JPH0347856A - 耐光性に優れたメタクリル樹脂 - Google Patents

耐光性に優れたメタクリル樹脂

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JPH0347856A
JPH0347856A JP8889190A JP8889190A JPH0347856A JP H0347856 A JPH0347856 A JP H0347856A JP 8889190 A JP8889190 A JP 8889190A JP 8889190 A JP8889190 A JP 8889190A JP H0347856 A JPH0347856 A JP H0347856A
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weight
unsaturated monomer
benzotriazole
methacrylic resin
methyl methacrylate
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JP8889190A
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Shinji Ebe
江部 真二
Kaneharu Kimura
木村 金春
Michio Chatani
茶谷 道夫
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐光性に優れたメタクリル樹脂及び耐熱性を
付与した耐光性に優れたメタクリル樹脂に関する。
〔従来の技術〕
従来、メチルメタクリレートを主成分とするメタクリル
樹脂は、その優れた耐光性および透明性により照明灯カ
バー、自動車用部品、看板、装飾品、雑貨等種々の分野
で用いられている。
しかし、照明灯カバーに関していえば、通常の蛍光灯の
カバー等には使えるものの、強力な紫外線を発生する光
源に対しては、表面のクラックや黄変があって使われて
いない。またメタクリル樹脂自体の耐熱性が100℃程
度が限界であり、高熱を発生する光源に対しては、熱に
よる変形のために使用されていない。
従って、たとえば水銀灯やメタルハライドランプのカバ
ーなどには、耐光性および耐熱性のよい無機ガラスが使
用されている。
〔発明が解決しようする課題〕
しかし、無機ガラスは加工性が悪く、また重くて割れ易
く、落下の危険性も大きいので、樹脂化への要求が高ま
っている。
従って、本発明の目的は、強力な紫外線を発生する光源
を有する照明灯カバーの樹脂材料となる耐光性に優れた
メタクリル樹脂を提供することにある。また、本発明の
目的は、強力な紫外線を発生し、かつ高熱を発生する光
源を有する照明灯カバーの樹脂材料として使用可能な、
耐熱性および耐光性に優れたメタクリル樹脂を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、前記解決すべき問題点について鋭意検討
した結果、ヘンシトリアゾール系紫外線吸収剤とヒンダ
ードアミン系光安定剤を併用することにより相乗効果が
発揮され、耐光性が格段に向上することを見い出し、本
発明を完成した。
すなわち、本発明によれば前記目的は、メチルメタクリ
レートを主体とする重合体100重量部に対して、0.
005〜2重量部のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
および0.005〜2重量部のヒンダードアミン系安定
剤を含有する耐光性に優れたメタクリル樹脂により達成
される。
さらにまた、前記目的は、−官能性不飽和単量体30〜
98重量%および多官能性不飽和単量体2〜70重量%
からなるメチルメタクリレートを主体とする重合体10
0重量部に対して、0.005〜2重量部のベンゾトリ
アゾール系紫外線吸収剤および0.005〜2重量部の
ヒンダードアミン系光安定剤を含有する耐熱性および耐
光性に優れたメタクリル樹脂により達成される。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明にいうメチルメタクリレートを主体とする重合体
を構成する一官能性不飽和単量体は、メチルメタクリレ
ートを含む一官能性不飽和単量体群より選ばれた1種ま
たは2種以上の一官能性不飽和単量体を指し、該不飽和
単量体中に占めるメチルメタクリレートの割合は、50
重量%以上、好ましくは70重量%以上、より好ましく
は90重量%以上である。メチルメタクリレートの割合
が50重量%未満では、紫外線による黄変色や強度低下
などが激しくなるので好ましくない。上記メチルメタク
リレートと併用し得る一官能性不飽和単量体は、重合ま
たは共重合し得るものであればよく、特に制限はない。
そのようなものの例としては、1分子中の炭素原子数が
2〜18個のm個アルコールとメタクリル酸とのエステ
ル、1分子中の炭素原子数が1〜18個のm個アルコー
ルとアクリル酸とのエステル、1分子中の炭素原子数が
2〜4個の二価アルコールとアクリル酸またはメタクリ
ル酸とのモノエステル、アクリル酸、メタクリル酸、無
水マレイン酸、アクリロニトリル、メタクリロイル基ル
、アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイミド類、
アクリル酸金属塩類、スチレン、α−メチルスチレン、
酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、弗化ビニリ
デン、エチレン、グリシジルメタクリレート、ビニルト
リエトキシラン、γ−メタクロキシプロピルトリメトキ
シシランなどをあげることができる。
メチルメタクリレートを主体とする一官能性不飽和単量
体は、その組成の一部を予め重合したシラツブあるいは
該単量体の重合体を該単量体に溶解したシラツブとして
用いることができる。また、その単量体の使用量は、該
−官能性不飽和単量体と多官能性不飽和単量体の総量を
基準にして30〜98重量%、好ましくは50〜95重
量%、より好ましくは、70〜90重量%である。
本発明には、耐熱性向上のために多官能性不飽和単量体
が使用される。本発明に使用される多官能性不飽和単量
体は、1分子中に2個以上の不飽和結合を有する化合物
で、これらの不飽和結合の少なくとも2個は、メチルメ
タクリレートを主体とする一官能性不飽和単量体と共重
合し得るものでなければならない。そのような多官能性
不飽和単量体の例としては、アクリル酸および、または
メタクリル酸と多価アルコールとのポリエステル、ジビ
ニルベンゼン、トリアクリルイソシアヌレートなどをあ
げることができるが、これらに限定されるものではない
。多官能性不飽和単量体は、2種以上併用することも可
能である。
以上に説明した多官能性不飽和単量体の中でも、耐熱性
向上の目的にはメタクリル酸と多価アルコールとのポリ
エステルが好ましく、とりわけ2個のメタクリロイル基
を連結する最少の原子数が10以下のものが特に好まし
い。そのようなものの例としては、エチレングリコール
ジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレ
ート、トリエチレングリコールジメタクリレート、プロ
ピレングリコールジメタクリレート、ジプロピレングリ
コールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコール
ジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメククリ
レート、1.6−ヘキサンシオールジメタクリレート、
テトラメチロールメタンテトラメタクリレート、トリメ
チロールエタントリメタクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリ
メタクリレート、ジペンタエリスリトールへキサメタク
リレートなどをあげることができる。
多官能性不飽和単量体の使用量は、メチルメタクリレー
トを主体とする一官能性不飽和単量体と多官能性不飽和
単量体の総量を基準にして2〜70重量%、好ましくは
5〜50重量%、より好ましくは10〜30重量%であ
る。多官能性不飽和単量体の使用量が2重量%未満であ
ると耐熱性が不足であり、70重量%を越えると脆くな
るので適切ではない。
本発明のメチルメタクリレートを主体とする一官能性不
飽和単量体と多官能性不飽和単量体からなる不飽和単量
体の重合体は、必ずしも一種類の重合体で構成される必
要はなく、組成あるいは、分子量などの異なる重合体の
混合物であってもよい。
本発明に用いる紫外線吸収剤としてはベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤が好ましく、これにヒンダードアミン
系光安定剤を併用することにより、相乗効果が発現し耐
光性が格段に向上する。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の例としては、2−
(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−〔2−ヒドロキシ3.5−ビス(α、α−
ジメチルベンジル)フェニル〕−2H−ベンゾトリアゾ
ール、2−(3,5ジーt−ブチル−2−ヒドロキシフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2− (3−t−ブチル
−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ
ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル2
−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(3,5−ジ−t−アミル−2ヒドロキシフエ
ニル)ベンゾトリアゾール、2(5−t−オクチル−2
−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾールなどをあげ
ることができるが、これらに限定されるものではない。
これらの紫外線吸収剤のうち2−(5−メチル−2−ヒ
ドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2− (2−
ヒドロキシ−3,5−ビス(α、α−ジメチルベンジル
)フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(5−
t−オクチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−[3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキ
シフェニルシー5−クロロベンゾトリアゾールが好まし
く、2−(5−メチル2−ヒドロキシフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス(
α、α−ジメチルベンジル)フェニル〕−2H−ペンツ
トリアゾール、2−(5−t−オクチル−2−ヒドロキ
シフェニル)ベンゾトリアゾールが特に好ましい。
ヒンダードアミン系安定剤の例としては、ビス(2,2
,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート
、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4ピペリ
ジル)セバケート、1− (2−(3(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキ
シ〕エチル) −4−(3(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ) −2
,2,6,6−チトラメチルピベリジン、8−ベンジル
−7,7,9,9−テトラメチル−3−オクチル−1,
3,8−トリアザスピロ(4,5)ウンデカン−2,4
−ジオン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−チ
トラメチルピベリンジン、テトラキス(2,2,6,6
−テトラメチル−4ピペリジル) −L2,3.4−ブ
タンテトラカルボキシレート、コハク酸ジメチル−1−
(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,
6,6−チトラメチルピペリジンの重縮合物およびブタ
ンテトラカルボキシレート類などをあげることができる
が、これらに限定されるものではない。
これらの安定剤のうちビス(2,2,6,6−テトラ0 メチル−4−ピペリジル)セバケート、ブタンテトラカ
ルボキシレート類、コハク酸ジメチル−1=(2−ヒド
ロキシエチル)−4−ヒドロキシ2.2,6.6−チト
ラメチルピペリジンの重縮合物、ビス(1,2,2,6
,6−ベンタメチルー4−ピペリジル)セバケート、テ
トラキス (2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)−L2,3.4−ブタンテトラカルボキシレー
トが好ましく、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)セバケート、下記式(1)で示される
ブタンテトラカルボキシレート類、コハク酸ジメチル−
1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ2.2
,6.6−チトラメチルピベリジンの重縮合物が特に好
ましい。
式(1) %式% 〔Rは水素原子またはメチル基を表わす。〕またはc+
 3H27−を示す。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤およびヒンダードア
ミン系光安定剤は共に、2種類以上併用することが可能
である。またこれらの使用量は、メチルメタクリレート
を主体とする一官能性不飽和単量体および多官能性不飽
和単量体からなる不飽和単量体の重合体100重量部に
対して、共に0.005〜2重量部、好ましくは 0.
01〜1重量部である。使用量が0.005重量部未満
であると使用効果が乏しく、2重量部を越えると、上記
不飽和単量体の重合が妨害されたり、樹脂に色がついた
り、また高温下で使用する場合これら添加剤自体の熱に
よる変色によって、樹脂の着色が顕著になるので好まし
くない。
本発明において、メチルメタクリレートを主体1 2 とする−官能性不飽和単量体または一官能性不飽和単量
体および多官能性不飽和単量体とからなる不飽和単量体
を重合する方法には特に限定はなく、任意の方法を採用
することができる。その主なものとして、ラジカル重合
開始剤の存在下または不存在下に加熱する方法、ラジカ
ル重合開始剤と促進剤よりなる、いわゆるレドックス系
による方法、紫外線または放射線を照射する方法、ある
いは特開昭60−202128、特開昭62−1705
に示されているように、−官能性不飽和単量体および多
官能性不飽和単量体からなる不飽和単量体を、適当な重
合開始剤の存在下に加熱し、部分架橋ゲル状重合体とし
、必要に応じて粉砕して圧縮成形する方法などをあげる
ことができる。
また本発明において、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収
剤およびヒンダードアミン系光安定剤を樹脂に含有させ
る方法には特に制限はなく、任意の方法を採用すること
ができる。たとえば、前記の重合方法において重合開始
前の単量体に添加する方法、あるいは、特開昭62−1
705に示すように、あらかじめ部分架橋ゲル状重合体
を合成し、これを粉砕するときに添加する方法などをあ
げることができる。
本発明のメタクリル樹脂には、必要に応じて染顔料、補
強剤、離型剤、難燃剤、帯電防止剤、酸化防止剤、安定
剤、改質材などを加えることも可能である。
本発明のメタクリル樹脂は、通常のメタクリル樹脂の用
途はもちろん、その耐光性、耐熱性に優れた点を活かし
て、従来不可能であった水銀灯やメタルハライドランプ
のカバーなどにも使用することが可能である。なお本発
明のメタクリル樹脂は、成形品をそのまま使用すること
はもちろん、これに熟成形、接着、切断切削などの加工
を施して使用することも可能である。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明をさらに詳しく説明するが
、本発明は、これらの実施例によって何んら制限される
ものではない。
実施例1〜9 3 4 表1に示す量の多官能不飽和単量体に、2(5−メチル
−2−ヒドロキシフェニル)ヘンシトリアゾール0.0
5重量部、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)セバケート0.25重量部、t−ブチルパ
ーオキシイソブチレート0゜15重量部を混合熔解し、
これを2枚のガラスの間に、U字型に配した柔かいガス
ケットを挟んで組み立てた型へ注入し、型面を垂直に保
持し、型上部の空気を窒素で置換して、60℃で4時間
、ついで130℃に2時間加熱して重合硬化し、厚さ3
鰭の透明な注型板を得た。得られた板のASTMD −
648により測定した熱変形温度は表1に示すとおりで
ある。次に雰囲気温度110℃の熱風循環式恒温槽内に
おいて、得られた板について30ωの距離から300W
の水銀灯(アイ水銀ランプ透明形H3O0;岩崎電気株
式会社製)を照射したが、3箇月を経過しても変形はな
く、着色も表1に示すようにLab系のΔE (JIS
 [7105)で1〜2であって黄変は認められなかっ
た。
実施例10 実施例1と同じ割合のメタルメタクリレートおよび多官
能性不飽和単量体の混合物に、2−〔2ヒドロキシ−3
,5−ビス(α、α−ジメチルベンジル)フェニル)−
2H−ベンゾトリアゾール0.2重量部およびブタンテ
トラカルボキシレート類(MARK LA−62、アデ
カ・アーガス化学■製)0.25重量部を使用すること
以外は、実施例1と同じ方法によって厚さ3fiの透明
な注型板を得た。
この板について、実施例1〜9と同じ条件で3箇月間水
銀灯の照射テストを行ったが、ΔE値は1.5であって
黄変は認められなかった。
実施例11 実施例1と同じ割合のメチルメタクリレートおよび多官
能性不飽和単量体の混合物に、2−(5メチル−2−ヒ
ドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール1重量部および
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル
)セバケート1重量部を使用すること以外は、実施例1
と同じ方法によって厚さ3fiの透明な注型板を得た。
この板について、実施例1〜9と同じ条件で35 6 箇月間水銀灯の照射テストを行ったが、へE値は2.1
であって黄変は認められなかった。
実施例12 メチルメタクリレート100重量部に、2(5−メチル
−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール1重量
部、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)セバケート1重量部およびt−ブチルパーオキシ
イソブチレート0.6重量部を混合溶解すること以外は
、実施例1と同じ方法によって厚さ31嘗の透明な注型
板を得た。
得られた板のASTM D−648により測定した熱変
形を度は103℃であった。この板について80℃にお
いて3Qcmの距離から300Wの水銀灯(アイ水銀灯
ランプ透明形H3O0i岩崎電気株式会社製)を照射し
たが、3箇月を経過しても変形はなく、着色もLab系
のΔE(JIS K7105)で1.3であって黄変は
認められなかった。
実施例13 実施例1と同じ割合のメチルメタクリレートおよび多官
能性不飽和単量体の混合物に、2−〔2ヒドロキシ−3
,5−ビス(α、α−ジメチルベンジル)フェニル) 
−2H−ベンゾトリアゾール0.2重量部およびコハク
酸ジメチル−1−(2ヒドロキシエチル)−4−ヒドロ
キシ−2,2,6,6テトラメチルピペリジンの重縮合
物(TINUVIN622チバ・ガイギー製)0.25
重量部を使用すること以外は、実施例1と同じ方法によ
って厚さ3龍の透明な注型板を得た。
この板について、実施例1〜9と同じ条件で3箇月間水
銀灯の照射テストを行ったが、へE値は1.1であって
黄変は認められなかった。
実施例14 実施例1と同じ割合のメチルメタクリレートおよび多官
能性不飽和単量体の混合物に、2−(5t−オクチル−
2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール0.15
重量部およびコハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシ
エチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−チトラメ
チルピペリジンの重縮金物0.15重量部を使用するこ
と以外は、実施例1と同じ方法によって厚さ31璽の透
明な注型板7 8 を得た。
この板について、実施例1〜9と同じ条件で3箇月間水
銀灯の照射テストを行ったが、へE値は1.0であって
黄変は認められなかった。
実施例15 実施例1と同じ割合のメチルメタクリレートおよび多官
能性不飽和単量体の混合物に、2−(5−1−オクチル
−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール0.2
重量部およびコハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシ
エチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−チトラメ
チルピペリジンの重縮金物0.35重量部を使用するこ
と以外は、実施例1と同じ方法によって厚さ3顛の透明
な注型板を得た。
この板について、実施例1〜9と同じ条件で3箇月間水
銀灯の照射テストを行ったが、ΔE値は1.1であって
黄変は認められなかった。
実施例16 実施例1と同じ割合のメチルメタクリレートおよび多官
能性不飽和単量体の混合物に、2−(5t−オクチル−
2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール0.2重
量部およびブタンテトラカルボキシレート類(MAII
K LA−67、アデカ・アーガス化学■製)0.25
重量部を使用すること以外は、実施例1と同じ方法によ
って厚さ3鰭の透明な注型板を得た。
この板について、実施例1〜9と同じ条件で3箇月間水
銀灯の照射テストを行ったが、ΔE値は1.2であって
黄変は認められなかった。
比較例1 2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾト
リアゾールを使用しないこと以外は、実施例1と同じ操
作によって厚さ3Hの透明な注型板を得た。この板につ
いて実施例1と同じ条件で、3箇月間水銀灯の照射テス
トを行ったところΔEは10を越えていた。
比較例2 ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル
)セバケートを使用しないこと以外は、実施例1と同じ
操作によって厚さ3鶴の透明な注型板を9 0 得た。この板について、実施例1と同じ条件で、3箇月
間水銀灯の照射テストを行ったところ、八Eは5を越え
ていた。
比較例3 実施例12と同じ操作で得た板について、実施例1と同
じ条件で、水銀灯照射テストを行ったところ、1箇月で
表面が軟化し、変形していた。
以下余白 表−1 DT MA 熱変形温度 メチルメタクリレート  G エチレングリコールジメタクリレー ト 1 2 〔発明の効果〕 従来のメタクリル樹脂は、その優れた耐光性および透明
性により、加工性が悪く、また重くて割れ易く、危険性
の高い無機ガラスに替わって、色々な用途に用いられて
いる。しかし、強力な紫外線を発生させたり、高熱を発
生させたりする光源を有する照明灯カバー等には、耐光
性、耐熱性が十分でない為、依然として無機ガラスが用
いられている。
これに対し、本発明のメタクリル樹脂は、前記特定の紫
外線吸収剤と光安定剤とを併用して含有せしめるもので
あるから、驚くべきことにメタクリル樹脂の耐光性は、
その相乗効果により格段に向上するので耐光性にすくれ
たメタクリル樹脂として有用である。
また、本発明のメタクリル樹脂は、多官能性不飽和単量
体の併用で架橋結合を有することにより、耐熱性を向上
させ、高温下でも変形なく使用することができるので、
耐熱性および耐光性にすくれたメタクリル樹脂として有
用である。
従って、本発明のメタクリル樹脂は、前述の如く照明灯
カバーに有利に使用できることはもちろん、従来プラス
チックスでは不可能であった、強力な紫外線と高温に耐
えることが要求される、水銀灯やメタルハライドランプ
のカバーなどにガラスに替えて使用することもできるの
で、照明灯カバー用材料としても有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メチルメタクリレートを主体とする重合体100重
    量部に対して、0.005〜2重量部のベンゾトリアゾ
    ール系紫外線吸収剤および0.005〜2重量部のヒン
    ダードアミン系光安定剤を含有することを特徴とする耐
    光性に優れたメタクリル樹脂。 2 重合体がメチルメタクリレートを主体とする一官能
    性不飽和単量体30〜98重量%および多官能性不飽和
    単量体2〜70重量%からなる不飽和単量体の重合体で
    あることを特徴とする請求項1記載の耐光性に優れたメ
    タクリル樹脂。
JP8889190A 1989-04-18 1990-04-02 耐光性に優れたメタクリル樹脂 Pending JPH0347856A (ja)

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