JPH0344626Y2 - - Google Patents

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JPH0344626Y2
JPH0344626Y2 JP1985184001U JP18400185U JPH0344626Y2 JP H0344626 Y2 JPH0344626 Y2 JP H0344626Y2 JP 1985184001 U JP1985184001 U JP 1985184001U JP 18400185 U JP18400185 U JP 18400185U JP H0344626 Y2 JPH0344626 Y2 JP H0344626Y2
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JP
Japan
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spare tire
vehicle body
locking
fixed
carrier body
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JP1985184001U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、スペアタイヤを車体に支持するスペ
アタイヤキヤリアに関する。
従来技術 車体後部等の車体の適所にスペアタイヤキヤリ
アによつてタイヤを支持し、必要に応じてこれを
取り外して使用することは従来より公知である
(たとえば実開昭57−184066号公報参照)。従来の
スペアタイヤキヤリアは、そのキヤリア本体がヒ
ンジピンを介して車体に回動可能に支持され、ス
ペアタイヤの取り外し時には、ボルトを緩めてキ
ヤリア本体を回動し、しかる後他のボルトを緩め
てスペアタイヤをキヤリア本体から外す必要があ
る。ところが、このように複数のボルトをそれぞ
れ操作することは作業が大変煩雑となり、作業に
手間がかかる不具合を免れない。またキヤリア本
体を利用してスペアタイヤを運搬するときは、ヒ
ンジピンを取外してキヤリア本体を車体から離脱
する必要があるため、その作業も大変煩雑なもの
とならざるを得ない。
目 的 本考案の目的は上記従来の欠点を除去し、スペ
アタイヤの着脱を容易に行うことができ、取り外
したタイヤを容易に運搬することのできるスペア
タイヤキヤリアを提供することである。
構 成 本考案は上記目的を達成するため、スペアタイ
ヤを車体に対して支持したとき、車体に固着され
た支持ブラケツトに保持され、かつその状態でほ
ぼ上下方向に延び、連結棒を介して互いに固定さ
れた一対のパイプとこれらパイプの下部に固着さ
れてスペアタイヤを保持するタイヤ保持部とを有
するキヤリア本体と、 前記一対のパイプの下部にその軸線方向に摺動
自在に嵌合した一対の支柱を有する脚部と、 該脚部の下部に回転自在に支持され、脚部をパ
イプに対して下方に摺動させたとき、地面に接す
るキヤスタと、 前記脚部をキヤリア本体に対して不動に固定す
るロツク部材と、 スペアタイヤをキヤリア本体に対してロツクす
ると共に、キヤリア本体を車体に対してロツクす
るロツク装置とを具備し、 該ロツク装置が、前記キヤリア本体の一対のパ
イプに固定された支持板に形成されている孔、車
体に対して支持されたスペアタイヤのデイスクの
中心孔、及び車体に固着されたロツク板に形成さ
れている係止孔を貫通する回転軸と、該回転軸に
固着された操作つまみと、回転軸に固定され、か
つ前記ロツク板の車体側の面に当接してキヤリア
本体を車体に対してロツクすると共に、キヤリア
本体を車体から離脱させるべく、前記操作つまみ
によつて前記回転軸を第1の角度だけ回転させた
とき、ロツク板の係止孔に連続して形成された切
欠に合致して該ロツク板に対する通過を許容され
る第1ロツク部材と、前記回転軸に固定され、か
つスペアタイヤのデイスクの車体側の面に当接し
てスペアタイヤをキヤリア本体に対してロツクす
ると共に、スペアタイヤをキヤリア本体から外す
べく、前記操作つまみによつて前記回転軸を前記
第1の角度からさらに第2の角度回転させたと
き、スペアタイヤのデイスクの中心孔に連続して
形成された切欠に合致して該デイスクに対する通
過を許容される第2ロツク部材と、前記回転軸に
固定され、かつスペアタイヤをキヤリア本体に対
してロツクしているとき、デイスクの車体に面す
る側と反対側の面に当接し、前記第2ロツク部材
と協働してデイスクを挟持する第3ロツク部材と
を有していることを特徴とするスペアタイヤキヤ
リアを提案する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図乃至第3図において、車体の後部を構成
するバツクドア1には本考案に係るスペアタイヤ
キヤリア2によつてスペアタイヤ3が支持されて
いる。
スペアタイヤキヤリア2は第3図に明示する如
くキヤリア本体4、後述する脚部5、ロツク装置
6、およびハンドル7を有している。キヤリア本
体4は、スペアタイヤ3を車体に支持した状態で
ほぼ上下に平行に延び、連結棒14を介して互い
に固定された一対の中空パイプ8と、これらのパ
イプ8に固着されたタイヤ保持部9を有し、この
保持部9上にスペアタイヤ3が保持されている。
またパイプ8の上部には上述のハンドル7が矢印
A方向に回動自在に枢支され、このハンドル7は
通常第1図乃至第3図に示す位置にロツクされ、
スペアタイヤ3の上部に当接している。このため
タイヤ3はその上下をハンドル7と保持部9とに
よつて挾持された状態で保持される。
脚部5は、上述の一対のパイプ8の下部に、そ
の軸線方向に摺動自在に嵌合した一対の支柱10
(第5図参照)を有し、その下部にはキヤスタ1
1が回転自在に支持されている。第1図および第
2図に示すようにスペアタイヤ3を車体に支持し
た状態では脚部5の両支柱10はパイプ8内に収
容され、脚部が縮められた状態にある。このと
き、カメラを支持する三脚の固定リングと同じく
構成されたリング12を締め付けることによつ
て、両支柱10を第1図および第2図の収容位置
にロツクすることができる。このように、リング
12が、脚部5をキヤリア本体4に対して不動に
固定するロツク部材を構成している。
一方、バツクドア1には一対の支持ブラケツト
13が固着され、この上にタイヤ保持部9の横棒
9aと、一対のパイプ8を連結する連結棒14が
支持されている。このようにスペアタイヤ3を車
体に支持したとき、キヤリア本体4が支持ブラケ
ツト13に保持され、結局キヤリア2がバツクド
ア1に支持される。しかも次に詳細を説明するロ
ツク装置6によつて、スペアタイヤ3がキヤリア
本体4に対してロツクされ、しかもキヤリア本体
4がドア1、すなわち車体に対してロツクされ
る。
ロツク装置6は第2図および第4図に詳細を示
すように、回転軸16と、これに固定された操作
つまみ15と、回転軸16に一体に固定された第
1、第2および第3ロツク部材17,18,18
aを有している。またバツクドア1の外板には第
3図に示すように箱状に形成されたロツク板19
が固着され、このロツク板19には一対の切欠2
0を有する係止孔21が形成されている。
回転軸16は、第2図から判るようにキヤリア
本体4の一対のパイプ8に固定された支持板22
に形成された孔25と、車体に対して支持された
スペアタイヤ3のデイスク24の中心孔26と、
ロツク板19に形成された係止孔21を貫通し、
つまみ15は支持板22の車体後方側の外面に接
している。タイヤ3が車体に保持されていると
き、つまみ15は第1図乃至第3図に示し、かつ
第4図に実線で示したロツク位置を占め、支持板
22に記入された「ロツク」の位置に合せられて
いる。その際第1ロツク部材17はロツク板19
の内部に入り込み、しかもその係止孔21の切欠
20に合致していない第4図に実線で示す角度姿
勢を保ち、ロツク板19の車体側の面に当接して
いる。このため第1ロツク部材17は係止孔21
から抜け出ることはなく、キヤリア本体4が車体
に対してロツクされる。また第2ロツク部材18
もタイヤデイスク24の内側面、すなわち車体側
の面に当接して第4図に実線で示す角度姿勢をと
り、デイスク24の孔26に形成された切欠27
に合致していない。したがつて第2ロツク部材1
8も孔26から抜け出ることが阻止され、このと
き第3ロツク部材18aはデイスク24の車体に
面する側と反対側の面に当接し、よつてデイスク
24が第2および第3ロツク部材18,18aの
協働作用により挟持され、スペアタイヤ3がキヤ
リア本体4に対してロツクされる。
上述の如くスペアタイヤ3はロツク装置により
キヤリア本体4に、またキヤリア本体4は車体に
ロツクされて支持され、よつてタイヤ3は安全に
車体に固定された状態で支持される。
タイヤ交換等の目的でスペアタイヤ3を取り外
すときは、先ずハンドル7を第2図における時計
方向に回動して第5図に示す位置にもたらす。ま
た脚部5用のリング12を回動して脚部5のロツ
ク状態を解除し、その支柱10を下方に引き出し
て脚部5をパイプ8に対して下方に摺動させ、キ
ヤスタ11を地面上に接地し(第5図)、再びリ
ング12を回わして脚部5をキヤリア本体4に対
してロツクする。次いで、操作つまみ15を支持
板22に記入された「ボデイオフ」のところまで
回転する。これによりつまみ15とロツク部材1
7,18,18aは第4図に実線で示した位置か
ら鎖線で示した位置まで所定の第1の角度αを回
転し、第1ロツク部材17がロツク板19の係止
孔21に連続して形成された切欠20に合致す
る。このため、キヤスタ11を地面上にて転動さ
せながら、キヤリア2を車体から離れる方向に引
けば、第1ロツク部材17がロツク板19を通過
し、キヤリア2を車体から離間させることができ
る。このとき第2ロツク部材18も第4図に鎖線
で示す位置に回動しているが、このロツク部材1
8は未だデイスク24の孔20の切欠27に合致
せず、タイヤ3はキヤリア本体4にロツクされた
ままである。したがつてキヤリア2はタイヤ3を
保持したまま車体から離れる。
次に再度リング12を回わして脚部5のロツク
を解除すると、スペアタイヤ3の重さ等により脚
部5の支柱10はパイプ8の内部に押し込まれ、
脚部5は縮められた状態に戻される。よつて作業
者は第6図に示すようにハンドル7のグリツプ7
aを握つて、キヤスタ11を地面上に転動させな
がら、タイヤを運搬することができる。タイヤ3
を所定の場所まで運んだ後、操作つまみ15によ
つて回転軸16とロツク部材17,18,18a
を第4図に破線で示す位置まで、先の第1の角度
αからさらに第2の角度βだけ回転させ、つまみ
15を「フリー」の表示に合せれば、第2ロツク
部材18がスペアタイヤ3のデイスク24の中心
孔26に連続して形成された切欠27に合致し、
第2ロツク部材18が孔26を通過できる状態な
るため、タイヤ3をキヤリア2からそのまま外す
ことができる。このようにスペアタイヤ3を車体
から取り外し、これを運搬する間、作業者はタイ
ヤ3に手を触れずにすみ、手や衣服を汚す恐れが
ない。しかもタイヤをキヤリア2に保持したま
ま、キヤスタ11によつて楽に運搬することがで
きる。
タイヤ3を車体に取り付けるには、上述した作
業と逆の操作を行えばよいことは当然であり、こ
のときもタイヤを簡単に運搬し、かつ手や衣服を
汚さずに作業を遂行できる。
本考案に係るスペアタイヤキヤリアの装着個所
はバツクドアに限らず、他の適宜な車体部分であ
つてもよいことは当然である。
効 果 本考案によれば、ロツク装置の操作つまみを回
わすという簡単な操作でスペアタイヤを楽に車体
から取り外し、また取り付けることができ、しか
もその運搬もキヤスタによつて楽に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はスペアタイヤを車体に支持したときの
車両後部を示す斜視図、第2図は第1図の−
線断面図であつて、スペアタイヤを鎖線で略示し
た図、第3図は第1図に示した車体とスペアタイ
ヤとキヤリアを分解して示した分解斜視図、第4
図はロツク装置の分解斜視図、第5図は車体から
タイヤを取り外すときの操作を示した斜視図、第
6図は車体から取り外したタイヤを運搬する状況
を示した斜視図である。 2……スペアタイヤキヤリア、3……スペアタ
イヤ、4……キヤリア本体、5……脚部、6……
ロツク装置、8……パイプ、9……タイヤ保持
部、10……支柱、11……キヤスタ、13……
支持ブラケツト、14……連結棒、15……操作
つまみ、16……回転軸、17,18,18a…
…ロツク部材、19……ロツク板、20,27…
…切欠、21……係止孔、22……支持板、24
……デイスク、25……孔、26……中心孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スペアタイヤを車体に対して支持したとき、車
    体に固着された支持ブラケツトに保持され、かつ
    その状態でほぼ上下方向に延び、連結棒を介して
    互いに固定された一対のパイプとこれらパイプの
    下部に固着されてスペアタイヤを保持するタイヤ
    保持部とを有するキヤリア本体と、 前記一対のパイプの下部にその軸線方向に摺動
    自在に嵌合した一対の支柱を有する脚部と、 該脚部の下部に回転自在に支持され、脚部をパ
    イプに対して下方に摺動させたとき、地面に接す
    るキヤスタと、 前記脚部をキヤリア本体に対して不動に固定す
    るロツク部材と、 スペアタイヤをキヤリア本体に対してロツクす
    ると共に、キヤリア本体を車体に対してロツクす
    るロツク装置とを具備し、 該ロツク装置が、前記キヤリア本体の一対のパ
    イプに固定された支持板に形成されている孔、車
    体に対して支持されたスペアタイヤのデイスクの
    中心孔、及び車体に固着されたロツク板に形成さ
    れている係止孔を貫通する回転軸と、該回転軸に
    固着された操作つまみと、回転軸に固定され、か
    つ前記ロツク板の車体側の面に当接してキヤリア
    本体を車体に対してロツクすると共に、キヤリア
    本体を車体から離脱させるべく、前記操作つまみ
    によつて前記回転軸を第1の角度だけ回転させた
    とき、ロツク板の係止孔に連続して形成された切
    欠に合致して該ロツク板に対する通過を許容され
    る第1ロツク部材と、前記回転軸に固定され、か
    つスペアタイヤのデイスクの車体側の面に当接し
    てスペアタイヤをキヤリア本体に対してロツクす
    ると共に、スペアタイヤをキヤリア本体から外す
    べく、前記操作つまみによつて前記回転軸を前記
    第1の角度からさらに第2の角度回転させたと
    き、スペアタイヤのデイスクの中心孔に連続して
    形成された切欠に合致して該デイスクに対する通
    過を許容される第2ロツク部材と、前記回転軸に
    固定され、かつスペアタイヤをキヤリア本体に対
    してロツクしているとき、デイスクの車体に面す
    る側と反対側の面に当接し、前記第2ロツク部材
    と協働してデイスクを挟持する第3ロツク部材と
    を有していることを特徴とするスペアタイヤキヤ
    リア。
JP1985184001U 1985-11-29 1985-11-29 Expired JPH0344626Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985184001U JPH0344626Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985184001U JPH0344626Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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Publication Number Publication Date
JPS6290892U JPS6290892U (ja) 1987-06-10
JPH0344626Y2 true JPH0344626Y2 (ja) 1991-09-19

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ID=31131260

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JP1985184001U Expired JPH0344626Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57184066U (ja) * 1981-05-19 1982-11-22

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JPS6290892U (ja) 1987-06-10

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