JPH0345587Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、複数の中空の竿片をその細い径の
順に最大径の竿片内に収納しているマガジン式釣
竿の構造の技術分野に属する。

〈要旨の概要〉 而して、この考案は所定長さの複数の中空等の
竿片を振出し、連結して長尺とされ、携帯の際に
は伸張姿勢から竿片を戻して収納するようにされ
て伸縮自在とされて最大径の竿片の基部等にリー
ルが付設されている振出投竿等の釣竿構造に関す
る考案であり、特に、最大径の竿片内に通し孔を
設けて仕切壁が一体的に内設され、該仕切壁より
基部側にリールが離脱自在に内装され、仕切壁よ
り先側に竿片が細い径の順に収納されて伸張さ
れ、更に、リールのハンドルに対する嵌合溝が最
大径の竿片に側面に設けられてハンドルが没入さ
れるようにされた釣竿構造に係る考案である。

〈従来技術〉 周知の如く、庶民の生活水準の向上により、ス
ポーツ、レジヤー等の余暇利用は勤労意欲や健康
維持のために極めて重要視されてきており、その
中で、特に釣りはあらゆる年齢層に人気の高いも
のである。

そして、釣りに用いられる釣竿は振出式や投竿
式等の種々のものがあり、竿本体が１本の長いも
のや、多数の竿片を一本に連結していくタイプの
もの等があるが、釣竿の側方に装着されるリール
は大部分が元ざおや最大径の竿片の基部に着脱自
在にされて固定されており、殆どの場合、釣竿と
リールとは別々にされて海や川等の現地で取り付
けするために携帯に嵩ばるものではあつた。

又、磯や糊畔では釣り場が異なり、目的とする
魚の種類毎に調子等で異なる釣竿を用いており、
複数種の釣竿とリールを用意して相互に取換えし
たり、又、釣竿の保管等の際には釣竿からリール
を取り外しておくようにされている。

〈考案が解決しようとする問題点〉 さりながら、上述態様の釣竿では海釣、川釣に
用いる釣竿やリールが多種であることで不測にし
て海釣用と川釣用とを取り違えたり、保管中に釣
竿やリールの一方を紛失すると所望の魚を釣り上
げれず、釣りのたのしみも半減するという難点が
あつた。

又、釣り場の情況や魚の種類によつて釣り場を
変える場合、釣竿やリールを別々にしてボツクス
等の携帯容器の中へしまう際、その都度リールの
着脱が煩わしく、又、一本に伸張した長竿のまま
移動すると、特に渓流釣りでは木や小枝等が釣糸
や釣竿から突出するリールのハンドル等に絡み、
釣竿を損傷させたり、釣竿の穂先が破損するとい
う不具合があつた。

そして、紛失を防ぐために取扱いに注意が必要
とされ、精神的にも煩瑣を伴ううえに充分な姿勢
で釣りが行なえないという不利点があつた。

〈考案の目的〉 この考案の目的は上述従来技術に基づく釣竿の
問題点を解決すべき技術的課題とし、釣り場での
リールの着脱に煩わしさがなく、釣竿とリールが
一体化出来て携帯や保管時の取扱い等に便利であ
るようにし、更にリールのハンドル等による引掛
けを防止して移動がスムースに出来、足場等の釣
り場の情況や釣る魚の種類に応じて簡易にリール
や釣竿の交換が出来るようにしてスポーツ、レジ
ヤー産業における組付け技術利用分野に益する優
れた釣竿構造を提供せんとするものである。

〈問題点を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を
要旨とするこの考案の構成は前述問題点を解決す
るために、最大径の竿片に釣糸の通し孔を形成し
て仕切壁を横方向に一体的に内設し、この仕切壁
によつて多数の中空の竿片の収納部とリールの収
納部とを郭成するようにし、リールの収納部には
軸受けを穿設する等して所定形状のホルダを介し
てリールの挿入、装着を容易にし、最大径の竿片
を貫設するリールの回転軸が軸受けに軸装されて
ハンドルを進退自在に連結させ、最大径の竿片に
周回動自在に枢支されるようにし、而して最大径
の竿片にはその軸方向に沿つて基端寄りにハンド
ル嵌合溝を穿設し、更にハンドル嵌合溝は底栓に
設けた嵌合溝に該底栓の装着姿勢で連接するよう
にされてハンドルの先部に揺動自在に設けた把持
部が係脱自在にされてハンドルの収納が行なえる
ようにし、先端にキヤツプを螺装、或いは、圧入
態様で装着し、細い径の順に遊挿される多数の竿
片を振出しによつて所望の長さに伸長と短縮が行
なわれるようにして収納し、更に、リールに対し
て回転軸の回動を抑止するストツパを付設して釣
糸の緩み等をも防止されるようにし、外観上から
も釣竿をスツキリさせて取換えや携帯に便利で、
釣り場の移動にスムースに対応出来るようにした
技術的手段を講じたものである。

〈実施例〉 次に、この考案の１実施例を図面に基づいて説
明すれば以下の通りである。

１は釣竿であつて、この考案の要旨を成し、第
１図に示す様に、マガジンタイプで強化プラスチ
ツク製とされる最大径の竿片２はその基部寄りの
内側を所謂タイコリールタイプ等のリール３の収
納室４とし、先部寄りの内側を竿片２′，２″，２
…の収納室５として郭成した仕切壁６が一体的
に設けられており、該仕切壁６の中央部に道糸案
内用の孔７が穿設されている。

そして、竿片２′，２″，２…は相互に異径の
中空の中竿として設定数が順に細径化されて遊挿
されている。

而して、第５図に示す様に、リール３はケース
８に保持されるようにされており、ケース８は最
大径の竿片２内に密着されて収納可能とされて両
側に軸受けを設けてアーム部が形成されており、
軸受けを介してアーム部の内側にフランジ付のリ
ール本体９が横向き姿勢で回動自在に枢支されて
いる。

そして、リール本体９にはハンドル１０が軸方
向に設定距離だけ進退自在に付設されている。

尚、リール本体９の軸の一端には方形の嵌合穴
が設けられており、該嵌合穴にハンドル１０の方
形に設けられた後述するレバーが嵌め入れされて
リール本体９の軸方向に設定距離だけ横方向に進
退自在にされると共にリール本体９とハンドル１
０とは相互の回転が不能に一体的にされている。

したがつて、ハンドル１０が回動すれば、リー
ル本体９も回動することになる。

又、前記ケース８は前後方向に底面を形成され
ており、前側の底面１１の中央部に孔１２が穿設
されて該孔１２に連通して縦方向の長溝１３が設
けられ、該長溝１３の両側のアーム部の外周は円
弧状に形成されて竿辺２の内側で内接するように
されている。

そして、リール本体９は道糸の釣糸１４を捲回
する鼓状の胴１５の両端縁にフランジ１６，１６
が一体形成され、リール本体９の胴１５と軸１７
との間には、図示しない周知のスリツプリングが
付設され、軸１７には断面角形のレバー１８が基
部で設定量進退自在に嵌装され、基部にクランク
したレバー１８の先端には把持部としてのハンド
ル本体１９が180゜の範囲で揺動自在にされてい
る。

更に、最大径の竿片２の基端部の内面にはメネ
ジが刻設され、ケース８の底面１１′に対するス
トツパとしての底栓２０が着脱自在にされ、ケー
ス８の底面１１′と底栓２０との空間２１は錘、
浮等の収納室に用いられるようにされている。

尚、底栓２０の外面には周部から中央へ向けて
ハンドル１０のハンドル本体１９の長さで端部が
半円状の断面方形の嵌合溝２２が形成されてお
り、ハンドル本体１９が嵌合するようにされ、ハ
ンドル本体１９が内向きに折たたみされた姿勢で
底栓２０の外側に面一に没入されるようにされ
る。

又、最大径の竿片２の基部寄りの側面にはハン
ドル１０の軸部から竿片２の端面に亘つて長い嵌
合溝２３が形成されており、レバー１８の退行姿
勢で長溝２３に嵌合して収納され、第２図に示す
様に、収納した状態ではレバー１８の外側を面一
に没入されて竿片２の基部表面が全体的に滑らか
な円柱状になるようにされている。

更に、底栓２０を最大径の竿片２の基端に螺合
して封栓した状態で底栓２０の嵌合溝２２の周部
外端と最大径の竿片２の嵌合溝２３の基端とが連
接するようにされている。

而して、釣糸１４をリール本体９の胴１５に巻
き取る際、図示しないスリツプリングの作動でリ
ール本体９に対してハンドル１０が空転し、所定
に釣糸１４のリール本体９への巻き戻しが終り、
ハンドル１０のレバー１８を軸方向に押進して最
大径の竿片２基部の嵌合溝２３に収納し、底栓２
０の嵌合溝２２にハンドル１０のハンドル本体１
９を180゜内側に折りたたんで収納することが出来
る。

そして、ハンドル本体１９が嵌合溝２２に掛止
されることによつてリール本体９の不測の回動が
防止するようにされている。

更に、第６〜８図に示す様に、ハンドル１０の
反対位置の最大径の竿片２には長手方向の基部側
面にリール本体９の軸周辺に長方形のノツチ２４
が穿設されており、軸１７に連結した回転軸２５
が竿片２に枢支されてリール本体９の他側でノツ
チ２４を突出されている。

そして、ノツチ２４には回転軸２５に挿通する
スリツトとしてのテーパ溝２６を設けたスライダ
２７が没入して挿着されており、該テーパ溝２６
は両端に回転軸２５の軸径に対して大小の掛止部
を所定に軸方向に離隔して形成されて広幅部が臨
まされる状態では回転軸２５の回動が許容され、
狭幅部の当接して係合すると摩擦により回動は抑
制されるようにされてストツパとして機能するよ
うにされている。

而して、最大径の竿片２は先端３０までの長さ
が他の中竿の竿片２′，２″，２…より所定に長
くされ、最小径の竿片の先端には釣糸１４のガイ
ドリング３１が側方に突設されている。

そして、最大径の竿片２と中竿の竿片２′，
２″，２…の先端との空間３２は錘や浮等の収
納室として用いられるようにされる。

又、各竿片２′，２″，２…の各々の先端３
０′の内側は周方向に内向きテーパに形成され、
各々の基端３０″の外側は周方向に外向きテーパ
に形成されており、振出しの際、各々の竿片２′，
２″，２…の先端３０′と基端３０″が圧締して
竿片２′，２″，２…が伸張姿勢で抜け止めされ
ると共に順次収納されるようにされている。

そして、最小径の竿片２の先端のガイドリン
グ３１の手前に釣糸１４の引出し孔３３が穿設さ
れて釣糸１４が内側から外側へ延出されている。

又、最大径の竿片２の先端３０の内側にメネジ
３４が螺刻され、一方フランジ３５を形成したキ
ヤツプ３６はオネジ３７が螺設されており、キヤ
ツプ３６はつなぎ糸３８が所定に融着されてつな
ぎ糸３８の先端で最大径の竿片２の先端３０に固
定され、第２図に示す様に、キヤツプ３６のオネ
ジ３７が最大径の竿片２の先端３０のメネジ３４
に螺合するようにされている。

又、釣竿１はキヤツプ３６の取外しによつて第
３図に示す様に、最小径の竿片２の振出し口が解
放され、又、収納時は最大径の竿片２の長さまで
に短縮されるようにされている。

上述構成において、釣竿１は内部に竿片２′，
２″，２…を収納し、リール３を一体的にコン
パクトに収納して使用時は海釣用と川釣用の釣竿
１（使用時はいづれか一方）とリール３を取り違
えたりすることなくされ、又、リール本体９の回
転軸２５にスライダ２７のテーパ溝２６の狭幅部
が臨まされて緊締された状態でリール本体９の回
動が抑止された状態で保管される。

そのため、釣り場までは外面が面一の大径の竿
片２のサイズで釣竿１を携帯することが出来、極
めて便利にされて列車等を利用した移動の際に
も、周囲への安全が図れる。

而して、釣りを行うに際しては、当地で最大径
の竿片２の先端３０に装着されているキヤツプ３
６を取り外し、第６，８図に示す様に、ノツチ２
４に沿つてスライダ２７を指掛け２９を介してス
ライドさせ、回転軸２５にテーパ溝２６の広幅部
が臨まされると回転軸２５の圧締力が解除され
て、リール本体９が回動自在にされる。

そして、リール３の使用に際し、最大径の竿片
２の基部の嵌合溝２２および嵌合溝２３に没入し
て収納されているハンドル１０に対してハンドル
本体１９を外向きに旋動させ、レバー１８を側方
へ引き出し、基端からリール３に捲回して図示し
ない釣針や錘を結着した釣糸１４を引き出し、竿
片２′，２″，２を順に引き出し、中竿の竿片
２′，２″，２…の各々の先端３０′に各々の基
端３０″が係止されるまで伸張するとリール本体
９は逆回転して釣糸１４が延出される。

而して、第３図に示す様に、釣竿１が１本の竿
にされ、最大径の竿片２の先端３０につなぎ糸３
８を介することにより、キヤツプ３６を紛失する
虞のない状態で所定に釣りが行え、更に、釣り場
の情況や目的とする魚の種類に応じて釣糸１４の
流し込みが出来、ハンドル１０により釣糸１４の
長さを自由にとることが出来る。

勿論、中竿２′，２″，２…による長さも自由
に伸縮することは適宜に行なえる。

又、釣り場を変えたり、仕舞つたりする際には
上述した手順とは逆に、最大径の竿片２内に中竿
の竿片２′，２″，２…を戻し、ハンドル１０を
回転させることでリール本体９に釣糸１４が次第
に捲回されて最小径の竿片２の先端のガイドリ
ング３１に図示しない錘が後退して当接し、リー
ル本体９の胴１５と軸１７とに介装された図示し
ないスリツプリングが作動し、リール３に対して
ハンドル１０が空回して釣糸１４の切断が防止さ
れ、従来のようなその都度釣竿１からリール３の
着脱を行なうことなく、釣り場の移動が容易にさ
れる。

そして、中竿の竿片２′，２″，２…の竿片長
が最大径の竿片２の収納部での長さより短く形成
されていることにより、釣りが終了すれば、図示
しない釣針や錘を最大径の竿片２の先端３０の収
納室としての空間３２内に収納することが出来、
中竿の竿片２′，２″，２…を順に各々の内側に
遊挿させて内部に収納し、キヤツプ３６を最大径
の竿片２の先端３０に螺着することにより、釣竿
１が短縮されて持ち運びや保管に供せられる。

更に、渓流釣りで釣り場を移動する際には伸張
した状態であつても釣糸１４が上述した如く巻き
戻しされて中竿の竿片２′，２″，２…内を挿通
されることで、釣糸１４の木や小枝等との絡みが
なく、煩瑣が防止される。

又、釣竿の穂先を最大径の竿片２内に収納によ
り、キヤツプ３６を螺着してハンドル１０を嵌合
溝２２、嵌合溝２３に収納している状態では、ハ
ンドル１０が邪魔になることはなく、釣竿１の損
傷、破損が防止される。

又、釣竿１にリール３が内装されていること
で、従来のようにリール３が木、小枝等に絡み合
うことなく、釣竿１の外部にリール３の取付部が
ないため、不測の外力が加わる虞もなく、又、ス
ライダ２７をその指掛け２９を介して変位させる
ことで、回転軸２５がテーパ溝２６を介してスラ
イダ２７に緊締されてリール本体９の回転が抑止
され、釣竿１とリール３の安全性や耐久性を低下
させることなく使用することが出来る。

尚、この考案の実施態様は上述１実施例に限る
ものでないことは勿論であり、例えば、キヤツプ
はつなぎ糸による連結に代えて、ヒンジを介して
連結する等種々の態様が採用可能である。

〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、基本的に複数の竿片
を収納する最大径の竿片に仕切壁が横方向に一体
的に内設されて最大径の竿片内に該仕切壁より基
部側にリールが内装されていることにより、不測
にして釣竿やリールが用意されなかつたり、保管
中に一方を紛失する等の虞がなく、又、釣り場の
情況や目的とする魚の種類に応じて釣り場を変え
る際、その都度、釣竿とリールを別々に仕舞つて
持運ぶことがなくされ、着脱の際の作業の煩わし
さがなくされ、而も竿長の伸縮や釣糸の送り込み
がスムースにされて釣りを行なうことが出来ると
いう優れた効果が奏される。

又、リールが最大径の竿片内に設けられて作動
するので、従来態様のように釣竿に対してリール
が突出状態であることによる不具合はなくされ
て、渓流釣り等による使用でも木や小枝等に釣糸
の引掛りがなく、釣竿に不測の外力が加わること
がなく、釣竿とリールとの作動性を低下させるこ
となく使用が出来るという優れた効果が奏され
る。

更に、最大径の竿片内に細い径の順に各竿片が
遊挿されて収納されているために、釣り場の情況
によつて最大径の竿片内に各竿片を収容して釣竿
の長さを適宜に変えることが出来、短くして持ち
運びが出来て釣り場を変える場合でも釣竿の穂先
が破損する虞がなくされるという優れた効果が奏
される。

そして、最大径の竿片にリールと複数の竿片が
収納され、更に使用時に側方に突出するリールの
ハンドルはリールの軸方向に進退自在にされ、側
部に設けた嵌合溝にハンドルが没入されることに
より、釣りのうえで必要な機能が一体的にされな
がらも外観上はスツキリまとめられてコンパクト
にされ、構造も簡単なため、取扱いもし易く、コ
スト高を防止出来るという利点もある。

又、釣り場に釣竿を持ち運ぶ際には、最大径の
竿片内にリールや複数の竿片が収納されているこ
とで釣竿に突出部がなく、釣り場の移動中に不測
の外力がリールに加わることによる釣竿からリー
ルが離脱する等の損傷が防止され、したがつて竿
片を収納して短縮させての持ち運びにも安全であ
るという優れた効果が奏される。

更に、リールが内装されていることで釣り場を
変える際、長竿の状態でもリールに釣糸が巻き取
りされて各竿片内に挿通されていることで、釣糸
が木や小枝等に絡み合うこともないという優れた
効果が奏される。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の１実施例を示すものであり、
第１図は最大径の竿片内にリールと各竿片を収納
している平断面図、第２図は同斜視図、第３図は
釣竿の伸張時の斜視図、第４図は第２図の基部拡
大斜視図、第５図はリールの部分断面斜視図、第
６図はストツパの斜視図、第７図は同横断面図、
第８図は同側面図である。 ２……最大径の竿片、２′，２″，２……竿
片、３……リール、１……釣竿、７……通し孔、
６……仕切り壁、５……竿片の収納部、４……リ
ールの収納部、１７，２５……回転軸、１０……
ハンドル、２３……ハンドル嵌合溝、２０……底
栓、２２……嵌合溝、１９……把持部、３６……
キヤツプ、２４……ノツチ、２６……スリツト、
２７……ストツパ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 最大径の竿片に複数の竿片が収容されリール
   が装備されている釣竿構造において、上記最大
   径の竿片内に通し孔を設けた仕切り壁が上記竿
   片の収納部とリールの収納部とを郭成して横方
   向に一体的に内設され上記リールの収納部を貫
   設するリールの回転軸にハンドルが進退自在に
   連結して上記最大径の竿片に周回動自在に枢支
   されると共に該最大径の竿片に長手方向に沿つ
   て基端寄りにハンドル嵌合溝が穿設され而して
   該ハンドル嵌合溝は底栓に設けた嵌合溝に該底
   栓の装着姿勢で連接されてハンドルの先部に揺
   動自在に設けた把持部が係脱自在にされている
   ことを特徴とする釣竿構造。 (2) 上記竿片の収納部の先端内部がメネジを螺刻
   されキヤツプにオネジが螺刻されていることを
   特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載
   の釣竿構造。 (3) 上記竿片の収納部の先端内部に上記キヤツプ
   が圧入固定自在にされていることを特徴とする
   実用新案登録請求の範囲第１項記載の釣竿構
   造。 (4) 上記最大径の竿片にリールの回転軸の周辺に
   ノツチが穿設されて該ノツチに該リールの回転
   軸を挟圧自在にスリツトをテーパ状に設けたス
   トツパがスライド自在に没入されていることを
   特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載
   の釣竿構造。 (5) 上記竿片の先端部内側が内向テーパ状に形成
   されて基端部外側が外向テーパ状に形成され、
   而して、上記最大径の竿片に収納されている竿
   片が相互の端部にて係止自在にされていること
   を特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記
   載の釣竿構造。