JPH0348401B2 - - Google Patents

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JPH0348401B2
JPH0348401B2 JP57017534A JP1753482A JPH0348401B2 JP H0348401 B2 JPH0348401 B2 JP H0348401B2 JP 57017534 A JP57017534 A JP 57017534A JP 1753482 A JP1753482 A JP 1753482A JP H0348401 B2 JPH0348401 B2 JP H0348401B2
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JP
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temperature
combustion gas
flow rate
thermal power
power plant
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Masahide Nomura
Yoshio Sato
Tadayoshi Saito
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、火力プラント制御システムに係り、
特に、プラント特性が時間的に大きく変動する場
合に使用するに好適な火力プラント制御システム
に関する。
従来の火力プラント最適制御システムは、第1
図に示すように、モデル内蔵最適制御システム1
00、火力プラント制御システムのマスタ・コン
トローラ200およびサブループ・コントローラ
300からなり、中央給電指令所(以下中給と略
称する)からの負荷指令Lc(=ELD+AFC)に追
従して火力発電プラント400を制御する。
すなわち、火力プラント制御システムのマス
タ・コントローラ200は、中給からの負荷指令
Lc(=ELD+AFC)を変化率制限処理した負荷デ
マンドLDに基づいて、給水流量デマンドFFWD
燃料流量デマンドFFD、空気流量デマンドFAD、ス
プレ流量デマンドFSPDおよび再循環ガス流量デマ
ンドFGRDを先行的に決定(フイード・フオワード
制御)すると共に、主蒸気圧力PMS、主蒸気温度
TMS、ガスO2および再熱蒸気温度TRHのフイー
ド・バツク制御により上記各操作量のデマンドを
補正し、補正デマンドF′FWD、F′FD、F′AD、F′SPD
よびF′GRDを作成する。なお、タービン蒸気流量
デマンドFMSDは、発電機出力MWのフイード・バ
ツク制御により決定する。また、マスタ・コント
ローラ200は、負荷デマンドLDの変化率LDR
よび火炉水壁出口蒸気温度TWWの変化率TWWR
求める。
モデル内蔵最適制御システム100は、火力プ
ラント制御システムのマスタ・コントローラ20
0、サブループ・コントローラ300および火力
発電プラント400を組合せたシステムを制御対
象とし、マスタ・コントローラ200からの負荷
デマンド変化率LDRを外乱とすると共に、主蒸気
温度偏差TMSE、火炉水壁出口蒸気温度変化率
TWWRおよび再熱蒸気温度偏差TRHEを制御量とし
て、外乱発生過程をホワイト・ノイズ発生過程と
見なすと共に上記制御対象の特性を自己回帰移動
平均(ARMA)モデルで同定し2次形式評価関
数を用いて最適制御する。モデルの出力変数は、
マスタ・コントローラ200からの負荷デマンド
変化率LDR、主蒸気温度偏差TMSE、火炉水壁出口
蒸気温度変化率TWWRおよび再熱蒸気温度偏差
TRHEである。また、入力変数は、燃料流量デマン
ド修正信号ΔFFD、スプレ流量デマンド修正信号
ΔFSPDおよび再循環ガス流量デマンド修正信号
ΔFGRDである。
火力プラント制御システムのサブループ・コン
トローラ300は、(1)式に示す各操作量の修正デ
マンドF″MSD、F″FWD、F″FD、F″AD、F″SPDおよび
F″GRDに基づいて、タービン蒸気流量FMS、給水流
量FFW、燃料流量FF、空気流量FA、スプレ流量
FSPおよび再循環ガス流量FGRを制御する。
F″MSD=F′MSD F″FWD=F′FWD F″FD=F′FD+ΔFFD F″AD=F′AD+f(ΔFFD) F″SPD=F′SPD+ΔFSPD F″GRD=F′GRD+ΔFGRD (1) ここで、f(ΔFFD):燃料流量デマンド修正信
号に対応する空気流量デマンド修正信号 ところで、上述のように従来の火力プラント最
適制御システムにおいて火力プラント制御システ
ムのマスタ・コントローラ200、サブループ・
コントローラ300および火力発電プラント40
0を組合せたシステムを制御対象とし、この制御
対象の特性をARMAで同定していた。モデルの
出力変数は、マスタ・コントローラ200からの
負荷デマンド変化率LDR、主蒸気温度偏差TMSE
火炉水壁出口蒸気温度変化率TWWRおよび再熱蒸
気温度偏差TRHEであり、入力変数は、燃料流量デ
マンド修正信号ΔFFD、スプレ流量デマンド修正
信号ΔFSPDおよび再循環ガス流量デマンド修正信
号ΔFGRDである。火力プラントは、燃料を燃焼さ
せてガス温度を変化させ、蒸発管のメタルを通し
て燃焼ガスのエネルギが蒸気に伝達するので、燃
料流量変化による蒸気温度変化の応答遅れが大き
くなり、ARMAモデルの入出力変数として燃料
流量と蒸気温度を使用している従来の火力プラン
ト最適制御システムでは燃料の性状、空気の性状
等の変動(外乱)による特性変化に適応できず、
制御特性が悪化するという問題があつた。
本発明の目的は、燃料の性状、空気の性状等の
変動(外乱)による火力プラントの特性の変動に
すみやかに適応して良好な負荷追従制御を行ない
得る火力プラント最適制御システムを提供するに
ある。
火力プラントでは、燃料を燃焼させてガス温度
を変化させ、蒸発管のメタルを通して燃焼ガスの
エネルギが蒸気に伝達する。このプロセスは、次
式により表わすことができる。
(a) ガス系プロセス ここで、 rg:燃焼ガス比重量 Vg:ガス側容積 FF:燃料流量 FA:空気流量 Fgp:出口燃焼ガス流量 Hg:燃焼ガスエンタルピ HF:発熱量 HA:空気エンタルピ Qgn:燃焼ガスから蒸発管メタルへの熱伝達量 αgn:燃焼ガスから蒸発管メタルへの熱伝導率 Agn:燃焼ガスと蒸発管メタルとの接触面積 Tg:燃焼ガス温度 Tn:蒸発管メタル温度 Cg:燃焼ガス比熱 (b) 蒸発管プロセス dTn/dt=1/CnMn(Qgn−Qns) (3) ここで、 Qns:蒸発管メタルから蒸気への熱伝達量 Cn:蒸発管メタル比熱 Mn:蒸発管メタル重量 (c) 蒸気系プロセス ここで、 ra:蒸気比重量 Vs:蒸気側容積 Fai:入口蒸気流量 Fap:出口蒸気流量 Ha:蒸気エンタルピ Hai:入口蒸気エンタルピ Ta:蒸気温度 αns:蒸発管メタルから蒸気への熱伝達率 Ans:蒸発管メタルと蒸気との接触面積 (2)、(3)、(4)式から燃料流量変化による蒸気温度
変化の応答遅れが大きくなることが分かる。した
がつて、燃料の性状、空気の性状すなわち発熱
量、空気温度(エンタルピ)が変動して蒸気温度
が変化する場合も応答遅れが大きい。このため、
モデルの入出力変数として燃料流量と蒸気温度を
使用している従来の火力プラント最適制御システ
ムでは、燃料の性状、空気の性状等の変動(外
乱)による特性変化に適応できない。
しかしながら、(2)、(3)式から分かるように燃料
流量変化による燃焼ガス温度およびメタル温度変
化の応答遅れは蒸気温度変化と比べて小さくな
る。このため、燃料の性状、空気の性状すなわち
発熱量、空気温度(エンタルピ)が変動して燃焼
ガス温度およびメタル温度変化の応答遅れも蒸気
温度変化と比べて小さくなる。
本発明は、燃料の性状、空気の性状すなわち発
熱量、空気温度(エンタルピ)の変動(外乱)に
よるプラント特性の変化は、蒸気温度よりも燃焼
ガス温度、蒸発管メタル温度を観測する方が早く
検知できることに着目して、モデルの出力変数と
して燃焼ガス温度及び蒸発管メタル温度を追加す
るようにしたものである。それにより、燃焼ガス
温度と蒸発管メタル温度の変動を調整するための
制御用パラメータを求め、この求めたパラメータ
と燃焼ガス温度と蒸発管メタル温度の観測値とか
ら燃料流量を求める構成としたものである。
本発明の一実施例を第3,4図に示す。本発明
は、モデル内蔵最適制御システム500、火力プ
ラント制御システムのマスタ・コントローラ60
0およびサブループ・コントローラ300からな
り、火力プラント制御システムのマスタ・コント
ローラ600およびサプループ・コントローラ3
00は、中給からの負荷指令Lcに追従して火力
発電プラント400を制御し、モデル内蔵最適制
御システム500は、火力プラント制御システム
のマスタ・コントローラ600、サブループ・コ
ントローラ300および火力発電プラント400
を組合せたシステムを制御対象として、この制御
対象と中給からの負荷指令を組合せた特性を
ARMAモデルで逐次同定し2次形式評価関数を
用いて最適制御する。モデル出力変数として蒸気
温度に加えて燃焼ガス温度および蒸発管メタル温
度を使用する。次に、これについて詳細に説明す
る。
火力プラント制御システムのマスタ・コントロ
ーラ600は、中給からの負荷指令Lc(=ELD+
AFC)を変化率制限処理した負荷デマンドLD
基づいて、給水流量デマンドFFWD、燃料流量デマ
ンドFFD、空気流量デマンドFAD、スプレ流量デマ
ンドFSPDおよび再循環ガス流量デマンドFGRDを先
行的に決定(フイード・フオワード制御)すると
共に、主蒸気圧力PMS、主蒸気温度TMS、ガスO2
O2および再熱蒸気温度TRHのフイード・バツク制
御により上記各操作量のデマンドを補正し、補正
デマンドF′FWD、F′FD、F′AD、F′SPDおよびF′GRD

成する。なお、タービン蒸気流量デマンドFMSD
は、発電機出力MWのフイード・バツク制御によ
り決定する。また、マスタ・コントローラ600
は、負荷デマンドLDの変化率LDR、火炉水壁出口
蒸気温度TWWの変化率TWWR、2次過熱器燃焼ガ
ス温度TG2SHの変化率TG2SHRおよび2次過熱器メタ
ル温度TM2SHの変化率TM2SHRを求める。
モデル内蔵最適制御システム500は、火力プ
ラント制御システムのマスタ・コントローラ60
0、サブループ・コントローラ300および火力
発電プラント400を組合せたシステムを制御対
象とし、マスタ・コントローラ600からの負荷
デマンド変化率LDRを外乱とすると共に、主蒸気
温度偏差TMSE、火炉水壁出口蒸気温度変化率
TWWR、再熱蒸気温度偏差TRHE、2次過熱器燃焼
ガス温度変化率TG2SHRおよび2次過熱器メタル温
度変化率TM2SHRを制御量として、上記外乱と制御
対象を組合せた特性を(5)式に示すARMAモデル
で逐次同定し2次形式評価関数を用いて最適制御
する。以下詳細に説明する。
x(k)=A(1)x(k−1)+A(2)x(k−2)+……

A(M)x(k−M) +B(1)u(k−1)+B(2)u(k−2)+……+B
(M)u(k−M)+ζ(k) (5) ここで、 LDR(k−l):(k−l)時点の負荷デマンド変化
率 TMSE(k−l):(k−l)時点の主蒸気温度偏差 TWWR(k−1):(k−l)時点の火炉水壁出口蒸
気温度変化率 TRHE(k−1):(k−l)時点の再熱蒸気温度偏
差 TG2SHR(k−l):(k−l)時点の2次過熱器燃
焼ガス温度変化率 TM2SHR(k−l):(k−l)時点の2次過熱器メ
タル温度変化率 ΔFFD(k−l):(k−l)時点の燃料流量デマン
ド修正信号 ΔFSPD(k−l):(k−l)時点のスプレ流量デ
マンド修正信号 ΔFGRD(k−l):(k−l)時点の再循環ガス流
量デマンド修正信号 (5)式は、次のように2つの式に分離できる。
x1(k)=a11(1)x1(k−1)+a11(2)x1(k−2)+…

+a(M)x1(k−M)+ζ1(k) (6) x′(k)=A′(1)x′(k−1)+A′(2)x′(k−2)+
……+
A′(M)x′(k−M) +B′(1)u′(k−1)+B′(2)u′(k−2)+……
+B
(M)u′(k−M)+ζ(k) (7) ここで、 (6)式は、パラメータa11(l)(l=1、2……、
M)の観測式として次のように変形できる。
x1(k)=C1(k)A1(k)+ζ1(k) (8) ここで、 C1(k)=〔x1(k−1)x1(k−2)……x1(k−
M)〕 AT 1(k)=〔a11(1、k)a11(2、k)……a11(M、
k)〕 a11(l、k):k時点におけるa11(l) パラメータA1(k)の遷移式は、次のようになる
ものとする。
A1(k+1)=A1(k) (9) (8)、(9)式に対してカルマン・フイルタを構成す
ると次のようになる。
A^1(k)=A^(k−1)+P1(k)C1′(k)WA-1
1x1(k)−C1(k)A^1(k−1) P1(k)=(P-1 1(k−1)+C1′(k)W-1 1(k))-1 (10) ここで、 A^1(k)A1(k)の推定値 P1(k):A1:(k)の推定誤差の共分散行列 W1:ζ1(k)の分散 また、(7)式は、パラメータA′(l)(l=1、2、
……、M)の観測式として次のように変形でき
る。
x′(k)=C2(k)A2(k)+ζ′(k) (11) ここで、 aij(l、k):k時点におけるaij(l) bij(l、k):k時点におけるbij(l) パラメータA2(k)の遷移式は、次のようになる
ものとする。
A2(K+1)=A2(k) (12) (11)、(12)式に対してカルマン・フイルタを構成す
ると次のようになる。
A^2(k)=A^2(k−1)+P2(k)C′2(k)W-1 I{x′(k)−C
2(k)
A^2(k−1)} P2(k)=(P-1 2(k−1)+C′2(k)W-1 2C2(k))-1(1
3) ここで、A^2(k):A2(k)の推定値 P2(k):A2(k)の推定誤差の共分散行列 W2:ζ′(k)の共分散行列 (10)、(13)式により求めたA^1(k)、A^2(k)を(5)式

代入すると次のようになる。
x(k)=A^(1)x(k−1)+A^(2)x(k−2)+……

A^(M)x(k−M) +B^(1)u(k−1)+B^(2)u(k−2)+……+B^
(M)u(k−M)+ζ(k) (14) ここで、A^(l):A(l)の推定値 B^(l):B(l)の推定値 (14)式を状態遷移表現に変換するために次式
で示す変数Z1(k)を導入する。
(15)式を書下すと次のようになる。
Z0(k)=A^(1)Z0(k−1)+B^(1)u(k
−1)+Z1(k−1)+ζ(k) Z0(k)=A^(1)Z0(k−1)+B^(1)u(k
−1)+Z1(k−1)+ζ(k) Z1(k)=A^(2)Z0(k−1)+B^(2)u(k−1)+Z2
k−1) …… …… ZM-2(k)=A^(M−1)Z0(k−1)+B^(M−1)u
(k−1)+ZM-1(k) …… ZM-2(k)=A^(M−1)Z0(k−1)+B^(M−1)u
(k−1)+ZM-1(k) ZM-1(k)=A^(k)(M)Z0(k−1)+B^(M)u(k−
1)(16) (16)式は、次のように状態遷移表現で表わす
ことができる。
Z(k)=Φ・Z(k−1)+P・u(k−1)+V(k)
(17) x(k)=〔I0……0〕Z(k) (18) ここで、ZT(k)=〔ZT 0(k)T 1(k)…ZT M-1(k)〕 VT(k)=〔ξT(k)0………0 〕 PT=〔B^T(1)B^T(2)……B^T(M−1)B^T(M)〕 評価関数Jは、次の2次形式評価関数を用い
る。
J=E〔Σ{ZT(k+i)QZ(k+i)+uT(k+i
−1)Ru(k+i−1)}〕 ここで、 E:期待値を表わす記号 Q:(M・4)×(M・4)次の半正定値マトリク
ス(重み) R:3×3次の正定値マトリクス(重み) (17)、(19)式にダイナミツク・プログラミン
グ(DP)を適用して次の漸化式により最適操作
量u0(k)を求めることができる。
u0(k+I−i)=−{R+PTQ〓(I−i+1)P
-1PTQ〓(I−i+1)ΦZ(k+I−1) u0(k+I−i)=−{R+PTQ〓(I−i+1)P
-1PTQ〓(I−i+1)ΦZ(k+I−1) S(I−i)=Q〓(I−i+1)−Q〓(I−i+1)
P{R+PTQ〓(I−i+1)-1PTQ〓(I−i+1) Q〓(I−i)=ΦTS(I−i)Φ+Q〓 Q〓(I)=Q (i=1、2、……、I) (20) (20)式よりu0(k)は、次式のようになる。
u0(k)=G(1)Z(k) G(1)=−{R+PTQ〓(1)P}-1PTQ〓(1)Φ (21) すなわち、モデル内蔵最適制御システム500
は、マスタ・コントローラ600からの負荷デマ
ンド変化率LDR、主蒸気温度偏差TMSE、火炉水壁
出口蒸気温度変化率TWWR、再熱蒸気温度偏差
TRHE、2次過熱器燃焼ガス温度変化率TG2SHRおよ
び2次過熱器メタル温度変化率TM2SHRを用いて、
(21)式により燃料流量デマンド修正信号ΔFFD
スプレ流量デマンド修正信号ΔFSPDおよび再循環
ガス流量デマンド修正信号ΔFGRDの最適値を決定
する。
火力プラント制御システムのサブループ・コン
トローラ300は、(22)式に示す各操作量の修
正デマンドF″MSD、F″FWD、F″FD、F″AD、F″SPDおよ
びF″GRDに基づいて、タービン蒸気流量FMS、給水
流量FFW、燃料流量FF、空気流量FA、スプレ流量
FSPおよび再循環ガス流量FGRを制御する。
F″MSD=F′MSD F″FWD=F′FWD F″FD=F′FD+ΔFFD F″AD=F′AD+f(ΔFFD) F″SPD=F′SPD+ΔFSPD F″GRD=F′GRD+ΔFGRD (22) ここで、f(ΔFFD):燃料流量デマンド修正信
号に対応する空気流量デマンド修正信号 以上の説明から分かるように、本発明の一実施
例によれば、火力プラント制御システムのマス
タ・コントローラ、サブループ・コントローラお
よび火力発電プラントを組合せたシステムを制御
対象としてこの制御対象の特性を逐次モデル同定
し、この同定結果に基づいて制御対象を最適制御
する火力プラント最適制御システムにおいて、モ
デルの出力変数として蒸気温度の他の燃焼ガス温
度および蒸発音メタル温度を使用するので、燃料
の性状、空気の性状すなわち発熱量、空気温度
(エンタルピ)の変動(外乱)によるプラント特
性の変動にすみやかに適応して良好な負荷追従制
御を行なうことができる。
発明の実施例においては、燃焼ガス温度および
蒸発管メタル温度としてそれぞれ2次過熱器燃焼
ガス温度および2次過熱器メタル温度を使用した
が、火力発電プラントは、節炭器、火炉水壁、1
次過熱器、2次過熱器、1次再熱器、2次再熱器
等の熱交換器から成り、これらの熱交換器の燃焼
ガス温度およびメタル温度を使用するようにして
もよい。
また、実施例においては、2次過熱器燃焼ガス
温度および2次過熱器メタル温度のように同じ熱
交換器の燃焼ガス温度およびメタル温度を使用す
るようにしたが、異なる熱交換器の燃焼ガス温度
とメタル温度を組合せて使用するようにしてもよ
い。例えば、節炭器燃焼ガス温度と2次過熱器メ
タル温度を組合せて使用する、あるいは、節炭器
燃焼ガス温度と1次過熱器メタル温度を組合せて
使用するようにしてもよい。
発明の実施例においては、燃焼ガス温度とメタ
ル温度を使用するようにしたが、燃焼ガス温度の
み、あるいは、メタル温度のみを使用するように
してもよい。
本発明によれば、火力プラント制御システムの
マスタ・コントローラ、サブループ・コントロー
ラおよび火力発電プラントを組合せたシステムを
制御対象としてこの制御対象の特性を逐次モデル
同定し、この同定結果に基づいて制御対象を最適
制御する火力プラント最適制御システムにおい
て、モデルの出力変数として蒸気温度の他に燃焼
ガス温度および蒸発管メタル温度を使用するの
で、燃料の性状、空気の性状すなわち発熱量、空
気温度(エンタルピ)の変動(外乱)によるプラ
ント特性の変動にすみやかに適応して良好な負荷
追従制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は、従来の火力プラント最適制御シ
ステムを示す図、第3,4図は、本発明の一実施
例を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 火力プラント制御システムにおいて、燃焼ガ
    ス温度と蒸発管メタル温度と燃料流量とを観測
    し、 少なくとも、燃焼ガス温度又は燃焼ガス温度及
    び蒸発管メタル温度を出力変数とし、燃料流量を
    入力変数とするモデルを用いて、前記燃焼ガス温
    度又は燃焼ガス温度及び蒸発管メタル温度の変動
    を調整するための制御用パラメータを求め、当該
    求めたパラメータと前記燃焼ガス温度及び蒸発管
    メタル温度の観測値とから燃料流量を求めること
    を特徴とする火力プラント最適制御システム。
JP1753482A 1982-02-08 1982-02-08 火力プラント最適制御システム Granted JPS58136903A (ja)

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