JPH0347652Y2 - - Google Patents

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JPH0347652Y2
JPH0347652Y2 JP1987004233U JP423387U JPH0347652Y2 JP H0347652 Y2 JPH0347652 Y2 JP H0347652Y2 JP 1987004233 U JP1987004233 U JP 1987004233U JP 423387 U JP423387 U JP 423387U JP H0347652 Y2 JPH0347652 Y2 JP H0347652Y2
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JP
Japan
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container
lid
sterilization
gas
groove
Prior art date
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JP1987004233U
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English (en)
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JPS63111147U (ja
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Publication of JPS63111147U publication Critical patent/JPS63111147U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、医療用具を収納するフタ付容器に関
するものである。
(従来の技術) 近年、医療用具の進歩に伴い、形状が複雑で分
割された医療用具や数種類の医療用具をセツトと
して使用する機会が増加してきた。しかも、それ
らの医療用具は、使い勝手の点から小型化し、コ
ンパクトに容器内に収納されており、その容器も
運搬の都合上、できるだけ小型化されている場合
が多い。医療用具を容器から取り出す場合、容器
は浅い方が取り出し易いが、容器が浅くなればな
るほど内容物がこぼれ落ちる可能性が大きくなる
のと、ほこりなどでは汚染されるので、これを防
ぐために通常、、容器にはフタが設けられている。
また、容器に収容された医療用具は衛生上の点
から通常、滅菌されるが、取り扱にの容易さから
滅菌には滅菌ガスが使用されている。
(考案がが解決しようとする問題点) ところが、フタ付容器に収容されている医療用
具を滅菌ガスにより滅菌する場合、フタが容易に
外れないように強く嵌合されていればいるほど、
滅菌ガスが容器内に入りにくく、また容器内から
抜けにくいので、滅菌不良あるいは滅菌ガスの残
留が問題になつていた。
この問題を解決するため、通気孔のように孔を
容器にあけることが考えられるが、ほこりの点か
らフタに孔をあけることはどきず、一方本体に孔
をあけるとしても、一旦成形などにより製作した
容器にさらに孔をあけるのは非常に手間がかかる
し、さらに外観上も問題がある。
本考案の目的は、滅菌ガスを通り易くし、滅菌
不良あるいは残留滅菌ガスの問題をなくした医療
用具用フタ付容器を提供することにある。
また、本考案の他の目的は、ほこりが容器内に
入りにくく、製作の操作が煩雑でなく、しかも外
観もよい医療用具用フタ付容器を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案者は、上記のごとき目的を達成すべく、
鋭意検討を重ねた結果、本考案に到達した。
すなわち、本発明は、医療用具をフタ付容器に
収容し、さらに該容器を滅菌袋に収納してガス滅
菌を行う際に用いるフタ付容器において、本勢側
及び/又はフタ側に容器の内部と外部とを連通す
る溝を設けて滅菌ガスを通り易くしたことを特徴
とする医療用具用フタ付容器を要旨とするもので
ある。
本考案の容器の材質としては、プラスチツクが
好ましいが、成形が可能な紙、ゴム、金属などで
もよく、またその複合体であつてもよい。
本考案の容器は、容器の内部と外部とを連通す
る溝を設けて滅菌ガスを通り易くしたものであ
る。
溝は本体側に設けてあつてもフタ側に設けてあ
つても、あるいは本体側とフタ側の両方に設けて
あつてもよい。溝の形状は、滅菌ガスの通過効
率、成形の容易さ、あるいは外観の点から半円型
であるのが好ましいが、滅菌ガスが通過しさえす
ればV字型などであつてもよい。溝の大きさは、
被滅菌物が容器からこぼれ出ず、しかも容器の強
度を損なわない大きさであるが、好ましくは巾10
mm以内で、深さが10mm以内である。溝の長さは、
容器の大きさに応じた任意の長さでよい。溝の数
は本考案の目的を達成しうるかぎり特に限定され
るものではないが、強度、外観上から、好ましく
は1〜15個である。
以下、本考案に係るフタ付容器を図面に基づい
て具体的に説明する。
第1図は、本体側に溝を設けた容器の一例の側
面図a及び断面図bであり、本体3とフタ4とか
らなる容器の本体3側に溝1が設けられている。
第2図は、フタ側に溝を設けた容器の例であり、
第3図は、本体側とフタ側の両方に溝を設けた例
であり、それぞれの側面図a及び断面図bを示
し、第3図ではフタを開けた状態を図示してい
る。第4図は、本体3側に溝1を設けた本考案に
係る容器に被滅菌物2を入れ、、この容器を滅菌
袋5に収納し、容器の溝1から滅菌ガスが入り込
んで滅菌が行われている状態を説明する模式図で
あり、、滅菌ガスは図中の矢印お方向に流れて滅
菌が行われることを示す。
滅菌ガスとしては、エチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイド、ホルムアルデヒド、β−プロ
ビオラクトン、メチルブロマイドなどが一般に使
用できるが、とくにエチレンオキサイドが好まし
いガスである。また、滅菌袋としては、例えばホ
ギ製メツキバツクなどのような市販の滅菌袋を使
用することができる。
(実施例) 次に、本考案を実施例によつて具体的に説明す
る。
実施例1,比較例1 フランジ部に巾2mm、深さ2mm、長さ5mmの半
円型の溝を4個設けたタテ15cm、ヨコ15cm、高さ
2cmの容器本体を塩化ビニル樹脂を用いて成形し
た。一方の本体と同じ材質からなるフタを作成し
てフタ付容器を制作した。
得られた容器の中に、Bacillus subtilis菌を106
個塗つたろ紙を入れ、エチレンオキサイドガス20
%、炭酸ガス80%からなるガスを用いて1Kg/cm2
G、40℃、40%R.H.の条件で1時間滅菌を行い、
その後ろ紙を取り出して液体培地で培養したとこ
ろ、菌はすべて死んでいた。
比較のため、溝を設けなかつた以外は上記の容
器と同じ容器を作成し、上記と同じようにして滅
菌試験を行つたが、菌は死んでおらず繁殖してい
た。
また、滅菌試験後の被滅菌物中の残留エチレン
オキサイドガスを測定したところ、本考案の容器
の場合は3時間で10ppm以下になつたのに対し
て、比較例の場合は10ppm以下になるのに5日間
も要した。
(考案の効果) 本考案の医療用具用フタ付容器は、滅菌不良が
ないと同時に残留滅菌ガスの問題も解決され、ほ
こりも入りにくく、しかも容易に制作できるので
安全性、経済性に優れているばかりか、外観の点
も問題がなく、医療用具の容器として適したもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案に係る容器の一例を実
う側面図a及びbを示し、第1図は本体側に溝を
設けた容器を、第2図はフタ側に溝を設けた容器
を、第3図は本体側とフタ側の両方に溝を設けた
例を示し、第3図はフタを開けた状態を示してい
る。第4図は、本体側に溝を設けた本考案に係る
容器に被滅菌物を入れ、この容器を滅菌袋に収納
し、滅菌が行われている状態を説明する模式図で
あり、矢印は滅菌ガスの流れを示す。 1…溝、4…フタ、2…被滅菌物、5…滅菌
袋、3…本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 医療用具をフタ付容器に収容し、さらに該容器
    を滅菌袋に収納してガス滅菌を行う際に用いるフ
    タ付容器において、本体側及び/又はフタ側に容
    器の内部と外部とを連通する溝を設けて滅菌ガス
    を通り易くしたことを特徴とする医療用具用フタ
    付容器。
JP1987004233U 1987-01-14 1987-01-14 Expired JPH0347652Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987004233U JPH0347652Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

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JP1987004233U JPH0347652Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

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Publication Number Publication Date
JPS63111147U JPS63111147U (ja) 1988-07-16
JPH0347652Y2 true JPH0347652Y2 (ja) 1991-10-11

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ID=30784716

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4317436Y1 (ja) * 1966-04-19 1968-07-19
JPS5121986A (ja) * 1974-08-16 1976-02-21 Dainippon Printing Co Ltd Gasumetsukinhosohoho

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640700Y2 (ja) * 1976-04-17 1981-09-22
JPS52156626U (ja) * 1976-05-21 1977-11-28

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JPS63111147U (ja) 1988-07-16

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