JPH0347208A

JPH0347208A - 低温貯蔵庫の照明装置

Info

Publication number: JPH0347208A
Application number: JP18043789A
Authority: JP
Inventors: Shigeo Matsuzawa; 松沢　茂夫; Hirotaka Nakano; 中野　広隆
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1989-07-14
Filing date: 1989-07-14
Publication date: 1991-02-28
Anticipated expiration: 2012-10-15
Also published as: JP2664487B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明はオープンショーケース等の低温貯蔵庫における
照明装置に関する。

（ロ）従来の技術従来、スーパーマーケット等の店舗には、オープンショ
ーケース等が複数台横方向に一列に設置されて使用され
ることが多い。この場合、−ｊｌｌには各オープンショ
ーケースには上下に複数段、商品載置棚があり、そして
各欄の下面あるいは前端に蛍光灯がそれぞれ取り付けら
れて庫内照明を行なっている。また、各オープンショー
ケースの本体外部にも蛍光灯が配設され、これらの蛍光
灯はお客の足元等、庫外の照明を行っている。例えば、
その構造を第６図に示している。同図で１は前面に開口
２を有する断熱壁体３にて本体を区画形成したオープン
ショーケース等の低温貯蔵庫本体にして、前記断熱壁体
３にて形成された庫内４には仕切板５にて区画形成され
た冷気通路６が設けられ、この冷気通路６内に蒸発器７
と、蒸発器７にて熱交換された冷気を矢印の如く循環さ
せる庫内送風機８とが配設されている。又、庫内４には
上下に複数段の棚９，９・・・が設けられており、そし
て各欄９，９・・・の下面、および庫内４の天壁４ａ下
面にはそれぞれ庫内照明用の蛍光灯１０．１０・・・が
取り付けられている。一方、エアーカーテン１１の部分
より外側領域の本体１外部において、例えば、庇状の壁
部１ｂ下面に蛍光灯１２が取り付けられて庫外照明を行
い、棚の前面（商品のフェイス面）を照らすようにして
いる。そして、これら庫内照明用の蛍光灯１０．１０・
・・と庫外照明用の蛍光灯１２・・・は、普通グロース
タータ方式と称する安定器とグロースタータを用いた点
灯装置により点灯を行い、かつそれぞれを別個に分離点
灯できるように２系統化された照明回路構成とすること
が多い。ここで、庫内４の照明を行う蛍光灯１０を棚９
下面に取り付けてグロースタータ方式により点灯させる
場合、その配線がどのように成されているかを第３図〜
第５図に付いて説明すると、各図に示すように、両端に
蛍光灯ソケット１３．１３を有する蛍光灯カバー１４が
棚９下面に取り付けられ、蛍光灯１０はその両端を前記
蛍光灯ソケット１３．１３に差し込まれて蛍光灯クリッ
プ１５゜１５・・・により把持される。そして、このソ
ケット１３゜１３には第１、第２リード線１６，１６，
１７，１７の一端が接続され、第２リード線１６．１６
の他端は補強板１８に取り付けられた例えば樹脂製のグ
ロースタータソケット１９の端子（図示せず）に例えば
スポット溶接により接続されている。ここで、グロース
タータ点灯装置をグロースタータと共に構成する安定器
は、商品の取り出しに邪魔にならないよう各欄９．９・
・・の片側端乃至はショーケース本体１の適宜箇所に取
り付けられグロースタータ、蛍光灯１０・・・および電
源へ配線接続されている。更に、上述したグロースター
タ方式より、効率の良い照明およびチラッキ現象が少な
い等の利点を得られる多灯用の高周波点灯装置を用いる
照明装置の採用も除々に広まっている。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかし、高周波点灯装置は高価であり、その上多数の蛍
光灯を一括して点灯、消灯制御するのには好適であるが
、分離点灯の制御は困難なので、庫内、庫外の分離点灯
を要求されているオープンショーケースの設置を必要と
する店舗には不向きである。仮に、多灯用の高周波点灯
装置を使用し、なおかつ庫外灯、庫内灯を分離点灯する
ためには、庫外灯用、庫内灯用それぞれ専用の高周波点
灯装置を設けねばならず、非常に高価なものとなってし
まう。また、高周波点灯装置を新たに取付ける作業およ
び設置場所の選定に労苦を要する等の問題点を抱えてい
た。

本発明は、上記点に鑑みて成されたもので、庫内灯のみ
高周波点灯方式へ従来のグロースタータ方式から容易に
変更可能で、コスト的にも安く、かつ分離点灯の条件も
満たせる低温貯蔵庫の照明装置を提供することを目的と
する。

（ニ）課題を解決するための手段本発明に係る低温貯蔵庫の照明装置は庫内に配した複数
段の棚等に設けられ庫内照明を行う複数本の庫内蛍光灯
と慮外に設けられて外部照明を行う庫外蛍光灯とを有し
、照明回路が庫内蛍光灯の照明回路と庫外蛍光灯の照明
回路の２系統に分離されてる低温貯蔵庫の照明装置にお
いて、前記庫外蛍光灯にグロースタータ方式の点灯装置
を用い、前記庫内蛍光灯には多灯用高周波点灯装置を用
いたものである。

（ホ）作　用多灯数点灯装置として有利な高周波点灯装置を蛍光灯本
数の多い庫内照明用蛍光灯の点灯に用い、一方、本数の
少い庫外照明用の蛍光灯にはグロースタータ点灯装置を
採用して、分離点灯可能で、かつ庫内照明はチラッキ現
象をなくして、良好な庫内照明を維持できる。

また、高周波点灯装置で庫内、庫外双方の蛍光灯を点灯
する場合は高コストとなり、双方ともグロースタータ方
式で点灯する場合は照明効率が悪いが、これらに比べて
高コストとならずに、庫内照明はより明るくすることが
できる。

（へ）実施例以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は庫内照明用の蛍光灯を高周波点灯方式により、
そして庫外照明用の蛍光灯を従来のグロースタータ方式
により分離、点灯可能とした照明回路図にして、−点鎖
線枠１部は庫内照明用蛍光灯１０，１０・・・の点灯回
路部、そして−点鎖線枠■部は庫外照明用蛍光灯１２，
１２・・・の点灯回路部である。

一般に庫内照明用蛍光灯１０の本数と庫外照明用蛍光灯
１２の本数とでは、前者の蛍光灯１０の方が多い。

そこで、蛍光灯本数が多いほど制御能率を十分発振でき
る高周波点灯装置を庫内照明用の蛍光灯１０゜１０・・
・の方に採用する。先ず、グロースタータ点灯装置に係
る点灯回路部Ｈに付いて説明すると、２０゜２０は各蛍
光灯１２．１２の両端に並列接続されたグロースタータ
、２１，２１・・・はこれらグロースタータ２０゜２０
・・・と共に、グロースタータ方式の点灯装置を構成す
る安定器にて、各蛍光灯の点灯回路２２．２２・・・に
介挿されている。詳しくは、二次巻線２１ａ、２１ａ・
・・を蛍光灯１２，１２・・・の一方接に接続し、−次
巻線２１ｂ、２１ｂ・・・が蛍光灯１２．１２・・・の
他方接に接続され、そして、二次巻線２１ａと一次巻線
２１ｂとの間が交流電源２３の一方に接続されている。

また、各安定器２１　、２１・・・の−次巻１１２１ｂ
、２１ｂ・・・は共通接続されて、各蛍光灯１２．１２
・・・およびグロースタータ２０．２０・・・の一方と
共に交流電源２３の他方につながれている。

Ｓ□はこのグロースタータ方式の点灯回路部■をＯＮ。

ＯＦＦする点灯スイッチである６よって、この点灯スイ
ッチＳ１をＯＮすれば、グロースタータ回路電流■２が
流れ各蛍光灯１２，１２・・・は安定器２１，２１・・
・とグロースタータ２０．２０・・・により点灯する。

一方、高周波点灯回路部Ｉは、ＦＥＴ　（電解効果トラ
ンジスタ）と称する回路素子を用いて庫内照明用の蛍光
灯１ｏ。

１０・・・に流れる電流の周波数を制御し、チラッキの
無い発光を可能とするインバーター制御部２４を有し、
このインバーター制御部２４の出力端に各蛍光灯１０．
１０・・・が並列的に接続されている。ここで各蛍光灯
１０．１０・・・の両端には、高周波共振用コンデンサ
２５．２５・・・が接続され、そしてこれら共振用コン
デンサ２５．２５・・・と各蛍光灯１ｏ、１０川とは棚
９，９・・・の下面に装着されている構成となっている
。その棚９，９・・・は便宜上−点鎖線枠で示し、がっ
それらを左側から順次下から１段目、２段目・・・ｎ段
目の棚として示している。２６．２６・・・は前記各蛍
光灯１０，１０・・・の他方接と前記インバーター制御
部２４の一方の出力端との間に直列介挿され、前記共振
用コンデンサ２５．２５・・・と共に共振作用をなす高
周波共振用コイルである。２７は力率改善用のチョーク
コイルにして、このチョークコイル２７の用いられる理
由は、高周波点灯回路Ｉの力率が約７０％の進み力率と
なっているのでこの力率改善の方法としてこの進み力率
に、遅れ力率であるコイル類（し成分のインダクタンス
）を回路に直列に入れて、進みと遅れの力率を相殺し、
電源電圧の位相に近づくように、チョークコイルを使用
することに基づく。

そして、Ｓ２はこの高周波点灯装置による蛍光灯１０゜
１０・・・の点灯をＯＮ、ＯＦＦする点灯スイッチであ
る。従って、点灯スイッチＳ２をＯＮすると高周波点灯
回路電流工、が流れ、インバーター制御部２４、高周波
共振用コンデンサ２５、高周波共振用コイル２６により
蛍光灯１０．１０・・・は高周波点灯されて、発光効率
が良く、かつチラッキ現象の無い庫内照明を行うことが
可能となる。

このように、庫外の蛍光灯１２，１２・・・は従来のグ
ロースタータ方式の点灯で、また庫内の蛍光灯１０゜１
０・・・には高周波点灯方式を採用することにより、従
来よりコスト的に安く、かつ分離点灯を実施できる照明
装置となる。更に、このように庫外の蛍光灯１２．１２
・・・を従来のグロースタータ点灯装置■で点灯させ一
方庫内の蛍光灯１０．１０・・・を高周波点灯装ＷＩで
点灯させると、グロースタータ点灯装置のみ、あるいは
高周波点灯装置のみにて庫内、庫外の双方を点灯させる
場合より力率の改善が図られる。すなわち、第２図の力
率特性図に示すように従来方式であるグロースタータ点
灯装置■を用いて点灯させている庫外の蛍光灯１２，１
２・・・に流れているグロースタータ回路電流■２は電
源電圧Ｖに対して遅れ力率（力率角θ２）になっており
、一方、高周波点灯装置■を用いて点灯させている庫内
の蛍光灯１０．１０・・・には電源電圧Ｖに対し進み力
率（力率角θ１）の高周波点灯回路電流工、が流れてい
る。よって、交流電源２３より流入する入力電流Ｉ（Ｉ
□＋Ｉ２）は、力率θの進み力率となる。この力率角θ
は、電流工、の進みの力率θ、と電流■２の遅れ力率角
θ２がお互いに相殺し合い、力率は５〜１０％程度改善
されることとなる。従って、この高周波点灯装置■に搭
載されている力率改善用のチョークコイル２７はその負
担が５〜１０％分減り小型化することができる。また、
庫内の蛍光灯１０゜１０・・・の点灯を高周波点灯方式
とする場合、この方式へ従来のグロータータ方式から容
易に置き換えられるようになっている。すなわち、グロ
ースタータ方式の照明を行っていた既存の庫内の蛍光灯
１０．１０・・・において、この蛍光灯］、０．１０・
・・を取り付けている棚９，９・・・には第３図に示す
ようにグロースタータソケット１９，１９・・・が設け
られていて、照明配線ハーネスが成されている。よって
、このグロースタータソケット１９．１９・・・に、グ
ロースタータの替わりに高周波共振用コンデンサ２５．
２５・・・を取り付けることで、従来の配線ハーネスを
交換することに利用でき、簡単な組み換え作業で高周波
点灯装置■を形成できる６従来、高周波点灯装置■では
、その共振用コンデンサ２５はインバーター制御部２４
基板側に設けられていて、各蛍光灯１０．１０・・・ど
の配線系路が長くなり、配線も複雑になっていたが、本
発明の構成であれば共振用コンデンサ２５゜２５・・・
が蛍光灯１０，１０・・・の最も近い部分に設けている
ので配線を引き回す本数が少なくなり、ノイズの低減が
図れる。また、各点灯スイッチＳ１．Ｓ、の操作により
、庫内側蛍光灯１０．１０・・・および庫外側蛍光灯１
２，１２・・・を分離点灯できることは言うまでもない
。

（ト）発明の効果以上のように本発明によれば、高コストであるが発光効
率が高く、チラッキ現象を生じず、多数の照明灯を点灯
するのに有利な高周波点灯装置を本数の多い庫内側蛍光
灯の点灯用として用い、−方、低コストの点灯装置とし
て普及しているグロースタータ方式の点灯装置を比較的
本数の少い庫外側蛍光灯の点灯用として用いるようにし
たから、低温貯蔵庫の照明装置としては全体的なコスト
を低く抑えられたものとなり、かつ分離、点灯も確実に
成せるものとなる。そして、遅れ力率のグロースタータ
点灯方式と進み力率の高周波点灯方式の各点灯回路が組
み込まれることにより、力率の相殺を生じ、結果として
力率が改善される効果を生み、電力損失の少い経済的な
照明装置となる。

更に、庫内側蛍光灯を高周波点灯方式に変更する場合に
、既存のグロースタータ方式で例えば、各蛍光灯の取り
付けてあった棚部に配しであるグロースタータの替わり
に、高周波共振用コンデンサを付は換えるだけで済む等
、既存の回路配線部を利用して頗る容易に変更できる。

更に、共振用コンデンサと蛍光灯との近接配置により配
線系路の短縮化が図られ、ノイズの低減効果を得られる
等、多大な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の照明装置における点灯回路図、第２図
は本発明の照明装置により力率改善の成されることを説
明する力率特性図、第３図は従来のグロースタータ方式
による庫内照明蛍光灯のグロースタータソケット部に、
高周波共振用コンデンサを取付けて高周波点灯方式に置
き換えた場合の配線図、第４図は第３図の側面図、第５
図は第３図における概略配線図、第６図はオープンショ
ーケースの縦断面図である。１・・・オーブンショーケース等の低温貯蔵庫本体、４
・・・庫内、９・・・棚、１０・・・庫内照明用の蛍光
灯、１２・・・庫外照明用の蛍光灯、１３．１３・・・
蛍光灯ソケット、１９・・・グロースタータソケット、
２０・・・グロースタータ、２１・・・安定器、２５・
・・高周波共振用コンデンサ、２６・・・高周波共振用
コイル、Ｓ工ｔｓ２・・・点灯スイッチ、■・・・高周
波点灯回路部（高周波点灯装置）、■・・・グロースタ
ータ点灯回路部（グロースタータ点灯装置）。第１図第図Ｉ第図第５図第図第　６１図

Claims

【特許請求の範囲】

庫内に配した複数段の棚等に設けられ庫内照明を行う複
数本の庫内蛍光灯と庫外に設けられて外部照明を行う庫
外蛍光灯とを有し、照明回路が庫内蛍光灯の照明回路と
庫外蛍光灯の照明回路の２系統に分離されてる低温貯蔵
庫の照明装置において、前記庫外蛍光灯にグロースター
タ方式の点灯装置を用い、前記庫内蛍光灯には多灯用高
周波点灯装置を用いたことを特徴とする低温貯蔵庫の照
明装置。