JPH0349089Y2 - - Google Patents

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JPH0349089Y2
JPH0349089Y2 JP12684885U JP12684885U JPH0349089Y2 JP H0349089 Y2 JPH0349089 Y2 JP H0349089Y2 JP 12684885 U JP12684885 U JP 12684885U JP 12684885 U JP12684885 U JP 12684885U JP H0349089 Y2 JPH0349089 Y2 JP H0349089Y2
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piston
auxiliary
cylinder
hydraulic
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  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車等のマスタシリンダに補助油圧
を使用したシリンダ装置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種のものとして、実公昭52−48305
号公報の切換シリンダがある。これは第4図およ
び第5図に示すようにシリンダ孔50内にピスト
ン51をカツプシール52によつて気密を保ちな
がら摺動自在に嵌挿し、ピストン51の両側に液
圧室53,54を設け、液圧室53から通孔55
を介して主作動装置56に連通すると共に導出口
57から他の作動装置58に連通している。液圧
室54からは、導口54aを経てさらに他の補助
作動装置59に連通させることによつて、主作動
装置56の作動力は液圧室53を経て、作動装置
58に伝達される。補助作動装置59を作動すれ
ばピストン51によつて液圧室53を遮断して導
通口57から作動装置58へ圧力を加えることが
できる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の構造では、入力の液圧室54と出力
の液圧室53とが同一シリンダ50内にあるの
で、例えば入力の液圧室54に鉱物系油、出力の
液圧室53に植物系油を使用した場合、鉱物系油
がピストン51のカツプシール52を冒す問題点
がある。
そこで本考案は、鉱物系油と植物系油の両者が
使用できるように、夫々の油圧回路を形成する主
油圧部と副油圧部とを確実に分離し、耐久性のあ
るシリンダ装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案では、マスタ
シリンダの油圧を受けるマスタシリンダ入力ポー
トを有する本体と、該本体内に摺動自在に嵌挿
し、前記マスタシリンダ入力ポートから連通する
連通路を有する主ピストンと、該連通路と連通す
るブレーキシリンダ出力ポートと、前記主ピスト
ンの一方向への移動時に前記連通路と前記ブレー
キシリンダ出力ポートとの連通を遮断するセンタ
バルブと、を備えた主油圧部を設け、 補助油圧を受ける補助入力ポートを有する副体
と、該副体内に摺動自在に嵌挿された副ピストン
と、からなる副油圧部を前記主油圧部とは別体に
設け、 該副油圧部に補助油圧を受けて前記副ピストン
が移動したときに前記主油圧部の主ピストンを前
記一方向へ移動させる接続部材を主ピストンと副
ピストンとの間に介装したものである。
(作用) 上記の構成とすることにより、マスタシリンダ
からの油圧は、連通路から、直接にブレーキシリ
ンダ出力ポートへ、そしてブレーキホイルシリン
ダへ伝達される。補助入力ポートからの油圧は、
副ピストンに伝達され、さらにその油圧は、接続
部材を介して主ピストンに伝達されるので、鉱物
油系と植物油系の油圧回路が接続部材を介して確
実に分離されることになり、耐久性のあるシリン
ダ装置が実現できる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図および第2図は、本考案のシリンダ装
置1であつて、主油圧部2と副油圧部3とからな
つている。主油圧部2の本体4にはマスタシリン
ダ5(図示省略)からの油圧を受けるためのマス
タシリンダ入力ポート6が形成され、マスタシリ
ンダ入力ポート6内には、ばね部材6aによつて
弾発を受けているバルブ6bが嵌挿され、また図
示省略されているが所定圧力以上では油圧が逃げ
る構造になつている。
このマスタシリンダ入力ポート6からは、連通
路7が形成されている。連通路7は本体4内に形
成されたシリンダ8の空隙9に開口し、このシリ
ンダ8にカツプシール10によつて気密を保持
し、摺動自在に嵌挿している主ピストン11に形
成された連通路7に通じている。主ピストン11
の連通路7の開口端には、後述するセンタバルブ
13との間に空隙14を形成し、主ピストン11
の他端は、本体4の一端を被つているキヤツプ1
5に当接できる形になつている。上記の空隙14
を隔てて、センタバルブ13が位置し、このセン
タバルブ13には支持ロツド16が固定され、ブ
ツシユ17に摺動自在に嵌挿されている。ブツシ
ユ17はシリンダ8内に摺動自在にあると共に、
主ピストン11の先端外周を被い、同じく摺動自
在になつている。ブツシユ17はシリンダ8の壁
部18との間にばね部材19によつて、主ピスト
ン11の方向に付勢されている。その壁部18付
近から本体4には第2図に示すように油圧の出力
となるブレーキシリンダ出力ポート20が形成さ
れている。第1図に示すように壁部18付近の本
体2には空気抜き弁20aが取り付けられてい
る。このようにしてなる主油圧部2には補助油圧
を発生させる副油圧部3が隣接している。副油圧
部3の副体21には補助入力ポート22が形成さ
れ、副体21内には副ピストン23がカツプシー
ル10によつて気密を保持し、摺動自在に副ピス
トン23の頭部24と副体21の内壁25との間
に間隙26をおいて嵌挿されている。副ピストン
23の反対側には接続部材であるロツド27が固
定されて、主油圧部2側へ延び、上記のキヤツプ
15の孔を嵌挿して、主ピストン11の他端の窪
み部28に当接している。
第3図は、本考案のシリンダ装置1をリフトト
ラツクに使用した油圧回路と共に示している。太
線は鉱物油系回路29、細線は植物油系回路30
であつて、上記主油圧部2と副油圧部3とは分離
されている。鉱物油系回路29はリザーバタンク
31、モータ32、油圧ポンプ33からなる油圧
ユニツト34から、セレクタレバ35を備えたセ
レクタバルブ36に管29aによつて接続され、
セレクタバルブ36には、リフトシリンダ37が
接続されている。セレクタバルブ36の上流側で
配管が分岐され液圧制御バルブ38に接続されて
いる。液圧制御バルブ38には、ソレノイドバル
ブ39が接続され、コントローラ40によつて制
御される。コントローラ40にはオートトランス
ミツシヨンのATセレクトレバ40aが電気的に
接続されて、ATセレクトレバ40aが誤つてニ
ユートラルからリバースに切り換つた時、信号が
送られブレーキがかかるようになつている。ソレ
ノイドバルブ39からは、シリンダ装置1の補助
入力ポート22に接続されている。一方、植物油
系回路30はブレーキペダル41に連結されたマ
スタシリンダ5は、シリンダ装置1のマスタシリ
ンダ入力ポート6に接続され、そのブレーキシリ
ンダ出力ポート20には、概略図示された各ブレ
ーキホイルシリンダ42に接続されている。
このような構成によつて、運転者が、第3図に
示すブレーキペダル41を踏むと、マスタシリン
ダ5によつて油圧が発生し、その油圧は第1図に
示すシリンダ装置1のマスタシリンダ入力ポート
6から、主ピストン11の連通路7および空隙9
を通り、ブレーキシリンダ出力ポート20に伝達
され、第3図に移り、その油圧はブレーキホイル
シリンダ42に伝達される。このとき第1図に示
すように、主ピストン11は、キヤツプ15に当
接している。運転者がセレクタレバ35を操作す
ると、第3図に示すように油圧は、リフトシリン
ダ37に供給される。ポンプ33が作動している
状態でコントローラ40からソレノイドバルブ3
9に切換信号が入力されると、ポンプ33から液
圧制御バルブ38、そして、ソレノイドバルブ3
9を経て、第1図に示す補助入力ポート22に油
圧が供給される。この油圧は副ピストン23を押
圧し、ロツド27を介して主ピストン11を押圧
し、移動することによつてセンタバルブ13が閉
じて、補助圧力が発生し、ブレーキシリンダ出力
ポート20からブレーキホイルシリンダ42に伝
達されるので、鉱物油系と植物油系との油圧回路
は確実に分離することができる。また主ピストン
11と副ピストン23をロツド27によつて接続
しているので互いの中心のずれを許容することが
でき、さらに副ピストン23の頭部24と、副体
21の内壁25との間には、間隙26があるの
で、主ピストン11と副ピストン23とを接続さ
せる時、その取り付による長手方向のずれも許容
することができる。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案は、シリンダ装置を
主油圧部と副油圧部とに分離し、夫々をロツドに
よつて接続したので、鉱物油系油圧回路と植物油
系油圧回路が確実に分離できたことによつて、
各々のピストンに取り付けられているカツプシー
ルが冒されなくてすみ、耐久性のある補助マスタ
シリンダが実現でき、故障が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のシリンダ装置を示す縦断面
図、第2図は、第1図に矢印A−Aで示す側面
図、第3図は、本考案のシリンダ装置を使用した
油圧回路図、第4図は、従来の切換シリンダを示
す縦断面図、第5図は、従来の切換シリンダを使
用した油圧回路図である。 1……シリンダ装置、2……主油圧部、3……
副油圧部、4……本体、5……マスタシリンダ、
6……マスタシリンダ入力ポート、7……連通
路、11……主ピストン、12……開口端、13
……センタバルブ、19……ばね部材、20……
ブレーキシリンダ出力ポート、21……副体、2
2……補助入力ポート、23……副ピストン、2
7……接続部材(ロツド)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 マスタシリンダの油圧を受けるマスタシリンダ
    入力ポートを有する本体と、該本体内に摺動自在
    に嵌挿し、前記マスタシリンダ入力ポートから連
    通する連通路を有する主ピストンと、該連通路と
    連通するブレーキシリンダ出力ポートと、前記主
    ピストンの一方向への移動時に前記連通路と前記
    ブレーキシリンダ出力ポートとの連通を遮断する
    センタバルブと、を備えた主油圧部を設け、 補助油圧を受ける補助入力ポートを有する副体
    と、該副体内に摺動自在に嵌挿された副ピストン
    と、からなる副油圧部を前記主油圧部とは別体に
    設け、 該副油圧部に補助油圧を受けて前記副ピストン
    が移動したときに前記主油圧部の主ピストンを前
    記一方向へ移動させる接続部材を主ピストンと副
    ピストンとの間に介装したことを特徴とするシリ
    ンダ装置。
JP12684885U 1985-08-20 1985-08-20 Expired JPH0349089Y2 (ja)

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JP12684885U JPH0349089Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

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Publication Number Publication Date
JPS6236858U JPS6236858U (ja) 1987-03-04
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