JPH0345400B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0345400B2
JPH0345400B2 JP63057971A JP5797188A JPH0345400B2 JP H0345400 B2 JPH0345400 B2 JP H0345400B2 JP 63057971 A JP63057971 A JP 63057971A JP 5797188 A JP5797188 A JP 5797188A JP H0345400 B2 JPH0345400 B2 JP H0345400B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
program
memory
reverberation
arithmetic circuit
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63057971A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63289597A (ja
Inventor
Keisuke Sekiguchi
Koichi Ishizaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPS63289597A publication Critical patent/JPS63289597A/ja
Publication of JPH0345400B2 publication Critical patent/JPH0345400B2/ja
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、デジタル的な処理によつて残響を付
加するようにした残響付加装置に関する。
従来の残響付加装置として鉄板,スプリング等
の機械的振動を利用したものがある。この機械的
な残響付加装置は、その残響感が使用する素子で
決まつてしまい、残響感を所望のものに変更する
ことができない。一例として、リスニングルーム
等の音場で音源から離れた位置を受音点とし、音
源としてインパルス音(手打ちの音,紙ピストル
等)を発生させると、第1図に示すように、大レ
ベルの直接到達音と、その後に引続いて発生し、
徐々に減衰する反射音とからなる音がピツクアツ
プされる。物理的には、音源を止めた瞬間から音
のエネルギーが60〔dB〕(100万分の1)に減衰す
るまでの時間と残響時間が定義される。この音の
減衰曲線は、略々指数関数的な曲線である。前述
の機械的振動を利用したものは、この減衰曲線を
任意のものに変更することができない。また、電
子的残響付加装置として、電荷転送素子(BBD,
CCD)のようなアナログ遅延装置を利用したも
のもある。しかし、この場合には、残響感の変更
が難しいと共に、S/Nの劣化という問題点が生
じる。
本発明は、デジタル的な処理により残響を付加
することでき、その際の残響感を任意に定めるこ
とができるようにしたものである。
デジタル的に残響を付加するには、第2図に示
すように、Tなる時間の遅延回路1と、k(但し、
0<k<1)なる係数を入力データに掛ける掛算
器2と、加算器3とからなる構成を組合わせれば
良い。第3図に示すように、入力データとしてレ
ベルが1のものが加わつたとすると、Tなる時間
間隔でkの出力データが現れ、以下、Tの間隔で
k2,k3,…が順次出力データとして現れる。従つ
てkの値を選ぶことで、ある入力データに対して
指数関数的に減少する残響音データを形成するこ
とができる。もつとも、第2図の構成では、Tが
一定であるため、エコー音データが得られてしま
うので、実際の残響感に近づけるためには、減衰
するほどTを短くする必要がある。このため、第
2図に示す基本構成を複数個組み合わせて、この
基本構成の各々の遅延時間T,係数kの値を選ぶ
ことで残響音データを形成するようになされる。
以下、本発明の一実施例について第4図を参照
して説明する。第4図において、4はデータメモ
リーを示し、5は演算回路を示す。演算回路5に
は、例えばオーデイオ信号がPCM変調された入
力データが供給され、この入力データに対して残
響音データが付加された出力データが演算回路5
から得られる。オーデイオ信号をサンプリングし
て得られる1サンプルが1ワードのコードに変換
された入力データが供給される場合に、この1ワ
ード毎に対して所定の残響音データが付加される
ようになされる。データメモリー4は、RAM
(ランダムアクセスメモリー)によつて構成され
ており、入力データの書込みアドレス及びその読
出しアドレスを制御することにより任意のビツト
時間だけ入力データを遅延することができる。入
力データ及びその遅延されたデータが演算回路5
によつて演算される。この演算は、第2図におけ
る加算器3及び掛算器2に相当する演算を行なう
もので、演算結果を再びデータメモリー4に書込
んで遅延することもある。
6は、プログラムメモリーを示し、RAMで構
成されている。このプログラムメモリー6に記憶
されているプログラムに基いてデータの遅延及び
演算が実行される。そのために演算回路5及びプ
ログラムメモリー6と関連して制御回路7が設け
られる。
また、8a,8b,8cの夫々は、ROM(リ
ードオンリーメモリー)を示し、各ROMには、
互いに異なるプログラムが記憶されている。この
異なるプログラムによつて異なる残響感(ライ
ブ,デツド又はその中間の何れか、リスニングル
ーム又はホール等の違い、単なるエコー音か残響
音かの区別等)を生じさせる残響音データを形成
できるROMは、一般にアクセスタイムがRAM
に比して長いので、ROM8a,8b,8cのう
ちでプログラム選択回路9により選択されたプロ
グラムがプログラムメモリー6に書込まれるよう
にされている。
また、本例では、外部入力装置例えばキーボー
ド10が設けられており、キーボード10を操作
するることでユーザーが残響音データを発生させ
るためのプログラムを作ることができるようにさ
れている。このキーボード10からの入力は、プ
ログラム翻訳回路11で機械語とされ、更にプロ
グラム選択回路9を介してプログラムメモリー6
に書込まれるようになされている。
外部入力装置としては、キーボード10以外の
磁気カード,穿孔カード,磁気テープ,穿孔テー
プ等の種々のものを使用することができる。
上述の一実施例の説明から理解されるように、
本発明に依れば、キーボード10等の外部入力装
置よつて所望の残響感の残響音データを入力デー
タに付加することができる。
従つて従来の機械的振動を利用するものと異な
り、残響感を任意のものとすることができる。ま
た、データの遅延,演算等の処理をデジタル的に
行なつているので、S/Nが劣化することを防止
できる。最近では、PCM記録再生装置のように
オーデイオ信号をデジタル信号として取り扱う場
合が増え、また、RAM等が安価となつているの
で、本発明は、頗る有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は残響の説明に用いる波形図、第2図及
び第3図はデジタル的な残響付加の説明に用いる
ブロツク図及び略線図、第4図は本発明の一実施
例のブロツク図である。 4はデータメモリー、5は演算回路、6はプロ
グラムメモリー、10はキーボードである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 オーデイオ信号がデジタル信号に変換されて
    なる入力データが供給される入力端子と、第1の
    ランダムアクセスメモリーより構成されそのアド
    レスを制御することで上記入力データ等のデータ
    を書込み記憶し読出して任意の時間だけ遅延する
    データメモリと、上記入力データ及び上記データ
    メモリーで遅延されたデータとを演算することに
    より、上記入力データとこれに対する残響音デー
    タとからなる出力データを発生する演算回路部
    と、上記演算回路部が上記データの遅延及び演算
    を実行するための上記演算回路部に対する機械語
    よりなるプログラムを記憶する第2のランダムア
    クセスメモリーより構成されたプログラムメモリ
    ーと、上記演算回路部が上記データの遅延及び演
    算を実行するために上記演算回路部と上記プログ
    ラムメモリーと関連して設けられ上記プログラム
    メモリーを制御する制御回路と、夫々異なる残響
    感を生じさせる残響音データを形成できる複数の
    プログラムを記憶するリードオンリーメモリー
    と、所望の残響音データを発生するための上記プ
    ログラムを発生する外部入力装置と、上記リード
    オンリーメモリーと上記外部入力装置とよりの上
    記プログラムを選択的に上記プログラムメモリー
    に供給するプログラム選択回路とを備えてなる残
    響付加装置。
JP63057971A 1988-03-11 1988-03-11 残響付加装置 Granted JPS63289597A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63057971A JPS63289597A (ja) 1988-03-11 1988-03-11 残響付加装置

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JP63057971A JPS63289597A (ja) 1988-03-11 1988-03-11 残響付加装置

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Publication Number Publication Date
JPS63289597A JPS63289597A (ja) 1988-11-28
JPH0345400B2 true JPH0345400B2 (ja) 1991-07-10

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JP63057971A Granted JPS63289597A (ja) 1988-03-11 1988-03-11 残響付加装置

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EP1690251B1 (en) * 2003-12-02 2015-08-26 Thomson Licensing Method for coding and decoding impulse responses of audio signals
JP5495677B2 (ja) * 2008-09-03 2014-05-21 リオン株式会社 インパルス音源及び残響時間測定方法

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JPS63289597A (ja) 1988-11-28

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