JPH0345287B2 - - Google Patents
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- JPH0345287B2 JPH0345287B2 JP60032703A JP3270385A JPH0345287B2 JP H0345287 B2 JPH0345287 B2 JP H0345287B2 JP 60032703 A JP60032703 A JP 60032703A JP 3270385 A JP3270385 A JP 3270385A JP H0345287 B2 JPH0345287 B2 JP H0345287B2
- Authority
- JP
- Japan
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- ring
- inner cylinder
- control ring
- shaped leaf
- leaf springs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 25
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 19
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 2
- 238000009841 combustion method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23R—GENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
- F23R3/00—Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
- F23R3/02—Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the air-flow or gas-flow configuration
- F23R3/26—Controlling the air flow
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、ガスタービンの燃焼器の空気流量調
整機構に係り、特に、燃焼用空気の流量調整が要
求される低NOx燃焼器において有効である。
整機構に係り、特に、燃焼用空気の流量調整が要
求される低NOx燃焼器において有効である。
ガスタービンの低NOx燃焼器においては、燃
料流量と空気流量との比がある一定の値となるよ
うに各々を調整することが必要である。通常、燃
料流量は、負荷変化に応じ調整制御されているが
空気流量については、あまり行われておらず、最
近になつて特開昭58−168821号に示すような燃焼
器内筒において流量調整を行う方式が考られつつ
ある。しかし、特開昭58−168821号に示される調
整機構においては、機械的な摺動部があり摩耗の
発生に対する考慮がなされていない。
料流量と空気流量との比がある一定の値となるよ
うに各々を調整することが必要である。通常、燃
料流量は、負荷変化に応じ調整制御されているが
空気流量については、あまり行われておらず、最
近になつて特開昭58−168821号に示すような燃焼
器内筒において流量調整を行う方式が考られつつ
ある。しかし、特開昭58−168821号に示される調
整機構においては、機械的な摺動部があり摩耗の
発生に対する考慮がなされていない。
本発明の目的は、燃焼器に流入する空気量を正
確に調整しかつ、燃焼器と可動部との関係を非接
触で保持しガスタービンの長期運転における信頼
性の向上と、寿命の増大が図れる燃焼器の空気流
量調整機構を提供することにある。
確に調整しかつ、燃焼器と可動部との関係を非接
触で保持しガスタービンの長期運転における信頼
性の向上と、寿命の増大が図れる燃焼器の空気流
量調整機構を提供することにある。
すなわち本発明は、空気供給口の開口面積を調
整する制御リングを内筒の外周に間隙を介して配
置するとともに、この制御リングの支持を行う支
持装置を、 制御リングの外周に、内筒の軸方向に所定の間
隔をもつて配置され、かつ内筒の軸方向に弾力性
を有するように配置された一対のリング状板バネ
と、 このリング状板バネの周方向所定個所で、リン
グ状板バネ同志を連結し、かつこの板バネと前記
制御リングを連結するサポートと、 前記リング状板バネの周方向所定個所で、前記
サポートとは周方向にずれた個所に配置され、リ
ング状板バネを前記外筒に支持する固定用ブロツ
クと、 により形成するとともに、 前記制御リングと前記リンク装置とを、少なく
とも1対の板バネにより連結するようになし所期
の目的を達成するようにしたものである。
整する制御リングを内筒の外周に間隙を介して配
置するとともに、この制御リングの支持を行う支
持装置を、 制御リングの外周に、内筒の軸方向に所定の間
隔をもつて配置され、かつ内筒の軸方向に弾力性
を有するように配置された一対のリング状板バネ
と、 このリング状板バネの周方向所定個所で、リン
グ状板バネ同志を連結し、かつこの板バネと前記
制御リングを連結するサポートと、 前記リング状板バネの周方向所定個所で、前記
サポートとは周方向にずれた個所に配置され、リ
ング状板バネを前記外筒に支持する固定用ブロツ
クと、 により形成するとともに、 前記制御リングと前記リンク装置とを、少なく
とも1対の板バネにより連結するようになし所期
の目的を達成するようにしたものである。
第1図に本発明の実施例を示す。本実施例は、
大巾な低NOx化が図れる2段燃焼方式の燃焼器
の代表例を示している。同図において、ガスター
ビンは、圧縮器1、タービン2、燃焼器3などに
よつて構成されている。圧縮器1で圧縮された空
気4は、燃焼器3に導かれるが燃焼器3は、外筒
5、内筒6および頭部燃焼室7に1次燃料8を供
給する1次燃料ノズル9を装着したエンドカバー
10が取付けられる。内筒6は、頭部燃焼室7と
これよりも径が大きい後部燃焼室11で形成さ
れ、頭部燃焼室7と後部燃焼室11との接続部1
2には、空気供給孔13が設けられ、ここに2次
燃料14が噴出され2次空気と共に後部燃焼室1
1へ供給されて、予混合燃焼火炎15を形成す
る。尚、1次燃料ノズル9から噴出される1次燃
焼8への着火は、点火栓(図示せず)により行わ
れ1次燃焼火炎16を形成させるが、2次空気供
給孔13近辺の予混合火炎15の形成は、1次燃
焼火炎16からの火移りにより行われるようにな
つている。さらに、燃焼器3の廻りには、2段燃
焼方式特有の燃焼用空気量の調整を行うための駆
動機構であるリンク装置17が設けられている。
第2図に、燃焼用空気量調整する部分の詳細図を
示している。第2図において、燃焼器ケーシング
18の前部には、外筒5が位置し、その外筒5
は、前外筒5a、後外筒5bにより構成され、前
外筒5aと後外筒5bとの間には、外筒5内部の
2次燃料ノズル19に2次燃料14を外筒5外部
より導くためのフランジ20が位置し固定されて
いる。このフランジ20の内部は、燃料の流路が
設けられており、燃焼マニホールド20aを介し
て、複数本の2次燃料ノズル19に燃料が流れる
ようになつており、この2次燃料ノズル19は、
フランジ20に固定されている。さらに、フラン
ジ20には、2次燃料ノズル19より噴出された
2次燃料14と空気供給孔13に流入した燃焼用
空気21との良好な混合が行われるように旋回器
22が取付けられた2次空気供給装置23が取付
けられ、その外周側には、シールバネ24、内周
側にはシールバネ25があり、それらを介して、
外周側には、後部燃焼室11が組込まれ、内周側
には、頭部燃焼室7が組込まれており、いずれも
フランジ20により支持されている。2次空気供
給装置223の流入口26は、円筒形状をした燃
焼室内に均等に空気及び燃料を供給できるように
外周側全周が開口している。この流入口26の外
側には、燃焼器ケーシング18からの空気27が
流入口26に流入する際の流量を調整するための
制御リング28が流入口26外周とある一定の隙
間を保持して設けられている。制御リング28
は、流入口26を被うことができるように円筒形
状をしており、制御リング28の外周に設けられ
た複数のサポート29により可動ブロツク30が
取付けられている。この可動ブロツク30は、外
筒5の内面とある隙間が保持されるように調整さ
れている。可動ブロツク30は、サポート29と
同じく複数個設けられているが、それらの可動ブ
ロツク30の円周方向の間にはさらに固定用ブロ
ツク31(第2図では図示せず、第3図参照)が
設けられており、この固定用ブロツク31は、第
2図における外筒5の内面に固定されており、固
定用ブロツク31と前述した可動ブロツク30と
は、帯状をなした板バネが平打ち曲げされた、す
なわち内筒の軸方向に弾性を有するように形成さ
れたリング状の板バネ32の積層状のものより円
周方向に連結されている。板バネ32は、可動ブ
ロツク30及び固定用ブロツク31共に、前後1
ケ所ずつ計2ケ所で連結され制御リング28が軸
方向に移動する際の倒れあるいはねじれ等の変形
を防止するようになつている。以上述べた内容を
判り易く立体的に図示すると第3図に示すように
なる。但し、第2図における外筒5、フランジ2
0、2次空気供給装置23、2次燃料ノズル1
9、頭部燃焼室7及び後部燃焼室11は、本発明
の内容を理解するに妨げとなるため図示していな
い。第3図において、前述した内容を対応させて
述べる。制御リング28は、複数のサポート29
により可動ブロツク30a,30bに取付けられ
ている。可動ブロツク30a,30bの円周方向
の間には、固定用ブロツク31が位置しておりこ
れらのブロツクは、帯状の薄い積層状の板バネ3
2a,32bが軸方向同一位置となるように連結
支持されている。すなわち、制御リング28の軸
方向位置が、2次空気供給装置の流入口に対して
適正な位置となるように組込まれることになる。
尚、固定用ブロツク31は、図示していないが、
その外周に位置する外筒5(第2図参照)の内面
に軸方向、周方向共に動かないように固定されて
いる。一方、可動ブロツク30a,30bは、固
定用ブロツク31同様、外筒の内側に位置する
が、外筒の内面からある隙間が保持されるよう
に、ブロツクの高さが、調整されており、固定用
ブロツク31の間にある板バネ32a,32bに
より空間に保持され、このことによりサポート2
9を介して制御リング28が保持されるようにな
つており、2次空気供給装置23の流入口26
(第2図参照)に対し半径方向においては、ある
一定の間隙が全周にわたり保持され、接触するよ
うなことがないようになつている。可動ブロツク
の内、左右の2ケ所の可動ブロツク30bについ
ては、駆動装置33が連結されている。駆動装置
33は、板バネ34、レバー35、シヤフト3
6、リンク37及び第2図に示すコロ38、カム
39、コントロールリング40、ローラ41、サ
ポート42により構成されている。リンク37と
シヤフト36及びレバー35は、キーあるいはボ
ルト締めなどの手段により機械的に1体化されて
おり、リンク37がシヤフト36を中心にして軸
方向に移動することにより、レバー35は、リン
ク37とは逆に軸方向に移動するようになつてい
る。このレバー35は、リンク37同様にシヤフ
ト36を中心に回転移動し、その移動量を軸方向
の移動に変換するために、薄いい帯状の板バネ3
4が取付けられ可動ブロツク30bに連結されて
いる。この板バネ34は、レバー35の回転によ
る可動ブロツク30bとの位置のずれを、板バネ
がたわむことにより吸収することができるように
なつており、複雑なリンク機構を用いる必要がな
いようになつている。前述したシヤフト36は、
第4図に示すように、外筒5の外周側に突出た座
43の中を通して組込むことにより外筒5内と外
の遮断を行うようになつている。特に、外筒5内
の運転中における空気の圧力は、10数Kg/cm2gに
もなり、外側の大気圧と比べ圧力差が大である
が、シヤフト36が回転できる程度の隙間で十分
シールすることができるようになつている。一
方、リンク37の軸方向の移動をもたらしめる機
構であるが、第2図に示す如く、リンク37の最
高点37aには、コロ38が設けられており、コ
ントロールリング40に取付けられたカム39と
接している。コントロールリング40の内周側に
は、コントロールリングが移動する場合、移動が
容易なようにローラ41がいくつか設けられてお
り、コントロールリング40が図中の矢印の方向
に移動することにより、それに取付いているカム
39の形状により、コロ38が押し上げられ、実
際には、リンク37の軸方向の移動となつて駆動
されるようになつている。リンク37の移動によ
りレバーが回転し、可動ブロツクを軸方向に移動
させ、同時にその内側に位置している制御リング
が板バネが全周均等にたわむことにより軸方向に
全周均等に移動することになる。尚、図示はして
いないが、第3図に示す板バネ32a,32b
は、制御リング28が軸方向に移動した場合、板
バネ自体に大きな引張力が加わらぬように板バネ
自体は、波形状あるいは、それに類する形状に成
形されており周方向に伸縮できるようになつてい
る。このことにより2次空気供給装置より流入す
る空気量が流入口全周にわたり均等に調整される
ことになるわけである。尚、カム39とコロ38
との接触は、リンク37が第2図中左方へ押され
る場合は、板バネをたわませる力により、又、右
方へ動く場合は、板バネの復元力により、常に、
同一条件に保たれるようになつている。一般に、
ガスタービンにおいては、燃焼器は、多筒方式が
多くとり入れられており、今までの説明は、単筒
方式の場合で述べたが、多筒方式の場合でも、第
5図に示す如く、コントロールリング40を、燃
焼器43の全周に配置し、このコントロールリン
グ40を油圧シリンダー44で回転させることに
より前述した動作を各燃焼器について行わせるこ
とができるものである。尚通常の制御リングの動
作としては、第6図に示す如く、中間負荷帯にお
いて行われ、特に目的としては、2段燃焼方式に
おいて1次側から2次側へ火移りを行わせる場合
に多用されるものである。以上のことにより、本
発明によれば、燃焼器内へ流入する空気量の調整
を行うための制御リングを信頼性の高い板バネに
より非接触状態で支持し、かつ移動時においても
組込状態と同一の位置関係で移動が行われるよう
にしたため、信頼性の向上が図れるものである。
大巾な低NOx化が図れる2段燃焼方式の燃焼器
の代表例を示している。同図において、ガスター
ビンは、圧縮器1、タービン2、燃焼器3などに
よつて構成されている。圧縮器1で圧縮された空
気4は、燃焼器3に導かれるが燃焼器3は、外筒
5、内筒6および頭部燃焼室7に1次燃料8を供
給する1次燃料ノズル9を装着したエンドカバー
10が取付けられる。内筒6は、頭部燃焼室7と
これよりも径が大きい後部燃焼室11で形成さ
れ、頭部燃焼室7と後部燃焼室11との接続部1
2には、空気供給孔13が設けられ、ここに2次
燃料14が噴出され2次空気と共に後部燃焼室1
1へ供給されて、予混合燃焼火炎15を形成す
る。尚、1次燃料ノズル9から噴出される1次燃
焼8への着火は、点火栓(図示せず)により行わ
れ1次燃焼火炎16を形成させるが、2次空気供
給孔13近辺の予混合火炎15の形成は、1次燃
焼火炎16からの火移りにより行われるようにな
つている。さらに、燃焼器3の廻りには、2段燃
焼方式特有の燃焼用空気量の調整を行うための駆
動機構であるリンク装置17が設けられている。
第2図に、燃焼用空気量調整する部分の詳細図を
示している。第2図において、燃焼器ケーシング
18の前部には、外筒5が位置し、その外筒5
は、前外筒5a、後外筒5bにより構成され、前
外筒5aと後外筒5bとの間には、外筒5内部の
2次燃料ノズル19に2次燃料14を外筒5外部
より導くためのフランジ20が位置し固定されて
いる。このフランジ20の内部は、燃料の流路が
設けられており、燃焼マニホールド20aを介し
て、複数本の2次燃料ノズル19に燃料が流れる
ようになつており、この2次燃料ノズル19は、
フランジ20に固定されている。さらに、フラン
ジ20には、2次燃料ノズル19より噴出された
2次燃料14と空気供給孔13に流入した燃焼用
空気21との良好な混合が行われるように旋回器
22が取付けられた2次空気供給装置23が取付
けられ、その外周側には、シールバネ24、内周
側にはシールバネ25があり、それらを介して、
外周側には、後部燃焼室11が組込まれ、内周側
には、頭部燃焼室7が組込まれており、いずれも
フランジ20により支持されている。2次空気供
給装置223の流入口26は、円筒形状をした燃
焼室内に均等に空気及び燃料を供給できるように
外周側全周が開口している。この流入口26の外
側には、燃焼器ケーシング18からの空気27が
流入口26に流入する際の流量を調整するための
制御リング28が流入口26外周とある一定の隙
間を保持して設けられている。制御リング28
は、流入口26を被うことができるように円筒形
状をしており、制御リング28の外周に設けられ
た複数のサポート29により可動ブロツク30が
取付けられている。この可動ブロツク30は、外
筒5の内面とある隙間が保持されるように調整さ
れている。可動ブロツク30は、サポート29と
同じく複数個設けられているが、それらの可動ブ
ロツク30の円周方向の間にはさらに固定用ブロ
ツク31(第2図では図示せず、第3図参照)が
設けられており、この固定用ブロツク31は、第
2図における外筒5の内面に固定されており、固
定用ブロツク31と前述した可動ブロツク30と
は、帯状をなした板バネが平打ち曲げされた、す
なわち内筒の軸方向に弾性を有するように形成さ
れたリング状の板バネ32の積層状のものより円
周方向に連結されている。板バネ32は、可動ブ
ロツク30及び固定用ブロツク31共に、前後1
ケ所ずつ計2ケ所で連結され制御リング28が軸
方向に移動する際の倒れあるいはねじれ等の変形
を防止するようになつている。以上述べた内容を
判り易く立体的に図示すると第3図に示すように
なる。但し、第2図における外筒5、フランジ2
0、2次空気供給装置23、2次燃料ノズル1
9、頭部燃焼室7及び後部燃焼室11は、本発明
の内容を理解するに妨げとなるため図示していな
い。第3図において、前述した内容を対応させて
述べる。制御リング28は、複数のサポート29
により可動ブロツク30a,30bに取付けられ
ている。可動ブロツク30a,30bの円周方向
の間には、固定用ブロツク31が位置しておりこ
れらのブロツクは、帯状の薄い積層状の板バネ3
2a,32bが軸方向同一位置となるように連結
支持されている。すなわち、制御リング28の軸
方向位置が、2次空気供給装置の流入口に対して
適正な位置となるように組込まれることになる。
尚、固定用ブロツク31は、図示していないが、
その外周に位置する外筒5(第2図参照)の内面
に軸方向、周方向共に動かないように固定されて
いる。一方、可動ブロツク30a,30bは、固
定用ブロツク31同様、外筒の内側に位置する
が、外筒の内面からある隙間が保持されるよう
に、ブロツクの高さが、調整されており、固定用
ブロツク31の間にある板バネ32a,32bに
より空間に保持され、このことによりサポート2
9を介して制御リング28が保持されるようにな
つており、2次空気供給装置23の流入口26
(第2図参照)に対し半径方向においては、ある
一定の間隙が全周にわたり保持され、接触するよ
うなことがないようになつている。可動ブロツク
の内、左右の2ケ所の可動ブロツク30bについ
ては、駆動装置33が連結されている。駆動装置
33は、板バネ34、レバー35、シヤフト3
6、リンク37及び第2図に示すコロ38、カム
39、コントロールリング40、ローラ41、サ
ポート42により構成されている。リンク37と
シヤフト36及びレバー35は、キーあるいはボ
ルト締めなどの手段により機械的に1体化されて
おり、リンク37がシヤフト36を中心にして軸
方向に移動することにより、レバー35は、リン
ク37とは逆に軸方向に移動するようになつてい
る。このレバー35は、リンク37同様にシヤフ
ト36を中心に回転移動し、その移動量を軸方向
の移動に変換するために、薄いい帯状の板バネ3
4が取付けられ可動ブロツク30bに連結されて
いる。この板バネ34は、レバー35の回転によ
る可動ブロツク30bとの位置のずれを、板バネ
がたわむことにより吸収することができるように
なつており、複雑なリンク機構を用いる必要がな
いようになつている。前述したシヤフト36は、
第4図に示すように、外筒5の外周側に突出た座
43の中を通して組込むことにより外筒5内と外
の遮断を行うようになつている。特に、外筒5内
の運転中における空気の圧力は、10数Kg/cm2gに
もなり、外側の大気圧と比べ圧力差が大である
が、シヤフト36が回転できる程度の隙間で十分
シールすることができるようになつている。一
方、リンク37の軸方向の移動をもたらしめる機
構であるが、第2図に示す如く、リンク37の最
高点37aには、コロ38が設けられており、コ
ントロールリング40に取付けられたカム39と
接している。コントロールリング40の内周側に
は、コントロールリングが移動する場合、移動が
容易なようにローラ41がいくつか設けられてお
り、コントロールリング40が図中の矢印の方向
に移動することにより、それに取付いているカム
39の形状により、コロ38が押し上げられ、実
際には、リンク37の軸方向の移動となつて駆動
されるようになつている。リンク37の移動によ
りレバーが回転し、可動ブロツクを軸方向に移動
させ、同時にその内側に位置している制御リング
が板バネが全周均等にたわむことにより軸方向に
全周均等に移動することになる。尚、図示はして
いないが、第3図に示す板バネ32a,32b
は、制御リング28が軸方向に移動した場合、板
バネ自体に大きな引張力が加わらぬように板バネ
自体は、波形状あるいは、それに類する形状に成
形されており周方向に伸縮できるようになつてい
る。このことにより2次空気供給装置より流入す
る空気量が流入口全周にわたり均等に調整される
ことになるわけである。尚、カム39とコロ38
との接触は、リンク37が第2図中左方へ押され
る場合は、板バネをたわませる力により、又、右
方へ動く場合は、板バネの復元力により、常に、
同一条件に保たれるようになつている。一般に、
ガスタービンにおいては、燃焼器は、多筒方式が
多くとり入れられており、今までの説明は、単筒
方式の場合で述べたが、多筒方式の場合でも、第
5図に示す如く、コントロールリング40を、燃
焼器43の全周に配置し、このコントロールリン
グ40を油圧シリンダー44で回転させることに
より前述した動作を各燃焼器について行わせるこ
とができるものである。尚通常の制御リングの動
作としては、第6図に示す如く、中間負荷帯にお
いて行われ、特に目的としては、2段燃焼方式に
おいて1次側から2次側へ火移りを行わせる場合
に多用されるものである。以上のことにより、本
発明によれば、燃焼器内へ流入する空気量の調整
を行うための制御リングを信頼性の高い板バネに
より非接触状態で支持し、かつ移動時においても
組込状態と同一の位置関係で移動が行われるよう
にしたため、信頼性の向上が図れるものである。
本発明によれば、可動部が静止体と非接触の状
態に設定でき、かつ移動時においても初期設定状
態を保持した状態で移動が行われるので、機械的
な摩耗や損傷が起る可能性を完全に排除すること
ができる。また、板バネの力が常にこの空気調整
機構に働いているため、機構としての機械的なガ
タがなくなり、正確な制御が可能となるものであ
り、ガスタービンの全負荷帯にわたり、低NOx
化が図れるものである。以上のことから、長時間
運転における信頼性の向上と寿命の増大が図れる
ものである。
態に設定でき、かつ移動時においても初期設定状
態を保持した状態で移動が行われるので、機械的
な摩耗や損傷が起る可能性を完全に排除すること
ができる。また、板バネの力が常にこの空気調整
機構に働いているため、機構としての機械的なガ
タがなくなり、正確な制御が可能となるものであ
り、ガスタービンの全負荷帯にわたり、低NOx
化が図れるものである。以上のことから、長時間
運転における信頼性の向上と寿命の増大が図れる
ものである。
第1図は、2段燃焼方式の燃焼器の断面図、第
2図は、空気流量調整機構の詳細断面図、第3図
は、同じく詳細斜視図、第4図は、シヤフトシー
ル部の説明図、第5図は、多筒方式の燃焼器に実
施した場合の外観図、第6図は、空気流量流制御
特性図である。 3…燃焼器、5…外筒、6…内筒、9…一次燃
料ノズル、13…空気供給口、17…リンク装
置、19…二次燃料ノズル、20…フランジ、2
8…制御リング、29…サボート、30…可動ブ
ロツク、31…固定ブロツク、32…板バネ、3
5…レバー、37…リンク、39…カム。
2図は、空気流量調整機構の詳細断面図、第3図
は、同じく詳細斜視図、第4図は、シヤフトシー
ル部の説明図、第5図は、多筒方式の燃焼器に実
施した場合の外観図、第6図は、空気流量流制御
特性図である。 3…燃焼器、5…外筒、6…内筒、9…一次燃
料ノズル、13…空気供給口、17…リンク装
置、19…二次燃料ノズル、20…フランジ、2
8…制御リング、29…サボート、30…可動ブ
ロツク、31…固定ブロツク、32…板バネ、3
5…レバー、37…リンク、39…カム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 燃焼室を形成する内筒と、 該内筒内に燃料を供給する燃料ノズルと、 前記内筒の周壁に開口し、内筒内に空気を供給
する複数個の空気供給口と、 内筒をとりかこみ、かつ内筒外周面との間に空
気供給路となる空気を形成している外筒と、 前記内筒の外側に同心状に設けられ、内筒の軸
方向に移動して前記空気供給口の開口面積を調整
する制御リングと、 前記外筒に支持され、かつ前記制御リングを移
動させるリンク装置と、 を備えたガスタービン燃焼器において、 前記制御リングを前記内筒の外周に間隙を介し
て配置するとともに、該制御リングの支持を行う
支持装置を、 制御リングの外周に内筒の軸方向に所定の間隔
をもつて配置され、かつ内筒の軸方向に弾力性を
有するように配置された一対のリング状板バネ
と、 該リング状板バネの周方向所定個所で、リング
状板バネ同志を連結し、かつ該板バネと前記制御
リングを連結するサポートと、 前記リング状板バネの周方向所定個所で、前記
サポートとは周方向にずれた個所に配置され、リ
ング状板バネを前記外筒に支持する固定用ブロツ
クと、 により形成するとともに、 前記制御リングと前記リンク装置とを、少なく
とも1対の板バネにより連結するようにしたこと
を特徴とするガスタービン燃焼器の空気流量調整
機構。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60032703A JPS61195214A (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | ガスタ−ビン燃焼器の空気流量調整機構 |
EP86102224A EP0192266B1 (en) | 1985-02-22 | 1986-02-20 | Gas turbine combustor |
US06/831,855 US4677822A (en) | 1985-02-22 | 1986-02-24 | Gas turbine combustor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60032703A JPS61195214A (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | ガスタ−ビン燃焼器の空気流量調整機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61195214A JPS61195214A (ja) | 1986-08-29 |
JPH0345287B2 true JPH0345287B2 (ja) | 1991-07-10 |
Family
ID=12366206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60032703A Granted JPS61195214A (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | ガスタ−ビン燃焼器の空気流量調整機構 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0192266B1 (ja) |
JP (1) | JPS61195214A (ja) |
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- 1985-02-22 JP JP60032703A patent/JPS61195214A/ja active Granted
-
1986
- 1986-02-20 EP EP86102224A patent/EP0192266B1/en not_active Expired
- 1986-02-24 US US06/831,855 patent/US4677822A/en not_active Expired - Lifetime
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---|---|---|---|
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