JPH0348589Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0348589Y2 JPH0348589Y2 JP17331086U JP17331086U JPH0348589Y2 JP H0348589 Y2 JPH0348589 Y2 JP H0348589Y2 JP 17331086 U JP17331086 U JP 17331086U JP 17331086 U JP17331086 U JP 17331086U JP H0348589 Y2 JPH0348589 Y2 JP H0348589Y2
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- JP
- Japan
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- conductive layer
- cylindrical
- metal
- photosensitive drum
- cylindrical body
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は感光ドラム用円筒体、詳しくは、複
写機、フアクシミリ、プリンター等のOA機器に
用いられている感光ドラム用の円筒体に関するも
のである。
写機、フアクシミリ、プリンター等のOA機器に
用いられている感光ドラム用の円筒体に関するも
のである。
複写機、フアクシミリ、プリンター等には重要
な構成部品として感光ドラムが用いられている。
な構成部品として感光ドラムが用いられている。
従来から用いられている感光ドラムは、アルミ
等の金属素材を押出し成形して得た金属素管に対
し、数度の引抜き成形を行い、真直度、円筒度等
を高めた後、更にその表面を鏡面旋盤加工して要
求される真直度、表面粗度、外径精度、円筒度等
を得た該加工済みの金属素管の表面にセレン等の
感光材料を塗布したものであつた。
等の金属素材を押出し成形して得た金属素管に対
し、数度の引抜き成形を行い、真直度、円筒度等
を高めた後、更にその表面を鏡面旋盤加工して要
求される真直度、表面粗度、外径精度、円筒度等
を得た該加工済みの金属素管の表面にセレン等の
感光材料を塗布したものであつた。
しかしながら、従来の金属素管は押出し成形に
よつて製造した後、精度を出す為、数度の引き抜
き成形を行わねばならず、非常に加工コストがか
かり、生産性も悪く、しかも、この金属素管はそ
のままでは使用できず、その表面を更に鏡面旋盤
加工しなければならず、一層の製造コストの上昇
をもたらしていた。又、この金属素管表面の切削
研磨は非常に高い加工精度が要求され、その加工
には熟練を要し、加工に要する時間も長かつた。
よつて製造した後、精度を出す為、数度の引き抜
き成形を行わねばならず、非常に加工コストがか
かり、生産性も悪く、しかも、この金属素管はそ
のままでは使用できず、その表面を更に鏡面旋盤
加工しなければならず、一層の製造コストの上昇
をもたらしていた。又、この金属素管表面の切削
研磨は非常に高い加工精度が要求され、その加工
には熟練を要し、加工に要する時間も長かつた。
ちなみに、直径50φ長さ400mm程度の金属素管
の場合、6,7分程度の加工時間がかかつてお
り、感光ドラムの価格上昇の大きな原因の一つで
あつた。更に、金属材料の旋盤加工である為、作
業には当然切削油を必要とし、加工終了後は中和
清浄作業を行わなければならず、これも作業能率
向上の為の障害となつていた。
の場合、6,7分程度の加工時間がかかつてお
り、感光ドラムの価格上昇の大きな原因の一つで
あつた。更に、金属材料の旋盤加工である為、作
業には当然切削油を必要とし、加工終了後は中和
清浄作業を行わなければならず、これも作業能率
向上の為の障害となつていた。
本考案者は、金属素管の表面に、金属よりはる
かに軟かな導電性塗料を塗布し、この導電性塗料
によつて形成される導電層に対して加工を行うこ
とにより、従来の感光ドラム用円筒体に劣らない
電気的、物理的特性を有しながら、はるかに低価
格、短時間で製造することのできる感光ドラム用
円筒体を開発することに成功し、本考案としてこ
こに提案するものである。
かに軟かな導電性塗料を塗布し、この導電性塗料
によつて形成される導電層に対して加工を行うこ
とにより、従来の感光ドラム用円筒体に劣らない
電気的、物理的特性を有しながら、はるかに低価
格、短時間で製造することのできる感光ドラム用
円筒体を開発することに成功し、本考案としてこ
こに提案するものである。
この考案は、円筒状をした金属素管1の外周面
に導電性塗料を塗布して導電層2を形成し、該導
電層2の表面を研削研磨し、要求される表面精度
を有する円筒表面3、とすることにより、上記問
題点を解決せんとするものである。
に導電性塗料を塗布して導電層2を形成し、該導
電層2の表面を研削研磨し、要求される表面精度
を有する円筒表面3、とすることにより、上記問
題点を解決せんとするものである。
〔作用〕
加工の困難な金属素管の表面に対しては何ら切
削研磨等の加工は行わず、金属よりはるかに軟か
な導電層に対してのみ行うものである為、短時間
で精度の高い加工を行うことができる。又、金属
材料の切削研磨でない為、切削油を必要とせず、
完壁さが要求される加工後の中和洗浄工程も必要
としない。この様にして導電層に対する研削研磨
を行い、所望の真直度、表面粗度、外径精度、円
筒度を得た円筒体は、その表面にセレン等の感光
材料が塗布せしめられ、感光ドラムとしての用に
供される。なお、電気的、物理的特性において、
何ら従来の感光ドラム用円筒体より劣る点はな
い。
削研磨等の加工は行わず、金属よりはるかに軟か
な導電層に対してのみ行うものである為、短時間
で精度の高い加工を行うことができる。又、金属
材料の切削研磨でない為、切削油を必要とせず、
完壁さが要求される加工後の中和洗浄工程も必要
としない。この様にして導電層に対する研削研磨
を行い、所望の真直度、表面粗度、外径精度、円
筒度を得た円筒体は、その表面にセレン等の感光
材料が塗布せしめられ、感光ドラムとしての用に
供される。なお、電気的、物理的特性において、
何ら従来の感光ドラム用円筒体より劣る点はな
い。
第1図はこの考案に係る感光ドラム用円筒体の
一実施例の一途を切欠いて描いた斜視図、第2図
はその使用例を説明する為のPPC複写機の一例
の側面図である。図中1は円筒状をした金属素管
であり、押し出し成形した金属パイプや電縫管等
を用いることができる。なお、従来のものにおい
ては、電縫管は継目がある為、感光ドラム用の金
属素管としては使用することができなかつたが、
本考案のものにおいては何ら問題なく使用可能で
あり、円筒度、真直度、製造コスト等を考慮した
場合、むしろ、この電縫管が金属素管として最も
好ましい。
一実施例の一途を切欠いて描いた斜視図、第2図
はその使用例を説明する為のPPC複写機の一例
の側面図である。図中1は円筒状をした金属素管
であり、押し出し成形した金属パイプや電縫管等
を用いることができる。なお、従来のものにおい
ては、電縫管は継目がある為、感光ドラム用の金
属素管としては使用することができなかつたが、
本考案のものにおいては何ら問題なく使用可能で
あり、円筒度、真直度、製造コスト等を考慮した
場合、むしろ、この電縫管が金属素管として最も
好ましい。
この導電層2を形成する導電性塗料は、合成樹
脂製の粘結剤、溶剤中にカーボン粒子を混在せし
めたものであり、例えば、関西ペイント株式会社
製商品名「KS−3000」、カナヱ化学工業株式会社
製、商品名「ヴイナールEC−3000」等を用いる
ことができる。これらの導電性塗料は、アルミ等
の金属と比べて、はるかに軟かく、これに対する
加工は容易である。
脂製の粘結剤、溶剤中にカーボン粒子を混在せし
めたものであり、例えば、関西ペイント株式会社
製商品名「KS−3000」、カナヱ化学工業株式会社
製、商品名「ヴイナールEC−3000」等を用いる
ことができる。これらの導電性塗料は、アルミ等
の金属と比べて、はるかに軟かく、これに対する
加工は容易である。
なお、この導電性塗料によつて形成する導電層
2の厚さは50ミクロン乃至100ミクロンである。
2の厚さは50ミクロン乃至100ミクロンである。
更に、この導電層2の表面を研削研磨して要求
される真直度、円筒度、外径精度、表面粗度を有
する円筒表面3を得る。なお、前記研削はベルト
砥石、研磨はバフ研磨で行うことができ、金属材
料に対する加工でない為、はるかに短時間で行う
ことができる。この実施例においては、金属素管
1の外周面に80ミクロン程度の導電層2を形成し
た後、その表面を研削研磨し、最終的には30ミク
ロン程度の導電層2とした。又、研削研磨に要し
た時間は直径50φ、長さ400mmの円筒体の場合、
研削に10秒、研磨に10秒であり、従来のものに比
して1/20程度の加工時間である。この様にして得
た感光ドラム用円筒体は、その表面にセレン等の
感光材料が塗布され、感光ドラム4として第2図
に示す如く、PPC複写機等の主要構成部品とし
ての用に供される。
される真直度、円筒度、外径精度、表面粗度を有
する円筒表面3を得る。なお、前記研削はベルト
砥石、研磨はバフ研磨で行うことができ、金属材
料に対する加工でない為、はるかに短時間で行う
ことができる。この実施例においては、金属素管
1の外周面に80ミクロン程度の導電層2を形成し
た後、その表面を研削研磨し、最終的には30ミク
ロン程度の導電層2とした。又、研削研磨に要し
た時間は直径50φ、長さ400mmの円筒体の場合、
研削に10秒、研磨に10秒であり、従来のものに比
して1/20程度の加工時間である。この様にして得
た感光ドラム用円筒体は、その表面にセレン等の
感光材料が塗布され、感光ドラム4として第2図
に示す如く、PPC複写機等の主要構成部品とし
ての用に供される。
この考案は上記の通り、金属素管の表面に加工
の容易な導電層を形成し、この導電層に対し、加
工を行うものであり、電縫管等の安価な金属パイ
プを用いて、短い加工時間で製造でき、切削油を
用いぬため、最高度に管理しなければならない加
工後の中和洗浄作業も必要とせず、従来の感光ド
ラム用円筒体に比して著しく低い製造コストで生
産できる効果を有する。又、物理的、電気的特性
において従来の製品より劣るところがなく、複写
機、フアクシミリ、プリンタ等、OA機器用とし
て極めてすぐれたものである。
の容易な導電層を形成し、この導電層に対し、加
工を行うものであり、電縫管等の安価な金属パイ
プを用いて、短い加工時間で製造でき、切削油を
用いぬため、最高度に管理しなければならない加
工後の中和洗浄作業も必要とせず、従来の感光ド
ラム用円筒体に比して著しく低い製造コストで生
産できる効果を有する。又、物理的、電気的特性
において従来の製品より劣るところがなく、複写
機、フアクシミリ、プリンタ等、OA機器用とし
て極めてすぐれたものである。
第1図はこの考案に係る感光ドラム用円筒体の
一実施例の一部を切欠いて描いた斜視図、第2図
はその使用例を説明する為のPPC複写機の一例
の側面図である。 1……金属素管、2……導電層、3……円筒表
面、4……感光ドラム。
一実施例の一部を切欠いて描いた斜視図、第2図
はその使用例を説明する為のPPC複写機の一例
の側面図である。 1……金属素管、2……導電層、3……円筒表
面、4……感光ドラム。
Claims (1)
- 円筒状をした金属素管1の外周面に導電性塗料
を塗布して導電層2を形成し、該導電層2の表面
を研削研磨し、要求される表面精度を有する円筒
表面3、としたことを特徴とする感光ドラム用円
筒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17331086U JPH0348589Y2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17331086U JPH0348589Y2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6378950U JPS6378950U (ja) | 1988-05-25 |
JPH0348589Y2 true JPH0348589Y2 (ja) | 1991-10-17 |
Family
ID=31110649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17331086U Expired JPH0348589Y2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0348589Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2708468B2 (ja) * | 1988-03-14 | 1998-02-04 | 株式会社リコー | 電子写真感光体 |
JP2682105B2 (ja) * | 1988-04-25 | 1997-11-26 | 富士電機株式会社 | 電子写真用感光体の再生方法 |
-
1986
- 1986-11-13 JP JP17331086U patent/JPH0348589Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6378950U (ja) | 1988-05-25 |
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