JPH0344568A - 直読精密ディジタル容量計 - Google Patents
直読精密ディジタル容量計Info
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- JPH0344568A JPH0344568A JP17948789A JP17948789A JPH0344568A JP H0344568 A JPH0344568 A JP H0344568A JP 17948789 A JP17948789 A JP 17948789A JP 17948789 A JP17948789 A JP 17948789A JP H0344568 A JPH0344568 A JP H0344568A
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 16
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 8
- 229920000136 polysorbate Polymers 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 4
- 239000013598 vector Substances 0.000 description 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
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- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、高周波(IMIIZ)用ディジタル容量計に
関し、特に、本出願と同一出願人の出願に係る特願昭6
2−37663号明細書に記載された直読精密ディジタ
ル容量計の第1図または第2図におけるC−v変換器の
改良に関する。
関し、特に、本出願と同一出願人の出願に係る特願昭6
2−37663号明細書に記載された直読精密ディジタ
ル容量計の第1図または第2図におけるC−v変換器の
改良に関する。
従来の技術
従来用いられているC−■変換回路としては、前記特願
昭62−37663号明細書に記載されている如き第8
図、第9図(第9図は第8図の等価回路)に示す回路が
一般に使用されている。
昭62−37663号明細書に記載されている如き第8
図、第9図(第9図は第8図の等価回路)に示す回路が
一般に使用されている。
しかしながら、周波数IMH2のような高周波を使用す
る場合には現在市販されている演算増幅器(以下オペア
ンプと略記する)では十分大きな利得(以下ゲインと記
する)が得られず、従って、オペアンプの入力側から見
たインピーダンスZiは無視し得る程小とならず、l/
ωCx>>Ziが成立し難い、この為に、被測定容量C
X対出力の直線性を阻害し、またIlp端子とcp端子
間に入る容量Cの影響による容量計の指示変化が大きく
、容量計としての性能を劣化させている。以下その要因
について詳細に説明する。
る場合には現在市販されている演算増幅器(以下オペア
ンプと略記する)では十分大きな利得(以下ゲインと記
する)が得られず、従って、オペアンプの入力側から見
たインピーダンスZiは無視し得る程小とならず、l/
ωCx>>Ziが成立し難い、この為に、被測定容量C
X対出力の直線性を阻害し、またIlp端子とcp端子
間に入る容量Cの影響による容量計の指示変化が大きく
、容量計としての性能を劣化させている。以下その要因
について詳細に説明する。
−mに、第10図に示すような反転型オペアンプの帰還
回路にRfなる抵抗が接続されている場合に、高周波に
おける入力インピーダンスZiは次の式で求められる。
回路にRfなる抵抗が接続されている場合に、高周波に
おける入力インピーダンスZiは次の式で求められる。
#O
但しAo: DCオープンループゲイン曽。:第11図
のオープンループゲイン周波数特性における3dB低下
の角周波数 、’、Zi= O 1) ― 1+j − ω0 従って、第10図における等価インピーダンスZiの抵
抗分R、リアクタンス分XLは次の(1)、(2)式%
式% (1)、(2)式より現状の高周波用オペアンプの最高
のものに適用してみると、 Rf= 8 KΩで”−・−(200pFレンジ)xt
= 100〜200Ω程度 R=3〜6Ω Rf=8000では・・・・・・(200pF、200
0pFレンジ〉XL= 10〜20Q R= 0.3 〜0.6 Ω となり、これを直読型容量計としたときに、第12図(
a)、(b)に示すように Rf=800ΩでCx=200pFフルスケールRf=
8にΩでCx=20pFのフルスクールリアクタンスX
Lの影響により、Xt=0としたときに対し フルスケールで約+2% 1/2スケールで約+1% 1/10スケールで約+0.2% の誤差となり、直線性が悪くなる。
のオープンループゲイン周波数特性における3dB低下
の角周波数 、’、Zi= O 1) ― 1+j − ω0 従って、第10図における等価インピーダンスZiの抵
抗分R、リアクタンス分XLは次の(1)、(2)式%
式% (1)、(2)式より現状の高周波用オペアンプの最高
のものに適用してみると、 Rf= 8 KΩで”−・−(200pFレンジ)xt
= 100〜200Ω程度 R=3〜6Ω Rf=8000では・・・・・・(200pF、200
0pFレンジ〉XL= 10〜20Q R= 0.3 〜0.6 Ω となり、これを直読型容量計としたときに、第12図(
a)、(b)に示すように Rf=800ΩでCx=200pFフルスケールRf=
8にΩでCx=20pFのフルスクールリアクタンスX
Lの影響により、Xt=0としたときに対し フルスケールで約+2% 1/2スケールで約+1% 1/10スケールで約+0.2% の誤差となり、直線性が悪くなる。
また、治具や測定システム等を用いたときに必然的に入
る11ρ端子とアース間の容量Cによる誤差ηは近似的
に となり、C= 100pFとすると、誤差ηは約+lO
%と大きな値となる。
る11ρ端子とアース間の容量Cによる誤差ηは近似的
に となり、C= 100pFとすると、誤差ηは約+lO
%と大きな値となる。
また、C−v変換器の帰還回路のRfは原理的には安定
な素子であればどのような素子を使用してもよい。
な素子であればどのような素子を使用してもよい。
第13図(a)、(b)は帰還回路に容fiCfと抵抗
Rfを並列に挿入した場合の回路構成とその等価回路を
示す図である。
Rfを並列に挿入した場合の回路構成とその等価回路を
示す図である。
第13図(a)、(b)において、このときのインピー
ダンスZiはτ= CfRfがlXl0−6以上ではと
なり、これを前記と同じオペアンプに適用すると各レン
ジにおいては次のようになり RXI。
ダンスZiはτ= CfRfがlXl0−6以上ではと
なり、これを前記と同じオペアンプに適用すると各レン
ジにおいては次のようになり RXI。
CX”200PFL/ ンジ−Cr=200pF 1
0−20Ω0.6−0.3ΩC,=20pFレンジ・・
・・Cf=20PF 100〜200Ω6〜3Ω抵抗
とりアクタンス分はRf型の場合と反対になり、抵抗R
分が大きくリアクタンス分が小さくなり、これを容量計
(以下Cメータと記する)としま た場合には、 に対し−XLが小さいのでこの・C
X て直角ベクトル和となるので、誤差は小さい、しかしな
がら、測定ケーブルを用いた場合、20 pFレンジで
はRが100〜200Ωとなるので、インピーダンス5
0Ωの同軸ケーブルを用いたときに大きな誤差となり、
またアンプ個々のゲイン差により誤差が変わり不具合を
生ずることが計算値、及び実験の結果より明らかとなっ
た。この計算式を示すと以下の通りである。
0−20Ω0.6−0.3ΩC,=20pFレンジ・・
・・Cf=20PF 100〜200Ω6〜3Ω抵抗
とりアクタンス分はRf型の場合と反対になり、抵抗R
分が大きくリアクタンス分が小さくなり、これを容量計
(以下Cメータと記する)としま た場合には、 に対し−XLが小さいのでこの・C
X て直角ベクトル和となるので、誤差は小さい、しかしな
がら、測定ケーブルを用いた場合、20 pFレンジで
はRが100〜200Ωとなるので、インピーダンス5
0Ωの同軸ケーブルを用いたときに大きな誤差となり、
またアンプ個々のゲイン差により誤差が変わり不具合を
生ずることが計算値、及び実験の結果より明らかとなっ
た。この計算式を示すと以下の通りである。
実際には(4〉式に示すインピーダンスZiにおいてリ
アクタンス分Xiはτを適当に選ぶことにより小さくす
ることができるのでこれを無視し、第14図に示すよう
にケーブル終端をRのみとすると、ZO1g で示され、 の指示誤差を示すと ケーブル長 0m R1160Ω 10 i^ 一誤差 O X (但しR=160Ωとする) 1 m 2 m 3 rn 160Ω 160Ω 160Ω −14,52Ω −29,100−43,67(1−0
,45% −1,77% −3,86% 合計指示誤差 −0,021 −0,65% −2,15% −4,43X また、個々のアンプゲイン数を一10%とすると、 ケーブル長 Om 1m 2m 3mR
1176G 176Q 176Ω 176Ω
Xi O−15,970−32,01G−48
,04QB −J差0 −0.56% −2,17X −4,
69Xx 合計誤差 −0,024% −0,78% −2,5
9% −5,31%となり、ケーブル4% Omではア
ンプゲイン差が一10%で殆ど指示誤差がないものでも
ケーブル長3mでは−5,3l−(−4,43)=−0
,88%となる。
アクタンス分Xiはτを適当に選ぶことにより小さくす
ることができるのでこれを無視し、第14図に示すよう
にケーブル終端をRのみとすると、ZO1g で示され、 の指示誤差を示すと ケーブル長 0m R1160Ω 10 i^ 一誤差 O X (但しR=160Ωとする) 1 m 2 m 3 rn 160Ω 160Ω 160Ω −14,52Ω −29,100−43,67(1−0
,45% −1,77% −3,86% 合計指示誤差 −0,021 −0,65% −2,15% −4,43X また、個々のアンプゲイン数を一10%とすると、 ケーブル長 Om 1m 2m 3mR
1176G 176Q 176Ω 176Ω
Xi O−15,970−32,01G−48
,04QB −J差0 −0.56% −2,17X −4,
69Xx 合計誤差 −0,024% −0,78% −2,5
9% −5,31%となり、ケーブル4% Omではア
ンプゲイン差が一10%で殆ど指示誤差がないものでも
ケーブル長3mでは−5,3l−(−4,43)=−0
,88%となる。
発明が解決しようとする課題
本発明は従来の上記実情に鑑みてなされたものであり、
従って本発明の目的は、従来の技術に内在する上記課題
を解決することを可能とした新規なディジタル容量計を
提供することにある。
従って本発明の目的は、従来の技術に内在する上記課題
を解決することを可能とした新規なディジタル容量計を
提供することにある。
課題を解決するための手段
上記目的を達成する為に、本発明に係る直読精密ディジ
タル容量計は、反転型オペアンプの帰還回路に抵抗(R
f)を挿入した方式のC−V変換器において、該オペア
ンプの入力端に直列に容量csを接続し該オペアンプの
入力インピーダンスZi二R+jXtのうちの大部分を
占めるリアクタンスJXi、をキャンセルし、小抵抗R
のみとするように構成され、その結果被測定容Jicx
に対する指示値のリニャリティ誤差を解消し、更にCメ
ータとして重要な性能の−っであるHp端子とアース間
に入る容量による指示変化をもなくし得たことを特徴と
する。
タル容量計は、反転型オペアンプの帰還回路に抵抗(R
f)を挿入した方式のC−V変換器において、該オペア
ンプの入力端に直列に容量csを接続し該オペアンプの
入力インピーダンスZi二R+jXtのうちの大部分を
占めるリアクタンスJXi、をキャンセルし、小抵抗R
のみとするように構成され、その結果被測定容Jicx
に対する指示値のリニャリティ誤差を解消し、更にCメ
ータとして重要な性能の−っであるHp端子とアース間
に入る容量による指示変化をもなくし得たことを特徴と
する。
更に、本発明は、既知の測定ケーブルを用いたときに三
つのケーブル中Hpケーブルの送端より見たインピーダ
ンスXiが wl Zi”:RfjZ(Itan − 1g になることによりCメツ夕の誤差の要因となるリアクタ
ンス分 を満足する容量cs″を前記容量CSに直列に接続して
構成され、しかして、ケーブル長による被測定容量のリ
ニアリテイ誤差及びHpケーブルの先端とアース間に入
る容量による指示変化を僅少となし得ることを特徴とす
る。
つのケーブル中Hpケーブルの送端より見たインピーダ
ンスXiが wl Zi”:RfjZ(Itan − 1g になることによりCメツ夕の誤差の要因となるリアクタ
ンス分 を満足する容量cs″を前記容量CSに直列に接続して
構成され、しかして、ケーブル長による被測定容量のリ
ニアリテイ誤差及びHpケーブルの先端とアース間に入
る容量による指示変化を僅少となし得ることを特徴とす
る。
実施例
次に本発明をその好ましい一実施例について図面を参照
しながら具体的に説明する。
しながら具体的に説明する。
第1図は本草1の発明の一実施例を示すブロック構成図
、第2図(a)、 (b)、 (c)は本発明の主要部
を示す回路構成図、等価回路である。
、第2図(a)、 (b)、 (c)は本発明の主要部
を示す回路構成図、等価回路である。
第1図を参照するに、本草1の発明の一実施例は、被測
定容量exに一定のAC信号電圧を印加する例えばI
Ml(ZのAC信号電源11及び変成器12と、被測定
容11cxに接続され該容量Cxに比例した出力電圧を
発生するC−V変換器13と−C−V変換器13の測定
側出力とAC信号電源11から得られる基準電圧を切替
えて出力する電子スイッチ14と、電子スイッチ14か
ら出力される電圧を増幅する飼えば1 gozの同調増
幅器15と、増幅器15のAC出力をDC電圧に変換す
るAC/DC変換器16と、AC/DC変換器16のD
C出力をディジタル信号に変換するA/D IR換器1
7と、該A/D変換器17の出力を表示する表示装置1
8とを含み構成される。
定容量exに一定のAC信号電圧を印加する例えばI
Ml(ZのAC信号電源11及び変成器12と、被測定
容11cxに接続され該容量Cxに比例した出力電圧を
発生するC−V変換器13と−C−V変換器13の測定
側出力とAC信号電源11から得られる基準電圧を切替
えて出力する電子スイッチ14と、電子スイッチ14か
ら出力される電圧を増幅する飼えば1 gozの同調増
幅器15と、増幅器15のAC出力をDC電圧に変換す
るAC/DC変換器16と、AC/DC変換器16のD
C出力をディジタル信号に変換するA/D IR換器1
7と、該A/D変換器17の出力を表示する表示装置1
8とを含み構成される。
電子スイッチ14は半導体素子SL 、S2.S3.S
4により構成され、半導体素子Sl、S2が測定側のと
きに°“ON” 、基準側のときには°’OFF ”
、半導体素子S3.S4が基準側のときに’ON”、測
定側のときに°“OFF ”となるように一定の周波数
により切替え作動させられて、測定側(M)と基準(レ
ファレンス)側(R)出力を交互に出力するものである
。
4により構成され、半導体素子Sl、S2が測定側のと
きに°“ON” 、基準側のときには°’OFF ”
、半導体素子S3.S4が基準側のときに’ON”、測
定側のときに°“OFF ”となるように一定の周波数
により切替え作動させられて、測定側(M)と基準(レ
ファレンス)側(R)出力を交互に出力するものである
。
しかして、被測定容量CXに比例した測定側出力は基準
電圧及び電子スイッチ14によって補償されて、同調増
幅器15、AC/DC変換器及びA/D変換器17を通
してディジタル信号に変換されて表示装置18に表示さ
れる。
電圧及び電子スイッチ14によって補償されて、同調増
幅器15、AC/DC変換器及びA/D変換器17を通
してディジタル信号に変換されて表示装置18に表示さ
れる。
上記構成によれば、C−V変換器のすぐ後に電子切替ス
イッチを設け、yi定側と基準側の出力を同一の増幅器
、AC−DC変換器、A/D変換器、即ち同一の経路を
通して伝送しているので、経年変化または部品の劣化等
により誤差を生ずることが回避される。
イッチを設け、yi定側と基準側の出力を同一の増幅器
、AC−DC変換器、A/D変換器、即ち同一の経路を
通して伝送しているので、経年変化または部品の劣化等
により誤差を生ずることが回避される。
半導体スイッチの17ノ替え時間は数100ns以下で
あり、測定時間には無視できる。最も時間のかかるのは
スイッチ切替えによる増幅器回路のセットリングタイム
であるが、周波数IM11□ではこれも200μs程度
にすることが容易なので、高速のA/D変換器を用いる
と全体の計測時間は1 @s程度とすることも可能であ
って、1000回/秒の高速計測が可能である。
あり、測定時間には無視できる。最も時間のかかるのは
スイッチ切替えによる増幅器回路のセットリングタイム
であるが、周波数IM11□ではこれも200μs程度
にすることが容易なので、高速のA/D変換器を用いる
と全体の計測時間は1 @s程度とすることも可能であ
って、1000回/秒の高速計測が可能である。
本草1の発明の特徴は、第1図において、被測定容量C
xの測定端子lipとC−V変換器13の入力端子との
間にL?iI償回路13が接続されていることである。
xの測定端子lipとC−V変換器13の入力端子との
間にL?iI償回路13が接続されていることである。
し補償回路13はC−■変換器13の入力側に直列に挿
入される容量CSと容1tcsに並列に接続された抵抗
R5により構成されている。抵抗ttsは、バイアス電
圧Eが被測定容量CXに加えられるようにするされる。
入される容量CSと容1tcsに並列に接続された抵抗
R5により構成されている。抵抗ttsは、バイアス電
圧Eが被測定容量CXに加えられるようにするされる。
本発明の上記構成によれば、第2図(a)→(b)→(
C)の等価回路に示すように、xL=l/ICsとする
ことによりリアクタンスxLを容量Csによって打ち消
し、同図(C)に示すようにオペアンプの入力インピー
ダンスZiを小抵抗Rのみとすることが可能となる。従
って、被測定容JiCxの指示値のリニアリティの改善
はもとより、11P端子−アース間に入る容JiCの影
響も大きく改善され、また測定ケーブルを用いたときの
影響も最少レンジ20pFレンジにおいてもRく数Ω(
200pFレンジにおいてはR〈0.数Ω)となるので
、1/41CX>>となり、これによる誤差は殆どなく
なる。更にまた増幅器間々のゲイン差による影響もなく
なる。
C)の等価回路に示すように、xL=l/ICsとする
ことによりリアクタンスxLを容量Csによって打ち消
し、同図(C)に示すようにオペアンプの入力インピー
ダンスZiを小抵抗Rのみとすることが可能となる。従
って、被測定容JiCxの指示値のリニアリティの改善
はもとより、11P端子−アース間に入る容JiCの影
響も大きく改善され、また測定ケーブルを用いたときの
影響も最少レンジ20pFレンジにおいてもRく数Ω(
200pFレンジにおいてはR〈0.数Ω)となるので
、1/41CX>>となり、これによる誤差は殆どなく
なる。更にまた増幅器間々のゲイン差による影響もなく
なる。
次に、測定ケーブルの影響について検討するに、第4図
においてケーブル(1)21による影響はaX端子Lp
点の電圧は被測定容量CXによって変化するが、基準電
圧用のケーブル<2)22が同じt、p点からとられて
いるのでケーブル(1)21と同じ変化をするから影響
はない。
においてケーブル(1)21による影響はaX端子Lp
点の電圧は被測定容量CXによって変化するが、基準電
圧用のケーブル<2)22が同じt、p点からとられて
いるのでケーブル(1)21と同じ変化をするから影響
はない。
ケーブル(2)22は第5図に示す送端電圧Esと受端
電圧ERの関係を考えればよい、即ち、Er
1 Z、・・・ケーブル特性インピーダンスで50ΩZ「・
・・本Cメータでは500Ω g・・・ケーブル長1 m λg・・・200 m (線路波長〉 とすれば、(7)式は λg となり、誤差は1 m =40.05% 2 m−+0
.2%であるがこれは基準側の電圧となるのでCメータ
としての誤差は負となる。
電圧ERの関係を考えればよい、即ち、Er
1 Z、・・・ケーブル特性インピーダンスで50ΩZ「・
・・本Cメータでは500Ω g・・・ケーブル長1 m λg・・・200 m (線路波長〉 とすれば、(7)式は λg となり、誤差は1 m =40.05% 2 m−+0
.2%であるがこれは基準側の電圧となるのでCメータ
としての誤差は負となる。
次に第4図におけるケーブル(3)23による影響は次
のようにして求められる。 C−V変換器は第12図の
方式でも第13図の方式でも入力インピーダンスZiは
Rのみとなし得るので、第6図のように置き換えられる
。この図において被測定容量CXに対する電流iRの関
係を求めればよい、これを求めるには先ずケーブル送端
から見たインピーダンスZiを求め、被測定容量CXの
インピーダンスに比べ無視し得る程小さいかを調べ(1
M誤差)、次に電流iにに対する電流iBの関係がケー
ブル長が0のときとjmでどう変化するかを計算すれば
よい。
のようにして求められる。 C−V変換器は第12図の
方式でも第13図の方式でも入力インピーダンスZiは
Rのみとなし得るので、第6図のように置き換えられる
。この図において被測定容量CXに対する電流iRの関
係を求めればよい、これを求めるには先ずケーブル送端
から見たインピーダンスZiを求め、被測定容量CXの
インピーダンスに比べ無視し得る程小さいかを調べ(1
M誤差)、次に電流iにに対する電流iBの関係がケー
ブル長が0のときとjmでどう変化するかを計算すれば
よい。
Zi(i)(誤差)
インピーダンスZiは次式で求められる。
(9)
C−V変換器が第2図(a)、(b)、(c)に示すよ
うに帰還回路をRfとし、入力インダクタンス消去用容
量C,を挿入した方式では抵抗Rは数Ω以下となるので
、ケーブル長3m以下では(9)式はλg となり、抵抗弁はRに等しく、リアクタンス分はRに関
係なくインダクタンスとなり、従ってレン^g ケーブルを用いたときに 1m・・・・・・1.571Ω 2m・・・・・・3.146Ω 3m・・・・・・4.726Ω で、これは増幅器の特性には左右されないケーブル長に
よってのみ決まる定数となし得るのでレンジにも関係し
ない。
うに帰還回路をRfとし、入力インダクタンス消去用容
量C,を挿入した方式では抵抗Rは数Ω以下となるので
、ケーブル長3m以下では(9)式はλg となり、抵抗弁はRに等しく、リアクタンス分はRに関
係なくインダクタンスとなり、従ってレン^g ケーブルを用いたときに 1m・・・・・・1.571Ω 2m・・・・・・3.146Ω 3m・・・・・・4.726Ω で、これは増幅器の特性には左右されないケーブル長に
よってのみ決まる定数となし得るのでレンジにも関係し
ない。
以上ケーブルを付したときの誤差をix誤差とすクトル
和となるので無視し得る程小さい。
和となるので無視し得る程小さい。
しかしながら、リアクタンス分によるものは、直接代数
的和になるので、誤差を生じ、例えば2000PFレン
ジで、の誤差は次の通りである。
的和になるので、誤差を生じ、例えば2000PFレン
ジで、の誤差は次の通りである。
4.726
3 m ・ x100%=+5.91%0
1000pFレンジではこの誤差の1/2となり、被測
定容量CXに逆比例して小となる。200ρFレンジで
はRfを等しくとった場合被測定容量Cxのリアクタン
スが10倍となるので、このケーブルによる誤差は1/
lOとなる。
定容量CXに逆比例して小となる。200ρFレンジで
はRfを等しくとった場合被測定容量Cxのリアクタン
スが10倍となるので、このケーブルによる誤差は1/
lOとなる。
また、誤差は物理的に決まる値であるから補正も可能で
ある。
ある。
la (in誤差)
第6図において
で求められる。(9)式でRがZo (50Ω)の1/
10以下であれば、 O8 λg となる、(12)式と(8)式は等しく18)式はケー
ブル2(基準側)による影響で誤差は(12)式と極性
が反対となるのでキャンセルされてOとなり、全ケーブ
ルの影響は(lO)式で示されるリアクタンス分による
ix誤差のみとなる。
10以下であれば、 O8 λg となる、(12)式と(8)式は等しく18)式はケー
ブル2(基準側)による影響で誤差は(12)式と極性
が反対となるのでキャンセルされてOとなり、全ケーブ
ルの影響は(lO)式で示されるリアクタンス分による
ix誤差のみとなる。
しかしながら、この誤差は補正可能とはいえ大きすぎる
ことと、更にCメータとして重要な性能である11ρ端
子とアース間に入る容量(c)の影響を劣化させる。
ことと、更にCメータとして重要な性能である11ρ端
子とアース間に入る容量(c)の影響を劣化させる。
このケーブルによる誤差をなくするには各ゲーλg
スをケーブルの先端に直列に挿入することで補正が達せ
られる。しかるに、ケーブル先端に挿入することはCメ
ータの横道上、また取扱上困難であるが、ケーブル終端
にはCメータの内部に入れられるので容易であり、ケー
ブル終端に挿入するとR 1n誤差(−)が生ずる。
られる。しかるに、ケーブル先端に挿入することはCメ
ータの横道上、また取扱上困難であるが、ケーブル終端
にはCメータの内部に入れられるので容易であり、ケー
ブル終端に挿入するとR 1n誤差(−)が生ずる。
x
1g Zo 1g
となり、この誤差は
1 m・・・・・・−0,05%
2m・・・・・・−0,2%
r
で−誤差と加えられるようになり、ケーブルによx
る全誤差は
1m・・・・・・−0,1%
2m・・・・・・−0,4%
となる、しかしながら、補償前に比べれば遥かに小さな
値となる。
値となる。
第3図はかくして得られたL補償回路とケーブル補償回
路を付した本草2の発明の具体的な回路構成図である。
路を付した本草2の発明の具体的な回路構成図である。
第3図において、容量cS I + cs2はレンジ切
替抵抗Rf、、Rr、に応じてL補償を行う為のもので
あり、L補償が完全がどうかを調べるにはケーブル補償
スイッチ(レンジ切替スイッチ) 20をOrnにし、
Hρ端子に高周波ミリボルトメータを接続して″ミリ
ボルトメータが最小値を示すように容Jics+。
替抵抗Rf、、Rr、に応じてL補償を行う為のもので
あり、L補償が完全がどうかを調べるにはケーブル補償
スイッチ(レンジ切替スイッチ) 20をOrnにし、
Hρ端子に高周波ミリボルトメータを接続して″ミリ
ボルトメータが最小値を示すように容Jics+。
C92を調整する。
ケーブル補償の適否を調べるにはミリボルトメータを1
1ρケーブルのCX端子側に接続して最小値をみればよ
い、抵抗R81〜R34はバイアス電圧が被測定容ic
xに与えられる為のものであり、実質値に選定すればよ
い。
1ρケーブルのCX端子側に接続して最小値をみればよ
い、抵抗R81〜R34はバイアス電圧が被測定容ic
xに与えられる為のものであり、実質値に選定すればよ
い。
発明の効果
本発明は以上の如く構成され、作用するものであり、本
発明によれば以下に示す効果が得られる。
発明によれば以下に示す効果が得られる。
第1の発明によれば、C−V変換器のオペアンプの入力
インピーダンスZi=R+jxLのうちの大部分を占め
るリアクタンスJXLをL補償用容量CSを用いてキャ
ンセルすることにより小抵抗Rのみとし、それによって
被測定容量C×に対する指示値のりニアリティ誤差を解
消することができ、更にCメータとして重要な性能の一
つであるlip端子とアース間に入る容量による指示変
化をもなくすことが可能となる。
インピーダンスZi=R+jxLのうちの大部分を占め
るリアクタンスJXLをL補償用容量CSを用いてキャ
ンセルすることにより小抵抗Rのみとし、それによって
被測定容量C×に対する指示値のりニアリティ誤差を解
消することができ、更にCメータとして重要な性能の一
つであるlip端子とアース間に入る容量による指示変
化をもなくすことが可能となる。
第2の発明によれば、前記l−補償用容1csに、Cメ
ータの誤差の要因となるリアクタンス分接続することに
より、ケーブル長による被測定容laxのリニアリティ
誤差及び++pケーブルの先端とアース間に入る容量に
よる指示変化を僅少になし得る効果が発生する。
ータの誤差の要因となるリアクタンス分接続することに
より、ケーブル長による被測定容laxのリニアリティ
誤差及び++pケーブルの先端とアース間に入る容量に
よる指示変化を僅少になし得る効果が発生する。
第1図は第1の発明の一実施例を示す回路構成図、第2
図(a)〜(c)は第1の発明を説明する為の回路図、
第3図は第2の発明の一実施例を示す回路構成図、第4
図〜第7図は第2の発明を説明する為の回路図、第8図
〜第14図は従来の技術を説明する為の回路図である。 11・・・電源、12・・・変成器、13・・・C−■
変換器、14・・・電子スイッチ、15・・・同調増幅
器、i6・・・AC/DC2換器、17・・・A/D*
fil!、18・・・表示装置、19・・・L補償回路
、20・・・レンジ切替スイ・ソチ、21・・・ケーブ
ルl、22・・・ケーブル2.23・・・ケープlし3
.2400.ケーブル補償回路
図(a)〜(c)は第1の発明を説明する為の回路図、
第3図は第2の発明の一実施例を示す回路構成図、第4
図〜第7図は第2の発明を説明する為の回路図、第8図
〜第14図は従来の技術を説明する為の回路図である。 11・・・電源、12・・・変成器、13・・・C−■
変換器、14・・・電子スイッチ、15・・・同調増幅
器、i6・・・AC/DC2換器、17・・・A/D*
fil!、18・・・表示装置、19・・・L補償回路
、20・・・レンジ切替スイ・ソチ、21・・・ケーブ
ルl、22・・・ケーブル2.23・・・ケープlし3
.2400.ケーブル補償回路
Claims (2)
- (1)、反転型演算増幅器の帰還回路に抵抗Rfを挿入
した方式のC−V変換器を有する直読精密ディジタル容
量計において、前記演算増幅器の入力端に直列に容量C
sを接続し、該演算増幅器の入力インピーダンスZi Zi=R+jX_L のうちの大部分を占めるjX_Lをキャンセルして小抵
抗Rのみとしたことを特徴とする直読精密ディジタル容
量計。 - (2)、前記演算増幅器の入力端に既知の測定ケーブル
を用いたときに三個のケーブルのうちHpケーブルの送
端より見たインピーダンスZi′ Zi′≒R′+jZ_0tan2πl/λg但しZ_0
:ケーブル特性インピーダンス l:ケーブル長 λg:線路波長 のうち容量計の誤差の要因となるリアルタンス分Z_0
tan・2πl/λg=l/ωCs′を満足する容量C
s′を前記容量Csに直列に接続したことを特徴とする
請求項(1)に記載の直読精密ディジタル容量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17948789A JPH0726986B2 (ja) | 1989-07-12 | 1989-07-12 | 直読精密ディジタル容量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17948789A JPH0726986B2 (ja) | 1989-07-12 | 1989-07-12 | 直読精密ディジタル容量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0344568A true JPH0344568A (ja) | 1991-02-26 |
JPH0726986B2 JPH0726986B2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=16066688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17948789A Expired - Lifetime JPH0726986B2 (ja) | 1989-07-12 | 1989-07-12 | 直読精密ディジタル容量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726986B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6345747B1 (en) | 1998-11-06 | 2002-02-12 | Sony Computer Entertainment, Inc. | Strap assembly |
-
1989
- 1989-07-12 JP JP17948789A patent/JPH0726986B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6345747B1 (en) | 1998-11-06 | 2002-02-12 | Sony Computer Entertainment, Inc. | Strap assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0726986B2 (ja) | 1995-03-29 |
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