JPH0348792A - タイマー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一定の時間の経過を簡便に知る事のできるタイ
マーに関する。

（発明の概要〕 本発明は外部からの操作によって作動を開始し、一定の
時間の経過を表示するタイマーにおいて、制御された速
度で反応する化学反応を利用して、時間の経過を着色の
変化によって表示することにより、簡便で小型のタイマ
ーを実現したものである。

〔従来の技術〕

従来、タイマーはその作動原理が水晶発振のもの、ある
いはぜんまい式のものがあり、時計の機構をそのまま利
用する事によって時間の経過を表示していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来のタイマーでは水晶発振子や電池、
ぜんまい、あるいは表示のための液晶や針などの部品が
必要であり、体積が大きく、また製造コストが高かった
。そのため、家庭で料理用に使用するとき等、１回きり
で良い場合でも使いすてにはできなかった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のタイマーは、上記の課題を解決するために反応
促進剤と、前記反応促進剤との化学反応により色変化を
呈し、前記反応促進剤と隔離封入された材料とから構成
し・た。〔作用〕上記のような構成によれば、外部から
の圧力等の操作により、反応促進剤との化学反応により
色変化を呈する材料と反応促進剤との隔離を除去し、色
変化を呈する材料と反応促進剤との化学反応により、色
変化を生じせしめ、色変化によって時間の経過を表示す
るものである０色変化を呈する材料は、反応促進剤の濃
度等により、化学反応を制御され、呈色状態により時間
の経過を示すことができる。この様に、簡易な構成で簡
便に時間の経過を表示するタイマーが得られるもので、
更には時間経過に対応する色調を印刷等で色変化を呈す
る材料の近傍に配置することにより、より簡便に時間の
経過を認識することができるタイマーが得られる。

〔実施例〕

以下、本発明について実施例により詳細に説明する。

（実施例１） 第１図は、本発明のタイマーの一実施例を示す斜視図で
ある０本実施例のタイマーはエレクトロクロミズム材料
（Ｌ　ｉｘＷ　Ｏ！　、プルシアンブルーなど）を封入
したポリエチレン小室１が、強度の小さいポリエチレン
膜３を介して、０□ガスの封入されたポリエチレン小室
２に接する構造となっている。ここで、ポリエチレン小
室２に指などで圧力を加えると、ポリエチレン膜３が破
れ、０□ガスがポリエチレン小室１内のエレクトロクロ
ミズム材料中に溶は出す。エレクトロクロミズム材料が
ＬｉｘＷＯ３の場合、０トが溶液中に存在すると消色す
るもので、消色するまでの時間はポリエチレン小室２中
に封入したＯ富ガスの；；度あるいはポリエチレン小室
２とポリエチレン小室１の容積比によってあらかしめ定
める事ができる。なお、ポリエチレン小室１内に封入す
る材料及びポリエチレン小室２内に封入するガスは反応
によって着色が変化する組み合わせなら、ＬｉｘＷＯｌ
と０２ガスに限らない。

（実施例２） 第２図は本発明の他のタイマーの実施例を示す断面図で
ある０本実施例のタイマーは、エレクトロクロミズム材
料を内部に分散させた樹脂４がポリエチレン膜３を介し
て、０．ガスの封入されたポリエチレン小室２と接する
構造となっている。

実施例１と同様にエレクトロクロミズム材料を内部に分
散させた樹脂４に指で圧力を加えると、ポリエチレン膜
３が破れ、０．ガスが樹脂４内に拡散する。エレクトロ
クロミズム材料はＯｘ−と反応して着色あるいは消色す
る。

エレクトロクロミズム材料とＯ７−との反応は、ポリエ
チレン小室２に封入する０□ガス濃度、あるいは樹脂４
とポリエチレン小室２の容積比により、予め定められる
ことから、タイマーとして使用できる。

（実施例３） 本実施例ではエレクトロクロミズム材料の着色を変化さ
せる化合物として、大気中のＯｌを利用する事により、
０．ガスを封入する高分子セルのない構成にしたタイマ
ーについて述べる。第３図は本発明のタイマーの他の実
施例を示す断面図である０本実施例のタイマーは、エレ
クトロクロミズム材料を内部に分散させた樹脂４がポリ
プロピレン膜５によって封入された構造をとっている。

ポリプロピレン膜５を指などで傷をつけると、大気中の
０．がエレクトロクロミズム材料を内部に分散させた樹
脂４中に拡散し、エレクトロクロミズム材料はＯトとの
反応して着色あるいは消色する。

（実施例４） 本実施例ではエレクトロクロミズム材料の着色を変化さ
せる化合物として、大気中の０．を利用する事により、
０□ガスを封入した高分子セルのない構成にし、また反
応開始操作を接着された膜を剥がす操作にする事により
、取扱いを容易にしたタイマーについて述べる。第４図
は本発明のタイマーの他の実施例を示す断面図である０
本実施例のタイマーは、エレクトロクロミズム材料を内
部に分散させた樹脂４を接着剤によって接着された祇６
の下に封入した構造をとっている０紙を弓き剥がすと、
大気中の０．ガスがエレクトロクロミズム材料を内部に
分散させた樹脂４中に拡散し、エレクトロクロミズム材
料は０１−との反応して着色あるいは消色する。

（実施例５） 本実施例ではエレクトロクロミズム材料の着色の変化速
度が温度に依存する事を利用して、経過した時間だけで
なく与えられた熱量のし置を表示する機能を持たせたタ
イマーについて述べる。実施例１〜実施例４に挙げたい
ずれかの方法によって開始された反応の速度は環境の温
度に依存する。

料理など、時間と与えられた熱量の両方を表示する必要
がある場合には、容器の外壁に取り付けた使用する事が
できる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、電池や液晶、ぜんまい等
の時計部品を一切使わず、エレクトロクロミズム材料と
ガスの入った小さな袋を縫い付けておくだけで簡単に一
定の時間の経過を表示する事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のタイマー〇一実施例を示す斜視図、第
２図、第３図、第４図はそれぞれ本発明のタイマーの他
の実施例を示す断面図である。 １・・・エレクトロクロミズム材料を封入したポリエチ
レン小室 ２・・・０．ガスを封入したポリエチレン小室３・・・
ポリエチレン膜 ４・・・エレクトロクロミズム材料を内部に分散させた
樹脂 以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 外部からの操作によって作動し、一定の時間の経過を表
   示するタイマーにおいて、 反応促進剤と、前記反応促進剤との化学反応により色変
   化を呈し、前記反応促進剤と隔離封入された材料とから
   構成され、外部からの操作によって、隔離を解除して前
   記反応促進剤と前記材料の化学反応による作動を行い、
   前記化学反応の結果生じた色変化を時間の経過の表示と
   することを特徴とするタイマー。