JPH0348828A - 多ポート光スイッチ - Google Patents

多ポート光スイッチ

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Publication number
JPH0348828A
JPH0348828A JP18425589A JP18425589A JPH0348828A JP H0348828 A JPH0348828 A JP H0348828A JP 18425589 A JP18425589 A JP 18425589A JP 18425589 A JP18425589 A JP 18425589A JP H0348828 A JPH0348828 A JP H0348828A
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JP
Japan
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port
basic unit
optical
optical switch
output
Prior art date
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Application number
JP18425589A
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Inventor
Kazuo Hokari
和男 保苅
Kazuhiro Noguchi
一博 野口
Hitoshi Hashimoto
仁 橋本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、伝搬する信号光の光路の切り替えを行う多ポ
ートの光スィッチに関する。
「従来の技術」 従来より、伝搬する光路を切り替えるための光スィッチ
として種々の構造のものが提案され、実用化されている
。このような光スィッチとして、例えば方向性結合形・
屈折率分布形・干渉形(位相制御形)のものは、光導波
路を伝搬する光を切り替えることができる代表的な構造
のものとして知られている。
第5図は、上記光スィッチの中で方向性結合形光スイッ
チの構造を示す図であり、la、lbは先導波路、2a
、2bは電極、3はL i N bo sや半導体等の
基板である。この光スィッチにおいてポート■からポー
ト■に出力される光は、印加電圧を変化させることによ
って電気光学効果によりポート■に出力される。同様に
、ポート■からポート■に出力される光は、印加電圧を
変化させることによってポート■に出力される。したが
って、印加電圧を制御することで伝搬光のスイ・ソチン
グを行なうことができる。
ところで、このような先導波路形の光スィッチとしては
、現在のところ2人力2出力のものが主に提供されてい
る。したがってこれ以上の入射ポート・出射ポートを有
する光スィッチを作製するためには、1つの基板上に2
人力2出力の光スイ・1チとそれをつなぐ先導波路を多
数作製し、これを多段に接続するか、あるいは多数の2
人力2出力の光スィッチを個別に作製してこれらを光フ
ァイバ等により多段に接続するといった方法のどちらか
が取られている。
また、第6図および第7図は2人力2出力の別の構成の
光スィッチを示した図であって、43〜4hは偏光ビー
ムスプリンタ、5a〜51は偏光面制御素子である。こ
の先スイッチは、偏光ビームスプリッタ4と偏光面制御
素子5とをマトリックス状に配置して、偏光を制御する
ことでスイッチングを行う構造のものである。(金山、
山口菊池、“液晶光ゲートを用いた二次元画像信号交換
方式”、電子情報通信学会総合全国大会、31.1−3
、1987)すなわち、偏光ビームスプリッタ4は、第
6図あるいは第7図中の横方向および縦方向からのP波
を透過し、S彼を90度屈折させるものである。また偏
光面制御素子5は、ON状態にて通過する光の偏光面を
90度回転させてP波とS波を互いに変換せしめ、一方
OFF状態にて通過する光の偏光面を回転させることな
(、入射偏光状態と同じ偏光状態で出力する素子であっ
て、主に液晶やPLZTからなるものである。
このような構成の光スィッチを用いて例えば、第6図に
示すようにポート■の人力光をポート■の出力光として
取り出すためには、ポート■の入力光とポート■の出力
光との交点に位置する偏光ビームスプリッタ4bの入力
側偏光面制御素子5bおよび出力側偏光面制御素子5d
をともにONとし、その他の偏光面制御素子5・・・を
すべでOFFとすれば良い。このとき、上記の偏光ビー
ムスプリッタ4bに達した光ビームは、入力側偏光面制
御素子5bによってS彼に変換され、偏光ビームスプリ
ッタ4bによって屈折され、出力側偏光面制御素子5d
によって再びP波に変換され、ポート■に出力される。
したがって、偏光面を制御することで伝搬光のスイッチ
ングができる。同様にして、第6図および第7図に示す
ようにポート■からポート■へ、あるいはポート■から
ポート■およびポート■にそれぞれ出力が可能となる。
また、多ポートスイッチを実現するため、2人力2出力
スイッチを基本ユニ・ットとして、これを多段に接続し
たスイッチング網構成法が提案されている。第8図はこ
の構成法の1つであり、マトリックス状に光スィッチを
配置した8人力8出力の構成のものである。(下江他、
“光交換用空間スイッチの構成’、i子情報通信学会総
合全国大会、 5LL−8,1987)また第9図は、
第6図お上び第7図にて示した偏光ビームスプリッタ4
および偏光面制御素子5からなるスイッチ構成で、第8
図に示した構成にしたがって8人力8出力の光スィッチ
を形成した例であり、2人力2出力の光スィッチを格子
状に配列してスイッチング網を構成した例を示すもので
ある。(金山、山口、菊池“液晶光ゲートを用いた二次
元画像信号交換方式“電子情報通信学会総合全国大会、
 5ll−3,1987)また、第10図はB atc
her網と呼ばれる別のスイッチング網の構成を示した
図であり、8人力8出力の例を示すものである。(K、
E、Batcher、 ”SortingNetwor
k and tbeir Applications”
、Spring jointComputer Con
ference、 pp、30?−314,1968)
 a このB atcher網は、2人力2出力のスイ
ッチ部6・・のそれぞれで2つの目的とする出射ポート
の番号の大小関係を比較し並べ替えを行なうことにより
、複数の入射ポートと目的の出射ポート間の光路を設定
する方法を適用したものである。
さらにこれら以外にも、2人力2出力スイソチを多段に
接続したスイッチング網として、B enes網、B 
anyan網等が知られている。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上述した構成法による第9図および第1
0図に示した光スィッチのいずれにおいても、第6図お
よび第7図に示したような2人力2出力の光スイy+を
用いることから、入射ポートの増加に伴い、光スィッチ
の構成部品数が非常に増大するといった問題がある。そ
して、特に第9図に示したマトリックス状のスイッチ構
成のものでは、ポート数nに対してn2個の光スイツチ
構成部品が必要となり、よってnの増大に伴って部品数
が極度に多くなることから、光スイツチ自体が非常に太
き(なる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、複数の伝搬光をスイッチングする小型で
多ポートな光スィッチを提供することにある。
「課題を解決するための手段」 この発明の多ポート光スィッチでは、伝搬光における異
常光線の伝搬方向を伝搬光における常光線の伝搬方向か
らずれさせる複屈折性結晶が2枚、それぞれの異常光線
のずれ方向が正反対となるとともにずれ幅が一致するよ
う配置され、かつこれら複屈折性結晶のそれぞれの入射
側に、外部からの制御により伝搬光の直線偏光成分をそ
のまま伝搬させあるいは上記直線偏光成分に直交する直
線偏光成分に変換させる偏光面制御素子が配置されてな
る基本ユニットが、その光軸方向に沿って複数配列され
、そめ入射側の基本ユニットに入射ポートが、上記基本
ユニットにおける複屈折性結晶のずれ方向と対応する方
向に格子状あるいは一列状で等間隔に配列して形成され
、該入射ポートに続く入射信号光の光路がそれぞれ平行
に配列され、出射側の基本ユニットに上記光路に続く出
射ポートが形成され、上記基本ユニットにおける複屈折
性結晶のずれ幅が上記光路の間隔の整数倍に形成され、
上記基本ユニットにおける偏光面制御素子が、入射信号
光の光路の各々に対応してアレイ状に形成されてなるこ
とを上記課題の解決手段とした。
1作用」 本発明の多ポート光スィッチによれば、基本ユニットを
その光軸方向に沿って適宜組み合わせて配列したので、
予め設定されたアルゴリズムにしたがい、コンピュータ
ー等でアレイ状に形成された偏光面制御素子における光
路に対応する個々の箇所をそれぞれ制御することにより
、入射信号光を所望する位置の出射ポートから出力する
ことが可能となる。
「実施例」 以下、実施例によりこの発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明の多ポート光スイッチを8人力8出力
のマトリックス光スィッチに適用した場合の一実施例を
示す図であって、第1図中符号10は多ポート光スイッ
チ、11は基本ユニットである。
基本ユニット11は、第2図(b)に示すように2枚の
複屈折性結晶12と、これら複屈折性結晶12゜12の
それぞれの入射側に配置された偏光面制御素子13.1
.3とからなるものである。複屈折性結晶12は、入力
光(伝搬光)が常光線の場合には第2図(a)中実線で
示すようにそのまま透過し、入力光が異常光線の場合に
は第2図中破線で示すように常光線の伝搬方向からずれ
て透過させるものである。ここで常光線および異常光線
は、結晶軸の方向によって異なるが、例えば常光線がP
波のときは異常光線がS波となり、常光線がS彼のとき
は異常光線はP波となる。また複屈折性結晶12におい
て、伝搬光における異常光線の伝搬方向のずれ幅は、複
屈折性結晶12の厚さによって調整することができる。
そして、基本ユニットllにおいては、このような複屈
折性結晶12の2枚が、第2図(b)に示すようにそれ
ぞれの異常光線のずれ方向が正反対となるとともに、ず
れ幅が一致するように配置されている。
偏光面制御素子13は、外部からの制御により伝搬光の
直線偏光成分をそのまま伝搬させあるいは上記直線偏光
成分に直交する直線偏光成分に変換させるもので、例え
ば液晶やPLZTなどのように電圧印加の0N−OFF
により、偏光成分を90°回転させあるいはそのまま透
過するものである。このような構成のもとに基本ユニッ
ト11は、第2図(b)に示すように偏光面制御素子1
3.13への電圧印加のON・OFFにより、入射ポー
ト■。
■2に入力した光信号をそれぞれ出射ポート■。
■に出力可能な2人力2出力スイッチとなる。
そして、第1図に示した多ポート光スイッチ10は、基
本ユニット11をその先軸方向に沿って15個配列した
ものであって、全ての基本ユニッ)11の複屈折性結晶
が同じ厚さを有し、かつその伝搬光における異常光線の
ずれ方向が、基本ユニット11中に矢印で示したように
上下方向となるよう構成されたものである。この多ポー
ト光スィッチlOには、その入射側の基本ユニットll
aに入射ポートが8箇所、また出射側の基本ユニット1
1bニ上記入射ポートに対応する出射ポートが8箇所形
成されている。入射ポートは、基本ユニット11におけ
る複屈折性結晶のずれ方向、すなわちこの例では基本ユ
ニット11中の矢印方向に平行で一列状かつ等間隔に形
成配置されたものである。これら入射ポートに対応する
出射ポートも、同様にずれ方向に平行で一列状かつ等間
隔に形成配置されたものである。そして、これら入射ポ
ートと出射ポートとの間には、各ポート番号(上より順
に■。
■、・・・■とする)毎に入射信号光を伝搬する光路が
形成されている。これら光路は、互いに平行に配列され
ているとともに等間隔に形成されたものである。ここで
、上記基本ユニット11においては、複屈折性結晶のず
れ幅が上記光路の間隔の整数倍に形成されたものとなっ
ており、この例では1倍、すなわちずれ幅と光路の間隔
(すなわちポートの間隔)とが同一に形成されている。
また、上記基本ユニット11・・・における偏光面制御
素子13・・・は、入射信号光の光路の各々に対応して
アレイ状に形成されたものとなっている。そして、これ
ら偏光面制御素子13・・・のそれぞれには、光路に対
応する箇所のそれぞれに電極が設けられており、これに
よって各光路に対応する箇所が個別に0N−OFF制御
され、したがって各光路を伝搬する信号光は、アレイ状
に形成配置された偏光面制御素子13・・・の該当箇所
にて、個々に独立してその偏光成分が90°回転しある
いはそのまま透過するものとなる。そして、これにより
入射信号光は、偏光面制御素子13を通過することによ
って常光線あるいは異常光線となることから、その出射
側に位置する複屈折性結晶12にてそのまま伝搬しある
いはずれて隣合う光路に伝搬するものとなる。
このような構成の多ポート光スイッチlOを用いて各入
射ポートに入射する光を所望する出射ポートに出力せし
めるには、例えば各入射信号光の所望する出射ポート番
号の大小関係を比較・入れ換えするといったような、予
め決められたアルゴリズムをコンピューターに入力して
おき、これにしたがって各偏光面制御素子13の各光路
に対応するそれぞれの箇所への電圧印加のON・OFF
をコンピューター制御することによって行う。すると、
各入射ポートに入射した信号光は、各基本ユニット11
における偏光面制御素子13への0N−OFF制御によ
り、複屈折性結晶12中にてその伝搬方向を適宜ずらし
、これにより光路を変更して所望する番号の出射ポート
に出力するものとなる。
このような構成の多ポート光スィッチにあっては、15
個の基本ユニット11・・・を光軸方向に沿って配列し
た構成により、第9図に示した従来の8人力8出力光ス
イッチと同一の作用を奏するものとなり、したがって光
スイツチ全体としての構成部品数を低減することかでき
る。
第3図は本発明の多ポート光スイッチを8人力8出力の
光スィッチに適用した場合の他の実施例を示す図であっ
て、第3図中符号20は多ポート光スイッチ、21.2
2は基本ユニットである。多ポート光スィッチ20は、
第10図に示した光スィッチのような、B atche
r網を用いた8人力8出力タイプの光スィッチである。
(2次元のBatcher網については、C,D、 T
hompson and H,T、 Kung、 ”S
ortingonaMesh−connected P
arallel Computer 。
Communications of the ACM
、Vol、20.No、4. pp、 263271.
1977に詳しく述べられている)この多ボ−ト光スイ
ッチ20において、基本ユニット21.22はともに第
2図に示した基本ユニット11と同一の構成を有するも
のである。基本ユニット22は、その複屈折性結晶の厚
さが基本ユニット21のものの2倍に形成されたもので
あって、これにより基本ユニット22の複屈折性結晶に
おける異常光線のずれ幅が基本ユニッ)21の複屈折性
結晶における異常光線のずれ幅の2倍になるよう構成さ
れたものである。
また、この多ポート光スィッチ2oにおいて基本ユニッ
ト21・・および基本ユニット22は、その伝搬光にお
ける異常光線のずれ方向が以下に述べるようになってい
る。最も入射側に位置する基本ユニット21aは、ずれ
方向が水平平行となるよう配置され、次の基本ユニッ)
21bでは基本ユニット21.aと直交する方向、すな
わちずれ方向が鉛直方向となるよう配置され、以下3番
目の基本ユニット21Cでは基本ユニット21aと同一
方向、4番目の基本ユニット22および5番目の基本ユ
ニット21dでは基本ユニット21bと同一方向、6番
目の基本ユニット21eでは基本ユニット21aと同一
方向となるよう配置されたものである。
またこの多ポート光スイッチ2oには、その入射側の基
本ユニット21aに入射ポートが8箇所、また出射側の
基本ユニット21eに上記入射ポートに対応する出射ポ
ートが8箇所形成されている。入射ポートは、基本ユニ
ット21・・・および基本ユニット22における複屈折
性結晶のずれ方向、すなわちこの例では水平方向および
鉛直方向に平行で格子状かつ等間隔に形成配置されたも
のであり、水平方向に4行、鉛直方向に2列配置された
ものである。そして、これら入射ポートと出射ポートと
の間には、第1図に示した実施例のものと同様に各ポー
ト毎に入射信号光を伝搬する光路が形成されている。
これら光路は、互いに平行に配列されているとともに、
縦横それぞれが等間隔に形成されたものである。そして
、この多ポート光スィッチ2oにおいて基本ユニット2
1a〜21eでは、複屈折性結晶のずれ幅が上記光路の
間隔と同一となっており、基本ユニット22では、その
ずれ幅が光路の間隔の2倍となっている。
また、上記基本ユニット21・・・、22における偏光
面制御素子も、第1図に示した実施例のものと同様に、
入射信号光の光路の各々に対応してアレイ状に形成され
たものとなっており、これによって各光路に対応する箇
所が個別に○N−0FF制御され、したがって各光路を
伝搬する信号光は、アレイ状に形成配置された偏光面制
御素子の該当箇所にて、個々に独立してその偏光成分が
90°回転しあるいはそのまま透過するものとなる。そ
して、これにより入射信号光は、偏光面制御素子を通過
することによって常光線あるいは異常光線となることか
ら、その出射側に位置する複屈折性結晶にてそのまま伝
搬しあるいはずれて他の光路に伝搬するものとなる。そ
して、この場合に複屈折性結晶にてずれる方向としては
、上記したごとく水平方向あるいは鉛直方向のいずれか
となる。
このような構成の多ポート光スィッチ20を用いて各入
射ポートに入射する光を所望する出射ポートに出力せし
めるには、第1図および第2図に示した実施例のものと
同様に、例えば各入射信号光の所望する出射ポート番号
の大小関係を比較・入れ換えするといったような、予め
決められたアルゴリズムをコンピューターに入力してお
き、これにしたがって各偏光面制御素子の各光路に対応
するそれぞれの箇所への電圧印加のON・OFFをコン
ピューター制御することによって行う。
各基本ユニットにおいて入射信号光の光路の入れ換えを
行い、所望する出射ポート位置に出力する流れを第4図
に示す。なお第4図は、入射信号光に所望する出射ポー
トの番号を付け、この番号の大小関係の比較・入れ替え
することにより、それぞれの入射信号光を所望する出射
ポートから出力する様子を説明するためのものである。
第4図において下側の枠A−G内に示した■〜■の番号
は、各々の入射信号光に付けられた番号で、それぞれ所
望する出射ポートの位置に対応した番号を示すものであ
る。また枠A−G内にて8分割されたそれぞれの位置は
、入射ポートの位置および各光路に対応する位置を示す
ものであり、枠A−Gは、それぞれ入射ポートに入射す
る入射信号光の位置(枠A)、基本ユニ、)21aを出
射した後の入射信号光の位置(枠B)、基本ユニット2
1bを出射した後の入射信号の位置(枠C)、以下同様
にして基本ユニッ) 2feを出射した後の(すなわち
出射ポートから出射された)入射信号の位置(枠G)を
それぞれ示すものである。また、各枠A−Gの下部ある
いは側部に記載した矢印は、各番号の比較を行うべき行
あるいは列を示したものである。
第4図の各枠A−Gを入射側から順に追って、各基本ユ
ニットにおける各入射信号の光路の入れ換えを説明する
と、まず、基本ユニット21aにて枠A中の左右に隣合
う入射信号光の番号の大小をそれぞれ比較し、入れ換え
を行う。この場合に枠Bより、「■:■」が「■:■」
に入れ換わった、すなわち出射ポート■に出射させたい
信号光と出射ポート■に出射させたい信号光とが互いに
その光路を入れ換えたことが分かる。なおこの場合、必
ずしも全ての信号光どうしを入れ換えるのではなく、予
め設定されたアルゴリズムにしたがって必要な箇所のみ
入れ換えを行う。(このアルゴリズムについては、上記
したC、D、Thompson and H,T。
1(ung+ Sortingona  Mesb−c
onnected  ParallelCompute
r″、Communications of the 
ACM、Vol、2Q。
No、 4. pp、 263−271.1977に詳
しく述べられている。)次に、基本ユニット21bにて
、枠B中の上から1行目と2行目、および3行目と4行
目との隣合う入射信号光の番号の大小をそれぞれ比較し
、入れ換えを行う。この場合に枠Cより、「■:■」が
「■:■」に、また「■:■」が「■:■」に入れ換わ
ったのが分かる。なおこの場合にも、全ての信号光どう
しが入れ換えられるのではなく、アルゴリズ・ムにした
がって必要な箇所のみ入れ換えが行われる。
次いで、基本ユニット21c 、基本ユニット22、基
本ユニット21d、基本ユニット21eにてそれぞれア
ルゴリズムにしたがって入れ換えを行い、枠Gに示すよ
うに各信号光をその所望する出射ポート位置にて出射せ
しめる。ここで、基本ユニット22においては、枠りに
て矢印で示したように上から1行目と3行目、および2
行目と4行目とにおいて同列どうしの入射信号光の番号
の大小がそれぞれ比較され、入れ換えが行なわれる。こ
れは、基本ユニット22における複屈折性結晶が他の基
本ユニット21のものの2倍の厚さを有し、したがって
2倍の異常光線のずれ幅を有していることにより、信号
光を隣の光路でなく一つとばした光路に送れるからであ
る。
このように、本発明の実施例である多ポート光スィッチ
20によれば、予め設定されたアルゴリズムにしたがい
、コンピューター等で偏光面制御素子アレイにおける光
路に対応する個々の箇所をそれぞれ制御することにより
、入射信号光を所望する位置の出射ポートから出力する
ことができる。
そして、これによりこの多ポート光スイッチ20は、従
来のもの、例えば第10図に示した従来の8人力8出力
光スイッチと同一の作゛用を奏するものとなり、先スイ
ッチ全体としての構成部品数が著しく低減し、小型化し
たものとなる。
なお、本発明の多ポート光スイッチは、上記実施例のも
のに限定されることなく、別のスイッチング網、例えば
B enes網やB anyan網などにも適用するこ
とができ、その場合にも上記基本ユニットを所定のアル
ゴリズムにしたがって配列し、さらにこのアルゴリズム
にしたがって偏光面制御素子を制御して作動させるよう
にすればよい。
「発明の効果」 以上説明したように本発明の多ポート光スイッチは、2
枚の複屈折性結晶と2枚の偏光面制御素子アレイとから
基本ユニットを形成し、この基本ユニットの複数個を多
段に配列したものであり、予め設定されたアルゴリズム
にしたがって偏光面制御素子アレイにおける光路に対応
する個々の箇所をそれぞれ制御することにより、入射信
号光を所望する位置の出射ポートから出力せしめるよう
にしたものである。したがってこの多ポート光スイッチ
にあっては、構成が簡・単でしかも光スィッチを構成す
る部品数が従来の多ポート光スイッチに比べて著しく低
減することから、全体が小型化し、よってこれが組み込
まれて構成される機器の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図(a)、(b)は本発明の多ポート
光スイッチの一実施例を示す図であって、第1図は多ポ
ート光スイッチの概略構成図、第2図(a)は複屈折性
結晶の原理を説明するための図、第2図(b)は基本ユ
ニットの概略構成図、第3図および第4図は本発明の多
ポート光スイッチの他の実施例を示す図であって、第3
図は多ポート光スイッチの概略構成図、第4図は入射信
号光の光路の入れ換えを説明するための図、第5図ない
し第10図は従来の光スィッチに係る図であって、第5
図は2人力2出力の光スイ1.チの一例を示す概略構成
図、第6図および第7図はいずれも2人力2出力の光ス
ィッチの他の例を示す概略構成図、第8図および第9図
はマトリックス光スィッチの構成を示す図、第10図は
Batcher網の構成を示す図である。 10、20・・・・・・多ポート光スイッチ11、  
lla、  1.1b、 21a、  21b、 21
c、 21d。 21e、 22・・・・・・基本ユニット12・・・・
・・複屈折性結晶、13・・・・・・偏光面制御素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 伝搬光における異常光線の伝搬方向を伝搬光における常
    光線の伝搬方向からずれさせる複屈折性結晶が2枚、そ
    れぞれの異常光線のずれ方向が正反対となるとともにず
    れ幅が一致するよう配置され、かつこれら複屈折性結晶
    のそれぞれの入射側に、外部からの制御により伝搬光の
    直線偏光成分をそのまま伝搬させあるいは上記直線偏光
    成分に直交する直線偏光成分に変換させる偏光面制御素
    子が配置されてなる基本ユニットが、その光軸方向に沿
    って複数配列され、その入射側の基本ユニットに入射ポ
    ートが、上記基本ユニットにおける複屈折性結晶のずれ
    方向と対応する方向に格子状あるいは一列状で等間隔に
    配列して形成され、該入射ポートに続く入射信号光の光
    路がそれぞれ平行に配列され、出射側の基本ユニットに
    上記光路に続く出射ポートが形成され、上記基本ユニッ
    トにおける複屈折性結晶のずれ幅が上記光路の間隔の整
    数倍に形成され、上記基本ユニットにおける偏光面制御
    素子が、入射信号光の光路の各々に対応してアレイ状に
    形成されてなることを特徴とする多ポート光スイッチ。
JP18425589A 1989-07-17 1989-07-17 多ポート光スイッチ Pending JPH0348828A (ja)

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JP (1) JPH0348828A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5959756A (en) * 1997-12-01 1999-09-28 Keyworth; Barrie Optical deflection switch

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988009951A1 (en) * 1987-06-03 1988-12-15 British Telecommunications Public Limited Company An optical switch

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