JPH0344943Y2 - - Google Patents

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JPH0344943Y2
JPH0344943Y2 JP10330986U JP10330986U JPH0344943Y2 JP H0344943 Y2 JPH0344943 Y2 JP H0344943Y2 JP 10330986 U JP10330986 U JP 10330986U JP 10330986 U JP10330986 U JP 10330986U JP H0344943 Y2 JPH0344943 Y2 JP H0344943Y2
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JP
Japan
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solenoid
resistor
plunger
latch rod
switch
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JP10330986U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ソレノイドにおける磁気吸収力を利
用してラツチ棒を駆動するソレノイド錠装置に関
するものである。
(従来の技術) ソレノイド錠装置では、ソレノイドの通電停止
中は、復帰用バネに押されたプランジヤー又はプ
ランジヤーに連結されたラツチ棒が、箱又は建物
等の固定枠体の受孔に係合し、これによつて固定
枠体に対し扉パネルを施錠する。この一方、ソレ
ノイドの通電時は、ソレノイドの励磁によつてプ
ランジヤーが吸引され、これによつてプランジヤ
ー又はラツチ棒と固定枠体の受孔との係合が解か
れて扉パネルが解錠される。
(考案が解決しようとする問題点) このようなソレノイド錠装置では、建付の狂い
や受孔の設定の狂い、取付施工上の誤差等のた
め、プランジヤーやラツチ棒と受孔やケーシン
グ、ガイド体との間に摩擦が生じ、この摩擦によ
つて吸引作用に一定の抵抗がかかるので、吸引作
動のために大きな電流を流さなければならない。
しかしながら、解錠中も常にソレノイドの通電
を持続しているため、解錠時間が長いと前記大き
な電流によつてソレノイドコイルが過熱状態に陥
ることになり、コイルのエナメル被覆が溶けて短
絡する、いわゆるソレノイドの焼付きが起こり、
これはソレノイド錠装置の寿命を短くしている。
また、ソレノイド焼付きの防止として、ソレノ
イドにラツチ機構を付加し、解錠時に該ラツチ機
構でプランジヤーを拘束することも提案されてい
るが、これは価格面においてもスペース面におい
ても不利である。
従つて本考案の目的は、ソレノイドの連続通電
時におけるソレノイドコイルの焼付きを防止でき
るソレノイド錠装置を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明する
と、本考案のソレノイド錠装置は、プランジヤー
をラツチ棒とした又はプランジヤー6にラツチ棒
3を連結したソレノイド13と、ソレノイド13
の通電回路に直列に挿入される抵抗器14とラツ
チ棒3が施錠位置にある時、該抵抗器14をソレ
ノイド通電回路より切離する一方、ラツチ棒3が
吸引作動して解錠位置にある時、該抵抗器14を
ソレノイド通電回路に接続するスイツチ9とから
成り、該スイツチ9をラツチ棒3又はプランジヤ
ー6自体又はそれらに設けた操作部材8によつて
開閉操作するものである。
(作用) 施錠状態においてはスイツチ9の常閉接点が閉
じられているため、抵抗器14はソレノイド通電
回路から切り離されている。
解錠のためソレノイド13に通電すると、電流
は抵抗器14を通らず、スイツチ9を通つてソレ
ノイド13に流れるため、ソレノイドコイルには
所定の大きな電流が流れる。そのため、プランジ
ヤー6とラツチ棒3は種々の摩擦抵抗とバネ付勢
に打勝つて円滑に吸引作動する。
ラツチ棒3の先端が固定枠体の受孔(図示して
いない)から脱出した時、ラツチ棒3に設けた操
作部材8が、マイクロスイツチ型のスイツチ9の
アクチユエーターレバー9aを押すので、スイツ
チ9の常閉接点が開路される。そのため、電流
は、抵抗器14を通つてソレノイドコイルに流れ
ることになる。
このようにソレノイド13の抵抗値R1に抵抗
器14の抵抗値R2が加わることによつて回路の
全抵抗値が増大するので、回路に流れる電流は減
少する。そのため、ソレノイド13の部分で発生
するジユール熱の量が減少する。
抵抗器14においてもジユール熱が発生する
が、抵抗器14自体の表面積が大きいため、放熱
効率が良く、ソレノイド13等の周辺部品に悪影
響を与えない。
(実施例) 図示の実施例では、スイツチ9としてマイクロ
スイツチを使用したが、これは公知の他のスイツ
チで置換えることもできる。プランジヤー6の復
帰用バネ5を内蔵したラツチ受座4、ソレノイド
13、ホーロー製の抵抗器14、端子台19は、
いずれも皿ビスによつて取付基板1に固定されて
いる。
停電時の非常解錠用手段として錠前25が取付
基板1の正面に固着され、該錠前25のロータに
固着した操作板11には、ラツチ棒3とプランジ
ヤー6の連結用スプリングピン12を押す操作ピ
ン7を突設してある。
ラツチ棒3に貫通固着されたスプリングピンで
構成された操作部材8は、復帰付勢用バネ5のバ
ネ受けを兼ねている。別のマイクロスイツチ29
はラツチ棒3が施錠位置まで突出作動したとき、
前記スプリングピン12によつて閉じられ、扉が
正しく閉鎖施錠されているかどうかの確認のラン
プを点灯させる。
(考案の効果) 以上のように本考案では、解錠作動時にソレノ
イド13と直列に抵抗器14を挿入することによ
つて、ソレノイド通電回路全体の抵抗値を増大さ
せて電流を減少させ、また、ソレノイド13と抵
抗器14にジユール熱を分散して発生させたの
で、ソレノイドコイルの焼付きを的確に防止し
て、ソレノイド錠装置の寿命を長くすることがで
きる。従来のように高価で比較的広いスペースを
要するラツチ機構の付加は、全く不要となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に係るソレノイド錠装
置を示し、第1図は該錠装置の施錠状態の背面
図、第2図は該錠装置の施錠状態の左側面図、第
3図は該錠装置の施錠状態の正面図、第4図は該
錠装置の電気回路図である。 1……取付基板、3……ラツチ棒、5……復帰
用バネ、6……プランジヤー、8……操作部材、
9……スイツチ、13……ソレノイド、14……
抵抗器、19……端子台、25……錠前、11…
…操作板、12……スプリングピン、29……マ
イクロスイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プランジヤーをラツチ棒とした又はプランジヤ
    ー6にラツチ棒3を連結したソレノイド13と、
    ソレノイド13の通電回路に直列に挿入される抵
    抗器14と、前記ラツチ棒3が施錠位置にある
    時、該抵抗器14をソレノイド通電回路より切離
    する一方、ラツチ棒3が解錠方向に吸引作動した
    時、該抵抗器14をソレノイド通電回路に接続す
    るスイツチ9とから成り、該スイツチ9を前記ラ
    ツチ棒3やプランジヤー6自体又はそれらに設け
    た操作部材8によつて開閉操作するソレノイド錠
    装置。
JP10330986U 1986-07-05 1986-07-05 Expired JPH0344943Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10330986U JPH0344943Y2 (ja) 1986-07-05 1986-07-05

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10330986U JPH0344943Y2 (ja) 1986-07-05 1986-07-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6310174U JPS6310174U (ja) 1988-01-23
JPH0344943Y2 true JPH0344943Y2 (ja) 1991-09-20

Family

ID=30975747

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JP10330986U Expired JPH0344943Y2 (ja) 1986-07-05 1986-07-05

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JPS6310174U (ja) 1988-01-23

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