JP H0349508 B2 JPH0349508 B2 JP H0349508B2 JP 1079734 A JP1079734 A JP 1079734A JP 7973489 A JP7973489 A JP 7973489A JP H0349508 B2 JPH0349508 B2 JP H0349508B2
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JP
Japan
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fluid pressure
arrow
pressure cylinder
base
back plate
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JP1079734A
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Tomokazu Yoshiraku
Shinichi Kobayashi
Hideo Kawakami
Eiji Koike
Shozo Kusano
Terumi Matsubara
Migaku Sasaki
Kazuo Matsubara
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Atom Medical Corp
Original Assignee
Atom Medical Corp
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Publication date
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Publication of JPH0349508B2 publication Critical patent/JPH0349508B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段 F 作 用 G 実施例 G1 検診台全体の説明(第1A図及び第1B図) G2 載置部の昇降装置の説明(第2A図〜第2
C図) G3 背板の角度変更機構の説明(第3A図〜第
3D図) G4 背板の前後移動機構(倍速駆動装置)の説
明(第4A図及び第4B図) G5 背板の前後移動機構(倍速駆動装置)の変
形例の説明(第5A図及び第5B図) G6 汚水受装置の説明(第6A図〜第8図) G7 汚水飛散防止装置の説明(第6A図及び第
6B図) G8 肘受装置の説明(第1A図、第1B図、第
9図〜第10B図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、検診台や分娩台等のように、患者の
体位を座位姿勢での垂直位等から後傾の水平位等
に調整して、検診や分娩等を行うための各種医療
用の医療台の倍速駆動装置に関するものである。
B 発明の概要 本発明は、第4A図〜第5B図に示すように、
医療台の患者の載置部を基部に対して移動させる
手段を2つの流体圧シリンダで構成し、かつ、こ
れら2つの流体圧シリンダの移動量が互いに加算
されるように、これら2つの流体圧シリンダを連
結することによつて、各流体圧シリンダの倍速で
載置部を基部に対して素早く移動させることがで
きるようにしたものである。
C 従来の技術 従来から、検診台や分娩台等において、患者の
体位を座位姿勢での垂直位等から後傾の水平位等
に調整すべく、患者の載置部を基部(支持部)に
対して1個の油圧シリンダを用いて移動させるよ
うに構成したものがある。
D 発明が解決しようとする課題 しかし、従来のように、載置部を1個の油圧シ
リンダで移動させる構造では、載置部の移動速度
に限界があり、特に、載置部の移動距離が長い場
合には時間がかかる。このため、患者の緊急出血
等に際して、患者の体位を素早く調整しなければ
ならないような緊急時に問題がある。
また、載置部を1個の油圧シリンダで移動させ
る構造では、載置部の移動距離と同等の長い油圧
シリンダが必要であり、特に、載置部の移動距離
が長い場合には、油圧シリンダの取付スペースに
問題が生じる。
本発明は、流体圧シリンダの倍速で載置部を基
部に対して素早く移動させることができるように
した医療台の倍速駆動装置を提供することを目的
としている。
E 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の医療台の
倍速駆動装置は、患者の載置部に一端が連結され
た第1流体圧シリンダと、上記基部に一端が連結
された第2流体圧シリンダとを具備し、上記第1
流体圧シリンダの他端と、上記第2流体圧シリン
ダの他端とを連結部材によつて連結することによ
り、これら第1及び第2流体圧シリンダを直列状
に連結し、上記第1流体圧シリンダに供給される
圧力流体によつて該第1流体圧シリンダを作動さ
せると共に、該第1流体圧シリンダから排出され
る圧力流体を上記第2流体圧シリンダに供給して
該第2流体圧シリンダを作動させるように、これ
ら第1及び第2流体圧シリンダ間の圧力流体の配
管を直列状配管に構成して、これら第1流体圧シ
リンダと第2流体圧シリンダを直列状に作動させ
ることにより、これら第1流体圧シリンダと第2
流体圧シリンダをこれらの移動量が互いに加算さ
れて同一方向に移動されるように構成したもので
ある。
F 作 用 上記のように構成された医療台の倍速駆動装置
は、第1及び第2の2つの流体圧シリンダの移動
量が互いに加算されるので、各流体圧シリンダの
倍速で載置部を基部に対して素早く移動させるこ
とができる。また、第1及び第2の2つの流体圧
シリンダの各長さは載置部の移動距離のほぼ1/2
の長さで済む。
G 実施例 以下、本発明を産婦人科用検診台に適用した一
実施例を図面を参照して説明する。
G1 まず、第1A図及び第1B図によつて、検
診台全体を説明する。
この検診台は、患者の載置部1を構成する座
板2、上下に分割された背板3,4、それぞれ
左右一対の股受5及び上肢台兼用の肘受6等を
有している。そして、これらの載置部1はベー
ス7上に後述する昇降装置によつて昇降可能に
支持されている。なお、両背板3,4は後述す
る角度変更機構及び前後移動機構によつて座板
2に対して角度変更可能及び前後方向に移動可
能に支持されている。また、座板2の下部には
出し入れ可能な汚水受8や汚水飛散防止板9等
が設けられている。
この検診台によれば、まず、第1A図に示す
如く、載置部1を下降位置に下降させた状態
で、患者が載置部1上に載置する。その際、患
者は座板2上に臀部を載せ、腰及び背中を背板
3,4に凭れ、両股を開脚して両股受5上に載
せるようにして、開脚状態での座位姿勢の垂直
位をとる。
次に、載置部1を第1A図の下降位置から第
1B図に示された前方上方の昇降位置まで矢印
a方向に斜め前方に上昇させるが、その際同時
に、背板3,4を両股受5及び肘受6と一体に
矢印b方向に後傾させながら矢印c方向である
前方に移動させるようにして、先端側の背板3
を座板2の上方位置へ移動させる。
すると、背板3,4の後傾によつて、患者の
腰及び背中が背板3,4にほぼ水平に載るよう
になつて、患者の重心が座板2上から背板3,
4上に移ると同時に、患者の体位が開脚状態の
ままで後傾の水平位に調整される。そして、載
置部1の矢印a方向である斜め前方への移動及
び背板3,4の矢印c方向である前方への移動
によつて、患者が上記水平位のままで前方へ移
動されて、患者の座部(検診部)がカーテン越
しに医師に近づけられる。
この際、背板3が座板2の上方位置へ矢印c
方向に移動されることにより、結果的に、座板
2が背板3の下部に矢印c方向の逆方向に格納
される。また、背板3の矢印c方向の移動と共
に、汚水受8及び汚水飛散防止板9が座板2の
下部の格納位置から座板2の前方の引出位置に
自動的に引出される。
そして、この検診台は、載置部1の昇降操
作、座板2に対する背面3,4の角度変更操作
及び前後移動操作、汚水受8及び汚水飛散防止
板9の出し入れ操作等の全てのコントロールを
フツトスイツチ(図示せず)によつて行うもの
である。
G2 次に、第2A図〜第2C図によつて、載置
部1の昇降装置11を説明する。
この昇降装置11は、ベース7に固着されて
いる下部ブラケツト12に、第1平行リンク機
構13を構成する等長の平行リンク14の前端
側を回動支点14aによつて矢印a,a′方向に
回動自在に取付けている。そして、平行リンク
14の後端側が回動支点14bによつて回動自
在に取付けられた中間ブラケツト15に、第2
平行リンク機構16を構成する等長の平行リン
ク17の後端側が回動支点17aによつて矢印
d,d′方向に回動自在に取付けられている。そ
して、平行リンク17の前端側が回動支点17
bによつて回動自在に取付けられた上部ブラケ
ツト18に載置部1が取付けられている。な
お、第1平行リンク機構13は長く、第2平行
リンク機構16は短く構成されている。そし
て、下部ブラケツト12に対して第1平行リン
ク機構13を回動支点14aを中心に矢印a,
a′方向に揺動駆動する第1駆動手段19と、中
間ブラケツト15に対して第2平行リンク機構
16を回動支点17aを中心に矢印d,d′方向
に揺動駆動する第2駆動手段20とが個別に設
けられている。なお、これら第1、第2駆動手
段は油圧シリンダで構成されている。
この昇降装置11によれば、第1駆動手段1
9によつて第1平行リンク機構13を下部ブラ
ケツト12に対して回動支点14aを中心に矢
印a,a′方向に揺動駆動することによつて、こ
の第1平行リンク機構13を、第2A図に示す
如く下部ブラケツト12の後方側にほぼ水平に
倒伏された倒伏位置と、第2B図に示す如くそ
の倒伏位置より前方上方に所定の角度まで起立
させた起立位置との間で揺動駆動することがで
きる。この際、第1平行リンク機構13が平行
運動を行うので、載置部1を第2A図に示す下
降位置とそれより前方上方の第2B図に示す上
昇位置との間で矢印a,a′方向に平行運動によ
つて昇降することができる。従つて、座板2は
常時ほぼ水平状態を維持したままで昇降され
る。そして、載置部1を下降位置から上昇位置
まで斜め前方である矢印a方向に上昇させるこ
とによつて、載置部1上の患者の座部(検診
部)をカーテン越しに医師に近づけることがで
きる。
次に、上昇位置へ上昇された載置部1の高さ
を調整する必要がある時には、第2C図に示す
如く、第2駆動手段19によつて第2平行リン
ク機構16を中間ブラケツト15に対して回動
支点17aを中心に上下方向である矢印d,
d′方向に揺動駆動して、載置部1の高さを自由
に調整することができる。この際、第2平行リ
ンク機構16が平行運動を行うので、載置部1
上の患者の座部(検診部)の位置を前後方向で
ある矢印e方向に殆ど変化させずに高さ調整す
ることができる。
G3 次に、第3A図〜第3D図によつて、背板
3,4の角度変更機構22を説明する。
この角度変更機構22は、角度調整板23の
下端を上部ブラケツト18の上端に回動支点2
4によつて矢印b,b′方向に回動自在に取付け
ている。そして、上部ブラケツト18に対して
角度調整板23を回動支点24を中心に矢印
b,b′方向に揺動駆動する駆動手段25が設け
られている。なお、この駆動手段25は油圧シ
リンダで構成されている。なお、上下に分割さ
れた背板3,4の背板ベース26,27が回動
支点28によつて相互に回動自在に連結されて
いて、上側の背板4がガイド機構29によつて
角度調整板23に矢印f,f′方向に移動可能に
取付けられている。このガイド機構29は、角
度調整板23と背板ベース27との中間に配置
されたスライダ30に左右一対の平行ガイド軸
31を取付け、これら各平行ガイド軸31の外
側と内側とに角度調整板23と背板ベース27
とにそれぞれ回転自在に取付けられた各一対の
界イドプーリ32,33を係合させたものであ
る。従つて、角度調整板23に対してスライダ
30が平行ガイド軸31及びガイドプーリ32
によつて矢印f,f′方向に移動可能に構成さ
れ、スライダ30に対して背板ベース27が平
行ガイド軸31及びガイドプーリ33によつて
矢印f,f′方向に移動可能に構成されている。
なお、回動支点24の左右両端に一対のコロ3
4が取付けられ、背板ベース26の下端には左
右一対のガイドローラ35が取付けられてい
る。また、座板2の座板ベース36が前記回動
支点24に共通に回動自在に取付けられて、こ
の座板ベース36は上部ブラケツト18の前面
18aに自重にして常時当接されている。ま
た、この座板ベース36上には左右一対のガイ
ドレール37がほぼ水平に設けられている。
この角度変更機構22によれば、駆動手段2
5によつて角度調整板23を上部ブラケツト1
8に対して回動支点24を中心に矢印f,f′方
向に揺動駆動することによつて、この角度調整
板23によつて、第3A図に示す如く背板3,
4をほぼ面一状態で座板2に対して所定の角度
に起立させた起立位置θ1と、上側の背板4を第
3C図に示す如く座板2に対して所定の角度
(ほぼ15゜)に後傾させた後傾位置θ2との間で矢
印b,b′方向に揺動駆動することができる。
なおこの際、角度調整板23の矢印b方向又
は矢印b′方向の揺動と同時に、その角度調整板
23に対して上側の背板ベース27が後述する
前後移動機構によつて矢印f方向又は矢印f′方
向に移動駆動される。従つて、背板3,4は第
3A図の起立位置から第3C図の後傾位置まで
矢印b方向に後傾されながら同時に矢印f方向
に移動されることになる。この際、上側の背板
ベース27が前後移動機構によつてガイド機構
29によつて案内されながら矢印f方向に移動
駆動されると、第3A図に示す如く最初のう
ち、下側の背板ベース26が両コロ34上を矢
印f方向に移動される。そしてやがて、第3B
図及び第3C図に示す如く、背板ベース26が
両ガイドローラ35によつて座板ベース36の
両ガイドレール37上に乗り、その背板ベース
27が背板ベース26に対して回動支点28を
中心に矢印g方向に回動されながら両ガイドレ
ール37上を両ガイドローラ35によつて前方
である矢印c方向に押出される。この結果、背
板3,4の矢印b方向への後傾と同時に、第3
C図に示す如く先端側(下端側)の背板3が座
板2の上方位置まで前方である矢印c方向に移
動され、その背板3は最後にほぼ水平となる。
なお、第1A図〜第2C図に示されたそれぞ
れ左右一対の股受5及び肘受6は、背板ベース
26の左右両側に固着された左右一対のほぼL
字状の両側フレーム38に取付けられていて、
これらの股受5及び肘受6は両側フレーム38
を介して背板ベース26と一体に移動される。
そして、背板3,4の矢印b方向への後傾に
よつて、患者の体位が座位姿勢の垂直位から水
平位に調整され、背板3の矢印c方向である前
方への移動によつて、水平位に調整された患者
の座部(検診部)がカーテン越しに医師に近づ
けられる。
なお、検診中に患者が貧血を起こした時に
は、第3D図に示す如く、駆動手段25によつ
て角度調整板23と一緒に背板4を回動支点2
4を中心に俯角位置θ3まで矢印b方向に後傾さ
せる。この際、背板4が背板3とほぼ面一の水
平状態になつた時に、角度調整板23の前端面
23aが座板ベース36に当接し、以後、角度
調整板23の矢印b方向の後傾によつて座板ベ
ース36を介して背板3が背板4と一体に回動
支点24を中心に矢印b方向に揺動される。
G4 次に、第4A図及び第4B図によつて、背
板3,4の前後移動機構(倍速駆動装置)41
を説明する。
この前後移動機構(倍速駆動装置)41は、
載置部である背板4を基部である角度調整板2
3に対して前後方向である矢印f,f′方向に倍
速駆動させるものである。即ち、油圧シリンダ
で構成された第1流体圧シリンダ42の一端4
2aであるピストンロツド43の先端が背板ベ
ース27と一体のブラケツト44に連結され、
その他端42bであるシリンダ45が連結部材
であるスライダ30と一体のブラケツト46に
連結されている。また、油圧シリンダで構成さ
れた第2流体圧シリンダ47の一端47aであ
るシリンダ48が角度調整板23と一体のブラ
ケツト49に連結され、その他端47bである
ピストンロツド50の先端が連結部材であるス
ライダ30と一体のブラケツト51に連結され
ている。そして、シリンダ45,48内でそれ
ぞれピストン52,53で分離された圧油室5
4a,54bと55a,55bのうち、54b
と55bとがフレキシブルパイプ56で連通さ
れ、各圧油室54a,55aに給排油パイプ5
7,58が連結されている。
この前後移動機構(倍速駆動装置)41によ
れば、第4A図に示す如く、背板4が矢印f′方
向に復動されている状態で、給排油パイプ57
によつて第1流体圧シリンダ42の圧油室54
a内に圧力流体である圧油を供給すると共に、
給排油パイプ58によつて第2流体圧シリンダ
49の圧油室55a内の圧油を排出すると、第
4B図に示す如く、シリンダ45内のピストン
52が矢印f方向に移動されて、ピストンロツ
ド43を介して背板ベース27が矢印f方向に
移動される。そして、第1流体圧シリンダ42
の圧油室54b内の圧油がフレキシブルパイプ
56を通つて第2流体圧シリンダ47の圧油室
55b内に供給されて、シリンダ48内のピス
トン53が矢印f方向に移動されて、ピストン
ロツド50を介してスライダ30が矢印f方向
に移動される。以上の結果、第1及び第2流体
圧シリンダ42,47が直列状に作動されて、
これら第1及び第2流体圧シリンダ42,47
の他端42b,47bの移動量がスライダ30
によつて互いに加算されてこれらの他端42
b,47bが同一方向である矢印f方向に同時
に移動されることになり、背板4を第1及び第
2流体圧シリンダ42,47の倍速で矢印f方
向に素早く移動させることができる。なお、背
板4を矢印f′方向に復動させる場合には、給排
油パイプ58によつて第1流体圧シリンダ47
の圧油室55a内に圧油を供給すると共に、給
排油パイプ57によつて第2流体圧シリンダ4
2の圧油室54a内の圧油を排出する。
従つて、この前後移動機構(倍速駆動装置)
41によれば、患者の緊急出血等に際して、背
板4を矢印f方向に素早く移動させて、患者の
体位を座位姿勢での垂直位から後傾の水平位等
に素早く調整することができる。また、第1及
び第2流体圧シリンダ42,47の各長さは背
板4の矢印f,f′方向の移動距離のほぼ1/2の
長さで済むので、これら第1及び第2流体圧シ
リンダ42,47を角度調整板23と背板ベー
ス27との間にコンパクトに収納させることが
できる。
G5 次に、第5A図及び第5B図によつて、背
板3,4の前後移動機構(倍速駆動装置)41
の変形例を説明する。
この変形例は、第1流体圧シリンダ42の他
端42bであるシリンダ45と、第2流体圧シ
リンダ47の他端47bであるピストンロツド
50の先端とを連結部材59によつて直接連結
したものであり、その他の構造は第4A図及び
第4B図と同様である。そして、この変形例に
よつても、第4A図及び第4B図と同様の効果
を奏することができる。
G6 次に、第6A図〜第8図によつて、汚水受
装置61を説明する。
この汚水受装置61は、座板ベース36の左
右両側に一対の無端チエン62をそれぞれ前後
一対のスプロケツト63,64を介して水平状
態で回動自在に取付けている。また、座板ベー
ス36の左右両側に一対のガイド軸65を両無
端チエン62の下部に沿つて水平に取付けてい
る。そして、これら両ガイド軸65によつて案
内されて水平に移動される左右一対の移動部材
66の上部に両無端チエン62の一部をビス6
7等にて固定している。そして、座板ベース3
6内に取付けられたモータである駆動手段68
によつて伝動部材69及び駆動軸70を介して
両スプロケツト64を正逆回転駆動することに
よつて、両無端チエン62を駆動して、両移動
部材66を両ガイド軸65に沿つて前後方向で
ある矢印c,c′方向に往復駆動するように構成
している。
一方、座板ベース36の下部に水平に配置さ
れた汚水受8の左右両側に断面形状がほぼコ字
状の一対のガイド溝71が一体に設けられてい
る。これら両ガイド溝71は前端が閉塞端71
aに形成され、後端が開放端71bに形成され
ている。そして、合成樹脂等によつて円筒状等
に形成された左右一対の摩擦係合手段72が両
移動部材66の下部に固着されたブラケツト7
3に取付軸74によつて水平に取付けられ、こ
れら両摩擦係合手段72が汚水受8の両ガイド
溝71内に相対的に摺動可能に摩擦係合されて
いる。なお、左右一対のストツプレバー75が
両ブラケツト73の側面に回動支点76を中心
に上下方向である矢印h,h′方向に回動自在に
取付けられている。これら両ストツプレバー7
5は自重で矢印h方向に回動付勢されて、その
前端のつまみ75aが両移動部材66の下部に
当接される位置で両ガイド溝71の後端の下部
に一体に設けられた突起77と係合されるよう
に構成される。
この汚水受装置61によれば、前述したよう
に、載置部1が下降位置から上昇位置へ上昇さ
れるのと同時に、或いは、医師による任意のス
イツチ操作によつて作動される駆動手段68
で、両無端チエン62を駆動して、両移動部材
66を第6A図に1点鎖線で示す復動位置から
実線で示す往動位置まで矢印c方向に往動させ
ると、両摩擦係合手段72を介して汚水受8が
第6A図に1点鎖線で示す格納位置から実線で
示す座板2の前方下部の引出位置まで矢印c方
向に自動的に引出される。
しかし、第6B図に示す如く、その引出位置
に引出されている汚水受8の前面8aを医師が
必要に応じて手で矢印c′方向に押すと、両ガイ
ド溝71内での両摩擦係合手段72の摩擦係合
力に抗して汚水受8を両移動部材66に対して
(両移動部材66を往動位置に停止させたまま
で)汚水受8を矢印c′方向に任意の位置まで手
で自由に素早く押し戻すことができる。
従つて、検診時に患者の検診部を洗浄しない
場合や汚水受8が検診や診療の障害になる時に
は、引出し位置に自動的に引出された汚水受8
を医師が必要に応じて手で自由に押し戻して、
その汚水受8の位置を手で素早く可変できる。
なお、第6A図に実線で示す引出位置に引出
されている汚水受8を座板ベース36の下から
矢印c方向に抜取る際には、両ストツプレバー
75をつまみ75aによつて矢印h′方向に回動
させて、両突起77の上方に外せば、汚水受8
を矢印c方向に引張ることによつて、両摩擦係
合手段72を両ガイド溝71の後端の開放端7
1bから簡単に抜取ることができる。
G7 次に、第6A図及び第6B図によつて、汚
水飛散防止装置81を説明する。
この汚水飛散防止装置81は、前述した汚水
受装置61の汚水受8の上部に配置した汚水飛
散防止板9を両移動部材66に蝶番である回動
支点82によつて上下方向である矢印i,i′方
向に回転自在に取付け、捩りばねである付勢手
段83によつて汚水飛散防止板9を回動支点8
2を中心に矢印i方向に回動付勢させたもので
ある。
この汚水飛散防止装置81によれば、第6A
図に1点鎖線で示すように両移動部材66が復
動位置に復動されている時には、汚水飛散防止
板9が付勢手段83に抗して矢印i′方向に回動
されて座板ベース36の下部にほぼ水平に倒伏
されて格納されている。
そして、前述したように、駆動手段68によ
つて両移動部材66を第6A図で1点鎖線の復
動位置から実線の往動位置まで矢印c方向に往
動させると、汚水受8と汚水飛散防止板9とを
第6A図で1点鎖線の格納位置から実線の引出
位置まで矢印c方向に一緒に引出すことができ
る。その際、汚水飛散防止板9は、座板ベース
36の前方に引出されながら、その座板ベース
36の前端下部のコーナ部36aに沿つて付勢
手段83によつて回動支点83を中心に上方で
ある矢印i方向に回動されて次第に起立され
る。そして、第6A図に実線で示すように、こ
の汚水飛散防止板9は引出位置に完全に引出さ
れた時には汚水受8の上方にほぼ垂直状に起立
されて、前述したように座板2の上方位置にほ
ぼ水平に引出されている背板3の下部を前面か
ら完全に覆う。そして、この垂直状に起立され
た汚水飛散防止板9は患者の検診部を洗浄する
際に、汚水が患者の座部(検診部)の下方に飛
散することを防止すると共に、その座部下の目
隠板として機能する。
そして、この汚水飛散防止板81によれば、
背板3,4の後傾等とは無関係に駆動手段68
で駆動できる両移動部材66によつて、汚水受
8と汚水飛散防止板9とを一緒に引出すことが
できるので、医師の必要に応じて、汚水受8と
汚水飛散防止板9とを一緒に自由に出し入れで
きる。
G8 次に、第1A図、第1B図、第9図〜第1
0B図によつて、肘受装置86を説明する。
この肘受装置86は、前述したように、背板
ベース26と一体に移動された左右一対のほぼ
L字状の両側フレーム38に左右一対の肘受6
を平行状に取付けたものである。この際、両肘
受6はその上部水平面が肘受面87に構成さ
れ、内側垂直面が上肢台面88に構成された上
肢台兼用の肘受6に構成されている。そして、
両側フレーム38の側面に取付けられた高さ調
整レール89に取付台90が矢印j方向に高さ
調整自在に取付けられている。なお、取付台9
0は溝91によつて高さ調整レール89に矢印
j方向に摺動可能に嵌合され、その側面には高
さ調整レール89の側面89aの任意の位置に
締付けて固定する高さ調整ねじ92が取付けら
れている。そして、取付台90内に設けられた
軸取付孔93内に傾斜軸94が垂直基準線P1
に対して所定の角度θ4に傾斜された軸線P2の周
りで回転可能に取付けられている。なお、傾斜
軸94の上端に設けられた環状溝95内に取付
台90に取付けられた抜止め用ねじ96の先端
が嵌合されている。そして、肘受6の後端に固
着されてほぼへの字状に屈曲された取付アーム
103が傾斜軸94の下端面94aに固着され
ている。そして、傾斜軸94の側面の一部に軸
線P2に対して直角な軸線P3の孔97が設けら
れ、この孔97と同一軸線P2で、かつ同一直
径の孔98が取付台90に設けられている。そ
して、孔97内にロツクピン99及びばね10
0が挿入され、孔98内には矢印k,k′方向に
移動可能なロツク解除ピン101が挿入されて
いる。なお、ロツクピン99はばね100によ
つて矢印k′方向からロツク解除ピン101の先
端に押圧付勢され、ロツク解除ピン101には
矢印k′方向への抜止めリング102が取付けら
れている。また、取付台90の下部には取付ア
ーム103の回転ストツパー104が設けられ
ている。
この肘受装置86によれば、まず、第1A図
に示す如く、載置部1が下降位置に下降されて
いる時には、両肘受6の肘受面87が上向きで
ほぼ水平上端にロツクされている。なおこの時
には、第10A図に示すように、ロツクピン9
9が両孔97,98間の両方に跨がつて嵌合さ
れていて、傾斜軸94がロツクピン99でロツ
クされている。従つて、前述したように、載置
部1上で座位姿勢の垂直位をとつた患者は、両
肘を両肘受6の肘受面87上に安定良く載せる
ことができる。
次に、第1B図に示す如く、載置部1を上昇
位置に上昇させると共に後傾させて、患者の体
位を座位姿勢の水平位に調整すると、両肘受6
は第1B図に1点鎖線で示す如くほぼ垂直状に
起立される。そこで、第10B図に示す如く、
ロツク解除ピン101を矢印k方向に少し押し
て、ロツクピン99をばね100に抗して孔9
7内に完全に押込んで、傾斜軸94のロツクを
解除した後、肘受6を取付アーム103及び傾
斜軸94と一体に傾斜軸94の軸線P2の周り
に第9図及び第10B図で実線の位置から1点
鎖線の位置まで載置部1の外側に向けて矢印l
方向にほぼ90゜回転させて、取付アーム103
を回転ストツパー104に当接させる。する
と、第1B図に示す如く、両肘受6が載置部1
の左右両側方にほぼハの字形でほぼ水平状に倒
伏されて、両肘受6の上肢台面88が上向きで
ほぼ水平状に角度変更され、この時点で、両肘
受6が上肢台に変化される。
従つて、載置部1上で体位が座位姿勢の水平
位に調整された患者の両上肢を両肘受6の上肢
台面88上にほぼ水平状に安定良く載せること
ができ、患者の緊急輸血等を素早く行うことが
できる。
なお、両肘受6を取付アーム103及び傾斜
軸94と一体に矢印l′方向に回転させて元の位
置に戻すと、ロツクピン99がばね100によ
つて第10A図に示したロツク状態に自動的に
戻り、両肘受6が元の位置に戻つた瞬間に自動
ロツクされる。
以上、本発明の実施例に付き述べたが、本発
明は上記実施例に限定されることなく、本発明
の技術的思想に基づいて、各種の有効な変更が
可能である。
H 発明の効果 本発明は、上述のとおり構成されているので、
次に記載する効果を奏する。
各流体圧シリンダの倍速で載置部を基部に対し
て素早く移動させることができるので、患者の緊
急出血等に際して、患者の体位を座位姿勢での垂
直位等から後傾の水平位等に素早く調整すること
ができて、緊急時の検診や診療を容易に行える。
2つの流体圧シリンダの各長さを載置部の移動
距離のほぼ1/2の長さに縮小できるので、特に、
載置部の移動距離が長い場合でも、2つの流体圧
シリンダを小さな取付スペース内にコンパクトに
収納させることができ、医療台の小型化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示したものであつ
て、第1A図及び第1B図は検診台全体を説明す
る斜視図、第2A図〜第2C図は載置部の昇降装
置を説明する側面図、第3A図〜第3D図は背板
の角度変更機構を説明する側面図、第4A図及び
第4B図は背板の前後移動機構(倍速駆動装置)
を説明する一部切欠き側面図、第5A図及び第5
B図は背板の前後移動機構(倍速駆動装置)の変
形例を説明する概略図、第6A図及び第6B図は
汚水受装置と汚水飛散防止装置を説明する側面
図、第7図は第6A図の−矢視での拡大断面
図、第8図は汚水受装置の要部を示した斜視図、
第9図は肘受装置を説明する斜視図、第10A図
及び第10B図は肘受装置の要部を説明する一部
切欠き側面図である。 なお図面に用いた符号において、1……載置
部、23……角度調整板(基部)、30……スラ
イダ(連結部材)、41……倍速駆動装置、42
……第1流体圧シリンダ、42a……一端、42
b……他端、47……第2流体圧シリンダ、47
a……一端、47b……他端、54a……圧油
室、54b……圧油室、55a……圧油室、55
b……圧油室、56……フレキシブルパイプ、5
7……給排油パイプ、58……給排油パイプ、5
9……連結部材である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 患者の載置部を基部に対して移動させるよう
    に構成してある医療台において、 上記載置部に一端が連結された第1流体圧シリ
    ンダと、上記基部に一端が連結された第2流体圧
    シリンダとを具備し、 上記第1流体圧シリンダの他端と、上記第2流
    体圧シリンダの他端とを連結部材によつて連結す
    ることにより、これら第1及び第2流体圧シリン
    ダを直列状に連結し、上記第1流体圧シリンダに
    供給される圧力流体によつて該第1流体圧シリン
    ダを作動させると共に、該第1流体圧シリンダか
    ら排出される圧力流体を上記第2流体圧シリンダ
    に供給して該第2流体圧シリンダを作動させるよ
    うに、これら第1及び第2流体圧シリンダ間の圧
    力流体の配管を直列状配管に構成して、これら第
    1流体圧シリンダと第2流体圧シリンダを直列状
    に作動させることにより、これら第1流体圧シリ
    ンダと第2流体圧シリンダをこれらの移動量が互
    いに加算されて同一方向に移動されるように構成
    したことを特徴とする医療台の倍速駆動装置。
JP1079734A 1989-03-30 1989-03-30 医療台の倍速駆動装置 Granted JPH02257957A (ja)

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JPS6185946A (ja) * 1984-10-01 1986-05-01 株式会社 モリタ製作所 治療台
JPS6329644A (ja) * 1986-07-18 1988-02-08 カステリ−ニ・エス・ピ−・エ− リクライニング椅子フレ−ム

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