JPH034765A - フレーバー賦与剤 - Google Patents

フレーバー賦与剤

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JPH034765A
JPH034765A JP1137520A JP13752089A JPH034765A JP H034765 A JPH034765 A JP H034765A JP 1137520 A JP1137520 A JP 1137520A JP 13752089 A JP13752089 A JP 13752089A JP H034765 A JPH034765 A JP H034765A
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JP
Japan
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flavor
water
soluble
oil
preparation
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JP1137520A
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Chiaki Toya
戸矢 千明
Toshihiko Gomi
五味 俊彦
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T Hasegawa Co Ltd
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T Hasegawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、各11飲食品のフレーバー賦与剤として、フ
レーバーの先立ち(トップノート)とフレーバーの持続
性ならびにフレーバーのバランスに優れた特性を有する
フレーバー賦与剤に関する。
更に詳しくは、本発明は、水溶性糖類の濃度が30〜8
011量%、水溶性蛋白質の濃度が水溶性窒素として0
. 8〜3.0重量%である混合溶液に水m溶性フレー
バー物質を加えて可溶化様の状態に水難溶性フレーバー
物質を含有した液状乃至ペースト状の水分散性フレーバ
ー製剤に他の香料製剤および/または香料物質を配合し
てなるフレーバー賦与剤に関する。
(従来の技術) 古くから、各種の飲食品の嗜好性を向上させるために、
各種の形態を有するフレーバーが各種飲食品に配合され
ている0例えば、天然香料、合成香料を種々調合した調
合香料を希エタノールに溶解した水溶性香料(エツセン
ス);植物油脂なとの油溶性溶剤で調合香料を希釈した
油性香料; 調合香料あるいは油性香料を蔗糖脂肪酸エ
ステル、脂肪酸モノグリセリド、ソルビタン脂肪酸エス
テルなどの界面活性剤あるいはアラビアガムのごとき植
物性ガムを用いて乳化物とした乳化香料; あるいは調
合香料または油性香料を植物性ガム、デキストリン、そ
の他の糖溶液中で乳化分散させ、これを適当な手段で乾
燥した粉末香料などがその用途目的に応じて適宜に利用
されている。
しかし、これらの方法において、例えば、調合香料をア
ルコールに溶解したエツセンス形態のフレーバー製剤で
は、通常高濃度アルコール類に溶解されているため、ア
ルコール類の揮散とともにフレーバーの損失があり、ま
た、アルコール濃度の相対的な低下によって、−旦は水
中で乳濁分散したフレーバーは液面に浮上、会合して分
離層を形成しやすく、均一なフレーバー賦与が難しい欠
点を有している。
また、上述の乳化香料においても、例えば油性香料を界
面活性剤聾用いて乳化香料とした場合、保存時の乳化崩
壊や分離による不均質化が避けがたく、油性香料を用い
た乳化型の乳化香料の保存安定性は必ずしも満足できる
ものではなかった。
そこで、これらの課題を解決した改善提案がなされてい
る(特公昭58−156627号公報)。
この改善提案によれば、水溶性糖類の濃度が30〜80
重量%、水溶性蛋白質の濃度が水溶性窒素として0.8
〜3.0重量%である混合溶液に水難溶性フレーバー物
質を加えて可溶化様の状態に水難溶性フレーバー物質を
含有した液状乃至ペースト状の水分散性フレーバー製剤
(以下、水分散性フレーバー製剤という)を製造する方
法である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述の従来提案の水分散性フレーバー製
剤は、フレーバーの保留性は極めて優れているが、その
フレーバーの先立ち(トップノート)は一般的に弱くな
る傾向があり、水分散性フレーバー製剤を配合した飲食
品を食したときのフレーバーの先立ちが弱く、またバラ
ンスよくフレーバーが発現しないなどの課題があり必ず
しも満足できるものではなかった。
一般にフレーバーは、飲食品に配合した場合のフレーバ
ーのトップノートの強さ、そのバランスおよび持続性が
要求されるが、現在この三点を満足させるフレーバー賦
与剤は、まだ見あたらない。
そこで本発明者らは、フレーバーのトップノートの強さ
、そのバランスおよび持続性の三つの要素を満足するフ
レーバー賦与剤について鋭意研究を重ねてきた。その結
果、上述の従来提案の水分散性フレーバー製剤に、他の
香料製剤および/または香料物質を配合することにより
、従来からの課題であったフレーバーのトップノートの
強さ、そのバランスおよびその持続性が一挙に解決でき
ることを見出し、本発明を完成した。
従って、本発明の目的は、耐熱性に優れ、油性香料、水
溶性香料、乳化香料および粉末香料を含めた広い範囲の
フレーバー賦与剤としてすべてに利用でき、しかも、各
種飲食品に賦香した場合のトップノートの強さ、そのバ
ランスおよび持続性の三要素を兼備した優れたフレーバ
ー賦与剤を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば、水溶性糖類の濃度が30〜80!量%
、水溶性蛋白質の濃度が水溶性窒素として0. 8〜3
. 0重量%である混合溶液に水難溶性フレーバー物質
を加えて可溶化様の状態に水難溶性フレーバー物質を含
有した液状乃至ペースト状の水分散性フレーバー製剤(
以下、水分散性フレーバー製剤という)に、他の香料製
剤および/または香料物質を配合することにより、優れ
たフレーバー賦与剤を製造することができる。
本発明で利用する上記水分散性フレーバー製剤は、例え
ば、特公昭68−56627号公報に記載される方法に
より調製することができる。すなわち、水難溶性糖類の
濃度が30〜80重量%、水溶性蛋白質の濃度が水溶性
窒素として0.8〜3.0i量%である混合溶液に、水
難溶性フレーバー物質を加えて混合することにより、該
フレーバーを可溶化させた液状乃至ペースト状として調
製することができる。
具体的には、糖類としては、ミセル形成能(糖分子が高
濃度下で会合して疎水性の領域を形成する能力)を有す
る水溶性糖類、例えば、ぶどう糖、果糖、麦芽糖、乳糖
、蔗糖などの糖類あるいはソルビット、マンニット、キ
シリット、グリセリンなどの糖アルコール類、種々のD
Eを有する澱粉の加水分解物、例えば、水飴、デキスト
リンおよびこれらを含有するシラツブ類およびこれらの
糖類の一種または二種以上の混合物からなる糖類があげ
られる。
また、蛋白質としては、例えば、各種の蛋白質原料を水
抽出するかまたは軽度に加水分解して得られる界面活性
を有する水溶性蛋白質画分が用いられる。その具体例と
しては、例えば、各種の動物肉を加熱下で熱水抽出して
得られる界面活性を有する含窒素成分、またはミルクカ
ゼイン、ホエー蛋白質、グルテン、大豆蛋白質の蛋白原
料を酵素的もしくは化学的に軽度に加水分解、抽出して
得られる界面活性を有する熱水可溶性蛋白を例示するこ
とができる°。これらの蛋白質は、加水分解などによる
異臭味がある場合には、適宜、アルコールなどを用いて
異臭味を除去して精製することもできる。
また、上記において利用することのできる水難溶性のフ
レーバー物質としては、水、水溶液もしくは水性食品基
剤に対して難溶性の天然もしくは合成のフレーバー物質
であって、例えば、植物精油類、オレオレジン類、合成
の香料化合物およびこれらの任意の混合物、さらにはこ
れらの水難溶性のフレーバー物質を溶解し得る動植物性
油脂類、可食性有機溶媒との混合物をあげることができ
る。
これらの具体例としては、オレンジ油、レモン油、グレ
ープフルーツ油、ライム油、タンジェリン油、マンダリ
ン油およびベルガモツト油なとの公知の柑橘精油類;ペ
パーミント油、スペアミント油、シンナミックなとのご
とき精油類; オールスパイス、アニスシード、バジル
、ローレル、カルダモン、セロリ、クローブ、クミン、
ディル、ガーリック、ジンジャ−メース、マスタード、
オニオン、パプリカ、バセ1ハ ローズマリーなどの公
知のスパイス精油またはオレオレジン類; ざらに、リ
モネン、リナロール、ネロール、シトロネロール、ゲラ
ニオール、シトラール、l−メントール、オイゲノール
、シンナミックアルデヒド、アネトール、ペリラアルデ
ヒド、バニリン、γ−ウンデカラクトン、カプロン酸ア
リル、 l−カルボン、マルトールなどの公知の合成フ
レーバー物質およびこれらの天然精油、合成香料化合物
を任意に組み合わせて混合した調合香料があげられる。
上述の水分散性フレーバー製剤を調製するには、まず上
記のごとき糖類と蛋白質の混合物の糖濃度を30〜80
!量%かつ共存させる蛋白質濃度を水溶性窒素として0
. 8〜3. 0重量%の溶液を調製し、該1.!量邪
に対して前記のごとき水難溶性フレーバー物質を約0.
1〜1i1量部加え、ニーダ−または二翼式攪拌機で混
合することにより可溶化様の液状乃至ペースト状の水分
散性フレーバーを!!造することができる。
また、これらの水分散性フレーバー製剤に配合される他
の香料製剤は、従来公知の香料製剤であればいかなる製
剤でも使用可能である。これらの例を挙げれば例えば、
前記の公知の天然香料、合成香料、天然精油、他の香料
類[Arktander、Perfum  and  
Flaver  Chemicals、Montcla
ir、N、J、  (USA)、1969参照)および
精油(Arctender)、Perfume  an
d  Flaver  Materials  of 
 Natural○rigin  N、  J、   
(USA)、 1960@照および香料化学総覧、 (
1)、  (2)1969゜参照コの単独もしくは種々
調合した調合香料を多量のエタノール、グリセリン、プ
ロピレングリコール、カルピトール、ダイアセチン、ト
リアセチン、ソルビットなどのアルコールおよび多価ア
ルコールに溶解した水溶性香料製剤(エツセンス)を使
用することができる。これら水溶性香料製剤を製造する
には、公知の一般的な!!法で行なうことができるが、
例えば、過剰のアルコールもしくは多価アルコールに例
えば、調合香料あるいは天然精油などを溶解して製造さ
れる。この場合、アルコール類は、通常水で希釈しその
溶解度をコントロールして行なわれる。アルコールの濃
度はその目的に応じて適宜選択して行えばよい。
また、上述の天然香料、合成香料、その他の上述の文献
記載の香料類からなる調合香料を、例えば、大豆油、菜
種油、コーン油、オリーブ油、ヤシ油、サフラワー油、
ヒマワリ油、米油などの植物油脂、動物油脂あるいは炭
素数6乃至12の中鎖飽和脂肪酸トリグリセリドあるい
は多価アルコールの適当量で希釈した油性香料製剤を挙
げることができる。
また、上記の調合香料あるいは油性香料製剤さらには各
種動植物エキス類、各種動植物抽出フレーバー 発酵フ
レーバー 反応フレーバーなどを蔗糖脂肪酸エステル、
脂肪酸モノグリセリド、ソルビタン脂肪酸エステル、プ
ロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、アラビアガム、トラガン
トガム、メチルセルローズ、カゼイン、大豆レシチン、
卵黄レシチン、澱粉、アルギン酸ナトリウム、ローカス
トビーンガム、グアーガム、カラギーナン、ソルビット
、プロピレングリコール、グリセリン、キサンタンガム
、ペクチン、セルロース誘導体、澱粉誘導体、サイクロ
デキストリン、デキストリン、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル、サポニン、蔗糖、液糖などの乳化剤、乳化安定
剤もしくは界面活性剤の適当量を適宜組合せ用いて乳化
物とした乳化香料製剤をあげることができる。これらの
乳化香料製剤を製造する一般的な方法としては、例えば
、上記の調合香料あるいは油性香料製剤を上述の例えば
、アラビアガムなどの乳化剤を必要量の精製水に溶解し
、上記の調合香料あるいは油性香料製剤の中に加える。
この混合溶液に上述の例えば、プロピレングリコール、
ソルビット(70%水溶液)、グリセリンなどの乳化安
定剤を加えて、コロイドミルあるいはホモゲナイザーで
均質化させて製造される。
また、例えばワニリン、エチルワニリン、シクロテン、
メントール、マルトール、ヘリオトロピンなどの粉末結
晶状の単品香料を、例えば、乳糖、化工澱粉、ぶどう糖
、カラメルなどと混合して製造される粉末香料製剤: 
あるいは例えば、ソルビット、アビセル、ぶどう糖、粉
糖、化工澱粉等に、例えば、上記の調合香料を吸着分散
させ、粉末状、顆粒状にしたいわゆる吸着法により製造
される粉末香料製剤; あるいは上述の調合香料製剤あ
るいは油性香料製剤さらには各種動植物エキス類、各種
動植物抽出フレーバー 発酵フレーバー 反応フレーバ
ーなどの単独もしくは適宜配合したものを例えば、乳化
剤、賦形剤、乾燥補助物質としてアラビアガム、トラガ
ントガム、ペクチン、ローカストビーンガム、澱粉、し
よ糖、ぶどう糖、ゼラチン、メチルセルローズ、寒天、
デキストリン、アルギン酸塩などを、その使用目的に応
じて適宜選択して組合せ、そしてその適当量を使用して
製造される粉末香料製剤がある。このタイプの粉末香料
製剤を製造する一般的な製法としては、例えばデキスト
リンに適当量の乳糖、植物性ガムの少量を混合して水に
溶解させる。この糖、ガム、デキストリンの混合溶液に
上記の例えば、調合香料あるいは油性香料製剤を乳化分
散させ、例えば噴霧乾燥などの適当な手段で乾燥させて
製造される。
あるいは上述の例えば、調合香料もしくは油性香料製剤
の適当量を例えば、シクロデキストリン、分岐シクロデ
キストリン、シクロデキストリン誘導体などの包接化合
物に包接させた粉末香料などを例示することができる。
また、水分散性フレーバー製剤に配合される香料物質と
しては、例えば、前記の公知の天然香料、合成香料、他
の香料類[Arktander、Perfum  an
d  Flaver  Chemicals、Mont
clair、N、J−(USA)、1969参照)、精
油(Arctender+ Perfume  and
  Flaver  Materials  of  
Natural  OrigIn  N、J−(USA
)、 t96o参照)および香料化学総覧、 (1)、
  (2)1969、参照コあるいは各種動植物のエキ
ス類、各種動植物抽出フレーバー 発酵フレーバー 反
応フレーバーの単独もしくは種々調合した調合香料を例
示することができる。
本発明のフレーバー賦与剤に配合される上述の香料製剤
および/または香料物質は、それぞれ単独で配合しても
よいし、また複数種を混合して配合することもできる。
これらの使用量は、特に制約されることなくその目的に
応じて適宜に選択すればよい0例えば、水分散性フレー
バー製剤に対する香料製剤の使用量は、水溶性香料製剤
では、通常的0. 1〜20重量%重量%節囲、乳化香
料製剤および粉末香料製剤では、通常的0.1〜25重
量%重量%節囲、また包接粉末香料製剤にあっては、通
常的0.1〜50重量%程度の範囲がしばしば採用され
る。また、水分散性フレーバー製剤に対する香料物質の
配合量も特に制約されることなく、その使用目的により
適宜に選択されるが、一般的には例えば、約0. 1〜
25重量%重量%節囲で配合される。また、本発明のフ
レーバー賦与剤の飲食品への配合量は、その目的および
配合される飲食品類によっても異なるが、例えば一般的
には全体の約0.01〜10iifi%程度の範囲を例
示することができる。
かくして、上述のようにして製造される本発明のフレー
バー賦与剤は、フレーバーのトップノート、そのバラン
スおよびその持続性を自由にコントロールすることがで
き、各種の飲食品に利用できるフレーバー賦与剤を提供
することができる。
例えば、果汁飲料類、果実酒類、乳飲料類、炭酸飲料類
のごとき飲料類; アイスクリーム類、シャーペット類
、アイスキャンデイ−類のごとき冷菓類; キャラメル
、キャンデイ−錠菓、ゼリーチョコレートなどのごとき
和・洋菓子類;ジャム類;パン頽:ベーカリー類; チ
ューインガム類;コーヒー ココア、紅茶、緑茶、たば
このごとき嗜好品類;和風スープ類、洋風スープ類のご
ときスープ類;風味調味料類;各種インスタント飲料乃
至食品類:各種スナック食品類などに、そのトップノー
ト、バランスおよびその持続性の優れたフレーバーを賦
与できる適当量を配合した飲食品類を提供することがで
きる。
以下に本発明の実施例および参考例をあげて、さらに詳
細に述べる。
(実施例および参考例) 参考例1 水分散性フレーバー製剤の製法 カゼインをアルカリ性プロテアーゼで加水分解し、その
水可溶性区分を活性炭で脱臭、脱色処理した後、噴霧乾
燥して得たSN(水溶性窒素)13%の水溶性蛋白質粉
末77gを水飴(DE:  35、糖濃度60%)92
3gに加え、50℃に加温して攪拌溶解し、糖と蛋白質
の混合溶液(糖濃度55.4%、SN1.0%)IKg
の標記製剤を得た。
この製剤700gにレモンオイル300gを少量づつ加
え、常温下で攪拌、混和してペースト状のレモンフレー
バー製剤IKgを得た。
また、上記においてレモンオイル300gの代わりにバ
ターフレーバー300gを用いて、同じくペースト状の
バターフレーバー製剤IKgを得た。
参考例2 水分散性フレーバー製剤の製法 豚肉を熱水抽出して得た非呈味性の水溶性蛋白質区分の
濃縮物(SN7.0%)143g、DE20のデキスト
リン55・Ogを水310gに加温溶解した(糖濃度5
4.8%、SN1.0%)。
このようにして得られた混合溶液800gに対して20
0gのリークオイルフレーバーを加えて、攪拌、混和し
均質なペースト状リークオイルフレーバー製剤を得た。
参考例3 レモンオイル200g、95%アルコール550g、水
250gをタンクに仕込み、よく攪拌した後、24時間
静置(4℃以下)し、その後不溶解部分くテルペン)を
分離する。分離した残渣にさらに95%アルコール15
0gを入れてレモンエツセンスIKgを得た。
参考例4 エチルバニリン2.5g、  ベラトルアルデヒド5g
、ベンゾジヒドロピロン15 g、  バニラエキス7
.5g、酪酸エチル10g、ブチリル乳酸ブチル12.
5g、  アセトイン17.5g、  バニリン27.
5g、  酪酸30g1 ダイアセチル50g1プロピ
レングリコール832.5gをよく混合し、水溶性バタ
ーフレーバー製剤をIKg得た。
参考例5 レモンオイル50g、アラビアガム30%水溶液850
 g、  プロピレングリコール100gを高圧モモゲ
ナイザーを用いて混合乳化して、乳化レモンフレーバ−
I K gを得た。
参考例6 レモンオイル100g、アラビアガム40%水i液55
0g、デキストリン300g、乳w200gを高圧ホモ
ゲナイザーで混合乳化する。乳化後、スプレードライヤ
ーで乾燥してレモン粉末香料を製造した。
参考例7 サイクロデキストリン900gに水1.8Kgを加えて
混合し、これにリークオイル50gを加えて1時間かき
まぜる。その後、アラビアガム50gを加えて10分間
かきまぜた後、スプレードライヤーで乾燥してリークオ
イル包接香料0.95 k gを得た。
実施例1 参考例1で製造したレモンフレーバー製剤950gに参
考例3で製造したレモンエツセンス50gを添加、混合
してレモン香料製剤を製造した。
このレモン香料製剤を常法により調製したキャンデイ−
基剤に対して、0.3%加え、成型してキャンデイ−を
製造した。
また、比較のために上記のレモン香料製剤の代わりに参
考例1のレモンフレーバー製剤の同量を使用して、同じ
くキャンデイ−を製造した。
上記で得られたそれぞれのキャンデイ−について、10
人の専門パネラ−により、香味テストを行なった結果、
10人の専門パネラ−の全員が香味のトップノート、持
続性、強さにおいて、いずれも本発明のレモン香料製剤
を使用したキャンデイ−が優れているとした。
実施例2 参考例2で製造したリークオイルフレーバー製剤900
gに参考例7で製造したリークオイル包接香料100g
を添加、混合して10分間かきまぜて、リークオイル香
料製剤を製造した。
このリークオイル香料製剤を使用して、下記処方による
ラーメン用スープを製造した。また比較のためリークオ
イル香料製剤の代わりに参考例2て製造したリークオイ
ルフレーバー製剤を同量使用して、同じくラーメン用ス
ープを製造した。
ラーメン用スープ処方 醤油         66.8部 塩                  7.0部MS
G         3.0部 水                   6. 0部
ビーフエキス      5・ 0部 チキンエキス     10.0部 ノークオイル香料製剤  0.2部 比較例; リークオイルフレーバー製剤  0. 2部
上記で得られたそれぞれのラーメン用スープについて、
10人の専門パネラ−により香味テストを行なった。そ
の結果、 10人の専門パネラ−の全員が香味のトップ
ノート、持続性、強さにおいていずれも本発明品のスパ
イス香料製剤を使用したラーメン用スープが優れている
とした。
実施例3 参考例1で製造したバターフレーバー製剤960gに参
考例4で製造した水溶性バターフレーバー製剤40gを
前文で、5分間かきまぜてバター香料製剤を製造した。
このバター香料製剤を使用を、常法により調製した焼成
前のクツキー基剤に0.5gを加えて成型した後、焼成
し、バター香気を有するクツキーを得た。
また、比較のためバター香料製剤の代わりに参考例1て
製造したバターフレーバー製剤を同量用いて、同じくク
ツキーを製造した。
上記で得られたそれぞれのクツキーについて、10人の
専門パネラ−により、香味テストを行なった結果、10
人の専門パネラ−の全員が香味のトップノート、バラン
ス、持続性、強さにおいて、いずれも本発明品のバター
香料製剤を使用したクツキーが優れているとした。
実施例4 参考例2で得られたリークオイルフレーバー製剤970
gに下記処方のスパイス調合香料30gを加えて混合し
、スパイス香料製剤を製造した。
スパイス調合香料 メース        47部 シンナモン      25部 コリアンダー     16部 セージ        12部 コリアンダー     16部 上記で得られたスパイス香料製剤0.1gをウィンナ−
ソーセージ100gに加えて、ウィンナ−ソーセージを
製造した。
また、比較のために、スパイス香料製剤の代わりに参考
例2で製造したリークオイルフレーバー製剤を同量用い
て同じくウィンナ−ソーセージを製造した。
上記で製造したそれぞれのウィンナ−ソーセージにつき
、10人の専門パネラ−により香味テストを行なった。
その結果、 10人の専門パネラ−の全員が、香味のト
ップノート、持続性、バランス、強さにおいて、いずれ
も本発明品のスパイス香料製剤を使用したウィンナ−ソ
ーセージが優れているとした。
実施例5 実施例1において、参考例3で製造したレモンエツセン
スの代わりに参考例6で製造したレモン粉末香料を用い
た他は、実施例1と同じ方法で行なってキャンデイ−を
製造した。
このキャンデイ−について、10人の専門パネラ−によ
り香味テストを行なった結果、専門パネラ−の全員が香
味のトップノート、バランス、持続性、強さの点で優れ
ているとした。
(発明の効果) 本発明は、香味のトップノートの強さ、そのバランスお
よびその持続性の三要素を兼備した優れたフレーバー賦
与剤を提供するにある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水溶性糖類の濃度が30〜80重量%、水溶性蛋白質の
    濃度が水溶性窒素として0.8〜3.0重量%である混
    合溶液に水難溶性フレーバー物質を加えて可溶化様の状
    態に水難溶性フレーバー物質を含有した液状乃至ペース
    ト状の水分散性フレーバー製剤に他の香料製剤および/
    または香料物質を配合してなるフレーバー賦与剤。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5856627A (ja) * 1981-09-25 1983-04-04 「国」田 正美 定置網

Patent Citations (1)

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JPS5856627A (ja) * 1981-09-25 1983-04-04 「国」田 正美 定置網

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