JPH0345844A - 排煙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は厨房などで使用しているガスレンジなどから調
理の際に発生する油煙などの排出を行う装置に関するも
のである。

従来の技術 従来、厨房などで使用しているガスレンジなどから調理
の際に発生する油煙などの排出装置Ｂは第３図に示すよ
うに、一端をガスレンジ１のバーナ２の側方に開口した
吸入口３を有するフード４とし、他端は家屋の壁面５を
貫通して屋外に臨ませた排出口６を有する排煙ダクト７
を設置し、この排出口６に排出用送風機８を設けて構成
している。一方、前記排煙ダク）７１ｉ１囲には断熱材
９を配置して排煙ダクト７から壁面５への伝熱を抑制し
ている。また、油煙に含まれている油を付着分離するた
めに吸入口３近傍の排煙ダクト７内に着脱可能としたグ
リスフィルター１０を設けている。

なお、実線矢印は排出用送風機８による空気の流れを示
す。

上記構成で排出用送風機８を駆動すると吸入口３から排
出口６に至る空気の流れが発生し、吸入口３から吸引さ
れる空気流と共にバーナ２で発生した温度の高い油煙な
どが排煙ダクト７内に吸引される。一方、油煙に含まれ
ている油は吸入口３近傍に設けたグリスフィルターＩＯ
に付着して分離された後、浄化された空気が排出口６か
ら屋外に排出されるものである。

発明が解決しようとする課題 しかし、上記のような構成では、排煙ダクト内部に吸引
される温度の高い油煙などによる家屋の壁面の炭化を抑
制するために、排煙ダクト周囲に断熱材を配置するなど
、施工上、手間がかかっていた。一方、家屋の気密性の
向上にともなって排煙装置動作時に室内が酸素欠乏状態
や極度の負圧状態になるなどの課題があった。

また、室内の空気が大量に外部に排出されるため、特に
冬期には厨房内部に冷風が流れる、いわゆるコールドド
ラフトが発生し、非常に不快感を与える課題があった。

本発明は、このような従来の課題を解消するもので、排
煙ダクト周囲に沿って外気を導入することで断熱および
換気機能を持ったコンパクトな排煙装置の提供を第１の
目的にしている。

また、第２の目的は、冬期には、室内に浄化後の空気を
室内側に再循環させることで屋内の暖気の排出を防止し
、コールドドラフトの発生を阻止することを目的として
いる。

課題を解決するための手段 上記第１の目的を達成するため、本発明は、−端をレン
ジのバーナに臨ませて開口した吸入口と、他端は排出用
送風機を配置した排出口とを有する排煙ダクトと、前記
排煙ダクトと家屋の壁面との間に外気を吸入する給気ダ
クトを設けたものである。

また、第２の目的を達成するため、本発明は、一端をレ
ンジのバーナにｎませて開口した吸入口と、他端は屋外
に臨ませた第１の排出口と屋内にはませた第２の排出口
を有する排煙ダクトと、前記第１の排出口と前記第２の
排出口とを切り替える切り替え機構を設けたものである
。

作用 本発明は給気ダクトを介して屋内に吸入される外気によ
って排煙ダクトを冷却し壁面への伝熱を抑制するととも
に室内の酸素欠乏の防止や室内の負圧状態を緩和するも
のである。

また、排煙ダクトに屋外に臨ませた第１の排出口と屋内
に臨ませた第２の排出口を設け、冬期は、第２の排出口
を利用して浄化後の空気を室内側に再循環させるもので
ある。

実施例 以下、本発明の第１の実施例を添付図面によって説明す
る０本発明の排煙装置Ａは第１図に示すように、一端を
レンジ１１の後方のバーナ１２に臨ませ、かつレンジ１
１の前方に向かって開口した吸入口１３を有するフード
１４とし、他端は家屋の壁面１５を貫通して屋外に臨ま
せ、かつ排出用送風機１６を配置した排出口１７とする
排煙ダクト１８を設置している。さらに前記排煙ダクト
１８と家屋の壁面１５との間には、一端を屋外に臨ませ
た給気口１９とし、他端は前記レンジ１１の前面下方に
開口した吐出口２０とする給気ダクト２１を配置してい
る。一方、給気ダクト２１内部には隔壁２２を配置し、
給気口１９から給気ダクト２１に吸引された外気が、い
ったん給気ダクト２１の上方へ流れた後、隔壁２２に沿
って下降し吐出口２０に至る構成にしている。

ここで、実線矢印は排出用送風機１６による主空気の流
れを示すとともに、破線矢印は外気の流れを示す。

次に油煙などの捕集動作について説明する０体動作は、
第１図に示すように、バーナ１２に着火して調理を始め
ると同時に、排出用送風機１６を運転して吸入口１３か
ら吸入される主空気流れを形威し、油煙などの捕集に必
要な空気を吸入する。一方、排出用送風機１６の運転に
ともなって室内の空気が屋外に排出されることによって
室内圧が低下し、給気ダク）２１を介して外気が室内に
給気される。

このため、内部を流れる外気によって排煙ダクト２１が
冷却され、壁面１６への伝熱を抑制するものである。一
方、レンジ１１前面下方の吐出口２０から室内に吐出さ
れた外気は、室内へ酸素を供給するとともにレンジ１１
前面に沿って上昇し、レンジ１１上端から吸入口１３方
向に流れる流れとなり、主空気流れによって捕集される
油煙などの捕集効果を助長するものである。一方、隔ｖ
２２を設けることによって、給気ダクト２１内部を効果
的に外気が流れ、冷却効果を増大するものである。なお
、排煙ダクト１８内に吸引された油成分は吸入口１３内
部に設けているグリスフィルター２２に付着して除去さ
れるものである。

・つぎに本発明の第２の実施例を特に冬期の使用状態に
ついて添付図面を用いて説明する０本発明の排煙装置Ａ
は第３図に示すように一端をレンジ１１の後方のバーナ
１２に臨ませ、かつレンジ１１の前方に向かって開口し
た吸入口１３を有するフード１４とし、他端は家屋の壁
面１５を貫通して屋外にはませた第１の排出口２４およ
び屋内に臨ませた第２の排出口２５とする排煙ダクト１
８を設置している。−方、排煙ダクト１８内部には排出
用送風機１６と、その下流側には再排出口２４および２
５を切り替える切り替え機構２６を配し、吸入口１３か
ら吸引された空気流が第２の排出口２５より屋内に再循
環するようにしている。なお、２７は吸入口１３内部に
設け、排煙ダクト１８内に吸引された油成分を除去し油
煙などを浄化する浄化フィルターである。ここで、実線
矢印は排出用送風機１６による主空気の流れを示すとと
もに、破線矢印は浄化後の空気の流れを示す。

次に油煙などの捕集動作について説明する。本動作は、
第３図に示すように、バーナ１２に着火して調理を始め
ると同時に、排出用送風機１６を運転して吸入口１３か
ら吸入される主空気流れを形威し、油煙などの捕集に必
要な空気を吸入する。一方、吸入口１３から排煙ダクロ
８内部に吸引された油煙などは、吸入口１３内部に配し
た浄化フィルター２７によって浄化された後、第２の排
出口２５から屋内に再循環する。なお、夏期は第１の排
出口２４から屋外に排出するように切り替え機構２Ｇを
設定するものである。

発明の効果 以上のように本発明の排煙装置は、排煙ダクトと家屋の
壁面との間に、外気が屋内に流入する給気ダクトを配置
しているため、排煙ダクトが冷却され、家屋の壁面への
伝熱を抑制するとともに室内へ酸素を供給し、かつ室内
圧の低下を抑制する。

また、二つの排出口を冬期と夏期によって使い分け、浄
化後の空気を、冬期には屋内に再循環することによって
冬期のコールドドラフトの発生を防止することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の発明を示す排煙装置の断面図、
第２図は第２の発明を示す排煙装置の断面図、第３図は
従来例の断面図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）一端をレンジのバーナに臨ませて開口した吸入口
   と、他端は排出用送風機を配置した排出口とを有する排
   煙ダクトと、前記排煙ダクトと家屋の壁面との間に外気
   を吸入する給気ダクトを配置した排煙装置。
2. （２）一端をレンジのバーナに臨ませて開口した吸入口
   と、他端は屋外に臨ませた第１の排出口と屋内に臨ませ
   た第２の排出口を有する排煙ダクトと、前記第１の排出
   口と前記第２の排出口とを切り替える切り替え機構を有
   する排煙装置。