JPH0347426Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0347426Y2
JPH0347426Y2 JP1981185107U JP18510781U JPH0347426Y2 JP H0347426 Y2 JPH0347426 Y2 JP H0347426Y2 JP 1981185107 U JP1981185107 U JP 1981185107U JP 18510781 U JP18510781 U JP 18510781U JP H0347426 Y2 JPH0347426 Y2 JP H0347426Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
turns
pitch
resistance
slot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981185107U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5890043U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18510781U priority Critical patent/JPS5890043U/ja
Publication of JPS5890043U publication Critical patent/JPS5890043U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0347426Y2 publication Critical patent/JPH0347426Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Windings For Motors And Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
考案の技術分野 本考案は単相または三相電源により駆動される
電動機の固定子巻線に関する。 考案の技術的背景 従来、一極の巻線を、複数の単位巻線の同心巻
によつて構成する二極電動機においては、固定子
空隙の磁束分布が正弦波となるようにするため、
各単位巻線のターン数を巻線ピツチの電気角の半
分に比例させている。 背景技術の問題点 しかしながらこのようなものでは、各単位巻線
別にみると、巻線ピツチが電気角で180度に近い
巻線では、コイル周長に対するコイルエンドの占
める率が高くなり、従つて同一ターン数の下でも
巻線抵抗が高く、損失の増大、出力の低下を招
き、且つ巻線重量が増加しコストの増大を招く欠
点がある。これに対して巻線ピツチの小さい単位
巻線では巻線係数が小さいため、有効ターン数当
りの実ターン数が多くなり、従つて有効ターン数
当りの巻線抵抗が高く、巻線重量も増し、上記同
様の欠点がある。 考案の目的 本考案は上記の欠点を除去すべくなされたもの
であり、その目的はモータ特性を左右する巻線抵
抗を増加させることなく巻線重量を低下でき、経
済的に有利になる電動機の固定子巻線を提供する
ことにある。 考案の概要 本考案は上記目的を達成する手段として、スロ
ツトピツチの異なる複数の単位巻線の同心巻によ
つて一極の巻線を構成する電動機において、前記
一極の巻線は、有効ターン数およびスロツト内占
積率を一定にする条件下での巻線抵抗Rと巻線重
量Wとの積が最小となるスロツトピツチの単位巻
線のターン数を、他の単位巻線のターン数より多
くする構成としたものである。 以下、本考案の上記構成の技術的意義について
説明する。 まず理解を助けるために一極を一個の巻線で構
成する固定子を仮定し、その巻線ピツチを変化さ
せることについて検討する。電動機出力を一定に
するためには有効ターン数を一定にしなければな
らず、その有効ターン数を一定にする実ターン数
は巻線係数により変化するが、この変化があつて
も製造性の理由からスロツト内占積率を一定にす
るために線径を変化させることを条件にする。第
1図はこの条件の下で、一般的電動機をモデルに
して、その巻線のスロツトピツチSpを種々変化
させ、その各ピツチに該当する巻線ごとにその占
積率が一定であるためのターン数と線径とを求
め、これに基いて巻線抵抗R、巻線重量W並びに
RとWの積R・Wとを算出しその結果を図示した
ものである。この第1図から理解できるように実
ターン数の多少にかかわらず占積率が一定である
ため巻線総断面積は変らず、従つて巻線重量Wは
巻線周長に比例し巻線ピツチが減少するほど減少
し、また巻線ピツチが減少するほど実ターン数が
増加して線径が減少し、巻線抵抗が増加する。し
かしながら巻線ピツチと線径との両者の減少によ
る巻線抵抗の変化は一義的ではない。つまり、第
1図に示す如く、巻線抵抗Rは巻線ピツチの或る
値(このモデルでは10スロツトピツチ)までの減
少に対しては減少傾向を示す。これはコイルエン
ドの長さも同時に減少するためである。そして上
記値以下の巻線ピツチの減少に対しては巻線抵抗
が急増する。さて、電動機の経済性を巻線抵抗の
増加による性能の低下と云う消極面と、巻線重量
の低下によるコイル低下と云う積極面との両者を
同時に考えた場合、巻線抵抗が増加しないか、或
いは若干増してもこれに見合う以上の巻線重量の
低下があれば、経済設計の電動機と評価できる。
ここで巻線の周長とターン数とが等しい場合の巻
線について考えると線径を変化させた場合、抵抗
と重量は反比例する関係にある。従つてこの抵抗
と重量の積R・Wを求めれば、この値の最も小さ
い点で巻線抵抗及び巻線重量の双方が最も低く、
性能と材料費の双方が調和した低コスト設計の電
動機になる。この点を第1図に求めると巻線ピツ
チを8スロツトピツチにした場合にR・Wが最
小、即ち巻線抵抗の増加を抑えながら巻線重量を
低下できる経済的な電動機になる。 以上のことを式をもつて説明すると以下の通り
である。 巻線ピツチの電気角θは、 θ=Sp/S・2/P・2π ……(1) ここでSp:巻線のスロツトピツチ、S:固定
子スロツト数、P:極数である。 実ターン数をN、有効ターン数をNmeとする
と、 N=Nme/sin θ/2 ……(2) スロツト内の占積率が一定であると言う条件か
らスロツト内有効導体面積をSmとすると、巻線
の線径dは d=√ ……(3) 巻線周長LMCは LMC=2×L+γ×De×Sp/S×2π ……(4) ここでL:積厚、r:極数その他の補正係数、
De:導体中心直径である。また、巻線抵抗R、
巻線重量Wは R=ρLMC×N/πd2/4=K1+K2Sp/sin2θ/2…
…(5) W=C×πd2/4×LMC×N=K3+K4Sp……(6) ここでρ:比抵抗、C:比重、K1〜K4:定数
である。 有効ターン数及び占積率が一定である条件の下
で角巻線ピツチごとの巻線抵抗R及び巻線重量W
は上記(5)及び(6)式によつて求まり、これで求めた
R,Wから両者の積R・Wが最小となるスロツト
ピツチ(巻線ピツチ)を算出するのである。これ
を満足したスロツトピツチの巻線は抵抗、重量共
に低いものであるが、実際の固定子では多スロツ
トであり、全スロツトを使用しないと総合的にみ
て不経済となるため、実施に当つては、一極当り
複数巻線とし、そのうちR・Wが最小となるスロ
ツトピツチの巻線のターン数を、他の値のスロツ
トピツチをもつ巻線のターン数より多くすること
で、上記効果、即ち巻線抵抗の増加を抑えながら
巻線重量を低下させようとするものである。 考案の実施例 以下、本考案の一実施例について、第2図及び
第1表を参照しながら説明する。この実施例は本
考案を上記「考案の概要」の項でモデルとしたス
ロツト数24個の固定子に適用た場合であり、第2
図には本考案を適用した場合の巻線分布が示され
ている。この第2図において、Aは一極の巻線、
例えば第1極S1を形成する巻線で、この巻線A
は、単位巻線A1,A2,A3,A4から構成されてい
る。A′は他の一極である第2極S2を形成する巻
線であり、この巻線A′は、単位巻線A1′,A2′,
A3′,A4′から構成されている。この実施例では、
最外側の単位巻線A1の巻線ピツチ即ちスロツト
ピツチP1を11スロツトとし、以下順に単位巻線
A2,A3及びA4のスロツトピツチP2,P3及びP4
夫々9,7,5スロツトに設定した。また各単位
巻線A1,A2,A3及びA4のターン数を夫々順に
79,99,99及び78にした。つまりこの実施例で
は、第1図に示すR・Wの値が最小となる単位巻
線A2,A3のスロツトピツチを7,9スロツト数
とし、その実ターン数を他の単位巻線A1,A4
りも多い99ターンとしたものである。 第3図は従来の巻線分布を示すもので、B1
至B5は夫々異なるスロツトピツチの単位巻線で
ある。 この第2図及び第3図に示した本考案と従来例
との各スロツトピツチSp、実ターン数N、有効
ターン数Nme、巻線抵抗R、巻線重量Wを第1
表に示した。
【表】
【表】 この実施例によれば第1表から明らかなよう
に、総巻線抵抗が従来よりも0.049Ω、約2%減
少しており、また巻線重量も従来よりも15g、約
2%減少し、本考案の目的が達成されていると評
価できる。 考案の効果 本考案は以上のように、有効ターン数及びスロ
ツト内占積率を一定にする条件の下で、巻線抵抗
の増加を抑えて巻線重量を低下でき、従つて性能
を低下させずにコストを低減できる経済的な電動
機の固定子巻線を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の技術的意義を説明するための
図、第2図は本考案の一実施例を説明するための
巻線分布図、第3図は従来の例を説明するための
第2図相当図である。 図中、A,A′は一極の巻線、A1,A2,A3
A4,A1′,A2′,A3′,A4′は単位巻線である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スロツトピツチの異なる複数の単位巻線の同心
    巻によつて一極の巻線を構成する電動機におい
    て、前記一極の巻線は、有効ターン数およびスロ
    ツト内占積率を一定にする条件下での巻線抵抗R
    と巻線重量Wとの積が最小となるスロツトピツチ
    の単位巻線のターン数を、他の単位巻線のターン
    数より多くする構成となつていることを特徴とす
    る電動機の固定子巻線。
JP18510781U 1981-12-10 1981-12-10 電動機の固定子巻線 Granted JPS5890043U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18510781U JPS5890043U (ja) 1981-12-10 1981-12-10 電動機の固定子巻線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18510781U JPS5890043U (ja) 1981-12-10 1981-12-10 電動機の固定子巻線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5890043U JPS5890043U (ja) 1983-06-18
JPH0347426Y2 true JPH0347426Y2 (ja) 1991-10-09

Family

ID=29985858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18510781U Granted JPS5890043U (ja) 1981-12-10 1981-12-10 電動機の固定子巻線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5890043U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5279210A (en) * 1975-12-25 1977-07-04 Hitachi Ltd Rotary electric machine
JPS5486714A (en) * 1977-12-21 1979-07-10 Yaskawa Denki Seisakusho Kk Coil for 33phase concentrically wound induction motor

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5279210A (en) * 1975-12-25 1977-07-04 Hitachi Ltd Rotary electric machine
JPS5486714A (en) * 1977-12-21 1979-07-10 Yaskawa Denki Seisakusho Kk Coil for 33phase concentrically wound induction motor

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5890043U (ja) 1983-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4371802A (en) Half-pitch capacitor induction motor
JP5295241B2 (ja) 三相多巻線装置
US3235762A (en) Stator for use in alternating current induction motors
US4127787A (en) Changeable pole three phase winding
JPH0121691B2 (ja)
GB1514307A (en) Dynamoelectric machine stators and stator laminations
US4393344A (en) Squirrel cage induction motors
US4075521A (en) Multi-phase generator without slip rings and brushes
US6114790A (en) Sixteen and thirty two slot three phase induction motor winding
US3204167A (en) Electric motor winding arrangement
USRE28705E (en) Stator slot and winding arrangements
JPS5930028B2 (ja) 無鉄心回転電機のコイル巻回方式
JPH0347426Y2 (ja)
US3235761A (en) Motor field structure for a selfstarting single phase induction type motor
US2993136A (en) Dynamoelectric machine
GB1096177A (en) High power synchronous electric machines
Kikuchi et al. An interesting method for obtaining parametric motors with excellent performance
US1934060A (en) Condenser motor
CN111130290B (zh) 压缩机及其同步电动机
JPH0340064Y2 (ja)
US3200317A (en) Stator winding arrangement in a shingle phase induction type motor
US20090230809A1 (en) Stator winding for a slotless motor
SU1112491A1 (ru) Совмещенна обмотка статора
JPH0210780Y2 (ja)
US2458011A (en) Deep-neck high-flux motor