JPH0347752Y2 - - Google Patents

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JPH0347752Y2
JPH0347752Y2 JP16815085U JP16815085U JPH0347752Y2 JP H0347752 Y2 JPH0347752 Y2 JP H0347752Y2 JP 16815085 U JP16815085 U JP 16815085U JP 16815085 U JP16815085 U JP 16815085U JP H0347752 Y2 JPH0347752 Y2 JP H0347752Y2
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welding
clamp
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electrode
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、1つの母材上に複数の部品を順次に
電気溶接するための溶接装置に関するものであ
る。
〔従来技術〕
従来より、第5図に全体概略図を示すようなコ
ンデンサ溶接機1が実用に供されている。このコ
ンデンサ溶接機1は、受台2上に母材と溶接すべ
き部品とを載置した状態で、加圧用シリンダ3,
4により一対の溶接電極3a,4aを下降させて
クランプし、クランプ状態で内蔵されたコンデン
サに充電した電気エネルギを溶接トランスを介し
て瞬時に放電するようにしたものである。
この型の溶接は、セツトした充電量を瞬間的に
放電するようにしたものであるため、熱歪が少な
く酸化を極力減少でき、溶接強度にばらつきが少
ない等のメリツトがあり、塩ビ鋼板やカラー鋼板
等の溶接には、塩ビ層やカラー層の焼損を実質的
に皆無とすることができる点で有利である。
ところで、第6図に示すように、塩ビ鋼板より
なるフロントヘツダトリムガーニツシユ5に、取
付用の複数のブラケツト6−1,6−2,…を上
記のコンデンサ溶接機1で溶接する場合も考える
と、各溶接位置でガーニツシユ5の断面も相違す
れば各ブラケツト6−1,…の形状も相違するた
め、共通の溶接電極や受台では対処できず、溶接
電極等をいちいち交換しなければならない。
このような不便を解消するため、従来の交流抵
抗自動溶接装置とのアナロジーから、第7図に示
すように、フロントヘツダトリムガーニツシユ5
全体を下面から受合う受台7を設けるとともに、
溶接すべき5個のブラケツトに対応するU,V,
W,X,Yの電極セツトを設け、これら各電極セ
ツトを共通配線で溶接トランス8に共通に接続
し、5個のブラケツトを同時に溶接することが考
えられる。
しかしながらこの場合、中央の電極セツトWで
正しい溶接が行なえるように設定したとしても、
その両側の電極セツトV,Xや両端の電極セツト
U,Yでは、溶接トランス8から電極セツトに至
る配線が長くなり、放電ピークが低下する一方
で、パルス幅(溶接通電時間)が大きくなるた
め、表面の塩ビが焼損してしまうといつた問題を
生じる。
そこで、溶接電極を1つだけ設け、受台ととも
に母材を移動させ、部品が溶接電極の下にきたと
きに溶接電極で部品を加圧して溶接することが考
えられるが、溶接位置の部品のみならず、他の位
置の部品もクランプしておかないと、溶接時の振
動等で母材に対する部品の位置ずれが起こるおそ
れがある。
この部品の位置ずれを防止するためには、各部
品毎にクランプ装置を設ければよいが、コスト高
となり、構造も複雑になる。
そこで、各部品毎にクランプ電極を設け、この
クランプ電極を支持部材で一連に支持し、この支
持部材をクランプ装置(例えばシリンダ等)に連
結して、クランプ装置で支持部材を介してクラン
プ電極を同時にクランプ,アンクランプさせれ
ば、クランプ装置の数を減少させることができ
る。
しかしながら、クランプ装置から離れた位置の
クランプ電極に、溶接に必要なクランプ力(加
圧)が与えられなくなるおそれがある。
なお、実開昭60−141978号公報では、複数のク
ランプ電極を、1台の加圧ユニツトで順次に加圧
しながら溶接する装置が提案されているが、溶接
位置以外の位置のクランプ電極はアンクランプ状
態であり、溶接時の振動等で部品の位置ずれが起
こるおそれがある。
また、実開昭60−71486号公報では、複数のク
ランプ電極をクランプ装置でそれぞれクランプ
し、1台の給電用電極で順次に溶接する装置が提
案されているが、各クランプ電極毎にクランプ装
置が必要でコスト高となり、構造も複雑になる。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、母材に対する部品の位置ずれ
が起こらず、しかも各部品毎にクランプ装置を設
けなくても溶接に必要な加圧が与えられる溶接装
置を提供することである。
〔考案の構成〕
このため本考案は、1つの母材上の異なる位置
に複数の部品を順次に溶接するための溶接装置で
あつて、電気的絶縁材より形成され、母材を下面
から受合つて支持する受台と、受台との間で、母
材上に溶接すべき部品をその部品形状に見合つて
クランプする部品クランプ電極と、部品クランプ
電極の近傍に位置し、母材を受台との間でクラン
プする母材クランプ電極でなる複数のクランプ電
極対と、複数のクランプ電極対を一連に支持する
支持部材と、該支持部材に連結され、支持部材を
介して複数のクランプ電極対を同時にクランプ,
アンクランプするクランプ手段と、複数のクラン
プ電極対を、溶接装置の溶接電極に相対して移動
させる移動手段とを設け、各クランプ電極対に装
置本体の溶接電極を当接させて加圧しながら通電
して、各部品の溶接を順次に行なうようにしたこ
とを特徴とするものである。
〔考案の効果〕
本考案は、母材上の複数の部品と各部品近傍の
母材とをクランプする複数のクランプ電極対を支
持部材で一連に支持し、この支持部材にクランプ
手段を連結し、各クランプ電極対を同時にクラン
プ,アンクランプすると共に、移動手段で溶接装
置の溶接電極に相対して移動させ、各クランプ電
極対に装置本体の溶接電極を当接させて加圧しな
がら通電して、各部品の溶接を順次に行なうよう
にしたものである。
したがつて、母材に対して全部品がクランプ装
置でクランプされるので、溶接時の振動等で位置
ずれが起こらず、また、クランプ装置は各部品毎
に必要ないので、コスト安となり、構造も簡単に
なる。
また、各部品は、クランプ装置のクランプ力に
加えて、溶接電極でも加圧されるので、溶接に必
要な加圧も与えられるようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を具体的に説明する。
第1図に本考案の実施例にかかる溶接装置10
を示す。
本溶接装置10は原理的には、第5図に示した
如きコンデンサ溶接機本体11に対して、この本
体11の前面を横切つて水平に伸びる長尺のガイ
ドテーブル12を設け、このガイドテーブル12
上に母材の受台13を移動自在に載置し、さらに
ガイドテーブル12の一端部には受台13を長手
方向に移動させる送りシリンダ14を設置し、受
台13の一側に支持した各クランプ対15で母材
および溶接すべき部品をクランプした状態で順次
に移動させるようにした基本構造を有する。
第2図イに示すように、受台13は肉厚の板状
本体13a上に、部品を溶接すべき計5個所に
各々対応させて各受台部13bを設ける一方、受
台部13bとは反対側の長手方向の側縁に沿つ
て、各クランプ対15をクランプ,アンクランプ
するクランプユニツト16が設けられている。
上記各受台部13bは、絶縁材によつて形成
し、第2図ロ〜ホに示すように、母材17の断面
形状に一致するように断面形状を設定し、母材1
7の下面側から支持する。
また、各クランプ対15は、部品クランプ18
と母材クランプ19とによつて構成され、部品ク
ランプ18は第2図ロに示すように、母材17上
に溶接すべき部品としてのブラケツト部材20の
溶接面に上方から密着するように形成された一対
の突出部18a,18aを有し、クランプ時に
は、母材17上にブラケツト部材20の溶接面を
密着させた状態でクランプする。一方、母材クラ
ンプ19は、第2図ハに示すように、受台部13
bとの間で母材17を間隙なしにクランプしうる
ような断面に形成されている。
第2図イ,第3図,第4図に示すように、部品
クランプ18と母材クランプ19とは僅かな間隔
をおいて平行に配置され、各長手方向の一端部に
形成した上下方向のアリ18b,19bが、支持
プレート21に設けたアリ溝22,23に嵌合さ
れ上下方向にガイドされている。上記支持プレー
ト21は、2枚のプレート材の間に絶縁プレート
24を介装して部品クランプ18,母材クランプ
19とクランプ装置との間の絶縁を図つたもので
あり、支持プレート21の背面の両端および中央
に基端を固定して設けた各クランプレバー25
は、受台本体13aの上記側部に立設した軸受ブ
ラケツト26にヒンジピン27によりヒンジ支持
されている。
このクランプレバー25は支持プレート21と
直交する方向に伸び、その自由端は上下方向に支
持されたクランプ用シリンダ28のプランジヤ2
8a上端に連結手を介して連結され、第2図ロ,
ハに示すように、プランジヤ28aを上方に押し
出すことによつて、クランプレバー25,支持プ
レート21を介して、部品,母材クランプレバー
18,19をクランプ動作させることができる。
また、溶接完了後にあつてクランプを解除した
いときは、クランプ用シリンダ28を引込み方向
に作動させ、第2図ニ,ホに夫々示すように、部
品クランプ18と母材クランプ19とをアンクラ
ンプさせる。
なお、第4図に示すように、部品クランプ18
と母材クランプ19をクランプ状態に保持したう
えで、さらに溶接機本体の一対の溶接電極30,
31を上方から圧接させて、一方の電極30から
強力な電流を通すと、部品クランプ18,ブラケ
ツト部材20,母材17を通して母材クランプ1
9,他方の電極31の経路で強い電流が流れ、瞬
時にブラケツト部材20が母材17に溶接され
る。
1つのブラケツト部材20の溶接が終了する
と、一対の溶接電極30,31が一旦上昇され、
次に送りシリンダ14が作動されて、次のクラン
プ対が溶接電極30,31の下方に位置するよう
に受台13が移動され、次いで溶接電極30,3
1が下降されて次の溶接が行なわれる。このよう
にして順次溶接を行ない、最後の溶接が終了する
と、第2図ニ,ホに示すように、クランプ対15
がアンクランプ作動されて、製品が取り出される
ことになる。
以上のように、本考案のような構造によれば、
母材に対する部品の位置ずれが起こらず、しかも
各部品毎にクランプ装置を設けなくても溶接に必
要な加圧が与えられ、各部品を順序よく確実に溶
接することができる。
なお、以上では、塩ビ鋼板やカラー鋼板の溶接
について言及したが、本考案はこれに限定される
ものではなく、また、コンデンサ溶接装置に限定
されるものでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる溶接装置の全
体斜視図、第2図イはクランプ機構を示す斜視
図、第2図ロ,ハは夫々部品クランプ,母材クラ
ンプのクランプ状態を示す各断面説明図、第2図
ニ,ホは夫々部品クランプ,母材クランプのアン
クランプ状態を示す各断面説明図、第3図は両ク
ランプの平面図、第4図は溶接時の電流の流れを
示す断面説明図、第5図は従来のコンデンサ溶接
機を示す斜視図、第6図は母材とこれに溶接すべ
き部品とを示す斜視説明図、第7図は複数の溶接
電極対を備えた溶接装置の概略説明図である。 10……溶接装置、12……ガイドテーブル、
13……受台、14……送りシリンダ、17……
母材、18……部品クランプ、19……母材クラ
ンプ、21……支持プレート、25……クランプ
レバー、28……クランプシリンダ、30,31
……溶接電極。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1つの母材上の異なる位置に複数の部品を順次
    に溶接するための溶接装置であつて、 電気的絶縁材より形成され、母材を下面から受
    合つて支持する受台と、 受台との間で、母材上に溶接すべき部品をその
    部品形状に見合つてクランプする部品クランプ電
    極と、部品クランプ電極の近傍に位置し、母材を
    受台との間でクランプする母材クランプ電極でな
    る複数のクランプ電極対と、 複数のクランプ電極対を一連に支持する支持部
    材と、 該支持部材に連結され、支持部材を介して複数
    のクランプ電極対を同時にクランプ,アンクラン
    プするクランプ手段と、 複数のクランプ電極対を、溶接装置の溶接電極
    に相対して移動させる移動手段とを設け、 各クランプ電極対に装置本体の溶接電極を当接
    させて加圧しながら通電して、各部品の溶接を順
    次に行なうようにしたことを特徴とする溶接装
    置。
JP16815085U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0347752Y2 (ja)

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JP16815085U JPH0347752Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JPS6277681U JPS6277681U (ja) 1987-05-18
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