JPH03493Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH03493Y2 JPH03493Y2 JP18018285U JP18018285U JPH03493Y2 JP H03493 Y2 JPH03493 Y2 JP H03493Y2 JP 18018285 U JP18018285 U JP 18018285U JP 18018285 U JP18018285 U JP 18018285U JP H03493 Y2 JPH03493 Y2 JP H03493Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- radiator
- valve
- pressure
- water jacket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Safety Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、水冷式のエンジンを備えた車両に適
用されるエンジンの冷却装置に関するものであ
る。
用されるエンジンの冷却装置に関するものであ
る。
(従来の技術)
一般に水冷式のエンジンを搭載した車両におい
ては、車両の前面部にラジエータを配設し、エン
ジンのウオータジヤケツトから導出させた冷却水
をアウトレツト通路を通してラジエータに導くと
ともに、このラジエータを通過することにより冷
却された冷却水をインレツト通路を通して前記ウ
オータジヤケツトに帰還させるようにしている。
ては、車両の前面部にラジエータを配設し、エン
ジンのウオータジヤケツトから導出させた冷却水
をアウトレツト通路を通してラジエータに導くと
ともに、このラジエータを通過することにより冷
却された冷却水をインレツト通路を通して前記ウ
オータジヤケツトに帰還させるようにしている。
ところで、このようなエンジン冷却系を採用し
たものでは、エンジンの雰囲気温度および冷却温
度が高い状態で急にエンジンを停止させたような
場合に、エンジンのウオータジヤケツト内部の局
部沸謄により多量の蒸気が発生して前記ウオータ
ジヤケツトの上部等に滞留しエンジン冷却系の内
部圧力が上昇することがある。そのため、従来の
ものは、ラジエータの注水部分等に圧力弁を設け
ておき、前記内部圧力が許容値を上まわつた場合
にこの圧力弁を通して冷却水の一部を外部に放出
させる得るようにしている。
たものでは、エンジンの雰囲気温度および冷却温
度が高い状態で急にエンジンを停止させたような
場合に、エンジンのウオータジヤケツト内部の局
部沸謄により多量の蒸気が発生して前記ウオータ
ジヤケツトの上部等に滞留しエンジン冷却系の内
部圧力が上昇することがある。そのため、従来の
ものは、ラジエータの注水部分等に圧力弁を設け
ておき、前記内部圧力が許容値を上まわつた場合
にこの圧力弁を通して冷却水の一部を外部に放出
させる得るようにしている。
ところが、いわゆるキヤブオーバ方式、ミツド
シツプ方式あるいはリアエンジン方式等を採用す
る車両、すなわち、キヤビンの前席フロアよりも
前側にラジエータを配設するとともに、該前席フ
ロアよりも後側にエンジンを搭載してなる車両に
おいては、前述した従来構造をそのまま採用した
場合に不具合が生じ易い。すなわち、前席フロア
の前、後にラジエータとエンジンとを各別に配置
した場合には、このラジエータとエンジンとを連
結するアウトレツト通路やインレツト通路が長尺
なものになる。しかも、前記アウトレツト通路等
は、前記前席フロアを迂回する必要から上下にう
ねらせて配置されることが多い。そのため、エン
ジンのウオータジヤケツト内で発生した蒸気がラ
ジエータの注水部分に設けた圧力弁から速やかに
放出され得ない。その結果、蒸気の発生量が多く
なると、その圧力によつて多量の冷却水がラジエ
ータ方向へ押しやられ、前記圧力弁からリザーバ
タンクへ吹出すことになる。したがつて、通常の
容量のリザーバタンクでは用をなさず、溢水を招
いてエンジン焼付の原因になるという問題があ
る。
シツプ方式あるいはリアエンジン方式等を採用す
る車両、すなわち、キヤビンの前席フロアよりも
前側にラジエータを配設するとともに、該前席フ
ロアよりも後側にエンジンを搭載してなる車両に
おいては、前述した従来構造をそのまま採用した
場合に不具合が生じ易い。すなわち、前席フロア
の前、後にラジエータとエンジンとを各別に配置
した場合には、このラジエータとエンジンとを連
結するアウトレツト通路やインレツト通路が長尺
なものになる。しかも、前記アウトレツト通路等
は、前記前席フロアを迂回する必要から上下にう
ねらせて配置されることが多い。そのため、エン
ジンのウオータジヤケツト内で発生した蒸気がラ
ジエータの注水部分に設けた圧力弁から速やかに
放出され得ない。その結果、蒸気の発生量が多く
なると、その圧力によつて多量の冷却水がラジエ
ータ方向へ押しやられ、前記圧力弁からリザーバ
タンクへ吹出すことになる。したがつて、通常の
容量のリザーバタンクでは用をなさず、溢水を招
いてエンジン焼付の原因になるという問題があ
る。
このような不具合を解消するための一方策とし
ては、エンジンのウオータジヤケツト側にも内圧
の上昇により開成する圧力弁を設けることが考え
られ、その先行技術として実開昭55−123622号公
報に示されるものがある。しかしながら、このよ
うにエンジンのウオータジヤケツト側とラジエー
タ側の両方にそれぞれ圧力弁を設け、それらを必
要に応じて選択的に開成させ得るような構成を採
用した場合、それら各圧力弁の開弁設定圧を徴妙
に調整しておかないとそれぞれの圧力弁が適正に
作動しないという不具合を招き易く、調整がきわ
めて難かしいという問題が発生する。すなわち、
このような構成のものでは、管路抵抗や過渡現象
等を考慮に入れて両圧力弁の開弁設定圧を適正に
設定しておかないと、いずれか一方の圧力弁のみ
が作動することになつて所期の目的が達成されな
くなるという不都合を招き易い。
ては、エンジンのウオータジヤケツト側にも内圧
の上昇により開成する圧力弁を設けることが考え
られ、その先行技術として実開昭55−123622号公
報に示されるものがある。しかしながら、このよ
うにエンジンのウオータジヤケツト側とラジエー
タ側の両方にそれぞれ圧力弁を設け、それらを必
要に応じて選択的に開成させ得るような構成を採
用した場合、それら各圧力弁の開弁設定圧を徴妙
に調整しておかないとそれぞれの圧力弁が適正に
作動しないという不具合を招き易く、調整がきわ
めて難かしいという問題が発生する。すなわち、
このような構成のものでは、管路抵抗や過渡現象
等を考慮に入れて両圧力弁の開弁設定圧を適正に
設定しておかないと、いずれか一方の圧力弁のみ
が作動することになつて所期の目的が達成されな
くなるという不都合を招き易い。
そのため、ラジエータ側の圧力弁を廃止し、エ
ンジンのウオータジヤケツト側のみに圧力弁を設
けたものも試作されている。ところが、このよう
な構成のものでは、蒸気が発生したり注水率が不
良の場合にラジエータの上部に気相(いわゆるエ
ア溜)が形成され、それがそのまま残留すること
が多い。そして、この気相部分が、高温時に膨張
すると、その圧力によつて多量の冷却水がエンジ
ンのウオータジヤケツト方向へ押しやられ、この
ウオータジヤケツト側に設けた圧力弁からリザー
ブタンクへ吹出すことになる。したがつて、前述
したと同様にリザーブタンクの溢水を招き、エン
ジン焼付等の原因になるという問題がある。
ンジンのウオータジヤケツト側のみに圧力弁を設
けたものも試作されている。ところが、このよう
な構成のものでは、蒸気が発生したり注水率が不
良の場合にラジエータの上部に気相(いわゆるエ
ア溜)が形成され、それがそのまま残留すること
が多い。そして、この気相部分が、高温時に膨張
すると、その圧力によつて多量の冷却水がエンジ
ンのウオータジヤケツト方向へ押しやられ、この
ウオータジヤケツト側に設けた圧力弁からリザー
ブタンクへ吹出すことになる。したがつて、前述
したと同様にリザーブタンクの溢水を招き、エン
ジン焼付等の原因になるという問題がある。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は、このような事情に着目してなされた
もので、ラジエータとエンジンとを離間配置せざ
るを得ない車両において発生する前述した問題
点、すなわち、ラジエータ側およびエンジンのウ
オータジヤケツト側のいずれか一方のみ圧力弁を
設けた場合には、他方に気相が生成され、それが
膨張して前記圧力弁から多量の冷却水が吹き出す
おそれがあるという問題点、並びに、ラジエータ
側とエンジンのウオータジヤケツト側の両方に圧
力弁を設けた場合には、それら両圧力弁の開弁設
定圧を巧妙に調整しておかないといずれか一方の
圧力弁が無効なものになつてしまうという不具合
があり調整がきわめて難かしくなるという問題点
を一挙に解消することを目的としている。
もので、ラジエータとエンジンとを離間配置せざ
るを得ない車両において発生する前述した問題
点、すなわち、ラジエータ側およびエンジンのウ
オータジヤケツト側のいずれか一方のみ圧力弁を
設けた場合には、他方に気相が生成され、それが
膨張して前記圧力弁から多量の冷却水が吹き出す
おそれがあるという問題点、並びに、ラジエータ
側とエンジンのウオータジヤケツト側の両方に圧
力弁を設けた場合には、それら両圧力弁の開弁設
定圧を巧妙に調整しておかないといずれか一方の
圧力弁が無効なものになつてしまうという不具合
があり調整がきわめて難かしくなるという問題点
を一挙に解消することを目的としている。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、このような目的を達成するために、
キヤビンの前席フロアよりも前側にラジエータを
配設するとともに該前席フロアよりも後側にエン
ジンを搭載し、このエンジンのウオータジヤケツ
トと前記ラジエータとをアウトレツト通路および
インレツト通路を介して連通させてなる車両にお
いて、エンジンのウオータジヤケツトまたは前記
アウトレツト通路の前席フロアよりもエンジン側
の部位をリザーブタンクに連通させる第1の流路
にウオータジヤケツトの内圧上昇に伴つて開成す
る圧力弁を設けるとともに、前記ラジエータの上
端部をリザーブタンクに連通させる第2の流路に
ラジエータの上端部に気相が存在している場合に
開成しラジエータ内に冷却水が充満した場合にそ
の冷却水に付勢されて閉成する気体排出弁を設け
たことを特徴とする。
キヤビンの前席フロアよりも前側にラジエータを
配設するとともに該前席フロアよりも後側にエン
ジンを搭載し、このエンジンのウオータジヤケツ
トと前記ラジエータとをアウトレツト通路および
インレツト通路を介して連通させてなる車両にお
いて、エンジンのウオータジヤケツトまたは前記
アウトレツト通路の前席フロアよりもエンジン側
の部位をリザーブタンクに連通させる第1の流路
にウオータジヤケツトの内圧上昇に伴つて開成す
る圧力弁を設けるとともに、前記ラジエータの上
端部をリザーブタンクに連通させる第2の流路に
ラジエータの上端部に気相が存在している場合に
開成しラジエータ内に冷却水が充満した場合にそ
の冷却水に付勢されて閉成する気体排出弁を設け
たことを特徴とする。
(作用)
ラジエータの上端部に気相が存在しない場合に
は、気体排出弁が閉じているため冷却系統の内圧
が上昇すれば、エンジンのウオータジヤケツト側
(ウオータジヤケツトまたはアウトレツト通路の
前席フロアよりもエンジン側の部位)に設けた圧
力弁が開成して必要量の冷却水あるいは蒸気等が
リザーブタンクへ排出される。この場合、ラジエ
ータ側に気相が存在しないので、気相を形成して
いる気体の膨張によりラジエータ側の冷却水がエ
ンジンのウオータジヤケツト側へ押しやられるこ
とがなく、圧力弁から多量の冷却水が吹き出すと
いう不具合は生じない。一方、エンジン部で発生
した蒸気が、ラジエータ側へ回り込んだり、注水
率の不良により空気が残留してラジエータの上端
部に気相が形成された場合には、前記気体排出弁
が開成する。そのため、ラジエータの上端部に溜
つている気体は、その気体排出弁を通してリザー
ブタンク側へ速かに排出され気相が消滅する。そ
して、ラジエータ内の圧力が低下して液位が低下
した場合には、前記気体排出弁が再び開成してリ
ザーブタンク内の冷却水がラジエータ内に戻され
ることになる。
は、気体排出弁が閉じているため冷却系統の内圧
が上昇すれば、エンジンのウオータジヤケツト側
(ウオータジヤケツトまたはアウトレツト通路の
前席フロアよりもエンジン側の部位)に設けた圧
力弁が開成して必要量の冷却水あるいは蒸気等が
リザーブタンクへ排出される。この場合、ラジエ
ータ側に気相が存在しないので、気相を形成して
いる気体の膨張によりラジエータ側の冷却水がエ
ンジンのウオータジヤケツト側へ押しやられるこ
とがなく、圧力弁から多量の冷却水が吹き出すと
いう不具合は生じない。一方、エンジン部で発生
した蒸気が、ラジエータ側へ回り込んだり、注水
率の不良により空気が残留してラジエータの上端
部に気相が形成された場合には、前記気体排出弁
が開成する。そのため、ラジエータの上端部に溜
つている気体は、その気体排出弁を通してリザー
ブタンク側へ速かに排出され気相が消滅する。そ
して、ラジエータ内の圧力が低下して液位が低下
した場合には、前記気体排出弁が再び開成してリ
ザーブタンク内の冷却水がラジエータ内に戻され
ることになる。
(実施例)
以下、本考案の一実施例を第1図〜第4図を参
照して説明する。
照して説明する。
第1図はキヤブオーバ形の自動車の概観を示し
ている。この自動車においては、キヤビン1の前
席フロア2よりも前側にラジエータ3を配設する
とともに、該前席フロア2よりも後側にエンジン
4を搭載している。そして、このエンジン4のウ
オータジヤケツト5から導出される冷却水をサー
モスタツト6aを含むアウトレツト通路6を通し
て前記ラジエータ3に導くとともに、このラジエ
ータ3を通過した冷却水をインレツト通路7を通
して前記エンジン4のウオータジヤケツト5に案
内するようにしている。そして、前記ウオータジ
ヤケツト5の頂部を第1の流路8を介してリザー
ブタンク9に連通させ、その第1の流路8の途中
に圧力弁11を介設している。圧力弁11は正圧
タイプのもので、前記ウオータジヤケツト5内の
圧力が調圧スプリング12の付勢力により規定さ
れる設定圧を上まわつた場合に弁体13が弁座1
4から離間して開成状態になるように構成されて
いる。
ている。この自動車においては、キヤビン1の前
席フロア2よりも前側にラジエータ3を配設する
とともに、該前席フロア2よりも後側にエンジン
4を搭載している。そして、このエンジン4のウ
オータジヤケツト5から導出される冷却水をサー
モスタツト6aを含むアウトレツト通路6を通し
て前記ラジエータ3に導くとともに、このラジエ
ータ3を通過した冷却水をインレツト通路7を通
して前記エンジン4のウオータジヤケツト5に案
内するようにしている。そして、前記ウオータジ
ヤケツト5の頂部を第1の流路8を介してリザー
ブタンク9に連通させ、その第1の流路8の途中
に圧力弁11を介設している。圧力弁11は正圧
タイプのもので、前記ウオータジヤケツト5内の
圧力が調圧スプリング12の付勢力により規定さ
れる設定圧を上まわつた場合に弁体13が弁座1
4から離間して開成状態になるように構成されて
いる。
また、ラジエータ3のアツパータンク15の頂
部を第2の流路16を介して前記リザーブタンク
9に連通させ、その第2の流路16の始端部に気
体排出弁17を設けている。気体排出弁17は、
弁箱18の中間位置に設けた仕切壁19に貫通孔
21を設け、この貫通孔21の下端開口部に弁座
22を形成し、この弁座22の下方に弁体23を
対向配置し、この弁体23の上端中心部から突設
したピン軸24を前記貫通孔21に遊嵌状態で貫
通させ、このピン軸24の貫通端に該ピン軸24
が下方に抜け落ちるのを防止するための係止鍔2
5を設けてなるジグルピンタイプのものである。
しかして、前記弁体23は、ラジエータ3に冷却
水bが充満している場合には、その冷却水bから
浮力および圧力を受けて前記弁座22に押付られ
るようになつている。一方、ラジエータ3のアツ
パタンク15に気相aが存在し前記弁体23に浮
力等が作用していない場合には、この弁体23が
自重により降下して貫通孔21が開路状態になる
ように構成してある。前記係止鍔25はいかなる
状態においても前記貫通孔21を閉塞し得ない構
造にしてある。
部を第2の流路16を介して前記リザーブタンク
9に連通させ、その第2の流路16の始端部に気
体排出弁17を設けている。気体排出弁17は、
弁箱18の中間位置に設けた仕切壁19に貫通孔
21を設け、この貫通孔21の下端開口部に弁座
22を形成し、この弁座22の下方に弁体23を
対向配置し、この弁体23の上端中心部から突設
したピン軸24を前記貫通孔21に遊嵌状態で貫
通させ、このピン軸24の貫通端に該ピン軸24
が下方に抜け落ちるのを防止するための係止鍔2
5を設けてなるジグルピンタイプのものである。
しかして、前記弁体23は、ラジエータ3に冷却
水bが充満している場合には、その冷却水bから
浮力および圧力を受けて前記弁座22に押付られ
るようになつている。一方、ラジエータ3のアツ
パタンク15に気相aが存在し前記弁体23に浮
力等が作用していない場合には、この弁体23が
自重により降下して貫通孔21が開路状態になる
ように構成してある。前記係止鍔25はいかなる
状態においても前記貫通孔21を閉塞し得ない構
造にしてある。
なお、ラジエータ3の注水口26に蓋着される
キヤツプ27は、圧力弁等を一切有さない形式の
ものである。
キヤツプ27は、圧力弁等を一切有さない形式の
ものである。
次いで、この実施例の作動を説明する。ラジエ
ータ3の上端部に気相aが存在しない場合には、
第4図に示すように、気体排出弁17が閉じてい
るため冷却系統の内圧が上昇すれば、エンジン4
のウオータジヤケツト5側に設けた圧力弁11が
開成して必要量の冷却水bあるいは蒸気等がリザ
ーブタンク9へ排出される。この場合、ラジエー
タ3側に気相aが存在しないので、気相aを形成
している気体の膨張によりラジエータ3側の冷却
水bがエンジン4のウオータジヤケツト5側へ押
しやられることがなく、圧力弁11から多量の冷
却水bが吹き出すという不具合は生じない。一
方、エンジン4部で発生した蒸気の一部がラジエ
ータ3側へ回り込んだり、注水率の不良により空
気が残留してラジエータ3の上端部に気相aが形
成された場合には、第3図に示すように、前記気
体排出弁17が開成する。そのため、ラジエータ
3の上端部に溜つている気体cは、その気体排出
弁17の貫通孔21部分を通してリザーブタンク
9側へ速かに排出され前述の気相aが消滅する。
そして、ラジエータ3内の圧力が低下して液位が
低下傾向を示した場合には、前記気体排出弁17
が再び開成してリザーブタンク9内の冷却水bが
ラジエータ3内に戻されることになる。
ータ3の上端部に気相aが存在しない場合には、
第4図に示すように、気体排出弁17が閉じてい
るため冷却系統の内圧が上昇すれば、エンジン4
のウオータジヤケツト5側に設けた圧力弁11が
開成して必要量の冷却水bあるいは蒸気等がリザ
ーブタンク9へ排出される。この場合、ラジエー
タ3側に気相aが存在しないので、気相aを形成
している気体の膨張によりラジエータ3側の冷却
水bがエンジン4のウオータジヤケツト5側へ押
しやられることがなく、圧力弁11から多量の冷
却水bが吹き出すという不具合は生じない。一
方、エンジン4部で発生した蒸気の一部がラジエ
ータ3側へ回り込んだり、注水率の不良により空
気が残留してラジエータ3の上端部に気相aが形
成された場合には、第3図に示すように、前記気
体排出弁17が開成する。そのため、ラジエータ
3の上端部に溜つている気体cは、その気体排出
弁17の貫通孔21部分を通してリザーブタンク
9側へ速かに排出され前述の気相aが消滅する。
そして、ラジエータ3内の圧力が低下して液位が
低下傾向を示した場合には、前記気体排出弁17
が再び開成してリザーブタンク9内の冷却水bが
ラジエータ3内に戻されることになる。
したがつて、このようなものであれば、圧力弁
11を設けていない側にエア溜りが生じ、それが
高温時に膨張して圧力弁11より多量の冷却水が
吹き出すという不都合を確実に解消することがで
き、小さな容量のリザーブタンク9で十分な機能
を発揮させることができる。しかも、ラジエータ
3側とエンジン4側に選択的に開成する圧力弁を
各別に設けるようなことをしていないので、開弁
設定圧の調整をきわめて容易に行なうことができ
る。
11を設けていない側にエア溜りが生じ、それが
高温時に膨張して圧力弁11より多量の冷却水が
吹き出すという不都合を確実に解消することがで
き、小さな容量のリザーブタンク9で十分な機能
を発揮させることができる。しかも、ラジエータ
3側とエンジン4側に選択的に開成する圧力弁を
各別に設けるようなことをしていないので、開弁
設定圧の調整をきわめて容易に行なうことができ
る。
また、この実施例のように、ラジエータ3のア
ツパータンク15の注水口26とは別の位置に気
体排出弁17を設けるようにすれば、この気体排
出弁17を直立状態で配設できるため気体排出弁
17の作動が確実なものになる。
ツパータンク15の注水口26とは別の位置に気
体排出弁17を設けるようにすれば、この気体排
出弁17を直立状態で配設できるため気体排出弁
17の作動が確実なものになる。
なお、気体排出弁の構造や配設態様は以上の実
施例のものに限られないのは勿論であり、例え
ば、第5図〜第7図に示すようなものであつても
よい。
施例のものに限られないのは勿論であり、例え
ば、第5図〜第7図に示すようなものであつても
よい。
すなわち、第5図に示すものは、ラジエータ1
01の注水口102に圧力弁103を内設したハ
ウジング104を装着し、そのハウジング104
の下端部に前記実施例と同様な構成の気体排出弁
105を組み込んだものである。この圧力弁10
3は、調圧スプリング106によつて弁体107
を弁座108に弾接させるようにしたものである
が、エンジン4のウオータジヤケツト5側に設け
た圧力弁11と等価なものでは全くなく補助的な
ものである。つまり、エンジン側の圧力弁11
は、その開弁設定圧が、例えば、1.1Kg/cm2程度
に設定してあるのに対して、気体排出弁105に
直列に設けられたこの補助圧力弁103は、その
開弁設定圧が、例えば、0.7〜0.9Kg/cm2程度に設
定してある。しかして、この補助圧力弁103
は、前記気体排出弁105の出口側に背圧を与え
てこの気体排出弁105に対する保障を行なう役
割を担つている。なお、109はラジエータ10
1内が負圧になつた場合に開成する負圧弁であ
る。
01の注水口102に圧力弁103を内設したハ
ウジング104を装着し、そのハウジング104
の下端部に前記実施例と同様な構成の気体排出弁
105を組み込んだものである。この圧力弁10
3は、調圧スプリング106によつて弁体107
を弁座108に弾接させるようにしたものである
が、エンジン4のウオータジヤケツト5側に設け
た圧力弁11と等価なものでは全くなく補助的な
ものである。つまり、エンジン側の圧力弁11
は、その開弁設定圧が、例えば、1.1Kg/cm2程度
に設定してあるのに対して、気体排出弁105に
直列に設けられたこの補助圧力弁103は、その
開弁設定圧が、例えば、0.7〜0.9Kg/cm2程度に設
定してある。しかして、この補助圧力弁103
は、前記気体排出弁105の出口側に背圧を与え
てこの気体排出弁105に対する保障を行なう役
割を担つている。なお、109はラジエータ10
1内が負圧になつた場合に開成する負圧弁であ
る。
また、第6図に示すものは、ラジエータ201
のアツパタンク202における注水孔203とは
別異の位置に、気体排出弁204を一体的に設け
たもので、この気体排出弁204の真上に、第5
図に示すものと同様な機能を有した補助圧力弁2
05および負圧弁206を設けている。
のアツパタンク202における注水孔203とは
別異の位置に、気体排出弁204を一体的に設け
たもので、この気体排出弁204の真上に、第5
図に示すものと同様な機能を有した補助圧力弁2
05および負圧弁206を設けている。
さらに、第7図に示すものは、ラジエータ30
1の注水孔302に補助圧力弁303を設け、こ
の圧力弁303の弁体304の中心部に気体排出
弁305を設けたものである。この圧力弁303
は、調圧スプリング306により弁体304を弁
座308に弾接させるようにした通常の構成のも
のであるが、エンジン4のウオータジヤケツト5
側に設けた圧力弁11と等価なものでは全くなく
補助的なものである。つまり、エンジン4側の圧
力弁11は、その開弁設定圧が、例えば、1.1
Kg/cm2程度に設定してあるのに対して、気体排出
弁305に並列に設けられたこの補助圧力弁30
3は、その開弁設定圧が、例えば、1.25Kg/cm2以
上に設定してある。しかして、この補助圧力弁3
03は、エンジン4側の圧力弁11が故障で開か
なくなるなど、何等かの異常が生じた場合以外は
開成しないように設定されており、安全弁として
の役割を担つている。
1の注水孔302に補助圧力弁303を設け、こ
の圧力弁303の弁体304の中心部に気体排出
弁305を設けたものである。この圧力弁303
は、調圧スプリング306により弁体304を弁
座308に弾接させるようにした通常の構成のも
のであるが、エンジン4のウオータジヤケツト5
側に設けた圧力弁11と等価なものでは全くなく
補助的なものである。つまり、エンジン4側の圧
力弁11は、その開弁設定圧が、例えば、1.1
Kg/cm2程度に設定してあるのに対して、気体排出
弁305に並列に設けられたこの補助圧力弁30
3は、その開弁設定圧が、例えば、1.25Kg/cm2以
上に設定してある。しかして、この補助圧力弁3
03は、エンジン4側の圧力弁11が故障で開か
なくなるなど、何等かの異常が生じた場合以外は
開成しないように設定されており、安全弁として
の役割を担つている。
なおまた、エンジンのウオータジヤケツト側に
設ける圧力弁は、ウオータジヤケツト内の圧力が
上昇した場合に開成するだけの正圧弁タイプのも
のに限定されるものではなく、ウオータジヤケツ
ト内が負圧になつた場合に開成する負圧弁を並設
してなる正、負圧弁タイプのものであつてもよ
い。
設ける圧力弁は、ウオータジヤケツト内の圧力が
上昇した場合に開成するだけの正圧弁タイプのも
のに限定されるものではなく、ウオータジヤケツ
ト内が負圧になつた場合に開成する負圧弁を並設
してなる正、負圧弁タイプのものであつてもよ
い。
さらに、前記実施例では、ウオータジヤケツト
の頂部に圧力弁を有した第1の流路を接続した場
合について説明したが、アウトレツト通路の前席
フロアよりもエンジン側の部位における高くなつ
た部分にもウオータジヤケツトで発生した蒸気等
が溜り易い場合があるので、その部分に前記第1
の流路を接続するようにしてもよい。その一例と
しては、第2図に想像線で示すように、アウトレ
ツト通路6の一部をなすサーモスタツト6aのハ
ウジング頂部に圧力弁11を有した第1の流路8
を接続することが考えられる。
の頂部に圧力弁を有した第1の流路を接続した場
合について説明したが、アウトレツト通路の前席
フロアよりもエンジン側の部位における高くなつ
た部分にもウオータジヤケツトで発生した蒸気等
が溜り易い場合があるので、その部分に前記第1
の流路を接続するようにしてもよい。その一例と
しては、第2図に想像線で示すように、アウトレ
ツト通路6の一部をなすサーモスタツト6aのハ
ウジング頂部に圧力弁11を有した第1の流路8
を接続することが考えられる。
(考案の効果)
本考案は、以上のような構成であるから、ラジ
エータとエンジンとを離間配置せざるを得ない車
両において発生する前述した問題点を悉く解消す
ることができ、圧力弁の調整が簡単で、しかも、
多量の冷却水が吹出すという不都合を確実に防止
することができるエンジンの冷却装置を提供でき
るものである。
エータとエンジンとを離間配置せざるを得ない車
両において発生する前述した問題点を悉く解消す
ることができ、圧力弁の調整が簡単で、しかも、
多量の冷却水が吹出すという不都合を確実に防止
することができるエンジンの冷却装置を提供でき
るものである。
第1図は本考案の一実施例を示す概観説明図、
第2図は同実施例の冷却系を示す系統説明図、第
3図は同実施例における気体排出弁の拡大断面
図、第4図は同作用説明図である。第5図、第6
図および第7図はそれぞれ本考案の他の実施例を
示す説明図である。 2…前席フロア、3…ラジエータ、4…エンジ
ン、5…ウオータジヤケツト、6…アウトレツト
通路、7…インレツト通路、8…第1の流路、9
…リザーブタンク、11…圧力弁、16…第2の
流路、17…気体排出弁、101…ラジエータ、
105…気体排出弁、201…ラジエータ、20
4…気体排出弁、301…ラジエータ、305…
気体排出弁。
第2図は同実施例の冷却系を示す系統説明図、第
3図は同実施例における気体排出弁の拡大断面
図、第4図は同作用説明図である。第5図、第6
図および第7図はそれぞれ本考案の他の実施例を
示す説明図である。 2…前席フロア、3…ラジエータ、4…エンジ
ン、5…ウオータジヤケツト、6…アウトレツト
通路、7…インレツト通路、8…第1の流路、9
…リザーブタンク、11…圧力弁、16…第2の
流路、17…気体排出弁、101…ラジエータ、
105…気体排出弁、201…ラジエータ、20
4…気体排出弁、301…ラジエータ、305…
気体排出弁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) キヤビンの前席フロアよりも前側にラジエー
タを配設するとともに該前席フロアよりも後側
にエンジンを搭載し、このエンジンのウオータ
ジヤケツトと前記ラジエータとをアウトレツト
通路およびインレツト通路を介して連通させて
なる車両に適用されるエンジンの冷却装置であ
つて、前記エンジンのウオータジヤケツトまた
は前記アウトレツト通路の前席フロアよりもエ
ンジン側の部位をリザーブタンクに連通させる
第1の流路にウオータジヤケツトの内圧上昇に
伴なつて開成する圧力弁を設けるとともに、前
記ラジエータの上端部をリザーブタンクに連通
させる第2の流路にラジエータの上端部に気相
が存在している場合に開成しラジエータ内に冷
却水が充満した場合にその冷却水に付勢されて
閉成する気体排出弁を設けたことを特徴とする
エンジンの冷却装置。 (2) 気体排出弁がジグルピンタイプの弁であるこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
記載のエンジンの冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18018285U JPH03493Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18018285U JPH03493Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6288829U JPS6288829U (ja) | 1987-06-06 |
| JPH03493Y2 true JPH03493Y2 (ja) | 1991-01-10 |
Family
ID=31123904
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18018285U Expired JPH03493Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03493Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-22 JP JP18018285U patent/JPH03493Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6288829U (ja) | 1987-06-06 |
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