JPH0344646Y2 - - Google Patents

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JPH0344646Y2
JPH0344646Y2 JP1986090533U JP9053386U JPH0344646Y2 JP H0344646 Y2 JPH0344646 Y2 JP H0344646Y2 JP 1986090533 U JP1986090533 U JP 1986090533U JP 9053386 U JP9053386 U JP 9053386U JP H0344646 Y2 JPH0344646 Y2 JP H0344646Y2
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JP
Japan
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capsule
shaped container
guide hole
cutting blade
opening device
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JP1986090533U
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JPS62203808U (ja
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  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案はカプセル状容器の開封に使用する開封
器に係り、詳しくは坐薬等を密封入したプラスチ
ツク容器の腹部を切開して内容物を取り出すため
のカプセル状容器の開封器に関する。
《従来の技術》 従来の開封器は専ら封書の開封のために開発さ
れたもので、これらは何れも板体に切り欠きを形
成し、この切り欠きの内奥端に刃先を突設したも
のである。従つて、従来の開封器は坐薬等のカプ
セル状容器の如く一定の厚みや膨らみを持つ容器
の腹部を切開するには適性を欠いていた。
《問題を解決するための手段》 一般的に坐薬は肛門からの挿入を容易にするた
め先端が円錐形に尖つたロケツト状をしており、
この坐薬はプラスチツクフイルムでカプセル状に
密封され、その中央部は坐薬を収容するため膨出
し、その周縁は上下のプラスチツクフイルムが密
着されて平坦となつている。この坐薬のカプセル
状容器を開封するには通常その平坦部を切り裂く
かまたは平坦部の未接着合せ部を剥がして開封し
内部の坐薬を取り出すようにしている。
しかしながら、この開封操作は比較的面倒で時
間がかかることがある。この場合、内部の坐薬が
体温で軟化して開封後に使用上不都合を来たすこ
とがあつた。また、坐薬の中には関節炎の鎮痛剤
があるが、関節炎患者は指と指の間で物を挟んで
持つことはできるが、指先は内側に曲がつて物を
掴むことができないため、上記のような坐薬のカ
プセル状容器の開封を自ら行うことは出来ず、看
護婦、付添人等の手助けを必要とし、特に関節炎
患者から坐薬のカプセル状容器の開封器の開発が
強く望まれていた。
本考案は上記のような事情に鑑みてにされたも
ので、その目的は坐薬等のカプセル状容器を極め
て簡単に開封出来、関節炎患者でも自ら開封可能
なカプセル状容器の開封器を提供するにある。
《問題点を解決するための手段》 従つて、本考案に係るカプセル状容器の開封器
は、被開封カプセル状容器の断面形状と略相似し
た形状を有する若干大きい案内孔を有し、かつ該
カプセル状容器の挿入方向軸長よりも軸長を短く
形成した案内筒に、刃先を入口側に向けて該案内
孔内へ突設した切断刃を具備してなるのである。
使用に際しては、カプセル状容器の先端部を案
内孔の入口側に挿入し、そのまま案内孔へ挿通す
る。そして、案内項の出口側に突出した上記先端
部を摘まんでカプセル状容器を引つ張り出すと、
案内孔内に突出している刃先がカプセル状容器の
膨出腹部を切り開く。
《実施例》 以下、本考案の好適な実施例について図面を参
照にして説明する。
第1図、第2図は本考案は係るカプセル状容器
の開封器を示し、このカプセル状容器の開封器1
は案内孔2と、その内部に刃先を突出させた切断
刃3とを備える案内筒4で構成される。
案内孔2は断面略円形の導通路で、その左右対
称位置には直線状の案内溝5−5が形成されてい
る。この案内溝5−5は切断刃3との関係でカプ
セル状容器の挿入位置に規定し且つカプセル状容
器の案内孔2内での姿勢を安定させるために便利
である。
第3図、第4図にカプセル状容器6の形状を例
示し、このカプセル状容器6との対比においてカ
プセル状容器の開封器1を以下に説明する。
カプセル状容器6は、その中央部分を膨出形成
したシート状の合成樹脂材を相対向させて密着構
成し、この膨出部分7に薬剤を密閉封入してい
る。この膨出部分7の外径寸法をφ/mmとし、こ
の膨出部分7を囲繞する水平な周縁部分8の長さ
をL/mm、幅をW/mmとする。この場合、カプセ
ル状容器の開封器1の長さ、すなわち案内筒4の
軸長lはカプセル状容器6の全長、すなわち周縁
部分8の長さLよりも短く形成することである。
更にまた、案内孔2の内径は膨出部分7の外径φ
よりも若干長径でなければならない。そのとき、
切断刃3の刃先が膨出部分7に充分届く範囲内で
なければならない。なお、案内溝5−5の両翼端
距離は周縁部分8の幅Wよりも広ければ充分であ
る。
次に、切断刃3の向きは、案内孔2の軸方向
(案内方向)と平行に刃先が案内孔2の内周面上
に約3/mm程度突出しており、この場合のカプセ
ル状容器6の中身は坐薬で、その外径φは最大径
10/mm、案内孔2の内径12/mmである。
案内孔2の入口側は切断刃3の刃が向けられて
いる方であり、出口側はその背面側である。そし
て、切断刃3の刃先は入口側から出口側へ漸次に
突出傾斜して設置されている。この方が単に垂直
に突出しているよりも切れ味が良い。
このカプセル状容器の開封器1は第5図で示す
如く左右対称形をなすので、合成樹脂材を成形し
て作る場合には、同一形状に2分割されたものを
成形し、これを対向接着すればよく、その際に切
断刃3の嵌着凹部9に切断刃3を嵌着してから接
着すればよい。或いは一端をヒンジ構造にして一
体成形し、後から凹部9に切断刃3を装着してヒ
ンジ部分を中心に両側を閉じて接着してもよい。
切断刃3は、案内筒4の終端近くに内設すれ
ば、カプセル状容器6を案内孔2内の奥まで簡単
に挿入できるし、カプセル状容器6の先端も案内
孔2から突出するので、押し込む力でカプセル状
容器6に切り込みを入れ、その後はカプセル状容
器を引き出す小さな力でその膨出部分の全長を切
断することができる。
上述の構成によれば、案内筒4の案内孔2と案
内溝5−5内へカプセル状容器6をその入口側か
ら挿入すると、カプセル状容器6の膨出部分7先
端が切断刃3の刃先に当たる。ここまでは関節炎
で指先が不自由な人でも簡単に出来る。
この状態で案内孔2の出口側(案内筒4の終
端)からカプセル状容器6の周縁部分8先端が露
呈する。その露呈部分を指と指の間に摘まんで引
けば、切断刃3の刃先によつて膨出部分7は切り
開かれる。しかし、関節炎で指が痛く、引張る時
の反力に耐えられない人は第7図で示すように歯
で上記露呈部分を御え、そのまま引張ればよい。
《効果》 以上詳細に説明したように、本考案に係るカプ
セル状容器の開封器によれば、カプセル状容器の
断面形状(外径)と略相似した形状を有するとと
もにこれよりも若干大きめの案内孔を設け、その
軸長はカプセル状容器の挿入方向軸長よりも短く
形成される案内筒を用いているので、出口側から
カプセル状容器の先端部が露呈され、この露呈部
分を引張るだけでよい。また、被開封カプセル状
容器の形状と案内孔断面形状が略相似しているの
で、開封時のカプセル状容器が案内孔内では位置
的に安定する。更にまた、案内孔内部の刃先とそ
の延長先に当たる案内孔内周点との相対距離は常
に一定であり、この一定の空間をカプセル状容器
は単に通過するだけであるから、確実に膨出部分
を切開し、しかも深さが一定となる。
切断刃はその刃先が入口側へ向けて案内孔内へ
少し突出しているだけなので、刃の露出部分が開
封器使用者の手に触れることは、指先を案内孔へ
入れない限り生じ得ず、安全性も確保され、しか
も指先を使う必要がないから関節炎患者にも充分
に使用できる。従つて、看護婦や医師等の医療従
事者も繁雑さから開放され、一方患者側は随意に
カプセル状容器内の坐薬を使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はカプセル状容器の開封器の側面図、第
2図はその正面図、第3図はカプセル状容器の側
面図、第4図はその正面図、第5図はカプセル状
容器の開封器の組立構成を例示する斜視図、第6
図は使用する際を説明するための斜視図、第7図
は使用の様子を示す説明図である。 1……カプセル状容器の開封器、2……案内
孔、3……切断刃、4……案内筒、5……案内
溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被開封カプセル状容器の断面形状と略相似し
    た形状でこれよりも若干大きい案内孔を有し、
    かつ該カプセル状容器の挿入方向軸長よりも軸
    長を短く形成した案内筒に、刃先を入口側に向
    けて該案内孔内へ突設させた切断刃を具備して
    なることを特徴とするカプセル状容器の開封
    器。 (2) 前記切断刃の刃先を前記案内筒の終端近くに
    内設させてなることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のカプセル状容器の開封
    器。
JP1986090533U 1986-06-16 1986-06-16 Expired JPH0344646Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986090533U JPH0344646Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

Applications Claiming Priority (1)

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JP1986090533U JPH0344646Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62203808U JPS62203808U (ja) 1987-12-26
JPH0344646Y2 true JPH0344646Y2 (ja) 1991-09-19

Family

ID=30950486

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JP1986090533U Expired JPH0344646Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

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JP (1) JPH0344646Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5110176U (ja) * 1974-07-10 1976-01-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62203808U (ja) 1987-12-26

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