JPH0344770B2 - - Google Patents

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JPH0344770B2
JPH0344770B2 JP59034530A JP3453084A JPH0344770B2 JP H0344770 B2 JPH0344770 B2 JP H0344770B2 JP 59034530 A JP59034530 A JP 59034530A JP 3453084 A JP3453084 A JP 3453084A JP H0344770 B2 JPH0344770 B2 JP H0344770B2
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JP
Japan
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frequency
doppler
blood flow
signal
pulse
Prior art date
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Application number
JP59034530A
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English (en)
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JPS59192358A (ja
Inventor
Yutaka Sato
Koji Tanabe
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
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Publication of JPS59192358A publication Critical patent/JPS59192358A/ja
Publication of JPH0344770B2 publication Critical patent/JPH0344770B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、超音波パルスドプラ血流計に関す
るものである。
〔従来の技術とその問題点〕
従来の典型的な超音波パルスドプラ血流計の構
成及び動作原理を第2図によつて説明すると、主
発振器1の発信パルスは分周器2に供給され、分
周器2はこれを分周して探触子6の励振に適する
周波数fのキヤリヤ信号を発生し、ゲート回路4
に供給すし。他方、タイミング信号発生器3は、
主発振器1の発信パルスを分周して、パルス間隔
T(即ち繰返し周波数(PRF)=1/T)、パルス
幅τのゲートパルスを発生し、ゲート回路4に供
給する。
従つて、探触子6にはゲート回路4より送信増
幅器5を介してキヤリヤ信号周波数f、パルス間
隔Tの励振パルスが供給され、探触子6はこの励
振パルスにより励振されて、キヤリヤ信号周波数
がf、PRFが1/Tの超音波パルスを体表から
心臓または血管に向けて発射し、血流によるドプ
ラ周波数変移を含むエコーパルスを受波して、受
信増幅器7を介し混合検波器9に供給する。
混合検波器9には、固定同調器8によつて分周
器2からのキヤリヤ信号の高調波成分を取り除く
ことにより得られる周波数fの正弦波基準信号が
供給されており、混合検波器9は上記エコーパル
スにこの正弦波基準信号を混合してドプラビート
信号を検波し、サンプルホールド回路11に出力
する。
上記タイミング信号発生器3からのゲートパル
スを入力とするサンプリングパルス発生器10
は、ゲートパルスに基づき所定深度に対応するパ
ルスを出力し、このサンプルパルス及び上記ドプ
ラビート信号を入力とするサンプルホールド回路
11は、サンプルパルスにより所定深度に対応す
るドプラビート信号のみを検波し、その検波信号
をローパスフイルタ12で濾波し、ドプラ検出信
号として周波数分析器13に出力する。
この周波数分析器13は、ドプラ検出信号を周
波数分析して、血流速度に比例する電圧に変換
し、ブラウン管14のz信号、即ち輝度信号とし
て出力する。ブラウン管14は、x信号として時
間軸用ののこぎり波を、y信号として周波数軸に
同期したのこぎり波を入力して血流パターンを映
出する。
以上のような従来の超音波パルスドプラ血流計
において、ドプラビート信号は繰返し周波数1/
Tでサンプルされるため、そのビート周波数fd
上限周波数fdnaxは、 fdnax=1/2×1/T …… となる。
一方、超音波ドプラ血流計の基本式は、 fd=2V/c×f …… V:血流速 C:音速 f:キァリヤ周波数 であるので、 V=c/2f×fd …… となり、超音波パルスドプラ血流計の場合は、上
限周波数fdnaxが1/2Tであるので、検出速度に限界 が生じ、その上限Vnaxは、 Vnax=c/2f×fdnax=c/4Tf …… となる。
他方、ゲートパルス間隔Tと最大深度Dnax
間には、 T=2Dnax×c …… c:音速 なる関係があるので、上式は Vnax=c/4Tf=c/8Dnaxf …… と書き直すことができる。即ち、最大検出速度
Vnaxと最大深度Dnaxとの間には、 Vnax×Dnax=c/8f …… なる関係が恒常的に存在する。
このように、従来技術においては、混合検波器
9に供給される正弦波基準信号周波数frをキヤリ
ヤ周波数fと同じにして固定する結果、上式か
ら明らかなように、深い体内の血流計測を行う場
合には、最大検出速度Vnaxを犠牲にせざるをえ
ず、逆に速い流速を検出する場合には、最大深度
Dnaxを犠牲にしなければならないという問題が
あつた。
この発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
で、その目的は深い体内の速い血流速度を検出す
ることができ、かつ浅い体内の遅い血流速度を高
精度で検出することが可能な超音波パルスドプラ
血流計を提供することにある。
〔問題点を解決するため手段〕
上記目的達成のため、この発明は、超音波を体
表より心臓または血管に向けて発射し、そのエコ
ーを受波するための探触子と、この探触子を励振
してキヤリヤ信号周波数f、パルス間隔Tの超音
波パルスを発生させるための励振パルス発生回路
と、探触子が受波した血流によるドプラ周波数偏
移を含むエコーパルスに正弦波基準信号を混合し
てドプラビート信号を検波するための混合検波器
と、このドプラビート信号を処理してこれに基づ
く血流パターンを表示するための信号処理手段と
を有する超音波パルスドプラ血流計において、上
記混合検波器へ印加する正弦波基準信号をfr=f
±n/T(nは整数)なる関係を保持しつつ、n
を可変することによつて周波数frを可変設定する
手段と、これにより設定された周波数の正弦波基
準信号を上記混合検波器に供給するための手段と
を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
上記の構成を有するこの発明の超音波パルスド
プラ血流計においては、混合検波器へ印加する正
弦波基準信号をfr=f±n/T(nは整数)なる
関係を保持しつつ、nを可変することによつて周
波数frを可変設定する手段を設け、これによつて
より低い周波数fLを設定し混合検波器に供給する
ことにより、前出の式でDnaxが同じであつて
もより大きなVnaxの測定が可能となり、また前
出の式で血流速Vが同じであつても、上記手段
によつて正弦波基準信号frをより高いfHに設定し
混合検波器に供給することにより、より大きなド
プラビート信号周波数fdを得ることができる。
即ち、深い体内の速い血流速を検出しようとす
るときは、より低い周波数Lを用い、浅い体内の
遅い血流速を高精度で検出しようとするときはよ
り高い周波数fHを用いることにより、上記のよう
な従来技術によるパルスドプラ血流計の欠点を解
消することができる。
しかしながら、これらのfL、fHは連続的に任意
の値を取ることはできない。即ち、パルスドプラ
法においては、超音波パルスの繰返しによるスペ
クトル分布は、第3図bに示すように、キヤリヤ
信号の繰返し周波数1/Tとパルス幅τによりキ
ヤリヤ周波数fを中心にf±n/T(nは整数)
の周波数のみにスペクトル強度を示し、不連続し
ている。
従つて、このパルスドプラ信号のスペクトル
は、第4図に示すように、それぞれの周波数f±
n/Tに対応してドプラ成分が存在している。こ
の発明は、このドプラ成分に着目し、その任意の
スペクトルの周波数f±n/Tを混合検波器の正
弦波基準信号周波数frとして設定することによ
り、深部の速い血流速度の検出及び浅部の遅い血
流速度の高精度検出ができるようにしたものであ
る。
〔実施例〕
以下、第1図に示すこの発明の超音波パルスド
プラ血流計の一実施例について説明する。
図示実施例の超音波パルスドプラ血流計は主発
振器1、分周器2、タイミング信号発生器3、ゲ
ート回路4、送信増幅器5、探触子6、受信増幅
器7、混合検波器9、サンプリングパルス発生器
10、サンプルホールド回路11、ローパスフイ
ルタ12、周波数分析器13、ブラウン管14、
及び正弦波基準信号周波数設定供給部Aで構成さ
れている。この実施例において、正弦波基準信号
周波数設定供給部A以外の構成要素は前述の従来
技術の超音波パルスドプラ血流計の場合と全く同
様に作用するので、説明は省略する。
この実施例において、正弦波基準信号周波数設
定供給部Aは、周波数設定器15、プリセツト式
分周器16、複数の同調回路171,172…,1
n、及びスイツチS1,S2で構成されている。こ
の正弦波基準信号周波数設定供給部Aにあつて、
主発振器1の発振パルス及び周波数設定器15の
設定値を入力とするプリセツト式分周器16は、
主発振器1からの発振パルスを設定値に対応した
周波数のパルスに分周し、固定同調回路171
172,…,17nに切換え出力する。
上記周波数設定器15は、混合検波器9に供給
される正弦波基準信号の周波数frをスイツチS1
より切換え設定するものであり、上記同調回路1
1,172,…,17nは、スイツチS1に連動す
るスイツチS2により切換えられ、周波数設定器1
5で設定した周波数の正弦波基準信号frを混合検
波器9にスイツチS2を介して出力する。混合検波
器9は、前述したように、パルスドプラ信号と正
弦波基準信号とを混合検波し、ドプラビート信号
としてサンプルホールド回路11に出力する。
ここで、正弦波基準信号周波数frを測定部位の
深度又は血流の速度に応じてf±n/T(nは整数) に変更する具体例を説明する。
主発振器1の発振周波数を300MHzとし、プリ
セツト式分周器16によつてこの30MHzを6文
周、10分周、15分周できるようにすると、それぞ
れfr=5MHz、3MHz、2MHzの正弦波基準信号を
周波数設定器15により設定することができる。
いま、探触子6の周波数fを3MHz、パルス繰返
し周波数PRF(=1/T)を4KHzとする。この場
合、身体内における音速cは約1500m/sである
から、従来の超音波パルスドプラ血流計で計測可
能な最大流速度Vnaxは、前出の式より Vnax=c/4Tf =1500×4/4×3000 =0.5m/s である。
これに対して、本願発明において正弦波基準信
号周波数frを例えば上記の2MHzに設定すると、
計測できる最大血流速度Vnaxは、前出の式で
fに代えてfr=2MHzを用いることによりVnax
0.75m/sと大幅に向上する。この場合、 fr=2MHz =f−n/T f=3000KHz、n/T=1000KHz(n=250、
1/T=4KHz)である。
また、5cm/s程度の低速の血流を計測する場
合は、従来の超音波パルスドプラ血流計で得られ
るドプラビート信号のビート周波数fdは、前出の
式より、 fd=2V/c×f =2×0.05/1500×3000 =0.2kHz となり、この程度のドプラ偏移しか得られない。
これに対して本願発明では、周波数設定器15に
より正弦波基準信号周波数frを例えば上記の5M
Hzに設定すると、即ち、 fr=5MHz =f+n/T f=3000KHz、n/T=2000KHz(n=500、
1/T=4KHz)とすると、式より、fd=0.33K
Hzとなり、大きなドプラ偏移として検出すること
が可能となる。
なお、探触子の感度特性は、材料にもよるが、
一般的にはf/2〜2fの範囲であれば、キヤリヤ
周波数fに対する感度の10dB前後の低下であり、
一方、生体での超音波の減衰は往復で1dB/cm/
MHz程度であるため、3MHz用の探触子を2MHzで
使用すると深度10cmあたりまでなドプラ信号の検
出感度は3MHzの時より劣るが、それ以上の深部
についてはむしろ感度が上がる。また、浅部の低
速流計測であれば、10dB程度の感度低下があつ
ても支障なくドプラ信号を検出することができ
る。
また、信号の検出感度の向上を考慮する必要が
ある場合には、周波数設定器15により設定した
周波数(5MHz、3MHz、2MHz)の探触子を使用
すれば良く、さらに第1図の分周器2を正弦波基
準信号周波数設定供給部Aと同じ構成とし、第3
図に示すτを長くすることによつて、設定した周
波数成分をより大きく取り出すことが可能となる
ことは明らかである。
〔発明の効果〕
この発明は、以上発明したとおり、混合検波用
の正弦波基準信号の周波数frをnに可変すること
によつて任意に切換えられるようにしたので、深
部の速い血流速度の測定及び浅部の遅い血流の高
精度の測定が可能となり、診断領域が拡がるた
め、診断に有利な血流パターンを得ることができ
る。
さらに、この発明は超音波パルスドプラ法によ
る血流情報の検出に関するものである故、改善さ
れた性能を有する血流計単体として有用であるの
みならず、断層装置のドプラ検出部あるいは二次
元ドプラ(カラードプラ)装置等に組込むことに
よりこれらの装置の性能向上に貢献し得ることも
明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の超音波パルスドプラ血流計
の一実施例のブロツク図、第2図は従来の超音波
パルスドプラ血流計の一例のブロツク図、第3図
aは超音波パルスのパルス間隔とパルス幅を示す
波形図、第3図bは超音波パルスの繰返しにおけ
るスペクトル分布図、第4図はパルスドプラ信号
の各スペクトル及びドプラ成分を示す波形図であ
る。 1……主発振器、2……分周器、3……タイミ
ング信号発生器、4……ゲート回路、6……探触
子、9……混合検波器、10……サンプリングパ
ルス発生器、13……周波数分析器、14……ブ
ラウン管、A……正弦波基準信号周波数設定供給
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 超音波を体表より心臓または血管に向けて発
    射し、そのエコーを受波するための探触子と、こ
    の探触子を励振してキヤリヤ信号周波数f、パル
    ス間隔Tの超音波パルスを発生させるための励振
    パルス発生回路と、探触子が受波した血流による
    ドプラ周波数偏移を含むエコーパルスに正弦波基
    準信号を混合してドプラビート信号を検波するた
    めの混合検波器と、このドプラビート信号を処理
    してこれに基づき血流パターンを表示するための
    信号処理手段とを有する超音波パルスドプラ血流
    計において: 上記混合検波器へ印加する正弦波基準信号を、 fr=f±n/T(nは整数) なる関係を保持しつつ、nを可変することによつ
    て周波数frを可変設定する手段; を設けたことを特徴とする超音波パルスドプラ血
    流計。
JP3453084A 1984-02-24 1984-02-24 超音波パルスドプラ血流計 Granted JPS59192358A (ja)

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JP3453084A JPS59192358A (ja) 1984-02-24 1984-02-24 超音波パルスドプラ血流計

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JP3453084A JPS59192358A (ja) 1984-02-24 1984-02-24 超音波パルスドプラ血流計

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JPS59192358A JPS59192358A (ja) 1984-10-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63234955A (ja) * 1987-03-24 1988-09-30 株式会社島津製作所 超音波ドツプラ−装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51111368A (en) * 1975-03-26 1976-10-01 Hitachi Medical Corp Doppler type flow velocity meter
JPS5554941A (en) * 1978-10-20 1980-04-22 Tokyo Shibaura Electric Co Ultrasoniccwave disgnosis device

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