JPH0217069A - 殺菌方法及び殺菌包装体 - Google Patents

殺菌方法及び殺菌包装体

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JPH0217069A
JPH0217069A JP63165574A JP16557488A JPH0217069A JP H0217069 A JPH0217069 A JP H0217069A JP 63165574 A JP63165574 A JP 63165574A JP 16557488 A JP16557488 A JP 16557488A JP H0217069 A JPH0217069 A JP H0217069A
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propylene oxide
sterilized
bag
sterilization
gas
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Taro Tsuchiya
土谷 太郎
Tomoji Tojo
友治 東條
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Nippon Medical Supply Corp
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Nippon Medical Supply Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プロピレンオキサイドを用いた殺菌方法およ
び殺菌のための包装体に関する。さらに詳しくは、プロ
ピレンオキサイドを用いた簡易でかつ新規な殺菌方法と
殺菌のための包装体に関する。
〔従来の技術〕
一般的な殺菌方法としては、エチレンオキサイドなどに
よるガス殺菌、放射線殺菌および蒸気殺菌などが知られ
ており、工業的規模でディスポーザブル医療用具の滅菌
(より完全な殺菌)に広く使用されている。また、病院
等においても、小規模なガス殺菌や蒸気殺菌あるいはホ
ルマリン等の薬剤による殺菌が行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしガス殺菌の場合、ガスの取り扱いが不便であり、
エチレンオキサイドの毒性が強いので厳iiな管理が必
要であり、少量の製品を殺菌するのには適していない、
また、放射線殺菌は装置が大型化するのでやはり少量の
製品を殺菌するには不適当であり、蒸気殺菌も耐熱性の
材料以外のものには通用できない欠点がある。さらに、
ホルマリンを使用した殺菌では、殺菌後のホルマリンの
除去に問題がある。このように、従来−1的に行われて
いる殺菌方法は、装置が大型になったり適用できる製品
に制約があったりあるいは安全性の点で問題があるなど
、病院等で簡易な方法として採用するには問題があった
本発明の目的は、病院等で節易な殺菌方法として採用で
きる殺菌方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、液状のプロピレンオキサイドを吸液
性材料に含浸させたものを使用して、これを特定の方法
で使用することにより、上記のL1的を達成した。
すなわち本発明は、吸液性材料に含浸させた液状のプロ
ピレンオキサイドをその沸点以下の温度で被殺菌物とと
もに容器に封入し、しかる後にプロピレンオキサイドの
沸点以上の温度に加熱してプロピレンオキサイドをガス
化し、所定時間プロピレンオキサイドガスを被殺菌物に
接触させることを特徴とする殺菌方法である。
さらに、本発明の方法を適用するために用いる殺菌のた
めの好ましい包装体は、被殺菌物と吸液性材料に含浸さ
れたプロピレンオキサイドが収納されて密封された内袋
と、該内袋を収納密封してなる外袋とからなる二重構造
の包装体であって、内袋または外袋の一方は少なくとも
一部がガス透過性で細菌非透過性の材料で形成されてお
り、他方の袋は全体がガス非透過性の材料で形成されて
なることを特徴とするものである。また、他の好ましい
殺菌包装体は、ガス非透過性材料で形成された袋内に被
殺菌物と吸液性材料に含浸されたプロピレンオキサイド
が収納され密封されてなる殺菌包装体であって、前記被
殺菌物とプロピレンオキサイドとは、袋内に設けられた
ガス透過性部材によって隔離されていることを特徴とす
るものである。
なお、プロピレンオキサイドを使用した殺菌については
、特公昭47−24840号公報や特開昭60−139
253号公報にも開示されている。
しかし、前者に開示されている方法は、プロピレンオキ
サイドを炭酸ガスに混合して最初からガス状で使用する
方法であり、また後者の方法は、プロピレンオキサイド
を0.3〜10容量%の水溶液として医療器具をこれに
浸漬する方法であるので、本発明とは思想的に大きく異
なっているばかりでなく、本発明の目的を達成するもの
でもない。
すなわち、前者には通常のガス殺菌と同じ問題点があり
、後者の場合は特殊な用途にしか適用できない。
〔作  用〕
プロピレンオキサイドは殺菌作用があり、その沸点は3
4.2°Cであるので、常温では液体である。そして、
加熱することによって容易にガス化することができる。
したがって、取り扱い易い液体の状態で被殺菌物ととも
に容器内に密封し、しかる後に沸点以上の温度に加熱し
てガス化することによって、被殺菌物をガス殺菌するこ
とができる。そして、容器の構造を工夫することにより
、殺菌終了後プロピレンオキサイドを容器から除去する
とともに容器内に残留するガスを除去することができる
〔実施例〕
プロピレンオキサイドは、純粋なものをそのまま使用す
ることができるが、場合によっては、少量の水や有機溶
媒を混合して使用することもできる。また、プロピレン
オキサイドを含浸させる吸液性材料としては、不織布、
ガーゼ、綿、スポンジなどがある。プロピレンオキサイ
ドを含浸させたものは、そのまま被殺菌物とともに容器
に封入するようにしてもよいが、液不透過性の材料で密
封しておき、殺菌時に開封して使用するようにしてもよ
い。このようにすれば、殺菌の都度プロピレンオキサイ
ドを含浸させる操作を行わなくてもよいので便利である
。このとき密封する材料としては、ポリエチレンやポリ
プロピレンの袋や容器が好適である。
前述したように、プロピレンオキサイドの沸点は34.
2°Cであるので、これ以上の温度に加熱すればガス化
してガスが容器内に充満し、被殺菌物が殺菌される。ガ
スを被殺菌物と接触させておく時間は、プロピレンオキ
サイドの使用層、容器の容積、加熱温度、被殺菌物への
付着菌数などによって異なるが、通常は数時間ないし数
十時間が適当である。
プロピレンオキサイドと被殺菌物を封入する容器は、可
撓性の材料で形成された袋が好適であり、ヒートシール
可能な合成樹脂で形成されたものが特に好ましい0袋は
一重構造のものでもよいが、殺菌後にプロピレンオキサ
イドを除去するためには、二重構造にして一方の袋はそ
の少なくとも一部がガス透過性で細菌非透過性の材料で
形成されているものを用い、他方の袋はガス非透過性の
材料で形成されたものを用いる。第1図に示すものはそ
の一実施例であり、内貸lの一方の而3がガス透過性材
料で形成されており、外袋6は全体がガス非透過性材料
で形成されている。殺菌を行うには、吸液性材料に含浸
させたプロピレンオキサイド4と被殺菌物5を内袋に入
れて内外の袋を密封した後に加熱してプロピレンオキサ
イドをガス化する。なお、ガス化によって体積が膨張す
るので、予め袋内の気体を抜いておくのが好ましい。
殺菌終了後に外袋を除去してガス透過性材料3を通して
内袋の中を換気すれば、残留するプロピレンオキサイド
を除去することができる。なお、このとき、第2図に示
すように、プロピレンオキサイドと被殺菌物が区画され
るように袋をシールしてプロピレンオキサイド側を除去
すれば、被殺菌物のみが袋に収納された状態にできるの
で、取り扱いに便利である。また、外袋がガス透過性材
料で形成されている場合は、殺菌終了後に内貸を破って
換気を行えばよい。しかしこの場合には、外袋と内袋の
間は殺菌されていない可能性があるので、内袋をガス透
過性材料で形成する方が好ましい。
さらに、他の構造の袋を使用する方法としては、第3図
に示すように、ガス非透過性のフィルム8゜8°で形成
された袋7の内部をガス透過性で細菌非透過性の部材9
によって区画した袋を使用する方法がある。この袋を使
用する場合は、プロピレンオキサイド4と被殺菌物5を
部材9によって隔離されるように収納する。そして、こ
のような状態で殺菌した後に袋のプロピレンオキサイド
が収納された側8″を除去して、被殺菌物5が8と9に
よって形成された袋内に収納された状態にし、袋内を通
気性部材9を通して換気する。
以上のようにして、本発明は各種の医療器具や医療用品
に適用することができる。以下試験例によって本発明を
さらに詳細に説明する。
試験例 プロピレンオキサイド2dを不織布に含浸させたものを
蓋をしていないガラス瓶に入れ、これを指標菌 Bac
illus 5ubtilus  10’とともに長さ
230m、幅100■のポリエチレン製の袋に入れて、
袋内を脱気した後に密封した。次に、これを36℃に維
持した環境中に16時間放置して殺菌を行った。そして
殺菌終了後に、常法により袋内の無菌性試験を実施した
ところ陰性であった。
この結果から、本発明は殺菌法として有効であることが
わかる。
〔発明の効果] 本発明によれば、きわめて簡単な丘作によって医療器具
を殺菌することができる。そして、殺菌したものを無菌
のままで保存できる。また、殺菌に用いる容器の構造を
上述したようなものとすることによって、殺菌後に容器
内に残留するプロピレンオキサイドを除去することがで
きるから、安全性の点でも優れている。
さらに、大きな装置も必要としないので、病院などで実
施する小規模な殺菌に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の殺菌方法の一態様を示す断面図であ
り、 第2図は殺菌後の好ましい処置方法 を示す断面図である。 また、 第3図は、 本発明の 他の好ましい態様を示す断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸液性材料に含浸させた液状のプロピレンオキサ
    イドをその沸点以下の温度で被殺菌物とともに容器に封
    入し、しかる後にプロピレンオキサイドの沸点以上の温
    度に加熱してプロピレンオキサイドをガス化し、所定時
    間プロピレンオキサイドガスを被殺菌物に接触させるこ
    とを特徴とする殺菌方法。
  2. (2)被殺菌物と吸液性材料に含浸されたプロピレンオ
    キサイドが収納されて密封された内袋と、該内袋を収納
    密封してなる外袋とからなる二重構造の包装体であって
    、内袋または外袋の一方は少なくとも一部がガス透過性
    で細菌非透過性の材料で形成されており、他方の袋は全
    体がガス非透過性の材料で形成されてなることを特徴と
    する殺菌包装体。
  3. (3)ガス非透過性材料で形成された袋内に被殺菌物と
    吸液性材料に含浸されたプロピレンオキサイドが収納さ
    れ密封されてなる殺菌包装体であって、前記被殺菌物と
    プロピレンオキサイドとは、袋内に設けられたガス透過
    性で細菌非透過性の部材によって隔離されていることを
    特徴とする殺菌包装体。
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WO1999008720A1 (en) * 1997-08-14 1999-02-25 Dispensing Containers Corporation Apparatus and method of sterilization using propylene oxide
JP2005027905A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Nakajima Kogyo:Kk 滅菌パック並びにそれを用いた滅菌方法、及び滅菌パックのガス滅菌剤透過方法
CN110177519A (zh) * 2016-09-27 2019-08-27 美敦力瓦斯科尔勒公司 具有多层壁以用于提高耐用性并保护医疗装置的袋子

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