JPH03478Y2 - - Google Patents

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JPH03478Y2
JPH03478Y2 JP8701884U JP8701884U JPH03478Y2 JP H03478 Y2 JPH03478 Y2 JP H03478Y2 JP 8701884 U JP8701884 U JP 8701884U JP 8701884 U JP8701884 U JP 8701884U JP H03478 Y2 JPH03478 Y2 JP H03478Y2
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JP
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mortar
erector
jack
shoring
spraying
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JP8701884U
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JPS612597U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案は、シールド掘進機のエレクター装置
に付属させるモルタル吹付け施工装置に関する。
(b) 従来の技術 掘削したトンネルの内周部には支保工を構築
し、さらにモルタルを吹付け、最後にコンクリー
トを巻付けて仕上げをする。
第4図は、掘進機1により掘削したトンネルに
前後方向に間隔をおいて構築した支保工2間に、
直接作業者3が吹付けノズル4を持つてモルタル
を吹付ける状態を示す。この作業における作業者
の環境は極めて悪く、飛散するモルタルを受けな
がら作業を行うことを余儀なくされる。
第5図は実用新案出願公開昭58−19429号公報
に開示されている吹付け施工装置を示し、この装
置は、トンネル内底部に配設された足場材上にそ
の足場材と交又して設けられたレール部材にそつ
て走行する台車5に環状のガイド枠6を取付け、
ガイド枠6にそつて移動し得る吹付け機構7と仕
上げ機構8とを設置し、しかも台車5の底面に足
場材に向けて作用せしめられる押上げシリンダ9
を配置したものである。この装置は、吹付け専用
の台車が必要であり、また、全体が大がかりなも
のとなり、製作費がかさむ。
(c) 考案が解決しようとする問題点 この考案は、(b)に述べた、作業者が直接モルタ
ルを吹付ける場合の問題点、および専用の吹付け
用台車をそなえた吹付け施工装置の有する問題点
を解決するためのものである。
(d) 問題点を解決するための手段 この考案のモルタル吹付け施工装置は、支保工
組立用エレクターをそなえたシールド掘進機にお
いて、支保工組立用エレクターのエレクターリン
グの後側板に、前後方向に伸縮させ得る伸縮箱体
を設置し、伸縮箱体の後端部に、前後方向に揺動
できるようにモルタル吹付ノズルを支持させ、伸
縮箱体の伸縮部とモルタル吹付けノズルとの間に
揺動用ジヤツキを取付け、モルタル吹付けノズル
にモルタル給送管体を連結したことを特徴とす
る。
(e) 作用 モルタルの吹付けは、エレクターリングの回
転、伸縮箱体の伸縮、吹付ノズルの揺動動作を行
つてする。
(f) 実施例 この考案の一実施例を第1図ないし第3図によ
り説明する。
シールド本体11の後端部には、掘削されたト
ンネルの内周部に順次支保工2を構築するための
エレクター12が取付けられている。エレクター
12のエレクターリング12aはシールド本体1
1の後端部に複数のローラ14を介して回転自在
に支持され、図示してない旋回駆動装置により時
計方向、反時計方向に回転させられる。支保工2
は複数の円弧状のH形鋼を、エレクター12によ
りセグメントのように環状に組立てたものであ
り、エレクター12に設けられた図示してない支
保工掴み装置により掴んで所定の位置まで旋回さ
せて組立てる。
エレクターリング12aにはモルタル吹付け装
置Mが取付けられている。すなわち、エレクター
リング12aの後側板12bには断面が矩形の案
内箱体15が水平に固定されているとともにブラ
ケツト13Aが固定されており、案内箱15内に
おさめた伸縮ジヤツキ17の基端部がブラケツト
13Aにピン18により連結されている。案内箱
体15の外周面部は摺動箱体16にはめこまれて
おり、両箱体16,15により伸縮箱体が構成さ
れている。摺動箱体16の外側端面部には吹付け
ノズル19が前後方向に揺動できるようにピン2
0により連結されており、摺動箱体16の外周面
部には揺動用ジヤツキ21の基端部がピン22に
より連結されている。伸縮ジヤツキ17のピスト
ンロツド17aの先端部は、摺動箱体16の内側
端面部に固定したブラケツト13Bにピン23に
より連結され、揺動用ジヤツキ21のピストンロ
ツド21aの先端部はピン24により吹付けノズ
ル19の先端部に連結されている。吹付けノズル
19にはモルタル給送ホース25が連結されてお
り、その給送ホース25は図示してないモルタル
噴射装置に連結されている。エレクターリング1
2aの旋回操作、伸縮ジヤツキ17および揺動用
ジヤツキ21の伸縮操作は、エレクター12の近
傍に設けられた持ち運びの自由な操作箱(ペンダ
ントスイツチ)26を介して行うようになつてい
る。なお、上述した伸縮ジヤツキ17、揺動用ジ
ヤツキ21の油圧導管は図示を省略してあり、そ
れらの油圧導管は図示してない油圧装置から配管
されている。
構築された支保工2とそれに相隣る既設の支保
工2との間は地山が露出しており、放置しておけ
ば崩壊するので、直ちにモルタルを吹き付ける。
エレクターリング12aに取付けられたモルタル
吹付け装置Mの吹付けノズル19は、トンネルの
内周面部に向けて支持されているので、エレクタ
ーリング12aを旋回させながらモルタルの吹付
けを行えば、トンネルの全内周面にわたりモルタ
ルを吹付けることができる。モルタル吹付け装置
Mの伸縮ジヤツキ17を介して摺動箱体16を前
後方向に摺動させることにより、吹付けノズル1
9のトンネルの長手方向の位置を変えることがで
きるので、相隣る支保工2間に対してモルタルを
むらなく吹付けることができる。また、吹付けノ
ズル19は揺動用ジヤツキ21により揺動させて
吹付けの向きを変えることができるゆえ、支保工
2の隅部にもモルタルを均一に吹付けることがで
きる。なお、エレクターリング12aの旋回操
作、伸縮ジヤツキ17、揺動用ジヤツキ21の伸
縮操作およびモルタルの噴射操作は、吹付け状況
を確認しながら操作箱26を介して行う。
(g) 考案の効果 以上説明したこの考案によれば、作業者は直接
吹付けノズルを持つことなく、操作箱を介してモ
ルタル吹付け装置を操作することにより、支保工
間に均一にモルタルを吹付けることができ、労働
条件が改良される。また、モルタル吹付け装置を
旋回させるエレクターは本来支保工の構築用のも
のであるゆえ、モルタル吹付け装置の製作費が少
なくてすみ、経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面側面
図、第2図は第1図の−断面図、第3図は第
1図の一部の拡大図、第4図は作業者が吹付けノ
ズルを持つてトンネルの支保工間にモルタルを吹
付けている状態を示す断面側面図、第5図は公知
の吹付け施工装置を示す断面側面図である。 11……シールド本体、12……エレクター装
置、12a……エレクターリング、12b……後
側板、14……ローラ、15……案内箱体、16
……摺動箱体、17……伸縮ジヤツキ、19……
吹付けノズル、21……揺動用ジヤツキ、25…
…モルタル給送ホース、26……操作箱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支保工組立用エレクターをそなえたシールド掘
    進機において、支保工組立用エレクターのエレク
    ターリングの後側板に、前後方向に伸縮させ得る
    伸縮箱体を設置し、伸縮箱体の後端部に、前後方
    向に揺動できるようにモルタル吹付ノズルを支持
    させ、伸縮箱体の伸縮部とモルタル吹付けノズル
    との間に揺動用ジヤツキを取付け、モルタル吹付
    けノズルにモルタル給送管体を連結したことを特
    徴とするモルタル吹付け施工装置。
JP8701884U 1984-06-11 1984-06-11 シ−ルド掘進機のモルタル吹付け施工装置 Granted JPS612597U (ja)

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JP8701884U JPS612597U (ja) 1984-06-11 1984-06-11 シ−ルド掘進機のモルタル吹付け施工装置

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JP8701884U JPS612597U (ja) 1984-06-11 1984-06-11 シ−ルド掘進機のモルタル吹付け施工装置

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Publication Number Publication Date
JPS612597U JPS612597U (ja) 1986-01-09
JPH03478Y2 true JPH03478Y2 (ja) 1991-01-09

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JP6150096B2 (ja) * 2012-12-27 2017-06-21 株木建設株式会社 トンネルの掘削方法

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JPS612597U (ja) 1986-01-09

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